【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】二冊目

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90 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/30(月) 22:44:17.53 ID:FP3qZHcz0
ピンポーン
 
月読「……」
 
ガチャッ
 
音野「あっ、月読さん」
 
月読「約束したバイオリン、聴きに来たわ」
 
音野「は、はい、どうぞ」
 
【音野の部屋】
 
音野「とりあえず、色々と弾いていきますね?」
 
月読「えぇ、お願い」
 
音野「では……」
 
バイオリンを構える音野の表情がスッと変わる。
 
そして演奏は、始まった。
 
月読「……」
 
心をわしづかみにされた、という表現がここまでしっくりくる状況を私は知らない。
 
音野響、その演奏をこうして聴いたのは初めてだったけど……彼女がなぜ超高校級と呼ばれるのかは、痛いほどにその音色が教えてくれた。
 
月読「……」
 
音を出したくない、呼吸音さえもこの音色の邪魔になる。
 
そんな錯覚を覚えるほどに……彼女のバイオリンは魔物だった。
91 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/30(月) 23:33:25.64 ID:FP3qZHcz0
音野「……」
 
月読「はぁ……」
 
演奏が終わってようやく口から息が漏れる。
 
知らない間に息を止めてしまってたみたいね……
 
音野「だ、大丈夫ですか?」
 
月読「えぇ……本当によかったわ貴女の演奏」
 
音野「ありがとうございます」
 
月読「だけど長く聴くのは危険な気もしてきたわ……」
 
音野「な、なんでですか……」
 
バイオリンが凶器の窒息死……笑えないわね。
 
音野「まだ一曲あるんですけど……」
 
月読「……そう言われたら聴きたくなるじゃない。わかったわ、聴かせてくれる?」
 
音野「わかりました」
 
音野がまたバイオリンを構える。
 
そして聴こえてきた旋律は、私もよく聴いた事がある曲だった。
 
確かタイトルは……
 
月読「【G線上のアリア】……」
 
音野の弾くそれは、だけど今まで聴いた何よりも穏やかな世界を作り上げていた。
 
月読「……」
 
そして、いつしか私の意識は沈んでいた。
92 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/30(月) 23:40:03.03 ID:FP3qZHcz0
【六日目】→【七日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……26
 
天馬……9
 
鏡在……7
 
ミシェル……10
 
黒頭……13
 
入野……12
 
夜方々木……10
 
佛生……10
 
武忍……6
 
広生……11
 
学人……13
 
川田谷……7
 
四杖……11
93 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/31(火) 00:02:08.90 ID:AeeUPLV70
【七日目】
 
キーンコーンカーンコーン……
 
モノクマ「オマエラおはようございます!」
 
モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」
 
モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」
 
月読「……」
 
あら、私いつの間に眠って……
 
音野「すうすう……」
 
月読「……」
 
……ああ、音野の演奏聴いてる途中に寝ちゃったのね。
 
月読「……起こして部屋に帰せばよかったのに」
 
それとも、起こすのを躊躇うぐらい……疲れてたように見えたのかしら。
 
月読「……とにかく、まずは」
 
音野を起こしましょう……
 
【本日の食事当番を決めます】
 
↓3まで一人ずつお願いします。
 
【残り選択肢……入野、夜方々木、川田谷、広生】
 
【一部を除き、その時のコンマが料理の腕です】
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 00:03:54.07 ID:TUObHo9jo
川田谷
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 00:04:04.50 ID:36iB3AbY0
夜方々木
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 00:04:32.89 ID:n6k8/67DO
入野
97 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/31(火) 00:28:36.63 ID:AeeUPLV70
川田谷「あっ、失敗した……」
 
夜方々木「ちょっとまたなの〜?」
 
入野「隠し味隠し味」サッサッ
 
川田谷「あ、あはは、ごめん」
 
夜方々木「謝るくらいならミスしないで〜……私も平均的なんだから〜……」
 
川田谷「努力するよ……」
 
入野「うん、完璧!」
 
【食堂】
 
夜方々木「むにゃむにゃ……」
 
月読「夜方々木はなんで寝てるのかしら」
 
川田谷「俺が色々して疲れさせちゃったからね……」
 
鏡在「色々して疲れさせちゃった……って厨房で何したわけ!?」
 
天馬「なに顔紅くしてんだよ」
 
鏡在「ちょっと耳貸しなさい」
 
天馬「……川田谷、お前ある意味すげえな!」
 
広生「まさか、疲れさせたとはその手の話か!?川田谷、貴様なんという……!」
 
佛生「川田谷殿の煩悩よ退散せよ……」
 
ミシェル「ヒイイ!?」
 
四杖「さすがにそれは……どうかと」
 
川田谷「あの、なんか俺の評価が急激に酷い事になってない?ミシェルさんとか露骨に距離取ったよ」
 
月読「自分の勘違いされるような言い方を呪いなさい」
 
黒頭「あの、皆様は何のお話を?」
 
音野「私もよくわかりません……」
 
月読「貴女達は知らなくていい事よ」
 
入野「うん、美味しっ!」
98 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/31(火) 00:30:21.89 ID:AeeUPLV70
本日はここまで。
 
広生の料理の腕だけ直後コンマで決めます。
 
それでは。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 00:33:27.67 ID:TUObHo9jo
乙でした
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 00:49:59.35 ID:n6k8/67DO
101 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/31(火) 22:52:44.49 ID:X1dY7VfA0
天馬「そういや、今日はあいつら来ねえんだな」
 
朝食も一段落した頃お茶を飲みながら天馬がそんな事を言う。
 
確かに昨日は来ていた学人も武忍も今日は食堂に姿を見せていない。
 
広生「正直意外ではあったな。武忍は嫌がらせのようにまた現れると踏んでいたんだが」
 
黒頭「武忍様は黒幕の間者ですから……色々としているのかもしれません」
 
入野「色々?」
 
色々……まさかまたあの事件を引き起こした時のような事をするつもりじゃ……
 
川田谷「でも実際問題どうしようか?武忍君はこれからもコロシアイを引き起こそうと動くはずだよ」
 
ミシェル「捕マエルトカ……」
 
四杖「ですが、彼は黒頭さんにも化けていました。しかも技術まで模倣していたように見えます」
 
月読「まず無理ね。それこそ天馬の脚力も模倣してしまうかもしれない」
 
超高校級の影武者……その底知れなさは厄介ね。
102 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/10/31(火) 22:56:39.23 ID:X1dY7VfA0
月読「……」
 
学人の事に武忍の存在……どうしたものかしら。
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 22:59:00.70 ID:WjkaKGEXo
武忍
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 23:03:02.73 ID:n6k8/67DO
武忍 川田谷
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 12:45:04.89 ID:20iLRPm40
おつ
106 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/02(木) 22:40:32.67 ID:Ntzad5LT0
川田谷「うーん……?」
 
月読「どうしたの?」
 
川田谷「いや、ちょっとさっきから視線を感じるんだよね」
 
月読「視線?」
 
川田谷「そうそう……って、あれは」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……」
 
月読「武忍……」
 
武忍「これはこれは月読の嬢。少しはコロシアイをする気にはなったかのう?」
 
月読「いきなり変な事を言い出さないでくれる?」
 
武忍「ふぉっ……そんなに変かのう?むしろ変なのは月読の嬢ではないか」
 
月読「なんですって?」
 
武忍「何せ、親の顔も知らない嬢にとってあの本の数々はそう切り捨て出来るものでもなかろうに」
 
川田谷「え……」
 
1…川田谷を見てたのは貴方なの?
2…なんでそんな事を知ってるのよ
 
↓2
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 22:41:39.46 ID:S31zefi+o
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 22:42:35.84 ID:CBTgX+bDO
109 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/02(木) 22:54:42.94 ID:Ntzad5LT0
月読「なんでそんな事を知ってるのよ」
 
武忍「コロシアイに向けて参加者の事情を調べておくのは当たり前じゃろうて」
 
月読「……その調べた情報をコロシアイに使おうってわけね」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……そういう事じゃな」
 
武忍「おぉ、そういえば月読の嬢は飴玉が好きだったの……いるかのう?」
 
月読「いらない」
 
武忍「やれやれ、本も読んでないようじゃし困った嬢じゃ……ふぉっ、ふぉっ」
 
月読「……何しに現れたのやら」
 
川田谷「えっと月読さん?親の顔も知らないって」
 
月読「事実とだけ言っておくわ」
 
川田谷「そうなんだ……」
 
別に気にするような事でもないわよ。
 
【川田谷昌の好感度が3上がった】
 
【武忍影虎の好感度が?????】
110 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/02(木) 22:56:20.69 ID:Ntzad5LT0
月読「調べたってどこまで調べてるのかしらね」
 
楽観視は……しないでおきましょう。
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【川田谷、武忍は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 22:57:46.87 ID:CBTgX+bDO
天馬 鏡在
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:03:01.53 ID:S31zefi+o
天馬 夜方々木
113 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/02(木) 23:15:51.35 ID:Ntzad5LT0
天馬「いやー、川田谷もよくやるよな」
 
月読「まだ言ってたの、貴女は……あれは鏡在の勘違いよ」
 
天馬「そうだっけか?」
 
夜方々木「知らない間になんでそんな事になってたの〜」
 
天馬「まあ、夜方々木はエロいからな!あたしもそういう目で見る気持ちはわからなくもない」
 
夜方々木「それは褒めてないわよね〜……」
 
月読「というか……なに、貴女そっちのけがあるの?」
 
天馬「違えよ!ただあたし兄貴や弟とヤンチャしてたから考え方男寄りなんだ」
 
1…ああ、貴女時々女子の自覚があるか微妙な行動してるものね
2…夜方々木はこれを機に少しそのフェロモンを何とかした方がいいんじゃない
 
↓2
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:17:35.47 ID:kDgHNkEq0
ksk
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:19:36.78 ID:P5qf3rSO0
1
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 08:20:47.34 ID:m7VGiMpDO
乙です
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 10:24:57.07 ID:TCtEq+ZQo
118 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/03(金) 21:33:46.87 ID:dYBy3Q4A0
月読「ああ、貴女時々女子の自覚があるか微妙な行動してるものね」
 
天馬「……そこまでではなくね?」
 
月読「……貴女前に薄着で廊下で爆睡してたじゃない」
 
天馬「あー……んな事もあったな」
 
夜方々木「襲われても知らないわよ〜……色々な意味で」
 
天馬「へっ、その時はこの脚で返り討ちにしてやるよ!」
 
月読「まずそうしないようにした方がいいと思うわよ……」
 
【天馬千里の好感度が3上がりました】
 
【夜方々木別離の好感度が2上がりました】
119 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/03(金) 21:36:04.15 ID:dYBy3Q4A0
月読「天馬にも困ったものね……」
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【川田谷、武忍、天馬、夜方々木は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 21:41:39.95 ID:EUcDqW9lo
鏡在 広生
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 21:44:02.26 ID:m7VGiMpDO
沸生 鏡在
122 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/03(金) 21:55:26.90 ID:dYBy3Q4A0
鏡在「……」
 
佛生「……」
 
月読「……」
 
何なの、あの微妙な空気は……
 
鏡在「……いや、さすがにどうよ」
 
佛生「ふむ、鏡在殿。どうされたかな?」
 
鏡在「うわっ、バレた!?アンタ目見えないんじゃなかったわけ!?」
 
佛生「足音で判別は可能なゆえ……」
 
鏡在「……」
 
月読「珍しいわね……」
 
鏡在が戸惑い?そう言った物を見せるのは……
 
1…話に入ってみる
2…もう少し観察する
 
↓2
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 21:56:49.90 ID:EUcDqW9lo
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 21:58:24.30 ID:X2Z4uw03o
1
125 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/03(金) 22:22:46.02 ID:dYBy3Q4A0
月読「珍しい組み合わせね」
 
鏡在「……なんだ月読か」
 
佛生「おぉ、月読殿」
 
月読「貴女がそんなに歯切れが悪いなんて珍しいわね鏡在」
 
鏡在「そんなんじゃないわよ。ただアタシはこの坊主頭に言いたい事があんの」
 
佛生「言いたい事、ですかな?」
 
鏡在「アンタの家……今ファッション関係に手出してんでしょ」
 
佛生「ふむ、某は関わっていないのでわかりませぬが……不思議ではないでしょうな」
 
鏡在「あのダサい服をブランドの名前ついてるだけで売り捌かれんの、正直迷惑なのよ」
 
月読「……それを佛生に言ってもしかたないんじゃないの」
 
鏡在「わかってるっての!無駄だから言うの面倒だけど言ってやらないと気済まなかったってだけ!」
 
佛生「それはまた……申し訳ありませぬな」
 
鏡在「アンタが謝ろうが改善されなきゃ意味ないっつうの……じゃ、それだけだから」
 
月読「……」
 
半ば八つ当たりね……
 
【鏡在凛の好感度が2上がりました】
 
【佛生空也の好感度が3上がりました】
126 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/03(金) 22:28:37.99 ID:dYBy3Q4A0
月読「やっぱり鏡在は苦手だわ」
 
天馬はよく付き合えるわね……
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【川田谷、武忍、天馬、夜方々木、鏡在、佛生は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 22:30:15.49 ID:X2Z4uw03o
ミシェル、四杖
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 22:33:17.14 ID:m7VGiMpDO
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 00:33:06.41 ID:T/queYYbo
乙です
130 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/05(日) 23:03:38.48 ID:5FZ13RQX0
ミシェル「……」キョロキョロ
 
月読「あら」
 
ミシェルが何かを探してるわね……
 
ミシェル「アッ、チョ、チョットイイ?」
 
月読「私?構わないわ、どうしたの」
 
ミシェル「コレ、ヒロッタンダケド」
 
これは……ハンカチね。
 
丁寧に四杖礎って名前が刺繍してあるわ……
 
月読「四杖を探してるのね?」
 
ミシェル「エット、ソウジャナクテ……渡シテモラエル?」
 
月読「えっ?」
 
ミシェル「男ノ子ト話スノ緊張スルカラ……」
 
ああ、何かしないか不安なのね。
 
1…こういうのは自分で渡した方がいいわよ?
2…仕方がないわね……
 
↓2
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:04:52.33 ID:1tYyHh7Ko
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:09:00.01 ID:erMPrqgDO
133 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/05(日) 23:22:53.07 ID:5FZ13RQX0
月読「仕方がないわね……」
 
広生や天馬と違って四杖がミシェルのタックルに耐えられるとは思えないし……
 
ミシェル「ア、アリガトウ」
 
月読「気にしないで」
 
さて、四杖を探すとしましょうか……
 
 
【展望室】
 
四杖「……」キョロキョロ
 
月読「ここにいたのね四杖」
 
四杖「あっ、月読さ……手にあるそれはまさか!?」
 
月読「ああ、これね。貴方のハンカチでしょう?ミシェルが拾ってたわよ」
 
四杖「あ、ありがとうございます!よかった、なくしたんじゃなくて……本当によかった……!」
 
月読「……」
 
何か、大袈裟じゃないかしら……
 
【ミシェル・ラマンの好感度が5上がりました】
 
【四杖礎の好感度が3上がりました】
134 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/05(日) 23:26:08.69 ID:5FZ13RQX0
月読「なんだか四杖の様子おかしかったわね……」
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【川田谷、武忍、天馬、夜方々木、鏡在、佛生、ミシェル、四杖は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:28:39.32 ID:erMPrqgDO
入野 広生
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:32:15.43 ID:1tYyHh7Ko
広生 黒頭
137 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/05(日) 23:57:24.87 ID:5FZ13RQX0
【調査用海岸】
 
広生「ふんっ!」
 
黒頭「はっ!」
 
海岸に行ってみると広生と黒頭が手合わせをしていた。
 
お互いに素手だけど一進一退って感じみたいね。
 
広生「っ、さすが無敗の武道家だな黒頭!」
 
黒頭「いえ、広生様こそ相当な腕前です。わたしがここまで追い詰められるなんて」
 
あんな事言ってるけど、確かにどちらも別次元なのよね……学級裁判でもあの二人だけ拘束されたし。
 
広生が動けば黒頭がさばいて、黒頭が動けば広生はかわす。
 
そんな二人の攻防は、広生が黒頭に投げ飛ばされて砂に背中をつけた事で終わりを告げた。
 
広生「うおおっ!?」
 
黒頭「ふぅ、ふぅ……勝負ありですね広生様」
 
広生「……ああ、俺の敗けだ」
 
月読「よくやるわね貴方達」
 
黒頭「月読様」
 
広生「なんだ、見ていたのか」
 
月読「あんまりに白熱していて声もかけづらかったのよ」
 
1…広生、貴方随分腕が立つのね
2…黒頭はさすがの腕前ね
 
↓2
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 23:59:35.50 ID:1tYyHh7Ko
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:02:10.76 ID:aT+iAe2N0
2
140 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 00:23:44.11 ID:I4xKnnKe0
月読「黒頭はさすがの腕前ね」
 
黒頭「いえ、わたしはまだまだ未熟です。広生様の一撃一撃に対応するのが精一杯でした」
 
広生「これでも対応されないように色々としたんだがな」
 
黒頭「はい、それでヒヤリとした事もありましたよ」
 
月読「……」
 
あれで未熟……黒頭だから謙遜じゃないんでしょうね、きっと。
 
広生「何にせよ、いい手合わせだった。また相手を頼めるか」
 
黒頭「こちらこそ是非」
 
握手をかわす二人の間には熱い何かが流れているようにも見える。
 
本当に……私にはわからない世界ね。
 
【広生燕次の好感度が3上がりました】
 
【黒頭明夜の好感度が4上がりました】
141 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 00:35:24.54 ID:I4xKnnKe0
【夜イベント】
 
1…川田谷の感じた視線の正体がはっきりしてないわね
2…天馬はなんで鏡在と仲良く出来るのかしら
3…ミシェルのタックルを治すために広生と黒頭に協力してもらいましょう
 
↓2
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:38:14.79 ID:unSijAkk0
1
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:39:20.40 ID:AFKA/GBDO
144 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 00:42:36.46 ID:I4xKnnKe0
今回はここまでで。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 06:42:56.41 ID:KD/gnmTCo
乙でした
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 07:01:25.00 ID:AFKA/GBDO

視線の正体は誰だろうか?武忍というわけではないのかな?
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/06(月) 10:56:20.96 ID:1PINkhnM0
男子二十番 吉富将治(よしとみ・まさはる)

身長 180cm
体重 80kg
誕生日 4月4日(牡羊座)
血液型 B
部活動 無所属
友人 郡山一海
鷹取宏直
疋田晃平
(郡山組)
愛称 マサ
出身小 椿小学校
家族 母・兄
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★☆☆☆☆

★★★★☆

★★★★☆

★★★★★

★★★★★

★★★☆☆
頭より先に体が動くタイプで、郡山組の中で最も暴力的。
力が全てという考え方のため、自分より弱い相手に対して高圧的。
弱い男子に対して暴力をふるうことが多かったが、最近はターゲットを他クラスに移している。
彼女はいないが欲しいと思っている。タイプは桂川藍子のようなスタイルが良く気の強い女子。

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器: No Data
kill: No Data
killed: No Data
死亡話数: No Data
凶器: No Data
148 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 22:16:03.98 ID:I4xKnnKe0
川田谷「うーん……」
 
月読「相変わらず視線を感じるの?」
 
川田谷「そうなんだよね……正体がはっきりしないっていうのは気味が悪くてかなわないよ」
 
さっきは直後に武忍が出てきたけどイコール川田谷が感じた視線の主……にはならないのよね。
 
月読「とにかく誰か突き止めましょう。いつ頃から視線を感じるのかしら」
 
川田谷「今日だよ。正確には朝食の後ぐらいからかな」
 
月読「ああ、貴方が夜方々木と変な事をしていたって話になったアレね」
 
川田谷「あまりいい思い出ではないね……あっ、もしかしたら」
 
月読「なに?」
 
川田谷「誰か俺を憎からず思ってる子がいて、夜方々木さんとの件で思わず俺を見てしまうようになったとか……」
 
月読「……」
 
1…まずないでしょうけど……だったらいいわね
2…冗談はそれぐらいにして早く突き止めましょう
3…あら、それなら夜方々木を憎からず思ってる人が貴方を睨んでる可能性も出てくるわね
 
↓2
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 22:18:34.01 ID:AFKA/GBDO
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 22:22:01.26 ID:RfneMM/3o
151 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 22:49:52.50 ID:I4xKnnKe0
月読「あら、それなら夜方々木を憎からず思ってる人がいて貴方を睨んでる可能性も出てくるわね」
 
川田谷「……」
 
月読「あまりポジティブ過ぎるのも問題よ。何があるかもうわからないんだから」
 
川田谷「……そうだね。月読さんに話して助かったよ」
 
月読「それはどうも……じゃあ視線の主を探しに行きましょうか」
 
とはいっても、この閉鎖された空間で見つからない相手だとなかなか骨が折れそうだけど……
 
川田谷「うーん……だけど本当に誰なんだろう」
 
月読「今日からだったわよね……他に心当たりはないの?」
 
川田谷「うーん……」
 
その後、話しながらしばらく誘き寄せるために歩いてみたけど……結局誰も見つからなかった。
 
本当にいるのかも怪しくなってきたわね……川田谷、どこか抜けてるし。
 
【川田谷昌の好感度が5上がりました】
152 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 23:00:37.55 ID:I4xKnnKe0
【月読の部屋】
 
月読「もう一週間……」
 
私達がこの宇宙から解放されるのはいつになるのかしら……
 
月読「……」
 
机にあったメモ帳にここに来て知った事を書き込んでいく。
 
川田谷じゃないけど、こうして何かを書くのは少し不安が和らぐのよね。
 
月読「……」
 
不安……私は何を不安に感じてるんでしょうね?
 
殺される事、それとも殺す事?
 
……笑えない。
 
まさか誰かを殺す可能性を不安に思う日が来るなんて。
 
だけどそれをないと断言出来るほど、私は私自身を。
 
信用出来ない。
153 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 23:04:34.28 ID:I4xKnnKe0
【七日目】→【八日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……26
 
天馬……12
 
鏡在……9
 
ミシェル……15
 
黒頭……17
 
入野……12
 
夜方々木……12
 
佛生……13
 
武忍……???
 
広生……14
 
学人……13
 
川田谷……15
 
四杖……14
154 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 23:27:56.21 ID:I4xKnnKe0
私は親の顔を知らない。
 
父は妊娠していた私の母を捨てた、らしい。
 
最も私はそれを人伝に聞いただけだから本当かは知らないけど。
 
幸い捨てられたりはしなかった。
 
だけど物心ついた頃から私はもう母と会話もした事がない。
 
家に帰ってくる事はなかった母が一ヶ月に一回ポストに入れるお金……それだけが私と母を繋いでいた。
 
学校も入学の手続きのような必要な事だけはしてくれたけど、家庭訪問の対応や面談に関しては私が一人でしていた。
 
その頃から私は私の家が家庭だなんて呼べない事はわかっていて。
 
そんな家から逃避したい私には本の世界ほどピッタリ来るものはなかった。
 
私は本を集めに集めた。
 
最初は物語、その内本と呼べるならなんだってよくなった私は食事も飴玉ばかりになりながら本にのめり込んで。
 
その果てに私は超高校級のビブリオマニアと呼ばれるようになる。
 
もう逃避したくて本を読んではいないけれど。
 
でも今でも時々思う。
 
家庭ってなんなのかしら?
 
もし私に家族がいたら……
 
私は、どう生きていくのかしらね?
155 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/06(月) 23:42:42.11 ID:I4xKnnKe0
【八日目】
 
キーンコーンカーンコーン……
 
モノクマ「オマエラおはようございます!」
 
モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」
 
モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」
 
月読「……」
 
懐かしい夢を見たわね。
 
今さらなんであんな夢を見たんだか……
 
月読「食堂に行きましょうか……」
156 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 00:16:16.67 ID:6bGshYOY0
【食堂】
 
月読「今日も学人は来ていないのね……」
 
川田谷「あまり思い詰めないといいんだけどね」
 
広生「難しいだろうな。弟を、それも人を殺した事で失ったんだからな」
 
音野「そうですね……」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……」
 
天馬「てめえ武忍!何しに来やがった!」
 
武忍「そう、いきり立たないでほしいのう……ワシはちょっとしたお知らせに来たんじゃ」
 
月読「お知らせですって?」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……学人の坊が大変じゃよ」
 
四杖「!?」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……」
 
もう武忍を気にする人間はいなかった。
 
食堂を飛び出した私達は学人の部屋に走って……
 
 
部屋で倒れている学人を、見つけた。
157 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 00:16:55.07 ID:6bGshYOY0
本日はここまでで。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 07:40:13.93 ID:CpKmnU3DO
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 22:37:01.10 ID:jLbITvuko

学人どうなったのか気になるなあ
160 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 22:38:19.05 ID:6bGshYOY0
…………
 
四杖「過労と寝不足ですね……心労も重なって倒れてしまったみたいです」
 
ベッドで眠っている学人はたった数日でやつれた ように見える。
 
これ、食事もまともにとってないわね……
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……無事で何よりじゃな」
 
月読「武忍……なんで学人が倒れてるのをわざわざ伝えに来たの?」
 
武忍「はて?そんな事言わずともわかると思うがのう」
 
黒頭「……それはどういう」
 
武忍「ワシらはコロシアイを望んでおる。過労などで死なれてはつまらんじゃろう」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……しかしこれはチャンスじゃな皆の衆。今の学人の坊は簡単に殺せるからのう」
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ……」
 
武忍は笑って部屋から消えていく。
 
コロシアイへの誘惑とも言えるそんな言葉を残して。
161 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 22:40:34.29 ID:6bGshYOY0
月読「学人の部屋……鍵が開いてたのも武忍の仕業なのかしら」
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 22:44:17.50 ID:jLbITvuko
入野 鏡在
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 22:46:31.51 ID:CpKmnU3DO
学人
164 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 23:29:49.87 ID:6bGshYOY0
学人の様子を見に部屋に行くと、学人は目を覚まして起き上がっていた。
 
学人「……」
 
月読「あら、目を覚ましたのね」
 
学人「私は、倒れたのか」
 
月読「過労と寝不足。まあ、今は無理しない方がいいわね」
 
学人「……おかしな話だな。科学を追及している時はもっと眠らずにいた事もあったというのに」
 
月読「心労も重なってたみたいだから……そのせいじゃない?」
 
学人「ふん、心労か。それこそ私らしくない話だ」
 
学人「まさかこの私がここまで愚弟に振り回されるとはな……」
 
月読「……」
 
1…武忍は今の貴方の状態をチャンスだって言ってるわよ
2…とにかく今は休んだ方がいいわ
 
↓2
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:30:39.40 ID:CpKmnU3DO
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:34:48.47 ID:jLbITvuko
167 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 23:55:13.49 ID:6bGshYOY0
月読「とにかく今は休んだ方がいいわ」
 
学人「……休む、か」
 
月読「えぇ、食事も睡眠もまともにとってないみたいだし、このままだとまた倒れるわよ」
 
学人「ふん、そうさせてもらう。私は死ぬわけにはいかん」
 
月読「……学人」
 
学人「はっ、まさか心労とは……全く弱くなったものだ」
 
学人「天才が、聞いて呆れるな……」
 
そして目を閉じた学人は何も言わずに寝息をたて始めた。
 
月読「……」
 
新太……貴方はこんなお兄さんを見たかったわけじゃないでしょうに。
 
【更科学人の好感度が6上がりました】
168 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/07(火) 23:56:07.27 ID:6bGshYOY0
月読「学人は……立ち直れるかしらね」
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【学人は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:58:58.35 ID:jLbITvuko
天馬 鏡在
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:02:03.59 ID:P5qIAjcz0
広生、鏡在
171 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 00:37:39.63 ID:5ID1x94+0
鏡在「つうかさ、アンタそのダサいお面なんとかなんない?」
 
広生「……なに?」
 
鏡在「いつもそんなの着けてアンタそんなに自分の顔に自信ないわけ?」
 
月読「……」
 
また鏡在の突っかかりが始まったわね……
 
広生「くだらない事を……俺がなにをつけようがお前には関係ないだろう」
 
鏡在「ダサいお面見てアタシの精神にダメージがあるのよ!ちょっと取りなさい!」
 
広生「なんだと!?」
 
鏡在「ちょっと月読!アンタもこいつの素顔気になるわよね!?」
 
月読「……」
 
そこで私を巻き込まないでほしいんだけど……
 
1…気にならないと言えば嘘になるわね
2…素顔ならもっと気になる人間がいるじゃない

↓2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:38:46.65 ID:P5qIAjcz0
1
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:42:49.00 ID:ZXD2NsuDO
174 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 00:44:07.35 ID:5ID1x94+0
本日はここまでで。
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:49:06.12 ID:ZXD2NsuDO
乙です
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 07:50:43.48 ID:m+aIPhsso
177 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 22:57:46.28 ID:5ID1x94+0
月読「気にならないと言えば嘘になるわね」
 
鏡在「ほら、月読もこう言ってるわよ」
 
広生「……断る!」
 
鏡在「はあ!?そこ普通は外すとこでしょうが!」
 
広生「知るか!俺はたとえ何を言われようがこの仮面を外すつもりはない!」
 
鏡在「信じらんない!こっちがこんなに頼んでるってのに!」
 
月読「……頼んではいないわよ」
 
だけど広生はどうしてここまで頑なに顔を隠すのかしらね……
 
【鏡在凛の好感度が3上がりました】
 
【広生燕次の好感度が1上がりました】
178 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 22:59:06.35 ID:5ID1x94+0
月読「顔を隠すか……武忍のせいで変な印象持たれないといいけど」
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【学人、鏡在、広生は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:04:50.32 ID:ZXD2NsuDO
入野 夜方々木
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:05:10.80 ID:qMdU1VL20
音野 武忍
181 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 23:16:59.13 ID:5ID1x94+0
音野「……」
 
月読「……あら、音野じゃない」
 
あんな所で何をして……あれは。
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ」
 
武忍……
 
武忍「しかし本当にわからんのう。音野の嬢」
 
音野「な、何がですか」
 
武忍「せっかく願いが叶うというのになぜ月読の嬢を殺さなかったのか、じゃよ」
 
武忍「月読の嬢は甘いからその気になれば殺せたろうに」
 
音野「なっ、そんな」
 
武忍「嬢には願いがあったのじゃろう?それを叶える機会をわざわざ捨てるとはワシには全く理解出来んよ」
 
音野「……」
 
武忍「新太の坊は行動したのに音野の嬢は行動しなかった……いやはや、所詮お主の願いなどその程度だったという事か」
 
音野「…………」
 
あの男、また変な事を……
 
私は……
 
1…音野と武忍の間に割って入った
2…音野と武忍の間に割って入ろうとした

↓2
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:18:05.35 ID:ZXD2NsuDO
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:19:29.02 ID:Wfh4HvqRo
184 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 23:44:31.95 ID:5ID1x94+0
月読「……」
 
私は音野と武忍の間に割って入ろうとした。
 
音野「確かに私には願いがありました」
 
だけどその前に音野が口を開いていた。
 
音野「だけどわかったんです。こんな形で願いを叶えても何もいい事なんてないって」
 
武忍「いかんのう、それは月読の嬢の影響じゃろ。月読の嬢はそうしてお主を懐柔しようと」
 
音野「それは違います!」
 
音野「月読さんに止められたのは事実です。そうしてもらわなかったら、きっと私が処刑されてた」
 
音野「だけどそうならなかった……馬鹿な事を考えて、学級裁判で疑われましたけど、私は今こうして生きてます」
 
音野「だから武忍さんに何を言われようと、私は惑わされたりしませんから!」
 
音野「失礼します!」
 
月読「……」
 
音野……
 
音野「あっ、月読さん」
 
月読「……音野、ちょっと付き合いなさい」
 
音野「えっ、あっ、はい!」
 
 
武忍「ふぉっ、ふぉっ……そうかそうか」
 
武忍「実にいいのう……」
 
武忍「その顔が絶望に歪むのが楽しみになるわい……ふぉっ、ふぉっ」
 
【音野響の好感度が5上がりました】
 
【武忍影虎の好感度が??????】
185 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/08(水) 23:46:51.25 ID:5ID1x94+0
月読「音野があんな事を言うなんてね」
 
あの時止めたかいがあったわ。
 
【自由行動を開始します】
 
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
 
【学人、鏡在、広生、音野、武忍は選べません】
 
【生徒を選んでください】
 
↓2
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:50:50.46 ID:Wfh4HvqRo
天馬 佛生
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:57:45.55 ID:ZXD2NsuDO
入野 夜方々木
188 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/09(木) 00:27:08.10 ID:Y7W/z3WO0
入野「というわけで決定ー!」
 
夜方々木「決定〜」
 
月読「……いきなり何を言い出してるの?」
 
入野「せっかく海があるんだから気分転換に泳ごうって話だよ!」
 
夜方々木「男の子来るなら私は賛成よ〜」
 
月読「今初めて聞いたわよ……」
 
入野「誘うのはこれからだからね!」
 
夜方々木「うふふ〜」
 
月読「……」
 
それなのに決定なのね……
 
入野「というわけで汐里ちゃん、どうかな?」
 
1…私が喜んで海に行くタイプに見えるかしら
2…他に人が集まったら考えるわ
 
↓2
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:28:24.15 ID:PimSQTqV0
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