【安価・コンマ】旅立ち×新しい風×待ち受ける壁【H×H】

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9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 14:38:51.94 ID:QD1y5+YSO
>>8でいいよ
10 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 14:49:22.88 ID:VkRnvBoso
ダン「力こそ……パワー」

トンパ「へ?」

ダン「パワーこそ……力だ」

ダン「鍛え上げた力で敵をぶちのめす。今まではそーやってきた」

ダン「この力をどう活かすか。どう活かせるのか。試すためにここまで来たんだ」

ダン「それに女もいればサイコー」

ダン「そういう性格だ、俺は」

トンパ「脳筋で女好き、ってところだな」


「お待たせしました。皆さん、私が試験官です」

「これより試験を開始します」


トンパ「おっ、来た来た」
11 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 14:58:02.08 ID:VkRnvBoso
試験官「第一次試験は、このまま10時間ほど絶対喋らない、動かないことで突破していただきます」
    「簡単でしょう?」

「これだけまたされてまた立ってろってのかよ!」

「いや、これは確かに簡単だぜ」

「立ってりゃいいんだものな」

ダン「へぇ、こんな温い試験なのかよ」

トンパ「俺もこんなタイプは初めて見たが……」

試験官「でははじめ」

「えっ、もう?」

試験官「そこ、失格」
12 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:03:36.75 ID:VkRnvBoso
試験官「動いたか動いていないかはすぐ分かりますので。まばたきくらいは許しましょう。あと呼吸も」

……2時間後

ジリジリ

ダン(熱くなってきたな)

ポタ…

ダン(汗が……)

ドサッ

バタッ

ダン(次々参加者が倒れていく。鍛え方が足りん)

ダン(これのくらいの暑さで倒れてたまるか)

ダン(それにしてもこの試験官。長袖を着ている癖、顔色一つ変えない。どうなってるんだ)
13 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:06:59.53 ID:VkRnvBoso
……5時間後

ヒュオオオオ

ダン(寒くなってきたぞ……むむ)

ダン(この室内気温の急激な変化、なかなか体に堪える)

試験官「現在−10度程度です。皆さん、頑張ってください」

ダン(程度だと!?)

「ああああああああッ」ガタガタガタガタ

「もうだめだ! 俺は帰る!」スタコラ
14 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:11:07.61 ID:VkRnvBoso
……8時間後

試験官「そこ。寝ましたね。失格」

試験官「そこ。立ったまま死ぬな。失格」

ダン(……)

プワァーン

ダン(……なんだ? さっきからこの臭いは)

カチャ カチャ

試験官「もぐもぐ」

ダン(こ、こいつ呑気に飯なんか食ってやがる)

ぐううううううう

ダン(なんだこの音は!)

ダン(まさか――)

ダン(参加者たちの腹の音!?)

ダン(そうか、試験前俺達の殆どは飲まず食わずで待たされていた。そしてこの状況――)

ダン(かなりバカバカしいが……極限状態を作り上げたということか!)
15 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:15:04.35 ID:VkRnvBoso
「お、俺にも食わせてくれぇえッ」

試験官「失格」

「腹が……もう、ダメだ」ガクッ

試験官「失格」

「同じ姿勢をずっと取っているのはむ……り……」 ガクッ

試験官「失格」


ダン(この程度の誘惑で負ける訳がない。忍耐が足りん)

ダン(忍耐、忍耐、忍耐……)

↓1【???:コンマ下二桁判定】
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 15:18:08.96 ID:KciZerO/0
17 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:24:11.98 ID:VkRnvBoso
「あの参加者見て見ろよ」

「全く動かねーぞ。まるで岩みたいだ」

ダン(忍耐、忍耐、忍耐……)

試験官「そこのあなた、試験は終わりましたよ」

ダン「……えっ」

試験官「あなたは合格。次の会場に移って」

ダン「あ、ああ」
18 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:32:00.35 ID:VkRnvBoso
ダン「なんだァ……ここは」

「迷路みたいになっているぞ……」

試験官2「続いての試験官は僕だよーん」
     「これから受ける試験は"かくれんぼ"の試験」
     「鬼は僕。これから君たちは僕が10数える間に逃げてね。制限時間は3時間。頑張ってね」
     「じゅーう」

「は、はじまったぞ!」

ダン「逃げるってこの迷宮でどこへ逃げろってんだ!?」

↓1【???:コンマ下二桁判定】
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 15:32:27.67 ID:2UlljhEp0
k
20 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 15:52:57.00 ID:VkRnvBoso
試験官2「終わりー。ご苦労様」

ダン「はァ……はァ……」

ダン(あの試験官の視界に入らず逃げ回るのは大変だった)

ダン(足音は聞こえないわ、すばしこいわ、足は速いわ……恐ろしい奴だ)

ダン(あれがハンターか)

ダン(……俺に、なれるのか? この鍛え抜かれた身体でも――)

試験官2「君、次の試験会場にうつってー」

ダン「ん……」

試験官2「ところで君、試験日程はどこで聞いたのかな?」

ダン「虱潰しに聞いて回った。インターネットは苦手だからな」
  「それでハンター試験を受けるっていう奴の一人が教えてくれた」

試験官2「……そう」

ダン「?」
21 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 16:13:32.69 ID:VkRnvBoso
――試験会場

試験官3「続いての試験は私が執り行う」

試験官3「試験内容は……これだ」

ダン「……ひ、筆記試験!?」

トンパ「おいおいおい……マジかよ」

試験官3「難しい問題はない。まあ簡単なメンタルテストのようなものだ」

試験官3「嘘を書くことは許されない。問題には正直に答えること」

ダン「俺、こういうのは苦手なんだがなあ……」

↓1【出身地:原作にある場所でも自分で考えた場所でも可】
↓2【体力:コンマ下二桁判定】
↓3【???:コンマ下二桁判定】
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 16:17:34.09 ID:KciZerO/0
ヨークシンシティ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 16:18:19.94 ID:2UlljhEp0
k
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 16:18:51.81 ID:LRX7dwy5O
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 16:18:55.05 ID:2UlljhEp0
k
26 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 16:57:03.20 ID:VkRnvBoso
ダン「ふぅ……」

ダン(なんのことないメンタルテストだった)

ダン(こんなことで何が分かるんだ?)

試験官3「これで第三次試験を終わる。合格者はモニターに表示された番号の者のみとする」
     「モニターに表示された番号以外の参加者は速やかにこの部屋から去るように。異論は認めない」

ダン(俺の番号は――)

ダン(あった!)

ダン(しかし――)

試験官3「これより――」

試験官3「最終試験を行う。そのままで結構。座っていたまえ」

ダン(人数、多すぎないか?)

ダン(まだ、50人はいる)

ダン(聞いた話では倍率は数万分の1いや数十万分の1と聞いていたが)
27 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 17:19:13.01 ID:VkRnvBoso
――最終試験

試験官3「単刀直入に言うとここに残った君たち参加者は……」

試験官3「全員失格――」

ダン「!」

「何ッ」

「まさか」

試験官3「――となってもおかしくはなかった」

ダン「何故だ!?」

試験官3「それは――」

ダン「それは――?」

試験官3「君たちの知る今回の日程は偽(フェイク)だからだ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:11:38.20 ID:fO/+N0KY0
全体的にステータスが高いな主人公
29 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 18:28:03.47 ID:VkRnvBoso
試験官3「ここまでたどり着いた君たちだけに特別に教えるが」
     「本来の第289期ハンター試験は暗黒大陸渡航に必要なハンターを選抜する為の試験となっていた」

試験官3「ハンター試験を行う際、ハンター協会では参加希望者が試験会場に辿り着くまでの間様々な罠(トラップ)を配置している」
     「偽の日程の噂を最初に流したのもこちらだ」

試験官3「”本来の”第289期ハンター試験は様々な意志が絡み合って行われたものだった」
     「本当に様々な思惑が――」

試験官3「まあいい。だが、これは協会の本意ではない」

試験官3「ハンターとは稀少な事物を追求することに生涯をかける人々の総称」
     「時代の波に晒されその形を想わぬことで変えられるのは仕方のない事かもしれない」
     「もう一度言う。だが、これは協会の本意ではない」

試験官3「所謂追試験の開始。協議を何度も行った。反対意見も多数出た」
     「今回の試験は反対派を押し切っての開催となる。今や協会も一枚岩ではないのだ」

試験官3「君たちも何か目的があってここまで来たのだろう。他の思惑に染まっていない者がここまで来たということは3次試験で証明済みだ」
     「その好奇心は純粋なものだ。現会長チードル、故前会長ネテロに代わって、我々はそれに敬意を表したい」
     「よって――これは特別ではあるが、この最終試験に合格した者は本試験合格者と同じくハンター証明書(ライセンス)を渡す」

ダン「……」

ダン(そう言うからには余程込み入った事情があるらしいな)

ダン(だが、関係ない)

ダン(全てクリアーするまでだ)

試験官3「ということで、これから試験を始める」

試験官3「試験内容は――」

↓1【???:コンマ下二桁判定】
↓2【才能:コンマ下二桁判定】
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:28:55.16 ID:RWS4EZ6FO
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:31:59.39 ID:FEpGdV60O
そい
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:38:18.50 ID:arEFig+R0
身体能力は高い感じだな(´・ω・`)
安価下
33 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 18:55:16.69 ID:VkRnvBoso


ダン「はぁ、はぁ」

ダン「まさか――最終試験が」

ダン(制限時間以内に参加者10人のバッジを奪うことだったとは)

ダン(俺も鍛えているが)

ダン(奴らも相当鍛えている!!)


試験官3「君、ギリギリ合格。おめでとう」


ダン(喜ぶべきなのか……!)
34 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/03(火) 19:14:37.86 ID:VkRnvBoso
試験官3「おめでとう、ダン=クラーケン」

ダン「おう」

試験官3「これで君もハンターだ」
     「まぁ合格者の順位から言えば――微妙な所だが」

ダン「……」

試験官3「ところで君」
     「君は何か目的があってこの試験を受けた訳だろう。君はハンターになって、何をしたい?」

ダン(目的? 力を試す以外の目的、か)

↓2【ダンの目的或いはなりたいハンター】
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 19:21:50.45 ID:kKneAeJn0
盗難された家宝を取り戻したい
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 19:38:11.81 ID:NHXLVIWgO
稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター
37 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 05:09:59.23 ID:Z0YgLb/Ho
つづき
38 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 05:27:45.26 ID:Z0YgLb/Ho
ダン「俺の生まれはヨークシンのスラムだ」
  「あそこは金や物ばかりが蠢く町だったが……生憎俺はそのどちらも持っていなかった」

ダン「だから力が必要だったんだ。で、力こそパワーってわけ」

試験官3(どういう意味だ……?)

ダン「腕っぷしは良かったから地下闘技場で自分の拳を条件競売に懸けて毎日殴り合い暮らしていた」
  「それが一番手っ取り早かったからな」

ダン「そんな時、あるオークションの用心棒として雇われたんだ」
  「希少生物の身体の一部が商品のオークションだ」

ダン「タヤツツ地方のヒヒイロカネザルの背肉、モモガネコの皮、ンマナウの額の目」
  「新鮮なのを欲しがる参加者が多かったらしい。生きたままの動物をその場で解体してオークションは始まった」

試験官3「……」

ダン「ヘドが出たぜ」

ダン「でよ、そこで解体されてく動物と拳一つで自分の身を売る立場の俺。重ねて見ちまったんだ」
  「俺は運よく力があったがあいつらは無い。なら守ってやるのが道理だろーがよー」
  「だから俺は”稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター”ってやつになりたい」

ダン「そんなところかなー」
39 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 05:35:55.47 ID:Z0YgLb/Ho
試験官3「うん……成程」

ダン「もういいか?」

試験官3「ああ、もう行ってもかまわない」
     「あ、そうだ」

ダン「ん?」

試験官3「これから新たな道へ行く君に、私の名前を教えといてやろうと思ってね」

ダン「?」

試験官3「私もね、幻獣ハンターをやっているんだ。専門は大型」

ダン「へ〜」

試験官3「これからハンターをやって行くのにコネクションは大事になって来る。ハンターの知り合いはいないだろ? 持ってきな」

試験官3→メルテア「私はメルテア。よろしく」

<ダンは名刺を手に入れた!>

ダン「おう! サンキュ」

メルテア「こら、目上の人には敬語だよ、け・い・ご」

ダン「スンマセン」

メルテア「さ、行きな。頑張れ、新人ハンターくん!」

ダン「おう!」

40 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 05:39:46.01 ID:Z0YgLb/Ho
試験官2「どうしたのーメルテア」

メルテア「いや、なかなか将来有望な奴がいるもんだなーと思ってね」

試験官2「番号105か。成績はあまりよくなかったけど」

メルテア「そーいうんじゃないの。精神的なあれとか、あれが良くできたやつだったから!」

試験官2「ふーんよく分かんないな」

メルテア「ま、いいでしょ」
     「あー弟子にスカウトしとくべきだったかなー」
41 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 05:47:11.65 ID:Z0YgLb/Ho
<ステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94
【?】?
【?】260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター
【性格】脳筋で女好き

【所持金】0J
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺
42 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 05:50:52.75 ID:Z0YgLb/Ho
【1日目】

ダン「ということで晴れても俺もハンターか……」

ダン「ん? ところで、ハンターってつまり何をすればいいんだ?」

ダン「くっそー、あのメルテアとかいう奴に聞いておけばよかった」

ダン「合格者とも全然話してないからなぁ」

ダン「さて、これからどうしようか」

ダン「金もないところだし……」

↓1【これからどうする?】
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 05:54:08.43 ID:fJRijW3w0
話を聞いて回って情報を集める
44 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 06:06:16.08 ID:Z0YgLb/Ho
ダン「話を聞いて回って情報を集める?」

ガヤガヤ ガヤガヤ

ダン「この町の中で何を聞いてまわりゃあいいんだか」

ダン「まずはこんなところだな」

1金を稼ぐ方法
2ハンターとして仕事を探す方法
3その他

ダン「さあ、どれを聞こうか」

↓1
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 06:48:54.31 ID:fJRijW3w0
30分過ぎたから連投

2で
46 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 07:11:35.18 ID:Z0YgLb/Ho
ダン(知ってそうな所から聞いてみるか)

ダン(表通りの奴に聞いても仕方ねーよな)

ダン(裏通りのそれっぽい店、特に情報屋みたいな所がいい)

ダン(ヨークシンでもそうだったしな)



情報屋のおっさん「ん? なんだ。ここはガキの来るところじゃ」

ダン「俺ぁハンターだよ。ライセンスもある」

情報屋のおっさん「へえ……で、用件は?」

ダン「ハンターの仕事、探したいんだけどよ。どうすりゃいいの」

情報屋のおっさん(ハンターっていってもシロートじゃねーか)

情報屋のおっさん「……」

↓1【コンマ下一桁判定】
0:運がいいな
987:教えてやるよ
654:自力で探すんだな
321:ちょっと案内してやるから裏まで来い
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 07:17:44.03 ID:Y6aNFwHj0
ふんは
48 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 07:24:42.96 ID:Z0YgLb/Ho
情報屋のおっさん「ちょっと案内してやるよ、裏まで来い」

ダン「おう……」

――店の裏

情報屋のおっさん「んなわけあるかバーカ!」

ゾロゾロ

ゴロツキ1「お前みたいなカモからライセンス奪って俺らは楽〜に暮らすの!」

ゴロツキ2「いくら何でも3人に勝てるわけないだろ!」

ダン「は?」

↓1【どうする?】
1戦う
2逃げる
3その他
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/05(木) 07:31:28.72 ID:5dDpJ6B4O
1
50 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 08:02:52.45 ID:Z0YgLb/Ho
ダン(見たとこみんなおっさんばっかりじゃねえか)
   (こんなことして稼いではずかしくないのかね)

ゴロツキ1「おいコラ〜〜〜かかってこんかいこのガキ〜〜〜〜」

ゴロツキ2「ならこっちから行くぞ!」

情報屋のおっさん「言っとくが俺らもかなりやる方だぞ。伊達にごろつき歴長くねぇ」

ダン「おっさん、逃げるなら今の内だぜ」

情報屋のおっさん「へ?」


<戦闘発生!>

ダン 体力94/94 ?260/260

(近距離)

情報屋のおっさん 体力?/? ??/?
ゴロツキ1 体力?/? ??/?
ゴロツキ2 体力?/? ??/?


<ダンのターン>

ダン「おらァっ!」

↓1【誰を狙う? どんな攻撃をする?】
攻撃例:殴る、砂をかける、助走をつけて思い切り蹴る
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 08:16:26.64 ID:fJRijW3w0
まずはリーダー格のおっさんを殴る、顔を、思い切りね
52 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 08:48:05.75 ID:Z0YgLb/Ho
つづく
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 09:09:24.62 ID:Y6aNFwHj0
おっつ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 09:26:57.21 ID:JRh7BemzO
乙乙
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 10:06:04.57 ID:pltGl1WXo


脳筋で女好きと小物のテンプレみたいな性格なのに動機のおかげで
凄くいいやつになったな。ブラックリストハンターだったら金金金って感じだったかも
56 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 13:51:35.42 ID:Z0YgLb/Ho
つづき
57 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 13:53:46.75 ID:Z0YgLb/Ho
ダン(一旦下がる)トトッ

情報屋のおっさん「おおっ?」

ダン(で、助走をつけてッ)トッ トッ トッ

情報屋のおっさん「あっ」

ダン「ぶん……殴……るッ!」

ダン「おおらっ!」

↓1【コンマ下二桁判定:55以上で命中!】
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 13:58:25.16 ID:Znd75R/D0
へい
59 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 14:11:36.13 ID:Z0YgLb/Ho
<攻撃失敗! カウンターを受けた!>

<ダンに1ダメージ! 体力93/94>

情報屋のおっさん「おせえんだよッ!」ドガッ

ダン「がっ!」

情報屋のおっさん「こっちもなぁ……ハンターとか裏の社会の奴を相手に商売しているんだ」
           「これくらい強くなきゃ――」

ダン「なんだぁ? あのパンチはァ……眠くなっちまったぜ」

情報屋のおっさん「げッ!?」

ゴロツキ1「おいッ! 次は二人で行くぞ!」

ゴロツキ2「おう!」

<ゴロツキ1&2のターン>

ダン(二人がかりで殴りに来るだとォ!?)

ゴロツキーズ「うおおおおおおッ」

↓1【コンマ下二桁判定:37以下で回避&カウンター】
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 14:14:15.37 ID:CITHyv0BO
61 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 14:17:59.38 ID:Z0YgLb/Ho
<やった! 回避成功&カウンター!>

ダン「殴り方が素人なんだよっ! おらッ」

ゴロツキ1「ひっ」

ゴロツキ2「うわっ」

↓1【どうやってカウンターする? やり方もあれば】
1ゴロツキ1だけを攻撃する
2ゴロツキ2だけを攻撃する
3どちらにも攻撃する
4その他
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 14:54:58.63 ID:j5e6k7nEo
勢いを利用して相討ちさせる
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 15:11:58.13 ID:qN3Xs3Vk0
合気道も使えるのか
64 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 15:23:48.82 ID:Z0YgLb/Ho
ダン「ありさんとありさんが……」

バキッ

グシャアッ

ダン(勢いを利用して頭をぶつけてやるッ!)

<ゴロツキ1に55のダメージ! ゴロツキ1は頭がグシャリと潰れた! ダウン!>

<ゴロツキ2に1ダメージ! 体力?/?>

ダン「け……まだやんのか」

情報屋のおっさん「ひっ」

ゴロツキ2「やめようぜ……俺らの負けだぁ」

ダン「おい、おっさんら。もっかい聞くぜ。ハンターの仕事、探したいんだけどよ。どうすりゃいいの」

情報屋のおっさん「し、知らねぇ! ほんとに知らねぇんだ!」
           「ハンターの仕事の殆どは命かけてやる仕事ってんだから、ハンター同士のコミュニティでしか分からねーはずだ!」
           「これだけお強いんだ! 自分の実力で探してくれよなあ……」

ダン「ちッ……なんて奴らだ」

情報屋のおっさん「こ、これやるから見逃してくれ!」

<情報屋のおっさんはゴロツキ2のポケットから520Jを出し、ダンへと投げた!>

情報屋のおっさんとゴロツキ「「お、お助け〜!」」

ダン「……無駄足だったかあ。どうしよこれから」

【1日目終了】
65 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 15:29:11.53 ID:Z0YgLb/Ho
<1日目終了時点でのステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンタ
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】520J
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺
66 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 15:47:56.56 ID:Z0YgLb/Ho
【2日目】

ダン「昨日は酷い目にあっちまったなぁ」

ダン「ハンターの仕事探し、続けるべきかァ?」

ダン「それともできることがあるんなら――何か」

ダン「でもなぁ」

ダン「宿はライセンスがあれば無料で行けるんだが」

ダン「何をするにしてもやり方が分からねえ。それを知るまでがハンターへの道ってか」

ダン「今日は何をしようか」

↓1
1実力でハンターの仕事を斡旋してくれる場所を探す
2その他
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 15:50:00.83 ID:ExJsXWpnO
2
メルテアに連絡をとってみる
68 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/05(木) 16:13:22.74 ID:Z0YgLb/Ho
ダン「メルテアって奴に電話してみるか」

ダン「電話電話……あっそうだ! 俺、電話持ってないんだった!」

ダン「ちぇー金があればこんなことにはならなかったのに」

ダン「携帯電話もハンターの必需品ってことか……」
  「買い物に行く必要もあるな」

ダン「しょうがない。今回は公衆電話に頼るか」



ダン「あー、もしもし」

メルテア『はい。こちら大型幻獣ハンターのメルテア。貴方は?』

ダン「ダンだ。ダン=クラーケン。一昨日ハンター試験に合格した」

メルテア『ああ! 貴方ね。で、何で公衆電話からかけてきたわけ?』

ダン「それは――」

メルテア『――はぁ。理解はできないけど、分かった』
     『それで、ご用件は何?』

↓1【何か聞くこと、言うことはあるか】
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 17:41:34.31 ID:RXXrjW7x0
ハンター情報の登録や仕事を紹介してくれる場所をを教えてくれないか
70 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 00:13:40.63 ID:35t/xPzso
ダン「ハンター情報の登録の仕方。それと、仕事の斡旋をしてくれる場所を教えてくれ」

メルテア『登録? ああ、登録ってのは仕事をすればハンター専用サイトに勝手に登録されるよ』

ダン「そうか……なによりも先に仕事、か」

ダン「じゃあ、斡旋してくれる場所だ」

メルテア『斡旋所? ああ、教えても良いよ』

ダン「頼む!」

メルテア『エルカム市にある斡旋所はよく使わせてもらっている。ミンボ共和国の東、場所を教えるね』
     『でも――』

ダン「でも?」

メルテア『ま、いいわ。気にしなくていい。斡旋所には話を付けて置くから、明日いらっしゃい』

ダン「ありがとう」

メルテア『他に何かある?』

チャリン

ダン(げ、公衆電話だから金が必要だなあ)

520J→420J(公衆電話代)

↓1【何か聞くこと、言うことはあるか】
1話す内容
2ない
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 00:15:28.54 ID:UgCwImht0
2
72 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 00:31:34.76 ID:35t/xPzso
ダン「ない。ありがとう」

メルテア『じゃ、頑張ってね』

ダン「あんたは来ないのか」

メルテア『仕事だよ。だめだめ。自分の力で行きな』

?『師匠〜行きましょうよ〜』

メルテア『はいはい。じゃあね』ガチャ

ダン「ああ」

ダン「……ミンボ共和国東のエルカムか。今日は早く寝るか」

【2日目終了】
73 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 00:35:51.00 ID:35t/xPzso
<2日目終了時点でのステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンタ
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】420J
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺

【バッドステータス】空腹(2日目)
74 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 00:52:26.35 ID:35t/xPzso
【3日目】

――ミンボ共和国 エルカム市

ダン(人が多い上に蒸し暑い)

ダン(それと……)

ダン「腹減ったァ……」

ダン「しかしそれより先に斡旋所だ。確かあの町の裏手にある店の二階」

ダン「えーっと」




――斡旋所

斡旋所のおじさん「え〜〜〜とね〜〜〜〜君がねダン=クラーケンよね〜〜〜〜〜」

ダン「ああ」

斡旋所のおじさん「仕事〜〜〜〜〜? 3日前にハンターになった君が一人で出来る仕事〜〜〜〜?」
           「ダメだよ〜〜〜〜〜」

斡旋所のおねえさん「ダメね〜〜〜〜〜」

ダン「は!? ダメ!?」

斡旋所のおじさん「だってさァ〜〜〜〜死んじゃうよ〜〜〜〜〜一人でそんな仕事したら」

ダン「ダメってどういう意味だ!?」
75 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 00:58:39.20 ID:35t/xPzso
斡旋所のおじさん「だって〜〜〜〜まだキミ、”まだ”だろ?」

斡旋所のおねえさん「まだまだ〜〜〜〜〜」

ダン「まだってどういう意味だ!?」

斡旋所のおじさん「分かんないの〜〜〜〜?」
           「なおさらダメダメ〜〜〜〜〜」

ダン「だから! どういう意味だって!」

斡旋所のおじさん「ダメダメ〜〜〜〜〜」

ダン「……」

ダン「おい……」

ダン「教えろってンだろ」

斡旋所のおじさん「ダメ〜〜〜〜〜」

ダン「おい」
  「……ぶっ飛ばすぞ」

斡旋所のおじさん「……」

斡旋所のおじさん「じゃ、”これ”分かる?」

↓1【コンマ下二桁判定:39(才能)以下で”見える”】
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 01:00:17.12 ID:GVPPwdcmo
77 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 01:14:09.73 ID:35t/xPzso
ダン「? 見えるぞ」
  「ハートの形の……何かが」
  「これ、なんのドッキリ?」

斡旋所のおじさん「え」

斡旋所のおねえさん「え」
             「見えるの〜〜〜〜〜!?」

斡旋所のおじさん「えぇ〜〜〜〜〜」
           (合格時点のひよっこハンターが”念”を知覚できるの〜〜〜〜〜〜〜!?)

斡旋所のおじさん「え、え、でも君、”これ”が分からないんだよね〜〜〜〜?」

ダン「あ、ああ」

斡旋所のおじさん(これが100万人に1人の”逸材”ってやつかァ〜〜〜〜)
           (う〜〜〜ん。門前払いしてくれとメルテアちゃんに言われていたが……)

斡旋所のおばさん「困るわ〜〜〜〜〜困る困る」

ダン「俺がこれを見えちゃダメなのか?」

斡旋所のおじさん「ダメじゃないよ〜〜〜ダメダメ」

ダン「どっちだよ!!」

斡旋所のおじさん「う〜〜〜〜ん」

ダン(何だか知らないがこのおっさん達焦っているみたいだぞ)
  (最初は仕事を斡旋してやらないって言ってたけど、明らかに態度が変わった!)
  (これは……何か交渉できるかもしれない)

↓1【何か話す・交渉する?】
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 01:30:16.21 ID:6PV1Kcdmo
力仕事なら何でもやると主張
79 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 11:37:16.63 ID:35t/xPzso
寝落ちてたつづき
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 11:40:19.65 ID:8oy1joZ80
まてたよ
81 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 11:54:10.73 ID:35t/xPzso
ダン「力仕事なら得意だ。それなら何でもやれる」

斡旋所のおじさん「力仕事かァ〜〜〜〜」
           「そーいうコトじゃあないんだよねえ〜〜〜〜」

ダン「どういうことだ。さっきから話が見えてこないぞ」
  「それにあの手品みたいなやつ……ありゃあいったい」

斡旋所のおじさん「……う〜〜〜〜〜ん」

斡旋所のおじさん「アケミ、今から父さんメルテアちゃんに電話してくるから。ダン”くん”にお茶でも出してあげて」

斡旋所のおねえさん→アケミ「は〜〜〜〜い」

斡旋所のおじさん「ダンくん。君はそこで待ってて」

ダン(待遇が変わった? 俺、何かしたのか?)



斡旋所のおじさん「ただいま」

アケミ「おかえりなさいパパ〜〜〜〜〜」
    「で、何て言ってたの?」

斡旋所のおじさん「……まずはね、ダンくん。メルテアちゃんに代わって、僕は君に聞きたいことがある」

ダン「なんだ?」

斡旋所のおじさん「君はメルテアちゃんに『稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンターになりたい』と言ったそうだね」

ダン「ああ」

斡旋所のおじさん「君は……幻獣・魔獣が生きている死んでいるにかかわらず、市場で高額に取引されているのは知っているかな」

ダン「もちろん。俺はオークションの用心棒もしていたことがある。いやなほど見ていたさ」

斡旋所のおじさん「そうか」
           「じゃあ――さらに聞いていくよ」
82 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 12:02:43.15 ID:35t/xPzso
斡旋所のおじさん「幻獣や魔獣の保護の大部分がハンターの自己負担で賄われていることを知っているかな?」

ダン「い、いや今知った」

斡旋所のおじさん「幻獣の保護は国で奨励される行為ではあるが、その一方で報酬はハンターの仕事の中でもかなり少ない」
           「これは”慈善活動”なんだ」
           「幻獣の身体の一部を売った方が金になる。だから狩猟を目的としたハンターももちろんいる」

ダン「……」

斡旋所のおじさん「つまりね。見合わないんだよ。保護する努力と、その報酬が」
           「綺麗事ならいくらでも言える。だが、ハンターもそう甘くはない」
           「慈善で保護するハンターと、売る為に狩るハンター。二つがあるということは――」
           「そこで争いが発生することもある」

ダン「争い……」

斡旋所のおじさん「……」
           「そういうことは知っておくべき。これを伝えるようメルテアちゃんに頼まれたんだよねえ〜〜〜〜〜」

斡旋所のおじさん「どうだい、ダンくん。君、それでも『稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンターになりたい』と思えるかい?」

ダン「……」

↓1
1当たり前だ
2……
3その他
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 12:03:31.83 ID:PvtpUL6H0
2
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 12:17:48.04 ID:VI7tCULL0
ここは1にしとくべきだろ
最初から意志がブレブレかよまあ今更だがww
85 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 12:18:40.86 ID:35t/xPzso
ダン「……」
  (急に自身がなくなってきやがった……クソッ)
  (力さえあれば突破できる! って思っていたがそんなにうまくはいかねーってのか)
  (むずかしいこと言われっと頭がパンクしそうだぜ)

斡旋所のおじさん「そうか」
           「まだ、言い切れる自信がない、ということだね」
           「仕方ない」

ダン「?」

斡旋所のおじさん「メルテアちゃんはね、そういう時は『”覚悟”が決まったら私に直接連絡しな』って言っていたよ」
           「メルテアちゃんは痛く君のことを気に入っていたみたいだよ」
           「『私はあの言葉に胸を打たれた』〜〜〜〜ってね」

斡旋所のおじさん「まだ迷っているなら、もう一度自分を見直してみればいい」
           「悪いけど、まだ”覚悟”の決まっていない君に仕事をあげることはできない」
           「できることはここまで」

ダン「そうか……」

斡旋所のおじさん「”覚悟”が決まったらメルテアちゃんに電話、忘れずにね」
           「”覚悟”が決まるまでは電話しちゃダメだよ? いいね」

ダン「ああ。分かった……」



ダン(俺の考えが甘かったようだな)

ダン(力、力、力……力が欲しい)
  (覚悟を決めて戦っていける強い力……)
  (ああ……明日っからどうしようかな)

ダン「だァーーーッちくしょおーーーッ」

【3日目終了】
86 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 12:21:16.21 ID:35t/xPzso
<3日目終了時点でのステータス>

【名前】ダン=クラーケン
【性別】男
【年齢】16
【体力】94/94
【?】?
【?】260/260
【才能】39
【?】96
【?】67
【?】81
【?】16

【ハンター分類】稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター(迷いがある)
【出身地】ヨークシンの貧民街
【性格】脳筋で女好き

【所持金】420J→200J(軽食を買って食べた)
【持ち物】ハンターライセンス、メルテアの名刺

【バッドステータス】空腹
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 12:33:30.76 ID:Mkt0WYHGO
とりあえず普通のバイトでも何でもいいから金がないとな……
88 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 12:33:46.56 ID:35t/xPzso
【4日目】

――エルカム市 町中

ダン「あつぃ〜」

ダン「昨日のことが頭に残ったまんまだ……」

ダン「保護は慈善活動……気持ちだけでどうにかなる問題ではない」
  「だあーーっ分かってるよ! 分かってんだけどよォ!」

ザワザワ ナンダアイツ

ダン「あ、スンマセン」

ダン「しっかし仕事も受けれねーって言うし、これからどうしていこうかなァ……」

ダン「……」

ダン「ダメだ! 何か目標や目的がねーとやっていけねえ!」

ダン「決めてから行動しよう。どうすればいいかな?」

↓1【全体の目標を『稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンター』として、目下の目標を決めよう】
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 12:37:20.92 ID:6W16DQVVO
仲間を探す。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 12:44:06.62 ID:hdNeJ50Zo
とりあえずバイトじゃね?
というか貯金全くないのこの人?
91 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 12:46:34.42 ID:35t/xPzso
【目下の目標】仲間を探す

ダン「仲間かァ……」
   「メルテアもコネクションは大事っつってたからな」
   「今のうちに仲間を見つけておきたい」

ダン「だがよ……」

ダン(それ以前に”覚悟”を決めなくちゃあいけねえ)

ダン(これでいいのか……?)
   (『稀少生物の保護を目的とした幻獣ハンターになる』って目的は簡単に変えられる。別のハンターになるのもアリだ)
   (だが、それを俺は、俺自身は許せるのか?)

ダン(どうやって覚悟を決めればいい……?)

ぐううう

ダン「あっ」

ダン「考えていたら腹ぁ減っちまった。金もねーし」
  「今日はどうやって過ごすかなー」

↓1
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 12:48:23.62 ID:VI7tCULL0
バイト探し
93 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 13:14:29.69 ID:35t/xPzso
ダン「バイト探しか……金もねーし」

ダン「求人、求人と」

ダン「手っ取り早く稼げる、良い感じの仕事はと……」

1 貸倉庫の見張り 日給8000J 最近貸倉庫にホームレスが住み着いているので追っ払ってほしい

2 エキストラ 日給3250J 雑誌掲載の為の撮影 参加内容を他人に教えないことが条件

3 張り込み 週一業務 月給20800J+出来高 内容は現場で ハンターなら尚良し

ダン「変なもんばっかりだが……ヨークシンに居た時と変わらねーか」

ダン「さて、どれにしよう」

↓1
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 13:16:01.29 ID:eMNi0lnoO
3
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 13:22:45.33 ID:whbwFXSDo
最終目標が幻獣保護でまずはハンターとして一人前になることが先だな
強さが足りないしお金もないし。デカイこと言ってられない
96 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 13:28:42.44 ID:35t/xPzso
ダン「張り込み……か。行ってみよう」



――夜 エルカム市郊外

ゾロゾロ…

ダン「ケッコー人数がいるな。こいつらみんなハンターだったり?」

?「よぉ、よく来たなおめーら」

ダン「……あっ、アンタは!」


『これより第289期ハンター試験を開始する』

『最初に確認しておくが、この試験じゃあ最悪死ぬこともある。ムリだとおもったら、来た道から引き返せ。いいな?』

『これで全員か。よし……』

『ここで待ってろ。これから俺は試験官を呼んでくる』


ダン「試験の時に居たブアイソーな試験官呼びに行った奴!」

?「あ? 誰だてめーは」
 「ああ、この間のハンター試験を受けてた奴か。まあ、どーでもいい」
 「ここにハンターは何人くらいいる。ああ、ライセンスは見せなくていい。動きを観りゃわかる」

「ああ、いるぜ」

「俺もだ」

?「ハンターは3人か。上出来だ」
 「念のため言っておくが、おめーら”念”はできるんだろーな」

「まぁな」

「は? ネン?」

ダン「ね、ネン?」

?「おいおい……まじかよ。じゃあそこの二人は一般の奴らに混ざれ」
 「クソッ、使えねーな」
 「念が分かるって言った奴。お前には別の仕事を与える。こっちへ来い」

ダン「……」
97 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 13:48:59.78 ID:35t/xPzso
ダン(ネン……ってなんだ)

?「よしおめーら。説明を始めるぞ」
 「仕事は簡単だ。今から俺が指定した場所に座って黙ったまま、いいと言うまで動くな」

ダン「そ、それだけか?」

?「分かんねー奴ァ黙ってろ」
 「いいか? これからお前らは俺の指定した場所だけをジッと見つめていろ」
 「以上だ」

?「この仕事には”ボーナス”が存在する。お前らの視界の中に俺が目当てとするものが見えていたらそれは貰える」
 「ま、もらえりゃラッキー程度におもってもらえればいい。そこで文句なんか言うなよ。金やらねーぞ」

?「おっと、自己紹介を忘れていたな」

イチ「俺の名は”イチ=クシャサンサ”。ゴシップハンターをやっている」
  「これからお前らは、俺が怪しいと踏んでるとある議員の不倫現場とされるこの場所で張り込んでもらう」
  「もちろんこれは他言無用だ。俺のことも教えるな。誰かに教えりゃすぐわかる。そしたらこちらも然るべき手段でお前を糾弾するぜ」
  「これから俺とお前らは”仲間”だと思ってくれ。同じ仕事をやる仲間だ」
  「仕事にはお前らの力が必要不可欠だ。お前らの眼を借りて、仕事をするんだからな」
  「仲間ってのは信頼関係がなきゃいけねえ。だから――これから」

サッ

イチ「ここに契約書を書いてもらう。本名と正しい生年月日を書いてもらえればいい」
  「これを書いて、更にこの仕事に対する責任感を常に抱いていて欲しい」

ダン「おお……」

イチ「さ、書いてくれ。俺の言ったことをしっかりと覚えておけよ」
   「この契約書にサイン出来ねー奴は、辞退する理由を聞く。これも決まりだ」

↓1
1もちろん書く
2書かない(お金はもらえません。このアルバイトは二度と選べません。取りやめる際は理由を)
3その他
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 13:57:06.90 ID:hxESwNeC0
3
こんな契約書一枚で信頼関係が生まれるのか
何か他に理由があるんじゃないのかと聞く
試験官やった人間だし一応信じて書く
99 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 14:17:35.61 ID:35t/xPzso
ダン「なぁ、アンタ」

イチ「イチさん、だ」

ダン「イチさん。こんな契約書一枚で信頼関係なんか生まれんのか」
  「他に理由があるんじゃないか?」

イチ「……例えば?」

ダン「例えば、この書類を使ってなんか、こう」

イチ「だはははは! ねーよ」
   「契約書見ろ。第2項、この書類は業務中或いは契約更新中他部署業務に関わりなく厳重に保管され、業務終了・解雇・契約終了時に破棄されます、ってな」
   「よーするによ。この契約は性善説で成り立ってるんだ」
   「俺はもちろんお前らのことを信頼して、その眼を”使う”」
   「お前らは報酬の見返りに働く。俺の言ったことは守る。それだけでいいんだ」
   「それが出来て初めて”信頼関係”ができる」
   「あとはな」

イチ「――気の持ちようだ。自分がどれだけこっちを信頼してくれるか、身体を預けてくれるか、それで俺も仕事ができる」
   「小難しいからくりなんてねー、それだけなんだ」

イチ「それでも俺が信用できなきゃ……帰れ」
  「だが、働いたら働いた分だけ給料は出す。これがゴシップハンターのやり方だ。人使って仕事をするってのは大変なんだぜ」
  「覚えとけ、ひよっこハンター」

ダン「あ、ああ」

ダン(確かに……試験官やった人間だし、一応……信じるか)

ダン「ダン=クラーケン、と」

イチ「上出来だ――行くぜ」


<監視仮眼羅(モニタリング)>


イチ「仕事開始だ」

↓1【コンマ下二桁判定:ぞろ目でボーナスがもらえる】
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 14:22:42.05 ID:DKoUwPWtO
101 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/06(金) 14:42:54.35 ID:35t/xPzso
つづく
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 21:35:03.68 ID:hxESwNeC0
念能力の条件じゃなかったんけえ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 23:36:47.68 ID:7YCg0ddvO
乙乙
聞かれたからって自分で条件喋るのもアレだから黙ってたんじゃね?
104 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 14:21:45.98 ID:ghIQc3/mo
つづき
105 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 14:32:05.36 ID:ghIQc3/mo
イチ「はい終わりだーおつかれー」

ダン(もう終わりか)

ダン(イチは俺たちが座っている間、うろうろしているだけだった)

ダン(見張りにしては……変だ)

ダン(まず標的が指定されていない)

ダン(そして標的が分かっていたとしても「喋るな」というルール)

ダン(標的が分からないのに座らせられ、黙って見ているだけ……これは「張り込み」なのか?)

ダン(仕事がみんな談笑してる。俺も帰る前に何かするか?)

↓1
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 14:42:38.00 ID:6WMCN64R0
受付で見せられた物について他のハンターに聞いてみる(出来たら全員)
107 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 14:58:13.58 ID:ghIQc3/mo
ダン(受付で見せられたあの”契約書”が気になる……)
  (俺も迂闊だったが、あまり真剣に読めていなかった)
  (他のハンターは俺以外で2人)
  (聞いてみるか)

ダン「なあ、あんたハンターだろ」
  (俺より年下に見えるな……ガキか)

?「ああ。そうだ。お前もハンターだよな」

?→リグモ「俺、リグモ。よろしく」

ダン「おう」

リグモ「それで、なんだよ」

ダン「受付で見せられたあの誓約書。あれにはなんて書いてあった?」

リグモ「?」
    「別に……当たり前なことが書いてあったぜ」
    「貴方の名前や年齢などの個人情報は守りますとか、契約書は大切に保管しますとか」
    「それと業務は他言無用とか」
    「普通のアルバイトする時だってそれくらいの書類渡されるぜ。どうかした?」

ダン「いや……」
   (書類自体に何か秘密があるみたいだったが、違うのか)

リグモ「それにしても気になるよなー”ネン”って」
    「一体なんだろー」

ダン(そうか……”ネン”。それで俺達ハンターも振り分けられていた)
   (なら話を聞くのはコイツじゃなくて、振り分けられた”あいつ”!)

108 : ◆uXI40qvNcXmX [saga]:2017/10/07(土) 15:06:32.10 ID:ghIQc3/mo
ダン「なあアンタ」

?「……ダン=クラーケンか」

ダン「!?」
  「な、なんだお前! 俺のこと知ってるのか!?」

?「当たり前だ。ダン=クラーケン」
 「同じハンター試験の合格者なのだからな」

ダン「え?」

?「お前他人に興味を向けていなかっただろう」
 「自分が勝つことばかりに目を向けていて、周りが見えていなかった……」

ダン「……」
  「なんだテメエ」

?「ほれ」
 「もう前が見えなくなっている」

ダン「!」

?→クデッケ「クデッケだ。覚えておくといい」
        「で、用件は?」

ダン「……受付で渡されていた書類の内容」
  「……お前が渡されたものと俺達が渡されたもの。違うんじゃないか?」

クデッケ「……」
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