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【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】二冊目
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354 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 22:35:22.97 ID:/JwbT5ne0
【川田谷昌通信簿イベント1】
川田谷「……」カキカキ
月読「また作詞のメモ?」
川田谷「あっ、月読さん。そうだね、日常に広がるキーワードはいつ消えちゃうかわからないから」
月読「ビッシリ書き込まれてるのね……メモ足りないんじゃないの」
川田谷「あはは、そこは大丈夫。予備のメモ帳は常にポケットに入れてあるからね、ほら」
月読「……」
川田谷がポケットからメモ帳を出すと、十以上はあるメモ帳が床に落ちる。
川田谷「わわっ、マズイマズイ!」
月読「こんなに必要なの?」
川田谷「あはは、いくつあっても不安になっちゃって……」
月読「そのわりにはペンはないのね」
川田谷「……あっ」
川田谷って、やっぱりどこかおっちょこちょいよね……
【川田谷昌通信簿1】
【日頃メモをする事が多い川田谷は予備としてポケットに大量のメモ帳を入れている。
しかしペンは一本しかなく、月読はそんな彼をおっちょこちょいだと感じるのだった】
355 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 22:40:05.01 ID:/JwbT5ne0
月読「……」
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【音野、天馬、学人、広生、佛生、川田谷は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 22:44:26.01 ID:NuC7QrbDO
鏡在 入野
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 22:44:39.27 ID:c03bbypro
黒頭 夜方々木
358 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 22:57:58.11 ID:/JwbT5ne0
月読「またこうして動機が発表されたわけだけど……」
黒頭「また武忍様の動きに気をつけなければいけませんね」
夜方々木「う〜ん、動機の方を警戒した方がいいんじゃないの〜?」
黒頭「なぜでしょうか?」
夜方々木「影虎くんは前回の事があるから警戒されるけど〜、動機は今回新しい物なわけじゃない〜」
黒頭「しかし武忍様は影武者。警戒しようとも、混乱は避けられません」
夜方々木「う〜ん……汐里ちゃんはどう思う〜?」
月読「私?」
1…動機を警戒した方がいいわね
2…武忍を警戒した方がいいわね
↓2
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 23:03:27.76 ID:c03bbypro
1
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 23:07:48.08 ID:NuC7QrbDO
2
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 23:08:10.27 ID:BhYo88se0
2
362 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 23:15:32.79 ID:/JwbT5ne0
月読「武忍を警戒した方がいいわね」
月読「クリスと新太の事件は動機を発表したところに武忍が動いたから起きたわ」
月読「動機は確かに厄介だけど……さらに煽るように動く武忍の方がたちが悪いと思うのよ」
夜方々木「なるほどね〜……」
月読「とはいえ、動機も楽観視は出来ないから……どちらも警戒するしかないのよね」
学人や佛生の不穏さもあるし……頭が痛いわね。
黒頭「月読様、どういたしましたか?」
月読「いえ、なんでもないわ……」
本当に、困ったわね……
【黒頭明夜の好感度が3上がりました】
【夜方々木別離の好感度が2上がりました】
363 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 23:35:39.16 ID:/JwbT5ne0
【夜方々木別離通信簿イベント1】
月読「ねぇ、夜方々木。私、前から気になってたんだけど聞いてもいいかしら」
夜方々木「あら、なに〜?私の事が気になるなんて〜」
月読「貴女は別れさせ屋なのよね」
夜方々木「そうよ〜。カップルの仲を引き裂きたいならこの私におまかせ〜」
月読「具体的にどんな事をしてるのかしら。話は聞いた事があるけど実際はどんなものかは知らないのよ」
夜方々木「そうね〜……色々やり方はあるけど〜。一番手っ取り早く片付けるならホテル入るの写真に撮らせる事ね〜」
月読「……そこまでするの?」
夜方々木「実際にするわけないじゃない〜。入ったら理由つけていなくなるのよ〜」
夜方々木「本当に行為したかなんて関係ないの〜。私の誘惑に負けてホテルに入ったその事実が重要なわけ〜」
夜方々木「疑心があれば破局させるのなんか簡単なのよ〜」
月読「理由つけてとは言うけどスムーズに行くの?」
夜方々木「無理やりしようとするのはいたわね〜……これでも力はあるから返り討ちにしてるけど〜」
そうでもないと、命がいくつあっても足りなさそうだものね……
【夜方々木別離通信簿1】
【別れさせ屋として手っ取り早い手段として使うのはホテルに入った写真を撮らせる事。
普段は何もせずに理由をつけていなくなるようだが力ずくで逃げる場合もあるようだ】
364 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 23:37:48.04 ID:/JwbT5ne0
月読「気にかかる事が、多すぎるわね」
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【音野、天馬、学人、広生、佛生、川田谷、黒頭、夜方々木は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 23:39:39.99 ID:c03bbypro
鏡在 武忍
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 23:44:27.47 ID:kCrVklIG0
↑
367 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/26(日) 23:58:34.18 ID:/JwbT5ne0
鏡在「あっ、ちょっと月読!」
月読「……珍しいわね。貴女が話しかけてくるなんて」
鏡在「んな事どうでもいいのよ!ほら、アイツ何とかしなさいよ!」
アイツ?
武忍「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」
月読「武忍……」
鏡在「なんかさっきからアタシにつきまとってんのよ!」
武忍「年寄りをそう邪険に扱わんでほしいのう……」
鏡在「何が年寄りよこの布被り!そう言ってなんかする気なんでしょ!」
武忍「やれやれ、困った嬢じゃわい」
1…何を企んでるの
2…貴方、天馬にもつきまとってたらしいわね
↓2
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 00:01:05.38 ID:8EwjyDJDO
2
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 00:03:55.53 ID:GbdfHWXL0
2
370 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 00:15:00.95 ID:8SWolvXX0
月読「貴方、天馬にもつきまとってたらしいわね」
鏡在「はあ!?千里になにしてんのよこの布被り!ぶっとばすわよ!」
武忍「ふぉっ、ふぉっ……何の話かのう?」
月読「……また何かする気なのね」
武忍「まるで人を悪の手先のように……まあ、間違ってはおらんが。のう、鏡在の嬢」
鏡在「な、何よ」
武忍「天馬の嬢と仲が良くて何よりじゃわい。そのまま仲良くするんじゃぞ?」
武忍「どちらかが死んだ時の表情が楽しみじゃからなぁ……」
鏡在「っ……!」
その時の武忍は、布を被って眼だけしか見えていないのに。
確かに笑っていた。
【鏡在凛の好感度が2上がりました】
【武忍影虎の好感度が???????】
371 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 00:23:18.29 ID:8SWolvXX0
【鏡在凛通信簿イベント1】
鏡在「ああもう、ここはファッションに幅が無さすぎんのよ!」
月読「それは大変ね」
鏡在「だいたいあんなダサグマに従わされてるのがもうイライラするのよ!」
月読「それは大変ね」
鏡在「ああああ!もう、早く帰りたい!」
月読「それは大変ね」
鏡在「……ちょっと」
月読「何かしら」
鏡在「アンタちゃんと人の話聞いてんの?」
月読「聞いてるわよ」
鏡在「……あっそ。ならいいわ」
最近鏡在が長く喋ってる時は適当にあしらっておけばいい事に気がついたわ。
こうして気付くのもほとんどないし、これで鏡在の相手も楽ね……
【鏡在凛通信簿1】
【自分の言いたい事を好きに言うところがある鏡在。
しかしその時は適当に相手されてもまず気付かない状態で、月読は楽になると胸を撫で下ろすのだった】
372 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 00:35:16.21 ID:8SWolvXX0
【調査用海岸】
月読「はぁ……」
昨日はあんなに楽しかったのに、今日はこんなに……やってられないわね。
音野「あっ、月読さん」
月読「音野」
音野「あの、大丈夫ですか?さっき会った時より顔色がよくないですよ?」
月読「そうね……ねぇ、ちょっとまたバイオリン聴かせてもらえるかしら」
音野「えっ、あっ、はい!わかりました!それじゃあ私の部屋に……」
【情報エリアホール】
音野「……あれ?」
月読「どうしたの?」
音野「今、何か変な音が……」
月読「音?私には何も聞こえないけど……」
音野「もう聞こえませんけど……気のせい、だったんでしょうか?」
月読「私に聞かれても困るわよ」
音野「あっ、ごめんなさい!早く部屋に行きましょう!」
変な音ね……音野には何が聞こえてたのかしら?
373 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 00:42:59.48 ID:8SWolvXX0
【連絡通路】
月読「音野に頼んで正解だったわね」
あれから音野の演奏を聞いて少し元気を取り戻した私は書庫に向かっていた。
悩んでいても仕方がないわ、別に一人でやらないといけないわけでもないんだから皆と話しながらこれからを考えましょう。
月読「そのためにもまずは本を読んで英気を養わないといけないわね」
【書庫】
月読「さて、今日は何を……あら?」
何か機械が動く音がするわね。
月読「……奥の焼却炉?」
あんな何のためにあるかわからない物が、動いてる?
月読「……」
突き動かされるように書庫の奥にある焼却炉に向かう。
そうするとだんだんと大きくなる音と、何か焼けるような臭いが……
月読「……」
これは、紙の臭いじゃない……まるでこれは、肉が焼けるような……
月読「……!」
374 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 00:46:41.60 ID:8SWolvXX0
《いつしか私は走っていた》
《そしてたどり着いた焼却炉》
《ゴウゴウと音を出して燃え盛る焼却炉の蓋を開けると》
《人が燃えていた》
《もう誰かはわからない。だけど蓋の近くに落ちているのは白い布》
《それはまるで》
375 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 00:49:11.18 ID:8SWolvXX0
《更科学人の、白衣に見えた》
376 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 01:02:24.17 ID:8SWolvXX0
月読「嘘、でしょう……!」
まさか、本当に殺されたっていうの?
貴方は新太の罪をクリスの家族にどう償うか考えていたんじゃなかったの?
月読「熱っ……!」
こんなの、だったらクリスや新太はなんで死んだのよ……!
月読「っ……学人!」
学人「なんだ?」
月読「……えっ」
振り返ると、鼻を押さえた学人が立っていた。
学人じゃない……?
学人「それよりなんだこの臭いは。これはまるで……おい、その焼却炉に何が入っている!?」
月読「……人よ」
学人「なんだと!?」
月読「私も臭いが気になって来たのよ。そうしたら……」
学人「人が焼かれていたのか……ぐっ!」
学人は口を押さえてその場に座り込む。
それはきっと身体を生きたまま焼かれていた新太を思い出したから、でしょうね。
音野「月読さん、やっぱりここにいたんですか!忘れ物して……」
そして音野が私達と焼却炉にいるソレを目にした瞬間。
音野「きゃああああああっ!」
ピンポンパンポーン!
前回私は聞く事はなかった、ソレが鳴った。
377 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 01:03:47.61 ID:8SWolvXX0
モノクマ「死体が発見されました!」
モノクマ「一定の捜査時間の後、学級裁判を行います!」
378 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 01:14:25.00 ID:8SWolvXX0
音野「あ、あっ……!」
月読「……」
学人じゃなかった。
だけどそれならこの死体は誰なの?
それを確かめたくて、私は音野の背中をさすりながら皆が集まるのを待った。
そして集まる。
一人、また一人。
月読「……」
だけど私はそうして集まる人を見るたびにまさかという気持ちが強くなっていった。
そして……
「おい、誰だよこれ……」
「何よ、この臭い……!」
「くっ!酷い有り様だ……!」
十三人が、集まった。
「また、起きてしまったのですか」
「ヒイイイイ……」
「ひ、酷いよこんなの……」
そう、十三人だ。
つまり死体は来ていない一人という事になる。
「惨いわね〜……」
「ううっ、またこのような……!」
「くそっ……!」
「南無阿弥陀仏……」
だけど私は信じられなかった。
なぜなら来ていない一人は……
月読「この、死体は……」
379 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 01:18:11.32 ID:8SWolvXX0
月読「武忍、なの……?」
《武忍影虎、だったんだから》
380 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 01:19:16.15 ID:8SWolvXX0
CHAPTER02【宇宙という名の鳥籠で】(非)日常編
↓
CHAPTER02【宇宙という名の鳥籠で】非日常編
381 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 01:19:54.23 ID:8SWolvXX0
今回はここまでで。
次回から捜査になります。
それではまた次回に。
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:24:13.00 ID:FyIfgxZw0
学人じゃない白布って事だからまさかとは思ったけど…
しかし武忍だからまだ解らない…乙
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:28:35.07 ID:eQD6C5/DO
乙
トリックスター枠は原作から考えても5章まで生きるから全くの予想外だ
と思ったけど武忍だからなぁ。入れかわってる可能性のがでかい
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 07:32:52.23 ID:8EwjyDJDO
乙
今回もかなり予想外
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 18:11:21.52 ID:fUmr+0kwo
乙
武忍は誰かと入れ替わってるのかそれとも本当に死んだのか
続きが気になる
386 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 22:45:10.09 ID:8SWolvXX0
CHAPTER02【宇宙という名の鳥籠で】非日常編
387 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 23:05:24.19 ID:8SWolvXX0
月読「……」
武忍が殺された。
その事実を私はどうしても飲み込む事が出来ずにいた。
だってあの武忍よ?
力ずくで押さえ込もうとしても、向こうが黒頭や広生になってしまえば返り討ちに遭う。
そんな武忍が死んだなんて……
天馬「おい、マジかよ……マジで武忍が死んだのか?」
鏡在「いい気味ね!人にコロシアイなんかさせるからこんな事になんのよ!」
四杖「さ、さすがにその言い方は……」
川田谷「……」
皆の反応に武忍が殺された事に対しての驚きはあれど悲しみはない。
私も、クリスや新太と違って武忍が殺された事に悲しみは感じられなかった。
広生「いや、待て……本当に武忍が殺されたのか?」
黒頭「武忍様が誰かを殺害し、成り代わっていると?」
川田谷「だけどそれってどれだけの意味があるのかな?」
入野「意味って?」
川田谷「武忍君が成り代わっているとして……それがわかるだけで武忍君はクロになるようなものだよね?」
夜方々木「そうじゃなきゃ成り代わる必要はないしね〜」
川田谷「極端な話、誰が殺されたのかはわからなくても武忍君に投票してしまえばいいわけだし」
月読「成り代わるメリットがない……そういう事ね」
佛生「ふむ、武忍殿は内通者……疑心暗鬼を生むことに動いていた存在が自ら殺めるというのは不自然ではありませぬか?」
じゃあやっぱりこの死体は……
388 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 23:14:00.36 ID:8SWolvXX0
モノクマ「オマエラ!何をのんきに話し込んでるのさ!」
音野「きゃあっ!」
月読「モノクマ、ちょうど良かったわ。聞きたい事が……」
モノクマ「質問はこっちがしたいよ!無重力体験室を壊したのは誰!?」
月読「……」
無重力体験室が壊れた……?
モノクマ「修理に手間取ってるおかげで何一つ次の学級裁判への準備出来てないし!モノクマファイルすら作れてないんだよ!」
学人「なんだと……?」
モノクマ「だからとりあえず川田谷クン!今から死因とか言っとくからメモしといて!」
川田谷「えっ、あ、ああ、わかったよ」
モノクマ「全くだからあれだけ忠告したのにこんなとこで死んで……」
相当荒れてるわね……
389 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 23:44:57.03 ID:8SWolvXX0
『捜査を開始します』
広生「どちらにしても捜査はしなければならないか……今回の見張りはどうする」
天馬「またミシェルとあたしでいいだろ?」
鏡在「ちょっと千里!アナタがするんだったらアタシも見張りするわよ!」
天馬「はあ?なんでだ?」
鏡在「だってアタシだけ捜査したらフェアじゃないでしょうが!」
月読「見張りは天馬と鏡在で良さそうね……ミシェルにはキツイみたいだし」
ミシェル「ウエエ……」
川田谷「あっ、それじゃあ今モノクマが言ってきたのを伝えるよ」
川田谷によると……
『死体発見現場は情報エリア書庫。
死亡推定時刻は午後七時から八時の間。
死因は首を絞められた事による窒息死。
被害者は全身の骨が折れており、内臓も損傷している。
なおこれは生前の傷である模様』
……との事だった。
生前に全身骨折と内臓の損傷ですって?
それなのに犯人は首を絞めて殺害したっていうの?
コトダマ『モノクマの証言』を記録しました。
『死体発見現場は情報エリア書庫。
死亡推定時刻は午後七時から八時の間。
死因は首を絞められた事による窒息死。
被害者は全身の骨が折れており、内臓も損傷している。
なおこれは生前の傷である模様』
コトダマ『殺害方法の違和感』を記録しました。
『被害者は全身の骨折と内臓を損傷した状態だった。
しかし犯人は首を絞めて殺害している』
390 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/11/27(月) 23:48:09.05 ID:8SWolvXX0
短いですがここまでで。
ではまた次回に。
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 23:54:25.60 ID:fUmr+0kwo
乙
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/28(火) 00:33:18.22 ID:xlZTg7ADO
乙
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/28(火) 16:05:04.98 ID:rfh25dhn0
おつおつ
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 02:05:58.59 ID:zuDBUgIDO
武忍が誰かに化けてるとすると今回の学級裁判は死体当てから始めなきゃいけないんだな
395 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/03(日) 23:26:36.31 ID:hLSPhhT+0
月読「……」
まずはこの焼却炉を調べないといけないわね……
学人「焼却炉の火は止めたが、これだけ燃えていると死体を調べるのは不可能だな……」
学人の言う通り焼却炉に詰め込まれた死体は黒焦げになっていて判別も難しい。
学人「だが燃え具合で死亡推定時刻をさらに狭める事は可能だ」
月読「出来るの?」
学人「ふん、燃焼は科学の分野だ……やってやるさ」
そう言う学人の目からは今までの暗さは薄れているように見える……
この事件がきっかけなら、複雑な話ね。
月読「……」
そういえばこの白い布……多分焼却炉に入らずに落ちたのね。
月読「あら……」
この布、大量に粉がついてるわね。
何の粉なのかしら……
コトダマ『白い燃えかす』を記録しました。
『焼却炉近くに落ちていた白い布の燃えかす』
コトダマ『布についた粉』を記録しました。
『布についていた大量の粉』
396 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/03(日) 23:46:19.93 ID:hLSPhhT+0
月読「……」
焼却炉以外に変わったところはないかしら……
天馬「おっ、そういや月読。こんな時に言うのもなんだけど後片付けはきちんとした方がいいぜ?」
月読「何の話?」
天馬「いや、あたしが来た時通った本棚の所に台車が置きっぱなしだったんだよ」
天馬「まあ、あたしはハードルみたいに飛び越えたからいいんだけどさ。凛の奴が引っ掛かってそれはもう派手に……」
鏡在「ちょっと千里!それは話さない約束だったでしょ!?」
天馬「いいじゃねえか!スカート捲れて黒いパンツ丸見えだった事までは言ってねえんだし!」
鏡在「今言ってんじゃないのよぉ!?」
月読「……台車?」
そんなもの……この書庫にあったかしら。
ちょっと探しに行ってみましょう。
月読「……確かに台車ね」
だけどいったいどこから……
コトダマ『放置された台車』を記録しました。
『書庫に置いてあった台車。
しかし月読はこれを書庫で見たことがない』
397 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/04(月) 00:27:17.78 ID:w0HGBxlf0
月読「……」
学人の調査を待つ間に、他の場所を調べてみましょうか。
月読「そうなると気になるのは……」
やっぱりあそこね。
398 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/04(月) 00:27:48.70 ID:w0HGBxlf0
短いけどここまでで。
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/04(月) 00:51:00.63 ID:UwEnsDlDO
乙です
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/04(月) 07:41:08.19 ID:2ASUkptIo
更新待ってた
401 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/09(土) 19:37:27.63 ID:eRXt/7030
【無重力体験室】
月読「……何これ」
壊れたという無重力体験室……事件と関係があるかもしれないと来てみたけど……
入野「あっ、汐里ちゃんも来たんだ」
四杖「お疲れ様です」
月読「えぇ、だけどこれはどうしたのよ」
大量のモノクマ達が部屋の中であーでもないこーでもないと騒いでいる……不気味な光景ね。
入野「なんだか修理に忙しいみたいだよ。なんでもこの部屋の無重力発生装置のコントロールパネルだっけ?それが壊れちゃったんだって」
月読「コントロールパネル……前に川田谷が弄ったあの操作パネルの事かしら」
入野「そうみたい?後天井の照明も壊されてたらしくて……きゃあっ!」
四杖「うわっ!だ、大丈夫ですか?」
入野「う、うん、ありがとう」
月読「これは……」
拭いた痕はあるけど床に所々落ちてるこの赤いもの……
月読「血痕ね」
四杖「血痕ですか?誰かがここで怪我をしたのでしょうか……」
月読「……」
それにしては……かなり広範囲にあるわね。
コトダマ『床の血痕』を記録しました。
『無重力体験室の床に落ちていた血痕。
広範囲に飛び散っている』
402 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/09(土) 19:57:41.24 ID:eRXt/7030
月読「壊されたコントロールパネルはこれね」
確認のためにスイッチを押してみても何も起こらない。
どうやら無重力状態にならなくなっているようね。
ガガ…
月読「?」
今何か……
月読「これは、音声アナウンス?」
耳をそばだててみると、小さくだけどコントロールパネルから操作に関する音声らしき物が聞こえてくる。
どうやら音量が一番小さい物になっているみたいね。
だけど前に来た時、こんな音声鳴っていたかしら……
月読「……あら?」
このコントロールパネルの壊れかた……まるで丸いもので突いたみたい。
月読「……」
コトダマ『壊されたコントロールパネル』を記録しました。
『無重力状態にするためのコントロールパネル。
まるで丸いもので突いたかのような壊れかたをしていた』
コトダマ『音声アナウンス』を記録しました。
『コントロールパネルから最小の音量で聞こえてくる操作に関する音声アナウンス。
月読はこのアナウンスを調査の時に聞いていない』
403 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/09(土) 23:15:44.34 ID:eRXt/7030
月読「……」
モノクマ「よっせ!ほらせ!」
モノクマ達が肩車しあって天井の照明を弄ってるけど……
15mはある天井まで小さいモノクマが連なってるからかなり不気味ね……
四杖「今は無重力が使えないのでああしてるようですよ」
月読「天井にある三つの照明全てが壊されていたの?」
四杖「そうですね、わたくしが入野さんと入った時にはホールから射し込む光以外は真っ暗でしたから」
月読「なるほどね……」
コトダマ『壊されていた照明』を記録しました。
『無重力体験室の三つある照明は全て壊されていた。
入り口を開けないと中は真っ暗な状態だったようだ』
コトダマ『無重力体験室』を記録しました。
『無重力状態を体験するための部屋。
天井まで15mはある』
404 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/09(土) 23:31:52.70 ID:eRXt/7030
月読「……」
音野「あっ、月読さん……」
月読「音野……大丈夫なの?」
音野「な、なんとか……」
月読「まあ、無理もないわね……そんな貴女には悪いけれど、聞きたい事があるのよ」
音野「聞きたい事、ですか?」
月読「バイオリンを聴く前……確か七時少し前だったわね。貴女が聞いたっていう変な音について」
音野「あれですか……でも具体的に何が聞こえたかまでは」
月読「そこに関しては仕方ないわ。私が知りたいのは聞こえた方角なのよ」
音野「方角……確か連絡通路に向かう時、後ろの方から……部屋で言うと無重力体験室辺りでしょうか」
月読「……やっぱりそうなのね」
音野「月読さん?」
月読「ありがとう、助かったわ」
コトダマ『音野の証言』を記録しました。
『七時少し前、無重力体験室の方角から変な音を聞いた』
405 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/10(日) 00:08:38.97 ID:8sNKc6b60
【倉庫】
月読「……」
台車があるとしたらここだと思ったんだけど……
広生「月読か」
月読「ここにいたのね」
黒頭「ミシェル様の気分が悪くなってしまわれたようなので何かあればと」
月読「ああ、なるほどね……ところでここに台車ってないのかしら」
広生「台車?いや、ここにはそういった物はないな」
黒頭「わたしも見た覚えはありませんね……」
月読「そうなの……じゃあ紐とかその類いは?」
広生「ああ、それならこっちだ」
月読「……箱から一つも出されていないのね」
黒頭「どうやら今日は何も持ち出されていないようです。ジャージはかかったまま、タオルも箱に入ったままでしたから」
じゃあ台車や首を絞めた凶器はどこから出てきたの?
コトダマ『倉庫の状態』を記録しました。
『倉庫に台車は存在せず、紐なども持ち出されていない』
406 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/10(日) 00:21:55.39 ID:8sNKc6b60
本日はここまでで。
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/10(日) 00:34:43.47 ID:Bn0P0irDO
乙です
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/10(日) 08:07:45.05 ID:XAV2wd9Eo
更新乙
409 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/10(日) 23:14:47.70 ID:8sNKc6b60
月読「……」
川田谷「どう、捜査は進んでる?」
月読「川田谷、それに夜方々木も」
夜方々木「はぁ、自分の命が懸かってなかったら捜査なんてしないのにね〜」
川田谷「ちょ、ちょっと夜方々木さん。鏡在さんもだけど人が死んでるんだから……」
夜方々木「でも影虎くんよ〜?もう前みたいな嫌な事はされないんだから〜」
川田谷「それは、そうだけどさ」
月読「……」
夜方々木「まあ、死にたくないし頑張るけど〜……」
月読「それで、そっちは何かわかったの?」
川田谷「あ、うん……武忍君が殺されるまで何してたかなんだけど、どうも五時以降は誰も会ってないみたいなんだよね」
月読「四時半頃なら確か鏡在をつけ回してたわね」
川田谷「うん、それが最後の目撃みたいなんだ」
五時以降は行方知れず……何をしていたのかしらね。
コトダマ『武忍の行動』を記録しました。
『武忍は五時以降誰とも会っていなかったようだ』
410 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/10(日) 23:56:44.15 ID:8sNKc6b60
【書庫】
学人「戻ったか」
月読「そっちも終わったみたいね」
学人「ふん、これぐらい当たり前だ。この死体だが焼却炉に入れられたのは七時半前後だとわかった」
月読「七時半前後……つまり死亡推定時刻は七時から七時半頃って事ね」
学人「そういう事だ」
月読「……もう一つ聞きたいんだけどいいかしら?」
学人「なんだ?」
月読「この焼却炉、操作する時に音声アナウンスみたいな物はある?」
学人「ふん、この焼却炉にそんな物がついてると思うか?」
音声はないわけね……
コトダマ『学人の調査結果』を記録しました。
『死体が焼却炉に入れられたのは七時半前後』
コトダマ『焼却炉』を記録しました。
『書庫にある焼却炉。
音声アナウンスはついていない』
キーンコーン……カーンコーン……
411 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/11(月) 00:28:09.67 ID:3AKkXtEE0
モノクマ「はぁ、はぁ……」
モノクマ「もう本当に何なのさ!」
モノクマ「とりあえず準備はしたからオマエラ展望室に集合!」
モノクマ「学級裁判始めるよ!」
月読「……」
やっぱり相当荒れてるわね。
学人「行くか……おい、今回はどうなんだ」
月読「……何とかするしかないでしょう」
そうしなければ死ぬだけなんだから。
【展望室】
モノクマ「オマエラ集まったね!それじゃあ早速エレベーター呼ぶよ!」
川田谷「なんだかイライラしてるね」
入野「無重力体験室、結局直らなかったみたいだから……」
鏡在「ざまあみろって感じね!」
天馬「へっ、だな」
そんな会話をかわしながら私達はエレベーターに乗り込む。
そしてエレベーターはまたあの場所に向かって動き出した。
412 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/11(月) 00:50:08.38 ID:3AKkXtEE0
エレベーターは静かに向かっていく。
十三人、またここから一人減る。
殺されたのが武忍だからとどこか弛んでいた空気も、段々と前のような物になって。
そして……
【学級裁判場】
モノクマ「また来たね、この学級裁判場に!」
モノクマ「今回はちょっとドタバタしたから席とか違うけど勘弁してね」
モノクマ「さあ、オマエラ席に行ってくださーい!」
モノクマの言う通り前とは変わった席に私達は着いていく。
回りを見渡すとクリス以外に、新太の遺影、それと写真が真っ赤に塗り潰された遺影が増えていた。
月読「……」
【超高校級の影武者】武忍影虎……
内通者としてこのコロシアイで私達を苦しめてきた男。
未だに信じられないけど……そんな武忍は殺されて。
その犯人は私達の中にいる。
月読「……」
たとえ殺したのが内通者でも私達はそれを暴かないといけない。
それが私達の生きる唯一の道なんだから。
そして始まる。
真実と虚構渦巻いて。
各々の思惑が交差する。
学級裁判が。
413 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/11(月) 00:50:40.07 ID:3AKkXtEE0
本日はここまでで。
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/11(月) 00:54:12.94 ID:YdmS4hI1o
乙
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/11(月) 01:08:49.67 ID:OplvYt9DO
乙
学級裁判も期待
416 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 19:14:51.43 ID:tVWifpLz0
新しい席順(時計回り)
月読→川田谷→新太→鏡在→クリス→入野→ミシェル→広生→佛生→音野→黒頭→夜方々木→四杖→学人→武忍→天馬→月読
417 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 19:15:46.01 ID:tVWifpLz0
・コトダマ
『モノクマの証言』
『殺害方法の違和感』
>>389
『白い燃えかす』
『布についた粉』
>>395
『放置された台車』
>>396
『床の血痕』
>>401
『壊されたコントロールパネル』
『音声アナウンス』
>>402
『壊されていた照明』
『無重力体験室』
>>403
『音野の証言』
>>404
『倉庫の状態』
>>405
『武忍の行動』
>>409
『学人の調査結果』
『焼却炉』
>>410
武忍影虎。
被害者としてあまりにも不釣り合いなその名前。
しかし月読の困惑をよそにページは進む。
その果てに待つ結末とは……
418 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 19:19:22.88 ID:tVWifpLz0
学級裁判 開廷!!
Second Murder Case
419 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 19:29:31.16 ID:tVWifpLz0
モノクマ「それでは学級裁判の簡単な説明を行いましょう!」
モノクマ「学級裁判では誰が犯人かを議論してもらい、最終的には投票によってクロを決めていただきます!」
モノクマ「過半数が正しいクロを指摘出来ればクロはおしおきされ、オマエラは再びイカロスに」
モノクマ「クロへの投票が過半数に満たなかった場合はシロが全員おしおきされ、クロは地球に帰還する事が許されます!」
鏡在「ちょっと待ちなさいよ」
モノクマ「どうしたの鏡在さん。前にもこんな事あったけど」
鏡在「なんでアタシと千里が離れてんのよ!つーかアタシの両隣遺影って何の嫌がらせなわけ!?」
モノクマ「えー?だって前に天馬さんの隣は嫌だって駄々こねてたじゃない」
鏡在「そんな事言った覚えないわよ!」
いや、言ってたわよ。
天馬「まあまあ落ち着けよ凛。どうせもう来ねえんだから気にする事もねえって」
広生「もうここには来ないか……いい心構えだ」
川田谷「それじゃあ、そのためにもまずはこの学級裁判……乗り越えないとね」
420 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 19:39:58.88 ID:tVWifpLz0
【議論開始!!】
コトダマ
>>417
『モノクマの証言』
『放置された台車』
『床の血痕』
黒頭「今回【殺害されたのは武忍影虎様】……」
広生「にわかには信じがたい話だがな」
夜方々木「でも内通者だし時間の問題だったわよね〜」
佛生「当然の報い……というにはいささか無惨ではありますな」
ミシェル「ウウ……【焼キ殺ス】ナンテソンナノ……」
入野「思い出しただけで気分悪くなってきたよ……」
正しいコトダマで【】を論破しろ!
↓2
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 19:42:19.23 ID:TgERvSZ00
【焼キ殺ス】→『床の血痕』
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 19:44:05.38 ID:ihSps8yTo
『モノクマの証言』で【焼キ殺ス】を論破
423 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 19:57:49.11 ID:tVWifpLz0
月読「それは違うわよ」BREAK!
月読「ミシェル、武忍は焼き殺されたわけじゃないわ」
ミシェル「ソ、ソウダッケ?」
月読「モノクマによると武忍の死因は絞殺なのよ……ファイルではないけど間違いないのよね?」
モノクマ「そこは間違いないよ!嘘ついたらクロが有利になっちゃうでしょ?」
学人「ふん、話を聞いていなかったのか」
ミシェル「ゴメンナサイ……」
四杖「まあまあ、ミシェルさんはあの時死体を見た事で相当気分が悪そうでしたから……」
夜方々木「話が耳に入らなくても無理はないわね〜」
広生「とにかく武忍は絞殺された……そこに間違いはないようだな」
音野「ですけど……だとしたらなんか変じゃありませんか?」
音野が言いたいのは多分あの事ね。
>>417
から正しいコトダマを選べ!
↓2
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 20:00:16.82 ID:TgERvSZ00
殺害方法の違和感
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 20:00:34.70 ID:ihSps8yTo
『殺害方法の違和感』
426 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 20:22:43.00 ID:tVWifpLz0
月読「この栞を挟み込むわ」
月読「音野の言う通り、今回の事件には違和感があるわ」
佛生「それはいったい?」
月読「死因よ。武忍は絞殺される前に全身の骨折と内臓の損傷を負っていたみたいなの」
広生「放っておいても死ぬほどの怪我だな。むしろ即死でもおかしくない」
天馬「だったらなんでわざわざ首なんか絞めたんだ?ほっときゃよかったじゃねえか」
鏡在「そんなの簡単じゃない!犯人はあの布被りをそこまで憎んでたのよ!」
四杖「とにかく苦しめて武忍さんを殺害したかった……という事ですか」
入野「でもみんな少なからず嫌な気持ちはあったよね……」
川田谷「武忍君を一番恨んでたとしたら……」
川田谷の視線がある人物に向く。
学人「……ふん、私と言いたいわけか」
視線を向けられた人物……学人は反論もせずただ鼻を鳴らした。
427 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 20:32:36.98 ID:tVWifpLz0
音野「いくらなんでもそれは……」
夜方々木「だけど新太くんに化けた時の事もあるし〜」
天馬「あの時はあたしもマジでムカついたからな」
四杖「しかしそれが犯人と結びつける証拠というには……」
広生「弱い事は否めないな。お前自身に反論はないのか」
学人「ないな。生憎無実を証明する証拠は持ち合わせていない」
月読「このまま学人が犯人か話していても埒があかないわよ。ここは別の点から議論を進めるべきじゃないかしら」
入野「別の点って?」
月読「全身骨折と内臓損傷……どうやって武忍にそんな怪我を負わせたか、よ」
428 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 21:01:03.33 ID:tVWifpLz0
【議論開始!!】
コトダマ
>>417
『無重力体験室』
『壊されたコントロールパネル』
『放置された台車』
四杖「全身骨折と内臓損傷ですか……」
鏡在「そんだけ[ボコボコに殴った]んじゃない?」
黒頭「それには凶器が必要ですね……それも骨を折るほど頑丈な」
音野「[車で轢いた]というのはどうでしょうか!」
広生「この宇宙ステーションのどこに車があるんだ……」
天馬「あっ、ミシェルのタックルは車レベルだぜ!」
入野「えぇ、じゃあ犯人は……」
ミシェル「マッテマッテマッテマッテマッテ!?」
学人「後考えられる可能性は……[高所からの落下]か」
佛生「しかしその高所も存在しませぬが……」
川田谷「じゃあどうすれば武忍君にそんな怪我を……」
正しいコトダマで[]に同意しろ!
↓2
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 21:02:09.61 ID:TgERvSZ00
[高所からの落下]→『無重力体験室』
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 21:04:07.83 ID:hLHUHCaDO
『無重力体験室』→[高所からの落下]
431 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 21:17:37.45 ID:tVWifpLz0
月読「そのページに答えがあるわ」
月読「そうね……私は学人の考えに賛同するわ」
夜方々木「影虎くんの怪我の理由は高所からの落下だって言うの〜?」
月読「そうよ」
天馬「おいおい!いくらなんでもそれはねえだろ!そんな高所どこにあんだよ!」
月読「無重力体験室よ。あの部屋は天井まで15mはある」
入野「天井までって……」
四杖「それは確かに天井は高所でしょうが……」
月読「無重力体験室は文字通り無重力を体験する部屋よ」
月読「つまり武忍の怪我の理由は……」
・無重力を高所で切られた
・無重力で天井に激突した
・無重力から急激に重力をかけられた
正しい選択肢を選べ!
↓2
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 21:21:25.82 ID:TgERvSZ00
無重力から急激に重力をかけられた
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 21:24:28.57 ID:L3Emq4Kzo
無重力から急激に重力をかけられた
434 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 21:34:20.35 ID:tVWifpLz0
月読「無重力から重力を急激にかけられたのよ」
天馬「よく漫画であるあれか!それならそうなってもおかしくねえな!」
広生「重力の負荷により全身にダメージを与えたわけか……」
川田谷「えっと、それで高所からの落下って話は?」
月読「……」
四杖「あの……差し出がましいようですが、それなら犯人もただではすまないのでは?」
天馬「つまり骨折れてんのが犯人か!」
天馬「……いねえじゃねえか!どうなってんだよ月読!」
月読「……」
さて、切り換えましょう。
・無重力を高所で切られた
・無重力で天井に激突した
×無重力から重力を急激にかけられた×
正しい選択肢を選べ!
↓2
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 21:37:35.99 ID:hLHUHCaDO
無重力を高所で切られた
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 21:37:38.57 ID:L3Emq4Kzo
無重力を高所で切られた
437 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 21:42:01.62 ID:tVWifpLz0
月読「この栞を挟み込むわ」
月読「無重力を高所……おそらく天井付近で切られたのよ」
学人「その結果武忍は落下し負傷した……という事か」
月読「そうよ。むしろこれ以外に方法はないわ」
天馬「追い抜いてやるよその推理!」反論!
天馬「ちょっと待てよ月読!やっぱり変だろそれは!」
月読「変……何がかしら?」
天馬「今からそれを説明してやるぜ!遅れんなよ!」
貴女は走るつもりなの?
438 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 22:08:04.04 ID:tVWifpLz0
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
>>417
『床の血痕』
『壊されたコントロールパネル』
『壊されていた照明』
天馬「月読!お前の考えを否定したいわけじゃねえ!」
天馬「だけどあたしにはどうしても納得出来ねえんだよ!」
月読「納得出来ない……」
月読「それはいったい何なの」
天馬「お前は武忍を甘く見すぎなんだよ!」
天馬「そりゃあの野郎でも天井近くから落とせば怪我するだろうよ!」
天馬「でもあの武忍がそれを黙って受け入れるわけがねえんだ!」
天馬「お前は【武忍がいくらでも抵抗出来た】って事が頭から抜けてんだよ!」
正しいコトノハで【】を斬れ!
↓2
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:12:00.12 ID:L3Emq4Kzo
『壊されていた照明』で【武忍がいくらでも抵抗出来た】を斬る
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:12:12.09 ID:hLHUHCaDO
『壊されていた照明』→【武忍がいくらでも抵抗できた】
441 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 22:26:13.48 ID:tVWifpLz0
月読「その乱丁、修正させてもらうわ」
月読「そうね、確かにあの武忍なら抵抗出来たでしょうね」
天馬「だろ!」
月読「だけどもしその時無重力体験室が真っ暗だとしたらどうかしら?」
天馬「どういうこった?」
月読「無重力体験室の照明は全て壊されていたのよ。入野、四杖、貴方達が行った時無重力体験室は真っ暗だったのよね?」
入野「うん、間違いないよ!」
四杖「はい、ホールからの明かりだけが頼りでした」
天馬「……じゃあ武忍は真っ暗な中でどうしようもなかったって事か」
月読「そういう事ね」
鏡在「その推理ダサいのよ!」反論!
鏡在「ちょっと待ちなさいよ月読!アンタ自分の言ってる事のおかしさ気付いてないわけ!?」
月読「……おかしさですって?」
鏡在「千里、後はアタシに任せなさい!」
鏡在「アタシが完璧な反論ってのを見せてやるわ!」
442 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 22:37:37.40 ID:tVWifpLz0
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
>>417
『音声アナウンス』
『音野の証言』
『武忍の行動』
鏡在「月読!アンタは言ったわね!」
鏡在「布被りは無重力体験室が真っ暗だから抵抗出来なかったって!」
月読「そうよ。事実無重力体験室は真っ暗だったわ」
月読「それは武忍の抵抗を阻止するためだったはずよ」
鏡在「アンタバカ!?」
鏡在「真っ暗なら困るのは犯人も一緒でしょうが!」
鏡在「布被りみたいに【犯人だって真っ暗じゃ無重力切れない】じゃないのよ!」
正しいコトノハで【】を斬れ!
↓2
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:39:51.51 ID:hLHUHCaDO
『音声アナウンス』→【犯人だって真っ暗じゃ無重力切れない】
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:41:22.31 ID:L3Emq4Kzo
『音声アナウンス』で【犯人だって真っ暗じゃ無重力切れない】を斬る
445 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 22:57:00.61 ID:tVWifpLz0
月読「その乱丁、修正させてもらうわ」
月読「暗闇の中で動けない……でも犯人にそれでも無重力を切るための手段があったのよ」
鏡在「手段って何よ!」
月読「音声アナウンスよ」
月読「無重力状態を操作するコントロールパネル……あれから音声アナウンスが流れているのを聞いたわ」
月読「それを頼りに犯人は無重力を切ったのよ」
川田谷「えっ、だけど俺が操作した時そんなの鳴ったっけ……」
月読「聞こえなかったのよ。だって音声アナウンスの音量は一番小さなものだったんだから」
あれじゃあ、アナウンスの意味がまるでないわね……
音野「あれ?でもそれだけ小さいなら、犯人も聞こえなかったんじゃないですか?」
月読「そうね、普通なら無理よ」
夜方々木「響ちゃんならいけるんじゃないの〜?超高校級のバイオリニストだし〜」
音野「わ、私ですか!?」
月読「音野にはアリバイがあるわよ。私が保証するわ」
学人「……おい月読。お前さっきの言い方からして目星がついているのか」
月読「そうね……正直裁判前から一人可能性があると思った人間がいるわ」
真っ暗闇で最小の音量を聞いて動けた人物……
それは音野を除けば一人しかいないはずよ。
人物を指名しろ!
↓2
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:58:02.86 ID:XDBYUgo80
佛生
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:59:20.71 ID:L3Emq4Kzo
佛生
448 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 23:12:45.34 ID:tVWifpLz0
月読「それは貴方ね」
月読「佛生」
佛生「……」
月読「貴方の耳なら出来るはずよ。あの音声アナウンスを聞いて無重力を切る事が」
月読「そして貴方には暗闇なんて関係ないはずよ。だって貴方は、盲目なんだから」
佛生「……なるほど」
錫杖を鳴らしながら佛生はただそれだけを呟く。
佛生「某が武忍殿を殺めたと……月読殿はそう仰るのですな」
月読「反論があるなら聞くわ」
佛生「ふむ、そうですな……ならばしばし問答に付き合ってもらうとしましょうぞ」
佛生「それでは……いざ」
【学級裁判中断!!】
449 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2017/12/12(火) 23:13:22.43 ID:tVWifpLz0
本日はここまでで。
次回学級裁判完結までいきたいと思います。
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 23:16:58.71 ID:hLHUHCaDO
乙です
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 23:17:04.35 ID:XDBYUgo80
乙乙
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/13(水) 00:03:04.54 ID:SVF7CfKvo
乙でした
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 18:57:13.82 ID:CxVgPQGfo
期待
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