女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」

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335 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:27:37.91 ID:EbC0nqN5o
〜〜
王都郊外

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

地下牢衛兵2「な、なんというこだ……」アゼン

副隊長「何よあれ」アゼン

悟空「すんげぇーやな気を感じんぞ」キン

副隊長「えぇ。一体王宮は……」ハッ

副隊長「こうしてはいられませんことよ!」

副隊長「もしもの為に、ここをセーフティハウスにします!衛兵さんあなた私の指示に従ってちょうだい」

地下牢衛兵2「も、もしもとは……その…」

副隊長「考えるのは後!結果の準備をします!」

副隊長「あなたは近隣に走って避難誘導を!」

地下牢衛兵2「はっ!!」ビシッ

悟空「オラはどうしたらいいんだ?」

副隊長「……心苦しいのですが貴方には王宮へ行って、隊長をお願いしますわ」ポワポワ

キュピーン

悟空「なんかあったけぇーぞ?」

副隊長「全力とまではいきませんが少しだけ回復しましたのよ」

副隊長「私ではあの中を突破できそうにありませんから……」ショボン

悟空「サンキューな!」ニッ

悟空「それとおめぇ」

副隊長「なんです?」

悟空「しゃべり方変わっちまってんな!」 

副隊長「これでも伯爵家の生まれですのよ。素はこっち!……ってそんなことはいいのよ!」

悟空「ハハッ」

副隊長「…くれぐれも宜しくお願いします」ビシッ

悟空「おうっ!」ファァァ

バシューーン

地下牢衛兵2「……そ、空飛んでいきましたね」

副隊長「……ハハハ……」
336 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:28:36.87 ID:EbC0nqN5o
〜〜
王宮上空→王宮

ゴゴゴゴ

悟空「うひゃー街全部がひかってらぁ」

悟空「王宮ってんはあの丸い建物か」シューーン

シュタ

悟空「……やけに静かだな」オーイ

シーン

悟空「誰もいねぇ…でも嫌な感じがすんぞ」

タッタッタッタッ

悟空「ん?この扉だけなんか雰囲気ちげぇ」

ガチャ
337 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:29:34.67 ID:EbC0nqN5o
老師「ハァァァァ!」ボッボッ

ドッ!

悟空「ッ!」スッ

バシュン!

悟空「いきなりなにすんだっ!」バッ

老師「魔物……ではなさそうじゃな」フゥ

悟空「オラ孫悟空だ」スッ

老師「ソンゴクウ。はて、聞かぬ名じゃが…ワシの術を容易く避けるとはのぉ」

老師「何か不思議な力を感じるわい」

悟空「じっちゃんこそ何もんだ?」

老師「ワシはここで魔術の研究をしとってな、それがいきなりの魔族襲来じゃわい。急いで陣をはっとっておるのじゃよ」

ザワザワザワ

悟空「他に誰かいるんか?」

老師「あぁ。助手や、城勤めの者達じゃ」

老師「とりあえず一番安全な場所はもうここだけじゃてのぉ」

悟空「いってぇー何が起こってんだ?」
338 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:30:56.30 ID:EbC0nqN5o
老師「子細はわらぬが、おそらく魔王の右腕たる闇の貴公子じゃろう」

老師「王宮は聖なる場所。聖と魔は反発する。おいそれとは攻め入られる心配は無かったんじゃが」

老師「恐ろしいことじゃが、それを上回る力を手に入れた…ということなんじゃろう」

悟空「そいつはつぇーんか」

老師「強い?ほっほっほっ。強いなんてもんではないぞ。遠い南国をたった一人で手中に収めたほどの腕じゃ」

悟空「つぇーんんだな」ニッ

老師「?…ともかくアンタははよぉ逃げなされ」

悟空「オラ平気だ。そうだ!じっちゃん、女騎士見なかったか?」

老師「姫騎士隊のお嬢ちゃんかね?ここには居らぬの」

悟空「こんなか誰もいねぇーしよぉ、オラたのまれてんだが」

老師「ふぅーむ……ワシとおなじく結界を張っておるか、はたまた……」

悟空「めぇーったなぁ」
339 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:32:23.12 ID:EbC0nqN5o
老師「このままジリ貧じゃて、流石のワシも長くは持たん」

ザワザワザワザワ

助手「そ、そんな老先生!我々はどうなるのです!?」

奉公人「う、嘘だろ……俺には田舎に残した家族が」

メイド達「こ、怖いわ」ガタガタ

悟空「んー……」ピトッ

老師「何をしとるんじゃ?」

悟空「ダメだな。やっぱアイツの気を感じとれねぇ」

老師「気?そ、それは生命の波動のことか!?」

悟空「気は気だぞぉ」

老師「ふむ……ワシの長年の夢の糸口がこうも目の前にいるというのに、よりにもよって闇の貴公子とはのぉ」

ザワザワザワザワ

老師「お前さん、街の中の様子を見なかったか?」

悟空「オラ一番にここに来ちまったから見てねぇーぞ」
340 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:33:15.50 ID:EbC0nqN5o
下男「お、俺は見てきたぞ……ま、街の皆はい、石にされちまった…」ガクガクガク

下男「運良く……ここまで逃げてこれたが……」

下男「ま、街には石にする化物、王宮には闇の貴公子……も、もうおしましだ」

ザワザワザワザワ

悟空「……しょーがねぇ。おめ達ここは危なそうだし、副隊長のとこに行っとくか?」

老師「この人数を連れ街の外にか?それは危険じゃ、いい的になるのがオチじゃよ」

ザワザワザワザワ

悟空「ちぃっと待ってろよ。聞いてくるから」ンッ

老師「?」

シュィン
341 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:34:33.79 ID:EbC0nqN5o
〜〜

王都郊外

シュィン

副隊長「良し…私ではここまでしかできませんが…なんとか形にできましてよ…」

副隊長「隊長か老術師様がいてくれましたら」ハァ

パッ

悟空「おっ、当たりだ。オッス!」

副隊長「!?!?!?」

悟空「ここに人連れてきてもいいんだよな?」

副隊長「ど、どどどどうやって?今?えっ?」

悟空「瞬間移動ってやつだ!おめぇ見たろ?」

副隊長「しゅんかん?移動?私が?いつ!?」

悟空「少しめぇだが、それよりいいんか」

副隊長「え、えぇ結界なら今しがた。地下には衛兵さん達と近隣の方々で整備していますから、人手が増えるのはありがたいかと」

悟空「よっし!じゃオラ今連れてくっからな。じっちゃんの気はちと変わってから…こいつか」ンッ

副隊長「はっ?いえ、それより隊長は!」

バシュン
342 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:35:53.10 ID:EbC0nqN5o
〜〜
王宮 魔術研究所

シュィン

悟空「良いってよ!」

ザワザワザワザワ

老師「お、お主一体…」

ザワザワザワザワ
キエタトオモッタラ デテキタゾ

悟空「皆オラに掴まれ」

老師「いったいどうするのじゃ?」

悟空「いいからいいから。ほれ!」

助手「老先生、な、なんですかあれ」

老師「わしにもさっぱりじゃが」

助手「ま、魔族の類では?」

老師「ソンゴクウとやらからは、そうは感じられん。ここに居てもしょうがない」スッ

老師「では頼むぞソンゴクウ。お主に触れればいいんじゃな?」

悟空「おう!ちと人数多いからこりゃ二回くれぇだな。それとじっちゃんは最後にしてくれ。気を感じられんのはじっちゃんだけみてぇだしな」

老師「あいわかった。皆のもの先に行くが良い」

ザワザワザワザワ
ナンダカ ワカラナイガ ニゲレルナラ

ピトッ ピトッ ピトッ……

悟空「そんじゃいくぞ」ンッッッ

シュィン
343 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:37:00.05 ID:EbC0nqN5o
〜〜
王都郊外

副隊長「……」ポカーン

悟空「そんじゃ次だな」ンッ シュィン

ザワザワザワザワ

助手ら一行「へっ」

………
……

悟空「これであそこにいたのは全員か」

老師「これこれは…全く摩訶不思議じゃて」

ザワザワザワザワ

老師「お主いったいこの技はなんじゃ」

悟空「瞬間移動ってやつでな」

副隊長「……」ハッ

副隊長「老術師!」

老師「ん、おぉ。無事じゃったか」

副隊長「はい!師もご無事で良かったですわ」

副隊長「王宮はどうなっているんですの?」

老師「それがのぉ――」
344 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:38:07.38 ID:EbC0nqN5o
…………
……

副隊長「そ、そんな」ヘナヘナ

老師「陛下や妃様、それに姫様も見ておらぬ…」

副隊長「姫騎士隊の皆も、隊長ぉ…」

老師「安否も含め何か手を考えねば」

老師「ほれほれ。しゃきっとせいきっと無事じゃて」

副隊長「は、はい…」
345 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:40:09.86 ID:EbC0nqN5o
………
……

地下 セーフティハウス

老師「近隣の住人はひとまず全員かの」

地下牢衛兵「はっ!」

副隊長「しかし王都には何千人もの人が取り残されいますわ」

老師「攻め入るにはまず街に現れた石の魔物じゃな」

副隊長「厄介ですわねぇ」ウーン

悟空「なぁそいつはどんなやつなんだ?」

老師「その昔は北の山の神として崇められていたのじゃが、そこが魔王降臨の際に根城になっての」

老師「旅人を癒やす力が、今では人を石に変える力を持ってしまったんじゃよ」

悟空「石か。ダーブラみてぇだな」

老師「ダーブラ?聞かぬ名じゃ」

悟空「めぇーにな。あんときはどーしったって言ってたってけかなぁ」

副隊長「やつ4つの瞳に見られると人は石になるそうだ」

悟空「見なきゃいいんじゃねぇーか?」

副隊長「そんな単純なことではなくってよ」

副隊長「両目2つに、背中に1つ、尾に1つのありますの。そして、その大きさから見上げずにはいられませんのよ」

悟空「ひぇー。すきがねぇーんか!?」

副隊長「そういうこと」
346 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:41:32.83 ID:EbC0nqN5o
悟空「なら、今までどうしてたんだ?」

副隊長「それはそのですね」

老師「聖獣いや、魔物は魔王城の番犬として鎮座しておってな」

老師「もはやそれすら不要になったと考えるべきことじゃよ」

悟空「石になっちまった人らはどーなんだ」

副隊長「……王都が落ちたらやつらの餌になる」

悟空「いぃ!?食われちまうんか」

老師「直接ではない、再度石化を解かれた者は抜け殻となるんじゃよ……」

副隊長「……残酷…です…わね」

悟空「解凍みてぇーなもんか…そいつはやべぇーぞ」
347 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:42:47.16 ID:EbC0nqN5o
老師「……」ン

老師「解凍」ソウジャ

老師「奴を凍らせればいけるかもしれんぞい」

副隊長「凍らせる…ですか?」

老師「そうじゃ、混合魔術は知っておろう」

副隊長「それは一応。水と風を使って急激に冷やす方法ですわよね。氷の魔導が必要ですが」

老師「左様。風はわしがなんとかするから、お主は水を目一杯するんじゃ」

副隊長「しかし、それではやつの石化の目から逃れられません」

老師「それはほれ。なぁ」チラッ
348 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:43:43.94 ID:EbC0nqN5o
悟空「ん?」

老師「ソンゴクウ。お主こうパッと明るくする技は」

副隊長「そのような都合のいい大規模な照明などありませんわよね。光の魔術でも小規模ですし」

悟空「ん?あんぞ。目くらましすりゃいいんか?」

副隊長「やはり別の手を」

老師「ほっほっほっ」ニタリ

副隊長「……もはやなんでもありじゃないですか」
349 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:44:42.22 ID:EbC0nqN5o
………
……

〜〜

王宮 謁見の間 闇の結界内

女騎士「くっ……」ハァハァ

闇の貴公子「もうお終いか」

姫魔「……」ズモモモ

女騎士「ひ、姫……様っ!気づいてくださ…」ガクッ

バタン

姫魔「……」

闇の貴公子「ふん。くだらん」

闇の貴公子「さて、ではここ魔の扉を開こう」スッ

闇の貴公子「クックック……」ズァン
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/22(日) 16:44:55.52 ID:/Pl3mHLb0
太陽拳も超能力みたいなもんだな
351 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 16:47:30.21 ID:EbC0nqN5o

ナレーション「暗雲立ち籠める王宮内で出会った老術師一行。彼らを無事に外に連れ出すことにした悟空。街には人を石に変えるという魔物が立ちはだかるが、対抗策を見つける。一方女騎士のと姫の身に何が、闇の貴公子の目的は」

352 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 17:00:24.53 ID:EbC0nqN5o
オッス オラ悟空!

人を石にする魔物か。ちと厄介だぞ。
じっちゃんや副隊長がなんとかしてくれるみてぇーだし、オラもがんばんぞ!
でも闇の貴公子がなんか狙ってるみてぇーだし、女騎士無事だといいんだがなぁ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 17:03:18.88 ID:8yV7V4oR0

悟空なら召喚系魔術とか覚えられそうだけどな
勿論、モンスターはドラゴンで
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 17:39:01.47 ID:vcclwhi5O
誤字が気になるが、投下が早いから致し方なし
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 18:23:20.53 ID:Btp2dLy30
そう考えたら悟空は本当になんでも出来るな。
念力、テレパシー、記憶を読む、単純な物理的強さ
舞空術、瞬間移動、界王拳、超サイヤ人などなど
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 19:04:36.43 ID:eXT2l/iB0
これでまだ超サイヤ人になってないんだから本当チートだよな…
357 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:46:35.83 ID:EbC0nqN5o
読んでくれてありがとう!!
そして誤字すまんせんすんません
貼り付ける際に見直してるが、たった一人の文書校正だと抜作になるう
358 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:47:28.92 ID:EbC0nqN5o
〜〜
女騎士邸宅

シュン

悟空「よぉ!急ぎで頼みてぇーことあんだが、ちといいかぁ!」

領主公「!?ソンゴクウくんどこから」

悟空「王都がてーへんなんだよ!」

領主公「な、なに!?」
359 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:49:19.80 ID:EbC0nqN5o
………
……

領主公「なんということか…娘がまたもや行方しれずばかりか、魔の侵入を許すとは」グッ

悟空「そんで、じっちゃんがおめぇなら氷の道具持ってるってんでオラ取りに来たんだ」

領主公「あ、あぁ……宝物庫にそれはある」

領主公「(娘の為に暑い夏を快適に過ごしてもらおうと、せっせと老師に開発費用を渡して造ってもらったのが、まさかこのような形で役に立とうとはな)」

………
……

悟空「ヘヘッ!これでなんとかなんぞぉ〜」

領主公「……おめおめと指を咥えて待ってるわけにはいかんな。私も行こう」

執事「旦那様それはっ!」

領主公「私も父として行かねばなるまい」

執事「かしこまりました。無事のご帰還お待ちしております」スッ
360 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:51:20.23 ID:EbC0nqN5o
〜〜

地下セーフティハウス

シュィン

領主公「…ふむ…」

悟空「持ってきたぞ!」

副隊長「こ、公爵様っ!?ど、どうしてこちらに」

領主公「私とて国の上役である。先頭に立たずしてどうするか」

副隊長「は、はっ!失礼しました」バッ

ツツツツ

副隊長「ちょっ、ちょっと貴方、どぉーして公爵様をお連れしてるんですのよ」ヒソヒソヒソ

悟空「どーしてって、あいつが来てぇってんだからなぁ。まじぃんか?」

副隊長「馬鹿ねぇ、公爵様にもしものことがあったらどうするんですってことよっ!」

副隊長「私の代わりはいくらでもいるけど、公爵様よ?偉いのよ!?」オワカリ?

悟空「?別にいいんじゃねーか?」

オーイ ソンゴクウ モッテキタンジャロウナ

悟空「おう!んじゃちと渡してくらぁ」タッタッ
361 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:53:10.13 ID:EbC0nqN5o
……

領主公「ハッハッハ。聞こえたよ副隊長くん。私の代わりもいくらでもいるのだよ」

副隊長「!はっいえ!も、申し訳ございません…ですが!」

領主公「いい、いい。本音を言えば娘がただ心配なだけさ」

副隊長「公爵様……」ウルル

領主公「それそうとしてキミ。少し雰囲気変わったね」

副隊長「そ、そうでしょうか…」

領主公「あぁ。前のキミはなんだか軽薄なのだが、どこか近寄り難い雰囲気をしていたからね」

領主公「それが少し見ない間にソンゴクウくんとそんなに仲がよくなるなんてね」

副隊長「そ、それは、話しやすいといいますか、気兼ねをしないといいますか」

領主公「うんうん。彼はどことなく人を引きつれる魅力があるのかもしれない」

副隊長「そ、それを仰るなら公爵様も、ソンゴクウと何やらご親密な様子ではありませんか」

領主公「ふむ。そう見えるかね?フフッ」

領主公「なんせ彼とは同じ父親として、さらに彼は先輩にあたるのだから!」

副隊長「は?」

領主公「なんだキミしらないのかね?彼あぁ見えても、もうすぐ孫ができるそうだよ」

領主公「あぁ〜孫。なんていい響きだろうか」

副隊長「……嘘でしょおお!?」
362 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:54:22.29 ID:EbC0nqN5o
………
……

悟空「こいつでいいんだよな?」

老師「よしよし」イソイソイソ

ヒョォォォォォ

老師「具合もよかろうて」

チラッ

老師「なんじゃあの親バカも連れてきたのか」

ワイワイワイ ギャーギャー

悟空「きてぇーってんでな」

老師「外面は慇懃無礼のきらいがあるが、中身はあの通り、ただの親バカじゃ」

悟空「ハハッ。そうみてぇーだな」

カチッ ヒョォォォォォ……

老師「さて、急いでし損じるわけにもゆくまい」

老師「作戦を詰めるのじゃ」
363 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:55:38.72 ID:EbC0nqN5o
………
……

副隊長「師と私が詠唱している間に、ソンゴクウがそのタイヨウケンとやらで、魔物の動きを一時的に封じ、公爵様が魔導を設置する……ですか」

老師「左様」

領主公「なかなかスリルがある役目じゃないか」

副隊長「ほ、本当によろしいのですか?」

領主公「あぁ。問題点はなかろう」キリッ

副隊長「そうですか……」

老師「なぁにこやつもただのボンクラではないさ」

領主公「ハハッ。そうとも」

副隊長「わかりました。それで、タイヨウケンというのは信用できるんですの?」

悟空「あぁ。オラ何回かピンチを脱出できたしな。えぇーと、折り紙付きたぞ!ただ、ちゃんと見てくれねぇと意味ねぇけどな」
364 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:57:22.07 ID:EbC0nqN5o
副隊長「効果の程は測りかねますが、貴方がピンチというのですから、よほどのことだったのでしょう」

老師「そういうと、凄い技のように聞こえるのぉ」ホッホッホッ

領主公「全くだ」ハッハッハ

老師「問題点を上げるとして、そうじゃのぉ、いかにしてソンゴクウに魔物の注意、それも全部の目を向けるかじゃが」フム

領主公「背中と尾は裏手に回ればいいが、そうなると正面が隠れるな」フム

副隊長「真正面からでは、両目がありますし、そもそも立ち向かえる大きさではありません」フム
365 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 20:58:36.49 ID:EbC0nqN5o
悟空「なぁ姿形ってどんなんだ?」

老師「聖獣だからのぉ。実のところは獣のそれじゃよ。もの静かで草木を食し、毛は美しく黄金に輝いとったわい」ナツカシイヒビ

悟空「そうか。オラそん時に会ってみたかったぞ」

老師「……」

領主公「しかし今はもはや魔獣と化したのだ。魔王が倒させるまで眠っていてもらおう」

副隊長「ソンゴクウは何か案はありまして?」

悟空「んーそだなぁ、オラが小せえ頃でも飯捕まえんのは真正面からだったしなぁ」

副隊長「……貴方、そんなに野生児だったの…」

領主公「いやはや恐れ入る……」

悟空「やっぱ、餌でつりゃいいんじゃねーか?」

副隊長「餌で釣られた魔獣の突進を受け止めろと?無茶ですわよ」
366 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:00:18.24 ID:EbC0nqN5o
領主公「ふむ。餌で釣るか。悪くないのではないか?」

領主公「王都に落とし穴を作るわけにはいかぬが、こちらにおびき寄せ巨大な穴を落とす。さすれば、魔獣は上を見上げるしかない」

老師「ほっほっほっ。なるほど。身動きとれぬ、わしらも好都合じゃわい」

副隊長「お二人共本気ですか!?第一巨大な穴など」ハッ

副隊長「……はぁ。一応聞いておきますが、貴方、巨大な穴なんて短時間で作れまして?」

悟空「ヘヘッ」ニィ

副隊長「はぁ……」

領主公「まぁどの道、この作戦が失敗すれば我々に未来はないだろうからな」

老師「そうじゃとも」
367 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:02:02.94 ID:EbC0nqN5o
〜〜
王都近郊の鉱山帯

副隊長「……くれぐれも他に被害が出ぬようにお願いしますわよおお!」

オーイ

悟空「わーかーったーー!離れてろよぉぉぉ」

ウッシ

悟空「あんまりやり過ぎっとやべぇからな」

スゥゥゥ

悟空「かー」

悟空「めー」

悟空「はー」

悟空「めぇぇ」ビキュュュュュン

ゴゴゴゴ

副隊長「……!す、凄い力ですわ」

老師「こりゃたまげたわい」

悟空「派ァァァァァ!」

カッ!!!

ドッッッカーン

モクモクモクモク
368 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:03:02.63 ID:EbC0nqN5o
領主公「もはやあれで倒せるのではないのか……」

副隊長「ハァ……」

老師「ほっほっほっ。はやいとこ魔王を倒して聖獣にしてやらねばのぉ」

〜〜
クレーター

悟空「そんじゃオラその魔獣ってのつれてくんぞ!」ファァァ

老師「あぁ。頼むぞ」

副隊長「気をつけてね」

領主公「途中で目隠し付け忘れるなよ?見られた瞬間に終わるからな」フリフリ

バシューーン

369 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:05:00.15 ID:EbC0nqN5o
〜〜
王都

王都民「はぁはぁ……み、みんな石になっちまった……ど、どこか隠れなきゃ」ガタッ

北の魔獣「グルルルル」ドァッ

ドスン

王都民「み、見つかった!う、うわあああ」ピキピキピキ

北の魔獣「グルルルル」ノッシノッシ

王都民一家「あぁ……また一人石に……」ガタガタ

王都民一家「も、もうこの国はお、お終いだ…逃げる場所なんてないんだよぉ……」

北の魔獣「グルルルル」クルリ ジッ

ノッシノッシ

王都民一家「き、気づかれた!く、くるなああああ」キャーーー

北の魔獣「グルルルル」ジッ

スゥゥゥ
370 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:05:59.89 ID:EbC0nqN5o
悟空目隠し「やいやい!おめぇ!!」ガァァァ

悟空目隠し「見えねぇけど気配でわかんぞ!!」

北の魔獣「グルルルル……」グァァ

悟空目隠し「ここだここだ!!」

北の魔獣「グアアアアア!!」

悟空目隠し「たぶん気ぃついたでいいんかな?」

悟空目隠し「おめぇ!いい加減にしとけとよぉ!」

北の魔獣「グアッグアッ!」ダッタッタッタッタ

悟空目隠し「オラの方に向かってるなぁ」ニヤ

悟空目隠し「そらそら!こっちだ!」バシューーン

北の魔獣「グルルルル」ドシンドシンドシン
371 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:07:03.64 ID:EbC0nqN5o
………
……

ドシンドシンドシン

悟空目隠し「じっちゃん達の気は、こっちか」バシューーン

ドシンドシンドシンドシンドシンドシン
372 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:08:38.63 ID:EbC0nqN5o
………
……

老師「来たか」ザッ

ドシン……

領主公「フフッ」ザッ

ドシンドシン……

副隊長「ふぅ〜」ザッ

ドシンドシンドシン!!

悟空目隠し「連れてきたぞぉぉ!」

北の魔獣「グアアアアア!!!」
373 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:09:30.93 ID:EbC0nqN5o
老師「今じゃ!」

老師・領主公・副隊長「土の精よッ!」メコメコメコメコ

北の魔獣「グア!?」ジメン モコモコ

北の魔獣「!!」ジャンプカイヒ

IN クレーター

北の魔獣「ガ、ガアアアアア!!」モガモガモガ

悟空目隠し「ここだここだ!」真上

北の魔獣「グアアアア!」ギョロリン
374 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:10:59.77 ID:EbC0nqN5o
老師「詠唱に入るぞい!風の精よッ!!」ブアアアアア

副隊長「はい!水の精よッ!」ゾアアアアアア

領主公「よしっ」ダッタッタッタッタ

悟空目隠し「ほんじゃいくぞぉぉ!目はつむっとけよぉぉぉ!」

バッ バッ バババッ

悟空目隠し「たいよぉーけーーん!」カッッ

ピッカーーーーーーーーン

北の魔獣「!!!」モガモガモガ
375 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:11:48.45 ID:EbC0nqN5o
領主公「そーーら!娘のバカンス用、私の魔力つきだ!味わうがいい!」ヒョォォォォォヒョォォォォォ

ポーイ

ダッタッタッタッタ

老師・副隊長「氷の精よッ!!」

大冷却

北の魔獣「グアアアア!!」ピキピキピキピキピキピキ

キラーーン
376 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:13:24.02 ID:EbC0nqN5o
………
……

老師「皮肉なもんじゃのぉ。自らが止まるとは」

領主公「これはこれで美しいな」

副隊長「持って帰れませんわよ」

悟空「近くでみっと、なんとかキングよりでっけぇなぁ」

北の魔獣氷結「」カチコチ

副隊長「今更ですが近くにいて大丈夫なんでしょうか」

老師「なぁーに心配いらぬよ。魔氷といってな、中におる者からは外が見れんのじゃ」

副隊長「そうでしたか」

悟空「これどんくらいもつんだ?」

老師「何もせねば半永久といったところかのぉ」

悟空「そか」サスサス

悟空「おめぇ元に戻れたらいいな」

パチンッ

領主公「さぁいよいよ王宮奪還に入ろうではないか!」
377 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:16:25.28 ID:EbC0nqN5o

ナレーション「女騎士の父親である公爵の力もかり、石にするという魔物を退けた悟空達。これでようやく、王宮へと踏み入ることができるわけだが、いったい中の様子は」

378 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/22(日) 21:22:05.04 ID:EbC0nqN5o
オッス オラ悟空!

はえーとこ街の皆も戻さなきゃいけねぇみてぇだし。
ん?お、おい女騎士またなんか変じゃねぇーか!?
オラ達の前に立ち塞がるってなんだよ!

379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 21:29:35.89 ID:8yV7V4oR0

悟空って勘がいいのかよくないのかたまにわからなくなる
原作的には勘がいいはずだけど、アニメ版だとバカな所が強調されるよね
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 21:36:36.33 ID:dm5DQTy1o
敵がめっちゃ強いから悟空がいなきゃ詰んでたなこの世界
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 21:37:02.17 ID:V3ao27WqO
野生児だった頃はまともな教育が悟飯(老)頼りだった上に早くに中断してしまっただけで、
全体通してみると世間知らず常識知らずではあっても頭はむしろ良い方だったはず
車も運転できてるしいろいろな機転は利くし
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 21:40:41.74 ID:dm5DQTy1o
頭いいよ。何だかんだ細かい機転が効くし
世間知らずと物凄いテキトーな性格がマイナスなだけで
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/22(日) 21:44:57.71 ID:/Pl3mHLb0
幼い頃に頭打ってるんだよな
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 21:48:00.52 ID:8yV7V4oR0
>>383
確か、そのおかげで狂暴性が消えたはずでは?
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 22:02:53.59 ID:bVmwV1lmo
強くなりすぎてからは日常ではバカというかとぼけたとこが協調されたイメージ
素は野生児だし戦闘民族だから危機に敏感なんだろうけど、そりゃ普通に暮らしてたら強すぎるからね
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 22:24:45.35 ID:PNjImkcUO
悟空のかめはめ波って威力調整ミスったら惑星が文字通り吹き飛ぶ出力だよな
そんなミスしないのはわかるけど
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 22:27:45.68 ID:8yV7V4oR0
そもそもサイヤ人編のベジータさえ、地球を破壊できるほどだからな……
アラレちゃんの「地球割り」をギャグなしでい゛きる奴はいそう
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 22:29:55.51 ID:FWa7h8ImO

今1番面白いSSだな
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 23:13:40.84 ID:9BgljgMBo
乙乙
更新早くて嬉しい
390 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:46:05.76 ID:pqswraJeo
〜〜
地下セーフティハウス

ザワザワザワザワ
ワイワイワイ
キャキャキャ

地下衛兵達「皆様!お疲れ様ですっ!!」バッ

女衆・メイド達「キャーキャー!公爵様ァァ!」ステキィ

男衆・奉公人達「うっおおお!副隊長ォォォ!」カワイィィ

助手「老先生!ご無事何よりです」

老師「なんじゃ、なんじゃ騒がしいやつめ」

領主公「フッ」キリッ

副隊長「何事ですの!?」

ザワザワザワザワ
391 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:46:38.59 ID:pqswraJeo
地下衛兵「はっ!皆様のご活躍の一報を知らせた所、このように」バッ

悟空「ンァハハハッ!おめ達すんげぇ人気あんだなぁ」

副隊長「男共から黄色い声だされても嬉しくないわね」プリプリ

領主公「おんやぁ?キミもしかして特殊な――」ジロジロ

副隊長「!!ち、違います!違いますのよ!?」

悟空「ンァハハハハ」

老師「やれやれ。本題はここからじゃて」
392 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:47:26.98 ID:pqswraJeo
………
……

老師「さて、敵方はもう街に居座った魔物が倒された事を掴んでおるじゃろうな」

領主公「私の屋敷に現れたというコウモリ公爵めが、すぐさま計画をたて陰謀を巡らせたという話だ」

副隊長「すると私達も動くなら早いほうがいいんでしょうか」

領主公「あぁ」ウンム

老師「となると、目下一番は厄介は闇の貴公子の撃破じゃな」

副隊長「難しいですね……」ウーン

悟空「なんでだ?」

副隊長「なんでって……いや、しかし?」
393 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:48:55.43 ID:pqswraJeo
副隊長「師よ。ソンゴクウならば」

老師「わしもそう思っとったところだわい」

副隊長「!」ウンウン

悟空「オラがなんだって?」ン?

副隊長「無謀も無茶も貴方なら覆せるかも知れないって話よ」ニッ

領主公「おぉ!なるほど!」ポンッ

老師「ほっほっほっ」

悟空「?」

副隊長「ソンゴクウ。貴方に頼みたいことがあるわ」
394 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:49:47.25 ID:pqswraJeo
副隊長「闇の貴公子を倒してちょうだい!」

悟空「ヘヘッ!そいつ、つぇーんだろ?」ワクワク

副隊長「やってくれますのね!」

老師「ほっほっほっ。こりゃ頼もしいわい」

領主公「さすが、我が娘が見込んだけはある!」アーハッハッハッ
395 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:51:18.07 ID:pqswraJeo
………
……

老師「では、お主達に任せるぞい」

領主公「娘、いや皆を頼むぞ」

副隊長「はっ!!」バッ

悟空「任せとけ」サムズアップ

〜〜
バシューーン

王宮上空

悟空「じっちゃん達はあそこで留守番でいかったんか?」

副隊長「逆ですのよ。師と公爵様でなければ、結界維持と魔物からの迎撃ができませんの」

悟空「へぇー。やっぱ、じっちゃんらつえぇーな」

副隊長「……貴方から強い強いと言われるとなんだか、馬鹿にされているようで、ちょっと前の私なら思っていたでしょうねぇ」

悟空「オラそんなこと」

副隊長「知ってますことよ。貴方が本気で仲間だとそう思ってくださるのがね」ニコッ

悟空「そっか!」ニッ
396 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:52:32.46 ID:pqswraJeo
副隊長「さて、お喋りはここまでのようね。私は別口に入って皆を探すから、貴方はなんとしても闇の貴公子を倒してね!」

悟空「おう!」

スゥゥゥ スタッ

副隊長「師が言うには謁見の間…そうね。あそこを目指しなさい」

悟空「あの窓からへぇれねぇーんか?」

副隊長「んー、幽霊騎士と同じ現象で物理的突破はできそうにないわね」

悟空「そーけぇ。迷っちまいそうだぞ」

副隊長「頑張りなさいよ!あぁそうそう。はいこれ」ゴソゴソ

ジャジャーン
光の結晶

悟空「なんだこりゃ?」

副隊長「それが光ったら人がいる証拠ね」

副隊長「もしも人が居たら、師の部屋に連れてきて。一応ことが済むまで拠点にしてるから」オナジノ ジャラリ

副隊長「じゃ!また後で!」

悟空「おう!」
397 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:53:24.23 ID:pqswraJeo
〜〜
王宮 一階 正門

ガガガガガ

悟空「めぇよりやな気が増してんぞ」キッ

コツコツコツコツコツ

悟空「それになんかいやがんな?」バッ

魔物「ギイイイイイ!」バッバッ

シャアアアアア

悟空「ンッ!」

ドスドスドス

魔物「」

悟空「……」

コツコツコツコツコツ

バッバッバッ

魔物達「シャアアアアアア!!」

悟空「うりゃぁ!」バッ

ドスドスドス

魔物達「」

悟空「うひぃ…数が多くなって来たぞ」

コツコツコツコツコツ
398 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:54:20.64 ID:pqswraJeo
〜〜
正門→大ホール

コツコツコツコツコツ

鉄巨人「ズアアアアア」ジャラジャラジャラ

鉄球

悟空「おっと!」バックステップ

鉄巨人「オマエ トオサナイ!」ジャラジャラジャラ

ブォォォン ズガァァァン

悟空「うひぃ!馬鹿力だぞ!」

鉄巨人「ウガアア!」ジャラジャラジャラ

ドッシャーーーン

悟空「よっ!」スッ

鉄巨人「ンギギギ」

鉄巨人「トリ オサエ ロ」スゥゥゥ

ギャギャギャギャキャ

魔物達「シャアアア!!」バッバッバッ

悟空「ん!?」

ガシガシガシ

鉄巨人「ウガアア!」ジャラジャラジャラ

ドゴーーーーン!

鉄巨人「ツ ツブレ タ」

モクモクモクモク
399 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:55:23.93 ID:pqswraJeo
悟空「……」テッキュウ ガシッ

悟空「へへっ!」

鉄巨人「ナ!」

悟空「そらぁおかえしだぁ!」ズォォォ ピューーー

ガァァァァン

鉄巨人「」ドサリ
400 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:56:16.48 ID:pqswraJeo
〜〜
大ホール→分かれ道

悟空「確か上行きゃいいんだから、あそこの階段でいいんかな」

ボァンボァンボァン

悟空「ん?ひかったぞぉ」ボァンボァン

悟空「あっちのでっけぇ扉の向こうに誰かいんのか?」

悟空「こんな敵だらけんなかじゃ、まじぃぞ」

ダッタッタッタッタ

キィィィィ……

ボァンボァンボァン
401 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:57:11.90 ID:pqswraJeo
〜〜
大ホール→礼拝堂

ボァンボァンボァン

悟空「暗ぇな」

ボァンボァンボァン

悟空「誰かいんかぁぁ?」

シーン

ボァンボァンボァン

悟空「んー?あれぇこの気」

スッ コツンコツンコツン
402 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 01:58:49.05 ID:pqswraJeo
女騎士「悟空か…」

悟空「おっ!やっぱし!!」ヨォ

悟空「ヘヘッ!おめぇ無事だっんかぁ〜」イヤァ

女騎士「あぁ。お前こそな」

コツンコツンコツン

悟空「おめぇとはぐれちまってから、てぇーへんだったぞぉ」

コツンコツンコツン
ピタリ

女騎士「あぁ。私もだ」ウツムキ

悟空「ヘヘッ。こりゃおめぇの親父もよろこぶな」

悟空「そうだそうだ!副隊長。あいつも今ここに来てんぞ」

女騎士「副隊長……それに父上もか。元気であろうか」ウツムキ

悟空「おぉ!元気元気!おめぇの親父はじっちゃんのとこだけどな」

女騎士「じっちゃん…老師様もご無事だったのだな」ウツムキ
403 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:00:23.05 ID:pqswraJeo
女騎士「そうだ悟空、貴方はどうしてここに?」ウツムキ

悟空「オラか?ヘヘッ、オラ実は皆に頼まれてよ、闇の貴公子っちゅうのに会いに来たんだぞ」ワクワク

女騎士「闇の貴公子……そうか」ウツムキ

女騎士「そうか……」キッ スチャ
404 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:01:47.47 ID:pqswraJeo
ジャキン!!

女騎士「闇の貴公子…に敵対する者は私が…」
 
悟空「お、おい!どーしちまったんだよ!」

女騎士「私が斬るッ!!」ブォォ

ヒュン

悟空「っ!」

バックステップ

女騎士「ハァァァァァァ!」ブォォォ

悟空「あぶねぇーて!」ヒョイ

女騎士「せいっ!」ヒュン

悟空「ッ!」ヒョイ

女騎士「ヤァァ!」ヒュンヒュン

タッタッ……

女騎士「風の精よッ!!」

シーン

女騎士「……」カシャン

悟空「なぁおめぇ」

女騎士「フフッ。精の声も届かぬか」

女騎士「それにやはり悟空は強いな。私では到底かないはしまい」フゥ

悟空「……」

ズズズズズズズズズ
405 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:02:38.64 ID:pqswraJeo
悟空「ンッ!?」ピョンピョン

ズズズズズズズズズ

女騎士「ハアアアアアアアアア」

悟空「な、なんだ!?おめぇの周りに暗ぇんが集まってくぞ!」アセアセ

ズズズズズズズズズ

女騎士「!!」

バシューーーーーン
406 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:04:35.92 ID:pqswraJeo
魔女騎士「……」

悟空「その格好、いってぇどぉーしちまったんだ?」

魔女騎士「もはや人の身に非ず…」

魔女騎士「ハアアアアア!」ォォォン

禍々しい炎

悟空「ンッ!?」ジュ

悟空「グッ、な、なんだこりゃ」

魔女騎士「刈り取る炎だ」

悟空「うぐっ、右腕にち、力が、は、入らねぇ…ぞっ!」ブラン

魔女騎士「立ち塞がるものは皆無」

魔女騎士「ハアアアア!!」ォォォン

狂乱の嵐

悟空「くっ!!」ガガガガガ
407 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:05:52.50 ID:pqswraJeo
魔女騎士「その傷はやがて毒を育む」

魔女騎士「ハアアアア!!」ォォォン

古毒な水

悟空「!」ビシャビシャビシャ

悟空「う、うぎゃあああ」ビビビ

悟空「か、からだが、が、が、が、し、しびれ」

バタリ…

悟空「お、お、めぇ、ほん…と、どうしちっ」

魔女騎士「ただの死人には墓標無し」

魔女騎士「ハアアアア!」ォォォン

失墜の沼

悟空「う、うぐぐぐぐ!」ズルルルルル

悟空「し、し、しず、んじ、ま、う……」

ズル ズル ズル

「………」

魔女騎士「……悟空…」ウツムキ
408 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:07:47.03 ID:pqswraJeo
………
……

〜〜
王宮 謁見の間 闇の結界内
カツカツカツカツ

魔女騎士「……」スッ

闇の貴公子「いやぁ実に素晴らしい」パチパチパチ

闇の貴公子「もっと苦悩するかと思っていたんだがな」フフフフッ

魔女騎士「……」ヒザマズキ

闇の貴公子「ねぇ姫様」カミ サラァ

姫魔「……」チンザ

魔女騎士「……姫様に触るなッ」キッ

闇の貴公子「……ククククククッ」

闇の貴公子「随分反抗的だなぁ。だが今日のボクは気分がいい」

闇の貴公子「なにしろ突然現れたあの男が死んだのだ」クククククッ

クルリ

闇の貴公子「そう。お前の手でな」ビシッ

魔女騎士「くっ……」グッ

スタスタスタスタ

闇の貴公子「さあ姫よ。扉を開ける続きを」スッ

スクッ

姫魔「……」ズモモモモ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
409 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:09:49.16 ID:pqswraJeo

ナレーション「何ということであろうか。悟空の前に突如として女騎士の刃が迫った。沈みゆく悟空。女騎士は本当に敵になってしまったのであろうか」

410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 02:09:49.42 ID:90IVW0q40
悟空、毒には弱いもんね。
心臓病になるぐらいだし
411 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 02:13:26.84 ID:pqswraJeo
オッス オラ悟空!

女騎士のパワーがすんげぇーぞ。
こいつはオラもしかすっとやべぇんじゃねーか?

412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/23(月) 02:26:19.57 ID:emZDPPgW0
界王拳か超サイヤ人になればいいけど舐めプか
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 02:36:35.14 ID:90IVW0q40
気のバリアを張れば毒とか無効化は出来るんだけどね。ドラゴンボール超でやっちゃったしそれ
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 08:14:57.78 ID:8j34yreNo
物理では敵わないから毒や呪いとかそういう搦め手なんじゃない?
呪いは厄介だと思う
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 09:55:51.41 ID:wtZMhcMA0
一番ヤバいのが、ドラクエ3のラスボスみたいのが出現する事。
悟空が弱点なんか気がつきそうにないしな。
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 10:40:01.44 ID:90IVW0q40
ゾーマはレベル上げたら闇の衣あっても勝てるからね...
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 10:45:23.41 ID:4oZytxW2O
何かヒントありゃカカロットさんならゾーマの弱点は気付くんじゃね?
むしろカカロットさんの場合は「全力のアイツと戦いてえ」とか言って光の玉を使わない可能性がある事の方が問題
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 10:46:49.16 ID:0OOsMlAJ0
バトル狂だからなぁ……
ボロボロのセルに仙豆をやっちゃうような人だからな……
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 11:30:42.44 ID:rkJc0I+cO
りゅうおうやシドーならまだ良いとしてゾーマタイプは確かにキツそう。
バーンやハドラーのような攻めの魔王ならどうかね?
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 12:32:22.96 ID:2mqyaEs7O
もう古の破壊神としてブロリーが出てくる展開を見据えてる
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 12:33:08.77 ID:0OOsMlAJ0
ガーリックjrがこっちの世界に現れても驚かない
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 13:23:29.43 ID:wtZMhcMA0
別ゲームのヒルベルトエフェクトみたいなのしか効かないのが、闇の衣だと思ってたわ!

ファンタジー要素混ぜるから、単純にスーパーサイヤ人や元気玉で勝てる展開にはならないと予想
423 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:28:25.21 ID:pqswraJeo
ご安心か期待外れで申し訳ないが超展開はございませぬうううう
424 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:29:01.60 ID:pqswraJeo
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

闇の貴公子「いいぞ。では、その調子で励むのだ」サッ

闇の貴公子「ボクは他の侵入者を消してくるからな」クククククッ

コツ…コツ…コツ…

姫魔「…」ズモモモモ

魔女騎士「……姫様」

モワモワモワモワ
425 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:29:57.64 ID:pqswraJeo
………
……

女騎士「姫様は見なかったか?」

奉公人「いえこちらには」

タッタッタッタッ

女騎士「(陛下のところだろうか)」

カツカツカツカツ

女騎士「(いや、確か今日は遠方から来賓を招いているとか。そのような時行くまい……)」

ナ、ナニモノダ

女騎士「(謁見の間!?)」

ガチャ キィィィィ

大臣「が、あああああ!」バシューーン

近衛兵「だ、大臣さまっ!!」ジャキン

南国大商人「……」

国王「お、おぬし、な、何をする!」

妃「キャーー」

南国大商人「……」スッ

近衛兵「う、うぐっ、ぐっ、か、体が…」ファァァ バシューーン
426 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:30:42.57 ID:pqswraJeo
女騎士「(な、何が起こっている!?大臣や近衛兵達が消えた…)」ハッ

女騎士「陛下!」ダッタッ

国王「お、おぉ!」

ジャキン

女騎士「何者だ!」キッ

南国大商人「……」スッ

女騎士「その手はなんの真似だ!」シャキン

南国大商人「……?」クビヒネリ

ニギニギ

南国大商人「お前、なぜ効かない」スゥ

女騎士「なんの話だ!」

女騎士「陛下達はお早く!」

国王「お、おぉ、す、すまない」ダッタッ

南国大商人「逃がすと思っているのか」ギンッ

国王・妃「あっ、がっ、……」

女騎士「き、貴様ッ!!」ダッタッタッタッタ
427 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:31:34.23 ID:pqswraJeo
女騎士「セイヤァァァ!」ヒュン

南国大商人「ふん」スカスカ

女騎士「くっ!」ヤァァァ

スカスカ

女騎士「(当たらないッ!?)」

女騎士「陛下達を離せぇ!」ヒュンヒュン

女騎士「火の精よッ!」ボッ

南国大商人「…ほお」ボオオオオ

チリチリチリチリ

女騎士「(やったか!?)」

ブォォォン
428 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:32:22.66 ID:pqswraJeo
南国大商人「ぬるいな」

女騎士「な、なんだと」

南国大商人「はぁ」ボゥンンン

ブォォォン

女騎士「く、黒い炎!?ま、まさか!」

ボゥンンン

女騎士「ぐはっ!」バリバリバリ

女騎士「ハァハァ…き、キサマは魔族、か…」ヨロヨロ

南国大商人「ククク。そうとも」パチンッ

ズァァァァァン
429 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:33:11.14 ID:pqswraJeo
闇の貴公子「ククククククッ」ファサァ

女騎士「!!」

女騎士「ば、馬鹿な!闇の…貴公子!」キョウガク

女騎士「王宮に入れるはずが……いったいどうやって…」

闇の貴公子「それを教えるとでも?」クククククッ

闇の貴公子「ハッ!」

国王・妃「……!」バシューーーーーン

女騎士「あ、あぁ、そ、そんな……」ガクッ

女騎士「おのれぇ!!」ジャキン

闇の貴公子「お前の相手は彼女にして頂こう」パチン

コツ コツ コツ コツ コツ
430 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:34:35.79 ID:pqswraJeo
姫「……」

女騎士「ひ、姫様ッ!ここは危険です!来ては!」

コツ コツ コツ コツ コツ

闇の貴公子「ククククククッ」

スッ

姫「……」ウツロ

女騎士「ひ、姫様…?」

姫「……」ズモモモモ

女騎士「(禍々しい気配!?)」

バァァァァン

姫魔「……」スッ

ボボボボボボ

女騎士「くっ!!」ドゴンドゴンドゴン

女騎士「…ぐ、ぐはっ…」ヨロヨロ…

女騎士「いったい…ど、どうして、姫、さまッ…」
431 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:35:30.27 ID:pqswraJeo
姫魔「…」ボボボボボボ

ドゴンドゴンドゴン

女騎士「(だ、誰を……呼ばな…くては)」トビラ チラッ
 
闇の貴公子「クククッ。無駄だ」

闇の貴公子「ここには闇の結界がはってあるのだよ」ファサァ

女騎士「……!」

闇の貴公子「そもそもお前が入ってこれたのが不思議だったのだがな」

闇の貴公子「だが、それももはや知り得た事で意味はない」パチンッ
432 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:36:54.74 ID:pqswraJeo
姫魔「……」ボボボボボボ

ドゴンドゴンドゴン

女騎士「くっ……」ハァハァ

闇の貴公子「もうお終いか」

姫魔「……」ズモモモ

女騎士「ひ、姫……様っ!気づいてくださ…」ガクッ

バタン

姫魔「…」ボボボボボボ

闇の貴公子「ククク。まぁ待て。こいつは使える」

闇の貴公子「あの男を抹殺する為に」ブォォォン

闇の貴公子「ボクの手足となって働いてもらおう。そう!麗しの姫を取り戻したいならなぁ」ハーハッハッ

モワモワモワモワ
433 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:37:37.01 ID:pqswraJeo
………
……

魔女騎士「(そうして魔の力を与えられしまっていた……)」

姫魔「……」ズモモモモ

魔女騎士「(…姫よ。私は貴女の姫騎士にございまする)」

………
……
434 : ◆m2ofvJWBhA [sage saga]:2017/10/23(月) 13:38:44.24 ID:pqswraJeo
〜〜
天空城

悟空「……」

ゴポポポポポポポ

悟空「…!?」ボハァァ

悟空「い、息が…」ハァハァ

悟空「…オラ確か女騎士にやられちまって……」ニギニギ

悟空「?腕が動く…」

悟空「ここはどこだ?」キョロキョロ

ツカツカツカツカ
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