最原「安価で皆に仮面ライダー布教する!」

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1 : [sage saga]:2017/10/18(水) 18:15:58.23 ID:5Ji8UezI0
―――最囚学園 食堂……

赤松「えっ!? 最原くんと白銀さんが!?」

百田「ああ、時々二人一緒にどこぞに消えるらしいんだ」

真宮寺「僕も二人が一緒に居る所を見たヨ。なんだか楽しそうだったネ」

王馬「にしし! 何だか怪しいよね!? もしかして二人で隠れてイケナイことしちゃってるのかな〜!?」

赤松「そ、そんなこと無いよ! あの二人に限って、そんな関係なはずが無いってば!」

夢野「んあ? イケナイこととはなんなんじゃ?」

春川「夢野が知る必要は無いよ」


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2 : [sage saga]:2017/10/18(水) 18:16:25.87 ID:5Ji8UezI0
夜長「気になるね〜! 終一とつむぎは何をしてるんだろうね〜? 事と次第によっては血の雨が降るよ〜!」

入間「ひぃぃっ! なんか物騒な言葉が聞こえたぁっ!?」

星「ったく……そう言うプライベートなことを嗅ぎまわるんじゃねえよ。本人たちの好きにさせてやれ」

キーボ「しかし、気になることは気になりますよ。二人でこそこそと殺人計画を練っている可能性だって否定しきれません」

茶柱「そうでなくとも女子である白銀さんが男死と二人きりだなんて……! 万が一間違いがあったらどうするんですか!?」

天海「まあ、確かにこそこそされると気にはなるっすよね……」

獄原「じゃあ、ゴン太が二人に聞いてみるよ! 二人で何してるの? ってさ!」

春川「……それをしても意味無いんじゃない? もしもやましいことがあったら隠すだろうし、本当の事を言うとは限らないよ」

獄原「あ、そっかぁ……」

東条「……ちょっと良いかしら?」

赤松「東条さん、どうしたの?」

東条「実は、もう既に二人の行動パターンは調べてあるのよ。私も気になった物だから、こっそりと後をつけてみたのよね」

赤松「ほ、本当に!? それで、二人はどうしてたの!?」

東条「地下のAVルームに入って行ったわ。そこから先は流石に調べられなかったけど……」

王馬「鍵のかかる部屋で男女が二人きり……これは、ひょっとするとひょっとするんじゃないかな!?」
3 : [sage saga]:2017/10/18(水) 18:17:12.75 ID:5Ji8UezI0
茶柱「あ、あわわわわ……!? そんなの不潔です! 最原さんには徹底的なおしおきが必要ですよ!」

夜長「……まだそうと決まった訳じゃ無いよね〜? なら、二人が何をしてるか調べてみたらいいんじゃないかな〜?」

百田「お、おいおい! AVルームに乗り込むってことかよ!?」

夜長「もんもんと悩み続ける位なら、いっそぶち込んじまえ……神様もそう言ってるよ〜!」

星「随分と暴力的な神様だな、おい」

赤松「……そうだね、そうしよう! 王馬くん、AVルームの鍵を開けることは出来る!?」

王馬「もちのロンだよ! にしし! 楽しくなって来た〜!」

春川「赤松まで……はぁ、これはもう付き合うしかないか……」

夜長「そうと決まればAVルームにGO! だよ〜!」
4 : [saga]:2017/10/18(水) 18:17:52.49 ID:5Ji8UezI0
―――地下 AVルーム前

赤松「着いた! 二人は中に居るのかな?」

夢野「……何やら話し声と賑やかな音がするのぉ」

天海「普通に映画を楽しんでるだけなんじゃないっすかねぇ?」

真宮寺「いやいや、もしかしたら会話を聞き取られない様にわざと雑音を流しているのかもしれないヨ?」

王馬「もしくはドッタンバッタンの大騒ぎの音を聞かれない様にしてるのかもね! あ、ズッコンバッコンの方が分かり易いかな!?」

赤松「言い直さなくて良いから! 王馬くんはさっさと鍵を開ける!」

王馬「もう、赤松ちゃんはジョークが通じないなぁ……」ガチャガチャ…

入間「……なあ、もしも中で童貞原と地味ブス女がお楽しみの最中だったらどうするんだ? 見なかったふりして帰るのか?」

赤松・夜長「そんなことして無い(よ〜)!」

入間「ひぃぃぃっ!!! ど、怒鳴るなよぉ……一応確認しただけじゃんかぁ……」
5 : [saga]:2017/10/18(水) 18:18:19.69 ID:5Ji8UezI0
王馬「そんな会話をしている間に鍵が開いたよ! すぐにでも中に突撃出来るけど……」

夜長「よっしゃ行くぞこらーっ! ……って、神様が言ってるよ〜!」ダダダ…

赤松「あっ! 待て〜っ!」ダダダ…

百田「行動早過ぎだろ!? お、おい、待てよっ!」

―――ギィィ……バタン!

最原「うわっ!? ……な、なに!? どうしたの!?」

白銀「何々!? 何の音!?」

赤松「最原くん! 白銀さん! 二人でここで何を、して……?」

百田「赤松! 夜長! ちょっと待てよ! って、こりゃあ……」

最原「赤松さんに百田くん!? 皆も居るの!?」

白銀「もしかして……これを一緒に観に来たのかな!?」

キーボ「これ、って……? なんですか、この赤と青の半分こ怪人は?」

白銀「仮面ライダーだよ! 現在放送中の仮面ライダービルド! 放送されてるのを録画して、最原くんと一緒に観てるんだ!」

全員「仮面ライダー……?」
6 : [saga]:2017/10/18(水) 18:18:53.85 ID:5Ji8UezI0
―――数分後……

赤松「……という訳なんだけど……」

白銀「あはは! 私たちが殺人計画を? ないない、な〜い!」

最原「皆に黙ってたのは悪いと思ったけど、興味もなさそうだったしさ……」

白銀「最原くんがヒーロー好きなのは知ってたからね! もしかしたらと思って仮面ライダーを勧めたら大ファンでさぁ!」

最原「ここには全シリーズのDVDもあるし、ついついやって来て二人で観ちゃってたって訳なんだ」

赤松「なんだ……そうだったんだぁ……!」ホッ

王馬「ちぇ〜、つまんないの〜!」

天海「まあまあ、これで二人が何をしてたかもわかったんですし……もう心配事はありませんよね?」

茶柱「あります! 男女が二人でこんなところに長時間居て……間違いがあったらどうするんですか!?」

夢野「んあ〜、転子はうるさいの〜……」

百田「そんな気にしなくて良いだろ? たかが仮面ライダーを観てるだけなんだしよ」
7 : [saga]:2017/10/18(水) 18:19:21.36 ID:5Ji8UezI0
白銀「むっ! たかがだって!?」ズイッ!

百田「お、おぉ!?」

白銀「たかが仮面ライダー……今、そう言ったね!? 仮面ライダーをたかがって言ったね!?」

春川「……なんかスイッチ押しちゃったみたいだよ?」

入間「オタクってこう言う所面倒臭いんだよな……」

白銀「よ〜し! そこまで言うのなら皆に仮面ライダーの素晴らしさを教えてやろうじゃあないか! 平成シリーズの全ライダー作品、一気に見せてあげちゃうよ!」

百田「わわわっ! パスだパス! そんなもんやってられるか!」

白銀「なんだと〜!?」ゴゴゴ…!

百田「お、俺は仮面ライダーよりもウルトラマン派なんだよ! 地球でせせこましく戦う仮面ライダーより、宇宙を股にかけるウルトラマンの方がスケールも体もでっけぇだろうが!」

白銀「ぐぅっ! ウルトラマンシリーズも面白いけど、仮面ライダーだって負けて無いんだからね!」

最原「そ、そうだよ! 仮面ライダーはせせこましくなんか……!」

星「……まあ、子供向けの作品だってことは確かだけどな」

東条「個人の嗜好を否定するつもりは無いけど、押し付けられる言われも無いわね」

入間「この歳になって子供向けの番組なんか見てられるかよ! だっせえんだよ!」

最原「うぐっ! そ、そんなことは……」
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