【安価・コンマ】旅立ち×新しい風×待ち受ける壁【H×H】

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95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 13:22:45.33 ID:whbwFXSDo
最終目標が幻獣保護でまずはハンターとして一人前になることが先だな
強さが足りないしお金もないし。デカイこと言ってられない
96 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 13:28:42.44 ID:35t/xPzso
ダン「張り込み……か。行ってみよう」



――夜 エルカム市郊外

ゾロゾロ…

ダン「ケッコー人数がいるな。こいつらみんなハンターだったり?」

?「よぉ、よく来たなおめーら」

ダン「……あっ、アンタは!」


『これより第289期ハンター試験を開始する』

『最初に確認しておくが、この試験じゃあ最悪死ぬこともある。ムリだとおもったら、来た道から引き返せ。いいな?』

『これで全員か。よし……』

『ここで待ってろ。これから俺は試験官を呼んでくる』


ダン「試験の時に居たブアイソーな試験官呼びに行った奴!」

?「あ? 誰だてめーは」
 「ああ、この間のハンター試験を受けてた奴か。まあ、どーでもいい」
 「ここにハンターは何人くらいいる。ああ、ライセンスは見せなくていい。動きを観りゃわかる」

「ああ、いるぜ」

「俺もだ」

?「ハンターは3人か。上出来だ」
 「念のため言っておくが、おめーら”念”はできるんだろーな」

「まぁな」

「は? ネン?」

ダン「ね、ネン?」

?「おいおい……まじかよ。じゃあそこの二人は一般の奴らに混ざれ」
 「クソッ、使えねーな」
 「念が分かるって言った奴。お前には別の仕事を与える。こっちへ来い」

ダン「……」
97 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 13:48:59.78 ID:35t/xPzso
ダン(ネン……ってなんだ)

?「よしおめーら。説明を始めるぞ」
 「仕事は簡単だ。今から俺が指定した場所に座って黙ったまま、いいと言うまで動くな」

ダン「そ、それだけか?」

?「分かんねー奴ァ黙ってろ」
 「いいか? これからお前らは俺の指定した場所だけをジッと見つめていろ」
 「以上だ」

?「この仕事には”ボーナス”が存在する。お前らの視界の中に俺が目当てとするものが見えていたらそれは貰える」
 「ま、もらえりゃラッキー程度におもってもらえればいい。そこで文句なんか言うなよ。金やらねーぞ」

?「おっと、自己紹介を忘れていたな」

イチ「俺の名は”イチ=クシャサンサ”。ゴシップハンターをやっている」
  「これからお前らは、俺が怪しいと踏んでるとある議員の不倫現場とされるこの場所で張り込んでもらう」
  「もちろんこれは他言無用だ。俺のことも教えるな。誰かに教えりゃすぐわかる。そしたらこちらも然るべき手段でお前を糾弾するぜ」
  「これから俺とお前らは”仲間”だと思ってくれ。同じ仕事をやる仲間だ」
  「仕事にはお前らの力が必要不可欠だ。お前らの眼を借りて、仕事をするんだからな」
  「仲間ってのは信頼関係がなきゃいけねえ。だから――これから」

サッ

イチ「ここに契約書を書いてもらう。本名と正しい生年月日を書いてもらえればいい」
  「これを書いて、更にこの仕事に対する責任感を常に抱いていて欲しい」

ダン「おお……」

イチ「さ、書いてくれ。俺の言ったことをしっかりと覚えておけよ」
   「この契約書にサイン出来ねー奴は、辞退する理由を聞く。これも決まりだ」

↓1
1もちろん書く
2書かない(お金はもらえません。このアルバイトは二度と選べません。取りやめる際は理由を)
3その他
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 13:57:06.90 ID:hxESwNeC0
3
こんな契約書一枚で信頼関係が生まれるのか
何か他に理由があるんじゃないのかと聞く
試験官やった人間だし一応信じて書く
99 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 14:17:35.61 ID:35t/xPzso
ダン「なぁ、アンタ」

イチ「イチさん、だ」

ダン「イチさん。こんな契約書一枚で信頼関係なんか生まれんのか」
  「他に理由があるんじゃないか?」

イチ「……例えば?」

ダン「例えば、この書類を使ってなんか、こう」

イチ「だはははは! ねーよ」
   「契約書見ろ。第2項、この書類は業務中或いは契約更新中他部署業務に関わりなく厳重に保管され、業務終了・解雇・契約終了時に破棄されます、ってな」
   「よーするによ。この契約は性善説で成り立ってるんだ」
   「俺はもちろんお前らのことを信頼して、その眼を”使う”」
   「お前らは報酬の見返りに働く。俺の言ったことは守る。それだけでいいんだ」
   「それが出来て初めて”信頼関係”ができる」
   「あとはな」

イチ「――気の持ちようだ。自分がどれだけこっちを信頼してくれるか、身体を預けてくれるか、それで俺も仕事ができる」
   「小難しいからくりなんてねー、それだけなんだ」

イチ「それでも俺が信用できなきゃ……帰れ」
  「だが、働いたら働いた分だけ給料は出す。これがゴシップハンターのやり方だ。人使って仕事をするってのは大変なんだぜ」
  「覚えとけ、ひよっこハンター」

ダン「あ、ああ」

ダン(確かに……試験官やった人間だし、一応……信じるか)

ダン「ダン=クラーケン、と」

イチ「上出来だ――行くぜ」


<監視仮眼羅(モニタリング)>


イチ「仕事開始だ」

↓1【コンマ下二桁判定:ぞろ目でボーナスがもらえる】
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 14:22:42.05 ID:DKoUwPWtO
101 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 14:42:54.35 ID:35t/xPzso
つづく
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 21:35:03.68 ID:hxESwNeC0
念能力の条件じゃなかったんけえ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 23:36:47.68 ID:7YCg0ddvO
乙乙
聞かれたからって自分で条件喋るのもアレだから黙ってたんじゃね?
104 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 14:21:45.98 ID:ghIQc3/mo
つづき
105 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 14:32:05.36 ID:ghIQc3/mo
イチ「はい終わりだーおつかれー」

ダン(もう終わりか)

ダン(イチは俺たちが座っている間、うろうろしているだけだった)

ダン(見張りにしては……変だ)

ダン(まず標的が指定されていない)

ダン(そして標的が分かっていたとしても「喋るな」というルール)

ダン(標的が分からないのに座らせられ、黙って見ているだけ……これは「張り込み」なのか?)

ダン(仕事がみんな談笑してる。俺も帰る前に何かするか?)

↓1
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 14:42:38.00 ID:6WMCN64R0
受付で見せられた物について他のハンターに聞いてみる(出来たら全員)
107 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 14:58:13.58 ID:ghIQc3/mo
ダン(受付で見せられたあの”契約書”が気になる……)
  (俺も迂闊だったが、あまり真剣に読めていなかった)
  (他のハンターは俺以外で2人)
  (聞いてみるか)

ダン「なあ、あんたハンターだろ」
  (俺より年下に見えるな……ガキか)

?「ああ。そうだ。お前もハンターだよな」

?→リグモ「俺、リグモ。よろしく」

ダン「おう」

リグモ「それで、なんだよ」

ダン「受付で見せられたあの誓約書。あれにはなんて書いてあった?」

リグモ「?」
    「別に……当たり前なことが書いてあったぜ」
    「貴方の名前や年齢などの個人情報は守りますとか、契約書は大切に保管しますとか」
    「それと業務は他言無用とか」
    「普通のアルバイトする時だってそれくらいの書類渡されるぜ。どうかした?」

ダン「いや……」
   (書類自体に何か秘密があるみたいだったが、違うのか)

リグモ「それにしても気になるよなー”ネン”って」
    「一体なんだろー」

ダン(そうか……”ネン”。それで俺達ハンターも振り分けられていた)
   (なら話を聞くのはコイツじゃなくて、振り分けられた”あいつ”!)

108 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 15:06:32.10 ID:ghIQc3/mo
ダン「なあアンタ」

?「……ダン=クラーケンか」

ダン「!?」
  「な、なんだお前! 俺のこと知ってるのか!?」

?「当たり前だ。ダン=クラーケン」
 「同じハンター試験の合格者なのだからな」

ダン「え?」

?「お前他人に興味を向けていなかっただろう」
 「自分が勝つことばかりに目を向けていて、周りが見えていなかった……」

ダン「……」
  「なんだテメエ」

?「ほれ」
 「もう前が見えなくなっている」

ダン「!」

?→クデッケ「クデッケだ。覚えておくといい」
        「で、用件は?」

ダン「……受付で渡されていた書類の内容」
  「……お前が渡されたものと俺達が渡されたもの。違うんじゃないか?」

クデッケ「……」
109 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 15:12:57.58 ID:ghIQc3/mo
ダン「それと”ネン”ってやつ。何か関係が」

クデッケ「教えることはできない」

ダン「何!?」

クデッケ「教えることはできない、と言っているのだ。教えることはできない」
     「これがイチとの”誓約”だ」
     「まず、この誓約がされていなくても俺がお前に教えることは無いが……な」

ダン「……!」

クデッケ「また頭に血が上っている」

ダン「!」

クデッケ「もう用はないだろう。また来週【11日目】、だな」

ダン「……」

ダン「クソ……どういうことだ!?」
  「おい! 待て!」

【4日目終了】
110 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 15:15:40.62 ID:ghIQc3/mo
<4日目終了時点のステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】0J(軽食を買って食べた)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺

【バッドステータス】空腹
111 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 15:28:32.05 ID:ghIQc3/mo
<5日目>

ダン(覚悟……覚悟が足りねぇ)

ダン(メルテアに言われた覚悟)

ダン(クデッケが言っていたこと)

ダン(イチが言っていた……”ネン”)

ダン(どこかで繋がる……どこかで繋がっているはずなんだ)
  (どうすればいいんだ?)
  (仲間がいても、何もできないんじゃないか?)

ダン(時間はある、何ができるんだ? 俺に――)

↓1【今日は何をする?】
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 15:37:17.29 ID:baQBqCOdo
バイト
113 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 16:04:19.13 ID:ghIQc3/mo
ダン「今は金がねぇ」
   「とにかく稼ぐしか……」

ダン「ええと、求人誌、求人誌と」

ダン「めぼしいものは……」

ダン「肉体労働ならいいんだが」

↓1〜3【アルバイト案:給料は>>1が決める】
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 16:07:02.34 ID:6WMCN64R0
倉庫の解体
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 16:12:25.31 ID:2zyW3HIu0
ボディガード
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 16:14:54.99 ID:etN/a3cRO
アンケート調査員の協力
117 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 16:37:44.70 ID:ghIQc3/mo
ダン「昨日見つけたものはもうなくなっている」

ダン「新しいのはこれか」

1 倉庫の解体作業員 日給8000J 倉庫の解体作業 危険が伴う作業なのでお気を付けください

2 ボディガード 2日間7000J 芸能人のボディガード

3 アンケート調査員の協力 日給3500J 街頭アンケート調査を行う

ダン「昨日よりマシだな……どれがいいだろう」

↓1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 16:41:20.38 ID:mpJX/jSVo
1
119 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 17:08:30.66 ID:ghIQc3/mo
――解体現場

カーン カーン ゴーン

親方「おう新入りか! こっちこい!」

ダン「ウス!」
  (懐かしいな……ヨークシンにいたことを思い出す)

親方「これ運べよ! おらー! こっちだー!」

ダン「ウス!」
  (ガキの頃の金もねえ俺が稼げる場所っつったらこういうとこばっかりだったもんなぁ)

ダン(つか、今だって金欠だが……)
  (貯金がありゃあなあ)
  (だが戸籍もちゃんとねーゴロツキに口座を作ってくれる銀行なんてどこにもありゃあしねー)
  (いや、でも今ハンターになった俺になら)

親方「こらーっ!! 手が止まってるぞ!!」

ダン「ウス!」

↓1【コンマ下二桁判定:ぞろ目で……】
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:13:24.98 ID:CVa/tswDO
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:13:57.63 ID:2zyW3HIu0
こりゃ早いとこ念能力身に付けて天空闘技場に行った方が金稼げるかもしれんね
122 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 17:23:27.96 ID:ghIQc3/mo
親方「ごくろーさん」

ダン「ありがとうございまーす」

ダン(よし、これで食費にはなるだろ)
  (久しぶりにちゃんとした飯が食えるぞ!)

ダン(しっかしハンターなったってのに飯に困るようになるとはな……)

【5日目終了】
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:29:47.18 ID:6WMCN64R0
斡旋所にかまかけに行こーぜ
124 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 17:29:47.93 ID:ghIQc3/mo
<4日目終了時点のステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】3500J(給与分)→3000J(食事をとった)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺、求人誌
125 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 17:38:51.73 ID:ghIQc3/mo
<6日目>

ダン「昨日は久しぶりに身体動かして金貰ったから気持ちいいぜ」

ダン「しかし問題は山積みだな」

ダン「何よりまず、俺の”覚悟”が決まってねー」

ダン「それにハンターの仕事も……」

ダン「金は食費だけで考えれば2日は持つ」
  「これからどーすっかなー」

↓1【今日は何をする?】
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:43:24.54 ID:2zyW3HIu0
イチに会いに行く
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:48:28.55 ID:sO5YYIHVo
日給8000なのになんで3500しか入ってないの?
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:54:17.81 ID:gaGA5vVKO
どうやって師匠的なやつを見つけるかだなー
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 17:56:40.20 ID:sO5YYIHVo
念の師匠って向こうから接触してくるんじゃなかったっけ?
今はひたすら金稼ぎでいいんじゃないかな
130 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 18:13:16.08 ID:ghIQc3/mo
ダン「そうだ、ハンターに会いに行こう。何かわかるかもしれない」

ダン(でも……メルテアは無し)
  (”覚悟”ができるまで連絡は無しって言ってたからな)
  (覚悟ができたら……メルテアから何かあるんだろうか)
  (仕事を斡旋してくれる? あいつ俺のことを何か信頼してるからな)

ダン(なら他に話ができそうなのは――)

ダン(リグモ? あいつに聞いても分からない)

ダン(クデッケ……は嫌だ)

ダン(なら……イチ! あいつからなら何か聞けるかもしれねえ!)

ダン(確か求人誌に連絡先が乗っているな。そこに電話してみよう)

ダン(しまった! また公衆電話か!)



プルルル…

イチ「イチだ。誰だ?」

ダン「ダン=クラーケン。この間、バイトに参加していたハンターだ」
  (覚えてないかもしれんが)

イチ「ダン=クラーケンか。ひよっこハンターの」

ダン「!」
  (覚えているのか!)

イチ「で、なんだ?」

ダン「会って話をしたい」

イチ「はぁ? こっちは仕事があるんだ。お前ひとりに構ってなんかいられない」

ダン「そーかよ」

イチ「待て。聞かねーとは言ってねえ」
  「それによっては……まあ会ってやらねえことはねえ。で、なんだ。その要件ってのは」

↓1
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 18:21:38.92 ID:vNqnXQmco
念ってなんだとか?

安価下
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 18:53:47.69 ID:6WMCN64R0
斡旋所で見せられた手品?について話してみる
133 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 19:11:56.58 ID:ghIQc3/mo
ダン「”ネン”……ってなんだ?」

ダン「それを知ってるのと知らねーのと、何が変わるんだ?」

イチ『……』

ダン「前にハンターとしての仕事を探すための斡旋所に行った時、手品……みたいなものを見せられた」
  「その時、そこのおっさんの指の先からハートの形のもやみたいなのが出ていたのが見えた」
  「あれが見えた、と言ったらあいつ態度が変わりやがった」

ダン「気になるんだ」
   「もしかしたらそれと”ネン”が関係あるのかと思って……」

イチ(こいつの言っていることが本当だと考えると――)
  (まぁ、センスはあるようだな)
  (合格してから1週間たたずしてここまで辿り着くのは、まぁ認めてやろう。しかし――)

イチ『で、お前はその”ネン”? ってのを知ってどうするんだ』

ダン(やっぱり”ネン”と手品は関係があるみたいだ)
  (どうするか、か)

↓1
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 19:15:26.32 ID:pn3W3/jNo
念を使えるかどうかで対応が変わるということは実はハンターにとって重要なスキルなんじゃないか?
もしそうなら自分も習得する必要がある、的な
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 19:42:34.00 ID:gaGA5vVKO
先に覚悟決めてれば流れでメルテアに師事することもできたんだろうけど
いまは逆に覚悟を決めるのに念が必要みたいになってるからなー
あるいはなんかキッカケがアレば良いんだろうけど……
136 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 19:44:53.79 ID:ghIQc3/mo
ダン「”ネン”ってのはハンターにとって重要なパワーなんじゃねーのか?」

ダン「だったら俺も習得する必要がある。だろ?」

イチ『……』

ダン「おい、なんとか言えよ!」

イチ『……ああ』
  『確かに”ネン”は、ハンターをやって行く上では必要不可欠なものだ』

ダン「!」

イチ『本当のことを言わせてもらえば、これを習得することでハンターは”完成”する』
  『必要不可欠な能力……”ネン”の習得は裏ハンター試験とも言われる』

ダン「や、やっぱり!」

イチ『ネンのこと、分かったか?』

ダン「ああ」

イチ『じゃあ話は終わりだ。会うまでもねえ。じゃあな』

ダン「お、おいちょっと!」

イチ『まだ何かあるのかよ』

↓1
1もっとネンについて教えてくれ
2ネンを教えてくれ
3その他
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 19:48:35.10 ID:1Ov3Y7+No
どうすれば習得出来るか

安価下
138 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 20:02:12.02 ID:ghIQc3/mo
ダン「どうやったら習得できるんだ?」

イチ『そりゃあ……こういうのは人に教えてもらわなくちゃ覚えられねえ』
  『どうやらお前は、その辺りとりあえずの心得は備わっているらしいが、きっと癖がある』
  『それに知らないこともある』
  『教えてくれる奴を探すんだな』

ダン「そうか、教えてくれる人――」
  「じゃあそいつは」

ガチャ ツーツーツー

ダン「切りやがった……!」
  「こ、このやろー!」

どがっ

【6日目終了】
139 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 20:05:50.74 ID:ghIQc3/mo
<6日目終了時点のステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】7500J→5800J(食事代1500J+公衆電話代200J)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺、求人誌(ここにイチの電話番号が書かれている)
140 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 20:18:56.66 ID:ghIQc3/mo
【7日目】

ダン「”ネン”か」

ダン「それを持っていないから斡旋所のおっさんは俺に仕事を教えてくれなかったって訳か」

ダン「……メルテアが言っていた”覚悟”には、それも含まれているってところか」
  「ネンがなきゃハンターとしてつとまらねえ、ああ、覚えた」

ダン「じゃあ次はどこでそれを覚えるかだ!」

ダン「ネン覚えて、覚悟決めて、そのパワー引っ提げてメルテアに会う」
  「これがしばらくの目標だな!」

ダン「あ、仲間も必要か?」

ダン「色々見えて来たぜ!」
  「さあ、今日は何をする?」

↓1
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 20:22:01.41 ID:2zyW3HIu0
仲間探し
142 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 20:52:38.33 ID:ghIQc3/mo
ダン「仲間……」

ダン「そういやヨークシンに居た頃、俺には仲間なんて一人もいなかったな」

ダン(一人で十分)
  (大体が敵か仕事くれる奴)
  (そこそこ信頼できる奴もいたが……)

ダン(そんな俺が仲間探しを思い付くなんてな)

ダン(だけどよ)
  (仲間がいて、その後どうするんだ……)

ダン(とりあえず町に出てみるか)

↓1【コンマ下二桁判定:39以下で仲間と遭遇?】
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 20:53:19.91 ID:Rf6mCoJfo
友達も貯金もないとか相当不幸だなこの主人公…
144 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 21:30:35.46 ID:ghIQc3/mo
ダン「そう簡単にはいかないよな……」

ダン(漠然と仲間を探すのは難しい)
  (ましてハンターだ。連絡手段もないからすぐには見つからねー)

ダン「ちぇ」

ダン「仲間って……なんだろうな」

クデッケ『お前他人に興味を向けていなかっただろう』

ダン「……」
  「あああ、クソムカつくあいつのセリフ思い出しちまった!」
  「なんなんだよあいつ。何様なんだよ! 偉そうによォ! どこの王さまだよ」
  「……見透かしたようなこと言いやがって」

【7日目終了】
145 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 21:32:14.81 ID:ghIQc3/mo
<7日目終了時点のステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】5800J→4300J(食事代1500J+公衆電話代200J)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺、求人誌(ここにイチの電話番号が書かれている)
146 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 21:36:37.12 ID:ghIQc3/mo
【8日目】

ダン「それにしても、こないだの斡旋所のおっさんがやってた手品」
  「どうやってたんだろ」

ダン「指の先からピーって。不思議だよなァ」

ダン「そういや地下格闘技場で用心棒してた時、出てる奴らすごかったよなあ」

ダン「何もないところから突然刀出したり」
  「相手従わせたり」

ダン「あんな芸当が出来たらおもしれーんだけどな」
  「”ネン”かぁ……どんなんだろ」

↓1【今日は何をする?】
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 21:37:42.89 ID:2us1Z/7Ho
地下闘技場に行く
148 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 21:51:33.53 ID:ghIQc3/mo
――エルカム市 裏通り

ダン「ほーやっぱこういう所にはあるもんだ」

ダン「地下闘技場!」

ダン「なっつかしいなー」
  「ちょっとした気分転換だ。入ってみるか」



――地下闘技場

ワー! ワー!

ダン「昼間だってのに、この賑わい様。エルカムにはこういう場所が少ないと見た」

ダン「へーなかなかいい試合やってんじゃん」

「お、見ねえ顔だなあ。ここは初めてか?」

ダン「おう、そだな」

「お兄ちゃんはやる方? 賭ける方?」

ダン「えっ!? んーそうだな」

↓1
1やる方
2賭ける方
3その他
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 21:53:45.44 ID:jIA4HZXmO
150 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 22:08:57.16 ID:ghIQc3/mo
ダン「決まってんだろ、やる方」
  (これが一番手っ取り早く稼げるからな)

「そうかそうか! 出場希望なら奥の部屋ね」

ダン「うーい」



オーナー「私がこの闘技場のオーナーだ」
     「この闘技場では複数のエリアで戦闘が行われている」
     「勝てばもちろん賞金がもらえる。しかしその量は決められていない。来た客の人数によって変わるんだ」
     「お前がもし勝ち続ければ客も増える。そうすれば興行収入も増え賞金も増える。ということだ」

オーナー「戦闘時のルールは簡単。相手が気絶するか、降参したら終わり」
     「まぁ、やってみればわかる。いいな」

オーナー「じゃあ相手の準備はもう出来ているから」

ダン「うす」
151 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 22:19:40.90 ID:ghIQc3/mo
わあああああっ

「青コーナー、若き闘士 ダン=クラーケン!」


ダン(戦う方に立つのは3回目くらいか)
  (あんまりいい思い出ないけど)

ダン(うまく殴れっかなー)


「赤コーナー、プロハンター エクレーテバ!」


エクレーテバ「うおおおおおッ! やるぞおおッ!」

ダン(ムキムキのおっさんか。つよそーではあるけど)
  (うわ。てか、このおっさん今プロハンターって言ったよな)
  (ネン、使えるのか?)

ダン(これ見て、覚えられっかなー)


「レディーファイっ!」


エクレーテバ「先手必勝! うおおおおおッ!」

ダン「う、うわっ!」

↓1【コンマ下二桁判定:90以下で命中】
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 22:22:55.37 ID:2zyW3HIu0
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 22:31:26.13 ID:gaGA5vVKO
154 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 22:37:48.59 ID:ghIQc3/mo
ダン「早いパンチ……!」
  (でも俺のとこにもこれくらいいたし一発受ける程度――)

ミシ

ミシミシ

ダン「が……はッ」

エクレーテバ「む、気絶させるつもりでうったのだがな。耐えるか。ならもう一押し」

ズン…ッ

エクレーテバ「このパンチでは、どうかな」

ダン「え……?」
  (なんだ……これ……は)

【ダンに26ダメージ! ダンの腕にひびが入った! 68/94】

ダン「ぇ、あ」

エクレーテバ「むぅ、タフだな。これでも倒れんとは」
        「そうとう鍛えておるようだ。そこは尊敬に値する」

ダン(待て待て待て待て)
  (やべぇぞ……これは――最悪、というか。もう目前に、死が、迫って)

↓1【どうする?】
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 22:41:01.59 ID:nzaTM9bdo
え?もう死にそう?
次食らったら素直に倒れておこう
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 22:43:46.72 ID:jIA4HZXmO
相手のオーラを見てみる
157 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 23:03:04.04 ID:ghIQc3/mo
つづく

ネタバレ
体力(生命)が1発で全体の4分の1削られるのはやばい(同じパンチ4発受けたら確実に死ぬイメージ)
エクレーテバは1割パンチ
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 23:05:56.46 ID:gaGA5vVKO
乙乙
距離取ってじっくり観察したほうが良いかな?
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 01:41:12.43 ID:LysnwihM0
相手が先手になったりダメージ判定とか何が基準なの?
160 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 14:34:22.60 ID:NNtnFA3Lo
つづき

>>159
実力差
それぞれのキャラにステータスを用意している
ステータスは見る方法がある
髪食うとか
161 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 14:40:33.10 ID:NNtnFA3Lo
ダン(次殴られたら……大人しく倒れておこう)

ダン(そうでもしないと……やべえ)
  (あいつ……見た目以上に……強ェ!)

ダン(でもダメだ)
  (ここで引いたら……負けるより、くやしい)
  (――攻撃は最大の防御! 行くぞ……!)

ダン「うあああああッ」ダダダダッ

エクレーテバ「がむしゃらに攻撃するだけではダメだぞ!」

ズキ

ダン(クソッ、腕の骨にひびが入ってる……痛みが……)

↓1【コンマ下二桁判定:29(才能39-腕のひび10)以下で攻撃成功!】
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 14:43:12.68 ID:9/kZfVTDO
163 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 14:53:32.54 ID:NNtnFA3Lo
<ダン攻撃失敗>

エクレーテバ「動きが以前に増して緩慢!」

ダン「がっ!」

エクレーテバ「カウンタぁッ!」ガッ

ダン(ダメだ! 身体が思うように動かない!)
  (さっきと同じパンチを喰らって倒れることもできるが……)
  (防御以外の方法でここを凌ぐには――)
  (回避!)

ダン(防御して大人しく倒れるか、回避して戦闘を続行するか)
  (身体を取るか……己の”誇り(プライド)”を取るか……)

ダン(クソッ、俺はいつでもどっちつかずだ)
  (覚悟も、力(パワー)も足りねえッ!!)

ダン「ああああああ」

↓1
1攻撃を受けて倒れる
2回避
3その他
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 15:18:25.90 ID:gwIJWRFq0
2
165 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 15:26:51.92 ID:NNtnFA3Lo
ダン「……せ」

エクレーテバ「む?」

ダン「思い出せ……」

ダン(今まで喧嘩してた時、どうやっていた?)
  (どうやって殴っていた? どうやって攻撃を受けていた?)
  (どうやって――)

ダン「そうだ」

ダン(避けていた)
  (相手を翻弄して、苛立たせ、疲れた所を……殴る)

ダン(そうだ、思い出した。相手の流れに乗せられちまっていたが、今度はそうはいかねえ)

ダン(避けるんだ。避ける!)

ダン「避けるッッッ!!」

↓1【コンマ下二桁判定:57(?67−腕の骨にひび10)以下で回避成功!】
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 15:33:35.51 ID:3uKZ8ASR0
低く
167 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 15:44:30.34 ID:NNtnFA3Lo
<回避成功!>

ダン(できた!)

エクレーテバ「おおっ」
        (早い。回避と来たか……!)
        (この回避の精度、いや……”絶”の精度)
        (ワガハイより確実に上……!)
        (並外れた体力、攻撃を受けても尚ワガハイのパンチを避け切るパワー)

エクレーテバ「さすがだ……! さすがだぞダン=クラーケン!」
        「だが、ハンターたるものこれくらいできねば!」

エクレーテバ「もう一発、パンチはいかがかな!」ズアッッ

ダン「!」

↓1【コンマ下二桁判定:90以下で命中】
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 15:48:13.10 ID:gwIJWRFq0
a
169 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 15:55:00.76 ID:NNtnFA3Lo
ダン「やっぱりこいつのパンチは早いッ!」

エクレーテバ「当たり前のことよ!」
        「ワガハイのパンチは15年磨きかけて生み出された芸術品!」
        「ちなみに未だ発展途中!!」

エクレーテバ「次は逃がさぬ! 喰らえ! 若き闘士よ!」

ダン(もう一度避けられるか!?)

↓1
1攻撃を受けて倒れる
2回避
3その他
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 15:56:32.62 ID:GX7ilNQ3o
2頑張れ!
171 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 16:01:13.90 ID:NNtnFA3Lo
ダン(行ける!)
  (やっぱりだめだ! 負けを認められるほど俺はできちゃねえ!)

ダン(避けて、避けて、避けまくってやる!)

ダン「うおおおおおッ!」

エクレーテバ「おおおおおおおッ!」

↓1【コンマ下二桁判定:57(?67−腕の骨にひび10)以下で回避成功!】
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 16:21:03.90 ID:5KWt3GTfo
g
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 16:24:50.56 ID:nPHhg5MSo
まあ、明らかに格上の相手によく粘ったよ
174 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 16:41:49.15 ID:NNtnFA3Lo
ダン「あ――」

エクレーテバ「よくやった若き闘士よ」
        (しかし絶を行い、防御に使うべきオーラを絶った所にワガハイの打撃は痛かろう)
        (いやまぁ、死んでしまうだろうな)

エクレーテバ(ここで、殺すのは惜しい)
        (むぅ、仕方がない。健闘を称え、半殺しにでもしとくか)

エクレーテバ「ぬぅン!」

メキ…!

グシャア……ッ

バキ ゴキ ゴキン グキッ

ダン「が……ァ……」

【ダンに67のダメージ! ダンの身体の腕が完全に折れた! 踏ん張る足の骨にひびが入った! 肋骨にダメージ! 足首を捻挫! 腕では守り切れず顎にパンチが入った! 顔面に衝撃が当たった! 鼻の骨が折れた! 体力1/94】

【ダンは気を失った…】

↓1【コンマ下二桁判定:39以下で…】
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 16:43:09.44 ID:3uKZ8ASR0
頼む
176 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 16:51:53.29 ID:NNtnFA3Lo
<8日目終了時点のステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】1/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】3800J(食事代500J)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺、求人誌(ここにイチの電話番号が書かれている)
【バッドステータス】腕の骨にひび、重症
177 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 16:55:47.40 ID:NNtnFA3Lo
――エルカム病院

ダン「ん、ぁ」

エクレーテバ「起きたか。リンゴを向いた。食べるが良い」

ダン「……」
  「ああーーーーーッ!!」

ナース「こら」

ダン「すんません」
  「て、てめーコラ! さっきはよくも!」

エクレーテバ「さっき?」
        「もう今日は【10日目】だ。お前は2日意識が戻らなかったのだ」

ダン「!」

エクレーテバ「病院に運ぶ際、荷物を見させてもらったが、お前やはりハンターだったのだな」

ダン「……」
  「ああ」

エクレーテバ「どうした。リンゴ、食わんのか」

ダン「……食う」

↓1【エクレーテバに何か話す?】
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 16:57:22.95 ID:nPHhg5MSo
とりあえず見舞いに来てくれた礼を言っておこう
179 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 17:10:05.99 ID:NNtnFA3Lo
ダン「……見舞いに来てくれて、ありがとう」

エクレーテバ「むう」

ダン「……」

エクレーテバ「なかなか筋が良かったぞ。お前の戦い方は」

ダン「そうか」

エクレーテバ「潜在能力で言えばお前の方が全てにおいて上だろう」
        「だが、戦闘において迷いが生じやすいのは確か」
        「それにまだ未熟だ」

ダン「……」

エクレーテバ「それではハンターは務まらない。ワガハイくらいのハンターを倒さなければ話にはなるまいて」
        「まぁ良い。意識が戻って安心した。暫くは絶対安静だぞ」
        「それではワガハイは帰るとしよう」

ダン「ま、待て!」

エクレーテバ「何か?」

↓1【まだ話せるみたいだ】
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 17:11:54.41 ID:3uKZ8ASR0
あんたはやっぱり念を使ってたんだよな?
181 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 17:41:30.06 ID:NNtnFA3Lo
ダン「あんたはやっぱり”ネン”ってやつを使ってたのか」

エクレーテバ「ああ。当たり前だろ」

エクレーテバ「……」

エクレーテバ「あ!?」
        「も、もしかして、もしかしてお前――まさか――」

エクレーテバ「念……知らないで……戦っていたのか、ワガハイと?」

ダン「ああ」

エクレーテバ「ワガハイの打撃を一発受け切った耐久力」
        「それとワガハイの高速パンチの回避」
        「これ全て、念の心得なく行っていたものなのか!」

ダン「前からこうだぞ」


エクレーテバ(ではこの耐久力と敏捷性と”絶”のセンス……!)
        (天性の者!!)

エクレーテバ「そ、そうか」
        「……」
        (こいつ、まさか本当に何も知らないハンター!? もしこやつが訓練でもすれば――)
        (ワガハイ自信なくなってきた)
        (だが、こいつが成長した後、仕事を共にするのなら……良いかもしれん)

エクレーテバ「ワガハイは、ここ3日はエルカムに残る」
        「連絡先を渡しておこう。或いは闘技場にいる。連絡は好きにするが良い。ワガハイは今は暇だ」

エクレーテバ「しかし、な。ダン=クラーケン。ここでお前に忠告しておく」
        「お前、”念”を知らずに、あのような闘技場に行って生きて帰れると思うな。ワガハイのように甘くはないぞ」
        「次このようなことがあったら死ぬぞ」

ダン「ああ……いてて」

エクレーテバ「いいな」

ダン「分かったよ」

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 18:07:15.99 ID:A6bI/yYq0
念教えて欲しいな
183 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 18:09:07.96 ID:NNtnFA3Lo
ダン「結局”ネン”については分からんまんまかよ」
  「いてて……」

ダン「そうか、あいつはネンを使っていたのか」

ダン「ネン……」

エクレーテバ『ワガハイの打撃を一発受け切った耐久力』
        『それとワガハイの高速パンチの回避』
        『これ全て、念の心得なく行っていたものなのか!』

ダン「耐久力、回避……か」
  「こっから察するに”ネン”は耐久力や運動能力を操作する力なんだろうな」
  「それを習得できれば、あのエクレーテバとかいうムキムキくらい……強くなれるのか」

ダン「うわぁ〜〜ッ! ”ネン”って一体なんなんだァ!」
  「う……いてて」

【10日目終了】
184 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 18:10:54.67 ID:NNtnFA3Lo
<10日目終了時点のステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】1/94→3/94(寝ていた分回復)
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】3800J→2800J(食事代1000J消費)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺、求人誌(ここにイチの電話番号が書かれている)、エクレーテバの名刺
【バッドステータス】腕の骨にひび、重症
185 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 18:22:12.67 ID:NNtnFA3Lo
【11日目】

ダン「今日はイチの所でバイトする日だ」

ダン「この重症で行けるのか?」
  「ただ行かなければあいつからの”信用”も失われちまうんだろう?」

ダン「病院を抜け出すのは至難の業だが」
  「……どうする?」

↓1
1行く
2行かない
3その他
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 18:24:34.63 ID:cBbWCFI50
1
187 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 18:46:35.80 ID:NNtnFA3Lo
――エルカム市郊外

イチ「だーーはっはっはははは!!」

ダン「……」

イチ「おめー何も知らねークセに地下闘技場で戦ってやられてやんのー!!」
  「だははははは!」

ダン(そこんとこの信頼関係はどうなんだよー!)

イチ「まあここまで来たのは評価してやる」
  「けが人が見張りしてるなんてターゲットの奴も思わねーだろうからな」
  「まぁ指定した場所に座れや」

ダン「おう」

イチ「ふてぶてしいやつだなァ」
  「よし、おめーら、仕事開始だ」

↓1【コンマ下二桁判定:ぞろ目でボーナスがもらえる】
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 18:48:30.26 ID:LysnwihM0
a
189 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/08(日) 18:59:40.89 ID:NNtnFA3Lo
つづく
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 19:04:45.30 ID:NfE+RwGgO
乙乙
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 19:11:27.95 ID:1VGf1Tjfo


エクレーテバいいやつだし、師匠兼仲間になりたいな
向こうも満更じゃなさそうだし
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 19:14:31.55 ID:f/Ef0jHo0
ぶっちゃけ向こうとしても念わかる奴何時までも放置、って訳にはいかないんじゃないの?
193 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/11(水) 00:08:33.87 ID:2L60Bs08o
つづき
194 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/11(水) 00:17:42.98 ID:2L60Bs08o
ダン(難なく仕事は終わった)
  (よく分からない点が多すぎる仕事だが……動かなくても良いという条件には助けられた)

ダン(他にアルバイトを探す時にも暫くは体を動かすものはムリだな、マジで)

ダン(つーか死ぬ)
  (クソーエクレーテバめ)

ダン(また仕事終わりに他の奴らが雑談を始めた)
  (暇なのか? こいつら)

「あそこのスロットがねらい目だぜ。設定が緩いんだ」

「魚なら西エルカムがおすすめだ。高く売れるぞ」

ダン(金の話か)
  (金になる情報の交換会ってとこか)
  (確かに現役ハンターの下で稼げる仕事をする奴らなら、これくらいはフツーか)

ダン(さて、俺も何かするかな)

↓1
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