志希「魔薬! 『ツマニナール(妻になる)』を投薬しまくるよ♪」

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48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 17:45:18.24 ID:BOeOLU1go
ふみふみ

……全員書いてもええんやで
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 17:46:04.77 ID:2OHeGhlyo
美波
50 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 17:47:51.76 ID:mVKg0BtG0
>>48
すみません。美波と愛梨の決選投票のつもりだったんですが…言葉足らずでしたね。

ただ>>49までに美波2票入ったので美波で書きます。
全員はキツいです。睡眠時間がなくなってしまうので(白目)
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 17:52:25.80 ID:ctjMz6GXo
フレデリカお願いします何でもしまむら
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 17:53:04.62 ID:3pnNToWMo
時間かけてもええんやで(ニッコリ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 18:03:17.21 ID:UOlq3H57O
睡眠代行しとくからはよ
54 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 18:05:26.30 ID:mVKg0BtG0
そ、そんなこと言われても書きませんよ






書きませんからね?(少しお時間をください)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 18:08:34.29 ID:HakVk4oDO
休息も慈悲も与えぬ。何があってもだ。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 18:33:17.97 ID:tX5r74PIo
モバPはモバPらしくスタエナ飲んで走り続けるのだ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 18:36:33.36 ID:cCsW1mbBo
睡眠飯風呂トイレと遊びは俺がやっとくからお前は仕事と執筆だけでええよ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 18:44:12.84 ID:eeatpyF6o
麻薬『ツマニナール』?
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 18:54:13.37 ID:MVTTyaIpo
大根『ツマニナール』
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 19:54:33.19 ID:I8urVwQBo
ご休憩 9800円
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 20:31:48.60 ID:7J7uoVdHO
睡眠時間削って書かなくても数日かけて書けばええやん?
62 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:17:43.34 ID:mVKg0BtG0
ケース3. 新田美波

P「『心頭滅却すれば火もまた涼し』という諺がある」

P「心を鎮め、清らかな気持ちを持っていれば、誰が妻になったとしても相手を難なく拒否することが出来るはずだ」

P「俺にはどんな誘惑も効かないというところを志希に知らしめれば、奴も退屈になって投薬をやめるだろう」

P「ああ、なんてグッドアイデアなんだ。俺は天才に違いない」

トコトコトコ……

美波「あ♪」

P「おや、美波じゃないか」

美波「こんなところで会うなんて奇遇ですね。あなた♪」

P「」
63 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:18:21.98 ID:mVKg0BtG0
(少しして)

P「(ちょっぴり驚いたが大丈夫だ。きっちりと美波を拒否してやろう)」

P「(少なくとも家にはあげるまい)」

美波「……どうかしましたか? うわの空みたいですけど」(ジッ)

P「上目遣いで覗いてくるのはずるい。可愛いぞ美波」

美波「ほら、帰りましょう。さっきスーパーで買い物をしたんです。今晩はお鍋ですよ♪」

P「わーい」

美波「ふふっ。あなたはお鍋好きですからね♪」

P「すきー」

P「って、そうじゃない。ちょっと待て美波」

美波「?」
64 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:18:47.75 ID:mVKg0BtG0
P「危なかった。今日はお前を家にあげるわけにはいかないんだ」

美波「……どういうことです? あなた?」

P「いや、だから、その……」

美波「あ、わかりました」

P「わかってくれたか」

美波「家に帰らない……ということは2人でどこか泊まっていくということですよね」

P「ん?」

美波「でも、まずはこの食材を置いて来なければいけないので、鍵を渡してください」

P「あ。うん」

ジャラッ……

美波「この辺で待っていてください。すぐに戻りますから」

美波「2人でお泊まりなんて……久しぶりですね。嬉しいです♪」

P「」
65 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:19:48.73 ID:mVKg0BtG0
(繁華街)

美波「お待たせしました」

P「うん」

美波「まだ明るいですね……少しこの辺りを散歩しませんか?」

P「ああ」

テクテクテク……

美波「……私。海の見える街で育ったので、街路樹やイルミネーションが並ぶ街中って、今でも慣れないんですよ」

P「綺麗だとは思わないのか?」

美波「ええ。綺麗だと思います。それに好きですよ」

美波「でも……時々、故郷のことを思い出すんです。都会とはまた違った美しさがある。素敵な場所です」

P「……」

美波「……あなたと一緒に海を見たくなっちゃいました。今度の休み。私の実家に来てください♪」

P「もちろん」
66 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:20:27.42 ID:mVKg0BtG0
美波「あとですね……」

P「うん?」

美波「その……2人だけで見るより……もっと多くの家族で見られたら素敵だと思うんです……けど」

P「2人だけじゃないって、俺たちの親と一緒にってこと?」

美波「……違います」

P「でも、ほかに家族って……あ」

美波「……」

P「……」

美波「……私たちだけじゃない……新しい家族が欲しいんです……♪」

ぎゅっ

P「」
67 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:21:03.89 ID:mVKg0BtG0
P「待って。まだ美波は学生だよね?」

美波「ええ……でも、もう結婚してますし。あなたと一緒ならどんなに大変なことでも乗り切れる自信があります」

P「うん。俺もそう思うんだけど、まだ早いと思うんだ」

美波「……」

P「美波。そんなに辛そうな顔をしないでおくれ。俺も辛くなる」

美波「……だって」

P「……」

美波「……」(ぐずっ)

P「(心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却煩悩最高心頭滅却)」

P「(耐えるんだ俺の理性……!)」
68 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:21:38.09 ID:mVKg0BtG0
美波「……」

ぎゅっ

美波「……駄目ですか?」

P「」

美波「……私……欲しいです」

P「」(ズキュゥン)
69 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:22:11.37 ID:mVKg0BtG0
P「(待て待て待ていかんいかん。ここで屈したらプロデューサーとしても、人間としても色々終わってしまいそうだ)」

P「(美波と幸せな家庭を築いて、死ぬまで一緒に暮らすことになってしまうぞ)」

P「……」

P「(あれ? いい人生じゃないか……?)」

美波「……」(ジッ)

P「美波……」

美波「私……あなたとなら絶対に後悔しません……」

P「……」

P「食事にしようかーーーその後、な」

美波「……はい///」
70 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:22:46.05 ID:mVKg0BtG0
(レストラン)

カチャカチャ……
モグモグモグ……

美波「わぁ……美味しいですね。このお料理♪」

P「だろ。実はさ、俺が初任給をもらった時、背伸びして来てみた店なんだよ」

P「……きちんとしたレストランで飯なんて食べたことなかったから緊張したな」

美波「あら、誰と来たんですか?」

P「1人」

美波「ふふっ♪ 勇気があるんですね」

P「いや、周りはカップルばかりだったし、顔から火が出るほど恥ずかしかったよ」

P「誰から非難されてるわけでもないのにな」
71 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:23:16.30 ID:mVKg0BtG0
美波「あなたにもそういう頃があったんですね」

P「いまもあんまり変わんない気がするけど」

美波「私から見たらあなたはすごく大人ですよ」

P「そう?」

美波「ええ」

美波「いつでも自分を持っている。好きなことにはまっすぐで、とても信頼できる人です」

美波「……だから好きになったんですよ♪」(にこり)

P「(ぐぉぉぉ!!! 幸せな時間なのに心が痛むぅ!!)」
72 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:23:54.80 ID:mVKg0BtG0
美波「……あ。ちょっとそれ食べてみてもいいですか?」

P「このグリル? いいよ、小分けにしてあるの取って」

美波「嫌です」

P「うん?」

美波「食べさせてください♪」

P「……あーん」

美波「♪」

パクッ……もぐもぐ

美波「……うん。美味しいですね♪」

美波「私のも食べてみてください。ほら♪」

スッ

美波「あーん♪」

P「」

ミシッ……ミシッ……(理性がきしむ音)
73 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:24:38.96 ID:mVKg0BtG0
(食後)

美波「すごく楽しい時間でしたね……♪」

P「ああ。付き合ってくれてありがとう。美波」

美波「他人行儀ですよ。もう……夫婦なんですから♪」

P「……ぐぅ」

美波「それで……泊まるところは決めてあるんですか?」

P「いや、まだ。予約も入れてないんだ」

美波「……なるほど。では、あそこに見えるお城のようなホテルはどうです?」

P「」

美波「私……行ったことがないんで、少し興味があるんです。どうですか♪」

P「……」

P「え、美波。もしかして素で言ってる?」

美波「?」(きょとん)

P「あうち」
74 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:25:12.77 ID:mVKg0BtG0
美波「……あそこって普通のホテルじゃないんですか?」

P「いや、あそこはね」

P「かくかくじかじか」

美波「ふんふんなるほど……え?」

P「……と、いう純粋な目的で建てられたホテルです」

美波「……」

P「……」

美波「……みゃー」

P「猫?」

美波「いえ、ちょっと驚きのあまり奇声が漏れました」

P「ははは」

美波「……どうりで友達に聞いた時、ニヤニヤしていたわけですね」

P「教えてもらえなかったのか」

美波「『楽しい場所』としか」

P「……なんか美波には教えたくない気持ちもわかる」

美波「ああああああっ!! 思い出したら恥ずかしいですっ///」
75 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:25:44.38 ID:mVKg0BtG0
P「ははは」

美波「わ、笑わないでくださいよっ!!」

P「なんか。美波が悶えてる姿って新鮮だから」

美波「……もぅっ」(ぷくー)

P「可愛い」

美波「うるさいですっ」(ぷくー)

P「ごめんてば」

美波「……」

美波「あ、あの」

P「うん?」

美波「……行ってみたいです」

P「どこに?」

美波「だから……その……あのホテルに」

P「」

ぎゅっ

美波「今度は……用途がわかった上で、です」

P「」
76 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:26:15.42 ID:mVKg0BtG0
(ホテル街)

P「(あ。もうなんか無理)」

P「(頭がぼーっとするし心臓ばくばくしてるし、幸せだし)」

P「(腕組んで歩いてる美波がすごいいい匂いするし柔らかいし)」

P「(理性なんてどうでもいい。このままGOだろ。GOしかないだろ)」

テクテクテク……

P「(ああ、お城の入り口が見えた。受付して大きな鏡と回転ベッドのある部屋に入って一晩過ごすんだ)」

P「(もう引けない。引きたくないし、引くべきでない)」

P「(レッツゴー。俺)」

プシュゥゥ(薬の切れる音)
77 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:27:08.92 ID:mVKg0BtG0
美波「……あれ?」

P「ん?」

美波「……プロデューサーさん。ここ、どこですか?」

P「……薬切れた?」

美波「?」

P「いや、何でもない。ここは街です」

美波「街? 周りは何だかカップルばかりのような……」

美波「……あれ。このお城のようなホテル……は」

美波「……」

美波「……///」(カァァァッ)

P「……会話の節々は覚えてるみたいだな」

美波「プロデューサーさん」

P「はい?」

美波「……ななな、何でこんなところに連れてきてるんですかっ!!!」

スパーンッ!

P「パトローナムゥゥゥッ!!!」

美波「恥ずかしいですーーっ!!」

タッタッタ……!

P「ぐふぅ……結果的にはよかった、のか?」

パタリ

【しばらく道で寝ていたところ。やたらガタイのいいお兄さんに介抱されて一晩過ごしました】

ケース3. 新田美波 end
78 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:27:48.63 ID:mVKg0BtG0
(その後)

美波「……プロデューサーさん?」

P「あら。どうしたのかしら。うっふん」

美波「すみません。あの後、いったい何が…あったんですか……?」

P「うふふふ。もうやだー、美波ちゃんったら♪」

P「……聞かないで」

美波「……はい」

P「それより志希を見つけたらよろしくね」

美波「ええ。今回ばかりは私もちょっぴり怒ってます」

P「やるぞ」

美波「ええ」

P「変な意味じゃないぞ?」

美波「……」

スパーンッ!!

P「グベラァァァァァァァァ!!」

美波「セクハラはもう許しません」(ゴゴゴゴ)

P「……そぉりぃ」

パタリ
79 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 22:30:44.32 ID:mVKg0BtG0
休憩します。
あと大根のレスにちょっとふふってなりました。センスがとても好きです。元気が出たので頑張れそうです。

もちろん大根以外のレスも励みになってます。ありがとうございます。不眠不休を要求さえしてくれなければもっと嬉しいです。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 22:51:07.43 ID:84gnMp/xo
わかった、じゃあ俺がずっと起きて儀式を継続させるからその間は休んでてくれ
81 : ◆hAKnaa5i0. [sage]:2017/10/09(月) 22:53:25.99 ID:mVKg0BtG0
>>80
つまりどういうことだってばよ?
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 22:58:28.18 ID:fzbKFIjE0
疲れてるでしょう、今日はゆっくり寝て夢ん中で好きなだけ柚とイチャイチャしやがってください
そして起きたらすぐに執筆するんだ、いいな?
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 23:06:52.91 ID:B8Es0mGro
美波かわいい
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 23:09:55.53 ID:L0aaUsuno
睡眠代行ならするから安心していい
85 : ◆hAKnaa5i0. [sage]:2017/10/09(月) 23:10:15.60 ID:mVKg0BtG0
>>83
一瞬、網走監獄で暮らす囚人のような生活を思い浮かべました。それはそうと読んでくれてありがとうございます。
柚とは起きている時も寝ている時もイチャイチャします。
86 : ◆hAKnaa5i0. [sage]:2017/10/09(月) 23:12:48.22 ID:mVKg0BtG0
>>84
ありがとうございます。お気持ちだけで結構です(寝すぎて会社に遅刻しろ)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 23:18:19.79 ID:Ze77dShbo
乙ー
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 23:19:06.66 ID:Ze77dShbo
一旦つけわすれた
89 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:45:05.32 ID:mVKg0BtG0
ケース4. 十時愛梨

(事務所)

P「……志希を追いかけ始めてしばらく経ったが未だに捕まらない」

P「ほぼ毎日、妻になったアイドルたちに振り回されてるし……少し疲れたな」

P「……よっこいせ。ソファで横になろう」

P「……」

P「Zzz……」
90 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:45:58.66 ID:mVKg0BtG0
(少しして)

カチャ……!

愛梨「おはようございま〜す。あら……あなた。どうしたんですかぁ〜?」

P「Zzz……」

愛梨「……寝てるのかなぁ?」

P「Zzz……」

愛梨「……せっかく2人きりになれたし……起きてほしいなぁ」

つんつん……

P「Zzz……」

愛梨「……ほっぺたをつつくだけじゃ全然起きてくれないなぁ〜」

愛梨「……もぅ。自分の奥さんを放っておくなんて……いけない人ですね〜」

P「Zzz……」
91 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:46:58.80 ID:mVKg0BtG0
愛梨「ん〜、と……優しく起こすのにはどうしたらいいんでしょう……」

愛梨「……人肌で温めるのはどうかなぁ?」

P「Zzz……」

愛梨「……愛梨がぎゅって抱きしめたら……起きてくれるのかなぁ。寝苦しくなっちゃうかなぁ……」

P「Zzz……」

愛梨「……ねぇ。あなた。本当は聞いていませんかぁ?」

P「Zzz……」

愛梨「……」(むぅー)

(少しして)

P「Zzz……」

愛梨「……耳元であま〜い言葉をささやいたら……起きてくれるかも♪」

こそっ

愛梨「……あなた〜……起きないと……こっそりキスしちゃいますよ〜♪」

愛梨「えへへ……♪ 眠ってる時にお姫様にキスされちゃっていいんですか〜♪」

愛梨「あなたも目を覚ましてる時がいいですよねぇ〜♪」

P「Zzz……」

愛梨「……」(むっ)
92 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:47:33.14 ID:mVKg0BtG0
愛梨「……手強いですね〜」

愛梨「どうしようかなぁ……耳たぶを甘噛みしたり〜、お腹をちょっと舐めたりしたら……くすぐったくて目を覚ましたりするかなぁ……」

愛梨「うーん……むむむ」

P「……」

P「(……起きたら何やら大変な場面になっていた)」
93 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:48:13.13 ID:mVKg0BtG0
P「(舐めるとか甘噛みするとか何の話だよ。起こすなら身体を揺すりなさいよ)」

愛梨「……仕方ないなぁ……愛梨のとっておきの技で起こしちゃおうかなぁ〜」

P「(……とっておき?)」

スッ……ぽすん……

愛梨「……えへへ♪ 愛梨の膝枕ですよぉ〜♪」

愛梨「ゆっくり休んでほしいなぁ〜♪」

P「(待て。これ『寝かせ』にかかってるだろ。起こす気ないだろ)」

愛梨「ねーんねんこーろりよ。だーんなさま〜♪」

P「(寝てるやつに子守唄歌ってる……さすがド天然……)」

愛梨「すぅ……すぅ……」(こくっこくっ)

P「(お前が眠るんかーい)」

愛梨「……はっ」

P「(起きたか)」

愛梨「……いけない。寝るならちゃんと横にならなくちゃ……」

P「……ん?」

ごろん……ぎゅぅぅっ……

愛梨「ふぁぁ……旦那さんに抱きついてると……よく眠れそう……」

P「(なぁぁぁ!?)」
94 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:49:04.13 ID:mVKg0BtG0
愛梨「すぅ……すぅ……」

P「待て、愛梨。寝るなっ」(小声)

愛梨「うーん……あなた……もっと優しく揉んで……」

P「」

愛梨「すぅ……すぅ……」

P「寝言か……夢の中の俺は何をしているんだ」

P「とりあえず抜け出して……と」

ぎゅぅぅっ……

愛梨「……むにゃ……えへへぇ♪ だめぇ〜♪」

P「あ。これ無理だー」
95 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:49:51.50 ID:mVKg0BtG0
(しばらくして)

ぎゅぅぅ……

愛梨「すぅ……すぅ……」

P「ぐぅ。暑い……単なる暑がりかと思ってたけど体温が高い。暑苦しい」

P「……そして甘い香りがする……色々な部分がもちもちと柔らかい……」

P「結論」

P「ヤバい」

愛梨「あなたぁ……」

ぎゅぅぅ……

P「押し付けるな。その『夕張メロン』を押し付けるな」

愛梨「すぅ……すぅ……」

P「生暖かい吐息を吹きかけるな。困る。困る。ジーンズの一部分が膨らんでキツくなりそうだ」

愛梨「んん……暑い……」

P「そうだ。寝苦しいだろう。離れるんだ」

愛梨「……脱がないとぉ」

P「ちょ」

愛梨「暑いですぅ……」

P「ま」

愛梨「……んっ……///」(ヌギヌギ)

P「」
96 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:50:31.77 ID:mVKg0BtG0
(しばらくして)

プシュゥゥ(薬の切れる音)

P「」

愛梨「……ふぁぁ、いけな〜い……寝ちゃったみたい……」

愛梨「……プロデューサーさん。まだぐっすりなんですね〜」

愛梨「ふふっ♪ 寝顔が可愛い♪」

P「」
97 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:51:03.05 ID:mVKg0BtG0
カチャ

ちひろ「あら。愛梨ちゃん。お疲れ様です」

愛梨「ちひろさん。おはようございま〜す♪」

ちひろ「……って、なんで半裸じみた格好なんですか!?」

愛梨「あれ?」

ちひろ「……あら。ソファに寝ているのはプロデューサーさん?」

愛梨「はい。さっきまで私も隣で寝ていたんですよぉ〜♪」

ちひろ「……はい?」

愛梨「そうしたら〜、いつの間にかこんな格好になっていたんです〜♪」

ちひろ「……なるほど」
98 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:52:01.28 ID:mVKg0BtG0
ちひろ「プロデューサーさん。起きてください」

ゲシッ! ゲシッ!

P「ぐふっ! な、なんだ!?」

ちひろ「……」(ゴゴゴゴ)

P「ち、ちひろさん?」

ちひろ「……寝ている愛梨ちゃんに何をしたんですか?」

P「い、いや。誤解なんです」

ちひろ「……」(にっこり)

P「」

ピギャァァァァァァ!!!!!

【きちんと話したら誤解は解けました】

ケース4. 十時愛梨 end
99 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:53:29.83 ID:mVKg0BtG0
(その後)

ちひろ「なるほど。志希ちゃんが今回の騒動の原因なんですね」

P「ええ。薬の性質上なのか平均的に年齢が高めの子が狙われているらしいんですけど」

ちひろ「……わかりました。こっそり仕込まれたらどうしようもありませんが、アイドルの子たちには連絡して気をつけるように言っておきます」

P「ありがとうございます」

愛梨「あのー、何かあったんですか?」

P「大丈夫だよ。愛梨」

愛梨「……心配ですから。何かあったら話してくださいね。『あなた』」

P「……ん?」

ちひろ「へ?」

愛梨「?」

P「……薬は一度切れてるはず」

ちひろ「つまり」

愛梨「むぅ。ちひろさん。私の旦那様とあんまり話さないでください。私のものですよ」(ぷくー)

P・ちひろ「2度目の投薬か」

愛梨「何の話ですかぁ〜」(ぷくー)

P「愛梨。今度からちひろさんと一緒にいような」

愛梨「嫌です。あなたと一緒にいますっ」

だきっ……ぎゅっ!

P「おぅ」

【しばらくして元に戻りました】
100 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/09(月) 23:54:02.46 ID:mVKg0BtG0
さすがに寝ます
おやすみなさい
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 00:31:01.90 ID:cea9z38/O
起きろ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/10(火) 00:38:09.42 ID:3XxhIRfDO
寝るな!寝たら死ぬぞ!!
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 01:11:42.59 ID:+iFESrnwo
乙ー
104 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:09:06.99 ID:opCgGBM40
ケース5. 宮本フレデリカ

(事務所)

フレデリカ「はぁい☆ ボン・ジョビ〜♪」

P「もしかして、それ挨拶?」

フレデリカ「フランス流の挨拶だよ☆ それ以外に何かあるかな?」

P「アメリカのロックバンドだよ。それしかないよ」

フレデリカ「なんとぉ!?」

P「なんとじゃないよ。まったく」

フレデリカ「どっひゃー!」

P「最近、オーバーリアクションにハマってない?」

フレデリカ「うん♪ 心まで楽しくなるからね〜☆」

P「フレデリカはいつでも楽しいなぁ」
105 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:09:48.28 ID:opCgGBM40
フレデリカ「えへへ〜♪ あ、でも。楽しくない時もあるよ? フレちゃん。ハッピーな気分の日もあるし」

P「それ同じじゃない?」

フレデリカ「ノットイコールだよ☆ ところでノットイコールってノンアルコールに似てるよね〜☆」

P「似てるようなそうでもないような」

フレデリカ「ありゃ。ダーリンはアンコール=ワット派?」

P「どういう派閥だよ……」

P「というより……ん?」

フレデリカ「へ?」

P「さっき俺のことなんて読んだ?」

フレデリカ「ベッカム」

P「さらりと真顔で嘘をつくんじゃありません」

フレデリカ「もー、怒らないでよダーリン♪」

だきっ♪

P「」
106 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:10:23.12 ID:opCgGBM40
フレデリカ「えへへ♪ ラブリーフレちゃんのラブラブランデブーだよ☆」

フレデリカ「ほらほら。ムギュー♪」

P「」
107 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:11:03.82 ID:opCgGBM40
P「フレデリカ。志希から何かもらわなかった?」

フレデリカ「うん。もらったー」

P「何を?」

フレデリカ「負けない心」

P「精神的なものではなくて物理的なもので」

フレデリカ「クッキー貰ったよ〜♪」

P「なるほど薬はお菓子に練りこまれていたわけか」

フレデリカ「んふふ〜♪」

P「どうした」

フレデリカ「あのね。フレちゃん、今日はご機嫌なんだ〜♪」

P「いつもじゃないか」

フレデリカ「今日は特別♪ 朝からダーリンと会えたんだもん♪」

フレデリカ「ワタシ。ジャパニーズパワー。モライマーシタ」

フレデリカ「フレデリカ。ヤリマース。ガンバリマース」

フレデリカ「フハハハハ」

P「……反応に困る」
108 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:11:31.00 ID:opCgGBM40
フレデリカ「そういう時は『愛してる』って言ってくれればいいよ☆」

P「愛してるよ。フレデリカ」

フレデリカ「えへへ〜♪ アタシも〜♪」

フレデリカ「チュッ! 投げキッスピストル〜♪ ズバーン!」

フレデリカ「心を撃ち抜いたぜ……ふふふ」

P「フレデリカ。そろそろ小芝居はやめよう」

フレデリカ「はーい」

フレデリカ「あ。ちなみにフレちゃんの心は絶対撃ち抜けなかったんだよ?」

P「なんで?」

フレデリカ「だってもうダーリンに撃ち抜かれちゃってるもん♪」(にっこり)

P「」(ズキュゥン)
109 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:12:07.16 ID:opCgGBM40
P「フレデリカ。そういうのはずるいと思うんだ」

フレデリカ「何が?」

P「天然なのか計算なのか……」

フレデリカ「フレちゃんは天然物のハーフだよ♪」

フレデリカ「へい。お待ち! 国産のフランス金髪娘ですぜ。旦那ぁ!」

P「寿司かよ。いただきまーす」

フレデリカ「きゃー☆ 食べられちゃう〜☆」

P「ぐへへ。美味しそうだ」

フレデリカ「大丈夫。アタシ、食べられても胃袋の中で暴れて脱出するから♪」

P「一寸法師かーい」

P「というか、食べられる前に抵抗しなさいよ。大人しく丸呑みにされているんじゃないよ」

フレデリカ「んー……でも」

P「うん?」

フレデリカ「ダーリンに襲われるならちょっと嬉しいかなー……なんて☆」

P「」(ズキュゥン)
110 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:12:46.10 ID:opCgGBM40
P「(一瞬、フレデリカに手が伸びそうになった)」

P「(でも、大丈夫だ。強い心で何とか乗り切れた)」

P「(よしよし。楽勝だ。フレデリカの誘惑になど屈しないぞ)」

フレデリカ「ねー、ダーリン。ボーッとしてどうしちゃったの?」

P「何でもないよ。フレデリカ」

フレデリカ「元気なさそー、ってことでフレデリカ・スーパーリラックスタイムの時間だよ〜☆」

P「タイムと時間が被っている」

P「というか、リラックスタイムって何?」

フレデリカ「えへへ〜♪」

だきっ……ぎゅー……

フレデリカ「はい……フレちゃんを思いっきりハグしていいよ〜☆」

P「」
111 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:13:27.24 ID:opCgGBM40
フレデリカ「ほらほら、逃げないようにぎゅっと抱きしめててね……♪」

P「……」

ぎゅー……

フレデリカ「♪」

P「……」

フレデリカ「……んー、トレビアーン♪」

スリスリ……

P「(めっちゃスーツに顔を擦り付けてくる……犬かよ)」

フレデリカ「♪」

ハスハスハス……

P「いや、犬かよ」

フレデリカ「聞いてよ。びっくり」

P「どうした」

フレデリカ「このスーツからダーリンの匂いがするの。不思議だね」

P「当たり前だね」

フレデリカ「早くフレちゃんの香りで上塗りしないとだね♪」

P「ん?」

フレデリカ「えへへ♪ ダーリンからフレちゃんの香りがするようになったらさ、もうフレちゃんの一部になるでしょ?」

P「なるんだ?」

フレデリカ「なるなる。だからマーキング〜♪」

ぎゅー……スリスリ……

フレデリカ「♪」

P「(なんか犬にとても懐かれたような感覚だ)」

P「(犬にしてはいろんなところが柔らかいし、いい匂いだけど)」
112 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:14:04.75 ID:opCgGBM40
(しばらくして)

フレデリカ「ねー、ダーリン。もう仕事終わるんでしょー?」

P「終わるよ」

フレデリカ「じゃあ、出かけよう♪」

P「いいよ。どこ行こうか」

フレデリカ「宇宙は?」

P「気軽に行けないのでアウト」

フレデリカ「フレちゃん。宇宙服着てみたいなー」

P「JAXAに行けばそういう体験サービスができるよ。確か着られるはず」

フレデリカ「わぉ♪ じゃあ今度の休みの日はそこにデートだね〜♪」

P「うん。行こう」

フレデリカ「えへへ〜♪ 嬉しいな〜♪」(にこにこ)

P「(可愛い)」
113 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:14:44.58 ID:opCgGBM40
フレデリカ「じゃあ、ご飯を食べながら計画を立てよう!」

フレデリカ「というわけで……帰ろうか☆」

P「……どこに?」

フレデリカ「アタシたちの暮らしている愛の巣に☆」

P「……」

P「ど、どこかで食べながら話そうよ。最近、いいお店見つけたから」

フレデリカ「却下☆ フレちゃん。今日はクッキング・マドモワゼルな日だから♪」

フレデリカ「手料理を振る舞っちゃうからね〜☆」

P「ちょっと待」

フレデリカ「レッツゴー♪」

タッタッタッ……

P「引っ張らないで。フレデリカ。手を引っ張らないで」

ずりずりずり……
114 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:15:27.53 ID:opCgGBM40
(P宅)

P「(ナチュラルに家にあげてしまった……)」

P「(が、まあ。フレデリカは他の子と違ってピンク色の展開になることもあるまい)」

P「(キャッキャして終わりのはずだ)」

フレデリカ「お待たー♪」

P「わーい」

フレデリカ「どうぞ! ラザニアとラタトゥイユだよ♪」

コトリ……ほかほか……

P「美味しそう。ラザニアはイタリア料理だった気もするけど、とても美味しそう」

フレデリカ「美味しそうじゃなくて、美味しいよ♪ 早く食べよーよ♪」

P「うん。いただきます」

フレデリカ「いただきまーす♪」

モグモグモグ……

P「んまい」

フレデリカ「でしょー」

P「さすがフレデリカ」
115 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:15:55.18 ID:opCgGBM40
フレデリカ「えへへ。今夜のためにたくさん食べて体力つけないとね♪」

P「……今夜って?」

フレデリカ「もー、言わせないでよ。ダーリンのえっち〜♪」

P「」

フレデリカ「……フレちゃん。今日は情熱的な気分なの……♪」

フレデリカ「……激しくしてね♪」

P「」
116 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:16:27.13 ID:opCgGBM40
(寝室)

P「ああ、流れに身を任せてシャワーを浴びてしまった」

P「フレデリカがシャワーを浴び終えるまで待つなんて大変なことをしているような気がする」

P「逃げるなら今だ。今しかない。よし逃げよう。逃げます。立ち上がるんだ俺」

テクテク……

フレデリカ「お待たせ……♪」

P「ぐふぅ。バスタオル1枚のフレデリカ」

スッ……もそもそ……

フレデリカ「ほら、ダーリンも一緒にベッドに入ってよ〜☆」

P「お、おう」

フレデリカ「……たくさん愛してね♪」

ぎゅっ……

P「」

P「(これ終わったーーー)」

プシュゥゥゥ(薬の切れる音)
117 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:16:57.97 ID:opCgGBM40
フレデリカ「……」

P「……あ。このパターンまさか」

フレデリカ「ねぇ。プロデューサー。ここどこ?」(キョロキョロ)

P「やっぱりか……安心したようなガッカリしたような……」

フレデリカ「?」

P「何でもない。ここは俺の部屋だよ」

フレデリカ「わぉ……♪ てゆーか、フレちゃんすごいカッコしてない?」

P「うん。あっち向いてるから離れておくれ」

フレデリカ「……」

P「フレデリカ?」

フレデリカ「んー、人肌ってあったかいねー♪」

P「待って。首筋に顔を近づけないで。これ誤解だから」

フレデリカ「でも、フレちゃんの記憶がない間に部屋に連れ込んだって……そーゆーことでしょ♪」

P「違うんだ」

フレデリカ「えへへ……違うならフレちゃんがその気にさせちゃおうかな〜♪」

フレデリカ「無防備な首筋に……チュッ♪」

P「ま」

(声にならない悲鳴)

【フレデリカの気が済むまで寝かせてもらえませんでした】

ケース5. 宮本フレデリカ end
118 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 08:17:36.43 ID:opCgGBM40
休憩します。そして行ってきます
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 08:31:42.23 ID:hiWFx6QOo
おつー
代わりに仕事しといてやるから続き書いておくれー
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 09:12:04.81 ID:l53a98LYo
ありがてぇありがてぇ
121 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 12:35:49.71 ID:peJ17zu4O
休み時間におまけをば
122 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 12:36:26.79 ID:peJ17zu4O
【フレデリカでも理解できる☆簡単フレデリカ語録講座】

1.「はぁい☆ ボン・ジョビ〜♪」

《ボン・ジョビ》
アメリカのロックバンドの名前にして、バンドのリーダー兼ボーカルの名前でもある。本名は「ジョン・フランシス・ボンジョヴィ・ジュニア」。フランシスと入っているが実はイタリア系のアメリカ人。フランスとはあまり縁がない。

2.「ありゃ。ダーリンはアンコール=ワット派?」

《アンコール=ワット》
カンボジアにあるヒンドゥー教寺院建築。
カンボジアはポル・ポトが色々とやらかした歴史、それから繋がる現在の情勢、凄まじい降雨量と洪水やらで変動する地理など、なかなか興味深い要素が盛りだくさんなお国。
120万人以上が水上で暮らしていると言われる東南アジア最大の湖・トレンサップ湖には死ぬまでに一度行ってみたい。
フレデリカの発した「アンコール=ワット」は単に語感の良さから来たもの。そもそもアンコール=ワットが何なのかを知らない。多分、お酒とかそんなんだと思ってる。
123 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 12:37:00.63 ID:peJ17zu4O
3.「ベッカム」

《ベッカム》
モヒカンのイケメン。最近は坊主。ファッションリーダーのような扱うを受けているが、実はほとんどが妻によるコーディネートらしい。サッカーもやっていた。
関係ない話ではあるか、最近小学生の前で「ベッカム」という単語を使ったら「誰?」と首を傾げられてしまい年月の経過を感じさせられた。
子供たちに限って言えば知名度はコロコロコミックで連載していた漫画『ペンギンの問題』に出てくる「木下ベッカムくん」に負けているのかもしれない。頑張れベッカム。

4.「却下☆ フレちゃん。今日はクッキング・マドモワゼルな日だから♪」

《マドモワゼル》
未婚の女性。ある意味正解。
124 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 12:37:29.73 ID:peJ17zu4O
5.「どうぞ! ラザニアとラタトゥイユだよ♪」

《ラザニア》
平べったく長細いパスタを用いた料理。ミートソース。ホワイトソース。チーズ。バター等を使ってオーブンで焼き上げたもの。早い話がパスタ入りのグラタン。クセがないのでとても美味しい。そしてカロリーの暴力。
100円で売ってるマカロニパスタを茹で、100円で売ってるホワイトソースと絡め、100円で売ってるミートソースをかけ、100円で売ってるチーズを乗せてレンジでチンするとあら不思議。ラザニアではなくミートグラタンができる。
正式名称はラザーニャ・アル・フォルノ。
文中でも触れたがイタリア料理。

《ラタトゥイユ》
夏野菜、ベーコン、香料やらを鍋に入れて作る煮込み料理。ディズニー映画「レミーの美味しいレストラン」で偏屈評論家の心を溶かしたシーンでそこそこ有名。ただ、リアルラタトゥイユはあんなに丁寧じゃない場合がほとんど。家で食うお茶漬けと割烹料理屋さんでいただくお茶漬けとでは天と地ほどの差があるのと同じ。
ズッキーニ、玉ねぎ、ベーコンを適当に切ってトマトペーストをベースにしたコンソメで煮ればラタトゥイユっぽくなる。そんな適当な作り方をしてもそこそこ美味い。
ラザニアと違ってこちらはフランス料理。

6.「JAXAに行けばそういう体験サービスができるよ。確か着られるはず」

《JAXA》
宇宙航空研究開発機構。内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省が共同で管轄している国立研究開発法人。
何やら小難しそうだが「宇宙の研究してるところ」とイメージすれば問題なし。漫画「宇宙兄弟」を読めばなおよし。
125 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 12:38:02.15 ID:peJ17zu4O
また夕方に戻ります
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 13:56:55.17 ID:l3eJsdmDO
ラザニアといえば、宇宙船サジタリ○スのラナだっけ?
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 18:01:43.04 ID:GoRikO5/O
ふみふみ
128 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:12:58.87 ID:opCgGBM40
ケース6. 鷺沢文香

(事務所)

P「ぐふぅ……連日のハプニングでさすがに身が持たない。ダレカタスケテ」

P「……」

パタリ

P「ああ……事務所のソファだけが俺を優しく包んでくれている気がする……俺もうソファと結婚するぅ……」

カチャ……

文香「……おはようございます」

P「おはよう文香。俺、ソファと結婚する」

文香「……?」
129 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:13:37.55 ID:opCgGBM40
P「ソファはいいぞー。何でも受け入れてくれるからなー」

文香「……まあ」

P「最高〜」(ぐでー)

文香「……」

P「……あれ? 文香……さん?」

文香「……なんでしょうか?」

P「何か険しい表情だけど、怒ってる?」

文香「……多少」(むすー)

P「雰囲気的に多少じゃないね。結構だね。俺、何かしたっけ?」

文香「自分の胸に手を当てて……考えてみたらいかがでしょうか……?」

P「……」

文香「しいて言うならば……自分の妻を目の前にして……ソファをめとるなどという妄言を吐いたことについて……何か思うことはないのか、と」

P「ブルータスよ。お前もか」
130 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:14:10.06 ID:opCgGBM40
文香「……腹を割った話をするのにここは適当ではありませんから……話は家に帰ってからじっくりと聞かせていただきます……」

P「あの。文香さん」

文香「帰りますよ……あなた」

P「話を聞いていただけませんか?」

文香「はい……帰ってから聞かせていただきますので安心してください……」

P「いま聞いてぇー」

ずりずりずり……

P「あああああああ」
131 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:15:07.27 ID:opCgGBM40
(P宅)

文香「では、あなた……お話を聞いて差し上げます。存分に弁明なさってください……」

P「文香。お前は洗脳されているんだ。目を覚ませ」

文香「……」

P「ふ、文香?」

文香「まさか……謝罪するどころか子供のような言い訳をして……私に責任を押し付けるとは思いませんでした……」

文香「……少し……ほんの少しだけ悲しくなります」

文香「……」(つーっ)

P「な、泣かないでおくれ。文香」

文香「……泣いてなどいません」(ポロポロ)

P「ごめんっ!! 俺が悪かったからごめん!!」

文香「……」(ぐずっ)
132 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:15:38.78 ID:opCgGBM40
P「何でもする。言い訳もしない。だから許して」

文香「……何でも、ですか」

P「も、もちろん」

文香「……」

P「……」

文香「……ん」

P「……」

文香「では……腕枕をしてもらえませんか……?」

P「腕枕?」

文香「……あの、恥ずかしながら……以前ドラマの現場でそのようなシーンを見て以来……」

文香「……私の……あ、憧れなのです……」

文香「恥ずかしいのですが……ぜひ」(ぼそり)

P「」(ズキュゥン)
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/10(火) 19:16:12.11 ID:opCgGBM40
(寝室)

P「おいで。文香」

文香「……では、失礼します……」

ぽすっ

P「……」

文香「……これは……筆舌にし難い心地よさと安心感がありますね……」

P「文香。顔がにやけてるよ?」

文香「……み、見ないでください……」

文香「その……意識しても顔が緩みきってしまうんです……」(にまにま)

P「ああ可愛い」

文香「お、お願いですから……あまり顔をマジマジと見ないでください///」

P「こんなにも可愛いのに見ないなんて選択肢があるだろうか。いやない」

文香「……意地悪……ですね///」

P「」(ズキュゥン)
134 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:16:48.23 ID:opCgGBM40
文香「あ、あの……」

P「うん?」

文香「……出来れば、出来ればで良いのですが……その、腕枕をしたまま……胸に抱き寄せてはもらえないでしょうか……」

P「……」

文香「……優しく抱きしめてください」

P「」(ズキュゥン)
135 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:18:08.63 ID:opCgGBM40
P「文香。そんなペースで心臓を撃ち抜かれたら俺の心労が溜まる一方だよ」

文香「?」

P「それはそうとして楽にしていたまえ」

だきっ……ぎゅっ……

文香「……あぅぅ」

P「なんか変な声出たな」

文香「……あなたが悪いのだと思います」

P「非難めいたその視線が可愛い。大変可愛い」

文香「……」(ジッ)

P「……?」

文香「……」(ジッ)

P「あの……文香さん?」

文香「……」(ジッ)

P「……」

P「(駄目だ。文香と目を合わせて見つめ合ってしまってる。目を離せん)」
136 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:18:45.73 ID:opCgGBM40
文香「……」(ジッ)

P「……」(ジッ)

文香「……」(ジッ)

P「……」(ジッ)

文香「……」

P「……」

文香「……///」(カァァァァ)

P「勝った」

文香「……っ///」

もそもそ……

P「胸に顔を埋めてきてどうした」

文香「……わかっているのに聞かないでください……あなたはひどい人ですね……」

P「ごめん」

むぎゅー

文香「……不思議です……こんなにも意地が悪いのに……あなたのことが嫌いになれません……」

文香「……それ以上に……愛情を抱いているからでしょうか……ふふふ」

P「」(ズキュゥン)
137 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:19:13.10 ID:opCgGBM40
文香「……」

むぎゅー

P「ああ。もうこのままずっといたい。最高だ」

文香「……」

文香「このままで……いいのですか?」

P「うん?」

文香「現状維持ではなく……その先など……いかがでしょうか……」

P「それは……まさか」

文香「……そのまさかです」

文香「……あなたとなら……」(にっこり)

P「」(ズキュゥン)

P「わぁい! もう我慢なんかするか! 文香ーーーー!」(ルパンダイブ)

プシュゥゥゥ(薬の切れた音)

P「あ。これいつものパターンだ」
138 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:19:54.62 ID:opCgGBM40
文香「……!?」

ひょいっ……どすーん

文香「な……何をなさっているのですか……プロデューサーさん……?」(ドキドキ)

P「何でもない。何でもないんだ文香。転んだだけだよ」

文香「……そ、そうでしたか……驚きました」

P「それより腕枕の続きをしようか」

文香「……何の話ですか?」

P「(あ、そうか。薬で記憶がぼやけてるんだな)」

文香「……そんな……腕枕など」(そわそわ)

P「……わかりやすっ」
139 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:20:46.27 ID:opCgGBM40
P「してほしいんだろー。ほれ」

ひょい……ぽすん

文香「……わ」

文香「……」

P「ん。どうよ?」

文香「……よくわかりませんね」

P「そうなのか?」

文香「……なので……もう少しだけ腕枕をしてみてください……」

文香「もしかしたら……心地よさがわかるかもしれません……」(にまにま)

P「(いやこれ。長く続けてもらうための口実だろ)」

文香「……♪」

P「何はともあれ幸せだ」

【1時間後。満足したらしい文香を送り届けました】

ケース6. 鷺沢文香
140 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:21:27.43 ID:opCgGBM40
休憩します
休憩させろ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 19:39:48.66 ID:peJ17zu4O
しゅがは
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 19:50:33.94 ID:hiWFx6QOo
休憩代行任せろ!
(嘘ですゆっくり休んでから続きオナシャス、できれば松本さん)
143 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:53:14.73 ID:opCgGBM40
ケース7. 一ノ瀬志希

(事務所)

P「はぁ……もう流石に限界かな」

P「志希を捕まえるのは諦めよう……」(ぐでー)

志希「諦めていいの?」

P「頑張ったもの。諦めるほかないじゃないか」

志希「あらあら。もったいなーい」

P「……」
144 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:53:48.63 ID:opCgGBM40
ガシッ!

P「ようやく捕まえた」

志希「捕まっちゃった〜♪」

P「ふはは。子ネズミめ。年貢の納め時だ。観念するんだな」

志希「はーい。観念しまーす♪」

P「いやに素直だな」

志希「あなたとの追いかけっこは、もう充分楽しませてもらったからね〜♪」

P「そうだろう。そうだろう。もう飽きた頃だろう」

P「……って、ん?」

志希「うん?」

P「いま『あなた』って呼んだ?」

志希「うん」

P「クエスチョン」

志希「オーケー。カモン」

P「俺と志希の関係は?」

志希「夫婦関係」

P「」
145 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:54:20.63 ID:opCgGBM40
P「志希。自分で作った薬を飲むことはあるの?」

志希「基本的に最初は自分が被験者だよ」

P「へー。それってみんなに投薬してるのと効果が違ったりする?」

志希「場合によりけりだけど、たまーに『持続効果』が長すぎたりすることもあるかなー」

P「例えば、普通2時間くらいで切れる薬が2週間くらい経たないと切れない、みたいな?」

志希「そーゆうケースもあるね〜♪」

P「なるほど。納得した」

志希「?」
146 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:55:16.33 ID:opCgGBM40
(少しして)

P「ふむ……今回はどう落とし前をつけようかと考えていたが」

志希「んふふ〜♪ 2週間ぶりのあなたの匂い。やっぱりいいね〜♪」

ハスハス……すりすり……
むぎゅー……ハスハスハス……

志希「落ち着く〜……♪」

P「お仕置きできないくらい懐かれてる。抱きつかれてる」

志希「♪」

むぎゅー……ハスハス

志希「……追いかけっこしてる間……あなたの近くにいれないのが一番辛かったにゃ〜」

志希「……もうしばらくは離れない♪」

ぎゅっ……!

P「あかん。可愛い」
147 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/10(火) 19:55:54.92 ID:opCgGBM40
志希「んふふ……頭撫でて〜♪」

P「はいよ」

なでなで……

志希「ん〜♪ 抱きしめるのも忘れるなー♪」

P「わがままだなー」

志希「もっと甘えたーい」

P「仕方あるまい」

むぎゅー……なでなで……

志希「……あー、とろけるー♪」(くたー)

P「志希は大人しくしてると可愛いなー」

志希「おや、薬作ってる志希ちゃんは魅力がないのかな♪」

P「悪い。薬作ってる志希も可愛いな」

志希「でしょ〜♪」

P「うん」
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