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14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:04:38.81 ID:233iwvM6O
>>13
範囲外とはいえ2回取ろうとか図々しすぎだろこいつ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 00:18:01.23 ID:/mZSRdWzO
再び目を覚ました僕は、まず周辺状況の確認をした。
綾斗「なんなんだ…」
そこは崖っぷち。すぐ下は海だった。寝返りをうっていたら、なんて考えるとゾッとする。
崖の反対側には山と森が見えた。そしてもう1つ。すぐ近くに『箱』があった。直感的といえば嘘になるが、この箱の中には『道具』が入っているのだとすぐにわかった。
この手の映画を昔見た気がする。
僕は早速箱を開ける。中身は
>>17
だった。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:19:10.07 ID:Zgljdcx60
(ちなみに採用されたキャラはどこからどこまで?)
安価下
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:19:28.15 ID:233iwvM6O
チェーンソー
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:19:38.89 ID:SMSE0lSw0
チェーンソー
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:20:15.18 ID:INhpHhnM0
ワンピースに出てくる悪魔の実、ゴムゴムの実が入っていた
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 00:24:07.22 ID:/mZSRdWzO
採用キャラは
>>4-8
、
>>11
です。
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 00:35:33.90 ID:/mZSRdWzO
チェーンソーだった。それを見て真っ先に思い浮かべたのはマスクをつけた男だ。13日に出てきそうな感じの…。
チェーンソーは見ての通り重たい。僕が非力なのもあるが、これを持って探索するのは一苦労なものだろう。
しかし、『殺し合い』において武器は必需品である。特に僕は素手でなら女の子にすら負ける自信があった。
……妄想ならどんな敵も一撃必殺だったが。
チェーンソーを担いで再び辺りを見渡した。視界の真ん中に山があり、その下は全て緑一色だ。強いていえば、右側は木が多い気がする。
どの方向に向かうべきか、もしくは動かない方がいいのか。実は動揺していた。
綾斗「とにかく今は
>>23
に向かおう」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:36:39.35 ID:evFu9+Qm0
目の先の灯台
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:38:25.03 ID:SMSE0lSw0
声のする方向
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 01:00:31.01 ID:/mZSRdWzO
声のする方向、そう言った。声を聞き、認識するは前に。
意識と無意識とで何か食い違う感覚を覚えた。
しかし『意識』してみると実際に声は聞こえたので動揺しているせいだと思うことにした。
綾斗「あっちだ。木が多い方!」
明らかに体躯に合っていない武器を背負い駆ける。
森を少し行くと血痕があった。葉は朝露を含むように血をすくう。
血を辿っていった。音を立てないように、ゆっくりと…。
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 01:31:43.68 ID:/mZSRdWzO
酷かった。映画やCG、ゲームなんかとは比べ物にならない。血の気が引いて、倒れそうになった。猟奇的な光景。
色黒な坊主頭の男が、既に身動きの取れない女を襲おうとしていた。
チェーンソーを使えばあるいは…などと考えはしたが、やはり自信はない。
綾斗「こういう時は…
>>27
」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 01:32:49.91 ID:evFu9+Qm0
わざと声を出してこっちに気をそらせる
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 01:36:06.22 ID:Zgljdcx60
女にとどめさして気が緩んだ瞬間をチェーンソーでざっくりと
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 20:54:26.05 ID:3HopVPfQ0
野球部風の男は満身創痍の女をひたすら殴る。
何度も何度も。
「あ…ああ……」
女から悲鳴らしきものも何も聞こえなくなった。きっともう死ぬ。
「今しかない…」
そう、このタイミングだ。
これから僕は、人生で初の人殺しをする。
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 21:42:42.09 ID:rDg6X8kY0
──死ぬ。
もしくは、殺される。飢える?
どちらにせよ涼宮 波の人生は終わりだった。昔から目が見えなかった訳ではなく、ある日から徐々に視力を失ったのだ。完全に見えなくなったのは数ヶ月前ほどである。
目の見えない彼女には厳しすぎる環境だ。ましてや今は殺人ゲームの真っ只中。そもそも生存という選択肢などない。
「ここは…海の近く?」
彼女は名前と同じ字をあてる、さざ波が好きだった。
波はゆっくり寝転がり大の字になった。
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 22:14:35.67 ID:rDg6X8kY0
視力が落ちてからは文字通り『世界が変わっていった』。
医者には完治すると言われた。治療は続けていたが、徐々に悪くなる視力を実感していた。
「涼宮さん! 困ったらいつでも言ってね!」
「私たち友達なんだから当然じゃん」
クラスメイトにそんなことを言われた記憶がある。そのうち学校には行かなく、ふさぎこんでいた。
生活に支障が出始める頃にはやはり友人達の助けを借りることすらなく、虚しい友情にやるせなくなっていた。
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 23:05:39.76 ID:rDg6X8kY0
視力がほぼなくなってからは世界が『美しく見えた』。
眼に映るものが──正確に映っているとは限らないが、ありとあらゆる全てが何よりも美しかった。
残酷だった。彼女はこの美しい世界には手が届かない。
彼女は、彼女自身のすすり泣く声で悪夢から覚醒した。
さざ波の音が聞こえないことにすぐ気がついた。
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