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レッド「人見知りを克服しなくては…」
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396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 01:25:13.95 ID:70DKhta60
メロエッタ「ナツメ、タマネギ耳をふさぎなさい」
ナツメ「え?」
メロエッタ「ハイパァァボイスゥゥゥゥゥゥ!!!」
レッド「……」にやっ
ギュルン
メロエッタ「ハイパァァボイスゥゥゥゥゥゥ!!!」
セレビィ「ふぅ…同じ威力で相殺されたから被害はほぼなくて済んだね」
セレビィ「家の中であれが通ってたらどうなってたことか…」
ナツメ「…え?」
ナツメ「レッドがいきなりメロエッタになって…メロエッタが二匹になって…」
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 01:25:53.87 ID:70DKhta60
メロエッタ「くすくす」
メロエッタ「ワタクシの姿でそんな笑い方をするんじゃない」
メロエッタ「あんたも好きなんだったらおかしいことに気づきなさい」
ナツメ「え…」
セレビィ「どうしてギアナがここにいるの?」
ナツメ「ギアナ?えっギアナ…?」
ギュルン
ミュウ「なんだ〜バレてたんだ」
ナツメ「今度はミュウに…」
ミュウ「くすくす、ミューは本当のミュウだよ」
ミュウ「この通り」♪He's a Pirate
ナツメ「いや、この通りって言われても」
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 01:26:52.81 ID:70DKhta60
ナツメ「って、あなたが本当のミュウだろうと、そうでなかろうとどうでもいいの!」
ナツメ「レッドはどこ、知ってるんでしょ」
ミュウ「さあ?どこだろうね〜」
ミュウ「くすくす」
ナツメ「……」
ナツメ「だったら私にも考えがあるわ」
ナツメ「いきなさいエーフィ!」
エーフィ「ウリャッ」
ミュウ「くすくす」
ぎゅるん
エーフィ「ウリャッ」
バンッ
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 01:27:38.07 ID:70DKhta60
セレビィ「や、やめなよ家の中だよ」
ナツメ「散らかれば元に戻せばいいだけ」
ナツメ「そのための超能力よ」
セレビィ「そのためじゃないと思うけど…」
メロエッタ「落ち着きなさい」
メロエッタ「いくらあんたが強くてもギアナには絶対にかなわないわ」
ナツメ「じゃあどうすれば」
メロエッタ「あいつに対抗するにはあいつと同等の力がいる」
メロエッタ「ワタクシが戦うわ」
メロエッタ「さあ指示を出しなさい」
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 01:28:22.57 ID:70DKhta60
ナツメ「メロエッタ、ありがとう」
メロエッタ「パートナーなんだから当たり前のことで礼なんか言わないの」
ナツメ「うん」
ナツメ「いくよ、メロエッタいにしえの…」
ガチャ
レッド「ふう…さっぱりした」
ナツメ「え?」
レッド「おかえり、何やってんの?」
ナツメ「レッド…本物…よね?」
レッド「?」
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:20:01.44 ID:EbqOfyk50
レッド「俺に偽物なんかいるの?」
ナツメ「そこ」
レッド「どこ?」
ミュウ「くすくす」
レッド「もしかしてミュウが何かしたの?」
ナツメ「うん」
ミュウ「ミューしらなーい」
レッド「ナツメは何かしたって言ってるよ」
ミュウ「うーん、忘れちゃった」
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:20:28.12 ID:EbqOfyk50
レッド「……」
レッド「だめだろミュウ、ナツメを困らせるようなことしちゃ」
ミュウ「どーして?」
レッド「どうしても」
ミュウ「わかったー」
レッド「うん、これでナツメを困らせるようなことはしないと思うから」
ナツメ「…ならいいけど」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:20:59.73 ID:EbqOfyk50
ナツメ「ねえレッド、今日どこか出かけてたの?」
ナツメ「一回帰ってきたんだけどいなかった時間あったよね」
ナツメ「何してたの」
レッド「えっと買い物の時間かな」
ナツメ「部屋を散らかして?」
ナツメ「それに出かけるときはちゃんと携帯を持って行ってって言ってるよね」
レッド「あー…そ、それは…」
レッド「今日ミュウと友だちになったんだ」
レッド「それで、友だちになった経緯だけどご存知?」
ナツメ「存知ないわね」
ナツメ「ねえ私の質問どこ行ったの」
レッド「いや、答えだから聞いてくれ」
ナツメ「わかった話して」
レッド「しのびねぇな」
ナツメ「構わないわよ」
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:21:34.74 ID:EbqOfyk50
レッド「えっと、部屋を掃除してたんだ」
レッド「そしたら急にミュウが現れてイタズラするんだよ」
メロエッタ「いつも通りね」
レッド「止めようとしたら暴れるからさ」
レッド「…俺のやり方もちょっと悪かったかもしれないけど」
ナツメ「何したの」
レッド「…バ、バトルした」
ナツメ「それぐらい別に」
レッド「家の中でだけど…」
ナツメ「……」
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:22:15.99 ID:EbqOfyk50
レッド「ごめん!」
レッド「でもこの通りきれいにしたからさ」
レッド「壊れたものもミュウが直したから」
ナツメ「…被害がなくなったのなら気にしないわよ、そんなこと」
レッド「え、いいの?」
ナツメ「うん、何も壊れてないんでしょ」
レッド「よかった、怒られるかと思った」
セレビィ「ナツメもさっき家の中でむぐっ」
レッド「ん?」
ナツメ「なんでもないなんでもない」
ナツメ「でも次からは直すからってやっちゃだめよ」
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:22:45.96 ID:EbqOfyk50
ナツメ「それでそのあとは?」
ナツメ「家にいなかったじゃない」
レッド「ああ、外に行こうとしてたから追いかけたんだよ」
レッド「放置しとくのはなんだか危険そうだったから」
レッド「それでそのまま出て行ったんだ」
レッド「その間にナツメが帰ってきたのかな」
レッド「で、まあなんやかんやあってミュウがうちに来ることになって」
ナツメ「そのなんやかんやを言うんじゃなかったの」
レッド「泥んこになっちゃったからお風呂入ってた」
レッド「これでいいかな?」
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:47:59.79 ID:XR54uAv90
翌日
ギュオオオン ヒュウウン
レッド「あれ?」
カチッ カチッ
レッド「この掃除機つまったかな?」ごそごそ
レッド「よし、これで」
カチッ カチッ
レッド「ダメだ、つかねえ」
ミュウ「ミューが直してあげようか」
レッド「直せるの?」
ミュウ「ミューを誰だと思ってるのさ、まかせてよ」
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:48:39.68 ID:XR54uAv90
ピキーン
ミュウ「はい直ったよ」
カチッ ギュオオオン
レッド「おっほんとだ」
レッド「ありがとな」
ミュウ「ねえねえ」
レッド「ん?」
ミュウ「レッドってなんで仕事しないで掃除だったり、洗濯だったりしてるの?」
レッド「仕事しないでって…それが俺の仕事なの」
ミュウ「家を綺麗にすることが?」
レッド「そう」
ミュウ「あのナツメだっけ、あの子の下着を嬉しそうに洗うことも?」
レッド「…言い方が悪いな、まあそうだけど」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:49:19.59 ID:XR54uAv90
ミュウ「仕事をしたらお金がもらえるじゃんか」
ミュウ「これじゃあもらえないでしょ」
レッド「ナツメから毎月お小遣いもらってる」
ミュウ「それって家のお金増えてないじゃん」
レッド「それは…そうだけど」
レッド「世の中俺みたいにいろんな事情があってこういうことやってる人だっていっぱいいるんだ」
レッド「別に悪いことしてるわけじゃないんだよ」
ミュウ「レッドの事情ってなんなの?」
レッド「ん…」
レッド「ひ、人見知りが激しいから…」
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:50:18.13 ID:XR54uAv90
ミュウ「ミュー心配だよ」
ミュウ「もしレッドが愛想をつかされちゃったら生きていけないよ」
レッド「そりゃ俺だってなんとかしたいけどさ…」
レッド「あっ、てか俺仕事あった」
ミュウ「え、なになに?」
レッド「なんか弟子を育てるとかそういうやつ」
ミュウ「何それ?」
レッド「だからその…そのままだよ」
ミュウ「じゃあその弟子はどこにいるの?」
レッド「一人育てて…それから…」
レッド「それ以来いないな…」
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:51:20.00 ID:XR54uAv90
ミュウ「ないんじゃん」
レッド「…そう捉えることもできるな」
レッド「なんかグリーンが用意するとかそんなこと言ってたような気がしないでもないけど次が来ないんだよ」
ミュウ「ちょっと何言ってるかわからない」
レッド「わかれよ」
レッド「でもまあ確かに今は何もしてないと思われても仕方ないな…」
レッド「今度グリーンに連絡してみようかな」
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:52:09.73 ID:XR54uAv90
―――――――――
レッド「さて、今日の分は終わった」
レッド「結構早く終わったな、よしグリーンのとこに行こう」
レッド「どうせあいつ暇だろ」
ミュウ「わあ、仕事してる人に対して何てこと言うんだ」
レッド「誰にでもこういうこと言ってるわけじゃないよ」
ミュウ「この状況だとけっこう失礼だね」
レッド「ミュウにそんなこと言われるなんて」
ミュウ「ミューはあの中で一番真面目だからね」
ミュウ「マナーとかもよく理解してるし」
レッド「理解してるんなら人の家散らかすようなことはしないだろ」
ミュウ「理解してるからといってやらないとは限らないのだよ」
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 12:27:27.37 ID:Wt6fS2SRo
ミューがまともなこと言ってるw
常識はあるけどあえてふざけてるのか
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:35:29.54 ID:LeIgA/wB0
レッド「それ普通にあぶねえ」
ミュウ「何言ってるのさ」
ミュウ「世の中で犯罪と呼ばれていることは全部悪いことだよね」
ミュウ「みんなそれを理解しているけどなくならないじゃん」
ミュウ「何か困ったことがあったり、許せないことがあったり、ただのバカだったり、人によって理由はいろいろある」
レッド「……」
レッド「人の家散らかす理由って何?」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:36:07.19 ID:LeIgA/wB0
ミュウ「ミューの場合はやりたいと思えば何でもやるからね」
ミュウ「自分がやりたいという気持ちに理由なんていらないんだよ」
ミュウ「だからレッドもやりたいと思ったらやればいいんだよ」
レッド「じゃあビンタしていい?」
ミュウ「いいわけないでしょ」
ミュウ「他人の気持ちも考えてあげなよ」
レッド「……」
ミュウ「くすくす」
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:38:07.14 ID:LeIgA/wB0
レッド「まあいいや…」
レッド「俺ちょっと出かけるからおとなしく…」
レッド「してるわけないか」
ミュウ「くすくす」
レッド「……」
レッド「連れて行くしかないか…」
ミュウ「お出かけならミューがテレポートさせてあげるよ」
レッド「…不安」
ミュウ「ええっミュー技に関しては誰よりも自信があるんだよ」
レッド「技が信用できても本体が信用できないからな」
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:38:41.39 ID:LeIgA/wB0
トキワジム
グリーン「ふわぁ…」
ピピピ
グリーン「ん?」
グリーン「あ、エリカからメールだ」
グリーン「……」
グリーン「……」キョロキョロ
グリーン「…ふふふ」
シュン
レッド「あ、無事着いた」
グリーン「うおわっ!?」ポロッ
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:39:52.84 ID:LeIgA/wB0
レッド「びっくりした」
グリーン「な、なんだレッドか、こっちが驚いたわ…急に現れて」
レッド「ん?携帯落ちてるぞ」
グリーン「!」
レッド「よっと」
ミュウ「ねえ、これどういうこと?」ひょこ
レッド「なにが?」
ミュウ「この文」
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:41:07.93 ID:LeIgA/wB0
グリーン「ま、待て!見るな!!」
レッド「今日もエリカのパルシェンに俺のレックウザでガリョウテンセイしてタネマシンガンいっぱいしたいな」
レッド「……」
グリーン「……」
ミュウ「レックウザってタネマシンガン使えないよ、おかしいね」
レッド「……」
グリーン「……」
レッド「携帯かえすよ…」
グリーン「さんきゅ…」
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:41:42.11 ID:LeIgA/wB0
レッド「あんまり知り合いはいないけど、お前が変なメール送ってるって言わないようにしとく」
グリーン「ああ、助かる…」
ミュウ「ねえどういうことなの?」
ミュウ「まさか改造…?」
グリーン「なあ、さっきから気にはなってたんだがこれミュウか…?」
レッド「うん」
レッド「説明するのは面倒だから言わないけど、間違いなくミュウだ」
ミュウ「ねえレッド、教えてよ、知ってるんでしょ」
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:42:15.21 ID:LeIgA/wB0
レッド「ちょっと静かにしてて」
ミュウ「ぶー、レッドのケチ」
ミュウ「知ってるなら教えてくれてもいいのに」
ミュウ「じゃあ本人に聞くのが一番だよね」
ミュウ「ねえねえ」
レッド「やめてやれ」
ミュウ「うー…気になる」
ミュウ「ナツメなら知ってるかな」
レッド「おい、それは絶対やめろ」
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:11:16.84 ID:iICVe1Gh0
グリーン「…何しに来たんだ」
レッド「ああ、聞きたいことがあって」
ミュウ「さっきのあれってどういう意味かなって」
レッド「そうそう」
レッド「って違うよ、もうそのことは言うな」
レッド「えっと何て言ったっけ俺の仕事の名前」
レッド「まあいいや、そのことなんだけどさ」
グリーン「あれ、お前仕事してたの?」
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:11:50.45 ID:iICVe1Gh0
レッド「お前が紹介してくれたんだろ」
レッド「弟子を育てるとかなんとか」
グリーン「あー…そういえば…」
グリーン「あったなぁ…」
レッド「おい」
グリーン「うん、うん、覚えてるよ」
レッド「嘘つけ」
グリーン「嘘じゃねえよ」
グリーン「で、それがどうしたんだ?」
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:12:21.06 ID:iICVe1Gh0
レッド「お前リーリエが終わったら次の子を紹介するとか言ってなかった?」
レッド「もしくはそれに近いもの、または俺にそう思わせる可能性のある発言がなかった?」
グリーン「んー…」
グリーン「んー…」
グリーン「んー…」
レッド「……」
レッド「覚えてねえんだな」
グリーン「そうなるな」
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:13:05.35 ID:iICVe1Gh0
レッド「じゃあ俺の仕事は?」
グリーン「よし、今から調べよう」
グリーン「俺は忘れてたけど候補は集められてるはず」
グリーン「ただ…」
レッド「?」
グリーン「お前えげつないぐらいの人見知りだからな」
グリーン「たまたまリーリエは合ったみたいだけど、他のやつだとどうなるか…」
グリーン「一人ならまだなんとかなるだろうが人数が多いと…」
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:13:41.06 ID:iICVe1Gh0
ミュウ「くすくす」
ミュウ「もしそうなったらミューが助けてあげようか?」
ぎゅるん
レッド「ほら、こうやってミューがレッドに変身すればいいの」
レッド「同じやつが二人いると変じゃないか?」
レッド「双子ってことにすればいいんだよ」
グリーン「どっちがしゃべってるかわからねえ」
レッド「ミューが本物だよ」
レッド「ミューって言ってる時点で違うだろ」
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:14:25.02 ID:iICVe1Gh0
レッド「それに思ったけど、ミュウがやっちゃうと俺の仕事じゃないじゃん」
レッド「俺いらないってなるし」
レッド「そう?」
ぎゅるん
ミュウ「いい考えだと思ったんだけどな〜」
レッド「ミュウにしたらまともないい考えだったよ」
ミュウ「わあ、レッドが褒めてくれた〜」
レッド「そういう感じのこと言ってくれればいいんだけどな」
ミュウ「じゃあミューが弟子の方に変身するのは?」
レッド「それは意味ねえだろ」
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:15:19.33 ID:iICVe1Gh0
グリーン「お前がせめて普通の人見知りだったら、まだなんとかなるんだろうけどな」カタカタ
グリーン「あ、やっぱり何人かいるな…1、2…5人か」
レッド「けっこう少ないんだな」
グリーン「将来有望なトレーナーを育てるとは言ってるがこのこと自体あまり知られてなくてな」
グリーン「しかもこの5人ってのが全員リーグの偉い人たちの子どもとか親族だ」
グリーン「まず自分たちのところを育てたいから、あまり宣伝とかはしてないんだろうな」
グリーン「どうする?とりあえず会ってみるか?」
グリーン「それから決めるってのもいいと思うけど」
ミュウ「そうだね、じゃあそれはミューにまかせてよ」
レッド「それも意味ねえよ」
グリーン「どうするんだ、レッド?」
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:16:00.73 ID:iICVe1Gh0
レッド「そうだな…会ってから考えるか」
レッド「俺からしたら相手がリーグの偉い人の子どもだろうと関係ないし」
レッド「今から会えるのか?」
グリーン「ちょっと待ってろ」
グリーン「……」
グリーン「ああ、二人なら」
レッド「よし、じゃあ早い方がいいな」
レッド「行こうぜ」
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:17:03.10 ID:iICVe1Gh0
グリーン「ん?なんで?」
レッド「なんでってお前が来ないとだめじゃん」
グリーン「いや俺今仕事中だし」
レッド「俺知ってるぞ、お前普段からジムに行かずフラフラしてるって」
グリーン「いつの話だよ、結婚する前だろそれ」
レッド「じゃあたまにはいいじゃん」
グリーン「なんとしても連れて行かせてえのか」
レッド「うん」
グリーン「……」
グリーン「わかったよ、あと30分待ってろ、ジムでやらなきゃいけねえことがあるから」
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:28:17.21 ID:iICVe1Gh0
30分後
グリーン「待たせたな」
ミュウ「あはは、なんだかバニラみたい」
グリーン「バニラ?」
レッド「まずどこに行くんだ?」
グリーン「ああ、一人はここトキワシティだ、もう一人はタマムシシティだな」
グリーン「あとの3人にも連絡をいれておいたから明日会える」
レッド「おおさんきゅ」
グリーン「今日の二人は俺もついて行くけど、明日はお前だけで行けよ」
レッド「なんでだよ」
グリーン「俺がついて行くことがそもそもおかしいだろ」
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:28:48.85 ID:iICVe1Gh0
――――――――
グリーン「ここだ」
レッド「ミュウ、出てきちゃだめだぞ」
ミュウ「ふぁーい」
ピンポーン
ガチャ
男「おお、待っていたよグリーン君」
グリーン「どうも…」
男「後ろの君がレッド君か、成長したな」
レッド「……」
男「実は君がチャンピオンだったときに数回会ってるのだよ、覚えてるかね」
レッド「……」
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 03:29:16.46 ID:iICVe1Gh0
レッド「……」
グリーン「おい、なんか言えよ」ひそひそ
レッド「むりっ」ひそひそ
男「ん?どうかしたかね?」
グリーン「いえ、なんでも」
グリーン「ところでお子さんでしたっけ、候補の一人は」
男「おおっ私の息子を選んでくれたのか、うれしいよ」
グリーン「…いえ、先ほど連絡した通り、今日は会うだけですから」
グリーン「決めるのはこいつなんで選ばれないという可能性もあります」
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:16:09.21 ID:9M5YdFpB0
レッド「……」
男の子「ふーん、お前が俺の先生になるのか?」
男の子「たいして強くなさそうだな」
レッド「……」
男の子「おい、なんとか言えよ」
レッド「……」
レッド「……」
レッド「……」ちらっ
グリーン「面接が終わったみたいですね」
男「だ、大丈夫なのかね?」
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:17:02.01 ID:9M5YdFpB0
―――――――――
グリーン「お前ほんとにしゃべらないよな」
レッド「知らなかったのか?」
グリーン「知ってたよ」
グリーン「二人目も同じような感じだったじゃねえか」
レッド「…難しいな、人と話すのは」
グリーン「あんなレベルはお前だけだよ」
グリーン「本当に仕事出来ないレベルだぞ」
グリーン「これからずっとナツメに頼るのなら問題ないだろうけどさ」
レッド「……」
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:18:18.42 ID:9M5YdFpB0
レッド「い、いやダメだ」
レッド「なんとかして俺もナツメの役に立つんだ」
レッド「ヒモになるわけにはいかない」
グリーン「そっ」
グリーン「じゃあせめて人見知りを克服しねえとな」
レッド「人見知りを克服か…」
レッド「どうやって?」
グリーン「ん?」
グリーン「どうやってか…」
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:19:32.11 ID:9M5YdFpB0
グリーン「そうだな、やっぱり人と話していくしかないんじゃないのか?」
レッド「それが無理だから困ってるんだろ」
グリーン「最初は普通に会話するんじゃなくてさ、軽い挨拶程度から始めればいいんだよ」
レッド「挨拶か…」
グリーン「それならできるだろ」
レッド「難しいな」
グリーン「なんでだよ」
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:20:45.16 ID:9M5YdFpB0
グリーン「すれ違うときに『おはようございます』とか言えばいいだけだよ」
レッド「簡単に言ってくれるぜ」
ミュウ「くすくす、ミューの出番のようだね」
レッド「何かいい考えがあるのか?」
ミュウ「その挨拶をミューがレッドに変身してやればいいんだよ」
レッド「…で、もうちょっとないのかグリーン?」
グリーン「他かぁ…いい考えだと思ったんだがな」
ミュウ「ミューを無視しないでよ!」
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:21:47.20 ID:9M5YdFpB0
レッド「変なこと言うからだろ」
ミュウ「ミューは真剣だよ」
レッド「そうか、俺たちとはレベルが違うんだな」
ミュウ「そうそう」
ミュウ「ってバカにしてるでしょ」
ミュウ「せーっかくもーっといいアイデアが出たのにな〜」
レッド「うん、いいよ別に」
ミュウ「仕方ないなレッドは〜、そこまで言うなら教えてあげるよ」
レッド「言ってねえよ」
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:22:33.83 ID:9M5YdFpB0
ミュウ「最も簡単かつめちゃくちゃな方法」
レッド「な、なんだよそれ」
ミュウ「レッドのお願いをかなえてあげるんだよ」
レッド「…どうやって」
ミュウ「くすくす」
ミュウ「やる?それともやってみる?もうやっちゃった?」
レッド「選択肢がやるしかないじゃねえかよ」
レッド「しかもやっちゃったってなんだよ、もう終わってんじゃねえか」
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 01:23:02.15 ID:9M5YdFpB0
ミュウ「ナイスツッコミ!」
ミュウ「腕上げたね」
レッド「……」
レッド「それで、何なんだ?俺の願いをかなえてくれる方法ってのは」
レッド「聞くだけ聞くからさ」
ミュウ「やるなら教えるよ」
ミュウ「やらないのなら教えない」
レッド「何かわからないものをやるなんて無理だよ」
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:41:49.64 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「ええっまさかの先に聞くの?」
レッド「普通だろ」
ミュウ「もう仕方ないなぁ」
ミュウ「爆発させたらいいんだよ」
レッド「……」
レッド「は?」
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:42:16.81 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「爆発オチってやつだよ、これで終わらせたらいいんじゃないかな」
レッド「いやいやいや、何の話してるんだよ」
ミュウ「え?もうこの話を終わらせたいんだよね」
レッド「俺がそんなこと一言でも言ったかよ」
ミュウ「ふーん、違うんだ」
ミュウ「てっきり飽きて終わりたいんだと思った」
ミュウ「だからミューが入れ替わってあげれば話続けられるって思ったんだけど」
レッド「何を聞いてたらそうなるんだ」
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:42:45.76 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「じゃあキミはどうしたいの?」
レッド「…人見知りを治したいんだよ」
ミュウ「な〜んだ、そんなこと」
レッド「そんなことって俺にとっては」
ミュウ「ミューたちからすればバチュルのミミクソよりちっちゃなことだよ」
レッド「小っさすぎるだろ」
ミュウ「ミューもいつも悩みを抱えてるけど、それほど小さい悩みはないよ」
ミュウ「レッドはいいね〜、悩みが小さくて」
レッド「小さい小さい言うな」
グリーン「実際あまり大したことじゃねえからな…」
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:43:22.18 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「そんな小さな悩みをミューたちが解決してあげよう」
レッド「できんのかよ?」
ミュウ「できるね!」
レッド「……」
レッド「じゃあやってくれ」
ミュウ「くすくす、それじゃーやるよー」
ミュウ「すー…」
ミュウ「!」キッ
グリーン「お、おい…なんか眼が光ってんぞ、何が起こるんだ?」
レッド「知らん…」
ゴゴゴゴゴゴ
ミュウ「無窮の時…」
ミュウ「その始源に秘められし白い力よ」
ミュウ「鳴り交わす魂の響きに震う羽を広げ、蒼の深淵より出でよ!」
ジラーチ「呼ばれて飛び出てパンプリリン」
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:44:12.29 ID:SRs5zfiz0
ミュウ「くすくす、来たねニシキノ」
ジラーチ「うん、ちょうど暇だったからね」
ジラーチ「やあ、前会って以来だねワインレッド」
レッド「ワインいらない」
ジラーチ「そーだっけ?」
ジラーチ「まあいいや」
ジラーチ「何かあったのギアナ?」
ミュウ「くすくす、えっとね」
ミュウ「……」ひそひそ
ジラーチ「ふむふむ、なるほど」
レッド「なんで耳打ちしてんだよ」
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:45:37.96 ID:SRs5zfiz0
ジラーチ「いくぞレッドブル!」
レッド「ブルいらねえよ」
ジラーチ「ピピルマピピルマプリリンパパパレホパパレホドリミンパアダルトタッチで人見知り治れ!」
ピカッ
レッド「!?」
シュウウゥゥ
レッド「……」
レッド「……」
レッド「……」
レッド「?」
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 00:46:11.88 ID:SRs5zfiz0
レッド「な、何が起こったんだ…?」
ミュウ「くすくす」
レッド「笑ってないで教えろよ」
グリーン「…見た目は何も変わってないな」
レッド「本当か…じゃあ何なんだ?」
ジラーチ「だから言ったじゃないか、人見知り治れって」
レッド「えっじゃあ…人見知りが…?」
ミュウ「くすくす」
グリーン(…大丈夫なのか?)
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/11(日) 02:44:01.46 ID:OnTbiv5WO
えぇ…(困惑)
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/11(日) 05:21:43.67 ID:BRUaL5zso
プラセボ
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:32:30.02 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「疑問に思う前に試してみることだな」
ジラーチ「ばか」
レッド「む…」
レッド「なんでバカって言われたかわからんけど…」
レッド「試すって誰かちょうどいい人がいるのか」キョロキョロ
ジラーチ「おい、そこのイケメン、話してみろ」
グリーン「ん?俺か」
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:33:32.85 ID:KqjfnK9A0
レッド「どうも、こんにちは」
グリーン「どうも」
レッド「えっと俺の名前はレッドです、あなたの名前は何ですか?」
グリーン「グリーンです」
レッド「好きな食べ物は何ですか?」
グリーン「妻の手料理です」
レッド「それはおいしそうですね、俺も食べてみたいです」
グリーン「だめです」
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:34:14.53 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「グーッド!」
ジラーチ「自然に話せてるよ、かんぺき〜!」
レッド「たしかに普通に話せたような…」
グリーン「っておい!なんでだよ!」
レッド「どうした急に」
グリーン「どうしたじゃねえよ、俺とは元々話せてただろ」
グリーン「むしろぎこちないし」
グリーン「会話も外国語の教科書かよ」
レッド「……」
レッド「!」
グリーン「今気づいたのか…」
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:34:44.67 ID:KqjfnK9A0
レッド「こいつとは元々普通に話せるんだよ」
ジラーチ「そーなの?それ先に言ってよ」
ミュウ「これはレッドが悪いよ」
レッド「なんで?」
ジラーチ「それじゃあボクたちがそこら辺で2、3人ラチってくるから待ってて」
レッド「ラチるな」
ミュウ「じゃあどうするのさ?確認しないの?」
レッド「確認はしたいけど…」
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:38:00.02 ID:KqjfnK9A0
プルルルルル
グリーン「はい、もしもし?」
グリーン「うん…うん…わかった、じゃっ」
グリーン「悪いレッド、急用ができた」
グリーン「どっちにしろ今日の予定は終わったし、いいだろ?」
レッド「ああ…別にいいけど」
グリーン「よし、んじゃまた明日な」
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:40:20.04 ID:KqjfnK9A0
レッド「んー…とりあえず俺も帰るか」
ミュウ「くすくす、誰かと話してみないの?」
レッド「……」
レッド「やだよ」
ジラーチ「ええ〜つまんない〜」
レッド「つまんないってなんだよ、話したらおもしろいことになるのか?」
ミュウ「やってみてのお楽しみだね」
レッド「…なんか嫌だよ」
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:41:57.35 ID:KqjfnK9A0
ナツメの家
レッド「ただいまー」
ジラーチ「ほうほう、ニートのくせになかなかいい家に住んでるな」
レッド「俺の家じゃなくてナツメの家なんだけどな」
ジラーチ「なんだ、ただのごくつぶしか」
レッド「そ、そんな言い方はないだろ…」
レッド「一応家事はほとんど俺がやるし…」
ミュウ「金ない、話さない、働かないの三つそろってるんだよ、すごいよね」
レッド「む…昔は全部あったし…」
ミュウ「過去の栄光にすがるな」
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:42:54.24 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「よし、まずは探索だ」すぃ〜
パカッ
ジラーチ「うーむ、お菓子はないのか?」
レッド「勝手に冷蔵庫を開けるな」
ジラーチ「むむっおいしそうなケーキがあるじゃないか」
レッド「おい、それは俺の」
シュン
ジラーチ「遅いぞナッパ」
レッド「…誰がナッパだ」
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 01:44:30.73 ID:KqjfnK9A0
ジラーチ「うまいうまい」むしゃむしゃ
レッド「結局食いやがって…」
ジラーチ「あ、もう一つある」
レッド「そっちはだめ!」
ミュウ「安心しなよ、ニシキノはああ見えて意外と大食いなんだよ」
ジラーチ「うん、ちゃんと残さず食べるからさ」
レッド「誰がそんな心配するかよ」
レッド「そっちは俺のじゃなくてナツメのだからだめだって言ってんの」
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:19:51.30 ID:Mfqo0emo0
レッド「もう少しで晩御飯だから我慢しろ」
ジラーチ「ばんごはんって何?寿司?ステーキ?ト●コのフルコース?」
ミュウ「ナツメがめちゃくちゃお金もってるとはいえレッドは一円も稼いでないから食事でそんなにたくさん作れないよ」
ミュウ「お金の管理もナツメだし」
ジラーチ「なんだよこいつ、何もできないな」
ミュウ「そうなんだよ」
ミュウ「ミューも初めて会ったときからがんばっていいところ探してるんだけど6つぐらいしか見つからないんだよ」
ジラーチ「す、すごい…!6つも見つけるなんて!」
レッド「お前ら飯抜きにしてやろうか」
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:20:25.99 ID:Mfqo0emo0
―――――――――――
ナツメ「ただいまー」
ミュウ「うーん…」
ジラーチ「むむむ…」
レッド「おかえり、もうちょっとでできるから待ってて」
ナツメ「…なんか増えてるけど」
レッド「ああ、気にしないで」
ナツメ「…普通に気になるんだけど」
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:20:55.17 ID:Mfqo0emo0
メロエッタ「アンタたち、ここはワタクシの家よ、何わけのわからないことをしてるの」
セレビィ「ナツメの家だけどね…」
ジラーチ「レッドのいいところを20個見つけないとごはんなしって言うんだよ、イジワルすぎない?」
ミュウ「ミューが見つけてた6つも全部だめって言うんだよ、ひどいよね」
メロエッタ「その6つってのは何?」
ミュウ「えっと、一つ目が髪の毛が生えてるで」
セレビィ「一つ目がそれ!?」
ミュウ「だってミューの200年ぐらい前のパートナーは生えてなかったもん」
ミュウ「生えてたことは生えてたけど、正面から見ると見えないし」
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:21:34.22 ID:Mfqo0emo0
セレビィ「キミたち二人は私たちの中でも特に褒めるってことが下手だからね」
ミュウ「そんなこと言うならタマネギはいいところ言えるの?」
セレビィ「それはまぁ…言えるだろうけど」
ジラーチ「なになに?教えてよ」
セレビィ「言ってもいいけど、私は今すぐ20個も言えないよ」
メロエッタ「あんたたち自分で考えるのが嫌ならタマネギじゃなくてナツメに聞けばいいのに」
ジラーチ「おお、そうか!」
ミュウ「さっそく行くぞ!」
セレビィ「あっナツメは今お風呂…」
メロエッタ「別にあいつらに見られてもなんともないでしょ」
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:22:11.23 ID:Mfqo0emo0
ガラガラガラ
ナツメ「えっ!?」
ミュウ「ねえねえナツメー」
ナツメ「な、何よ…びっくりした…」
ジラーチ「ちょっと聞きたいことがあってネ」
ナツメ「…変なことじゃなかったら答えるけど」
ジラーチ「あれ、なんだっけ?」
ミュウ「部屋移動したら忘れるって記憶力なさすぎるよ」
ミュウ「レッドの悪いところだよ」
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:22:52.22 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「レッドの悪いところ…?」
ミュウ「ないの?」
ナツメ「ううん、いっぱいある」
ジラーチ「へえ、例えば?」
ナツメ「そうね、肝心なことを言ってくれないとことか、人付き合いが苦手なところ」
ナツメ「あとけっこう鈍いでしょ、それに…」
――――――――
ナツメ「けっこう細かいところもあるわね」
ジラーチ「ねえねえ、何言ったか覚えてる?」
ミュウ「うーん、とにかくいっぱいあった」
ジラーチ「そだねー」
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:23:23.47 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「…聞いてるの?」
ミュウ「うん、聞いてるよ」
ナツメ「じゃあ何言ってたか覚えてる?」
ジラーチ「たくさんあったー」
ナツメ「…うん」
ミュウ「でもあんなにたくさん悪口言えるなんて、実はレッドのこと嫌いだったんだね」
ナツメ「そんなわけないでしょ、悪口じゃないし」
ナツメ「レッドのことは大好きに決まってるでしょ」
ナツメ「…って何言わせんのよ」
ジラーチ「自分から勝手に言ってんじゃん」
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:24:08.42 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「…とにかく、レッドの悪いところはいっぱい言えるけど、良いところはもっといっぱい言えるってだけのことよ」
ジラーチ「へぇ〜」
レッド「おい、お前ら何やってんだ」
ミュウ「レッドこそ何しに来たのさ」
レッド「お前らが風呂場行ったとか聞いたから、何しに行ったかと思ってな」
レッド「あっ…」
ナツメ「……」
レッド「……」
ナツメ「い、いつまで見てるの…」
レッド「ごめんなさいっ」
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:25:37.69 ID:Mfqo0emo0
レッド「それで、俺のいいところ見つかった?」
ジラーチ「?」
ジラーチ「なんのこと?」
ミュウ「そーいえば、何かレッドが言ってたような…」
レッド「おまえらな…」
ジラーチ「そんなことどうでもいいからさ、ボクお腹すいたよ」
ミュウ「ミューも」
レッド「…はー…もういいわ」
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:26:21.93 ID:Mfqo0emo0
―――――――――
ナツメ「うん、やっぱりレッドの料理はおいしいわね」
ナツメ「もう私より上手かも」
レッド「……」じーっ
ナツメ「ん、どうかした?」
レッド「い、いや…なにも…」
ナツメ「気になるじゃない、何かあるなら言ってよ」
ナツメ「怒ったりしないからさ」
レッド「うん…じゃあ…」
レッド「さっきお風呂で見たとき思ったんだけど…」
レッド「少し太った…?」
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:27:24.97 ID:Mfqo0emo0
ナツメ「……」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「そ…その…俺の見間違いかもしれないし…」
レッド「うん、今のは聞かなかったことにして、気にしないで」
ナツメ「…あなたはそう思う?」
レッド「うーん…」
メロエッタ「女性に対して太ったなんて失礼なこと言ったくせに言葉を濁すってどういうこと」
レッド「すいません…」
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/31(土) 01:27:52.54 ID:Mfqo0emo0
メロエッタ「ワタクシに言わずナツメに言うべきでしょ」
レッド「はい…」
レッド「ナツメ…」
ナツメ「私は全然気にしてないよ」
ナツメ「今までは本当に考えてることを言ってくれなかったから、言ってもらえるようになってちょっとは信用してくれるようになったのかな」
レッド「え?そんなナツメに対して隠してたってようなことあった?」
ナツメ「うん、何も言わず何年も姿消しちゃったこととか」
レッド「な、何年前の話だよ…」
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 00:54:40.21 ID:e4v2iP0W0
深夜
レッド「すやすや…」
ナツメ「……」むくっ
ナツメ「……」
ナツメ「……」そーっ
ガチャ パタン
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 00:55:19.92 ID:e4v2iP0W0
ナツメ「……」
ナツメ「……」そーっ
ギシッ
ナツメ「!」
ナツメ「た…体重増えてる…」ガーン
ナツメ「レッドの言う通りだった…」
セレビィ「2sだけじゃない、そんなもんだよ」
ナツメ「でも…って」
ナツメ「わっ!?」
セレビィ「しーっ、大きな声出さないの、みんな寝てるんだよ」
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 00:55:59.39 ID:e4v2iP0W0
ナツメ「びっくりした…驚かせないでよ」
セレビィ「ただ声かけただけなのに」
ナツメ「それがびっくりしたって言ってるの」
セレビィ「キミが珍しくコソコソしてておもしろかったから」
ナツメ「これは音をたててみんなを起こさないようにしてただけ」
セレビィ「ふーん」
ナツメ「それよりあなたはどうしてここに?」
ナツメ「眠れないの?」
セレビィ「ふふふ、じゃあそういうことでいいよ」
ナツメ「そういうことでって…何を企んでるの」
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 00:56:46.44 ID:e4v2iP0W0
セレビィ「なーんにも企んでなんかないよ」
セレビィ「ただちょっといいこと教えてあげようかなって」
ナツメ「…なに?」
セレビィ「もうすでにちょっとずつ変化があるから気がついてるかもしれないけど〜」
セレビィ「なんで太ったか気になるでしょ?」
ナツメ「う、うん…」
セレビィ「わたしがどうしてキミたちの前に現れたか覚えてる?」
ナツメ「…!」
ナツメ「じゃ、じゃあまさか…」
セレビィ「うん、食べすぎだ」
ナツメ「……」カチン
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 00:57:21.48 ID:e4v2iP0W0
ナツメ「はぁ…まぁいいわ」
ナツメ「今日のところはもう寝る」
セレビィ「なに?もしかして期待した?」
ナツメ「……」
セレビィ「ふふっ」
ナツメ「おやすみ、明日も早いからね」
セレビィ「はーい」
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/02(月) 22:24:58.38 ID:Eyty2v7i0
保守!!
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:10:47.15 ID:PiZmpmZ/0
一週間後
レッド「やっぱりあの仕事じゃだめだ」
グリーン「……」
レッド「もっといい仕事はないのか」
レッド「今まで通りじゃ駄目なんだ」
グリーン「結局他のかよ…」
グリーン「断るの俺なんだぞ」
レッド「ああ、それは悪いと思ってる」
グリーン「あ、そう…悪いと思ったらもうちょっと俺のことも考えてくれよ」
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:11:29.28 ID:PiZmpmZ/0
グリーン「お前に合った仕事ってのもな…」
グリーン「100万回言ってるけどせめて普通の人見知り程度にしないとな」
グリーン「あっそういや、この前ジラーチに何かされてたじゃねえか」
グリーン「結局あれはどうだったんだ?」
レッド「…試してない」
グリーン「一週間何やってたんだよ」
レッド「いきなり知らない人に話かけるなんてできねえよ」
グリーン「そんなこと言ってる時点で治ってねえよ」
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:12:57.99 ID:PiZmpmZ/0
グリーン「これは?」
レッド「うーん、違う」
グリーン「じゃあこっち」
レッド「むー…」
グリーン「あれもダメこれもダメ…」
グリーン「一体どういう仕事やりたいんだ?」
レッド「ナツメと…」
レッド「…や、ナツメを安心させられる仕事」
グリーン「自宅警備員か」
レッド「それは仕事じゃねえ」
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:14:11.10 ID:PiZmpmZ/0
タマムシジム
エリカ「親戚においしい紅茶をいただいたんです、今いれますね」
ナツメ「あっ、わ、私はいい」
エリカ「あら?ナツメさん紅茶嫌いでしたか?」
ナツメ「そういうわけじゃないけど」
ナツメ「えっと、お互いジムがあるし、そんなに長居するつもりはないのよ」
エリカ「そうですか?わかりました」
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:15:38.08 ID:PiZmpmZ/0
ナツメ「今日はエリカにお願いがあって来たの」
エリカ「はい、なんでしょうか」
ナツメ「エリカからグリーンにレッドに仕事を紹介しないよう頼んでほしいの」
エリカ「えっどうしてですか?」
ナツメ「レッドがはりきってくれてるのはうれしいのだけど…」
ナツメ「何て言うか、彼人見知りだし…上手く他人と話せないし…」
ナツメ「それで傷ついたりしたら…」
エリカ「過保護すぎですよ」
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:16:48.24 ID:PiZmpmZ/0
エリカ「それに前からレッドさんは仕事を探してたじゃないですか」
ナツメ「うん…」
ナツメ「前までならまあ…よかったと言えばよかったんだけど…」
ナツメ「今は前と違ってすごいことをやろうとしてるの」
エリカ「すごいこと…ですか?」
ナツメ「そうなの、そんなことしたら返ってくるダメージも大きいじゃない」
ナツメ「レッドかなり繊細だし」
ナツメ「だからせめてすごいことじゃなくて普通のことを…」
ナツメ「状況が変わっても今まで通りのあの人でいてほしいの」
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:17:31.52 ID:PiZmpmZ/0
エリカ「なるほど…」
エリカ「私の方からグリーンさんに伝えることは問題なくできますが、それでレッドさんがあきらめますかね」
ナツメ「それは…」
エリカ「状況が変わったということでレッドさんは張り切ってるんですよね」
エリカ「その状況をなくせば、レッドさんもあきらめるのではないでしょうか」
ナツメ「それはダメ!!」
エリカ「…!」びくっ
ナツメ「あ、ごめん…」
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/04(水) 02:18:54.84 ID:PiZmpmZ/0
ナツメ「でもエリカの言うことも確かなのよね…」
ナツメ「こういうときほど、あきらめないというか、頑張るからね…」
エリカ「ちなみに状況が変わったというのは何があったのですか?」
ナツメ「状況が変わったというか、その…なんていうか…」
ナツメ「うーん…どう言えばいいのかな」
ナツメ「そうね、まあ…簡単に言うと…簡単に言っていいのかな…」
エリカ「ナツメさん?」
ナツメ「…できちゃった…かな」
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 00:51:51.69 ID:DmZL2fmN0
5年後
女の子「りじゃーどん!ぶらすとば〜ん!!」
リザードン「ウ、ウーン…」ポリポリ
男の子「ぽっぽ!つつくだ!」
ポッポ「テヤアア」つんつんっ
リザードン「ドウシタライイノカナ…」
女の子「りじゃーどん!火っ!ぼぉーってやってよ!」
リザードン「ウーム…」
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 00:53:07.62 ID:DmZL2fmN0
先生「こらーっ!」
男の子「あっ先生だ!」
先生「だめじゃないか、またお父さんのポケモン持ってきたのかい」
先生「幼稚園にポケモンを持ってきてはダメだと言ったじゃないか」
女の子「だって〜」
先生「だってじゃない、決まりだからね、ちゃんと守らないと」
女の子「……」
女の子「あっ!せんせー、なにあれ?」
先生「ん?」
女の子「とりゃっ」ぴょーん すたっ
リザードン「!?」
女の子「りじゃーどん!おそらのおさんぽ!」
先生「あ、こら降りなさい!」
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 00:54:01.49 ID:DmZL2fmN0
女の子「りじゃーどん、とんで!とんで!」ぺしぺし
先生「降りなさいって」ぐいっ
女の子「やだー、とんでとんで!」がしっ
リザードン「クビシマルッ」
レッド「戻れ、リザードン」
女の子「ふぇ?」
先生「おっと危ない」
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 00:55:59.73 ID:DmZL2fmN0
レッド「はぁ…まったく…勝手にボール持ち出して」
レッド「リーフ、何度もダメだって言ってるだろ」
リーフ「おとーしゃん!」がしっ
レッド「おっと…」
先生「お父さんもっと気をつけてくださいよ、リーフちゃんがポケモン持ってくるの1度や2度じゃないですからね」
レッド「……」ぺこ
リーフ「おとーしゃんかえろっ」
レッド「うん」
リーフ「せんせー、さよーなら!」
先生「はい、さようなら、もう持ってきちゃだめだよ」
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 00:56:38.68 ID:DmZL2fmN0
レッド「ただいま」
リーフ「ただいまー!」
ナツメ「おかえりなさい」
セレビィ「おっかえりー」
リーフ「せれびー!みゅー!じらーち!あそぼあそぼ!」
ナツメ「あっ先に手洗いうがいをしなさいよ」
リーフ「はーい」
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 00:58:31.48 ID:DmZL2fmN0
レッド「またリーフが俺のポケモン持って行っちゃってたみたい…」
ナツメ「そう…また…」
レッド「どうしたらいいのかな?」
ナツメ「お父さんがもう少ししっかりしたらいいと思う」
レッド「うん…まあそうなんだけど…」
メロエッタ「親としての自覚が足りない」
ミュウ「まるで成長していない」
ジラーチ「大きな子ども」
セレビィ「努力はしてると思うんだけどね〜」
リーフ「おとーしゃん、もっとがんばって!」
レッド「……」
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 01:00:11.38 ID:DmZL2fmN0
ナツメ「そこまで言わないの」
ナツメ「そもそもリーフが勝手に持っていったことが問題なんだから」
ナツメ「いつも言ってるでしょ、誰かに迷惑をかけるようなことはしないって」
リーフ「……」
ナツメ「もうお父さんのボールを勝手に持って行ったらダメだからね」
ナツメ「リーフももうちょっとでお姉ちゃんになるんだから、わかるよね?」
リーフ「うん」
リーフ「次からはおかーしゃんのにする」
ナツメ「それもダメ…」
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/08(日) 01:01:04.15 ID:DmZL2fmN0
雑になってしまいましたが、これで終わりです
またどこかで
ばいばーい
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/08(日) 10:52:11.42 ID:rdd2cJYro
ロリーフ…いいですね…
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/01/30(木) 01:19:56.25 ID:lHIKxz660
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