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W号戦車「ドゥルルルルルルン……!?」 エリカ「貴女の名は」
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234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 02:44:34.12 ID:mPWkhxDCo
まほ「……勿論、真偽はどうかわからないが……」
まほ「一見ただの阿呆のようでも、実は表に出さないだけで彼女なりに気を使いサポートしてくれようとしている可能性はある」
まほ「心得違いと言っていたのも、気を使わせまいとする彼女なりの優しさなのだろう」
まほ「……これも、阿呆という一側面からしか見てないと気付けない、彼女の素敵な」
エリカ「……隊長は、いいところばかりを見ようとしすぎですよ」
まほ「……そうかもしれないな」
まほ「エリカのことを評価しすぎていたり、な」
エリカ「え、あ、その」
まほ「ふふ……冗談だ」
まほ「だが――過大評価じゃないことを、この試合で証明してくれるんだろう?」
エリカ「……!」
エリカ「勿論です」
エリカ「それに……そのため以外にも、負けられない理由がありますから」
エリカ「もし無様を晒すようなことがあったら、戦車の砲撃をお尻で受けて尾てい骨粉砕骨折してもいいです」
まほ「よくわからないが万が一を考えてそううことを言うのはやめた方がいいと思うぞ……」
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 02:53:11.74 ID:mPWkhxDCo
アキ「なんとか受け入れられてよかったねー」
ミッコ「ここまで来て乱入認めません、とか言われたら困ってたもんなー」
ミカ「乱入許可……それは戦車道において本当に大切なことなのかな?」 ポロローン
アキ「大切だよ!」
アキ「っていうか、こんなところにまだいていいの?」
アキ「作戦会議があるんじゃあ……」
ミカ「それは本当にた――」
アキ「いせつだよ!!」
アキ「もう、ちゃんと聞いてこないと駄目でしょ!」
ミッコ「ミカは人見知りだもんなあ……」
ミカ「ミッコにはあまり言われたくないね」
ミッコ「何なら代わりに行ってこようか?」
アキ「珍しい……どういう風の吹き回し?」
ミッコ「いや、ここ居るよりは、作戦会議に出る方が絶対気が楽だなって」
ミカ「……?」
ミッコ「いやだって、隊長会議なんだよね」
ミッコ「でも、ハンバーグ発射する子って、隊長じゃなかったはず」
アキ「そっか……この辺にいるとハンバーグで戦車倒しちゃう子にばったり会いかねないけど、隊長しかいない参戦会議の席なら安全なんだ!」
ミカ「……!」
ミカ「仕方がないね、いってくるよ」 ポロローン
ミッコ「こいつ……」
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 02:55:08.31 ID:mPWkhxDCo
みほ「ではこの通り、三個中隊の編成で行きたいと思います」
ミカ「……」
エリカ「……」
ミカ「……」
ミカ(おるがな)
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 03:04:37.91 ID:mPWkhxDCo
眠気きたうえに朝クソ早いことを思い出したので寝ますもうしwかえない
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 03:21:21.64 ID:E2MgJ7AWo
エリカが苦手になってるじゃないか
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 07:51:22.05 ID:TDSTqhGVO
自らフラグをビンビンに立てていくスタイルの逸見であった
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 02:47:10.27 ID:KlKcApYjo
ドリームタンクマッチがどんどん劇場版を補完していて矛盾が出る可能性が出てきてますが、気にしないスタイルで行きます
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 03:01:29.89 ID:KlKcApYjo
エリカ(しっかし、まあ……)
エリカ(錚々たるメンツが集まったもんね、改めて……)
エリカ(いけ好かないけど、実力は確かな連中ばかりだわ……)
エリカ(正直、これなら簡単に負ける気はしない……)
エリカ(とはいえ……目下の問題はあの謎の急降下爆撃)
エリカ(作戦決定権をある程度こっちらで握れたらいいのだけど……)
桃「……」
桃「なあ、何でちょこちょこ副隊長が混じってるんだ?」 ヒソヒソ
柚子「ノンナさんは、カチューシャさんから離れるって発想がそもそもないみたいで……」 ヒソヒソ
柚子「黒森峰の人も、多分そうじゃないかなあ……」
桃「全く、これだからくっつくしか能がない金魚のフンは……」 ブツブツ
柚子(桃ちゃん、相変わらずブーメラン遊びが上手いなあ)
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 03:32:02.75 ID:KlKcApYjo
みほ「西住まほ選手、ケイさん――」
エリカ(よし、まずは中隊長に隊長がなったわ)
エリカ(……ややこしい字面ね……)
エリカ(まあとにかく、これである程度指示が出せるようになる)
エリカ(隊長が中隊長に選ばれるのは当然といえば当然だけど、地味に助かるわ)
エリカ(隊長の右腕たる私の発言力も少しは上がるだろうし)
まほ「大隊長はみほだな」
エリカ「……」
エリカ(相変わらずどこか抜けたセンスだったり、ポワポワしてるけど……)
エリカ(それでも強いことは、もう嫌ってほど知っている)
エリカ(……果たしてこれだけのメンツをどうさばくのか、見せてもらうわ)
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 03:40:11.21 ID:KlKcApYjo
アンチョビ「作戦はどうする?」
エリカ「!」
ダージリン「行進間射撃しかないんじゃないかしら」
エリカ(あの子がどうするのか見たいけど、でも、島田流と戦うなら……)
ダージリン(……全然聞いてないわね……)
エリカ「楔を打ち込み浸透突破でいくべきよ!!」
エリカ(西住流の凄さを見せつけてほしいっ……!)
みほ「えっと、ひまわりチームを主力として、朝顔とたんぽぽが側面を固めてください」
エリカ「!?」
みほ「連携が取れる距離を保ちつつ、離れすぎないよう注意して下さい」
一同「「「「オーケイ」」」」
エリカ「……」
エリカ(らしくない……)
エリカ(奇手奇策でもなければ、力強さも感じない、普通の戦法……)
エリカ(そりゃ、いつも追い込まれてからが強いタイプだけど……)
エリカ(急造チームだからって、無難なことしてるんじゃないの……?)
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 03:52:33.84 ID:KlKcApYjo
ダージリン「それで、ここからが肝心なのだけど……」
エリカ(ほぅ)
ダージリン「作戦名はどうする?」
エリカ(このクソ紅茶女……)
エリカ「そんなのどうでも――」
アンチョビ「三方向から攻めるんだから、三種のチーズピザ作戦!!」
エリカ「!?」
まほ「ほう……三方向という点を綺麗に絡めてるな……」
カチューシャ「ビーフストロガノフ作戦がいいわ!!」
カチューシャ「玉ねぎと牛肉とサワークリームの取り合わせは最高よ!」
エリカ(またこいつらは……今後命がかかるかもしれないってのに……)
エリカ(……)
エリカ(でも……コイツラはコイツらで真面目に考えてるし、下手をすると私よりも技量があるのよね……)
エリカ(隊長も人間は多面的って言っていたし、こういう側面があるからって不真面目なわけでも真剣じゃないわけでもない……)
エリカ(……ならば……)
ダージリン「フィッシュアンドチップスアンドビネガー作戦と名付けましょう」
エリカ「……グリューワインとアイスワイン作戦!!」
まほ「エリカ……」
まほ(そうか……真面目すぎる故にこういう場から常に距離をおいていたのに……)
まほ(そうやってワイワイ出来るようになったんだな……)
まほ(それはそれとして)
まほ「好きな食べものと作戦は関係ないだろう」
エリカ「……はい……」
エリカ(空気を読み間違えた……) ショボン
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 03:55:30.83 ID:KlKcApYjo
カチューシャ「じゃあ何がいいのよ」
まほ「……ニュルンベルクのマイスタージンガー作戦はどうだ?」
エリカ「……????」
エリカ(ニュル……なんて? オイスターシンガー作戦……?)
まほ「これは三幕からなるオペラで……」
桃「長いッッッ」
まほ「……大隊長、決めてくれ」
エリカ「わ、私は素敵だと思いますよ非常に知的って感じですし!」 アセアセ
ケイ「多分だけどフォローすればするほどダメージになってるわよ」
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 04:05:53.84 ID:KlKcApYjo
みほ「コッツン作戦で」
みほ「相手を突き出して、えいってやる作戦なので」
エリカ「何よソレ、迫力ないわねえ」
まほ「それでいこう」
エリカ「えっ」
エリカ「……」 ズーーーーン
アンチョビ(なんかめちゃくちゃ凹んでるなあ)
アンチョビ(継続の連中も最初にカンテレの音怒られてからずっと隅っこに座ってるだけだし……)
アンチョビ(これから試合だっていうのに、大丈夫なのかな……)
みほ「パンツァー・フォー!」
エリカ(私の意見にはツッコミすらくれなかったのに……やっぱり隊長にとって一番大切なのは……) ズーーーーン
ミカ「……」
ミカ(早くカンテレ弾きたい……黒森峰の人達早く行ってくれないかな……) ズーーーーン
アンチョビ(大丈夫なのかなあ)
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 04:09:17.17 ID:KlKcApYjo
眠すぎるので寝ます
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/04(日) 17:26:23.05 ID:RMt+Zx/S0
ようやく選抜戦がみれるな楽しみ
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 03:28:21.56 ID:FjwRHXZ8o
ドリームタンクマッチで色んな赤星さんが見えてきたけどスレの赤星は据え置きで進行します(少しだけ投下します)
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 03:46:35.44 ID:FjwRHXZ8o
エリカ「はあ……」
エリカ(あの子の凄さはいい加減認めてるけど、それでも隊長の寵愛を受けてる事実はこたえるわね……)
エリカ(悔しいわ……) ギリ
杏『頂上に敵はいないみたいだよー』
カチューシャ「だったらすぐに取るべきよ!」
まほ「大隊長の判断を乞う」
エリカ「……」
エリカ(上下関係は絶対だから大隊長のあの子に指示を乞うのは妥当なんだけど……)
エリカ(あの隊長が下についてる姿、なんだろう、モヤモヤするものが……)
みほ「罠かもしれませんから、十分警戒して下さい」
エリカ(罠なうえに、警戒してもどうしようもないのが降ってくるっての)
みほ「退路を確保しつつ散開しながら前進、敵に遭遇した場合は無理しないようお願いします」
まほ「有利だが、包囲分断される危険性がある」
まほ「他のチームとの連携が取れなくなるかもしれない」
エリカ「……」
エリカ(さすがの隊長も、山頂にとんでもないものぶち込まれて大爆発は想定してないようね……そりゃそうよね……)
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 03:53:26.63 ID:FjwRHXZ8o
カチューシャ「M26なんて登るの遅いし、ここは行くしかないわよ!」
ノンナ「取れれば戦術的に優位に立てますね」
エリカ「……」
エリカ(取れないから困ってるんだけど、それはさておき……)
エリカ(ホイホイ外に出て修理を始める自動車部の連中がこっちにいるときは焦ったけど、あのチビッコの言う通り、M26は登るのが遅い)
エリカ(黒森峰の決勝の時のように少しでも早く登らないといけないなんて焦る必要はないし、今回は比較的遅い戦車も多い)
エリカ(無理してポルシェティーガーが悲鳴をあげて、山頂で突然メンテナンスなんてことになる恐れは少ないのが幸いね)
まほ「確かに優位だが、わざと山頂をあけているのかもしれない」
エリカ(おっしゃるとおりです隊長)
カチューシャ「だーいじょうぶよ!」
カチューシャ「あなた、なんだかんだ言って妹のこと信じてないのね!」
カチューシャ「ノンナなんてどれだけ私のことを信じているか」
カチューシャ「私が雪を黒いと言えばノンナも黒いって言うくらいよ!」
カチューシャ「ね?」
ノンナ「はい」
エリカ「私だって隊長がカラスは白いと言えば葉隠覚悟になるくらいの気持ちでいるわよ!」
小梅「そうだよ、実際に隊長が戦車と言えば戦車になってハンバーグを吐き出せるくらいなんだから!」
まほ「……信じるのと崇拝するのは違う」
カチューシャ「うう……」
エリカ「うう……」
小梅「ふふ……」
エリカ「何笑ってんのよぶっ飛ばすわよ」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 04:21:21.68 ID:FjwRHXZ8o
まほ「確かに試合が長引くと経験が多い相手が有利だ」
エリカ(経験なら隊長の右に出る者なんて早々いませんよ!)
小梅(……とか思ってるのに流れが流れだから黙ってるんだろうなあ)
まほ「……序盤で戦果を挙げておきたい」
まほ「行くか」
エリカ「はいっ」 キリッ
小梅(めちゃくちゃ気合入ってる……)
直下(忠犬だなあ……)
カチューシャ「さあ行くわよ、203高知よ!」
エリカ「……」
エリカ(はい、っつっちゃったけど、どーしよう……)
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 04:37:33.61 ID:FjwRHXZ8o
カチューシャ「ちょっとニーナ!!」
ニーナ「スミマセーーーン!!」
エリカ「……」
エリカ(まあ、ノロマが多いおかげで、今のところポルシェティーガーも無理をしてはいない……)
エリカ(このまま謎の爆撃にやられたとしても、きっと、死者は出ない)
エリカ(私の目的は……それで達せられる……)
エリカ(……)
エリカ(……ま、でも、あれよね)
エリカ(私の願いはそうだとしても、W号の願いは、きっと――)
エリカ「……この勝負、絶対勝つわよ」
逸見車操縦手「ふえ?」
逸見車砲手「どーしたンですかいきなり……」
エリカ「負けっぱなしなんて、王者黒森峰として許せないから、大洗を廃校にさせるわけにはいかないって話よ」
逸見車通信手「?」
逸見車装填手「勿論、そのつもりですけど……」
エリカ「……」
エリカ(私だって、W号として過ごした日々のせいで、ちょっとくらい愛着はある)
エリカ(もしもW号に魂というものがあるなら、きっとW号は私の何万倍も大洗に愛着があるはず)
エリカ(借りっぱなしはキライなのよ)
エリカ(私の願いのため散々入れ替わったんだもの)
エリカ(アンタの願いも叶えないとスッキリしないわ)
エリカ(だから……私は、別にこのまま負けたってよかったけど、でも――)
エリカ(この試合に勝って、大洗を存続させるまでしてやるわよッ……!)
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 04:58:56.95 ID:FjwRHXZ8o
エリカ(さて、とはいえどうしよう……)
エリカ(隊長なら、あの砲撃でも冷静に対処してくれると信じたいけど、でも……)
エリカ「……」
テンテレテンテンテンテレテレテレ
エリカ「ちょっと、何よこの音」
逸見車通信手「着信音……?」
エリカ「ったく誰よ、緊張感ないわね!!」
逸見車通信手「わ、私じゃないよ」
逸見車砲手「ちゃんとマナーに……」
エリカ「じゃあ誰よ!」
逸見車操縦手「あ、あのさ……」
逸見車操縦手「その……」
エリカ「何よ指差して」
エリカ「……」
エリカ「ゲエーッ、私のポケット!?」
エリカ「こ、こんな曲入れた覚えないわよ!」
逸見車装填手「……赤星さんが入れたんだろうなあ」
エリカ「は?」
逸見車通信手「ほんとだ、この番号赤星さんだし……」
逸見車砲手「ご丁寧に着信時の動画も入ってるし、着ムービーってやつかなこれ」
逸見車装填手「前進ピカピカした逸見さんがエレクトリカルパレードに合わせて横移動してる動画……」
逸見車通信手「こわっ……」
エリカ「あのアマ……」
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 05:03:31.71 ID:FjwRHXZ8o
ピッ
エリカ「何考えてんのよこのバカ!!」
小梅『わわ、声が大きいよ逸見さん!』
エリカ「何なのよあの気色悪い動画は!」
小梅『えへへ、気合い入れて作成したんだ』
エリカ「褒めてないわよ……!」
小梅『気に入らなかった?』
小梅『あのエリカトリカルパレード、イツミーランドの目玉の予定だったのに』
エリカ「破産してしまえそんなクソランド」
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 05:13:15.90 ID:FjwRHXZ8o
小梅『まあでも、これくらいしないと、試合中にケータイとか見てくれなさそうだし……』
エリカ「当たり前でしょうが」
小梅『だからやったんだよ』
エリカ「あのねえ、言いたいことがあるなら通信手に――」
小梅『それじゃ駄目だよ』
エリカ「……なんでよ」
小梅『……だって、あんまり沢山の人に話したくはないみたいだし』
エリカ「……」
小梅『大洗を助けに行くだけが目的なら、あんな風に考え込んだ顔してないよね』
小梅『……助けることだけが目的なら、きっとまほ隊長を盲信してドンと構えてたと思うし』
小梅『他にも何かしないことがあるなら、言ってよ』
小梅『手伝うから』
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 05:15:05.44 ID:FjwRHXZ8o
グッと眠気が来たので寝ます
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/06(火) 05:41:06.23 ID:1dd4l4r60
おつおつ
誕生日に更新とは分かってるな
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 03:38:26.58 ID:1UDQVU0Wo
微速前進
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 03:47:19.67 ID:1UDQVU0Wo
エリカ「……」
エリカ「どうせ信じちゃくれないわよ……」
小梅『……それでも、話してみてよ』
小梅『例えそれがどれだけ荒唐無稽で信じがたいことだとしても、私はエリカさんを信じるよ』
小梅『……その内容が信じられなかったとしても、ここまで必死になってたエリカさん自体を信じる』
小梅『そのくらいの気持ちがなきゃ、こんなこと、最初から付き合ってないしね』 フフ
エリカ「……」
エリカ「……勝手に誤解して軽蔑されたくないから先に言うわ」
小梅『?』
エリカ「別に相手の誰かと癒着をしているだとか、そういうことじゃあないわよ」
小梅『え、うん。エリカさんは、そういうの、嫌いそうなのは知ってるけど……』
エリカ「そのうえで、言うわ」
エリカ「……私には、次の大学選抜チームの一手が分かってる」
小梅「…………え?」
エリカ(大洗連合軍の戦力を考えると、真っ先に潰したいのは間違いなく私達ひまわり)
エリカ(あのクソデカイ爆撃の射程に203高地が入っていることを思うと、砲撃があるのは間違いない)
エリカ「とんでもない大爆発が引き起こされるわ」
エリカ「……キューポラから体を出してたら間違いなく命を落とすレベルのやつが、ね」
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 04:10:53.95 ID:1UDQVU0Wo
小梅『そんな……』
直下『そ、そんなものを、高校生相手に……?』
エリカ「……っと、あんた達も聞いてたわけ?」
エリカ「……」
エリカ「信じられないでしょ、私の言ってることなんて」
エリカ(私自身……あれだけ色々重なってなきゃ、多分信じられなかったもの……)
小梅『まあ、信じがたいけど……』
小梅『うん、でも、信じるよ』
小梅『その話の内容云々よりも、私はそこまでして話してくれたエリカさんのことを信じる』
エリカ「……小梅……」
ブロッケンJr『へっ、元から俺らはお前のために来てるようなモンだしな』
直下『しょうがないなあ、信じるよ』
エリカ「あんた達……」
小梅『それに、エリカさんがこういう場面でそんなジョークを言える人間とも思えないし』
直下『確かに、あのカチカチに固まった頭でそんなこと思いつくとも思えないよね』
エリカ「あんた達……」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 04:14:34.42 ID:1UDQVU0Wo
小梅『でもどうするの?』
小梅『……深刻な顔をしてた理由は、大体わかったけど……』
小梅(命を落とす、って言ってたし……)
小梅『それ、もう、解決してるの?』
エリカ「……」
エリカ「まだよ」
エリカ「確かに、この面々なら誰も死なずに終われるだろうけど……」
エリカ「でも、それじゃあ、勝てない……」
小梅『……じゃあ駄目だよね』
小梅『私は、みほさんも、助けたいもん』
小梅『今度は私が、助けたいもん』
エリカ「……」
エリカ「言っておくけど、私に便利な予知能力があるとは思わないで頂戴」
エリカ「もう未来は見えないし、あれこれ試して未来をカンニングなんて出来ないわよ」
小梅『……そっか』
小梅『それじゃあ、確実にどうにかする方法なんて、ないんだね……』
エリカ「……ええ」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 04:44:01.61 ID:1UDQVU0Wo
エリカ「……」
小梅『でも、確実じゃないやつなら、何かしらあるんでしょ?』
エリカ「……えっ?」
小梅『あれ、違った?』
小梅『私の知ってるエリカさんなら、誰よりストイックで勉強家なエリカさんなら、そうだと思ったけど』
小梅『確実に上手くいくわけじゃなくても、それでも何かを考えつける』
小梅『そして表に見えなくても、何度もトライアンドエラーができる』
小梅『そんなエリカさんは、私から見たら、十分凄い人だよ』
エリカ「……」
小梅『だから、教えて』
小梅[私はどうしたらいいの?]
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 05:03:35.34 ID:1UDQVU0Wo
エリカ「それは、その……」
エリカ「……」
エリカ(あるには、ある……)
エリカ(でも……これは……)
小梅『……あるんだね、策』
小梅『黙るでもなく適当にスラスラ言うでもなくその反応、あるにはあるんだ』
小梅『……成功率を気にして言い淀むタイプじゃあないよね、エリカさん』
エリカ「……うっさいわね」
小梅『……私、ろくでもない役どころなんでしょ』
エリカ「……」
小梅『それでもいいよ』
小梅『みほさんとエリカさんを救えるなら、何だってやる』
小梅『パンを尻にはさんで右手の指を鼻の穴に入れて左手でボクシングをしながら「いのちをだいじに」と叫ぶことだって出来る』
エリカ「やらなくていいわよ」
小梅『エリカさんだって全裸で校内を爆走してたんだもの、私だってそのくらい』
エリカ「あーあーあーあーあーあ!!!聞こえない!!!!!!!!!」
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 05:25:33.36 ID:1UDQVU0Wo
エリカ「……まあ、そんな恥ずかしいことしたら、ネットで一生言われると思うわよ」
小梅『大変そう』
エリカ「……でも、今頭にある作戦を実行しても、下手したら同じくらいずっと言われるわ」
エリカ「ここまでわざわざ来てくれたのに、何も出来ず無様な形で舞台から下ろしてしまう」
エリカ「……それに、これは決勝のあの子達を思い出して出てきたアイデアだし、西住流としてもみっともない行為になってしまうわ」
小梅『もう、エリカさんったら』
小梅『私達はフツーの女の子なんだよ』
小梅『良くも悪くもエリカさんみたいに西住流に入れ込めてないし、ネットで言われるのは辛いよ』
エリカ「……」
小梅『……でも、フツーの女の子だから、ちょっと短絡的にだってなるの』
小梅『どうせ晒されてるなら変わらない、なんて言ってみたりね』
小梅『それにさ、無様に舞台を降りるだけでいいんでしょう?』
小梅『なら、やるよ』
小梅『ううん。むしろやらせて』
エリカ「……でもアンタ、みほと一緒に闘いたいんでしょう?」
小梅『……そうだね』
小梅『ただ一緒のチームで戦うってだけじゃなくて、本当に、隣に立って闘いたかったよ』
小梅『でも――それ以上に、エリカさんとみほさんが隣に立って戦う姿が見たいかなって』
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 05:30:32.19 ID:1UDQVU0Wo
小梅『だから、そのためなら――やるよ、私』
小梅『派手に散るよ』
ブロッケンJr『へっ、仕方ねえな』
直下『ちょっとはいいとこ世間にアピールしたかったけど、しょうがないかあ』
小梅『今度、何か美味しいハンバーグでもご馳走してよ』
エリカ「……っ」
エリカ「バカね」
エリカ「今度、なんて曖昧なこと言わないわ」
エリカ「今夜食うわよ!」
エリカ「祝勝会で、うまいハンバーグを!」
エリカ「……」
エリカ「ありがとう、小梅」
小梅『……!!!』
エリカ「作戦を伝えるわ」
小梅『今、ありがとうって!! 小梅って!!!』
小梅『エリカさんもう一回!! 今度はちゃんと動画取るし録音するから!!!』
エリカ「作戦伝えるっつってんでしょーが感謝の言葉返しなさいアホ!!」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/14(水) 05:31:50.20 ID:1UDQVU0Wo
眠くて意識飛ぶレベルなので寝ます
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/14(水) 13:45:20.67 ID:equSsFBxO
乙 なるほどそう繋げるのか
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/14(水) 15:19:04.90 ID:ZGJsoM/70
なるほど小梅のあれはそういうことか
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/15(木) 14:57:19.97 ID:6fR5omTKO
小梅ちゃん……
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 05:13:01.01 ID:XLod00Eio
ガルパン博が大変良かったので少しだけでも投下します
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 05:17:58.72 ID:XLod00Eio
直下『あーあ、損な役回り引いちゃったなあ』
小梅「今日のネットニュース、勝っても負けても見るの怖いよねえ」
直下『あー、まとめブログで好き勝手叩かれそうでムカつくー』
小梅「まあ、しょうがないよ。普通、わざと即やられるように動いてるなんて思わないだろうし」
小梅「……」
小梅(誰かは絶対にやられないといけない威力がやってくる、かあ)
小梅(怖いなあ、格好つけるんじゃなかったかも)
小梅「……」
小梅(でも……)
小梅「エリカさんの、お願いだもんなあ……」
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 05:30:33.06 ID:XLod00Eio
エリカ(最初にあのクソでっかいのをブチこむなら、当然ターゲットは重戦車)
エリカ(機動力のせいで外そうものなら、せっかくの切り札が無駄になる)
エリカ(ここは確実に戦力を削ぎ、また奇襲による戦果によってこちらのパニックを促進したいはず)
エリカ(戦力を確実に削ぐなら隊長か、プラウダのノンナあたりを狙ってくるだろうけど……)
エリカ(外した時のリスクが大きい)
エリカ(あの二人は狙われた直後に瞬時に切り替えて反撃の手を考えそうな怖さがある)
エリカ(でも……悔しいけど、私や他の連中にはそんな技量はない)
エリカ(洒落にならない爆発で襲われ、友軍が撃破され、次は自分だとなったら、途端に浮足立ってしまう)
エリカ(自分が狙われただけなら「大丈夫だ」の一言で事態を収められる隊長でも、私達木っ端が揃ってパニックに陥ったらどうにもできない)
エリカ(大学選抜があのクソデカボンバーを有効活用するなら、少しでも多くの獲物を――それも出来れば重戦車を倒したいはず)
エリカ(ならば餌を与えてやればいい)
エリカ(格好の獲物としかいいようがない位置に、黒森峰の重戦車という美味しい餌を二つぶら下げておく)
エリカ(これならば――――)
274 :
このスレッドは戦車戦のシーンはふんわり適当にお送りしておりますので各々都合よく解釈して下さい
[saga]:2018/03/21(水) 05:32:09.49 ID:XLod00Eio
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
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._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
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,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
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275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:09:09.63 ID:XLod00Eio
エリカ(きた――――ッ!)
カチューシャ「何なのよぉ!!」
エリカ(アホ丸出しのチビッコ隊長は体を出してたみたいだけど、何とか無事!)
杏『あー、こちらひまわり』
杏『上から飛んできたっぽいぞ』
エリカ(ここまでは想定内)
エリカ(あとはこのパニックを最低限の犠牲で乗り越えるッ)
杏『すっごく大きいやつだと思うけど、気のせいかな』
桃『気のせいじゃありませぇん!!』
エリカ(あのアホはパニックになってるのか逆に冷静なのか……)
エリカ(まあ、平常運転か)
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:14:15.74 ID:XLod00Eio
エリカ(……赤星からの最後の通信は、「射点につきました」か……)
エリカ(多分、二人とも――)
ズドォォォォォォン
エリカ(一発目を耐えていたとしても、もう――)
小梅『パンター1号車、撃破されました!』
直下『2号車行動不能!』
エリカ「……」
エリカ(……ごめん……)
エリカ(他の誰が分かって無くても、私だけはアンタらの頑張り、しっかり覚えておくから……)
まほ『3発目が来る前に前進しろ!』
エリカ(今は、アイツラがくれた命を守って、ここを切り抜けるッッ)
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:20:14.64 ID:XLod00Eio
エリカ「前方の敵、攻撃開始!」
まほ「後退ッ!」
桃『勿体無いけど戻るぞっ』
エリカ「……」
エリカ(酷いひっくり返り方……赤星、怪我とかしてなきゃいいんだけど……)
桃『駄目だ、戻れ戻れェ!』
杏『あれ、これって……』
柚子『包囲されてる……っ!』
まほ「……」
まほ「後方からの半包囲、上から謎の砲撃」
まほ「しかも前からは敵本体」
エリカ(隊長……お願いしますッ……)
エリカ(悔しいけど、私一人じゃあの砲撃はどうにもできそうにありません)
エリカ(どうか、この状況を、なんとか……!)
まほ「……」
まほ(不安そうな顔だな……)
まほ(安心しろ、まだ慌てるような時間じゃない) フルフル
まほ「前方斜面をこのまま降りる」
まほ「中隊全速前進、たんぽぽと合流するぞ」
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:25:01.39 ID:XLod00Eio
カチューシャ「見てごらんなさい、私には当たらないわよっ!」
エリカ(アホか当たったら大惨事なんだっつーーーーの!!!)
エリカ(これだからガキは嫌なのよすぐ調子のって!)
エリカ「……って……」
エリカ「隊長、あのチビッコ隊長の車輌が……!」
まほ「狙われている、か……」
まほ(どうするか……)
まほ「む?」
クラーラ『カチューシャ様、お先にどうぞ』
クラーラ『それでは、ごきげんよう』
エリカ「あいつ日本語喋れたの……って――」
カチューシャ『クラーラ!?』
エリカ「まさか、あのロシアン……」
クラーラ『カチューシャ様、一緒に戦うことができて、光栄でした』
エリカ「……」
エリカ(そこまで言われるほどの存在、か……)
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:29:23.38 ID:XLod00Eio
エリカ「隊長、またプラウダの連中が……!」
まほ「……」
まほ「非情な言葉になるが……正直、助かる」
まほ「カチューシャは実際この先必要になる」
エリカ「……」
エリカ(隊長、あのガキのことをそこまで……)
エリカ「って、あのブリザードのノンナまで!?」
エリカ「あの馬鹿、自分がどれだけの戦力かの自覚を――」
まほ「……させてやれ」
まほ「これが、ブリザードのノンナなりの敬愛であり、闘いなんだ」
まほ「私達に出来るのは、その想いを背負い、倒れる彼女の分まで前に進むことだけだ」
まほ「……勿論、彼女の分だけじゃない。赤星達の分も、だな」
エリカ「……はい」
まほ「……」
まほ「カチューシャ、何をしている」
カチューシャ「…………ッ」
カチューシャ「撤退、するわよっ……!」
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:38:10.81 ID:XLod00Eio
エリカ「……」
エリカ(半数が犠牲になったけど、死人は出ていないはず……)
エリカ(ブリザードのノンナを失ったのはヤバイけど、あの強烈なパーシングを道連れにしてくれた……)
エリカ(良くはないけど、最悪でもない……だけど……)
エリカ(あの砲撃を、どうすれば……)
ヴヴヴヴヴ
エリカ(ケータイ……バイブってことは、メール……?)
エリカ(こんな時に……)
エリカ(でも、あの子も試合中に敢えてメールで作戦やり取りしてたこともあるっていうし、見ないわけにはいかないわよね……) ピッ
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:39:19.75 ID:XLod00Eio
From:赤星
件名:無事だよ!
本文:戦車は無事じゃないけどね!笑
ドロップ・アウトしたら連絡できなくなるから、皆怪我はないってことだけ取り急ぎ報告しておくね!
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:46:53.51 ID:XLod00Eio
エリカ「赤星……よかった……」 ホッ
エリカ(あ……添付ファイルが……)
エリカ(車内の連中の写真……?)
エリカ(よかった、ちょっと薄汚れてるけど、大怪我はしてなそうね……)
ヴヴヴヴヴ
エリカ(っとと、直下からも……)
エリカ(よかった、こっちも無事みたい……)
エリカ(それにしても、なんでどいつもこいつも真顔で座って……)
エリカ「……!」
エリカ(座っている位置が不自然……)
エリカ「あ、ああ〜〜〜〜〜〜っ!」
エリカ「これは――――Lの陣形ッ!」
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:51:56.20 ID:XLod00Eio
エリカ(通信傍受などを警戒する為作られた、黒森峰独自の通信手法……)
エリカ(座り方で意図を伝える斬新な通信……)
エリカ(西住流にも黒森峰にも憧れていたし……そういうの、なんだかすごく格好いい気がしてたから……)
エリカ「フフ……わかっているわよ」
エリカ(Lの陣形は 最後まで望みを捨てずに戦え! だったわね!!)
エリカ「バカね……言われなくても、この程度で音なんてあげるつもりはないわよ」
エリカ(あの子のため、アンタ達のため、そして何より私自身のため――最後まで足掻き続けてやるっての!)
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:55:20.77 ID:XLod00Eio
エリカ「……大隊長」
みほ『ひゃ、ひゃいっ!』
エリカ「ビクビクしないで頂戴」
エリカ「……クソむかつくけど、アンタに頼むわ」
エリカ「こっちはようやく振り切ったけど、どうこう策を弄せるような余裕がない」
エリカ「私にもそうだし、隊長やチビ――カチューシャもそう」
エリカ「だから――」
エリカ「アンタが何とかしなさい」
エリカ「……アンタなら、出来るでしょう?」
エリカ(クソむかつくけど――それでも、諦める方が数倍むかつくから)
エリカ(今だけは、クソ忌々しいアンタに賭けるッ)
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 06:56:17.35 ID:XLod00Eio
今日は別に仕事休みとかそんなことはないと気付いたので寝ます
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/24(土) 00:14:47.30 ID:AUrTv3tuO
アタル兄さんはどうなるのか
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/04(水) 12:19:59.97 ID:YdFvU9DX0
続き会ってます
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 09:05:47.38 ID:GAmWfz3K0
ひょっとしてこれで完結したのか?
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/18(水) 23:20:22.63 ID:F5vkVy/u0
年度切り替わるドタバタでコレてない間に1ヶ月すぎてますね、申し訳ない
もうちょっとだけ続くんぢゃ……
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 23:25:28.92 ID:F5vkVy/u0
ミカ「〜♪」
アキ「もう、さっきまでは借りてきたネコ状態だったのに、急に元気になるんだから」
ミッコ「まあ、気持ちはわかるけどなー」
ミッコ「ただでさえ知らない人ばかりだったのに、ハンバーグで戦車潰す人間まで居たんだし」
アキ「もー、仲良くしとけば色々プラスになったかもしれないのにー」
ミカ「……それは本当に必要なことかな???」
ミッコ「しかし、このメンツであの砲撃の主を探し当てる、ねえ……」
ミカ「……あくまで敵の捜索がメイン」
ミカ「とはいえ、私達で撃破に向かうのもいいかもしれないね」 ポロローン
アキ「ええ、無茶だよそんなの〜」
ミカ「……ふふ」 ポロローン
ミカ(適当に役に立って、相打ちになってここを出られたら上出来、かな……)
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 23:48:32.81 ID:F5vkVy/u0
エリカ(……しかしあの砲撃……)
エリカ(威力的にシュトゥルムティーガーが最有力候補だと思ってたけど……)
エリカ(それにしてはロケット推進音がなかった)
エリカ(……とすると……)
エリカ「まさか……カール自走臼砲……!?」
逸見車操縦手「ええ!?」
逸見車砲手「あれって使用可能車輌なの……!?」
エリカ「サンダースのバカどもがやりかねないから調べたときはまだ競技中だったけど……」
逸見車通信手「でも、多分それであってると思う!」
逸見車通信手「逸見さんが言うより若干先に、みほさんの所の通信手から通信入ってたし!」
逸見車通信手「あとサンダースの人達も逸見さんより早くその結論に至――」
逸見車通信手「いたっ、いたたたた!」
エリカ「いちいちどちらが早かったなんて言う必要ある?」 ギリギリ
逸見車通信手「め、目がマジで怖いよ!!」
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 00:01:06.07 ID:KuYcTXM40
逸見車砲手「まあまあ……」
逸見車砲手「最近逸見さん弄られキャラとしてやってるみたいだからっていう気遣いなんだし……」
エリカ「小さな親切大きなお世話の例文にできるレベルで巨大なお世話よ」
逸見車操縦手「それにしても、カールって聞いてすぐさまカール自走臼砲が連想できるんだから、黒森峰ってすごいよね」
エリカ「はあ? このくらい普通でしょ」
逸見車装填手「いやあ、普通は『カール』って聞いたらお菓子が出てこないかなーって」
エリカ「あのねえ……素人じゃないんだから……」
エリカ「大体お菓子のカールであの爆発とか非現実的にも程があるでしょ」
逸見車通信手「でもハンバーグで戦車倒すような人もいるし……」
エリカ「あーあー聞こえない。あーあーあー」
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 00:12:34.69 ID:KuYcTXM40
エリカ「それにしても……」
エリカ「いくら相手を見つけるのが再優先とはいえ、あの連中で大丈夫なのかしら」
エリカ「全員豆戦車だし……」
エリカ「戦闘になったら為す術もなく蹂躙されるわよ」
逸見車通信手「……でも、意外と何とかするかもよ」
逸見車操縦手「確かに、アンチョビさん達って、何かやってくれそうなものを感じるよね」
エリカ「そう?」
エリカ「そりゃまあ、たまにハッとするような作戦は立ててるけど……」
エリカ「結局毎回うちと練習試合する度にスペック差の前に屈してたじゃない」
逸見車砲手「あと、継続の人達も、伊達に私達を追い込んだわけじゃないって感じの練度だよね」
逸見車操縦手「逸見さんのハンバーグ射出がなきゃ負けててもおかしくなかったもんね」
エリカ「忘れろアノ時のことは」
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 00:20:45.38 ID:KuYcTXM40
逸見車通信手「それに、大洗の子たちも凄いよね」
逸見車通信手「あの二人、確かマウスを倒した人達だし」
逸見車通信手「それに、あの大洗の副将までいるんだよ?」
逸見車通信手「きっと何とかなるって」
エリカ「……気持ちはちょっとだけ分かるけど、向こうの副隊長って期待できない置物よ」
逸見車砲手「え、そうなの?」
逸見車砲手「でもすごい賢そうな顔してたけど……」
エリカ「顔だけよ、あんなやつ」
エリカ「少なくとも知性なんてひとっつも無いわ」
エリカ「口先だけで煽ることしか出来ない哀れな存在よ」
エリカ「不意をつれるとすぐテンパルし、平気で和を乱すし、役職がそもそも向いてないのよあの子は」
逸見車操縦手(ツッコミ待ちかな……)
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/19(木) 00:36:18.23 ID:KuYcTXM40
エリカ「まあ敵の位置情報はわかったし、なんとか強力な戦車を送るより他手はないわ」
エリカ「あの小隊じゃ倒せないのは火を見るよりも明らかだもの」
逸見車通信手「うーん、そうなのかなあ」
エリカ「当たり前でしょ」
エリカ「どんぐり小隊とカールってだけでも絶望的な差があるのに、絶対護衛ついてるのよ」
エリカ「その戦力差はひっくり返せる域を越えてる」
エリカ「まだ人間がワニと素手ゴロした方がマシなほどよ」
逸見車砲手「そこまで言わなくても……」
エリカ「いーや言うわ」
エリカ「私達は王者よ、客観的に戦力差を見れなくてどうするの」
エリカ「もしあの貧弱な小隊がカールをぶっ倒そうものなら、ワニと素手でだって闘ってやるわよ」 フン
逸見車装填手「す、すごい自信だ……」
逸見車砲手「万が一のことを考える気0なんだ……」
エリカ「やる前から駄目だったときのことを考えるヤツなんていないわよ」
逸見車通信手(そうかな……)
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/19(木) 00:37:43.07 ID:KuYcTXM40
もっとやりたかったのですが意識飛び始めたのでごめんなさい早いですがここまでにします
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 05:54:30.88 ID:zLA5qPbm0
乙 生きていたか
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 06:25:56.02 ID:U6aQRrUN0
数レスですが、死なないように少しでも投下します
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 06:40:25.73 ID:U6aQRrUN0
まほ「カール自走臼砲を撃破、か……」
アンチョビ『代わりに継続が撃破されちゃったけどなー』
まほ「いや、上出来だろう」
まほ「……さすがはエリカが奇策に出ねば倒せなかった相手、か」
アンチョビ『いやー、全て終わったらピザでも振る舞って労ってやらないとなー』
まほ「そのためにも、気を引き締めて勝利で終わらなくてはな」
まほ「まもなくたんぽぽと合流する」
エリカ『……』
まほ「……どうしたエリカ、大人しいが……」
まほ「先程の砲撃でどこか不調でも発見されたか?」
エリカ『いえ……』
エリカ『ワニと闘うならどう闘うべきかをちょっと……』
まほ「……」
まほ「よ、よくわからないが、噛む力に対して口を開く力は大したことがないと聞くし、口を押さえつけることが求められると思うぞ」
アンチョビ(あ、答えるんだ……)
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 06:46:49.78 ID:U6aQRrUN0
絹代「西住さん」
絹代「わが校は2輌も戦列を離れてしまい、誠に申し訳ございません」 ペコリ
みほ「いえいえ……」
カチューシャ「うちはカチューシャだけになっちゃった……」
ダージリン「大丈夫」
ダージリン「まだ貴女が残ってるわ、カチューシャ」
カチューシャ「わ、わかってるわよ!」
絹代「……」
絹代「知波単は2輌撃破されたのに対し、黒森峰も2輌……プラウダに至っては3輌も……」
玉田「おおっ、つまり我々はプラウダ以上であり、あの黒森峰にも並んだということでは!?」
カチューシャ「は???」
エリカ「あ?」
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:27:35.41 ID:U6aQRrUN0
アンチョビ「お、おいおい……」
アンチョビ「そういう言い方はよくないぞ……」
ダージリン「でもその理屈だと、1輌も撃墜されていない私達とアンツィオ高校、そして大洗が三強ということになりますわね」
アンチョビ「さ、三強!?」
アンチョビ「三強か……」
ペパロニ「なんかかっこいい響きっすね姐さん!」
カチューシャ「今すぐ被撃墜数を増やしてあげようかしら!?」
エリカ「いいわね、あんなクソ戦車、秒でぺちゃんこにしてやるわ!!」
アンチョビ「な、バカバカ、こっち向けるな〜っ!」
ケイ「ウチも撃墜されていないけど、履帯やられたり知波単ズを守りそこねたりはしちゃったもんね〜」
ダージリン「こんな格言を知ってる?」
ダージリン「ヤツは四天王の中でも最弱」
ケイ「ワオ、四天王にしてくれるのね。エキサイティング!」
アリサ「意味わかりません隊長ッ」
まほ「大隊長、脱線著しい上に不快感故に連携に難が出かねない。何とかしてくれ」
みほ「え?」
みほ「ええと……」
みほ「……」
みほ「すみません、私の責任です……」
沙織「諦めて全部責任背負って終わらせようとしないでみぽりーーーーーん!!」
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:31:51.43 ID:U6aQRrUN0
みほ「でも……実際私のせいで、これだけ被害が出たようなものだから……」
まほ「定石通りやりすぎたな。らしくもない」
みほ「……」
エリカ「まったく……準決勝でもだけど、不利になるまで本領発揮しないのは悪いクセね」
まほ「みほの闘いをすればいいんだ」
みほ「……!」
ケイ「ここからの作戦は? 大隊長」
みほ「局地戦に持ち込んで、個々の特性を活かしチームワークで戦いましょう」
エリカ「急造チームでチームワークぅ?」 プップクプー
エリカ(ほんっと、甘ったるい考えが大好きねえ……)
まほ「急造でもチームはチームだ」
エリカ「……」
まほ「互いに足りないものを補うしかない」
エリカ「……」
逸見車操縦手(誰かエリカさんのメンタルケアっていう必要なのに今足りてないポジション埋めてくれないかな……)
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:37:57.68 ID:U6aQRrUN0
エリカ「……」
逸見車操縦手「わ、わあ、遊園地跡だあ、興奮するなあ」
エリカ「……」
逸見車砲手「……」
逸見車装填手「そのトークは絶対違うって……」 ヒソヒソ
逸見車通信手「ええと、アンツィオの人達ジェットコースターのレールに乗ったんだって!!」
逸見車操縦手「へ、へえ! すごい!」
逸見車装填手「便利なGPSになるかも!」
エリカ「……」
逸見車装填手「……」
逸見車砲手(……き、気まずい……)
逸見車操縦手(こういう沈黙を平気で生むし時折キレ出すし、やっぱり逸見さんって面白い人ではあるけど怖さもあるなあ……)
まほ『……撃て』
エリカ「撃て……」
逸見車砲手(て、テンションが低い……!)
逸見車通信手(もう急造チームの誰でもいいから何とかしてえ〜!)
逸見車操縦手(年単位でチーム組んでても話が盛り上がらないことくらいあるもんなあ……)
逸見車装填手(隊長、こういう気まずい空気を察して和ませたりは絶対してくれないしなあ……)
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:44:28.20 ID:U6aQRrUN0
エリカ「……」
エリカ(隊長に怒られた……だって実際急造チームなのに……) シュン
カチューシャ「……4輌しかいないみたいね」
カチューシャ「私達を引きつけておくだけみたいだけど、どうする?」
まほ「……分かった、いこう」
まほ「エリカ、頼む」
エリカ「!!!!!!!!!!!!!」 パァァァァァァ
エリカ「はいっ!!!!!!!」
逸見車通信手(隊長相手のときだけちょろすぎてちょっと見ていて心配になるなぁ……)
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:46:49.79 ID:U6aQRrUN0
エリカ「んふっ……んふふふふふふ!」
逸見車操縦手(こわい……)
逸見車装填手(きもい……)
エリカ「オッケーですよ隊ッッ長!!」 ダパパパパパ
逸見車通信手「うっきゃーっ、滝のような鼻血がっ」
逸見車操縦手「うえっ、ちょ、かけないでえっ!」
エリカ「ほらそんなこと気にしないでちゃんと前見てドリフトしなさいドリフト!!」
エリカ「大学生がなんぼのもんじゃーい!!よ」
逸見車砲手(久々にハンバーグ吐き出すわけでもないのに狂った姿を見ている気がする……)
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:56:20.87 ID:U6aQRrUN0
エリカ「そらそら、バンッバン落とすわよ!!」
逸見車操縦手「元気だなー逸見さん……」
逸見車操縦手(ちょっと引くわ……)
逸見車砲手「さっきまでは頭上の砲撃に怯えてたのにねえ」
エリカ「うるさいわね」
エリカ「飽きたのよ、ビクビクしながらトラウマの砲撃に背を向け逃げ出すような真似は」
エリカ「それにねえ……今の私はさっきまでの私とは違う」
エリカ「守りたくて、守らなくちゃいけなくて、一人で闘ってたときとは違う!」
エリカ「仲間の犠牲という大きすぎるものに応えなくちゃいけないプレッシャーがあったさっきまでとは!」
エリカ「私は……私は隊長に『エリカ、頼む』と言われたのよ!」
エリカ「私は、信頼と共に言われたのよ!!」
エリカ「エリカ、頼む――って!」
エリカ「強すぎる故に何でも一人で出来てしまうような隊長が、頼むって私に……」
エリカ「大事な決勝戦ですら完全には頼ってくれなかった隊長が、あの時守りにいくことが出来なかった私なんかに……頼むって……」
エリカ「こんな、こんな私によ!」
エリカ「黒森峰という最高峰から逃げ出して弱小校でエースを張り大学選手に選ばれただけのヤツらには分からないでしょうね!」
逸見車砲手(私達にもそこまでテンション上がる理由はいまいちわからん)
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 07:56:47.09 ID:U6aQRrUN0
時間なので終わります、申し訳ない
サクサクやって終わらせにかかりたいところです
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 11:35:14.53 ID:cwW7MHQSO
逸見わに(素手)対ワニ(空腹)
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 12:58:36.19 ID:h1SfaMPh0
乙 エリカが楽しそうでなによりです
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 04:58:02.10 ID:/f890eT80
また少しですが投下します
夏までには終わらせたい・・・
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 05:23:48.47 ID:/f890eT80
エリカ「ふうー……」
逸見車砲手「わあ、やった!」
逸見車操縦手「あの大学選抜相手に撃墜数ゲット!!」
エリカ「ふっふっふ」
エリカ「隊長に信頼し託されたらこんなものよ!」 ドヤッ
エリカ「まっ、継続が異常だったとはいえ、あの大学選抜相手にこうもやれる私達はやっぱりすごいってことね」
エリカ「プラウダの連中をもってしてもブリザードのノンナしか撃墜数を稼げなかったんですもの」
エリカ「やはり胸を張って黒森峰のナンバー2を名乗るべきね」
逸見車通信手(知波単から撃破の報告来たことは黙っていよう……)
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 05:52:44.20 ID:/f890eT80
エリカ「……隊長がチャーフィーの動きに仕組まれたものを感じると言ってたけど……」
エリカ「見事なまでに包囲されてやがるわね……」
逸見車砲手「うっ、めちゃくちゃいっぱいいる……」
逸見車操縦手「1体倒したところで包囲に大きな穴開けられないし、と、とりあえずこっちが撃墜されないようにしないと……」
逸見車通信手「確かに私達までやられたら本当に終わりだけど、でもどうするの!?」
逸見車装填手「このままだと、他の皆は――」
エリカ「……ッ」
エリカ(くそっ、さすが大学選抜……)
エリカ(このままじゃここでほとんどの戦車がやられる……)
エリカ(そうなったら本当に終わりよ……!)
エリカ(何か……何でもいいから打開策を……)
ゴロゴロゴロゴロ
エリカ「……ん?」
観覧車先輩「」 ゴロゴロゴロゴロ
エリカ「」
逸見車砲手「……なに、あれ……」
逸見車装填手「さあ……」
逸見車通信手「うわっ、こっち来た!!!」
エリカ「はあ!? ちょ、逃げるわよ!」
エリカ「他の連中と合流!!!」
エリカ「こ、こんなところであんな意味わかんないものにぶつかって白旗上げましたなんてことになったら一生の恥よ!」
逸見車通信手(でもハンバーグ吐き出す生身の人間にやられるよりはマシだよなあ……)
エリカ「ちょっと何よその目は」
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 05:58:51.84 ID:/f890eT80
みほ『相手以上にこちらが分散するので、見えない仲間の把握に心がけてください』
エリカ「……急造チームに本当にチームワークを求めるわねえ……」
逸見車通信手「でも意外となんとかなるんじゃない?」
逸見車通信手「隊長クラスの人大勢いるし……」
逸見車通信手「皆協調性あって、自分で判断もできるから柔軟性もあるし……」
エリカ「……協調性ある?」
エリカ「あの格言紅茶馬鹿や傲慢ちき幼児体型に突撃チンパンジーに」
逸見車通信手「……判断力があって柔軟性があるからそのへんは、こう……」
逸見車砲手(協調性……無い人の方が多いかもなあ……)
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 06:03:56.85 ID:/f890eT80
エリカ「ったく……ようやく観覧車もいなくなったわね」
逸見車通信手「バイバイ観覧車先輩〜」
エリカ「ちょっと、大洗のアホなノリに感染しないでよみっともない」
逸見車通信手「あはは……駄目?」
エリカ「駄目に決まってるでしょ」
エリカ「黒森峰はもっとこう、ピリピリとした緊張感に包まれてなきゃいけないのよ」
エリカ「そんなんじゃ、これからのプランFで何一つ戦果をあげられないわよ」
エリカ「あの脳天気な連中はあてにならないし、こっちがバシバシ戦果を上げなきゃいけないんだからね!!!」
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 06:15:52.39 ID:/f890eT80
エリカ「……」
逸見車砲手「……」
エリカ「……」
逸見車操縦手「……」
エリカ「……」
逸見車装填手「……全然撃墜数増えないね」
エリカ「し、仕方ないでしょうが」
エリカ「こういうのはタイミングとかの問題も……」
逸見車通信手「あ、大洗の人達や、よりにもよって知波単の人達まで撃墜報告あげてきてる……」
エリカ「な、なんですって!?」
エリカ「ええい、探せ! 獲物を探すのよ!」
エリカ「あんな連中に負けてられないわ!!」
逸見車通信手(人間が小さいなあ……)
逸見車装填手(最初はあんなに殊勝だったのに、すっかりいつもの人間性の低い逸見さんになっちゃったなあ……)
逸見車通信手「っと、どうやら向こうのセンチュリオンが出てきたらしいよ!」
エリカ「……!」
エリカ(センチュリオン……現代最強のニンジャ戦法を使う島田愛里寿、ね……)
エリカ「相手にとって不足はないわっ……!」
逸見車通信手(どこにいるかもまだふわっとしか分かってないのにもう倒す気でいるとか、不足してるのは計画性じゃないかな……)
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 06:54:13.36 ID:/f890eT80
逸見車通信手「……えっ?」
エリカ「今度は何!」
逸見車通信手「嘘……」
逸見車通信手「各所からドンドン撃破されたって報告が来てる……」
エリカ「なんですって!?」
逸見車通信手「さっきまでは圧倒的に優位に立ってたはずなのに、たった一台のセンチュリオンで、ここまで……」
エリカ「……」 ゴクリ
逸見車砲手「……」
逸見車砲手(目の色が変わった……みほさん達の命運がかかってるもんねえ)
逸見車砲手(追い込まれてる時の方が強いのかも、なんて)
逸見車砲手(……みほさんもそうだから、口にしたら怒られそうだしいわないけど)
エリカ「……」
逸見車装填手(どうしたんだろう、さっきから何を考え――)
エリカ「センチュリオンに挑むのは一旦中止」
エリカ「それより、どこか適当な連中と合流するわ」
エリカ(クソッ、なんで一瞬でひっくり返されそうになってるのよ……!)
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/11(金) 06:54:41.86 ID:/f890eT80
終わり見えてきましたが眠気ひどくて何書いてるんだかわからなくなってきたので中断しますもすいわけない
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/11(金) 07:42:53.03 ID:/S6xuRAUo
代わりに寝てやるから続きはよ
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/11(金) 10:52:25.17 ID:LefrV9B7O
乙。ぐっすり寝ろよ
いよいよ終盤だな。試合後の逸見vsワニも楽しみだw
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/28(月) 09:51:12.80 ID:PlPy7wsr0
もうすぐ6月だ
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 02:49:48.38 ID:7UtrLC770
のんびりしてたら地震食らったし、何が起きるかわからないので生きてる内に終わらせに向います
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 03:09:52.56 ID:7UtrLC770
カチューシャ「くっ……」
カチューシャ「どーなってるのよ、次から次へとやられてるじゃない!」
エリカ「無事!?」 ザッ
カチューシャ「!」
ナカジマ「黒森峰の……!」
カチューシャ「当たり前でしょ!」
カチューシャ「カチューシャが簡単にやられるわけないじゃない!」
エリカ「……」
エリカ「わからないでしょ」
エリカ「通信聞いたでしょ、あのサンダースが一瞬で全滅したのよ」
カチューシャ「……」
エリカ「まあ何にせよ無事で良かったわ」
エリカ「……癪だけど、今の状況じゃアンタらと合流出来るにこしたことはなかったからね」
カチューシャ「ふん、そうでしょうそうでしょう」
カチューシャ「なにせ黒森峰を破ったプラウダの隊長なんだからね!」 フッフーン
エリカ「……」
エリカ(確かにチビッコもそうだけど、ソレ以上に……) チラリ
ナカジマ「はは、頼りにしてるよーカッチャン」
エリカ(狂った程の整備技能を持つ自動車部……)
エリカ(あのサンダースの連携すら敗れる相手に勝つには、一瞬でも相手の虚を突く必要がある……)
エリカ(まっとうな戦車乗りとは違うアプローチにすがるしかない……)
エリカ「……」
エリカ(……こんな、邪道みたいな手に頼るはめになるなんてね……)
カチューシャ「……って、アンタ“ら”ってなによ」 ムスッ
ルクリリ「はっはっは」
ルクリリ「このルクリリ、聖グロの誇る秘密兵器として、その期待に応えてさしあげますわっ!」
エリカ「……」
エリカ(いたのか……アレは別にどうでもいいや……聖グロの連中気に入らないうえに隊長格と比べて大分落ちるし……)
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/21(木) 03:10:05.45 ID:zHAG3MUp0
速くアリスぶち殺してみほと百合百合させろよ
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 03:23:46.01 ID:7UtrLC770
ナカジマ「それで、どうするの」
ナカジマ「アンツィオの人達からも連絡が途絶えたけど」
ルクリリ「どうやらセンチュリオンが暴れまわってるらしいけど……」
カチューシャ「……」
カチューシャ「センチュリオンは遭遇しない限り無視するわよ」
ルクリリ「え?」
カチューシャ「……知波単とか、集団で挑んで返り討ちにあったって報告が入ってるわ」
カチューシャ「所詮知波単だからっていうのはあるだろうけど……」
カチューシャ「まともに連携の練習もしてないカチューシャ達で簡単に勝てる相手とは言えないわ」
カチューシャ「……それに、向こうにはサンダースが三人がかりでやられた中隊長三人組がいる」
カチューシャ「最悪の事態は、その両方が健在なこと」
エリカ「……随分弱気な考えなのね」
カチューシャ「勿論負けるつもりなんてないわよ」
カチューシャ「でもね、ノンナが教えてくれたの」
カチューシャ「勝てないなんて許せないし屈辱的だわ」
カチューシャ「だけど――何にも残せず舞台を去るなんて許されない」
カチューシャ「カチューシャは、未来に繋ぐために散ったノンナ達の分も戦う責任がある」
カチューシャ「……私の手で万が一にも終わらせられないなら、そのバトンを繋がなくちゃならないの」
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 04:10:38.21 ID:7UtrLC770
カチューシャ「……センチュリオンと中隊長三人が同じくらい厄介だとして」
カチューシャ「万が一だけどカチューシャ達が全滅するとするでしょ」
カチューシャ「……センチュリオン相手だと、どれだけ抵抗したところで、倒せなくちゃほとんど意味がないわ」
ナカジマ「確かに、履帯とか一部を壊しても直されたらおしまいだもんねえ」
エリカ「いや、アンタらが異常なのよ……普通試合中にあそこまで直せないからね?」
カチューシャ「まあ、それでも直されるリスクは大きいわ」
カチューシャ「よしんば直されなかったとしても、後から対峙する人間がどこがおかしいか瞬時に見抜いてくれなきゃいけない」
カチューシャ「勿論カチューシャになら余裕だけど!」
カチューシャ「……まあ何にせよ、何もダメージを与えられないよりマシとはいえ、そこまで効果は見込めないわ」
カチューシャ「その場合、このカチューシャが率いているのに全滅するような相手がほぼ無傷で相対しちゃうのよ」
カチューシャ「もうそうなれば一巻の終わり」
カチューシャ「……だけど、中隊長の場合はそうじゃない」
エリカ「……白旗を上げさせたら修理復帰は出来ない、か」
カチューシャ「ええ」
カチューシャ「三体揃ってはじめて強力なコンビプレーで立ち回れるみたいよ」
ナカジマ「サンダースの最後の通信でそんなこと言ってたねえ」
カチューシャ「逆に言えば、一体でも落とせばその戦力は大幅に落ちる」
カチューシャ「……勿論完勝を目指しにいくわ」
カチューシャ「でも――最悪の場合、一輌を落とせればいい」
ナカジマ「その小さなキズで、中隊長という強敵は瓦解する、かあ」
ナカジマ「カッチャン、賢いなー」
カチューシャ「だーかーらー、そのカッチャンっていうのと子供扱いをやめなさいよ!」 プンスコ
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 04:26:13.03 ID:7UtrLC770
エリカ「厄介といえば、搭乗員の技量の差で若干落ちるとは言え、T28も十二分に警戒対象だったけど……」
逸見車通信手「そういえばいつの間にか落ちてましたね」
ルクリリ「……それならダージリン様がなんとかしてくださった」
エリカ「あの紅茶格言馬k……ダージリンが?」
ルクリリ「言いとどまるの大分遅くない?」
カチューシャ「……ダージリンは自分達の白旗と引き換えにT28を落としたそうよ」
エリカ「……あの女が自己犠牲なんて……」
ナカジマ「私としては、エキシビションでカッチャンが身を挺してダージリンさんを庇ったことにも驚いたけどねー」
カチューシャ「あれはそうするのが最善だったし、あっちがフラッグなうえに身を挺したら即座に勝てると分かってたからよ」
カチューシャ「その後どうなるか分からなかったら身を挺したりなんてしてないわ」
カチューシャ「このカチューシャが脱落したら不利になるのは目に見えてるんだから!」
エリカ「……」
エリカ(そう……遠くの地で、最終決戦よりも前に強敵を倒したところで、勝ちに即座に繋がるわけじゃない……)
エリカ(……だから、ずっと、隊長の傍にいたんだ……)
エリカ(隊長の傍でなら、隊長の勝利に直接貢献出来るような気がしたから)
エリカ(……決着をつけてくださる隊長から離れた場所では、どれだけ奮起してもどれほど効果があるのか実感しにくかったから)
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 04:41:04.82 ID:7UtrLC770
エリカ「……」
エリカ(カチューシャは、成長してるのね……)
エリカ(相変わらず腹立つクソチビではあるけど……)
エリカ(……今なら、良いところも見ることが出来る……)
カチューシャ「サンダースからの最後の通信を信じるなら、そろそろかち合うはずよ!」
エリカ「……」
エリカ(ノンナの姿を見て軟化した、ってところかしらね……)
エリカ(……少しだけ、それも分かるわ……)
エリカ(私だって――――)
ナカジマ「!」
ナカジマ「発見したよ!」
ルクリリ「3輌ってことは――」
カチューシャ「体当たりでもいいから、センチュリオンとの合流を阻止するわよ!」
エリカ「言われなくてもそのつもりよ!」
エリカ(別個でもヤバいっていうのに、合流なんてさせられないッ)
エリカ(センチュリオンの出現報告的に、明らかに合流に向かってるし、猶予は無――――)
ドンドン
ガンッ ギャインッ
シュポッ
ルクリリ「ああっ、クソォ!!」
エリカ「なっ――!?」
エリカ(体当たりもよけられたうえに、1輌落とされた?!)
エリカ(こ、これが大学トップクラスの実力――――――ッ!)
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 04:46:53.52 ID:7UtrLC770
ナカジマ『……このままじゃあ追いつけないから、パワー出すよ!』
ナカジマ『スリップでついてきてね、よろしくぅ!』
エリカ『……スリップするのか???』
カチューシャ「スリップストリームね!」
エリカ「……」
逸見車砲手「スリップストリームって分かる?」
エリカ「わ、わかるわよ! あったりまえでしょ!!」
逸見車装填手「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥って言うけど」
エリカ「わかってるけどピンときてなかっただけよ!!」
逸見車通信手「こっそり聞いてあげようか?」
エリカ「やめろ!!!!!」
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 04:58:21.43 ID:7UtrLC770
ルミ「そんなんじゃいつまで経っても追いつけないよーノロマさん達ぃ〜」
エリカ「……」
エリカ「なんだろう、猛烈にナメられてるような予感が……」
逸見車装填手「おお、さすがナメることのスペシャリスト……」
エリカ「おい」
逸見車砲手「他人は平気で見下すくせに、自分や黒森峰へのディスには敏感なだけあるよね……」
逸見車通信手「荒れてるスレとかで勝手に深読みして勝手にキレるタイプかあ……」
逸見車操縦手「シャドーボクシングにならないようちゃんと操縦してあげるのが同じ戦車に乗る私達の役目なのかもね」
エリカ「アンタらほんと最近私のこと馬鹿にしてるわよね? ねえ?」
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/21(木) 04:58:56.52 ID:7UtrLC770
労働が迫ってるので一旦中断
あんまり引っ張らずにとりあえずまた当歌詞にきます
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/21(木) 05:02:01.58 ID:D2XC7jq10
乙
劇場版での逸見の最活躍シーンだな
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2018/06/21(木) 09:25:37.05 ID:Nn4J21Kl0
乙
劇場版所見ではかっちゃんの活躍がわかってなかったなぁ
色々めまぐるしかったのと観覧車先輩のインパクト強すぎた
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/21(木) 10:20:44.29 ID:NknUMe9i0
>>332
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