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【艦これ】艦娘「提督が風邪をひいた」
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24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/12(木) 23:42:57.59 ID:XzXyto2c0
大淀「申し訳ありませんでした。艦娘に風邪や病気などは無縁でして……「人間がかかる病というもの」程度にしか認識していない子が多数なんです」
大淀「ですからあの子達も提督を元気づけようとしただけで悪気があった訳では……」
提督「ああ……わかっ、てる……」
提督「ただ、いまは静かに……」
愛宕「ぱんぱかぱかぱかぱかぱかぱ〜ん♪提督いますかー?」
提督「……」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/12(木) 23:47:18.23 ID:XzXyto2c0
愛宕「いろいろ調べて胃腸を悪くしていないならアイスクリームが口当たりよくて良いって聞いたから持ってきたんだけどー」
高雄「食事も全くとっていないようですし提督、すこし口に入れてみませんか?」
提督「そうだな、アイスなら……」
愛宕「それじゃあ、あ〜ん♪」
提督「ん」パク
愛宕「や〜ん、提督ったら可愛い♪」
高雄「つ、次は私が!さあどうぞめしあがれ」
提督「」パク
高雄「なるほど……これは病みつきになりますわね」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/12(木) 23:52:18.06 ID:XzXyto2c0
愛宕「はい、これでおしまいよ〜」
提督「はぁ……喉がスッとした……美味かったよ」
高雄「それは良かったです」
愛宕「頑張って作った甲斐があったわね〜♪」
大淀「あのアイス手作りだったんですか?」
愛宕「ええ♪あれだけ作るのにミルク搾るの大変だったんだから」
大淀「そこから作ったんですか!?」
高雄「愛宕ちゃんから沢山出て助かったわ」
大淀「……え?」
愛宕「提督、また食べたくなったら言ってくださいね?愛宕ミルクアイス♪」
バタン
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/12(木) 23:53:09.32 ID:XzXyto2c0
薬飲んでも咳が止まらない。愛宕母乳アイス食べれば治る気がする
みんなの優しいコメに励まされてます。ありがとう
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 23:58:29.07 ID:MqDiJIc4o
いいから寝ろ
体が楽になったらさっさと書くんだよ!
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:03:13.13 ID:8cruQoY5o
俺でよければミルク出そうか?
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:35:18.15 ID:32NiDlZhO
いいから寝ろ、休め!
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 02:43:40.44 ID:gmZOGA680
俺も白露ちゃんに看病してもらいたい(ロリコン
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 06:25:45.56 ID:+nV4xGSwo
うーちゃんとか意外と真面目に看病してくれそう
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 09:29:51.09 ID:hKAyYnXBO
>>29
俺と兜合わせして一緒にミルクだすか?
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 17:18:09.16 ID:8nQf4aW80
このスレバカばっかか…w
お大事にな。おつ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 13:58:22.72 ID:zLR9zjCD0
川内「お見舞いお見舞い!お見舞いきたよー!」
神通「提督、お加減はいかがですか?」
那珂「病気の人の元へアイドルが来ましたみたいなー?ドッキリみたいでしょ♪きゃはっ」
提督「……」ニコッ
川内「あらら、こりゃ重症だねぇ」
那珂「せっかく超人気アイドルが来てあげたのに提督かわいそう」
神通「私で良ければ何かお役に立てないでしょうか……」
川内「んー、まあしんどそうだしまた今度にしよ。さー行くよー、2人ともー」
大淀「神通さんは相変わらず気遣いの出来る方ですね」
提督(川内が一言も夜戦と言わないなんて、随分気を使ってくれたんだな)
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:00:46.26 ID:zLR9zjCD0
島風「島風はいりまぁーす!」
島風「提督、お風邪ひいたんだって!?」
島風「んー、まぁお風邪が何なのかよく分かんないけど」
島風「元気出してね!じゃーねー!」」
バタン
大淀「お見舞いも速さ重視なんですね」
提督「……」
大淀(あっ、心なしか少し寂しそう)
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:08:02.64 ID:zLR9zjCD0
那智「失礼するぞ。提督、貴様風邪とやらをひいたらしいな」
足柄「弱ってる獲物は肉食獣のエサにもってこいなんだから」
羽黒「し、司令官さん、大丈夫ですか?」
那智「調べたところ、風邪とは菌が体内に入り込み悪さをしているらしいではないか」
足柄「菌を殺す!殺菌ならやっぱりアルコールよね!」
羽黒「それで間宮さんにお願いしてたまご酒と言うのをご用意──」
足柄「そい!」ゴクゴク
羽黒「姉さん!?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:13:03.45 ID:zLR9zjCD0
那智「そのような子供騙しな酒で風邪が治るわけ無いだろう」
羽黒「それならどうして作ったんですか……」
足柄「妙高姉さんから酒保のカギを手に入れる口実に決まってるじゃない!」
羽黒「そんな……嘘をついたりしたら叱られるのに……」
足柄「大丈夫よ!その為に羽黒も連れて来たんだから!」
那智「うむ。我々だけでは怪しまれるからな。羽黒が参加する事により妙高姉さんも信じ切ってあっさりカギを渡してくれた」
羽黒「もう、私を巻き込まないで……」
大淀(羽黒ちゃんも苦労するわね……でもこれ絶対後でひどい目にあうやつだわ)
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:18:20.09 ID:zLR9zjCD0
那智「と言うわけでだ!菌を殺すならこれしかないだろ!」
『鬼ごろし』
那智「鬼をも殺す酒だ、菌なんてイチコロだ!イチコロ!」
羽黒「ごめんなさい……!那智姉さん、たまご酒の味しちゃって……普段はこんなんじゃ無いんです……」
大淀「たまご酒で酔っ払うなんて、なんだか意外と言うか可愛いですね」
羽黒「いえ、たまご酒につかう日本酒をがぶ飲みしちゃって……」
大淀「……」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:23:54.21 ID:zLR9zjCD0
足柄「さらに!その鬼ごろしにビタミンやミネラルを追加するわ!」
大淀「お酒無しでビタミンやミネラルだけお願──」
足柄「もちろん私の身体を使ってワカメ酒よ!!」
大淀「……もしかして足柄さんもお酒を?」
羽黒「ごめんなさい……!足柄姉さんはいつも通りシラフなんです……」
大淀「あー……」
足柄「すぐに脱いで用意するから待っててちょうだい!」
妙高「どれくらい待てば良いのかしら?」
羽黒「姉さん!那智姉さんしっかりして!」
那智「…………」
足柄「……ちがう、の。これは」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/16(月) 14:29:46.74 ID:zLR9zjCD0
妙高「馬鹿な妹がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
足柄「…………」
那智「…………」
妙高「さあ羽黒、あなたもそれ(那智)を持って来なさい。引きずって良いから」
妙高「まさかとは思うけど……あなたからも後で話を聞いて、場合によっては2人と同じように……」
羽黒「ひっ……」
大淀「あ、あの、羽黒さんは無実と言うか、利用されただけと言うか」
妙高「その辺りも含めてゆっくり聞かせてもらいます。内容が内容ならこの2人にも更に罰を与えなければいけませんから」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/16(月) 14:38:39.21 ID:zLR9zjCD0
提督「妙、高……」コイコイ
妙高「はい!提督。何か御用でしょうか!」ポイ
足柄「あだっ」ゴン
提督「ハァ……ハァ……、羽、黒……」
妙高「提督……?」
提督「ん……」グィッ
妙高「きゃっ……そんないきなり、提督、妹たちが見ていますから」
提督「はぁ、はぁ……羽黒は、悪く無い……から、んっ……ハァッ、許して、やれ……」
妙高「ててて、提督、耳元でそんな息使いされますと、夜に色々と捗ってしまいますから」
提督「足柄と那智も、ハァ……もう許してやれ。わかったな……?ゲホッ!ゲホッ!」
妙高「分かりました!3人とも不問にしますから!もうお休みください!」ジュンジュワ…
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:44:14.90 ID:zLR9zjCD0
大淀「なんとか皆さん無事に済んで良かったですね」
提督「ああ……」
大淀「内容を知ったら羽黒さんはともかく、あの2人はさらなる折檻を受けていたでしょうし」
提督(そうなる事が分かっていると、羽黒は2人をかばって自分も悪かった事にしそうだからな)
摩耶「おーい、邪魔するぞー」
大淀「あのー、母乳で何か作って来たりしてませんよね?」
摩耶「いきなり何言い出すんだよ」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:48:23.78 ID:zLR9zjCD0
摩耶「風邪ひいたらしいじゃねーか。なっさけねぇなぁ」
摩耶「腹こわしたりしてんのか?」
大淀「いえ、咳が酷いですけどお腹は大丈夫みたいです」
摩耶「そっか。なら良かった。梨持ってきたから剥いてやるよ」
摩耶「梨は水分が多くてよ、あのー、なんとかって成分とかで咳にも効くらしいぞ」
摩耶「あとは水分補給も兼ねてな。飲料ばっかりも飲んでて飽きるだろ?これで水分補給もばっちりだ」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:52:54.60 ID:zLR9zjCD0
大淀「皮を剥いたいするのお得意なんですね。こんな言い方失礼ですけど、少し意外です」
摩耶「そうか?これくらい普通だよ、普通」
摩耶「さあ出来たぞ。身体起こせるか?」
摩耶「ああ、良い良い。手肩かしてやっから無理すんなって。ほら、つかまれ」
摩耶「って、どこにつかまってんだよ。私の胸はいつから肩になったんだ?そんなに固いか?ああん?」
摩耶「ったく、風邪が治ったら覚えとけよな」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 14:59:36.14 ID:zLR9zjCD0
摩耶「ほら、口開けろ」
摩耶「どーだ、美味いだろ?八百屋の親父から1番良いのを貰ってきたからな」
摩耶「まだ食えるか?美味いからって無理して食うんじゃねーぞ?」
提督「ゲホッ、ゲホッ……」
摩耶「はいはい、咳をするときは口を押さえる。背中さすってやるからゆっくり息吸って」
摩耶「空気が冷えてたり乾燥してたり、横になっても咳は出やすいからな。身体がしんどく無いときは壁にもたれて座ってみるのも良いぞ」
摩耶「まぁベッドの上じゃ壁も無いし、特別にこの摩耶様に寄りかかる事を許可して──」
摩耶「こ、こら、許可する前に寄りかかる奴があるか。ったく、仕方ねぇなぁ……」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:05:36.79 ID:zLR9zjCD0
大淀「摩耶さんは風邪についてもお詳しいんですね」
摩耶「今はネットでなんでも調べられっからなー」
大淀「でも身体が弱ってる時にこんな事されたら男性はイチコロですよきっと」
摩耶「は、はぁ!?ないない、こんなの普通だって!」
大淀「いえ、今現在摩耶さんの肩に提督が頭を乗せて寄りかかっている状況が、すでに血反吐を吐きそうなくらい羨ましいですから」
摩耶「これは仕方なく……」
提督「いや……この数分で、今まで以上に、めちゃくちゃ好きになったんだけど」
大淀「ゴフッ!!」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:11:06.60 ID:zLR9zjCD0
摩耶「そ、そんだけ馬鹿な事が話せるならもう大丈夫だな!」
提督「ああ、梨食って、座ってたら少し、楽になった」
摩耶「だろ!この摩耶様に感謝すんだな!」
提督「ほんとに摩耶のおかげだよ。ありがとう」
摩耶「よ、よーし!んじゃあたしは行くからな!まだ見舞い来るやつはいっぱいいるだろうし」
摩耶「元気になったら3倍返しでお礼しろよな!」
バタン
摩耶「…………」
摩耶「よしっ!よしよしよし!!やった!」
鳥海「何がやったの?」
摩耶「うわぁ!い、いきなり出てくんなよな!」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/16(月) 15:11:32.94 ID:zLR9zjCD0
まぁ梨も自分で剥いて食ったわけですけどね
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 15:16:38.53 ID:ll2mhLUWo
剥こうか?ウサギちゃんでいいか?
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 15:33:59.46 ID:ijVyj47P0
北上さまなら魚雷型に剥いてくれるかも
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 15:46:51.68 ID:o1DaTKOgO
一部の艦娘は肩借りたら頭の横のアレに刺さりそう
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 23:30:29.40 ID:rghjWRnpo
>>1
の発言で現実に強制送還させられて辛い
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/17(火) 01:18:10.93 ID:5K0mPQJ+O
なにこの面白いのに悲しいss
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 08:43:27.56 ID:XjgH9vDsO
オレが代わりに風邪引いとくからさっさと続きを書く作業に戻るんだ
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 11:40:17.78 ID:Ct0WH3LTO
叢雲「司令官、入るわよ」
叢雲「風邪をひいたんですって?まったく、自己管理をしっかり出来てないから風邪なんてひくのよ」
叢雲「で?なんで病人がベッドに座ってるのよ?寝てなきゃダメじゃない」
提督「さっき摩耶が来てな、座ってるほうが……咳がマシなんだ」
叢雲「ふーん。そう言うもんなの?でも座ってるのもそれはそれでしんどいんじゃないの?」
大淀「ベッドを壁際に寄せて見ましょうか?」
叢雲「そうねえ……少し待ってなさい」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 11:47:11.97 ID:Ct0WH3LTO
叢雲「お待たせ。良いものを持って来てあげたわよ」
大淀「それは……丸めた布団ですか?」
叢雲「ええ、これをクッションみたいにして上体を高くすれば良いんじゃない?」
提督「なるほど。こりゃ楽だな」
叢雲「でしょ?しっかり私に感謝なさい」
提督「ありがとう、叢雲」
叢雲「……ふんっ」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 11:50:44.95 ID:Ct0WH3LTO
大淀「それでニヤニヤするのを隠しているところ悪いんですけど」
叢雲「ニ、ニヤニヤするのを隠してなんてないわよ!」
大淀「今夜は冷えるみたいですよ。お布団持って来ちゃって良かったんですか?その布団──」
叢雲「良いのよ別に。私たち艦娘は寒くて風邪をひくような軟弱な生き物じゃないでしょ」
大淀「風邪はひかなくても寒さは感じるんですけど……お優しいんですね」
叢雲「と、とにかくさっさと風邪を治しなさいよ!」
吹雪「あれ?白雪ちゃん、私の布団知らない?」
磯波「さっき叢雲ちゃんが持っていったような……あと私は磯」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 11:54:35.85 ID:Ct0WH3LTO
叢雲「じゃあ私は部屋に戻るわ。大淀さん、この子の事よろしくね」
提督「俺も……」
叢雲「ちょっと、何してるのよ。また来てあげるから寝てなきゃダメでしょ」
提督「いや、あの」
叢雲「ほんと仕方のない子ね。もう少しいてほしいの?はっきり言いなさい」
提督「トイレに……」
叢雲「…………」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 12:00:17.80 ID:Ct0WH3LTO
叢雲「大淀さん、バケツとかあるのかしら?」
大淀「バケツ?何に使うんですか?」
叢雲「司令官がトイレですって」
提督「え?」
叢雲「病人をウロウロさせて転んだりしたらどうするのよ。ここでしなさい」
提督「いや、そういうプレイは……それにトイレくらいなら全然」
叢雲「ダメよ。ワガママ言わないでちょうだい」
大淀「申し訳ありません。バケツはなくて……」
提督「ほっ……」
大淀「ですがペットボトルならこちらに!」キラキラ
提督「大淀さん!?ゲホッ、ゲホッ!」
叢雲「なによ。大きい方なの?」
提督「いや、小だけど……」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 12:04:50.98 ID:Ct0WH3LTO
叢雲「冗談に決まってるでしょ」
提督「変な冗談はやめてくれ……」
大淀「冗談だったんですか……」
叢雲「ほら、車椅子持って来たわよ」
提督「車椅子?」
叢雲「トイレまで連れて行ってあげるから乗りなさい」
提督「そんな大袈裟な……」
叢雲「この車椅子で中破した子を毎回毎回港からドックまで半泣きで運んでるあんたがよく大袈裟なんて言うわね」
提督「みんなの怪我と比べればトイレくらい」
叢雲「大淀さん、やっぱりペットボトルにしましょうか」
大淀「はい!」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 12:13:54.11 ID:Ct0WH3LTO
提督「そんな事しなくても……そうだ、手を貸してくれれば歩いて行けるから」
叢雲「嫌よ、そんなの誰かに見られたら私が恥ずかしいじゃない!」
提督「ええ……」
叢雲「青葉のバカに写真撮られて明日には鎮守府中の噂になるのよ!?ラブラブお似合いカップルとか!」
叢雲「そんなの恥ずかし過ぎて耐えられないわ!」
提督「あの……」
叢雲「ま、まぁ、この部屋の中でなら少しだけ繋いであげても良いけれど?あんたがどうしてもって言うなら」
提督「叢雲?」
叢雲「で?どう繋ぎたいわけ?普通に?それとも指を絡めて、こ、恋人繋ぎみたいな?まぁ部屋の中だけなら私はどっちでも──」
とりあえず抱きしめたら叢雲は真っ赤になって頭のアレが飛んでいき、大淀のメガネは割れた
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 12:21:05.76 ID:Ct0WH3LTO
叢雲「落ち着いたなら車椅子に乗りなさい」
提督「鼻血止まったな」
叢雲「別に車椅子に乗る事は恥ずかしい事でもなんでもないんだから。言う事聞きなさいよね」
叢雲「それとも手を繋いでる所を撮られてお似合い新婚夫婦とか言われたいわけ?」
提督「わかったわかった。さっきの繰り返しになりそうだから車椅子にのるよ。チョボパンだし」
叢雲「ふんっ、最初から素直にそうしてれば良いのよ。じゃあ行きましょ」
ガチャッ
青葉「あ、司令……官…………はわわわわ……あ、青葉、見ちゃいました……」
翌日の青葉新聞一面
『提督、椅子が無くては身動き出来ない程に!!』
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/18(水) 12:30:30.09 ID:Ct0WH3LTO
ざわざわ……
浜風「新聞見ましたか?」
磯風「ああ、まさかそこまでの重体だったとはな……」
島風「そんなに重病だったなんて……提督の命、はやき事島風のごとし」
天津風「やめなさいよ縁起でもない」
天龍「つかよぉ、椅子がなくては身動き出来ないってなんだ?」
青葉「すみません、それは車椅子の打ち間違いです」
漣「こんな形でご主人様とお別れなんて……」
曙「ば、ばっかじゃないの!これくらいで死んじゃうとか──」
潮「曙ちゃん!ダメだよ!!もう、最後なんだから……優しくしてあげなきゃ、ダメだよ……」
曙「……分かってるわよ…………ぐすっ」
提督「あ、だいぶ調子良くなってきた!」
提督の復調とは裏腹に、艦娘の態度は急変して行くのだった。
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/18(水) 12:31:12.24 ID:Ct0WH3LTO
まぁたまにドアの方見るけど見舞いなんて誰も来ないよね
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 12:37:30.52 ID:kc8aKssUO
>>1
ェ……。強くイ`
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 12:46:33.19 ID:oKCZiqRsO
叢雲可愛すぎんだろ
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 12:46:48.63 ID:dFtJ98/io
理想と現実を同時に見れる素晴らしいスレ
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 12:51:40.62 ID:xkzRnQK0O
チョボパンって何だ?
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 13:13:44.90 ID:ckg86uLI0
答えようかと思ったがググってるだろうなと思いました
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 13:15:32.12 ID:8B5696TDO
>>65
妖精さんがお見舞いに来てるよ
でも妖精さんは寝ている時しか姿を見せないから
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 22:04:10.46 ID:goLR9Pw3O
大丈夫、
>>1
には俺らがここから見守ってるし、艦娘たちもここから見守ってるさね
…よく考えたら
>>1
からしたら俺らは艦娘たちと同じ画面の中にいることになるのか…
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 23:47:27.72 ID:41K4DG/dO
俺摩耶様だったん?
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 15:27:13.83 ID:lOcGp0YB0
翌日
提督「ゲホッ!ゲホッ……!」
大淀「大丈夫ですか提督……?」
提督「ああ、咳はまだ酷いけど熱は下がって来たみたいだ」
大淀「かぜはひき始めと治りかけが大事と聞きますし、無理をなさらないよう安静にしてくださいね」
提督「分かってるよ。無理できそうな状態じゃないしな」
卯月「おじゃまするぴょん!」
大淀「言ってるそばから安静にさせてくれなさそうな子が……」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 15:32:36.18 ID:lOcGp0YB0
卯月「しれいかぁ〜ん♪ちょっとは元気になったぴょん?」
提督「かなりマシに……ゲホゲホッ!なったかな……」
卯月「はわわっ、だ、大丈夫ぴょん?」
弥生「司令官……」
卯月「そうだ!いいものを持って来たぴょん!弥生!」
弥生「これ……2人で作った、から……お守り」
卯月「折り紙で作ったうさぎと月のお守りです!びしっ!」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 15:37:06.34 ID:lOcGp0YB0
提督「ゲホッ、ゲホッ……ありがとう。元気が出て来るよ。ゲホッゲホッ!」
卯月「あ、ううう、うーちゃん背中よしよししてあげるぴょん!」
弥生「弥生も……」
卯月「よ〜くなぁ〜れぇ〜!よ〜くなぁ〜れぇ〜!」
弥生「背中をさすれば少し楽になるって……」
提督「はぁ、はぁ……大淀、水貰えるか……?」
大淀「はい、すぐにお持ちします!」
卯月「うーちゃんが持って来るぴょん!弥生、背中は任せたぴょん!」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 15:39:57.93 ID:lOcGp0YB0
卯月「しれいかん、お水だぴょん」
提督「ありがとう。…………はぁ、落ち着いた」
弥生「司令官……」
提督「そうだ、お見舞いでりんご貰ったんだが食べていくか?1人じゃ食べきれないし」
弥生「でも、あまり長居しちゃったら……」
卯月「はいはいはい!食べたいです!」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/23(月) 15:46:13.99 ID:SnRYGoHrO
俺も風邪ひいた…
嫁たちのボイス垂れ流して寝よう
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 15:50:20.00 ID:lOcGp0YB0
卯月「しれいかん!ウサギの形に切って欲しいぴょん!」
提督「なかなか難しいこと言うな」
卯月「ぷっぷくぷ〜♪ぜーんぜんウサギに見えないっぴょん」
弥生「弥生は月の形が良い……です」
提督「月の形って普通に向けば月の形だよな?ほら」
卯月「じゃあつぎわぁ〜……ネコの形にするぴょん!」
提督「無茶言うな。もう全部三日月形にするからな」
卯月「しれいかんはそんなに三日月が好きなのかぴょん?それはぁ〜ロリコンって言うらしいぴょん♪」
提督「ああ好きだよ。卯月も弥生もみんな」
卯月「しれいかんに愛の告白されるなんて、うーちゃん感激ぃ♪今すぐ結婚するぴょん?」
弥生「弥生も……」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 15:57:03.61 ID:lOcGp0YB0
大淀「はいはい、2人とも。あまり提督を困らせないの。続きは提督の風邪が治ってからね」
卯月「うぅ〜」
弥生「司令官、また来ても良い……ですか?」
卯月「うーちゃんも!うーちゃんもー!」
提督「もちろん。また明日にでも待ってるよ」
卯月「はぁ〜い♪」
バタン
卯月「やっぱり司令官とお話しするのは楽しいぴょん!」
弥生「うん……」
卯月「きっとあの御守りパワーで明日は元気100倍間違いなし!」
弥生「うん……」
卯月「だから司令官……司令官、死んじゃ嫌だよ……」
弥生「うん……」
卯月「弥生、うーちゃん、お別れなんて、絶対、絶対嫌だよ……うわぁぁぁん!!」
弥生「うん……うん……」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 16:04:58.80 ID:lOcGp0YB0
満潮「入るわよ」
提督「満潮か。どうした?」
満潮「あんたじゃなくて大淀さんに用事があって来たのよ」
大淀「私ですか?」
満潮「礼号組でどうこうって、霞が話しがあるから呼んできてって」
大淀「なにかしら?ちょっと行ってきますね」
バタン
満潮「…………」
提督「ん?」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 16:09:41.99 ID:lOcGp0YB0
満潮「まったく。日頃からちゃんと鍛錬してないから病気になんてなるのよ」
満潮「バカなんじゃないの?そんなんで提督業が務まるとでも?」
提督「いやー、ぐうの音も出ないな」
満潮「……で?どうなのよ?」
提督「どうって?」
満潮「だから身体の具合!」
提督「ああ、多分マシになったよ」
満潮「あっそ」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 16:22:48.12 ID:lOcGp0YB0
提督「そう言えば満潮ももうすぐ改二だったな」
満潮「だから何よ」
提督「こればっかりは選んで好きに決められないとは言え、遅くなって悪かったな」
満潮「ほんと。姉さんはともかく霞が先とかあり得ないわ!上の人はママオタクなんじゃないの?」
提督「霞ママか……」
満潮「あんただって霞ママが大好きなんじゃないの?練度高くてすぐ改二にしてたし」
提督「でも練度で言えば朝潮型では満潮が1番なんだけどな」
満潮「まったく、なんで改二実装されてない私がこんなに練度高いのよ。こき使われて大変なんだけど」
提督「まぁ可愛い子には旅をさせろと言うし」
満潮「はあ!?」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 16:31:19.55 ID:lOcGp0YB0
満潮「なに?あんた私が好きなの?」
提督「好きじゃなかったら練度がこんな事にはなってないかな」
満潮「なっ……って!私以外にも曙、霞、叢雲とか練度高かったわよね?まさかそう言うのが好きなだけなんじゃないでしょうね?」
提督「ぎくっ」
満潮「あっ?」
提督「ゲホッ、ゲホッ」
満潮「こら、誤魔化すな!」
提督「ゲホッゲホッ!ゲホッ……!み、みず……!」
満潮「ちょ、ちょっと、本当に苦しいの……?バカな事言ってるから……ほら、早く飲みなさい」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/23(月) 16:41:48.69 ID:lOcGp0YB0
提督「ハァ……ありがとう……」
満潮「で、さっきの続きだけど」
提督「あっ……」
満潮「まぁ良いわ。今日の所は勘弁してあげる」
満潮「でも、私の改二までに病気治さないと許さないから」
提督「だな。早く治るように安静にしているよ」
満潮「……治るんでしょ?病気」
提督「え?そりゃもちろん」
満潮「じゃあいつ治るのよ!」
提督「それはなんとも言い切れないけど……」
満潮「治しなさいよ!今すぐ!ほら!」
提督「ちょ、落ち着いて」
満潮「あんたが辛そうにしてると、困るのよ!バカ!」
満潮「なにが風邪よ!そんなの……私が貰ってあげるから!よこしなさい!」
提督「ええっ!?」
大淀「あのー、霞ちゃんに聞いたら別に呼んでないって……」
満潮「んっ……」チュ~
大淀「ええー……」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/23(月) 16:44:39.89 ID:lOcGp0YB0
猛烈に咳をした所で来るのは艦娘じゃなく、台風による河川氾濫危険度レベル4避難勧告とかもうね
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/23(月) 16:56:12.39 ID:vOqe1rm0o
気を付けて避難してね?
続きはゆっくりと楽しみに待ってる
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/23(月) 17:12:58.74 ID:zcsqQTdA0
>>1
の風邪が長引けばSSも長引くんだが風邪も治って欲しいというジレンマ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 00:03:27.25 ID:60EpSs/ro
次はウイルス性腸炎だ
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 14:31:03.78 ID:V8S1ZzOfo
インフルエンザもいいぞ!(良くない
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/24(火) 15:09:27.31 ID:gI3wf1WP0
大淀(みなさんこんにちは、大淀です)
大淀(ありのまま今起こった事を言いますと、私が部屋に戻ったら満潮さんと提督がキスをしていました。何を言っているか──)
満潮「…………」
提督「満潮」
満潮「は、はい!おしまい!これだけしてあげたんだから、早く治さないと承知しないわよ!」
提督「風邪はうつせば治るってのは迷信らしいぞ」
提督「実際は何日も前に体内に潜伏していて、最初に風邪をひいた人が治る頃に発病するからそう言われてるだけだ」
提督「あと艦娘は風邪をひかないからうつらないしな」
満潮「は、はあ!?天津風とか風邪ひいたりしてるじゃない!」
提督「あれは勘違いか仮病だからな。あんな可愛いクシャミがあってたまるか」
天津風「くちゅんっ!くちゅん!……誰か噂してるみたいね」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/24(火) 15:31:51.94 ID:gI3wf1WP0
満潮「そんな訳ないわ!現にこうして顔も熱くなってるし!」
提督「それは恥ずかしかったからじゃないか?満潮はこう言う事しない真面目な子だからな」
大淀(その言い方だと提督に普段からキスをする様な艦娘が……?)
満潮「あ……うう…………バカ〜!!」ボコン!
大淀「わわっ!落ち着いて、やめてください死んでしまいます!」
満潮「あっ……お、大淀さん、いつからそこに……?まさか……」
大淀「えっ!?あ、いい、今来たら満潮さんの拳が提督の顔にめり込んでいたのでビックリして!何かあったんですか?」
満潮「べ、別に。病気って聞いたから拳をお見舞いに来ただけよ」
大淀「病人に拳はちょっと……」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/24(火) 15:37:11.64 ID:gI3wf1WP0
大淀(なんとか誤魔化して満潮さんは帰って行きましたけど……)
大淀(提督は艦娘にキスをされて何とも思わないんでしょうか。あんなに平然として)
提督「ゲホッゲホッ、気管がなんかおかしいな」
大淀(と言うか、艦娘に思いっきり殴られて平然としている提督っていったい……)
大淀「提督にとって艦娘ってどんな存在なんでしょうか……」
提督「俺にとっての艦娘?」
大淀「はい…………え!?わ、私、口に出して言ってましたか!?すみません!」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/24(火) 15:44:14.40 ID:gI3wf1WP0
提督「俺にとっての艦娘か……なんて言えばいいのかな」
大淀「あ、あの!艦娘は提督の恋愛対象になり得るんでしょうか!?」
提督「どうした?急に」
大淀「さ、先ほど満潮さんにキスをされたにも関わらず平然としていらしたので」
提督「満潮は子供だからな。風邪をうつすためにって理由も可愛らしいし。子にされた親の気持ちかな」
大淀「ではもし相手がわた……あ、明石とかだったら少しはうろたえたりしましたか?」
提督「あいつがそう言う事して来る時は何かしらねだって来る時だから逃げるな」
大淀「前科ありなんですか!?」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/24(火) 15:50:59.87 ID:gI3wf1WP0
提督「ゲホッゲホッ!!」
大淀「あっ、すみません。ご病気なのに私ったら余計な事を……」
提督「まぁ、みんな特別な存在だけど特別じゃないと言うか。なんて言うのかな」
提督「人間も艦娘も変わらないよ。風邪をひかないのは羨ましいけど」
大淀「でしたら私達にもワンチャンありますよね!!」
提督「わんちゃん?」
大淀「とにかく今は鎮守府の仕事はこの大淀におまかせください!やる気出て来ましたよー!」
大淀「さっそく書類を提出して来ますね!」
提督「ああ、気を付けてな」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/24(火) 16:09:54.63 ID:gI3wf1WP0
加賀「失礼します」
提督「おお、加賀」
加賀「調子はどう?」
提督「いやー、なかなか治りきらなくてな」
加賀「そう……。季節の変わり目で冷えるから体調には気を付けないとダメよ」
加賀「と、既に風邪をひいてしまった後に言っても仕方ないわね」
提督「最近急に冷えて来たから余計咳が止まらないのかな。さぶっ……」
加賀「仕方ありませんね。まぁ私、体温は高い方ですから」
提督「え?」
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/24(火) 16:11:34.89 ID:gI3wf1WP0
部屋の扉開けて寝てると
階段駆け上ってきた艦娘がどんな感じのお見舞いしてくれるか考えてると楽しくなるね辛い
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 16:25:44.20 ID:41K35jdDO
>>97
ちゃんと扉閉めて寝ないからこじらすんだよ…
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 17:28:46.13 ID:NndbCIQ4o
辛たん半島
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 19:01:52.67 ID:jOv/X6DO0
艦娘が見えたとしたら末期だぞ?
高熱&喘息が併発した時、星のカービィになったと思ってたら
いつの間にか入院してたことがある
脳波が乱れて幻覚を見ていたらしい
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 21:27:24.84 ID:l59Z6RtT0
島風めっちゃドライだなww
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 00:43:08.79 ID:xASJWlyN0
加賀「どうかしら?」
提督「相変わらず体温高いな。加賀は」
加賀「それが役に立って良かったわね」
提督「…………」
加賀「なに?私の顔に何か?」
提督「いや、久々にこんな間近で加賀の顔見たなと思って」
加賀「そう」
提督「……」
加賀「……」
提督「ああ、なんか落ち着く」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 00:55:27.14 ID:xASJWlyN0
提督「ゲホッ、ゲホッ……」
加賀「変な咳がでるのね」
提督「なんか気管がおかしいと言うか、息を吸うと咳がな……」
加賀「少し胸の音を聞いて見ても良いかしら?」
提督「ああ」
加賀「………………」
提督「すぅー…………ぐ、ぁっ……ゲホッ、ハァッ……」
提督「何か分かるのか?」
加賀「咳を我慢する喘ぎ声、荒い息遣い……これは」
提督「これは……?」
加賀「さすがに気分が高揚します」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 01:03:30.61 ID:xASJWlyN0
加賀「胸のあたりをさすったら少しは楽かしら」
提督「あー……確かに楽な気がする」
加賀「そう」
提督「なあ加賀」
加賀「なに?」
提督「ありがとう」
加賀「急にそんな事言われると君が悪いわね。やめてもらいたいわ」
提督「なんか落ち着くんだよ。隣にいてくれるだけで。風邪をひくと心まで弱るのかね」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 01:12:08.25 ID:xASJWlyN0
提督「もうさすらなくて大丈夫だ。ありがとう」
提督「その代わり、少しだけ手を握ってても良いかな」
加賀「これで良い!」
提督「……」
加賀「提督には早く元気になって貰わないと困るのだけれど」
提督「そうだな」
加賀「でも……弱っているあなたを見るのもたまには悪く無いわね」
提督「そんなもんなのか?」
加賀「ええ、不謹慎かもしれないけれど」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 01:20:20.79 ID:xASJWlyN0
提督「ダメだなほんと……」
加賀「安心しなさい。病気になんてならなくてもあなたは基本的にダメなんだから」
提督「ははっ、確かに」
加賀「でも早く治さないと、艦娘の方がダメになってしまうわ」
提督「みんななら俺がいなくても大丈夫だよ。加賀を始めしっかりしてるからな」
加賀「……」
加賀(こんなにも……か弱い提督を見ていたら私をはじめ大概の子はダメになってしまいそうね……)
提督「加賀?」
加賀「なにかしら?」
提督「用事があるならもう行ってくれてかまわないぞ?」
加賀「別に用事なんて無いわ。それに……こんなにキツく握り締められている手を振りほどくのも可哀想ですから」
提督「……わるい」
加賀「提督の九九艦爆を格納庫にしまいたくなったのだけれど」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 01:26:07.72 ID:xASJWlyN0
大淀「秘書艦大淀、ただいまもどりま……あああ!!」
加賀「静かになさい。病人の前ですよ」
大淀「か、加賀さん、どうして提督の布団の中に……」
加賀「私、体温が高いですから」
大淀「…………?」
加賀「…………?」
大淀「と、とにかく、一旦布団から出ていただいて」
加賀「そうね。そろそろ行かないと」
提督「やっぱり用事があったのか?無理言って悪かったな」
加賀「いえ、用は無いのだけれど。これ以上いたら性欲を抑え切れそうにありませんので。失礼します」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 01:38:52.89 ID:xASJWlyN0
提督「なあ大淀」
大淀「なんでしょうか?」
提督「みんなお見舞いに来てくれて嬉しいんだけどさ、なんか重すぎないか?」
大淀「そうですか?」
提督「みんなやたらと優しいしさ、天龍なんてやたら明るいと思ったらいきなり泣き崩れてびっくりしたんだけど」
大淀「あれは驚きましたね……」
提督「あと皆やたら大事な物をくれるんだよ」
提督「で、これらの出来事から察するに……」
提督「もしかして鎮守府に俺が重病説とかでてないよな?」
大淀「私も仕事でこの部屋からほとんど出ていませんから外の情報は……」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/25(水) 01:40:33.47 ID:xASJWlyN0
朝起きたらワンチャン隣に加賀さんがいますように
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/25(水) 01:54:51.45 ID:Fe+r7bdQo
乙
しかし現実は非情である
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/25(水) 12:19:34.84 ID:boYXgeIDO
加賀さんなら俺の隣で飯食ってるよ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/25(水) 23:16:32.89 ID:QocgSU9mo
いないよ 朝は目覚ましで起きて重い体を引きずって仕事にいくんだよ
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 02:23:33.40 ID:sfdeDwwKo
>>111
それ、横浜ベイスターズの加賀さんやぞ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 15:35:49.63 ID:iFr1AQcYo
ベイスターズの勝ち星が増えてるのはそういう事か……
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 16:23:14.83 ID:mTunkQO8O
好きな艦娘の事を強くイメージするとうなされながらその艦娘の幻覚が見られるぞ
だからあったかくしてもう寝ろ
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/27(金) 01:24:13.83 ID:M5ZH9Kgyo
じゃあ俺もちょっとインフルエンザになってくる
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/28(土) 00:13:27.76 ID:okzzn9iD0
大淀「さてと」
大淀「提督、申し訳ありません。また少し席を外しますけど──」
提督「…………」スヤスヤ
大淀「寝てましたか……」
大淀「…………」カシャッカシャッ
大淀「ふぅ……」
榛名「何をなさっているんですか?」
大淀「榛名さん!?いい、いつのまに?」
榛名「すみません。ノックしたのですが返事がなくて」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/28(土) 00:18:27.84 ID:okzzn9iD0
大淀「ちょうど良かったです。これから少し書類の提出と整理がありまして」
大淀「1時間程で終わると思うのですが、私が戻るまで提督の事をお願いできないでしょうか?」
榛名「はい♪榛名でよろしければお任せください」
大淀「よかった。榛名さんなら安心してお任せできます」
大淀(鎮守府には提督の寝込みを襲いそうな方が沢山いますから……)
榛名「それではお気をつけて」
大淀「ではお願いします」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/28(土) 00:21:21.43 ID:RoePZSBq0
一番だいじょばないのがきた
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/28(土) 00:29:19.92 ID:okzzn9iD0
榛名「ハァ……こんな静かな部屋で提督と2人きり」
榛名「榛名は幸せで死んでしまいそうです」
榛名「ですが提督はお休み中。静かに読書でもして過ごしましょう」
チクタクチクタク……
提督「ん…………」
榛名「!」
提督「榛……名……」
榛名「はい、榛名はここに!」
提督「榛名…………ムニャムニャ……」
榛名「寝言……でしょうか……?
榛名「…………」
榛名「榛名が提督の夢の中に!?」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/28(土) 00:33:19.73 ID:okzzn9iD0
榛名「どどど、どうしましょう……榛名は提督の夢の中でいったいどの様な事を?」
提督「金剛……長門…………」
榛名「あっ……みなさんも居たんですね。榛名は大丈夫です」
提督「みんな先に…………榛名は……俺の………………に……」
榛名「なんですか?榛名は提督のなんなんですか!?今明らかに特別扱いされてましたよね!?」
提督「ん……?榛名……?」
榛名「ハッ……す、すみません、お休み中に大声を出してしまって……」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/28(土) 00:38:17.97 ID:okzzn9iD0
提督「って事は、さっきのは夢か」
榛名「夢?提督、夢をみてらしたんですか?どんな夢だったんですか?榛名気になります!」
提督「えーっと、榛名たち戦艦が集まって出撃するんだが……」
提督「榛名だけ燃料弾薬の補充を忘れていて疲労度も溜まってる夢だったかな」
榛名「榛名は夢の中まで提督にご迷惑を……」
提督「それで疲労回復の為にって言い張って、俺が榛名に……」
榛名「榛名に?」
提督「いや、この話はこの辺で──」
榛名「だ、だめですよ!最後まで教えてください!」
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/28(土) 00:41:31.91 ID:okzzn9iD0
提督「まぁ……あれやこれや……すまん、夢の中とは言え」
榛名「榛名が……提督に膝枕…………抱擁……」
榛名「ああああ!榛名は提督の夢の中の榛名が羨ましいです!」
提督「榛名?」
榛名「という事で榛名も夢の中の榛名と同じ扱いをお願いします!」
榛名「と、言いたいところですが提督は病気療養の身……ですので榛名が代わりにしてさしあげます!」
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