女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」

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1 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:40:33.15 ID:ED2OMoRqo
悟空「そんなことよりここどこだ?」

女騎士「(人間だと!?)助けっ……」

女騎士「……。(いやしかしこの砦は魔の森の霧深き場所だ。王国の強者でも容易に来れないハズ…だから私は人質のように連れ去られたのだった……つまりこやつは)」

悟空「なぁーって。」

女騎士「(醜きオーク共め。人間の姿を真似る魔術で私を追い詰めるつもりか!そうはさせるか)」

女騎士「私はお前らなんぞに…屈指はしないぞっ!」


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2 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:42:02.42 ID:ED2OMoRqo
女騎士「私はお前らなんぞに…屈指はしないぞっ!」

悟空「??なんでもいいけどよぉ。おめぇそんな格好で寒くねぇのか?」

女騎士「だ、黙れ!貴様らがひん剥いたのではないかっ!」

女騎士「(そうだ……国王様より賜った鎧を盗られ魔王に献上するといって持って行かれた。)」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 11:43:01.11 ID:ZhHbyVyd0
魔王死んだわこれ
4 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:44:03.00 ID:ED2OMoRqo
〜〜
オーク「ぐへへ。この鎧は魔王様に相応しい。」

女騎士「や、やめろおおお!貴様らが触れていい物ではないわっ!」

オーク「ぐへへ。繋がれてまだ生意気な口をきくか。」

ガシャガシャ

女騎士「っ……」

オーク「人間の女は裸になると黙るって本当なのな。ぐへへ」

女騎士「わ、私はお前らなんかに……」

オーク「ぐへへ。これを届けたらお楽しみだなぁ」

女騎士「(なんという下卑た笑いだ……うぅぅ…父上私はもう…)」

〜〜
5 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:46:27.53 ID:ED2OMoRqo
女騎士「死してなお貴様らを葬ってくれようぞっ!」

悟空「よくわかんねぇけど、とりあえずこれ着とけよ?チチが女は寒さに弱いって言ってたからな。」

イソイソ

女騎士「チチ!?私の体は私のものだっ……貴様らなんぞに」

スッ

女騎士山吹色「……」

悟空「しっかし、めえーたっぞ。飛んでたら変な穴に吸い込まれちまってよ。早くしねーとタイムバーゲンが終わって怒られちまう。」

女騎士山吹色「(なんなんだこのオークは……)」

悟空「で。そろそろここどこか教えてくれねぁか」

女騎士山吹色「(敵ではない……?いやしかし……)」
6 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:50:19.82 ID:ED2OMoRqo
おっす!mateの堀川の文字に運命を感じるぞ
7 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:51:57.42 ID:ED2OMoRqo
女騎士山吹色「…ここはオークの砦だ。」

悟空「へえ?おーくのとりで?」

女騎士山吹色「貴様。オークでは無いのか?」

悟空「オラか?オラ孫悟空ってんだ。」

女騎士山吹色「ソンゴクウ。」

女騎士山吹色「……」ジー

女騎士山吹色「(なんと屈強な戦士だろうか。鍛え上げられた肉体は鋼のようだ)」

女騎士山吹色「(だが気を許してはいけない。奴らこうやって何人もの…くっ!)」

悟空「オラそのおーくのとりでっちゅーのは良くわかんねえからなぁ。」

悟空「さっきも占いババの所にいたアックマンみたいなのに聞いたらいきなり攻撃してきやがったし…さっぱりだ」

女騎士「(アックマン?どういうことだ?つまり悪魔族とは敵対しているのか?)」
8 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:53:55.76 ID:ED2OMoRqo
悟空「んでウロウロしてたらおめぇが素っ裸でいるしよ」

女騎士「ソンゴクウ。貴様人間か?」

悟空「変な事聞くなぁ。オラサイヤ人だけどちゃんと地球育ちだぞ」

女騎士山吹色「ちきゅう?サイヤ人?」

女騎士山吹色「……ハハハハッ!正体を現したな!危うく騙されるところだった」

バサッ

女騎士「こんなものっ!」

女騎士「恐らくは魔翌力の篭った服であろう!」

女騎士「さぁ殺せっ!!慰みのもになるくらいなら殺せえええ」

悟空「ど、どうしたんだよ。落ち着けよ。ブルマよりヒステリックじゃねーか!?」
9 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:56:28.95 ID:ED2OMoRqo
女騎士「うるさい!閃いたぞ。舌を噛むと[ピーーー]ると聞いたことがある。フフフ。フフフ。」

カツンカツン

オーク「騒がしいやつはどーこだ。ぐへへ。」

悟空「お?」

女騎士「(やつが戻ってきたか……)」

オーク「おっまったせっ。」

ゾロゾロ

女騎士「(4匹も引き連れてきたか……フフフ。死にゆく私をにはもはやどうでもいい)」

悟空「ところで。そんな死に方すると閻魔のおっちゃん手続き面倒って嘆いてたからやめた方がいいぞ」

女騎士「お前が我々の言葉を介さぬのはもはや周知。貴様ら近づいた瞬間に噛み切ってくれるわっ!」

オーク共「威勢がいいこと。この魔翌力の杖で……ぐへへ。楽しみだなぁ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 11:57:25.39 ID:1ODHmaleO
オークもマジックアイテム使うのか…
11 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 11:58:12.90 ID:ED2OMoRqo
オーク共「それはそれとしてまずはこの妙な侵入者を血まつりに上げてからだよなぁ。」

ジー

オークリーダー「まぁまて。のこのこ待っててくれたんだ。男は半殺しの後で見世物にしてやろう。」

女騎士「どういうこだ。お前も仲間だろう!」

オークリーダー「仲間だぁ?俺達が貧弱な人間を仲間にするって?」

ギャハハ

オークリーダー「お前の人生最後のギャグは最高にわらえたぞ」

女騎士「……」
  
悟空「なぁおめぇこいつらの知り合いか?」 

チラッ

女騎士「馬鹿なことを…この状況でそんなハズはなかろう。私は連れ去らてきたのだ。」

悟空「わりぃやつらってことか」
12 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 12:00:05.09 ID:ED2OMoRqo
女騎士「(フッ。皮肉なものだもしかしたら問答などせず、助けてくれと頼んでいたなら違った結末があったのではないだらうか…)」

女騎士「ソンゴクウとやら。すまなかった」

オークリーダー「お別れはすんだかぁ?げひげひ。やっちまぇ!!」

女騎士「(せめてソンゴクウだけでも逃げれるようにせねば)」

女騎士「うおおっ!逃げろソンゴ……クウ?」

悟空「……」

シュンッ!!

オークの群「」

女騎士「……」
13 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 12:02:07.82 ID:ED2OMoRqo
悟空「もうおしめぇか?動いた気がしねえぞ」

オークリーダー「ば、ばばばかな!?人間如きに!!岩より硬い俺達の身体だぞ!わけがわからねぇ!」

悟空「悪いことは言わねえ。こいつを開放してやれ」

オークリーダー「っ!?そ、そんなのさせるわけねぇーだろっ!!」

ダッ

悟空「そうか。」

シュン!バシュ

オークリーダー「」

女騎士「(な、なにが起こった?オーク共が急に倒れた?)」
14 : ◆m2ofvJWBhA [sage]:2017/10/13(金) 12:03:58.86 ID:ED2OMoRqo
悟空「悟飯もグレートなんとかって変な格好して懲らしめる気持ちがちっとわかったぞ」

女騎士「(助かったのか?……グレートなご飯?謝礼の要求だろうか)」

女騎士「(いやしかし)ソンゴクウ。」

悟空「ん?」

女騎士「お前は何者だ」

悟空「変なやつだなぁ。オラ名乗ったばかりじゃねぇーか」

女騎士「いやそうじゃなくて……」

悟空「まぁいっか。とりあえず外に出てーぞ。こいつら風呂へーってんのか。くせぇからよ」

スンスン

女騎士「嗅ぐな!」
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