【安価】で設定、変身ヒーロー!

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110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/28(土) 02:21:37.33 ID:BbPyd+L6O
ほい
111 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/10/28(土) 02:27:26.14 ID:OVBrv8Cb0
今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

なお、シルバーファングが言った変人とは教授のことです。
 
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/28(土) 05:38:36.79 ID:JhiG9Ylmo
不参加のヒーローはヒーロー殺しに消されてる可能性あるかな
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/28(土) 07:31:42.27 ID:jhm1/xCm0

っていうかさりげなくゾロ目出てて草
114 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/10/30(月) 00:47:37.53 ID:aoIcC4Oz0
司令「さて、説明してもらおうか? お前、今度は何をしでかすつもりだった?」

教授『サンライオリジン、なぜ彼女を連れてきたんだ。ラボに呼んだのは君だけだぞ。全く面倒なことをしてくれた』

司令「こちらの台詞だ。強化改造案は却下しただろう、命令に従えないなら強制措置を取ることになるぞ」

教授『分かった分かった、そう目くじらを立てないでくれ。彼女を呼びつけた訳は改造だけじゃない。それは理由の半分でしかないんだ』

AI『半分ということは約50%の確率ですね』

サンライオリジン「私そんな高確率でドリル着けられそうになってたの!?」

教授『お使いをしてくれるヒーローが欲しかったんだよ。ちょっと調べたい場所があってね。ただ、そこは危険が予想される場所でもある。十中八九、怪人との遭遇が予想されるだろう』

教授『どうせ危険な目にあうのなら、あらかじめパワーアップしてから行った方がいいだろう! 今なら君の要望をある程度聞いてやろうじゃないか! さあどんな装備を望むかね!?』

司令「なぜ、引き受けることを前提で話しているんだ。選択権は彼女にある。――どうするサンライオリジン? もちろん断っても構わんぞ。私が許可する」
 
115 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/10/30(月) 00:52:37.72 ID:aoIcC4Oz0
行動安価 サンライオリジンの答えは?

1 お断りします
2 引き受けます
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 00:54:19.56 ID:xc//CNxa0
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 00:54:32.76 ID:QNw/fxOHo
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 00:55:24.42 ID://dp6KeM0
2
119 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/10/30(月) 01:11:35.91 ID:aoIcC4Oz0
サンライオリジン「えっと、ごめんなさい。お断りします」

教授『何だと? 何故だ!? 今ならオマケで改造してやるのに! いったい何が不満なんだ!?』

サンライオリジン「その改造が嫌なんです!」

教授『なん……だと……』

司令「話は決まったな。これ以上は許さんぞ?」

教授『――分かった分かった。仕方ないな、誰か他のヒーローに頼むとしよう』

司令「私が許可すると思うか?」

教授『バレないように、こっそり頼むから別にいいよ』

司令「……教授の戯言に付き合わないよう通達を出す必要がありそうだな」

サンライオリジン「ひょっとして司令がいなかったら断れなかったのかな……?」コソコソ

AI『その可能性は高いです』
 
120 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/10/30(月) 01:13:57.84 ID:aoIcC4Oz0
退出前に教授や司令に聞きたいことや話したいことがあれば。
↓1
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 01:18:15.14 ID:dYyHZByi0
欠席したヒーローについて司令に確認とか?
安価↓
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 01:19:00.42 ID:G+29o1mc0
本部としては今後どのような対応をするのか
以前に類似した案件はなかったのか
123 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/10/30(月) 01:43:31.35 ID:aoIcC4Oz0
司令「以前に似たような事件? そんなものはないはずだぞ。そもそもヒーローが死亡すること自体が稀なケースだ」

教授『そうとも言えないだろう? 記録では……十年前だっけかな? 死亡してるじゃないか、ヒーローが一人。それも最強と言われたヒーローが』

司令「……あれは例外だ」

サンライオリジン「何ですか、その十年前に死んだヒーローって」

教授『ああ、君も聞いたことくらいはあるだろう。最強のヒーロー、グランパニッシュの名を――』

司令「やめろ!!」

サンライオリジン「」ビクッ

教授『』フム

司令「話は終わりだ。今回の事件については、おそらく新種の怪人の出現だろう」

教授『うん、まあたまに亜種や突然変異とでもいうべき特殊な個体が出現することはあるからね』

司令「本部の方針は、早急にその特殊個体を発見し、倒すこと。それ以上でも以下でもない」

司令「サンライオリジン、下がっていいぞ。私は少しこいつと話がある」

サンライオリジン「あっ……は、はい失礼します!」
 
124 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/10/30(月) 01:54:28.54 ID:aoIcC4Oz0
サンライオリジン「あー、驚いた。司令のあんな怖い顔、はじめて見たよ」

AI『……妙です、橙子』

サンライオリジン「妙って何が?」

AI『グランパニッシュについて調べてみましたが……データが無いんです』

サンライオリジン「十年も前のヒーローだからデータが残って無い……とか?」

AI『というよりも……私にアクセス権限が無い、という方が正確かもしれません』

サンライオリジン「それって、どういうこと?」

AI『AIの私がこんなことを言うのははばかられますが……皆目、見当がつきません』
 
125 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/10/30(月) 01:56:21.13 ID:aoIcC4Oz0
イベント発生コンマ判定

このレスよりコンマが高いと……?

↓1
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 01:59:05.58 ID:QNw/fxOHo
ksk
127 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/10/30(月) 02:04:32.45 ID:aoIcC4Oz0
今回はここまで。

だいたい二日に一回くらいの更新なら続けられそうな気がしてきた。
 
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 02:06:41.26 ID:x7+4YacBO
続けられそうなって苦痛になってるやん
129 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/10/30(月) 02:13:37.73 ID:aoIcC4Oz0
>>128
大丈夫です、辛い時は報告します。
更新ペースが大体そのくらいになるっていう連絡です。分かりにくくてすいません。
 
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 02:15:54.32 ID:xc//CNxa0

爺ちゃんが死んだ時に関わった人物を洗いたいところ
131 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/01(水) 00:48:59.63 ID:H+Nwno990

司令「どういうつもりだ、グランパニッシュのことを話すなど」

教授『何か問題あったかな?』

司令「本気で言っているのか? お前はサンライオリジンをグランパニッシュの二の舞にするつもりか!」

教授『別に、そうなると決まったわけじゃないだろう。だいたい、遅かれ早かれ関わることは避けられない。なら、せめて真実を知るきっかけくらい教えてあげた方がいいかと思ってね』

司令「……知らない方がいい真実もある」

教授『あー、それは見解の相違というものだね。君は真実を知らない方が彼らのためだと思っているのかもしれないが、僕は違う。彼ら自身の意思に委ねるべきだと思ってる』

司令「それで、最悪の事態に陥らない保証はどこにもないだろう……!」

教授『何せ研究者だからね、とりあえず試してみて、失敗だったら改めてその時考えるよ』

司令「……付き合ってられんな」ハァ

司令「とにかく、グランパニッシュの情報漏洩は厳禁だ。私の目の黒い内は断じて勝手な真似はさせんぞ!」クルッ スタスタ

教授『――分かった分かった。君の意見は尊重するよ』
 
132 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/01(水) 01:05:31.12 ID:H+Nwno990
サンライオリジン「他のヒーローの皆、いなくなっちゃったね。まあ、だいぶ時間たっちゃったし」

AI『あるいは、教授に目をつけられるのを恐れたのかもしれません』

サンライオリジン「一応あの人、ヒーローシステムの開発者だよね……?」

AI『橙子、知っていますか? 天才と天災は同じ読みなんですよ』
 
133 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/01(水) 01:11:45.78 ID:H+Nwno990
行動安価
AI『このあとどうします?』

1 時間も遅いし帰ろっか
2 ちょっと見回りしよう
3 本部の人に何か聞く?
4 自由安価

最も高いコンマ なお、ゾロ目でイベント発生確定↓1〜3
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 01:13:29.95 ID:tptO/ZKz0
1
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 01:14:00.31 ID:dyw89Iua0
4 データに存在しないなら何か資料で調べよう
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 01:31:49.77 ID:q98qisawo
2
137 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/01(水) 01:45:36.93 ID:H+Nwno990
見回り場所安価(イベント発生確定)

1 公園
2 学校
3 商店街
4 廃墟
5 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 01:46:20.41 ID:dyw89Iua0
4
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 01:54:19.66 ID:VDrkAE0y0
3
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 01:56:18.52 ID:HSuzXGT8O
3
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 02:12:33.89 ID:q98qisawo
ゾロ目の嵐
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 02:31:46.16 ID:hN69LnsM0
なにが起こるか、コレガワカラナイ
143 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/01(水) 02:53:35.81 ID:H+Nwno990
スタスタ…… ザワザワ……
 チリンチリン♪

人々が行き交う姿が観察できる商店街を覆う雨よけの屋根の上。
そこに、それはいた。

怪人「husyurururururu……」

赤く光る六つの目は眼下の獲物を見定めるように動き、剛毛と甲殻に包まれた鎧のような六つの足はギチギチと不快な音を鳴らしている。
刃を研ぐように擦り合わせる、鋭い鉤爪が生えた腕と合わせて合計八本の手足。
蜘蛛を思わせるその異形は、じっと商店街を行き交う人々の流れを見つめていたが、とうとう一人の人物に狙いを定めたようだった。

怪人「husyuuuu……!」

身を乗り出し、飛び出そうとしたまさにその瞬間――!

「させませんよ」

怪人が振り返れば、いつの間にかそこには一人の女性が立っていた。
怪人の六つの目が細められ、口元が喜悦に歪む。身体の向きを変えると、怪人は女性に向かって突進を開始した。
しかし女性は臆することなく、むしろ自分から怪人に近づいていく。

「力を持たない人を助けるためにこそ、私の力はあるんです。あなたのような抗えない暴力から守るために」

女性は注射器のようなものを取りだし、構える。

\awaken!/カチッ

「変身!」

\greenright-illusion!/

注射器を自身に突き刺した女性の全身が、瞬く間に一部の隙なく植物の蔦に覆われる。

怪人「husyu!?」

怪人は突進の勢いそのままに植物の蔦の殻にぶつかる。と、同時に内側から弾け飛んだ殻の破片に跳ね飛ばされた。

割れた殻から現れたのは、植物の蔦や茨の棘を全身に巻き付かせ、花の意匠が施された強化鎧を身に付けた戦士である。

グリーンライトイリュージョン「まだ見ぬ誰かの平和のために――いきます!」
 
144 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/01(水) 03:31:44.51 ID:H+Nwno990
怪人「――husyuruu!」

変身を目の当たりにした怪人は、途端に踵を返して走り出す。
一拍遅れて、植物の戦士はその行動の意味に気づいた。

グリーンライトイリュージョン「まさか、逃げる気ですか!?」

怪人は足元商店街に向かって飛び出そうとしていた。
そこにはたくさんの人がいる。逃げ込まれれば、大惨事は免れない。

グリーンライトイリュージョン「させません!」

彼女の身体から無数の蔦が伸び、異形に巻き付き締め上げた。
蜘蛛の異形は苦悶の声をあげる。
だが、

グリーンライトイリュージョン(しまっ……踏ん張りがきかない……!)

ズルズルと、少しづつだが確実に異形は前進していた。それに引っ張られて、グリーンライトイリュージョンも少しづつ引きずられていく。
地形環境が災いした。もし、ここが地面の上ならば大地に根を張り力負けすることはなかっただろう。
だが、ここは屋根の上だ。グリップ力では蜘蛛の方に軍配が上がる。

怪人「husyuhusyuhusyu!」

怪人がいやらしい笑いをあげたとき、その声が響いた。

\awaken!/カチッ

橙子「変身!」

\sunri-origin!/

怪人の行く手を阻むように飛び出した燃え盛る炎の塊が、今しも下に逃れようとしていた蜘蛛の身体を押し戻した。
もんどりうって倒れる怪人の前に、炎は降り立つ。

サンライオリジン「さあ、心に太陽当ててくよ!」
 
145 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/01(水) 03:40:16.52 ID:H+Nwno990
今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

ちょっと聞きたいんですが、ヒーローの名前表記って略称可ですかね?

グリーンライト「変身!」

みたいな感じで。
 
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 08:14:04.93 ID:dyw89Iua0

>>1の好きなようでいいんじゃない?
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 11:21:49.16 ID:HSuzXGT8O
2回目以降は略してももいいんじゃない
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 12:10:10.47 ID:0lgS3NpUO

元が誰かさえわかればおkおk
教授とか司令とかの簡単なプロフィールが欲しかったり
149 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/02(木) 22:13:16.21 ID:arT4pAxg0
【本部での1シーン】

司令「――という訳でな、教授が何をするか分からない。念のためだが、資料を整理しておいてくれるか」

教官「……了解しました。これも?」バサッ

ヒラッ

教官「……あっ」
 
150 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/02(木) 22:37:28.21 ID:arT4pAxg0
 
【名前】司令

【年齢】年齢不詳

【性別】女

【性格】厳格な鉄の女

【容姿】切れ長の目が特徴的な長身の女性

【スタンス】 本部の総責任者。その鋭い眼光と気迫は、見る者を圧倒させる。厳しいが、幹部たちの中では一番の常識人ともっぱらの噂。


【名前】教授

【年齢】年齢不詳

【性別】男

【性格】マッドサイエンティスト

【容姿】白衣を羽織った若い男。常にモニター越しに会話する

【スタンス】変身システムの開発者。だが、その暴走じみた言動のせいでちょっと距離を置かれている。なお、本人は全然気にしてない。
  
151 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/02(木) 22:44:04.88 ID:arT4pAxg0
司令「……何だ、これは」ペラッ

教官「……ヒーローたちから取った、アンケート結果」

司令「そうか……うん、これも処分しておけ」

教官「……了解しました」



>>148 こんな感じでいいですかね?
 
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 22:56:40.15 ID:/4zfZacq0
おお、まさかリクエストに応じてくれるとは
感謝感謝です
153 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/02(木) 23:39:02.44 ID:arT4pAxg0
【商店街屋根の上】

グリーンライト「サンライオリジン!? どうしてここに!?」

サンライオリジン「たまたま通りかかったから助太刀に来たよ!」

グリーンライト「教授に改造されているはずでは……!?」

サンライオリジン「どうしてってそういう意味!?」

AI『お二人とも、コントはそのくらいに。敵が動きます』

冷静なAIの指摘通りに、すでに蜘蛛の異形は起き上がっていた。
ヒーローに挟まれながらも、二人に向けて油断なく視線を動かす。それと同時に、身体に巻き付いていた蔦の残骸をひきちぎっていった。

AI『データベースへアクセス――照合終了。該当情報一件、通称【スパイダー・クリーチャー】。蜘蛛の能力を持つ怪人です』

サンライオリジン「ごめん、さっきの攻撃で蔦焼き切れちゃった」

グリーンライト「構いません。どのみち抑えきれませんでした」

AI『爪の切れ味も危険ですが、中でも厄介なのは壁面走行能力と毒液を注入する牙。そして特殊な糸――来ます!』

異形の両腕から射出された純白の一閃がサンライオリジンとグリーンライトイリュージョンへ襲いかかる!
AIの警告に反応し、二人はすんでのところで直撃をかわしたが、完全には避けきれず、わずかに被弾してしまう。

グリーンライト「くっ!」

サンライオリジン「つぅ!?」

AI『気をつけてください! 敵の作り出す糸は切断力が極めて高く、直撃すればアーマーであろうと切り裂きます!』

グリーンライト「なら接近戦に!」

腕を上げきった態勢を好機と見たグリーンライトイリュージョンが、蜘蛛の異形の懐に飛び込む。
そのまま攻撃に移ろうとした瞬間――

怪人「husyururu……!」

異形が笑った。
六つの足の一本が持ち上がり、その先から糸が射出される。

グリーンライト(足からも!? けれど一度見た直線的な攻撃。よく見て――今!)

タイミングを量り、紙一重で予測される糸の軌道から身をそらす。
極限の集中で、ゆっくり流れる時間の中、攻撃をかわしたと確信した彼女の目の前で糸の先端がほどけ、幾何学的な蜘蛛の巣状に広がった。
 
154 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/02(木) 23:58:34.46 ID:arT4pAxg0
サンライオリジン「グリーンライトイリュージョン!?」

サンライオリジンは目の前で起きた事態が信じられなかった。
敵のスキを突き、懐にもぐりこんだグリーンライトイリュージョン。異形の足からの糸攻撃も見切ってかわしたように見えた。
だが、次の瞬間、彼女の目の前で糸が広がり網のように彼女を絡め取ってしまったのだ。
もがく彼女を押さえつけ、異形はその身体に毒の牙を打ち込む。
まるで、無造作に髪をかきあげるかのように全ては一瞬で終わっていた。

異形「husyurururu」

異形は蜘蛛糸に絡め取られたヒーローを担ぎ上げる。
まるで戦利品のように。

サンライオリジン「その人を離せ!」

駆け寄ろうとするサンライオリジン。
だが、彼女に向けて異形は糸を射出する。グリーンライトイリュージョンを捕らえたものと同じ蜘蛛糸を。

サンライオリジン「ッ!? しまっ……!」

全身を糸に絡め取られて、サンライオリジンは転倒する。
その姿を確認し、異形は屋根の上から飛び下り裏路地の方へと向かっていく。
……グリーンライトイリュージョンを抱えたまま。
 
155 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/03(金) 00:11:45.48 ID:bP0tvnCI0
サンライオリジン「か、絡まってはずれない……!」

AI『橙子、燃やしなさい! これは蜘蛛糸、いかに強度があろうと耐熱限界があります!』

サンライオリジン「そ、そうか! よし!」

サンライオリジンの全身が炎に包まれる。程なくして、蜘蛛糸は黒く変色し、ボロボロと崩れ落ちた。

サンライオリジン「よしほどけた! すぐに追わないと!」

AI『橙子、待ちなさい。あの敵は危険です。データベースには捕獲用の蜘蛛糸も足からの射出についてもデータがありませんでした。今までの怪人とは異なる危険な存在――新種の可能性もありえます』

サンライオリジン「でも今追いかければまだ間に合うかもしれないのに!?」
 
156 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/03(金) 00:14:52.39 ID:bP0tvnCI0
行動安価

1 今すぐ追いかける
2 本部に応援を求める
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:16:22.27 ID:5mdJ5dO80
2
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:19:28.52 ID:Nx+E2Kzj0
1
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:20:48.95 ID:OTm9Bu5ZO
2
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:23:28.73 ID:ibleFxS9O
2
161 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/03(金) 00:27:29.79 ID:bP0tvnCI0
本部に応援を求めました。
時間経過により、追跡が困難になります。

追跡結果コンマ判定

95以上 またはゾロ目で追跡成功
↓1〜3
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:30:01.44 ID:e+q4yijh0
ksk
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:30:28.80 ID:e+q4yijh0
一発だ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:30:33.18 ID:5mdJ5dO80
いきなり追跡成功で笑う
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:30:34.27 ID:9+L+42p3O
166 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/03(金) 00:37:39.51 ID:bP0tvnCI0
いきなりゾロ目……グロンギスレの方はこんな気持ちを味わっていたのか……

追跡成功確定!
本部が近くにいたヒーローを応援によこしてくれました。
そのヒーローといっしょに怪人を追跡します。
サンライオリジンとグリーンライトイリュージョン以外のヒーローの名前をお書きください。

最も高いコンマ なお、ゾロ目で登場確定
↓1〜3
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:39:04.81 ID:5mdJ5dO80
トラピーズマジシャン
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:40:43.00 ID:Nx+E2Kzj0
ブレイドハート
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:42:51.31 ID:uvzcVRIg0
グランマッハ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:43:57.30 ID:OrNXRenpo
ゾロ目スレ
171 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/03(金) 00:49:49.78 ID:bP0tvnCI0
今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

ゾロ目が連続すると突発的に変な笑いが出ますね。
次回、トラピーズマジシャンとブレイドハートが参戦!
 
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:50:45.96 ID:5mdJ5dO80

文字だけ見ると遊戯王だなw
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 00:50:46.12 ID:Nx+E2Kzj0
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 01:04:06.56 ID:jOGg8FxP0

司令に助けられたりゾロ目で追跡成功したり色々草
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 01:09:47.45 ID:ZIp8FxIhO
みんな自分のキャラで安価とってるんだろうな
176 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/04(土) 23:43:44.93 ID:Izlaie2T0
すいません、今日は更新なしです。

次回は明日か明後日に。
 
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 12:17:49.79 ID:yQATU1VoO
おkおk
いつでも待っとるぞ
178 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/06(月) 23:44:55.73 ID:0Pw7Sw5w0
 
二人のヒーローと合流したサンライオリジンは、怪人を追跡した。
姿をくらました方向をくまなく探り、とうとう一つのマンホールにこじ開けられたかのような痕跡を発見する。
狭苦しい地下道を進み、彼女らがたどり着いた先には――

サンライオリジン「ここは……?」

トラピーズマジシャン「トンネルを抜けるとそこは地下神殿でした――なんてね」

彼女らの目の前には、広大な地下空間が広がっていた。
人間がちっぽけなものに思えるほど謎の空間は広く、その規模は計り知れない。無数に立ち並ぶ円柱は、人間一人では抱えることができないほど太かった。
見上げるほどの長さを持った巨大な柱が等間隔に並ぶその様は、ある種の荘厳さを感じさせる。

AI『データベースを確認しましたが、合致するものはありませんでした。ここはあの怪人と同じく未知の空間です』

サンライオリジン「こんな場所が足下にあったなんて……」
 
179 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/07(火) 00:00:23.47 ID:HplS8tIU0
ブレイドハート「――いたぞ!」

小さな、だがはっきりと耳に届く発見の報告に、雰囲気に圧倒されていた二人が反応する。
彼が示す先には、確かにサンライオリジンが商店街の上で相対した異形の姿があった。獲物を捕らえた蜘蛛糸の網も担いでいる。
背を向けて歩く姿から察するに、向こうはこちらには気づいていない。

サンライオリジン「よかった、グリーンライトイリュージョンも無事だ……」

トラピーズ「でも、意識は失ってるっぽいよ。身動き一つしないし」

ブレイドハート「……あるいは、死んでるか?」

AI『いえ、生命反応はあります。おそらくは、毒で動けないだけかと』
 
180 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/07(火) 00:03:20.17 ID:HplS8tIU0
行動安価

1 今すぐ助ける
2 このまま怪人を追跡
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 00:03:55.37 ID:Lh4EFtTI0
2
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 00:16:35.85 ID:FMjJlcVHO
2
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 00:26:54.63 ID:3AOlooL10
名乗りを上げてみる
184 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/07(火) 00:45:24.03 ID:HplS8tIU0
サンライオリジン「よし、今すぐ助けに――」

ブレイドハート「待て。このまま少し、様子を見よう」

サンライオリジン「何言ってるの! 早く助けないと!」

ブレイドハート「命に別状はないんだろう?」

AI『はい、おそらくは毒で麻痺しているだけかと』

ブレイドハート「あの怪人が、わざわざヒーローをさらった理由が知りたい。このまま尾行しよう」

トラピーズ「私も賛成。ひょっとしたら、怪人のアジトみたいなのが見つかるかもしれないよ」

サンライオリジン「……分かった、でもすぐに助けられるようにしよう」
 
185 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/07(火) 01:03:01.72 ID:HplS8tIU0
蜘蛛の異形の追跡を選んだヒーローたち。
怪人は追跡されていることに気づいた様子もなく、地下空間を悠々と進んでいった。
高い天井。無数の柱。どこまでも続く壁。終わりの見えない先――。
延々と続く変わらない景色に、ヒーローたちが精神的な疲れを覚えはじめた頃――

怪人はあるものの前で立ち止まった。
それは、巨大な機械装置だった。
ゴウンゴウンと重低音の唸りを上げるその機械には、培養槽とでも言うのだろうか、緑の液体で満たされた半透明の巨大な試験管のようなものが幾つも繋がっていた。機械本体に配置されたメーターやモニターが目まぐるしい速度で数字が書き換えられるたびに、ブシューッと音を立てて白い蒸気が噴出する。

蜘蛛の怪人が本体のスイッチを何やら操作すると、培養槽の一本が振動し、上部の蓋が開いた。

怪人は蓋の開いた培養槽に近づいていく。
 
186 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/07(火) 01:07:36.71 ID:HplS8tIU0
行動安価

1 何かヤバそうだ……すぐ助けよう!
2 待て、あいつが何をするのかもう少しだけ待とう
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 01:20:11.86 ID:3AOlooL10
1
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 02:00:35.76 ID:MCBp1pLG0
1
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 02:06:18.17 ID:I6vb+RGwO
1
190 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/09(木) 00:02:58.90 ID:BoLrkZFu0
怪人が、捉えたヒーローを培養槽らしきものに放り込もうとしている。
その光景を目の当たりにした彼女はもう我慢できなかった。

サンライオリジン「うりゃあああーーーーッ!」

怪人「husyurua!?」

炎を灯した跳び蹴りが蜘蛛の怪人を吹き飛ばした!
転がる怪人には目もくれず、サンライオリジンは蜘蛛の糸網を焼き切っていく。

サンライオリジン「グリーンライトイリュージョン! 大丈夫!?」

グリーンライト「………………」ウゥ

サンライオリジン「よかった……!」

ブレイドハート「気を抜くな、前を見ろ」

トラピーズ「うわあ……向こうさん、やる気満々だね」

目を殺意と敵意に輝かせ、蜘蛛の異形が牙を剥き出す。
 
191 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/09(木) 00:11:34.21 ID:BoLrkZFu0
ブレイドハート「こいつは新種の怪人と聞いた。俺に戦わせてくれないか」

行動安価
1 万全を期して三人で戦おう
2 二人(名前指定)で戦おう
3 分かった、気をつけて
4 自由安価

最も高いコンマ なおゾロ目で……?
↓1〜3
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:11:53.32 ID:PfJLPO3/O
1
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:14:52.14 ID:tVewirCJ0
3
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:19:56.29 ID:iU88/6YK0
3
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:21:29.27 ID:LQduJ+D+0
吉と出るか凶と出るか…
196 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/09(木) 00:30:06.33 ID:BoLrkZFu0
AI『待ってください。データもろくにない未知の相手と一人で戦うなど無茶が過ぎます』

サンライオリジン「ここは皆で協力した方が……」

ブレイドハート「強い敵との戦いが俺の正義だ」

サンライオリジン「じゃ、じゃあ後でシルバーファング紹介します! それならどうですか!」

トラピーズ「いやいや、さすがにそんなの……」

ブレイドハート「本当だな。絶対だぞ」

トラピーズ「ええ〜……」

AI『……人間は分かりません』
 
197 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/09(木) 00:51:51.34 ID:BoLrkZFu0
怪人「husyaa!」

怪人の足から弾丸状の蜘蛛糸が幾つも射出された。
ヒーローたちに襲いかかるそれらは空中で網状に展開する。
先の戦闘と同じく捕らえようという算段だろう。だが、

サンライオリジン「何度も同じ手は!」

全身を燃え上がらせたサンライオリジン。その身体からほとばしる熱と炎は迫る蜘蛛の巣を舐め取っていき、あっという間に燃やし尽くしてしまう。

トラピーズ「背中を失礼!」

サンライオリジン「え――ふぎゅ!」

燃焼をおさめたサンライオリジンを、ぎゅむっと踏みつけ、トラピーズマジシャンが宙を舞う。
月下を舞う蝶を思わせる優雅な動きで怪人の頭上高くまで跳躍した。

トラピーズ「とっときの手品見せたげるよ!」

\overboost!/カチッ

怪人「husyaa!」

トラピーズマジシャンがロッドの操作をしたスキを突き、空中で無防備な彼女目掛けてヒーローの重装甲を切り裂く斬糸が放たれた。

トラピーズ「しまっ――!」

ザンッ!
 
198 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/09(木) 01:05:25.71 ID:BoLrkZFu0
 
空気が裂ける音と共に、斬糸は半ばから断ち切られていた。

\overboost!/シャリンッ

ブレイドハート「俺に斬れないものはない」

トラピーズ「ナイス!」パチンッ

満面の笑みを浮かべたトラピーズマジシャンが指を鳴らすと、彼女の靴の下に小さな鉄球が出現した。
再び彼女が指を鳴らすと、鉄球が数十倍の大きさに膨張する。
彼女の下、つまりは怪人の頭上で。

怪人「husyaa!?」

ドシャン!
怪人を押し潰し、鉄球から飛び降りたトラピーズマジシャンは静かに歩き出す。
まるで、出番を終えた奇術師が舞台袖に下がるように。

トラピーズ「タネも仕掛けもございません、ってね♪」

彼女の背後で鉄球が怪人を巻き込んで爆発を起こす。
それはさながら、トラピーズマジシャンへのカーテンコールのようであった。
 
199 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/09(木) 01:22:12.83 ID:BoLrkZFu0
 
サンライオリジン「トラピーズマジシャン! ひどいじゃないですか、私を踏み台にするなんて!」

トラピーズ「いやあゴメンゴメン。ちょうどいいところにあったから、つい」

AI『うちのサンライオリジンの頭でよければ、いつでも使ってください』

サンライオリジン「何言ってんのアイ!?」

トラピーズ「ブレイドハートもありがとね。実は一瞬、ヒヤッとしたんだよね」

ブレイドハート「……新種の怪人、こんなものか?」

サンライオリジン「え?」

ブレイドハート「てっきり、俺はこいつがヒーロー殺しかと思ったが……三人がかりだったからそう思っただけか? 少し気になった」

トラピーズ「実際、助けがなきゃやられかけたしね」

サンライオリジン「気になるって言えば、この機械も何なんでしょう……?」
 
200 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/09(木) 01:42:46.34 ID:BoLrkZFu0
怪人との戦闘中、そして撃破後もなお重低音と共に駆動し続ける謎の巨大機械。
圧倒的な存在感を放つそれに、ヒーローたちは注意しつつ近づいていく。

サンライオリジン「アイ、ちなみにデータは……?」

AI『皆無です』

トラピーズ「って言っても、絶対ろくなもんじゃないでしょこれ」

ブレイドハート「同感だ」

三人は謎の巨大機械の周りを巡ってみるが、機械知識のない彼らには何も分かることはなかった。

トラピーズ「いっそのことこれ小さくして持って帰る? 教授にプレゼントしたら喜ぶんじゃない?」

サンライオリジン「できるんですか? そんなこと」

トラピーズ「そりゃできるよ。物体の拡大・縮小と操作が得意技だもん。んじゃいくよー」

\overboost!/カチッ

トラピーズ「……あれ?」

ブレイドハート「どうした?」

トラピーズ「んっと、この能力さ、有機物……だっけ。生きてる奴には使えないんだよね。それでさ――」

トラピーズ「この機械、小さくできないんだけど。生きてるってことかな?」
 
201 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/09(木) 01:50:24.14 ID:BoLrkZFu0
AI『いえ、これは間違いなく機械です。ただ、生きているものがくっついているから小さくできないだけですね』

サンライオリジン「ど、どうしてそう言い切れるの」

AI『――先程、一部のカプセル内の解析が済みました。これがその中身の映像です』

サンライオリジンの腕に立体モニターが出現する。
そこに映し出されていたのは――異形の姿。

AI『この機械が繋がったカプセルの中には、怪人が収納されています』
 
202 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/09(木) 02:03:40.19 ID:BoLrkZFu0
トラピーズ「じゃ、じゃあ怪人たちの群れのど真ん中にいるってこと!?」

AI『解析した限りでは現在は休眠状態のようですが、何がきっかけで覚醒するかは不明です』

ブレイドハート「ということはだ。このまま眠っているか、時間経過で目覚めるかもわからないと……?」

AI『……タイマー表示のない、起動したかもわからない時限爆弾の地雷原にいると考えいただければ』

サンライオリジン「い、今の内に一体ずつ倒すのは……?」

AI『もし、カプセルが連動していた場合……すべてが生命活動を停止する可能性とすべてがいっせいに襲いかかる可能性があげられます』


行動安価

1 怪人が動き出す前に機械を破壊だ
2 機械を調べてみよう
3 刺激しないように脱出しよう
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 02:05:05.77 ID:FkaHd7zvo
3
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 02:06:17.60 ID:LQduJ+D+0
3
205 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/09(木) 02:15:06.72 ID:BoLrkZFu0
今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

夜遅い時は↓1〜2くらいの方がいいですかね?

安価下 
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 02:30:34.92 ID:FkaHd7zvo
それでええんちゃう
安価なら↓
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 07:49:11.39 ID:6df4WSihO
3
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 09:00:03.47 ID:bZ/7Eq2aO
さりげなく犠牲にされるシルバーファング君
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 00:50:59.88 ID:HqzqV8uQO
更新止まったな
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 02:02:47.54 ID:UU8lXQnQ0
待ってるぜ
211 :お待たせしました ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/16(木) 23:26:16.96 ID:KQk+gp7z0
AI『前回までのあらすじ』

AI『怪人にさらわれたグリーンライトイリュージョンを追って、謎の地下空間に突入したサンライオリジンたち』

AI『見事怪人を撃破し仲間を救出したものの、謎の巨大機械を発見する』

AI『調査の結果、機械には大量の怪人たちが眠っていることが分かり動揺するサンライオリジンたち』

AI『怪人たちを刺激しないように、脱出を決意するのだった――』

AI『なお、ナレーションはサンライオリジンサポートAIの私がおこなわせていただきました』
 
212 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/16(木) 23:49:40.56 ID:KQk+gp7z0
商店街の裏路地。
そこに、ひっそりと隠されるように、一つのマンホールが設置されていた。草木も眠る丑三つ時という時間もあいまって、存在を知る者でなければ気づかないほどに夜闇に紛れている。

次の瞬間、マンホールが内側から吹き飛ばされた。
這い出てきたのは四人のヒーローたちである。

サンライオリジン「やった……! 外だー!」

トラピーズ「あー、生きた心地しなかったー。閉所恐怖症になりそう」

ブレイドハート「さすがに、あれだけの怪人とはまともな戦いにならないからな。数ですり潰される蹂躙になるだけだ」

トラピーズ「やっぱり一対一の戦いが好み?」

ブレイドハート「当然だろう。ともあれ、あの地下空間は何とかしないとな」

トラピーズ「イナゴじゃあるまいし、怪人の大量発生なんてごめんだよ」

サンライオリジン「グリーンライトイリュージョンも早く病院に連れていかないと……」

グリーンライト「…………」ウゥ

AI『その前にいいですか、皆さん。一つ、問題が発生しました』

サンライオリジン「問題?」

AI『後ろを見てください』

くるり、とヒーローたちは振り返る。
そこには、千鳥足でふらつく男性が目を丸くしてこちらを注視していた

男「不審者だー!」

サンライオリジン「違います違います!」
 
213 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/17(金) 00:03:34.02 ID:qrVBwHQm0
黒服「はい、これをよく見てください」

ピカッ

黒服「いいですか、あなたはだいぶお酒を飲んだようで幻覚を見たようです。はい、復唱を」

男「酒をだいぶ飲んで、幻覚見た……」ボーッ

黒服「幻覚はすぐに忘れて、何も覚えてません」

男「忘れて、何も覚えてない……」ボーッ

黒服「これから家に帰るところですね。では、お気を付けてお帰りを」

男「家に帰る……さよなら……」フラフラ

黒服「これでよし」

サンライオリジン「あの、ありがとうございます」

黒服「構いませんよ。渡した連絡先が役に立ってよかった」

サンライオリジン「は、はい! 役立ちました!」

トラピーズ「……ほほう?」ニヤニヤ

ブレイドハート「専属の黒服がいるのは便利そうだな」

トラピーズ「……分かってないなあ」ハア

ブレイドハート「?」
 
214 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/17(金) 00:15:54.59 ID:qrVBwHQm0
黒服「本部には新種の怪人が出たと連絡がありましたが、その後どうなりました?」


行動安価
1 ありのままを全部を説明、本部に報告してもらう
2 一部だけ伏せて説明し、本部に報告してもらう(隠す内容指定可)
3 重大事件なので自分たちで報告すると説明しない(本部に報告しないも可)
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:16:39.12 ID:TxEgoMSro
1
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:18:24.48 ID:DEworKJD0
うおお、更新きてたとは嬉しい

安価は1で
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:27:58.08 ID:Tzha0VRgO
1
218 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/17(金) 00:45:33.57 ID:qrVBwHQm0
黒服「なるほど……巨大な地下空間で新種の怪人を撃破。その後、謎の機械と休眠した多数の怪人を発見したと」

サンライオリジン「はい。もし、あの怪人たちがいっせいに暴れだしたら……」

黒服「一大事ですね。分かりました、一刻も早く本部に報告しましょう」

サンライオリジン「お願いします」

黒服「夜も遅いので、皆さんは身体を休めてください。グリーンライトイリュージョンは――」

トラピーズ「あ、私がヒーロー用の病院に連れてくよ」
 
219 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/17(金) 00:51:33.23 ID:qrVBwHQm0
最後に、黒服さんに何か聞きたいことや言いたいことがあれば。
(無い場合、そのまま進行します)

↓1
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:55:43.94 ID:1L3dPdehO
四人以外のヒーローに怪しい動きはなかったか
221 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/17(金) 01:02:39.95 ID:qrVBwHQm0
安価受け付けました。短いですが、今回はここまで。

遅くなったお詫びに>>148みたいな質問やリクエストがあれば受け付けます。
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 01:17:25.08 ID:DEworKJD0
未登場ヒーローたちの他愛ない会話
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 12:01:28.71 ID:y9QLT3cN0
乙。
グランマッハの過去回想
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/17(金) 13:00:46.45 ID:vqkkkAMd0
赤崎橙子の日常(できたら黒服に惚れてる話も気になる)
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 13:46:19.31 ID:yJvddHQ6O
スミスの日常
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:34:19.38 ID:1us6pkFLO
>>221
出されたヒーローって全て出すつもり?
227 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/19(日) 04:15:35.48 ID:aIvW1Civ0
>>226
基本、全員出すつもりです(無理だったらごめんなさい)
 
228 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/19(日) 04:37:32.81 ID:aIvW1Civ0
【とある友人の独り言】


友(アタシの名前は友。草薙 友)

友(アタシには友達がいる。名前は赤崎 橙子)

友(どんな子か一言で言うと――明るくていいやつ、とかかな?)

友(動物のイメージはライオン。でも、別に怖いわけじゃなくて――なんていうか、そう、あれに近い。ドーナツくっつけたライオン)

友(がおー、って鳴いてるのを見ているだけでほっこりしてくる。なんかそんな感じ。それがアタシの友達、トーコだ)

友(で、まあなんでこんな他己紹介みたいなことを延々考えているかというと)

友「トーコが待ち合わせに遅刻してるからなんだよねー」
 
229 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/19(日) 05:13:37.28 ID:aIvW1Civ0
友(そもそもトーコは遅刻が多い)

友(五回中三回ぐらいの頻度で、わりと約束の時間に遅れる)

友(時間にルーズなワケでもないし、忘れっぽいワケでもない。むしろ約束は守る方だ。けど、なぜか遅刻すんだよね)

友(……ひょっとしてアイツ、正義の味方でもやってんのかしら? 悪党と戦ってるせいで時間に遅れる……とか。こないだ見た『蜘蛛男VS機械蛸博士』でも私生活とヒーロー業の両立ができない主人公とかいたし、そんな感じで……?)

友(……いやー、ないな。何考えてんだか。30分待ちぼうけで疲れてるかもね、うん)

橙子「ごめん、遅れた! えっと、道に迷ったお婆さんを助けてて!」

友「あ、トーコ来たの? ダイジョブダイジョブ、アタシも今来たとこだし」

橙子「えっ、そうなの?」

友「うん。アンタどうせ遅れるだろうと思ったからさ、待ち合わせ時間30分早めに伝えといたの。いやー、さすがアタシ。時間ピッタリじゃん」

橙子「そんな、頑張って急いで終わらせて来たのに!」

友「文句なら案の定遅れた自分に――ん? 終わらせたって何を?」

橙子「! 何でもない! ホント何でもないから!」

友(……マジで正義の味方してるんじゃないよね? ゴマカシ方がすごいそれっぽいんだけど)
 
230 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/19(日) 05:32:02.18 ID:aIvW1Civ0
友(そんなトーコだが、最近ちょこーっと様子がオカシイ)

友(時々ボーッとしたかと思うと、目がぽやんとした感じになったり、あと物憂げな顔でため息ついたりと、いやー、写真フォルダが充実して嬉しい)

友(じゃなくて、百戦錬磨の友ちゃんはピンときました)

友「ひょっとしてアンタ、好きな人でもできた?」

橙子「ふぇ!? ななななにを!」

友「ビンゴか。……ネタは上がってるんだ! 吐け! 吐けば楽になるぞ?」

橙子「も、黙秘権を主張します!」

友「仕方ない。なら自白を強要させよう」

橙子「横暴だー!」
 
231 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/19(日) 06:07:18.14 ID:aIvW1Civ0
友(どうやら相手はバイトの同僚? らしかった)

友(トーコは清掃スタッフみたいなもんのバイトをしているらしく、仕事のミスをカバーしてもらったことがきっかけらしい)

橙子「その……清掃スタッフは掃除している姿を人に見られちゃいけないって決まりがあって」

友「何その決まり。どこのブラウニー?」

友(と思ったけど、それほど珍しくもない……かな? ネズミの国なんかは夢壊さないために裏方は徹底して隠すって言うし)

橙子「それで、ミスして姿見られてテンパっちゃったんだけど、それをその人が何とかしてくれて、それで……」エヘヘ

友「うーん……こう言っちゃなんけどさ。その人はただ、自分の仕事しただけなんじゃない?」

橙子「別に、それくらい分かってるよ。でもさ、すごいタイミング良かったんだもん。助けてって思った時に助けてもらったから、なおさらそう思うのかも」

友(あー、うん。ダメだこりゃ。恋する乙女の目だ)
 
232 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/19(日) 06:36:05.37 ID:aIvW1Civ0
友「じゃあ、もういっそのこと次会ったら連絡先でも聞いてみたら? 教えてくれたら脈アリ。くれないなら脈ナシで」

橙子「連絡先……! そっか……分かった、聞いてみる!」

友「脈ナシならおとなしく諦めなよー」

友は知る由もなかった。
後日、バット・クリーチャー戦を経て、サンライオリジンこと赤崎橙子が、見事連絡先を手に入れることは。

そして友は――

友(そういえば、三年の先輩と仲良くしてたっけ。バイトも同じらしいし……まさかその人?)

 わりと真剣に、相手を特定しようとしていた。
233 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/19(日) 06:48:04.00 ID:aIvW1Civ0
 
今回はここまで。
他の安価については本編か幕間で投稿します。
 
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 09:38:53.31 ID:WRWxp0ZeO
輪っかをつけたライオン…モチモチしてそう
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 12:56:59.90 ID:RwIk3Pt90
乙。
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 08:21:23.46 ID:cPdB/pwpO
更新マダー?
237 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/25(土) 22:31:35.05 ID:ncQ/sUc60
黒服「他のヒーローの様子、ですか?」

黒服「私も全てのヒーローの動向を把握している訳ではないのですが、少なくとも知る限りでは何もなかったかと……」

黒服「ああ、でも一人だけ連絡が取れないヒーローがいましたね」

黒服「シルバーファングです。もっとも、あの人は普段から単独行動が多いのでそういうこともあるかと思ったのですが……」

黒服「念のため、合わせて本部に連絡しましょう」

黒服「では、私はこれで」
 
238 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/25(土) 22:52:15.22 ID:ncQ/sUc60
サンライオリジン「シルバーファングと連絡がつかない? まさか……!」

トラピーズ「別にあの戦闘狂のことだし、ヒーロー殺しを探して街を回ってるだけじゃないの?」

ブレイドハート「同感だな。俺としては、約束がちゃんと守られるかの方が気になる」

サンライオリジン「もう少し仲間の心配しましょうよ!」
 
239 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/25(土) 22:56:55.22 ID:ncQ/sUc60
行動安価

1 今日はもう疲れたし家に帰ろう
2 トラピーズマジシャンといっしょに病院行こう
3 ブレイドハートといっしょに見回りしよう
4 自由安価

もっとも高いコンマ
↓1〜3
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 22:58:53.07 ID:g4waUc0p0
1
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 22:59:27.59 ID:FpN4Nlt7o
1
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 23:02:55.08 ID:2mjmGwaV0
1
243 :何か不具合? 書き込みにくい ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/25(土) 23:39:19.28 ID:ncQ/sUc60
橙子「うあー、眠ーい……」

AI『もう午前三時ですからね』オートロックカイジョ

橙子「明日、学校あるのに……」

AI『学生ヒーローの辛いところですね』

橙子「アイ、朝アラームよろしくね」ガチャ

AI『分かりました。オプションで電気ショックもつけられますが、どうします?』

橙子「うっ、それは……ううんお願い!」

AI『分かりました。きっちり時間通りに起こして差し上げましょう』
 
244 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/26(日) 00:08:30.05 ID:KJ3tnIr70
……カ………

橙子「? 今何か……?」

AI『橙子、近くに生体反応を感知しました』

不審に思った橙子は、家に入る前に周囲を調べることにした。
幸い、AIのモニターが示す位置座標はすぐ近くだ。
ほどなく、見つけたのはうずくまった人影だった。
背は低い。子供のようだ。その顔を見て、橙子は驚愕する。

橙子「セオ君!?」

セオドア・スプリングス。
タイニーネプチューンの変身者は、少なくない傷を負った状態でそこにいた。
変身が解け、本来の姿で彼は意識を失っていた。
 
245 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/26(日) 00:13:53.73 ID:KJ3tnIr70
すいません。何か書き込みしにくいので、今回はここまで。

書き込もうとするたびに、ページが見つからないとか出たり画面がフリーズして操作受け付けなくなったりするんですけど、何ででしょうかね?


次回は明日か明後日で。(不具合起こらないといいな)
 
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 02:02:02.39 ID:N9HOxRT/0

セオ君がやばいやばい
247 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/28(火) 23:07:12.53 ID:7aHXwA000
キーンコーンカーンコーン……♪

橙子「ううん、セオ君大丈夫かな……」

AI『そう思うなら、病院に連れていけばよかったのでは?』

橙子「だって、正体秘密にしてるんだよ? 身バレするかもって考えたら……」

AI『まあ、応急処置は施しましたし。心配なら、早めに帰宅してはどうでしょう』

橙子「うん……ああでもシル――じゃなくて、銀城先輩のことも気になるし。ああでも気になるっていえば昨日の機械のこともだし……。ああもうどうしよう!?」

友(なんか悩んでるっぽい。見てて可愛いなあ)
 
248 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/28(火) 23:11:56.81 ID:7aHXwA000
橙子「――よし、決めた!」

行動安価
1 セオ君が心配だ。家に帰ろう。
2 銀城先輩、大丈夫かな。ちょっと会いに行こう。
3 本部に行って、謎の機械とか空間について聞こう。
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:15:40.06 ID:GHW6otKA0
1
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:22:40.71 ID:JFmT/+2j0
2
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:31:07.34 ID:5xmVwctg0
2
252 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/29(水) 00:16:40.81 ID:WX4WzFUU0
橙子「やっぱり連絡つかないのは不安だし、様子を見に行こう」

AI『そう決めて来たのはいいですが』

橙子「いない、ね。今日お休みかな」

AI『誰かに聞いてみたらどうですか』

橙子「うん、そうする」

AI『はたから見たら不良系先輩男子を慕う後輩女子ですね』ボソッ

橙子「ん? 何か言った?」

AI『いいえ、特に有益なことは』

橙子「? じゃあいいけど」

橙子「あ、すいませーん」

三年「ん? 何か用?」
253 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/29(水) 00:19:49.70 ID:WX4WzFUU0

橙子「え?」

三年「だから、銀城なんて奴うちのクラスにいないって」

橙子「あの、銀城司狼先輩ですけど」

三年「? クラス間違えてんじゃない?」スタスタ

橙子「……ね、ねえアイ」

AI『間違いはありませんよ。シルバーファング、銀城司狼は確かにこのクラス在籍のはずです』

橙子「じゃあ……どういうこと?」
254 : ◆RJAlTwGjGifU [sage]:2017/11/29(水) 00:33:51.35 ID:WX4WzFUU0
その後、何人かに同じことを聞いてみたが結果は同じだった。
誰もが口を揃えて「銀城司狼なんて知らない」と言う。
嘘をついている訳でも、口裏を合わせているようにも見えない。
まるでそんな人物など最初から存在しなかったような――

AI『――駄目です。ハッキングして調べましたが、学校の名簿からも銀城司狼の名前は削除されています』

橙子「それってどういうこと?」

AI『誰の記憶にも残らず、本人の姿もデータもない。結論として、銀城司狼は実在が疑わしくなるレベルで何者かに存在を抹消されたということですね』
 
255 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/29(水) 00:39:49.25 ID:WX4WzFUU0
行動安価

1 誰かに相談する(人物指定可能。まだ話していない相手はコンマ判定)
2 本部に行って報告
3 銀城の自宅を調べる
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1〜3
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 00:41:43.54 ID:76tNaMUm0
1 セオ
257 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/11/29(水) 00:59:12.37 ID:WX4WzFUU0
 
今回はここまで。ご参加ありがとうございました。


安価下
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 01:14:06.04 ID:2UbDLl0i0
1セオ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 08:34:57.67 ID:VdsrzdVuO
1 セオ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 21:45:33.77 ID:N3YFaQEDO
飛行機飛ばしてるのかと
261 : ◆RJAlTwGjGifU [saga]:2017/12/03(日) 01:54:25.48 ID:xH9VzVsv0
生存報告

ちょっとリアルの事情で一週間ほど更新できません。
まことにすいません……。
 
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 01:55:54.46 ID:+SQrIMEx0
把握。リアルが第一だししゃーない
こうして生存報告できるだけマシ
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 17:22:20.98 ID:SDHjD/ScO
まだ?
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