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【艦これ】 時雨「深海棲艦が会社設立だって!?」駆逐棲姫「転職しませんか?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/06(金) 00:23:54.43 ID:hi6+Dvv+0
やぁ、僕のタイトルに魅かれてこのSSを読もうという気になってくれたんだね。
まずはありがとうと言っておくよ。
でも、初めに悲しいお知らせがあるんだ。
この物語では僕はあくまで登場人物の一人にすぎないんだ。
物語の語り手も僕じゃなかったりすることもあるしね。
そして、暫くの間は僕は一脇役に過ぎないんだ。しかも殆ど台詞がない。
タイトル詐欺もいいところだよね。
お詫びにそこに有る、あつあつの春雨スープは飲んでもらってかまわないよ。
どうかな?採れた・・・、間違えた、作りたてだから美味しいと思うよ。
じゃぁ、のんびりとした日常の話で申し訳ないけど話を始めさせてもらうね。
そうそう、一ついい忘れた深海の娘達はみな普通の言葉を話すよ。
片仮名混じりの片言なんかじゃなくね。
これは1がめんどくさいとか変換に手間取るからとかそう言うわけじゃないから。
うん、まぁ、それはいいか。
さてと、今度こそ、話を始めるね。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1507217034
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 00:24:51.28 ID:hi6+Dvv+0
第一話 時雨と深海棲艦に出会う
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 00:25:38.44 ID:hi6+Dvv+0
???「社長!大変です!また艦娘が打ち上げられています!」
社長「なんだって!それは本当かストロベリーちゃんよ!」
ストロベリー(仮)「あの、社長。確かに敵がつけた認識名で呼ばれたくないとはいいましたが流石にストロベリーは・・・・。」
社長「えー、じゃぁ集積ちゃんのがいいの?」
集積「はい。」
社長「初めて会ったときに履いてたパンツが苺柄だったからその感動を忘れない為に・・・。」
集積「忘れろ。」
社長「はい。」
集積「それで浜辺に打ち上げられた艦娘なんですが。」
社長「生きてるの?」
集積「はい、小人さん達に見ていただいた所、艤装に著しい破損はあれど生命に問題は無いそうです。」キリッ
社長「えーっと、医務室?」
集積「ですね。社長。参りましょう。」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 00:26:19.48 ID:hi6+Dvv+0
医務室
社長「おっ、レっちゃんが運んできたの。」
レ級「うん。社長!褒めて褒めて!」
社長「よしよし。でかしたぞ。」ワシャワシャ
レ級 わふぅ
小人「でだ、社長。どうするよ。」
社長「どうするもこうすうるも。」
集積「以前に三越に偵察へ行った際に帰りに紀伊国屋書店へ寄ったのですが。」
集積「そこで販売されていた艦娘図録と照合しましたがこの娘は白露型2番艦『 時雨 』ですね。」眼鏡クイッ
レ級「なんかね。浜辺に制服がぼろぼろで打ち上げられたから私のパーカー貸してあげたの!」
社長「えぇ娘やねぇ。よし、新しいパーカーあげちゃう!」
レ級「わぁい!社長さん大好き!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/06(金) 00:27:38.69 ID:hi6+Dvv+0
時雨「んっ。」
社長「おっ、お目覚めかな?」
時雨「ここは・・・・。」
社長「こんにちは!ここはデ○ズニーランドだよ!」
集積「おい。」
社長「あっ、すみませんです。」
時雨「深海棲艦!?おじさん離れて!」
社長「おじさん・・・・。」
時雨「あれ!?艤装が・・・・。」
集積「敵の拠点に捕まってるのに兵装が使えるようにする間抜けがいるとでも?」
時雨「くっ殺せ!」
社長「いや、殺さないから。」
時雨「きっと僕をヲ級の触手とかでヌメヌメヌラヌラするんだ!」
時雨「そして感度3000倍でんほぉとか妊娠させるんだ!」
時雨「そんな辱めを受けるくらいならいっそ殺せ!」
社長「やだこの娘怖い。」ヒソヒソ
集積「どうしましょう?」ヒソヒソ
レ級「時雨ちゃんにそういう事はしないよ?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 00:28:34.64 ID:hi6+Dvv+0
時雨「・・・、じゃぁ、何が目的で僕を助けたんだい?」
社長「ふっふっふ。」
社長「艦娘、時雨よ・・・・。」
時雨「もしかしてスパイをやれとか、深海棲艦を増やす為の苗床になれって奴じゃ!?」
時雨「くっ殺せ!」
社長「いや違うから。」
社長「よかったらうちの社員になんない?」
時雨「へっ?」
社長「いやー、うちね、深海棲艦のタンカーとかタンカーとかタンカーとか?」
集積「社長、タンカーしか言ってません。」
社長「あっ、そうだった。まぁね、警備会社?」
集積「一応、法律上での扱いは運送会社になりますね。」
社長「そっか。とりあえず、そういう会社をやってるわけよ。」
時雨「君達は深海棲艦なんだろ?」
言外に含まれるこいつら何いってんだ?の台詞。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/06(金) 00:29:28.78 ID:hi6+Dvv+0
社長「深海にも色々派閥あんのよ。私らは最もゆるい穏健派。」
集積「人によっては微温湯派なんて言われてますね。」
社長「だから中立的とも言えるかねぇ。人間滅ぶべし!の過激派連中とはちょっと距離を置いている感じ。」
レ級「私はドーナッツが大好きなの!」
社長「人間が作る食べ物は実に美味い!そして、それ以外にも失うのは惜しい物が多いしね。それに私も人間だしねぇ。」
集積「穏健派の対外交渉窓口的な物も勤めています。」
社長「といっても人間からしてみれば深海棲艦、滅ぶべし!なのがねぇ。」
時雨「それはそうだね。」
社長「そんな訳で政治に働きかける為のお金を稼いだりしている訳ですよ。」
時雨「そっか。」
社長「民主主義で有る以上は国民の意見には耳を貸さなければいけません。」
社長「お金の力で国政に新しい風を!」
集積「よっ社長!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 00:30:20.31 ID:hi6+Dvv+0
時雨は理解した。というか戦慄した。
目の前の社長と呼ばれている男は民主主義の最も優れた点であり
最も悪い点である多数決の原理を悪用しようと宣言しているのだ。
金の力で自分達深海側に好意的な人物を多数国政に送り込み国政を乗っ取る。
それをやろうとしているのだ。
国力を只管に疲弊させる戦争が終わるとなればそれに乗らない相手はいないだろう。
社長「どう?時雨ちゃん、悪の組織っぽいけど入らない?」
時雨「・・・・、君達は、何を目指しているっていうんだい?」
社長「話せば長くなるよ?」
集積「かなり昔の話ですが思い出深いですね。」
時雨「いいよ、聞こうじゃないか。」
社長「じゃぁ、私が会長と出会った頃の話からしようか。」
社長「かなり長くなるけどしっかりと心して聞いてくれると嬉しいね。」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/06(金) 00:31:22.14 ID:hi6+Dvv+0
今日はここまで
まじめに悪の組織運営
書き溜め出来たらまた来ます
お読みいただきありがとうございました
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