安価で魔法少女モノ

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39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:55:10.34 ID:MCrwOOlno
B
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:55:34.08 ID:/TGsYbfDO
B
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:55:38.26 ID:pY3HZcyT0
A
42 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/15(日) 23:57:12.92 ID:15pW/i+eO

影野静さんが選択されました
 
43 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/16(月) 00:01:54.06 ID:fiq9xRV0O
魔法少女になって欲しいと言われた時、とても嬉しかった
取り柄のない、今まで沢山のことから逃げ続けてきた私でも、人の為になれるんだって

けど、実際は…
44 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/16(月) 00:30:58.78 ID:fiq9xRV0O
【1,勇ましさ故に】

夜になると、魔物たちが動き始める
私達魔法少女の仕事は、その魔物を退治することだ
今日も、私と響は夜の街に作られた結界の中に足を踏み入れていた


静「はぁっはぁっ!」(ど、どうしよう…囲まれちゃった)

魔物「グルル!」

魔物「うぅ〜!」

魔物「カチカチカチ…」

静(響…どこにいるの?早く来て…っ!)

静(…ううん、いつまでも響に頼りっぱなしじゃダメなんだ!私だけでなんとかしきゃ!)チャキ

魔物「ガァァアア!!!」

静「ひっ…」(か、からだがうごかない…怖い怖い怖いっっ!!たすけて!響!!)ギュッ


「でりゃぁああ!!」ガッ!バキッ!ドガッ!


響の声と、三つの重たい音が不思議な結界の中に響く
少し間をおいて、足音が近づいてきた


響「ふぅ…怪我はしてなさそうだな。ごめんな遅くなって」

静「響…ありがとう」

響「おう!何度でも頼れ!」ワシワシ


そう言って響は乱暴に私の頭を撫でた
くしゃくしゃになっていく髪なんて気にならないほど、私は響に頭を撫でられるのが好きだ
恥ずかしくなって、目から視線をずらすと肩の怪我を見つけてしまった


静「響…またけがしてる」

響「ん?ああ大丈夫大丈夫。痛くないし、魔法少女の怪我はすぐ治るからさ」

静「わたしがもっと強ければ、響に怪我なんてさせずに済むのに…ごめんね」

響「なーに言ってんの。静はもう、十分強いさ。ほれほれ〜」ワシワシ


響は更に激しく頭を撫でた。髪型は多分もうめちゃくちゃだと思う
あっダメだ、目があつくなって、涙が…
どうしよう、とまらないよ…

ごめんね、響…
45 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/16(月) 00:44:09.86 ID:fiq9xRV0O
とりあえず導入を
今回はここまでです

【静】
響にお礼をしたい。甘いもの、好きだったよね?
何を持って行こうかな?
A 学校近くの黒蜜プリン
B 駅前のケーキ
C 有名な鯛焼き
D 手作りのクッキー

>>下2
コンマ70以下は…
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 00:46:56.82 ID:DHaagVtX0
D
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 00:47:04.03 ID:Uztx01MnO
乙です
安価はBで
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 00:47:59.49 ID:Uztx01MnO
アバーッ!
すまんな、本当にすまん
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 01:02:19.31 ID:nHEUXNvSO

数えてみたら>>21除いて21人かな。魔法少女とか街の世界観説明とか簡単に欲しいかも
これから静ちゃん主人公で進むのか視点変更の群像劇になるのか、どちらにせよ期待
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 10:20:51.15 ID:xmxY7FGjo
割と世界観的にはハードっぽい?説明よりも話の中で徐々にわかってく感じでもいいと思います
安価書いたキャラ退場したりするかなあ(それはそれで楽しみだけど)
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 23:26:49.06 ID:I9gq8iCA0
なんで>>21除くのかと思ったらテンプレ不備か
52 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/16(月) 23:54:42.03 ID:fiq9xRV0O
とある誰かの独り言


「アルファ、ベータ、ガンマ…と、オメガに向かって魔物は成長を続けるの」

「イプシロンまでは雑魚。もちろん、魔法少女にとって、という話だけれど」

「ミューまでいくと、経験の浅い魔法少女が相手をするのは危険になってくるわ」

「更に進んでシグマになると、討伐できる魔法少女が限られてくる。ここからは一人で相手をするのは危険ね。まぁ、シグマ以上なんて滅多に出現しないけど」

「キー級。単独で討伐できる限界ね。とは言っても、まず単独で挑む人なんていないと思うけどね」

「プシー級。今まで出現した記録がわずか3回しかないけど…どれも多くの犠牲者が出ているわ。人も、魔法少女も…」

「ちなみに、魔法少女には討伐したクラスにちなんでランク分けがされているの。私ならオミクロン級魔法少女って具合にね」

「細かい話をすれば、個体差とか、習性とか、魔族とか、融合体とかあるけれど…それは今はやめておこう」

「最後に一つだけ」



「オメガ級になると…


 
53 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/17(火) 00:15:23.23 ID:H7oUuWSuO
【2,不幸】

心臓が今にも爆発しそうだ…
私は今、一人で駅前に来ている。人の集まるところは大の苦手な私が、一人で、駅前に、来ているのだ
のしかかってくるプレッシャーは想像よりはるかに重いものだった


ざわざわざわ

静(うぅ…帰りたいよ…)

静(でも、響前に駅前のケーキが食べたいって言ってたから…いつも怪我させちゃってるから…)

静(ケーキ屋は…あれだ『ホワイト・アイリス』)キョロキョロ


スタスタスタ


静(わっ!すごい人だ。…何分くらいかかるのかな)

静(…)

静(…うん、早く並ぼう。なるべく存在感を消して)




コンマ10以下で売り切れ
>>下
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 00:15:54.50 ID:18rM50yx0
55 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/17(火) 00:31:31.85 ID:H7oUuWSuO
コンマ50
一番人気は売り切れてしまったが、まだそこそこ残っているようだ


静(よかった…なんとか買えそう)

静(確か、響はチーズケーキが好きだったはずだから)

「次お待ちのお客座〜こちらへどうぞ!」

静(…はっ!私の番だ!)「あっはい!はいっ!チーズケーキ下さい!」

「チーズケーキですね〜。お一つでよろしいですか?」

静「お2つで!」


ふぅ…なんとか買えた
あとは響に渡すだけ
早速電話してみよう

プルルルル…プルルルル…

あれ?でないな。忙しいのかな?
今日渡せたらよかったけど、まあ明日でもいいよね?
もう今日は帰ろうっと



コンマ05以下で転ぶ
コンマ90以上で響たちに遭遇
>>下2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 00:32:11.08 ID:OLAYTaKQo
えい
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 00:36:56.57 ID:Dnqof+dG0
コンマがそそっかしい娘だ
58 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/17(火) 01:01:34.99 ID:H7oUuWSuO
コンマ57
特に問題なく家に帰れた


プルルルル…プルルルル…

静(響…喜んでくれるかな?まだあそこのケーキ食べてないよね?大丈夫だよね?)ドキドキ


プルルルル…ガチャ

静「あっ!もしもし響?静だけど」

『…』

『ごめんなさい、私は響ではないの』

静「えっ…だれ?」

『…あなたは、アルファ級魔法少女、影野静さんね?』

静「!」(私が魔法少女だってことをしってる!)

『…』

静「そ、そうです」

『響さんは、あなたにとって大事な人、だよね。ならば…』

静「響に…響に何かあったんですか!?」


何か、嫌な予感がする
もう電話を切ってしまい
本当は間違い電話で、かけ直したらちゃんと響がでてくれる…
なのに、体が動かない



『…』

『実は…響さんの行方が分からなくなっているの』


 
59 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/17(火) 01:04:34.68 ID:H7oUuWSuO

コンマ49、70以下
 
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 01:07:17.53 ID:9qr7NuM+O
コンマ下?
61 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/17(火) 01:10:17.65 ID:H7oUuWSuO
今日はここまでです


【静】
どうしよう…響以外に頼れる人なんて私には…
A 一人で探す
B 一人で助ける
C 一人でなんとかする

>>下3までコンマの高いもの




>>59
正しくは

コンマ03、70以下

でした。すみません訂正します
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 01:12:29.29 ID:Rh7Kypc0O
>>47のことか

A
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 01:16:51.45 ID:Dnqof+dG0
A
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 01:19:50.34 ID:TjWF8jRkO

B
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 11:10:28.44 ID:v2VAlLKC0
66 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/17(火) 21:54:20.63 ID:wSJNcjIaO
今日は更新できません
ごめんなさい
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/17(火) 22:30:46.43 ID:yn0dxcON0

リアルが大事
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 23:36:05.42 ID:lU2T5rt40
エックスに出番はあるのか…
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 01:12:34.75 ID:vtDZIDoZO
>>68
クラスメイト2人いるし出にくくはないとは思う
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 05:53:05.10 ID:+qIg89yn0
まだ始まったばかりだし何とも
すごい量が集まってるから全員活躍するかはわからんが
71 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/18(水) 23:15:42.17 ID:z8SJXwXzO
更新夜遅くなります。すみません
安価は取りませんので朝にでもゆっくり読んで下さい
72 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/19(木) 02:57:28.32 ID:Pcdyk4VwO
誰かの独り言


「一定条件を満たした、12歳から18歳までの少女が『イヴ』と呼ばれる宝石に触れる事によって魔法少女に変身できるようになる」

「12歳以下では、イヴの動作が安定しないので魔法少女になれないし、19歳になると、魔法少女に変身できなくなる。再度イヴに触れても何も起こらない」

「魔物はカケラを残して死んでゆく。そのカケラには魔法少女の力を増幅させる効果がある」

「カケラの持つ力は、その魔物の持っていた力で決まるので、必然的に高ランクの魔法少女は強力だ」



「イヴから貰った力で闇を払うのが私達魔法少女の仕事。しかし、不明な点が多すぎる。正直なところ不安だ…」


 
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 07:38:56.94 ID:c4zyCR2yo
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 07:47:20.99 ID:fdnFyBMKO
これ独り言言ってる魔法少女は毎回違うのかな?
75 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/20(金) 01:23:36.01 ID:FGzV5ZfIO
【3,かけがえない思い】


『実は…響さんの行方がわからなくなっているの』


その言葉を聞いたとき、私は震えが止まらなかった
どうして響が?なんで?いつ?あんなに強いのに?どうしようどうしよう…なにをすればいいの?
様々な考えが頭の中を駆けてゆく


『…大丈夫?』

静「…は、い」

『そう…とにかく、捜索はもう数人で始まってるからあなたは大人しく家にいなさい』

静「えっ!?いやっ私も探します!」

『それはダメ』

静「どうしてですか!」

『今回関わっている魔物はオミクロン級以上と推測されているの。アルファ級のあなたが関わるには…危険すぎる』

静「う…」


言い返す言葉が見つからない
いままで遭遇した魔物は全て響が倒していたから、私は魔法少女になってから一度も魔物を倒したことがない。その都度強化はしてもらったんだけど…今私がどのくらい力があるのかとかも全然わからない

魔法少女になって全力で動いたこともない私が探しに出たところで、たとえ見つけても一緒に行方不明になるだけだ


静「…わかりました」

『ありがとう。大体の目星はついているから、今日中に見つけてみせるよ』

静「…はい」


『それに、魔法少女は決して死なないから。安心して?』


 
76 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/20(金) 01:38:42.67 ID:FGzV5ZfIO
電話を切った後、私はすぐに家を出た
家で待っているように言われたけど、そんなの無理だ。聞けるわけない。だって…

響は、私の大事な人だから


静(でも、響以外の魔法少女なんてしらない…誰にも頼れない…ううん、こんな時まで誰かに頼るなんて!私一人で探さなきゃ!)

静(でもどこを探そう?とりあえず響の家まで行ってみよう!)


魔法少女に変身して、全力で地面を蹴る。が、しかし


静「うひゃああぁぁー!」


今まで一度も使ったことのない力に戸惑ってしまう。私はそのまま、勢い余って電柱に激突してしまった


静「ふぎゅ!」


自然と涙がでてきた。それをぬぐいながら、もう一度、全力で地面を蹴る

今度は着地に失敗して盛大にコケた。でもすぐに起き上がって、また全力で地面を蹴る

今度は屋根の上に着地できたが、よろけてそのまま落ちてしまった。しかしすぐにまた起き上がって、地面を全力で蹴る。顔はもう涙でぐちゃぐちゃだ


私は体に傷を作りながら響の家を目指した
 
77 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/20(金) 01:48:52.62 ID:FGzV5ZfIO
響の家に着く頃には大分力のコントロールがうまくなっていた。…それでも10回に1回くらいは着地に失敗するんだけど

目を閉じ、呼吸を整えて耳を澄ませる。…響の気配は近くにないみたいだ
次どこに向かうか考えようと目を開けた時、ふと自転車がないことに気がついた


静(自転車がない…たしか、自転車は通学用で魔物退治の時もどこか出かける時も使わなかったはず…)

静(…)

静(…ということは、平日学校に行っている間に行方不明になったってことなのかな?)

静(…よし、じゃあ次は学校に向かってみよう)


行き先を決めて再び地面を全力で蹴る
………
今度はちゃんと着地できた
 
78 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/20(金) 02:11:17.49 ID:FGzV5ZfIO
【3,かけがえない思い】続く…
 
今日はここまでです。深夜なので安価は取りません

 
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 02:12:51.21 ID:Pg3Gh5x9O

ここからどうなるか気になる。他の魔法少女が絡むのかシンプルに孤軍奮闘か
80 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/20(金) 23:27:18.20 ID:xTEXv0l3O
今日は更新できません
明日は早い時間から更新できると思います
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/21(土) 02:18:06.51 ID:vNgNJaGoO
了解
現状面白いけど出来ればそろそろ他の魔法少女との絡み見たいかな。応援してます
82 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/21(土) 23:15:45.23 ID:G0/z7opWO
【3,かけがえのない思い】続き


静「いてて…」


私は、本日3回目の電柱とのキスに目を回していた
大分慣れたとはいえ、まだまだ修行が足りないみたい
傷はすぐに治っていくことが幸いだ


静(もう少しで学校なんだけどな…)

静(…)

静(もし、学校でもないなら…今度はどこを探そう…?)

静(…)

静(…考えても仕方ないよね?まずは目の前の───)

静「っ!これは、魔法少女…と魔物!?」


私の探知できる範囲内に突然二つの反応が飛び込んできた
一つは魔法少女。3人で固まってちょうど学校とは反対方向に移動している

もう一つは魔物。魔法少女3人を追いかけて…いや止まった
あっ!反対側…学校の方に引き返して行く!

…どうしてかな?
私は、あの魔物の反応にとても惹かれている。具体的に言えないけど…何かを感じる



【!】
【重要な分岐点です】
A魔法少女を追いかける
B魔物を追いかける

>>下3まで、コンマの高いもの
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/21(土) 23:16:43.98 ID:B+hV+LYV0
B
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/21(土) 23:17:06.23 ID:EdcMucrro
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/21(土) 23:23:39.95 ID:tG3b28FDO
B
86 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/22(日) 00:17:15.15 ID:Va+gFDStO
【B】

どうして?なぜ?
よくわからない不思議な感覚…
普通なら魔法少女を追いかけるべきなんだろうけど、私は感覚に従ってみることにした


静(あの魔法少女達も気になるけど…っ!)


行き先が決まり、再び移動を始める
まだ少しふらつくけど、もうどこかに激突するようなことはない…と、思う

反応がどんどん近づく
魔法少女の方はもう、探知外に出てしまったので感じ取れない


静(…ん?あれ?よく考えたらあの魔法少女達は魔物から逃げてた?)

静(3人がかりでも逃げ出すほどの魔物…)

静(…)


事の重大さに気づいたときには、私は魔物の結界に引きずられてしまっていた…
87 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/22(日) 01:31:40.71 ID:Va+gFDStO
結界の中に引きずり込まれた私は周囲を警戒しながらさまよっていた

静(うーん、なんていうのかな、工場?みたいな…でも入り組んでて狭いし、うーん…金属質な廊下?デコボコしていて、隠れる場所は沢山ありそうだ)

静(あと鉄臭いなぁ…ほんのり油の匂いがする)


コツッコツッコツッコツッ


静(!)


私の近くの壁から足音が聞こえてきた。どうやら向こうは空洞らしい
それにしても…

静(全然探知できなかった…今も反応がない。魔物?)


コツッコツッコ


静(!)


足音が止まった
私は慌てて物陰に隠れた


キューン……ドガァァアアン!!!!


静(うわっ!)

凄まじい衝撃と共に壁が吹き飛んだ。思わず声を出しそうになるも、なんとか抑えることができた


コツッコツッコツッコツッ


???「…」


煙が晴れ、壁を吹き飛ばした張本人が姿を表す
その姿に、私は驚愕した


静(えっ)


88 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/22(日) 01:32:21.74 ID:Va+gFDStO
静「響…?」


響?「…」キョロキョロ
 
89 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/22(日) 01:33:53.03 ID:Va+gFDStO
今日はここまでです。結局こんな時間になってしまいごめんなさい

次回で影野静編は終わります


90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 01:48:12.81 ID:gP/0F2vM0

あれ響さん意外とパワータイプ…?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 08:10:55.02 ID:GQeTCe6Lo

次で終わりということは選択肢を間違えたかな
92 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/23(月) 22:59:39.22 ID:CLfKa1i0O
今週の更新は厳しいかもしれません。ごめんなさい…
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/10/24(火) 02:11:33.83 ID:UhhLpbGmO
【名前】
黒神 聖(クロカミ ヒジリ)

【年齢】
17

【性別】


【性格】
温厚で慈愛に満ちた聖女のような性格。

【学力】
記憶力に優れている。

【容姿】
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花を体現する大和撫子。人目を惹き付ける美しい黒髪が特徴。

【誕生日・血液型】
12月24日。AB型。

【異能力】
触れた人物の傷を癒したり物体を修復することが可能。ただし、自分には使えず死者を生き返らせることは出来ない。

【家族構成】
歪(ヒズミ)という名前の別人格を持つ。
実は彼女の能力は治癒ではなく時間操作であり、歪が表に出ている時は自分の時間を加速させ超スピードで戦う。なおこの時、能力は聖とは逆に自分にしか使えなくなる。
 
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 02:12:35.85 ID:UhhLpbGmO
失礼、誤爆しました。
95 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/29(日) 21:08:13.94 ID:0H3DhOUAO
誰かの独り言


「響には借りがある。返さず消えられるのは、私のプライドが許さない」

「…まあちょいちょい、おちょくってくるのは腹が立つが。基本はいい奴だ」

「探すのはいい。しかしな…」

「ただでさえ魔法少女って存在が胡散臭いのにさ、なんで更に胡散臭い、本名不明のヤツと組まなきゃならないんだ?」

「はぁ…まあ仕方ないか」



「さて、行くか」


 
96 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/29(日) 21:16:16.95 ID:0H3DhOUAO
【4、再開】


コツッコツッ

コツッコツッ


静(響…?)

「…」キョロキョロ


コツッコツッ…


響?の姿を見てすぐに、私は頭を引っ込めてしまった。でも、なんでだろう?
すぐそこにいるのに、魔物の反応も、魔法少女の反応もない


………



足音はもう聞こえない
…どうしよう。本当にどうしていいのかわからない



【どうしようか?】
A後を追う
Bしばらく様子を見る
C一度結界の外に出る

>>下2まで、コンマの高いもの
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:17:16.83 ID:zbGFGW6ao
B
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:17:44.65 ID:m0RLnyXDO
A
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 21:18:27.98 ID:p1w8Iay8o
B
100 : ◆jyrP/opZ3U [sage]:2017/10/29(日) 22:03:34.59 ID:0H3DhOUAO
【B】


静(しばらく様子を見てみよう)

静(集中…)

静(…)

静(ううん…やっぱりダメみたい。何も感じられな…あっ魔物の反応だ!)


ズン…!


かなり遠くから地響きが聞こえてきた。それと同時に、魔物の反応は消えてしまった


静(消えてしまった。今のは一体…)

静(…もうしばらく様子を見よう)

静(集中…)
101 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/29(日) 22:13:24.17 ID:0H3DhOUAO
10分後


コツッコツッ

コツッコツッ


静(!)

静(近づいてきた!)


コツッコツッ

コツッ…


静(と、止まった…?)ドキドキ

「…」


キューン……ドガァァアアン!!!!


静(わっ!)

「…」キョロキョロ


コツッコツッ…


足音はもう聞こえない
新しく開けた穴を抜けてどこかへいってしまったみたい

…あれは響じゃない。なんとなく、そうだとわかる。なんの根拠もないけど
でも、やっぱり…あれに惹かれてる私がいる。どうしてだろう?




【どうしようか?】
A穴を抜けて後を追う
B響?がきた方向に向かう
C結界の外に出る

>>下2まで、コンマの高いもの
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:14:12.39 ID:7Xj+dpPK0
B
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:14:53.34 ID:zbGFGW6ao
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:14:55.83 ID:CPFuco9k0
b
105 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/29(日) 22:52:56.77 ID:0H3DhOUAO
【B】


静(あの地響き…気になるし行ってみよう)


結界の中を移動し始めてわかった。この結界はSF映画に出てくるような宇宙船の中みたいな作りで、迷路みたいだ

ときどき袋小路に当たって引き返しながら、魔物の反応があった場所を目指す

移動を始めて10分たっただろうか?私は反応が消えた場所にたどり着いた


静(うっ…焦げくさい!)

静(さっきアレが魔法を使った後によく似てる…多分ここもアレがやったんだ)

静(まだ燻ってる…)キョロキョロ

静(…あっ!これは、カケラだ!)


魔物を倒した時に落とすカケラを見つけた
これは…オ、オミクロン級!?


静(…使っちゃってもいいのかな?い、いいよね?私が見つけたんだし)ドキドキ

静「えいっ!」パキッ


カケラを割ると、閉じ込められていた力が流れ込んでくる


静「す、すごい!今までもらったものなんて比べものにならないくらい!」


索敵能力が大きく上がっていくのがわかる。…あっ!この反応…多分アレだ
不思議な感じ…一緒の場所に魔物と魔法少女がいるみたい…あっ!

魔法少女が2人、結界に入ってきた
多分さっきの3人組のうちの2人だと思うけど…

アレは…あれ?また反応が消えちゃった。でも、最後にいたのは確か…結構入り口の方からは離れてたはず。こっちの方が近い




【どうしようか?】
A魔法少女の方を目指す
Bアレの方を目指す

>>下3まで、コンマの高いもの




106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:54:55.22 ID:m0RLnyXDO
B
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:55:35.33 ID:zbGFGW6ao
B
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 22:55:47.84 ID:Kf9Aubl80
A
109 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/29(日) 23:05:07.73 ID:0H3DhOUAO
【A】

早いですが今日はここまでです
先週はすいませんでした。今週は大丈夫です

お詫びというか…何かリクエストみたいなものがあれば書いて下さい
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/29(日) 23:12:38.87 ID:QjFs+/SG0
乙!
ゾロと高コンマ、どちらの価値が高いのか?

しかしリクねぇ……うーん……じゃあ、読者みんなで、魔法少女1人につき1つ、サポートアイテム(チートになり過ぎないやつ)を考えてあげるとか?
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 23:13:24.80 ID:7Xj+dpPK0

正直平穏に終わるとは思えないし
響と静の平和だったころを番外編でもいいからほしかったり
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 23:17:58.21 ID:dhLBVrqjO


リクエストって言われても
じゃあ魔物に安価で名前つける…とか?
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 23:30:12.08 ID:zbGFGW6ao

静絡みの平穏な話を
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 23:48:46.82 ID:L5ocl9TY0
乙です

リクエスト
誰かの独り言みたいなフレーバーテキストとか、ネタバレにならない程度の設定資料集的なものを
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 00:18:11.56 ID:aoIcC4Oz0
種子島と柳のショートストーリーとか?
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 06:39:05.66 ID:tr232EGK0
リク
魔法少女が亡くなったら、ストーリーに関わらない所で何らかの出番を与える救済処置
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 12:28:13.39 ID:o/CKw9VJ0
>>1が使いやすそうな魔法少女増やしてみるとか?
118 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/30(月) 23:21:24.39 ID:VNw/ZabjO
書いてくれた人たちありがとうございます
少し考えてみたいと思います

今日は更新できません。また明日…
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 23:36:59.58 ID:o/CKw9VJ0
はい。またあした〜
120 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/31(火) 23:17:01.15 ID:9IVMYpr4O
【4、再会】続き
【A】


私は入ってきた2人組みの魔法少女と合流することにした。最後にアレがいた所を迂回するように移動を始めた


静(あの人たちは何か事情を知ってるはず)

静(流石に私1人じゃ何が起きているのかわからない)

静(…怒られるかもしれないけど襲われることはないだろうし、これが一番いい手、だよね?)

静(もう少しで…あっ二手に分かれちゃった)


もう2、3分程で合流できるのに…
片方はそのまま進んできてる。もう片方は離れて行ってしまった

うーん…このまま進んで、とりあえず合流した方がいいかな?

…?
あっこっちに向かってきてる!
気づいたのかな?


タッタッタッ


「あっ」

静「あっ」


通路の角を曲がってきた魔法少女は、私の姿を見て驚いていた
刀を下げた和装の魔法少女で、小さくかわいい。なにせ、背の低い私と変わらないからね


「…」


向こうは何て声をかけるか迷ってるみたい
…ど、どうしよう。私、特に初対面の人は苦手なのに…



【どうしようかな?】
Aとりあえず挨拶、名前を名乗る
B名前を聞く
C構える


>>下2まで、コンマの高いもの
ただし、該当コンマが40以下なら緊張して固まってしまう
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 23:17:21.83 ID:WjkaKGEXo
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 23:17:59.60 ID:n6k8/67DO
A
123 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/31(火) 23:33:34.13 ID:9IVMYpr4O
【A】
コンマ83


「…」

静「…」


うぅ…何で何も話さないの?
私から声をかけかけた方がいいのかな…ってそんなことを悩んでる時間無いよ!

…よし!


静「あ、あの!!!こんにちは!!!」

「わっ!」ビクッッ


力みすぎて声が大きくなってしまった。相手はびっくりして、少し飛び跳ねた
は、恥ずかしい…!


静「わわわったしは!影野静です!!!」

「は、はぁ、よろしく。私は太刀斬みそぎ」

みそぎ「とりあえず落ち着け。はいっ深呼吸」

静「すー…はー…すー…はー…」

みそぎ「落ち着いたか?」

静「は、はい…」

みそぎ「そうか。じゃあ改めて自己紹介しよう。私は、クシー級魔法少女、太刀斬みそぎだ」

静「わ、私…影野静です。階級はアルファです」

みそぎ「…アルファ級?この魔力量でか?」

静「あっさっきオミクロン級のカケラを拾って…で、それを使ったらこんな感じに…はい」

みそぎ「ふーん…」
124 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/31(火) 23:50:22.43 ID:9IVMYpr4O

みそぎ「…まぁ、それは今どうでもいいか」


大分落ち着いた
それと同時に、お腹の底から疑問と不安が一気にこみ上げてきた


静「…あの」

みそぎ「なんだ?」

静「アレ、なんですか?」

みそぎ「…見たのか?」

静「はい。どうして、アレは、私の…」


────大切な人────


静「…響、の姿をしてるんですか?」


みそぎ「そうだな…」

みそぎ「…」

みそぎ「アレは…」

静「…」ゴクリ

みそぎ「魔物だ。そう、ただの魔物」

静「えっ!でも…」

みそぎ「だからもう帰れ。悪いことは言わない」

静「そんな!それに、アレがただの魔物のわけない!」

みそぎ「魔法少女の姿をしているからか?魔物にはわからないことが多い。姿を真似る魔物がいても、何もおかしくはないだろ?」

静「じゃあ!なんでアレから!魔物と魔法少女の反応が一緒にするんですか!」

みそぎ「!」

みそぎ「…お前、感知タイプだったのか」

静「…」

みそぎ「…わかった。正直に話そう」

静「アレは本当は、なんですか?」


みそぎ「アイツは…」

 
125 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/31(火) 23:53:49.00 ID:9IVMYpr4O


みそぎ「魔物と魔法少女の融合体だ。そして、最強最悪の、全生物の敵でもある…」

 
126 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/10/31(火) 23:55:22.96 ID:9IVMYpr4O
今日はここまでです
ありがとうございました
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 23:57:21.97 ID:WjkaKGEXo
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 00:01:22.67 ID:VDrkAE0y0

響の能力見たら対人性能ヤバすぎ?
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 01:34:18.42 ID:dyw89Iua0
>>128
どうせ調整される
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 06:45:11.50 ID:VHHQ4vTP0
乙!
どういう事かと思ってたら、そういう事だったのね
131 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/04(土) 12:04:14.90 ID:Nnl8BOCLO
誰かの独り言


「融合体」

「魔物が、他の生物や物質と、融合したもの。魔物同士での融合は、今の所、確認されていない」

「この魔物の機能には、まだ謎が多く、解明されていない部分が多い」

「まず、魔物は、融合しても、必ずしも力が増すわけではない。むしろ、被融合者の特性に基づく、弱点を作ってしまうことの方が多い」

「融合体の特徴としては、成長の停止、魔力の固定化、寿命の減少がある」

「成長の停止…魔物は、融合を行った、その時の階級で成長が停止する。例えば、ゼータ級の時に融合を行えば、そこから階級が上がることはなく、死滅するまで、ゼータ級のままということになる」

「魔力の固定化…融合体は、戦闘行動やその他の魔力を消費する行動を取っても、魔力を消費しない。また、その他の要因での魔力の増減もしない。これにより、戦闘継続能力は大幅に向上している」

「寿命の減少…魔物の寿命は、未だ解明されていないが、これは、魔物は全て、魔法少女によって倒されてしまい、自然死した個体を観測できていないからである」

「一方、融合体は、確認されている中で、魔法少女によって倒された個体以外は、全て、自然消滅している。記録されている中では、最長でも9ヶ月。最短なら僅か2時間だ」

「被融合者は動植物、無機物、機械などが確認されているが、人と融合した前例はない。が…」


「私、個人の見解としては、決して不可能ではないものと、考える」

 
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 12:13:31.69 ID:ek/8iPbN0
観察班とかが居るもんなの?
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 18:56:19.90 ID:NiMs22vb0
全世界規模の話みたいだし普通に研究者とかもいるでしょ
自然引退した元魔法少女とかが所属してるのかね
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 02:38:44.44 ID:7InjpCq20
イヴってのは原始時代からあるもんなのかね?
135 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 17:02:29.11 ID:NgB0VyO0O
飛び飛びになってしまいすみません
20時ころから再開したいと思います
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 17:04:54.12 ID:hTErxgKG0
hooo!
137 : ◆jyrP/opZ3U [saga]:2017/11/05(日) 21:14:26.84 ID:NgB0VyO0O
【4、再開】続き


静「融合…体?全生物の敵ってどういうことですか?」

みそぎ「魔物の能力の1つに【融合】と呼ばれるものがある。アレは…タウ級の魔物と而今響が融合したものだ」

みそぎ「私達に敵対するのは勿論、魔法少女としての特性からか、魔物にすら襲いかかる危険極まりない存在だ」


説明が頭に入ってこない
融合とか、敵対とかどうでもいい
響は助かるの?


静「…それで、響は、助かるんですか?」

みそぎ「…」

みそぎ「大丈夫、響は私達が助け出してみせるよ」


そう言って彼女は笑って見せた
この笑顔を、私は無条件で信じた


静「…ほ、ほんとに?」

みそぎ「…ああ」

みそぎ「さて、時間がないんだ。後は任せて…」


キューン……ドガァァアアン!!!!


静「きゃっ!」

みそぎ「…っ!」


コツッコツッコツッ
ズル…ズル…ズル…


融合体「…」


ヒュッ ドサッ


「…ぅ、あ」

静「ひっ…!」

みそぎ「…!エックス!」ダッ



壁の向こうからやってきたアレは、1人の魔法少女を引きずりながらやってきた
私達を見つけると、「次はお前たちだ」と、言わんばかりに、引きずっていたものをこちらに投げた
エックスと呼ばれた魔法少女はボロボロで、焦げたような匂いがしていて、頭からは血を流していた

私は、初めてアレと目を合わせた
そこには、私が憧れた綺麗な瞳があった
私は、探していた響と再開した


 
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 21:39:36.37 ID:PFRJrFrK0
会ったら魔物を探してぶつけた方がよさそう
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