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千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】
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170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/11(土) 01:18:44.84 ID:eiUj1FgPO
――――――――ゼロの方舟
聖良「いったい……」
理亜「どうすれば……」
希「……………………!!!」
ヴンッ!
フーパ「希!!!」スッ
希「!!!」
梨子「それは……!!」
善子「てんかいの……ふえ……!!?」
絵里「間違いないわ……」
海未「フーパ……それをどこで……」
フーパ「ひ、拾ったの!!」
花陽「ひ、拾った……?」
フーパ「えっとね……お、お城に落ちてて……」
ことり「もしかして……戦闘のショックで方舟から落ちて……?」
希「……かもね。それより……これがあれば……」
にこ「ユメノトビラを……ウルトラホールを閉じることが出来る……!!」
凛「けど……どうやって……」
グググ……
希「!!」
千歌「……っ!!」グググ……
ツバサ「千歌さん……!!」
海未「無理です……!!」
梨子「ダメ……!!起きれるはずないでしょ……!!」
善子「私とリリーでフラフラなのよ!?私たち以上の力を連発して……もう……!!」
千歌「ここまで……来たんだもん……」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/11(土) 01:36:53.27 ID:eiUj1FgPO
希「……!!!」
千歌「奇跡なら……何度でも……起こそう……っ!!」ガクッ
ガシッ……
リザードン「リザ……!!」
千歌「こんなところで……終われないよ……」ニコッ
絵里「眼が虚ろじゃない……」
真姫「いいから横になってなさい!!もう喋る気力も無いでしょ!!」
スッ……
曜「?」
ルビィ「親指と……人差し指を……?」
千歌「……みんなで……こうして、ね?♪」スッ……
鞠莉「……………………」スッ
花丸「……………………」スッ
果南「……………………」スッ
ルビィ「……………………」スッ
曜「……………………」スッ
ダイヤ「……………………」スッ
善子「……………………」スッ
梨子「……………………0……?」スッ
千歌「……♪0から……1へ……」スッ
8人「!!!」
千歌「……私たちの絆。私たち……やっと1になれたんだもん……。まだまだ……10にも……100にもなれるよ……。まだ……終わりじゃないよ……」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/11(土) 02:04:21.21 ID:VHMY3nKU0
ウルトラホールを自分たちで開けてネクロズマを呼び出して倒したら閉じる
つまり何者かがネクロズマの力を欲している?
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/11/11(土) 02:26:22.00 ID:eiUj1FgPO
パアア……
千歌「だって……可能性……感じたんだもん……」
パアアアアアアアア……
梨子「!!!」パアア……
曜「この光は……」パアア……
ルビィ「ルビィたちの身体が……」パアア……
善子「……!!!」パアア……
ダイヤ「なんて……あたたかな光……」パアア……
果南「なんだろう……この感覚……」パアア……
花丸「オラたちが……一つになったみたい……」パアア……
鞠莉「Amazing……」パアア……
千歌「……………………」パアア……
スウゥ……
穂乃果「みんなの身体から光が……」
スウゥ……
キイィィィン……
希「……………………」
パアアアアアアアア――――――――
スウゥゥゥゥ……
コオオオオオオオオオオ――――――――!
海未「あれは……まさか……!!!」
ことり「プレート……?」
希「最後のプレート……せいれいプレート……」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/11(土) 09:49:13.08 ID:GYc2WLMOO
>>169
「千歌…なれたのね…リザードンに…!!」になるのかなw
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/11(土) 14:50:21.28 ID:RVCcSY0q0
ウツロイド:CV川澄綾子
これだろ
意外性だと丹下桜
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/11(土) 18:18:50.31 ID:eiUj1FgPO
ダイヤ「せいれいプレート……」
梨子「私たちの中に……その欠片が……?」
花丸「いったいどういう……」
千歌「はぁ……はぁ…………梨子……ちゃ……ん……」
梨子「千歌ちゃん!?」
千歌「メロエッタを……」
梨子「……!!」
曜「メロエッタ……って……」
善子「まさか……あんた……!!」
千歌「お願い……時間……無い……」
梨子「……っ!!お願いっ、メロエッタ!!!」シュッ ポンッ!
メロエッタ「メロッ!!!」
梨子「方舟に……全てのプレート……てんかいのふえ……メロエッタ……。鍵は……全部揃ってる……!!」
果南「それって……」
鞠莉「まさか……千歌っち……」
千歌「もう……これしかない……」
ルビィ「!!!」
千歌「アルセウスの力で……ユメノトビラを閉じる……!!」
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/11(土) 18:37:32.73 ID:eiUj1FgPO
海未「アルセウスの力で……!?」
凛「出来るの……?」
希「たぶん……。アルセウスは万物を司る絶対神……。たとえそれがこの世界ならざるものでも、干渉する力を持つ……。でも……」
にこ「でも……なによ……」
穂乃果「……………………」
梨子「本気で言ってるの……?」
千歌「本気じゃなかったこと……ある?」ニコッ
梨子「……っ、だから……タチが悪いのよ……!!」グッ……
ルビィ「どういうこと……?」
善子「……リリーが懸念してるのは、奏者ね」
花丸「奏者……」
曜「私がそうだったみたいに……?」
善子「……………………」
梨子「奏者として適性があるのは……心に深い闇を抱いた人……もしくはウツロイド……ウルトラビーストと近い波長を持ったごく僅かな人間……。そして、今いるこのメンバーの中で……それに該当するのは千歌ちゃんと、よっちゃんの二人だけ……」
鞠莉「待って……それなら私も……」
梨子「曜ちゃんもそうだけど……今、二人にそれほどの闇があるとは思えませんし……思いません。ここにいる誰もがそう答えるはず……。ですから、必然的に前者は無いものとして考えています……」
曜「……!!」
梨子「だから残るのは二人……。だけど……」
花丸「奏者は……尋常じゃないほどのエネルギーを消費する……。だからウツロイドは……曜ちゃんに寄生しながら、最後まで自分でホールを開くことを躊躇っていた……」
果南「そっか……。梨子ちゃんはそれを……」
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/11(土) 18:52:06.44 ID:MpN5uI7v0
マサラ人「でもパルキアでも止められないような次元崩壊の危機には頼んでもないのに来てくれるいい奴なんだぜ!」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/11(土) 19:48:10.94 ID:eiUj1FgPO
梨子「そう……奏者はエネルギーの消費が激しい……。この……力が枯渇した満身創痍の状態で奏者を担えば……」
ルビィ「……………………!!!」
ダイヤ「……………………!!!」
善子「……なら、私がやるのが当然よね」
パシッ
フーパ「あっ!」
曜「善子ちゃん……」
善子「千歌よりも私の方が体力が残ってる。奏者を担ったくらいでどうこうならないわよ。それに……これも一つの贖罪にはなるでしょ」
パシッ
善子「!!?」
千歌「ダメだよ……♪」
善子「あんた……なにを……!!!」
千歌「奏者は……私がやる……」
ダイヤ「なっ!!?」
鞠莉「無理よ!!!」
花丸「千歌ちゃんはもう……」
千歌「限界なら……今までだって越えてきた……♪大丈夫だよ……♪」
果南「千歌……私たちは何度も千歌に助けられて……何度も千歌の奇跡を信じてきた……。でも……」
千歌「今回も……いつもとなんにも変わらないよ……♪いつもみたいに……奇跡を起こしてみせる……♪」
ルビィ「千歌ちゃん……やめて……」
千歌「おねがい梨子ちゃん……メロエッタの力を――――――――」
パシン――――――――――――――――
千歌「――――――――」
その場を沈黙させる……乾いた一つの音……
譲らない千歌の頬に張られた手……
それは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→梨子
偶数→曜
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/11(土) 19:57:37.98 ID:AUdqusHw0
あ
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/11(土) 20:49:14.28 ID:RVCcSY0q0
ここでようちかは熱すぎる
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/11(土) 23:37:57.19 ID:eiUj1FgPO
曜「――――――――!!!」
千歌「――――――――」
梨子「曜……ちゃん……」
曜「この……っ!!!バカ千歌!!!」
千歌「……っ!!」
曜「みんなが……みんながこんなに千歌ちゃんのこと心配してるのに……!!!なんでわからないの!!!?」
ルビィ「っ、曜ちゃ――――――――」
バッ
善子「……………………」
ルビィ「……っ」
千歌「……ムチャなのはわかってるよ。でも……でも……」
曜「わかってない!!!千歌ちゃんはなにもわかってないよ!!!千歌ちゃんがいたから……みんなここまで来れた……!!!千歌ちゃんに助けられて……憧れて……!!!これ以上無いくらいのものをもらった……!!!そんな千歌ちゃんが……自分を犠牲にしてまで私たちを守ろうとしてる……!!!そんなの誰が喜ぶの!!!」
千歌「でも……そうしなきゃ……」
曜「――――――――っ!!!!!」ブチッ!
ガシィッ!
千歌「……!!!」
ダイヤ「っ!!」
果南「ダイヤ」
ダイヤ「しかし……」
果南「……………………」フルフル
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/12(日) 00:00:26.43 ID:vAL1vbUAO
曜「いい加減に……してよ……!!!」
千歌「……………………っ」
ポロッ
千歌「……!!」
曜「みんな……優しいから……言わないだけなんだよ……」ポロポロ……
スッ……
曜「今までだって……ずっとギリギリだったじゃん……。奇跡を起こしたときは……ずっと……傷だらけになってたんだよ……?このまま……ムチャしたら……千歌ちゃん……死んじゃうかもしれないんだよ……?」ポロポロ……
千歌「曜ちゃん……」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/12(日) 00:05:46.25 ID:y02K2HDi0
今週の話と奇跡のマッチング
もう何かするたびに人が肉体的ダメージ受けるのが当たり前になってる厳しい世界
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/12(日) 01:22:52.98 ID:vAL1vbUAO
曜「せっかく……九人揃ったのに……!!Aqoursになったのに……!!そんなの……イヤだよ……」ポロポロ……
千歌「……………………」
ギュッ……
千歌「……………………ゴメン」
曜「ヒグッ……グスッ……!」
梨子「……なにか、方法があるはずよ。なにか……」
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
花丸「……………………」
果南「……………………」
ルビィ「……………………」
ダイヤ「……………………」
希「……一つだけ……考えがある」
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/12(日) 07:54:23.64 ID:y02K2HDi0
土管「スクールアイドルの諸君!跡は私に任せたまえ!私なら心に闇抱えまくってるし残機がある限り蘇れるぞオオオオオオオオ!!!!!」
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/12(日) 09:21:35.39 ID:vAL1vbUAO
絵里「希……?」
穂乃果「考えって……?」
希「……Aqoursの九人……全員が奏者になること」
海未「!!?」
ことり「!!?」
梨子「私たち……」
鞠莉「全員で……?」
真姫「どういうことよ、それ……」
希「……今、奏者の役割を果たせるのは、満身創痍の千歌ちゃんと善子ちゃんだけ。エネルギー消費の激しい奏者を担うには余りにも危険……。なら、一人にかかるその負担を九人で分散することで軽減すれば……」
花丸「そんなことが可能なの……?」
ダイヤ「どうやって……」
善子「……まさか」
希「そう。Aqoursのメンバーで、キズナ現象を発動させる……」
千歌「私たち……で……?」
曜「キズナ現象を……?」
にこ「ちょっと待ちなさいよ……。キズナ現象っていうのは、人間とポケモンが完ぺきにシンクロしてやっとたどり着ける境地なんでしょ……?それを人間同士で……それも九人でなんて余りにも荒唐無稽よ」
希「わかってる……。けど、それはあくまでも"戦闘"を目的とした事象……。うちが言ってるのは……目的を持って一つになる集団のこと……」
凛「……?」
海未「拡大的な解釈……ですか。キズナ現象を以て……"一つになる"ことを目的とするという……」
花陽「り、理屈はわからなくもないけど……」
絵里「それでも無理よ……。体力も底をついてる状態で……通常なら一対一で行うキズナ現象を九人で……。前例が無いわ……」
希「前例が無い道を、千歌ちゃんたちは乗り越えてきた。違う……?」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/12(日) 09:37:19.55 ID:EIEtirSI0
オリジナル要素含んでるのにここまで面白いクロスは珍しい
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/12(日) 12:02:02.28 ID:Cin1UetW0
>>186
つバグヴァイザーU
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/12(日) 23:39:12.01 ID:vAL1vbUAO
にこ「……出来る確証は無いわ」
希「それは……みんな次第よ……」
穂乃果「……………………」
希「千歌ちゃん……。みんな……。どう?」
梨子「どうって……」チラッ
曜「……………………」
梨子「……………………」
曜「……私はもう、言いたいこと言っちゃったから。これでわからない千歌ちゃんじゃないって、ちゃんとわかってる。今の話を聞いて……ううん、千歌ちゃんがどうするか……なんて……」
千歌「……………………」
ダイヤ「確証は無い……。ですが、可能性は0じゃない」
果南「あれを壊すとかより、ずっと前向きな考えだよね」
鞠莉「千歌っち」
千歌「……………………!!」
鞠莉「曜の言ったとおり……私たちの誰一人、あなたが死ぬことなんて願ってないし、そんなこと絶対に赦さない。……生きてこそ未来、でしょ?」ニコッ
千歌「鞠莉ちゃん……」
花丸「もちろん、マルも賛成ずら♪」
ルビィ「右に同じ♪」
善子「ヨハネの名にかけて♪」
千歌「みんな……」
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/13(月) 01:02:07.30 ID:FOjaUi+CO
梨子「……私もみんなと同じよ」
千歌「梨子ちゃん……」
梨子「言いたいことは曜ちゃんが全部言ってくれたし。ていうか、曜ちゃんがひっぱたいてなかったら、私が千歌ちゃんのことを叩いたわよ」
千歌「ぅ……」
梨子「千歌ちゃんと出会った過去があって、千歌ちゃんが引っ張ってきた現在(いま)がある。この先に……千歌ちゃんがいない未来なんてありえないわ」クスッ
千歌「……………………」
梨子「やりましょう。私たちで。この九人で!!」
曜「うん。一か八か……!!」
千歌「……うん!!」
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/13(月) 01:37:59.21 ID:FOjaUi+CO
希「覚悟はいいみたいやね」
千歌「……………………」コクン
リザードン「リザ……」
千歌「大丈夫だよ……リザードン。パートナーでしょ。信じてよ……♪」ニコッ
リザードン「……リザッ!!」
千歌「にししっ……♪」
曜「千歌ちゃん」スッ
梨子「♪」スッ
千歌「うん」スッ
ギュッ
ギュッ
千歌「みんなも♪」
鞠莉「ん♪」
ダイヤ「はい♪」
果南「うん」
ルビィ「うゆっ♪」
花丸「ずらっ♪」
善子「ギラン♪」
ギュウッ
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/13(月) 11:43:48.77 ID:8bp4Zs0SO
イチカバチーカ
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/13(月) 19:26:16.30 ID:FOjaUi+CO
ことり「……………………!」
ポンッ
穂乃果「きっと大丈夫だよ。私はそう信じてる」
海未「そうですね……。信じるしかありません……」
千歌「みんな、準備はいい?」
梨子「この方法の核は、キズナ現象を使える私たちよ」
善子「わかってるわよ。みんなで一つの輪になって、ほぼ無理やりキズナ現象の力を流し込む」
梨子「バランスを保ちながら、キズナ現象の力でてんかいのふえとプレートの力を増幅させる」
メロエッタ「メーロッ!!」
梨子「メロエッタ、頼むわよ」ニコリ
メロエッタ「メロッ!!!」
千歌「よしっ……!!行くよ……!!」ボオッ……
梨子「うんっ!!」ギュオオ……
善子「ええっ!!」ズオオ……
花陽「始まった……!!」
真姫「頑張りなさいよ……!!」
梨子「始めるわよ……メロエッタ!!」
メロエッタ「メロォッ!!!」
梨子「いにしえのうた!!!」
メロエッタ「メーロ――――――――♪」
――――――――♪
――――――――♪
――――――――♪
――――――――♪
メロエッタ(SF)「メロ――――――――♪」
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/13(月) 19:37:49.84 ID:FOjaUi+CO
凛「ステップフォルム!!」
――――――――♪
――――――――♪
――――――――♪
――――――――♪
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
絵里「てんかいのふえと、全てのプレートが共鳴し始めた……!!」
にこ「ここからよ……!!」
善子「よし……!!」
梨子「ここからキズナ現象の出力を上げて……!!」
曜「っあ……!!」グラッ
梨子「!!」
花丸「身体……熱い……っ!!」
ルビィ「ルビィ……おかしくなっちゃう……!!んんっ!!」
ダイヤ「なんっ、ですの……この火照りは……んっ!!」
果南「これが……キズナ現象……っ!!こんな力……みんなは平然と……あぐっ!!」
鞠莉「あっ、はああ……っ!!」
善子「っ、千歌!!」
千歌「はあ……はあ……!!」
梨子「……………………!!」
善子「発動だけで……コントロールが全然出来てない……!!千歌の特異すぎる力に……みんながついていけてない……!!」
梨子「だけじゃない……!!これ……っ!!私たちに……千歌ちゃんが受けたダメージがリンクしてる……!!」
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/13(月) 19:47:23.41 ID:FOjaUi+CO
にこ「ダメージのリンク……!!キズナ現象が発動してる証拠ではあるけど……!!」
海未「デメリットです……!!それに、あの状態ではさらに出力を上げるなどとても……!!」
梨子「千歌ちゃん……!!意識をしっかり……!!」
善子「自分でやるって決めたんでしょ……っ!!あれだけ意気込んでおいて……!!限界なんて越えてみせなさいよ……!!」
千歌「……………………っ!!!」ボオオオ!
曜「熱い……千歌……ちゃ……っ!!」
梨子「こんな状態でも爆発するような力……!!私たちじゃフォローしきれない……!!」
――――――――♪
――――――――♪
メロエッタ「メロ――――――――♪」
希「……フーパ」
フーパ「!!」
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/13(月) 23:41:28.85 ID:SYnXJRyc0
>>195
この切羽詰まったシーンでもぶっこんで来る精神
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/14(火) 03:20:28.02 ID:+I4d+S4jO
海未「希……?」
ことり「なにを……」
希「うちに出来ることは、これくらいだから」スッ
真姫「いましめのツボ……!!」
希「やるよ、フーパ」
フーパ「うんっ!!」
コオオオオオオオ……
希「戒めを……解き放て……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴロゴロ……
ゴロゴロ……ピシャアッ――――!
聖良「これは……天候が変わるほどのエネルギー……」
理亜「フーパの戒めが解かれる……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
フーパ(解)「ガァアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」
ツバサ「ときはなたれたフーパ……!!」
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/14(火) 03:33:13.74 ID:+I4d+S4jO
花陽「け、けど……フーパの戒めを解いても……」
希「わかってる。フーパの能力はあくまでも、自在に空間を繋ぐもの。でもその力の根幹を担ってるのは"リング"。リングっていうのは循環の象徴。そしてときはなたれたフーパは、謂わばリングを司る魔神。そのフーパの力なら……!!」
穂乃果「力の循環をスムーズに出来る……?」
希「……!!」コクン
凛「けど、それって……今のAqoursのみんなに干渉するってことじゃ……。そうなったら、希ちゃんも危ないんじゃないの……?」
希「うちが淀みになるようなことはしない。あくまでもリングをイメージさせるサポートの役目を果たす。それに……」
千歌「っあああああああああああああ!!!!!」ボオオオオオ!
希「これくらい、ムチャでもなんでもない!!」
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/14(火) 06:30:28.89 ID:1RnI72oF0
もう人間の命賭けてるのが当たり前になってる・・・ポケモンってこんな物騒な世界なのか
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/14(火) 08:22:27.80 ID:WwkAmKgDo
当たり前にはなってないぞ
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/14(火) 08:23:42.46 ID:dSoyFur/O
人間もポケモンの一種と思えば
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/14(火) 19:13:09.07 ID:+I4d+S4jO
千歌「ぁあああああああああああ!!!!!」ボオオオオオオオオオオオ!
善子「っ!!」ズオオオオ……!
梨子「このままじゃ……!!」ギュオオ……!
キン――――――――!
よしりこ「!!!」
フーパ「フーパ、Aqours……助ける!!」
梨子「フーパ……!!」
善子「ときはなたれた姿……!?」
希「みんなはそのままキズナ現象を続けて!!」バッ!
フーパ「オオオアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キン――――――――!
ボオオオオオオオオオ――――――――!
ギュオオオオオオオオオ――――――――!
ズオオオオオオオオオ――――――――!
千歌「――――――――!!」
ルビィ「っ、あ……あれ……?」
果南「……!!」
梨子「これは……!!」
善子「力の循環に……さっきより滞りを感じない……!!」
ルビィ「スゴい……!なんだか、ずっと楽になった!!」
鞠莉「本当……。千歌っちの炎に焼かれそうだったのに……今はなんて穏やかなの……」
曜「これ……もしかしてフーパの……」
梨子「フーパのリングの力で、私たちに生じていたズレが矯正されてる……!!」
ダイヤ「これなら……!!」
善子「ええっ……!!千歌!!」
千歌「はあ……………………はあ……………………っ、思いっきり……!!!――――――――っ!!!!!」
ボオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!
梨子「私たちも……!!よっちゃん!!!」
善子「上げるわよリリー!!!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!
ズオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/14(火) 19:49:22.62 ID:+I4d+S4jO
メロエッタ「――――――――♪――――――――♪♪」
――――――――♪
――――♪
――♪
――――――――♪
凛「てんかいのふえが……!!」
海未「キズナ現象を以て……Aqours九人が奏者となった……!!」
ことり「プレートが反応してる……!!」
穂乃果「みんな……頑張れ……!!!」
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 01:06:25.97 ID:csAR+Dc9O
千歌(みんな……わかる……?)
曜(うん……。私たち……今、一つになってる……///)
梨子(言葉じゃなくて、手と手じゃなくて……もっと深い場所で繋がってる……///)
――――――――♪
花丸(心がポカポカするずら……///)
ルビィ(なんでだろ……自然とニコニコしちゃう……///)
善子(こんなときなのに……まったく能天気ね……///)
――――――――♪
――――――――♪
ダイヤ(ここまで……いろんなことがありましたわね……)
果南(うん。楽しいことや、ツラいこと……いっぱい……いっぱい……)
鞠莉(私が言えたことじゃないかもしれない……。でも、私……今一番、みんなを近くに感じてる……///私……みんなとAqoursになれて……本当に嬉しい……///)
――――――――♪
――――――――♪
――――――――♪
善子(なにこれが最後みたいに言ってんのよ)
鞠莉(善子……)
花丸(そうずら♪)
善子(これからもAqoursでいるために……私たちは前に進む。そうでしょ?)
鞠莉(……ええ///)
曜(これから……どんなことがあるのかな……?)
ルビィ(ルビィ、もっともっと……たくさんのポケモンに会ってみたい///)
梨子(見たことのない景色を見てみたい……///)
果南(いろんな人とバトルしたい……///)
ダイヤ(この九人で……もっと絆を深めたいですわ……///)
千歌(叶うよ……叶えてみせるよ。だって……私たちの冒険は、まだまだこれからなんだもん……///)
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 01:16:07.49 ID:fqaewEXSO
ワレワレハヒトツ
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 01:33:23.07 ID:csAR+Dc9O
鞠莉(この九人で……!!)
果南(ポケモンたちと一緒に……!!)
ダイヤ(誰も知らない景色を……!!)
善子(誰も知らない冒険を……!!)
ルビィ(ドキドキするような毎日を……!!)
花丸(夢を諦めない……!!)
梨子(絶対に叶うって信じ続ける……!!)
曜(私たちなら……!!)
千歌(どこまでだって行ける……!!どこまでだって行こう……!!私たちは――――――――)
Aqours「Aqoursだ――――――――!!!!!!!!!」
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 01:37:46.65 ID:csAR+Dc9O
パアアアアアアアアアアアア――――――――!
穂乃果「!!!」
海未「天から……光が……」
ことり「これ……てんかいのふえが落ちてきたときと同じ……」
絵里「それじゃ……!!」
にこ「!!!」
真姫「!!!」
凛「!!!」
花陽「!!!」
希「奇跡が……起きた……」
パアアアアアアアアアアアア――――――――!
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 01:39:41.19 ID:csAR+Dc9O
ゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
アルセウス「………………………………」
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 01:43:17.69 ID:R4NmwyMN0
いつからアルセウスが味方だと錯覚していた?
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 03:07:17.14 ID:csAR+Dc9O
ツバサ「アルセウス……」
聖良「この世界の……神……」
ボオオオオオオオオオ……
ボオオオオオ……
ボオオ……
フッ――――――――
千歌「……っ!!」
曜「キズナ現象が……!!」
梨子「千歌ちゃんもそうだけど……さすがに……限界……っ」
メロエッタ「メロッ!」
梨子「……ありがと、メロエッタ」ニコッ
善子「アルセウス……」
ルビィ「あれが……」
鞠莉「私たちが……求めていたもの……」
ダイヤ「なんて偉大さ……そして、神々しさなのでしょう……」
アルセウス「……………………」
千歌「……っ」ヨロッ
花丸「千歌ちゃん……!」
千歌「アルセウス……」
アルセウス「……………………」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 06:26:58.73 ID:F5FByMb40
これから・・・もうここまできたら全員お咎めなしだよ・・・ね?
事態の収拾にも貢献したしどごぞの土管社長も許されたように
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 07:59:18.15 ID:fqaewEXSO
>>197
は?
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 11:20:34.39 ID:csAR+Dc9O
千歌「はあ……はあ……。ユメノトビラを……ウルトラホールを閉じて……。そうしなきゃ……この世界が……メチャクチャになっちゃうの……。お願い……アルセウス。あなたの力を……貸して……」
アルセウス「……………………」
千歌「お願い……」
アルセウス「……………………」
千歌「……………………」
アルセウス「……………………」
千歌「アルセウス……」
アルセウス「なにも……」
千歌「!!!」
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 11:32:27.27 ID:csAR+Dc9O
アルセウス「なにも言わなくていい。全てを理解している。私を呼んだ理由も、意味も……全て……」
千歌「……………………」
アルセウス「千歌」
千歌「!!」
アルセウス「お前の……お前たちの望みを……叶えよう」スッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
曜「ユメノトビラが……」
梨子「閉じていく……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴ……
ゴゴ……
ガシャン――――――――――――――――
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 11:51:36.58 ID:csAR+Dc9O
穂乃果「ユメノトビラが……ウルトラホールが……閉じた……」
ツバサ「アルセウスが応えた……」
千歌「アルセウス……」
アルセウス「……………………」
千歌「ありが――――――――」
ガコン!
千歌「!!?」
花丸「っ!!?」
ルビィ「な、なに……!!?」
善子「方舟が……!!!」
アルセウス「私の力の源たるプレートが、私の元へと戻り、その効力を失った。プレートの力を動力としていたこの舟は間もなく落ちる」
果南「落ちるって……!!」
千歌「っ!!」
アルセウス「案ずるな」キン――――――――!
グラッ……!
ダイヤ「……方舟が……安定して……?」
アルセウス「このまま舟を近くの町の海に浮かべる。それが……この世界を救った者たちに対して私が出来る、せめてもの感謝だ」
千歌「アルセウス……?」
――――――――
――――
――
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 14:58:44.89 ID:R4NmwyMN0
結局希と千歌ママは何がしたかったんだ?UB倒したいだけならヨハネにウツロイド寄生させずに封印したままにすればよかったわけだからこんな騒ぎを起こす必要もないはず
まぁヨハネにウツロイドを寄生させたのがまた別の黒幕な可能性も捨てきれないけど
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/11/15(水) 19:36:35.17 ID:i57Z7to00
もうすぐ終わりそうな雰囲気。
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 21:18:19.19 ID:YaVCN1L1O
ネクロズマ(俺の扱い悪くね?専用技もらって○○○○化したのに)
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 23:57:42.04 ID:csAR+Dc9O
――――――――トチマ近海
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ザバァン……
ザブン……
果南「トチマの……海……?」
花丸「無事に帰ってこられたずら……」ホッ
ルビィ「うゅ……」ヘタッ
ダイヤ「大丈夫ですか?」
ルビィ「うん……なんだか力が抜けちゃった……」
ダイヤ「そういえば私も……」
鞠莉「んっ、なんだかドッと疲れた……かも……」
梨子「キズナ現象の後遺症……だけじゃないわね。九人が一つになったことで、蓄積したダメージや疲労も九人に分散したのかも……」
曜「それじゃ……」
千歌「たしかに……なんかちょっと元気になったかも!!」
善子「気楽なものね……」
果南「まさに痛み分けだね」クスッ
ダイヤ「元気そうですわね、あなたは」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 00:13:12.40 ID:ed7tTdChO
海未「みんな無事なようですね」
絵里「なによりだわ」
ことり「これで終わったんだね……」
穂乃果「うん。そうだね」
希「……………………」
千歌「……そうだ!!アルセウス!!」
アルセウス「……………………」
千歌「ありがとう、アルセウス。助かったよ♪」
曜「ち、千歌ちゃんっ!」アセッ
梨子「ポケモンだけど、一応神様なんだから……っ!」アセッ
千歌「ええ……」
アルセウス「かまわない。それに、感謝しなければならないのは私の方だ」
千歌「……?」
鞠莉「どういうこと……?」
果南「さあ……」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 00:38:35.85 ID:ed7tTdChO
アルセウス「お前たちのおかげで、この世界の均衡は保たれた。Aqours、μ's、A-RISE、Saint Snow……改めて、感謝しよう」
千歌「……………………!!」
曜「神様に頭を下げられるって……」
梨子「もしかして……今私たち、大変なことされてるんじゃ……」
アルセウス「頭を下げたくらいでは足りないくらいだ。それほどまでに、お前たちが退けた驚異は大きかった。ウルトラビースト……ネクロズマ……お前たちの力無くして、あれらを倒すことは成らなかっただろう」
善子「言葉を返すようだけど……この世界にどれだけの驚異が迫ってたとしても、あんたなら簡単にどうにか出来たんじゃないの?」
花丸「善子ちゃん!!?」
ルビィ「口が過ぎるよ!!?」
善子「だって本当のことじゃない」
アルセウス「それは出来ぬのだ、堕天使ヨハネ。いや、善子」
善子「なんで……私の名前……」
アルセウス「私は全てを知る者……全てを司る者。私とは、この世界自身。この世界が私なのだ」
千歌「……?」
善子「どういうことよ」
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 00:53:58.36 ID:mlFRrWij0
やっと解答編か、個人的には善子が曜に施した「ウツロイドに寄生されたまま意識を保つ方法」の内容が気になるところ
多分それも曜の適合率上げる為に吹き込まれたことなんだろうけど
しかしアルセ様はいきなり皆の名前呼んでくれるな、ウツロイドは結局名前呼んでくれなかったし
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 02:11:02.89 ID:ed7tTdChO
アルセウス「私という存在は、力の強大さ故に、完全な状態で永く顕現することで世界に歪みを生じてしまう可能性がある。だからこそ私は、私の力を複数枚のプレートへと分け、私自身の肉体をこの世界ならざる場所へと潜み、深き眠りについた。この世界に生きる者が、真に私を望み……てんかいのふえの音色によって目覚めるそのときまで」
ダイヤ「つまり……ご自身では今回の件を収束されるには及ばなかったと……?」
アルセウス「少し違う。しかしそう捉えていい。力の強大さにかまけ、事をお前たちに放任したのも一つの見解だ。しかし……それは運命だった」
千歌「運命……」
アルセウス「変えようのない予定調和。過去も、現在も、未来も……そのほとんどは決まっていた。こうなるべくしてある……この瞬間さえも」
梨子「ほとんど……?」
希「……………………」
アルセウス「多くは語るまい。それは、私の口から言うことではないだろうから。……私は、ずっとお前たちを見てきた」
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/11/16(木) 02:48:50.83 ID:ed7tTdChO
曜「ずっと……?」
ルビィ「見てた……?」
アルセウス「Aqoursよ……お前たちが苦難に立ち向かい……絆を信じ、未来を目指す輝き……。かつて……私が愛した者たちと姿が重なった……」
真姫「それって……」
花陽「もしかして……」
アルセウス「宇宙の創生から……あれほどまでに愛しく……尊く……人間に対して深い感情を抱いたことはなかった。長き歴史の中で、その数年は……私にとって一瞬……。しかし、何よりも充足感のある一瞬だった」
穂乃果「……だから、私たちにてんかいのふえを……?」
アルセウス「それが私が干渉出来る、唯一の方法だった。μ'sよ……私にとって、お前たちはまさに奇跡だった。その奇跡が今一度起きたのだ。μ's無き後……μ'sの後継者を担う者たちが現れた。千歌……お前たちAqoursだ」
千歌「……………………」
アルセウス「μ'sとは違う輝き……時代を照らす光……。私は心を動かされ……同じに安心した」
鞠莉「安心……?」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 03:37:08.29 ID:ed7tTdChO
アルセウス「この世界はまだ、可能性を秘めていると。そう実感した」
千歌「……………………」
アルセウス「願わくば、安定と安寧が永久に続くことを祈ろう。千歌」
千歌「?」
アルセウス「……どうすればみんなが笑って明日を過ごせる未来を作れるか。自分がしたいようにするのが正解だ」
千歌「!!!」
アルセウス「自分の心に正直でいれば、きっと夢は叶う。この輝きは、どんなに凍りついた心も解かす。どんな暗い闇も振り払う。自分を信じて、仲間を信じることで……光になれる」
千歌「それ……その言葉って……」
アルセウス「……………………」
パアアアアアアアアアアアア……
チカ「……………………」
ルビィ「ピギッ!!?」
花丸「ずらっ!!?」
曜「あ、アルセウスが……」
梨子「千歌……ちゃんに……!!?」
千歌「ジーズマガ神殿の……」
チカ「……………………」ニコッ
スウッ……
トンッ……
チカ「千歌」ボソッ
千歌「……!!」
チカ「また、未来で――――――――」
パアアアアアアアアアアアア――――――――!
フッ――――――――
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 06:52:35.24 ID:LY21IU3aO
アルセウス(公野櫻子)
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 16:03:29.42 ID:+Q1nsMDD0
まだオハラグループにウツロイドを渡したのが誰かわかってないな
エーテルが厳重に管理しているはずのUB、しかも最も危険なウツロイドを何故持っていて、何をしようとしていたんだろうな
それと世界を危機にさらしてまで暗躍していた希のことも気になる
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 18:28:04.93 ID:4FxreAr/0
ここで話が終わるならgoodendな感じか
真相解明のtureendへ至るにはさて、何が必要なのか
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 20:09:10.50 ID:ed7tTdChO
――――――――
――――
――
――――――――トチマタウン
――――――――トチマ旅館
千歌「クークー……んへへ、もう……それみかんじゃなくて私の………………クークー……」ムニャムニャ
ドタドタドタドタ……
バターンッ!
曜「おっはヨーソロー!!!」ゞ
千歌「クークー……」
曜「あ、起きないんだ」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 21:22:49.42 ID:+Q1nsMDD0
>>229
恐らくだけど希が時間を戻さずにちかっちがネクロズマを倒すことだと思う
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 22:26:07.70 ID:ed7tTdChO
梨子「千歌ちゃん起きた?」ヒョコッ
曜「ううん。起きない」
梨子「寝ぼすけね」クスッ
曜「昔からこうなんだよね」クスクス
千歌「クークー……」
曜「大変だったもんね……」
梨子「ええ。あれから三日……か」
曜「……………………」
――――――――
――――
――
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 22:31:11.84 ID:ed7tTdChO
――――――――三日前
――――――――トチマタウン
ザザン……
ザパァン……
鞠莉「……………………」
果南「鞠莉……」
鞠莉「約束だもの。逃げないわ」
ダイヤ「鞠莉さん。私も……」
鞠莉「ダメよ。ダイヤ」
ダイヤ「しかし……」
鞠莉「お願い」
ダイヤ「……………………」ギュッ
善子「ずら丸」
花丸「……なんずら?」
スッ
ルビィ「モンスターボール……」
善子「私がいない間、こいつらの面倒を見てほしいのよ」
花丸「……………………」
善子「罪の重さはわかってる。しばらくは会えないんだから、誰かに預けるしかないでしょ」
ルビィ「……………………」
花丸「……………………やっぱり、どうにもならないの?」
善子「どうにかしちゃいけないのよ。罪と向き合わないと、私は前に進めない」
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 22:39:47.68 ID:ed7tTdChO
千歌「……………………」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「やっぱり……二人とも……」
梨子「……穂乃果さんの力で、どうにかすることは出来ないんですか?」
穂乃果「それは……」
海未「……チャンピオンとは、あくまでもポケモンリーグに君臨する者。サミットの件は異例中の異例として……リーグ内においてあらゆる権限を持つチャンピオンといえど、今回の件は……」
ことり「最終的には、国際警察に判断が委ねられる……。もちろん、ことりたちも口添えはするよ。でも……」
千歌「そう……ですか……」
ブロロロロ……
キキッ……
真姫「みんな、来たみたいよ」
ガチャッ……
バタン……
にこ「国際警察のお出ましね……」
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 23:04:32.98 ID:ed7tTdChO
現れた国際警察……
車から降り現れたポケモンは……
安価下1
ポケモン(人型のみ)
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 23:05:11.30 ID:mlFRrWij0
バリヤード
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 00:01:09.61 ID:MUSBhyulO
バリヤード「バーリバーリ♪」
凛「バリヤード……?」
花陽「あれが……国際警察……?」
真姫「そんなわけないでしょ……」
千歌「……?」
曜「誰も降りてこない……ね……?」
千歌「うん……」
???「♪」
梨子「……………………」
???「♪」ニコニコ
梨子「!!!?」バッ!
???「♪」ニコニコ
梨子「うわああああっ!!?なに!!?おばけ!!?」ビクッ!
ようちか「おばけ!!!?」バッ!
よしまり「!!?」
ルビまる「!!?」
かなダイ「!!?」
???「おばけじゃないよ♪」
梨子「……っ!!?」
千歌「……!!!」
???「久しぶりね、千歌♪」
千歌「お母さん!!!?」
8人「お母さん!!!!?」
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 00:18:01.31 ID:GK8v+9Zs0
果たして彼女は敵なのか味方なのか…
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 00:31:40.56 ID:MUSBhyulO
バリヤード「バリィ♪」
千歌ママ「フフッ♪そうでーす、私が千歌の母です♪よろしくね♪あなたが梨子ちゃんね?美人だねー♪」
梨子「えっ、いやっ……それほどでも……あるかな……///」テレテレ
千歌「……………………」ジトー
梨子「はっ!!///」メノ・ノ◇・;リ
千歌「ていうか……なんでお母さんがここにいるの!!?カントーに行ってたんじゃ……」
千歌ママ「今回の件は私が担当なの。それでウラノホシに戻ってきたのよ」
曜「千歌ちゃんのお母さんが……担当……?」
千歌ママ「経緯は聞いてるよ。恵海ちゃんたちからね」
千歌「えみつんさんたちから……」
千歌ママ「大変だったね」ナデ
希「……………………」
千歌ママ「なんて、我が子を労うために来たわけじゃないって……みんなわかってることだよね」
千歌「……………………」
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 00:37:04.83 ID:GK8v+9Zs0
遂に真相解明か?真の敵は果たして誰なのか…
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 01:14:32.26 ID:MUSBhyulO
ザザン……
ザパァン……
千歌ママ「あなたたちが、善子ちゃんと鞠莉ちゃんね」
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「……………………」
千歌「待って!!!」
千歌ママ「……………………」
善子「千歌……」
鞠莉「千歌っち……」
千歌「二人とも……ちゃんと、自分のしたことがわかってる!!悪いことしたって、ちゃんと反省してるよ!!ほんの少し……すれ違って、ぶつかっちゃっただけなの……!!誰のせいとか……そういうのじゃないよ!!!」
花丸「……っ!!」
果南「千歌……!!」
千歌「だからお願い……!!二人を連れていかないで!!!」
千歌ママ「千歌」
千歌「っ!!!」ビクッ
千歌ママ「あなたの気持ちはわかる。衝突してわかり合った……大切な仲間だものね。けれど、国際警察が危険生物として定めたウルトラビースト……それがこのウラノホシに現れ、甚大な被害を及ぼした。あなたが考えている以上に、由々しき事態なのよ。そのうえ、自分たちだけでどうにかしようとした勝手な判断。さらにはチャンピオンとジムリーダーによる補佐と加勢……。さすがに目に余ると思わない?ね、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「……………………」
千歌ママ「チャンピオンとして、あなたの意見を訊きたいわ」
穂乃果「私の意見で、国際警察の決定が覆るなら」
千歌ママ「ありえないわ」
穂乃果「じゃあ……そのうえで。今回全員の罪を不問にして、全責任を私が負うことは出来ますか」
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 01:45:27.11 ID:MUSBhyulO
千歌「!!!?」
鞠莉「Just a moment!!なにを言ってるの!!?」
善子「あん……あなたが私たちの罪を肩代わりする意味なんてないでしょ!!?」
穂乃果「意味とかじゃない。そうしたいって、私が思ったの」
海未「穂乃果……」
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「……これが……次の時代を担うみんなに私が出来ることだって」
千歌ママ「チャンピオンとしての矜持……後進のために身を犠牲にする高尚な精神。立派だわ。畏怖にも似た尊敬を覚える。千歌にもそうなってほしいと……親として、一人のポケモントレーナーとして心から思うわ。でも……それとこれとは話が違う」
穂乃果「……………………っ」
千歌ママ「辛辣な物言いを赦してね、穂乃果ちゃん。事は、あなた一人ごときの進退で片が付くようなものじゃない」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 02:14:48.18 ID:MUSBhyulO
千歌「お母さん……」
千歌ママ「逃亡を試みてみる?あなたたちが束になったら、私なんて軽く捻り潰される自信があるわよ」
バリヤード「バリ」コクン
千歌ママ「尤も……逃げるつもりはないようだけど」
善子「……ええ。逃げない。罪は甘んじて受けるわ」
鞠莉「その代わり、私が巻き込んだみんなは見逃して」
ダイヤ「……………………!!!」
曜「……………………」
聖良「……………………っ」
理亜「……………………」ギュッ
千歌ママ「真っ直ぐな……いい目をしてるわ」
千歌「……っ、待って!!!」
千歌ママ「待たないわ。これ以上、反抗も反論も赦さない」
千歌「――――――――!!!」
千歌ママ「国際警察の名の下に告げます」
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 06:28:47.78 ID:PzUKSs280
連れて行った後どうするつもりなんだろうか
せいぜい監禁くらいか、流石に女の子に拷問は・・・ないよね?
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 11:04:13.10 ID:GK8v+9Zs0
そりゃ国際警察上層部のSMでの腐敗ぶりをみるにUBに寄生された人間として実験サンプルにされて死ぬまで人体実験とかじゃないの?
リーリエとグラジオも国際警察の目を欺くためにカントーにルザミーネを逃がしたっていう側面もあるわけだし
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:10:44.11 ID:MUSBhyulO
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「……………………」
スッ ゞ
千歌「!!?」
曜「!!?」
梨子「!!?」
花丸「!!?」
ルビィ「!!?」
ダイヤ「!!?」
果南「!!?」
鞠莉「!!?」
善子「!!?」
千歌ママ「ウルトラビーストの撃退、民間への警衛、及びウルトラホールの鎮静化に協力いただいたこと……国際警察を代表して慎んで感謝致します」
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:21:19.78 ID:MUSBhyulO
絵里「!!?」
にこ「ちょっと……どういうことよ……」
真姫「撃退……警衛……!?」
善子「な……なんの冗談よ!!」
鞠莉「わけがわからないわ!!」
千歌ママ「あなたたちは、私たちが危険と定めたウルトラビーストを、民間に危害が及ばないよう自分たちで食い止め、さらには力を合わせて撃退し、ウルトラホールの向こう側へと追いやった。その功績を称えているのよ」
善子「功績……!!?ふざけてるの!!?」
鞠莉「そうよ!!私たちは!!」
千歌ママ「私たちが肯定しているものを否定するのも、公務執行妨害と言える。そのことを念頭に置いて話しなさい、善子ちゃん、鞠莉ちゃん」
鞠莉「っ!!!」
善子「なにが……どうなって……」
海未「……横やりを失礼します」
千歌ママ「ソノダのジムリーダー……海未ちゃんね」
海未「二人を貶めたいわけではけしてありませんが、私たちにも納得のいく説明を要求します」
千歌ママ「説明……ね。誰も咎めることなく、収集に向かってるのに……それが必要?」
海未「ええ。彼女たちは、自分の罪と向き合う覚悟をしたのです。易々と無下にするのは憚れるかと思いますが」
希「……………………」
千歌ママ「なるほど……。それじゃあ……少し汚い話をしましょうか」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:29:12.57 ID:MUSBhyulO
花陽「汚い……話……?」
千歌ママ「その様子だと、少しは勘づいているんでしょ?」
海未「……………………」
千歌ママ「そう。察しているとおり、国際警察は……今回の事件を揉み消したいのよ」
鞠莉「!!!」
善子「揉み消したいって……」
梨子「無かったことに……したいってこと……!!?これだけの大きな事件を!!?」
海未「……リーグサミットの件で、そうではないかと思っていましたが」
ことり「あれだけの規模の事件を、ただの自然災害だってメディアは放送した……。ライブ中継のはずのサミットの様子もいっさい流れてなかった……。そんなことが出来るのは……」
絵里「それだけ大きな権力を持った者だけ……。それが……」
千歌ママ「ええ。私たちがやったことよ」
にこ「なんのために……」
千歌ママ「言ったでしょ。あなたたちも体感したとおり……危険なのよ、ウルトラビーストっていうのは。アローラでさえ大変な事態になった。それが他の地方の民間に知れ渡ったときのパニックは想像に容易いわ。それを防ぐためにも、映像データを流出させるわけにはいかなかった」
穂乃果「建前……ですよね」
千歌ママ「ええ。そのとおりよ」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:37:58.22 ID:MUSBhyulO
千歌「……………………!!!」
千歌ママ「本来、ウルトラビーストの存在は、アローラ地方と……国際警察を除く一部の関係者のみ知る秘匿情報。それが今回、その存在はおろか、ウルトラボールに封印し厳重な管理下に置いていたウルトラビースト……さらにはネクロズマの存在までもがこのウラノホシに脅威となって現れた。それがどういうことか……わかるわよね」
海未「何者かがウラノホシにウルトラビーストを横流しした……」
千歌ママ「そう。犯人は不明……。それは私たちがいずれ見つけるけど……断じて赦されることじゃない。国際警察の信用の失墜に関わる重要なこと。それを大々的に知らしめるわけにはいかなかったのよ」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 19:58:29.72 ID:PzUKSs280
姉2人:ポケモン研究者
母:国際警察
この世界のちかっち結構なサラブレッドだな
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/17(金) 20:07:52.49 ID:TqQpJuCl0
無罪放免の流れはよかったけど、マジでなにがどうなってるんだ
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 20:21:07.58 ID:GK8v+9Zs0
やっぱりウツロイドを流した奴が別にいるのか!
オハラグループの関係者なのか或いはベンテンの里の何物かなのか
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 20:26:27.15 ID:PzUKSs280
いずれにせよ女性比率の高いウラノホシに流したのは正解だな
女同士の方が嫉妬とか劣等感とか煽りやすいし
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 20:28:02.41 ID:gXqHFAgIO
>>251
むしろ今回は罪に問われた方がマシな状況
UBに対する情報規制は勿論、事件は何一つ解決していない、それどころかまたウルトラホールが開く可能性がある
もしかしたらソルガレオ徴収の流れもワンチャン…
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 20:51:19.03 ID:MUSBhyulO
希「赦されることじゃない……ね」ボソッ
穂乃果「……………………」
千歌ママ「それが、今回の件を……あなたたちの罪を不問にしようとする理由よ」
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「合理的処置と……そう考えていいわ。尤も、実害を受けている曜ちゃんが意義を申し立てれば、少なからず話は変わってしまうけど」
曜「私は……」
千歌ママ「罪を受け入れようとする……受け入れている姿勢は感服するけれど、そうすることで悲しむ人の方が多いのも事実。そうでしょ?」
千歌「……………………」コクン
花丸「……………………」コクン
果南「そう……だけど……」
千歌ママ「私に……いいえ、国際警察にメリットが無い。連行する理由も無い。一応言っておくけれど、理由をでっち上げて法の下で裁くなんてこと、驚くほど簡単に出来る。けどその逆となるとそうはいかない。これは、国際警察という組織が総力を上げている案件なのよ。もう、この決定はけして覆らない。あなたたちは無罪よ。たとえ誰がなにをしたとしても……ね」
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 21:19:44.96 ID:MUSBhyulO
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
ルビィ「えと……よ、よかった……でいい……の?」
ダイヤ「おそらくは……。ですが……」
果南「やりきれないね……」
花丸「素直に喜べないずら……」
曜「うん……」
千歌ママ「でしょうね。でも、これも大人であるということなの」
千歌「お母さん……」
千歌ママ「……母親としては、あまり見られたくない姿だけどね」
善子「でも……」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「……もしも、これを不条理だと思うのなら……私を薄汚い大人だと思うのなら……こうならないよう、あなたたちは自分たちの信念を貫きなさい」
よしまり「!!!」
千歌ママ「罪を……愚かさを……後悔を……全て背負って生きなさい。そうした先にだけ、あなたたちが報われる未来がきっとあるはずだから」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 21:23:31.31 ID:GK8v+9Zs0
この発言…やっぱり希が犯人?
だとしたら何のために?
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 22:22:09.08 ID:MUSBhyulO
善子「……………………罪さえ……償えないなんて、予想もしてなかったわ」
鞠莉「私もよ……」
善子「全て……背負って……か。そうよね……。どのみち……ベンテンの里を失ったことには……変わりないんだもの」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「ベンテンの里……。いい所だったわね」
善子「当然でしょ。私たちの……自慢の故郷だったんだから……」
花丸「……………………」
千歌ママ「そういえば、これは極秘の情報なんだけど」
希「……………………」
千歌ママ「ウラノホシのとある海域に、ある日突然小さな島が現れたの」
梨子「島……?」
曜「なんの話……?」
千歌ママ「そこは地殻の変化で現れたにしては、発見当初から緑が生い茂り、すでにポケモンの生息も確認してる摩訶不思議な島なの」
善子「それがなによ」
千歌ママ「いいえ。ただ、そっくりだったなと思って。昔一度だけ立ち寄った、あの里に」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 22:26:00.09 ID:GK8v+9Zs0
まるで空間を転移したみたいな話だがウルトラホールの影響か?
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 00:54:13.11 ID:2JPIrb+7O
善子「!!!!!」
花丸「ベンテンの里に……そっくりな……島……!?」
善子「っ!!!」ダッ!
ガシッ!
千歌ママ「……………………」
ダイヤ「善子さん!!?」
ルビィ「ピギッ!!?」
千歌ママ「手は出しちゃダメでしょ」クスッ
善子「どこよ……どこなのよそれは!!!」
千歌ママ「……希ちゃん」
希「はい」
千歌ママ「フーパの力で、みんなを移動させてもらえる?場所は――――――――」
――――――――
――――
――
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:02:29.09 ID:gQwQ2u+I0
ってか考えてみれば天界の笛吹いてネクロズマが現れるきっかけ作ったのも千歌ママじゃねーか!
ん?待てよ…原作のちかっちの家は旅館でオハラグループのメイン市場はホテル産業…まさかね?
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:03:00.01 ID:egzjUzrSO
メノ^ノ。^リ
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 01:04:35.19 ID:2JPIrb+7O
ザブン……
ザザン……
キン――――――――
ヴンッ――――――――!
フーパ「ついたよー♪」
善子「……っ!!!」タッタッタッ……!
花丸「待って!!!善子ちゃん!!!」タッタッタッ……!
ルビィ「善子ちゃん!!花丸ちゃん!!」
曜「とにかく、私たちも行こう!!」
果南「うん!!」
タッタッタッ……!
梨子「……………………」
千歌「梨子ちゃん?」
梨子(島の外側が浜辺じゃない……。パッと見た感じ、森が弧を描いて外周を覆ってる……。これは……)
千歌「梨子ちゃん。みんな行っちゃうよ」
梨子「あ、うん!今行く!」タッタッタッ……!
希「……………………」
穂乃果「希ちゃん」
希「……んー?」
穂乃果「浮かない顔だね」
希「そう?なんだろ、うちも疲れてるのかな」
穂乃果「……………………」チラッ
千歌ママ「♪」ニコリ
穂乃果「……………………」
希「……穂乃果ちゃん」
穂乃果「……後にするよ。今はまだ、そのときじゃないんでしょ?」
希「……ありがと」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:19:39.00 ID:egzjUzrSO
ほのかっこいい
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 01:55:58.83 ID:2JPIrb+7O
タッタッタッ……!
タッタッタッ……!
善子「この森の匂い……!!」
タッタッタッ……!
タッタッタッ……!
善子「吹き抜ける風……!!」
タッタッタッ……!
タッタッタッ……!
バッ――――――――――――――――!
チルット「チルゥ♪」フワフワ
エイパム「エイッ♪」キャッキャッ
善子「――――――――!!!!!」
花丸「――――――――!!!!!」
ルビィ「はぁ……はぁ……………………うわぁ……///」
ダイヤ「なんと……キレイな景色……///」
チェリンボ「チェリッ♪」ランラン
プラスル「プーラッ♪」
マイナン「マーイマーイ♪」
善子「……ずら丸」
ポロッ
善子「夢じゃ……ないわよね……?」
花丸「オラにも……見えてるずら……」
善子「あの丘も……あの山も……みんな……覚えてる……」
花丸「うん……うん……!!」
善子「本当に……夢じゃないのよね……っ」
花丸「夢じゃないずら……。ここは……ベンテンの……里ずら……」
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 02:25:05.08 ID:gQwQ2u+I0
何者かがこの海域に転移させてと考えるべきか
ところで最高責任者マリーと現場責任者ヨハネのあずかり知らぬところでの開拓に加えてUBの機密保持までしてるとなるとオハラグループの中に反乱分子がいる可能性が高いな
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 02:31:29.42 ID:2JPIrb+7O
果南「ベンテンの里……ここが……」
鞠莉「善子たちの故郷……。オハラグループが奪ってしまった……"はず"の……」
タッタッタッ……
梨子「……!!」
千歌「キレイなとこ……。空気がおいしい……」
ルビィ「でも……なんで……」
善子「どうだっていいわ……。私が……私のせいで……失くした場所が……。今、目の前にある……。理由なんていらない……。私の大切なものが……」
???「善子……?」
善子「――――――――!!!!!」バッ!
???「善子……でしょ?」
善子「お、かあ……さん……?」
善子ママ「ええ……。どうしたの?そんなにボロボロになって……」
善子「お母さん……」タッ……
タッタッ……
善子「お母さん……!!」
タッタッタッ……!
善子「お母さん……!!!」ポロポロ……
タッタッタッ……!
善子「お母さんっ!!!」ポロポロ……!
ギュウッ!
善子ママ「きゃっ!善子……?」
善子「ううっ……!!うああ……!!……っ、ぅああああああああああん!!!うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん!!!!!」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 02:38:40.88 ID:2JPIrb+7O
善子ママ「善子……」
善子「ヒグッ……わだっ……私……っ、私が……!!!お母ざん……っ!!!っああああああああああ!!!!!」ポロポロ……
善子ママ「……………………」
ギュッ……
善子ママ「大変だったのね……」
善子「ううう……っ!!!」ポロポロ……
善子ママ「おかえりなさい、善子」ニコッ
善子「――――――――っ、ぅああああああああああ――――――――ん!!!!!」
ルビィ「……………………グスッ」ポロポロ……
ダイヤ「涙を……っ、拭きなさい……」ポロポロ……
果南「ダイヤもね……」ポロッ
花丸「よかったずら……本当に……っ」ポロポロ……
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 04:38:42.85 ID:XyQxYsQfO
ベンテンの里はある意味マボロシ島になってしまったね
弧を描いてってことはフーパとか?もしくはシンオウの三体か
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