【安価】ノープランで魔法少女になる【オリジナル】

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76 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 07:23:33.40 ID:l2fLCM6u0
すなわち、彼らの見出した魔法少女を戦場に起用せよと…

                                   -‐…・・・‐- .
                                     /_爻辷辷辷ミ:.、\
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   {   ∧    マニ{ニ>'´ ̄`ヽ  {___j}   /´ニニ-   }     マ´/∧
   {   ∧  ̄ ̄}   V´三三∧ \__\/二二二 イ       }
   {ニ    }  ̄ ̄`L   V三 `Vヘ   〔_____/ニニニ‐  {__,   〈 ̄\  丶
   ∨二/ /ヘ 〔_________   }三:._ 爪   〔,/ニニ‐  |  /´    〉   \  丶
     V二/_/∧〔__________V三三三三- /⌒ヽ/∧ }   {     {     }   ヽ
     〈⌒'  ∧〔__________三/ { \/ニV    } 〕(__)[       `¬---ヘ    ヽ
       V/   ∧   ̄ ̄V  /\_ く二/  ̄ ̄ / |   |              ',     、
       ‐二 } }   ――//   { {/{ ̄{__/   |   |              '.    、
          ‐ニ7 / /二{     /          |   |                     、
        ∨/ / ∠二二\  /             |   !                 、
            〈_/__,{二二二  V        }_}       !                 }¬'
            {二二二  V∧     /二二ニ‐\  !              /
                {二二二    /∧   / /{ ̄{,__\          __/
              {二二二     / / /          _      -二ニ
.               {二二二/ ̄ ̄V /     }_}___  `¬ニ二二二二-
              \/\\/   ∨      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\   \二二二二
                   {    } }__{   /              \  ‐ニニニニ-
               Vニニ7冖冖冖 {\/     -二二二二-      ‐二二二ニ_
                Vニ7      ∨ヘ   /二二二二二二二-   ‐二二二ニ_
                    V_____V∧/ニニニニニニニニニニ-    ‐二二二ニ,
                        !\ニニ- {ニニニニニニニニニニニ-   ‐二二二∧
                      !  `冖¬‐ニニニニニニニニニニニ-   ‐二二‐
                         !      ∧‐二二二二二二二二二二-   、     !
                    !      /  \二二二二二二二二二二-  、     !
                    __!     /    ‐二二二二二二二二二二-  、    !___
                  { `'く二>'´}      { ̄‐ニニニニニニニニニ-(∧/⌒>‐=7
                     人  }{  {         ‐二二二二二二二二-\\{   {
                      \}}二二二       ∨  ‐二二ニ‐   ̄ ̄   \二二二{{__}
                      __}   }{  {        ∨  ‐ニ:/              V}{   }__
                  {__}}二二二         V  ∨        ̄ ̄ ̄ ̄マニニ{{__}
                        {  }{  〉           ∨   /           '}{_  }
                        |  }{ {          \{ /       二二二 :.、}
                        |、/\_〉、           V{     //二二二‐  {___{
                        |       }               \   / /二二二‐   } }  〉
                       {ヘ.__,ノ}               \{ {‐‐      / ./_/}
                    \____/                  \\     //二/
                                            `二二´    ̄
77 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 07:24:42.18 ID:l2fLCM6u0
はい!プロローグ終了!

たぶんAAを使うのはこれで最後です!
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 07:28:47.53 ID:aGc40vsio
乙!
79 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 07:28:57.14 ID:O9aY9l0kO
>>75

マッチポンプじゃないよ、ちゃんと生ける炎と例の4人は敵対しているよ!
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 11:20:36.93 ID:arEFig+R0
エイリアンって頭長いやつ想像した
81 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 18:09:16.36 ID:SblZfzJTO
コズミックホラーも広義のエイリアンでええやろ(暴論)
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:11:26.60 ID:aGc40vsio
ニャル様出さなきゃ()
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:25:44.29 ID:XQ/Of4who
魔法少女VSエイリアンVSプレデターでもいいぞぉ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:57:39.43 ID:n/LgHY8Uo
ニャルはニャルでも魔法少女で宇宙だし名状し難いバールのようなものを振り回す美少女とか
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 19:16:32.27 ID:peUaU4HW0
魔法少女...ビースト...うっ頭が
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 20:24:40.66 ID:KEreR/WeO
ノープランで聖杯戦争みたいな感じのスレやってた?
87 : ◆f9KVUUz1P. [sage]:2017/10/03(火) 21:18:26.87 ID:SblZfzJTO
アレは私じゃないな
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 21:51:20.74 ID:VOfvRoaz0
ひ○ぼんの書かな?

エイリアンで魔法少女と言えば某忘却の魔女が()
89 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 23:45:20.32 ID:niXzC600O

──炎の中で私は悟る

秩序が守る物とは秩序そのものであり

混沌とは切り捨てられるものなのだと
.
90 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 23:48:19.38 ID:niXzC600O
街が燃えていた

空が燃えていた

─私の家族が燃えていた

それら全てを巻き込んで炎が渦巻いていた

泣こうとも喚こうとも救いの手は現れない

救助に来たはずの自衛隊までもが意思を持って襲い来る炎から逃げ惑うばかりであった
91 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 23:51:30.19 ID:niXzC600O
軈て父だったものが黒い塊となり、母だったものが白い塵になる

それらを焼いていた炎は一つの場所に集まって人の形を作ると

ゆっくりと振り向き、私の顔をみて嗤った

そして今度は私を焼こうとその腕を伸ばし
92 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/03(火) 23:52:00.57 ID:niXzC600O

その姿はロウソクの炎が消えるように掻き消えた
.
93 : ◆f9KVUUz1P. [sage]:2017/10/04(水) 00:00:57.22 ID:gvdnQi/UO
「ふむ、生き残りは君だけか」

瓦礫の上から歪んだ時計がこちらをみている

「誰もが復讐の権利を持つ、秩序では如何ともならぬ権利ではあるがな」

だれ?

「だれ、か。…私たちに定まった名はない、あえて呼称するなら時計紳士とでも呼ぶといい」

カチコチチクタクと時計盤が時を刻みそのリズムに合わせて時計紳士がくつくつと笑う

時計紳士「さて、そんなことはどうでもいい。もっと身のある話をしよう…家族の仇を討ちたくはないかね?」

その問いかけに無言で頷く

時計紳士「よろしい、ならば私に君の名を預け給え、さすれば私が君に戦う力を預けよう
。君は私の眷属となるのだ」
94 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 00:05:53.48 ID:gvdnQi/UO
「時宮 幽姫」

時計紳士「Excellent、私の眷属に相応しい名だ。では幽姫、これを預ける」

そう言って時計紳士は銀の懐中時計を差し出して来る

文字盤の中央で真紅の宝石が炎の照り返しを受けてギラギラとした輝きを放っている

時計紳士「その時計に君が思う強い武器の姿を映し給え、さすれば」


時計紳士が話し終える前に新たに炎が現れる


時計紳士「君もまた、戦うための姿を得るだろう」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 01:10:39.07 ID:nyD29heQ0
時計紳士ってニャルのアバターか
96 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 04:00:16.65 ID:GhRXcSM2O
銀の時計に想いを込める

求めたものは力

目の前の炎を一撃で吹き散らす大砲

手の中で懐中時計の歯車が組み変わっていく

同時に、私の中でも何かが組み変わっていくのを感じた

ズシリと重たい手応えが腕に伝わったのを感じ取る

見れば懐中時計だったものは大型のキャノン砲に変わっていた

身に纏う服もいつの間にか鋼鉄を編み上げたドレスとなっている

「ギィ……」

目の前の『炎』は警戒するように距離を取っている
97 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 04:06:57.85 ID:GhRXcSM2O
初めて手にするはずの砲を構え『炎』に向けて照準を合わせる

まるで最初からそうするための体であったかのように緻密な動きで狙いを定めて行く

そして照準が合った瞬間、照星と化していた宝石がひときわ明るく煌めく

同時にトリガーにかけた指に力を込めると腕を通じて何かを砲に吸い取られていく感触があった

吸い取ったものをそのまま吐き出すように砲口から力の奔流がほとばしる

爆風と土煙で視界がふさがる

やがて元どおりに視界が開ければ断末魔をあげる間も無く『炎』は吹き散らされていた

幽姫「や、やった?」
98 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 04:11:31.81 ID:GhRXcSM2O
それを焼けてしまった家屋の上から時計紳士ともう1人、黒い神父が見下ろしていた

神父「よもや、お前が最初に魔法少女を見出すとはな」

時計紳士「計算に基づいて合理的に動けば自ずとそうなる」

神父「フフ、だが良いのか?アレが魔法少女のフラッグシップモデルとなるぞ?」

時計紳士「政府に売り込む前に少々ばかり派手な宣伝が必要だろう」

神父「なら名前が必要だな」

時計紳士「それならば考えてある、そう」
99 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 04:12:01.00 ID:GhRXcSM2O

「クロノ・マキナ」
.
100 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 04:15:15.04 ID:GhRXcSM2O
時計紳士「私の眷属に相応しい」

神父「実に上機嫌ではないか、珍しい」

時計紳士「そう見えるように振舞っているだけだ、私に強い感情はない」

神父「ああ、そういう建前だったな」

時計紳士「一度帰るか、女王が待っている」

そうして二人の影は夜の闇に溶け込んで行った
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 16:08:01.58 ID:5t4RUXYC0
時計紳士 推定チクタクマン
黒い神父 推定ナイ神父
扇の女 推定膨れ女
深紅の女 推定赤の女王

生ける炎 推定クトゥグァ


日本終わったな!
102 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 16:33:07.62 ID:WcsziDR8O
バレテーラ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 17:57:05.50 ID:SOZeREtw0
彼岸島X並の一人多役
104 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 23:12:53.82 ID:sAK+q0KCO
主人公は襲い来る混沌勢から日本を守れるのか!(主人公も混沌属性)

今日は安価出したい
105 : ◆f9KVUUz1P. [sage]:2017/10/04(水) 23:23:06.60 ID:sAK+q0KCO
──目覚めた時、私は寝袋に押し込まれていた

どうやらここはテントの中のようだ

時計紳士「ようやく目覚めたか」

歪んだ時計盤が私を見下ろしている

昨日の出来事は夢ではないようで、それはつまり

時計紳士「君の家族は失われた」

時計紳士が無遠慮に事実を突きつけてくる



時計紳士「さて、自分の現状は理解できているな?ならばよろしい、その先の話をしよう」

そう言って時計紳士が指を鳴らすといつの間にか置かれていたブラウン管に映像が映し出される

時計紳士「今流れているのは一般のニュースだ、ちょうどこの街の現状が中継されている」
106 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 23:26:43.65 ID:sAK+q0KCO
時計紳士「あれらの炎は現状では飛び回りはしないからな、ヘリコプターからの空撮であれば安全に取材できるわけだ」

映し出されていたのは郊外にある小学校だ、どうやら避難所になっているようで、その校門付近で自衛隊が例の炎を押しとどめようと交戦している

直後コンマ 9ほど自衛隊頑張る 0は特殊
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 23:29:10.76 ID:wxLIOw8mo
ほい
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 23:31:52.58 ID:zbktR+dMo
109 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 23:38:16.28 ID:sAK+q0KCO
流石に火薬と鉛玉ではどうにもならないと考えたのだろう、放水車で炎の接近を阻んではいるが

時計紳士「まあ、時間の問題だな」

幽姫「それで、これを私に見せてどうしたいの?」

時計紳士「救援に行ってもらう」

おおよそ真っ当に予想どおりの答えであった

時計紳士「マスコミが寄っているのは特に好都合だ…君にはセンセーショナルに魔法少女の有用性をアピールして貰いたい」

幽姫「こう言うのって普通目立たないようにするんじゃない?」

時計紳士「君は最初の魔法少女として続くものたちの旗印となってもらわねばならぬのだ」

…私を魔法少女とやらにした彼が言うのならそう言うものなのだろう、納得はなくとも理解する

時計紳士「外に昨夜の自衛隊が遺した車がある、乗り込みたまえ」
110 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 23:44:25.79 ID:sAK+q0KCO
現場に到着した時、既に放水の勢いは衰えつつあった、門は破られる目前だ

時計紳士「さて、どんな登場がご所望か…君に任せようクロノ・マキナ」

幽姫「なんですかそれ?」

時計紳士「君の魔法少女名だ、それともマスコミに君の本名垂れ流すかね?」

幽姫「…あぁそういう」

時計紳士「さて、時間はない。どうする?」

※装甲車の中にいる
下3どうする?
111 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/04(水) 23:56:59.07 ID:sAK+q0KCO
age
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 00:03:44.40 ID:mK5vs8lcO
ふみ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 00:42:09.20 ID:vZr19d/7O
門の上から狙い打ち
114 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:01:51.52 ID:vCzgeEFnO
自衛隊A「放水弱まってきてます!」

自衛隊B「2号車のタンクもう空です!」

自衛隊隊長「ドブの水でもなんでも汲みあげろ!なんとしてでも避難ヘリが飛び立つまで校門を死守しろ!」

最早放水の護りが決壊するまで秒読みの段階に見えた

放水車は次々にその機能を喪失し水のカーテンが徐々に消えてゆく

その向こうに炎の悪魔たちが群れをなしている

そう、炎の悪魔たちだけが居るはずだったのだ
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 01:02:43.34 ID:YoZwrKFi0
>>113
曳光弾だとなおよし。「誰がやった?」とこっちに目が向いたところで名乗り口上
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/05(木) 01:03:16.47 ID:YoZwrKFi0
更新デキテナカッタ
117 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:14:58.58 ID:vCzgeEFnO
水のカーテンが消え、視界が開けた時門の上に一人の少女の影があった

身にまとうのは鋼鉄のドレス

手にして居るのは機械仕掛けの大筒か

あまりに現実離れした深夜アニメの『魔法少女』の様な容貌

そんな少女がまず自衛隊に向かって恭しく一礼する

全員、あっけにとられていた

自衛隊隊長「…!?君、危ない!」

最初に我を取り戻した隊長が声をかけるより早く彼女は炎に向き直っていた

大筒を構えその照準を合せては次々と一撃で炎を吹き散らして行く

時計紳士「頃合いだな」

いつの間にか学校の屋上に陣取っていた時計紳士が指を鳴らすと空撮ヘリのカメラが操作の手を離れ勝手に少女の動きを追い始める

そしてマイクから遠く離れて居るにもかかわらず時計紳士の声が映像に差し込まれた

時計紳士「さあ、ご覧いただいておりますは炎の侵略者を吹き散らす人類の希望で御座います!皆様どうか彼女の名を記憶してください!つまり!魔法少女クロノ・マキナのその名を!」

仰々しく、芝居掛かった機械音声ナレーション

全ての雑兵を蹴散らし飛び立つ避難ヘリを見送る少女

それらを目撃した民衆は

直下コンマ二桁でクロノ・マキナの一般受け


118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 01:19:50.82 ID:l7hC2cs1O
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 01:19:51.51 ID:CsYUI18eO
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 01:20:08.27 ID:zXIDa9YEo
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 01:21:51.32 ID:YoZwrKFi0
ちょろいよお
大丈夫っすかこの国
122 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:38:03.10 ID:vCzgeEFnO
時計紳士「ふむ、上々であるな」

突如飛来した隕石、それに由来する侵略者

それを一撃で蹴散らした少女

宣伝効果は絶大であった様だ、監視下にあるネット上の各種反応では皆一様にクロノ・マキナを讃えていた

扇の女「面白くないわね、アレが魔法少女?魔砲少女の間違いでしょ?」

時計紳士の隣で扇の女が不満を口にする

時計紳士「わかりやすく強い存在に人は惹かれる、機械仕掛けの大砲の様にな…素手だのよくわからない呪文などでアレに対抗しても人はそれを現実とは受け取りがたいだろう」

扇の女「そう言う魔法少女をスカウトしづらくなるじゃない」

時計紳士「今はまだその段階にない…次は政府との接触だ、余計なことを言う連中の口は」

扇の女「いつでも塞げるわ」

時計紳士「ではその様に」
123 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:43:48.48 ID:vCzgeEFnO
避難所の危機を救った充足感に浸る間も無く、幽姫は自衛隊に取り囲まれていた

いくら一般に受けても彼女は現状不法に武器を持った不審者にすぎない

自衛隊隊長「武器を捨て投降しなさい!」

放水車の影からは幾つか銃口が覗いている

時計紳士「いや、その必要はない」
124 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:48:30.56 ID:vCzgeEFnO
運転手もいないのに勝手に放水車が走り始める

自衛隊隊長「なっ!?」

放水車に追い回され散り散りに逃げまわらざるを得なくなった自衛隊を尻目に装甲車が悠々と幽姫を回収する

幽姫「ごめんなさーい、この車お借りしますね!」

自衛隊隊長「ま、待て!」

とっさに銃を構えタイヤを狙って発泡するも

自衛隊隊長「…不発!?」

時計紳士「さらばだ諸君!次は友軍として会おうではないか!」

そして魔法少女達は去ったのである
125 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:50:51.80 ID:vCzgeEFnO
幽姫「それで、次はどうすれば良いんです?」

時計紳士「個人でできる事には限りというものがある…この国はまだ秩序に依っているからだ、故にその頂点」
126 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/05(木) 01:51:20.34 ID:vCzgeEFnO

時計紳士「総理大臣に会いに行く」
.
127 : ◆f9KVUUz1P. [sage]:2017/10/05(木) 01:51:48.66 ID:vCzgeEFnO
ここまで


多分ここまでで1話分くらい?
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 05:26:49.08 ID:qN3Xs3Vk0
面白い
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 05:28:54.89 ID:e1+4lgKBO
乙乙
130 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 20:43:09.95 ID:TE4mfRZWO
エグゼイドスレががっつり進んで満足したのでこっちも動かす

誰かいるかな?
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 20:45:29.70 ID:ayYUGFLu0
来たよー
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 20:46:11.63 ID:CLwYpqswo
はーい
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 20:46:29.74 ID:GUEfae3eo
114514!
134 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 20:50:48.90 ID:TE4mfRZWO
時計紳士がせわしなくタブレットを操作する

爆走する装甲車のハンドルには目も向けない

にもかかわらず驚くほどスムーズに障害物を避け、大した揺れもなく進んで行く

幽姫「これ、どうなっているんですか?」

時計紳士「機械とは総て我が眷属に等しい物…この程度の操作ならば手を触れるまでもない」

幽姫「…そのタブレットは?」

時計紳士「魔法少女候補者の名簿だ、ここから先の一件での死亡者を削除している、これは私が直に目を通す必要がある」

声色にあからさまに不機嫌さが現れている
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 20:53:07.17 ID:ayYUGFLu0
そろそろ新キャラでるかな
136 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 20:57:37.52 ID:TE4mfRZWO
時計紳士「候補者とは言わば作物だ、手塩にかけて周囲の環境を整え、害悪なる者共を処理して初めて才能は成る」

時計紳士「その畠に奴等は無遠慮に石ころを投げ込んだ!それなりに被害も出た…報いを受けさせる」

時計紳士「二度目だ、奴等は又しても私達の領域を焼いた」

その言葉が何を意味しているかはわからない
だが怒りだけはしっかりと伝わってくる

幽姫「起こっているんですね」

時計紳士「……いや、違う…そう私に強い感情はない…そう必要がない…そう、そうなのだ」

時計紳士「……」

そう言うと彼は再びタブレットの操作に没頭してしまう
137 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 21:07:18.78 ID:TE4mfRZWO
そうこうするうちに車が止まる

時計紳士「降りろ、首相官邸前だ」

促されるままに下車する

真っ赤なドレスに身を包んだ女性がそのに立っていた

???「貴女が魔法少女一号ね、私は赤井貴子…総理の秘書だと思ってくれればいいわ」

時計紳士「ひどく曖昧だな、女王」
138 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 21:31:33.72 ID:TE4mfRZWO
赤井「さ、付いてきて首相が待ってるわ」

官邸の応接室には既にテレビで見た顔の総理大臣
そして見たことのない人物が二人控えていた

一人は黒衣の神父、しかしそこに十字架の意匠はなく代わりに見覚えのないシンボルが刻まれている

もう一人は扇を携えた女性、よく見れば神父と同じシンボルが扇に刻まれている

総理「ふむ、赤井君…彼女が」

赤井「えぇ、今巷を騒がせている救世主。魔法少女クロノ・マキナよ」

直下コンマ二桁 総理からの心象
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 21:33:52.76 ID:rKLpWolMo
140 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 21:45:33.04 ID:TE4mfRZWO
総理からの心象 76 この少女は信用に足る様に見える…が

総理「確かに、我々は未だ奴らに対して決定打を持たない」

神父「然り、だが我々は持っている」

扇の女「アレは人の理を外れた物」

時計紳士「人の理では打破し得ぬもの」

赤井「ご決断を総理」

総理「彼女と二人で話は出来るかね?」

赤井「席を外しますね」
141 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 21:48:25.68 ID:TE4mfRZWO
総理「……」

幽姫「えっと…」

思いもかけず総理大臣と二人きりにされてしまった

総理「君は、どう思うかね?」

幽姫「え?」

総理「魔法少女の事、あの四人のこと…君はどう思っているかね?何でもいい思った事を話してくれないか?」

下3までで返答案
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 21:59:43.34 ID:/aaT/d4U0
魔法少女のこと:よくわからない。危険で、いつまで自分でコントロールしていられるかわからない。科学で調べられるなら調べたい
あの四人のこと:よくわからない。頼らないと炎に対抗できないが、信用しきれない
炎のこと:よくわからない。はやくしらべてやくめでしょ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 22:41:09.36 ID:MRulge6so
どうでもいい
敵を討つまで利用できるものは利用する
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 22:44:35.18 ID:A4GV7IVio
>>142
145 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 22:56:01.12 ID:TE4mfRZWO
幽姫「正直よくわかってません、魔法少女の力はどのくらいコントロールできてるかもわからないですし、あの四人も頼らないと戦えないのは分かりますが信用しきれてないです」

幽姫「それにあの炎のことも」

総理「……ふむ」

幽姫「でも、それでも仇を討つのに利用できるなら」
146 : ◆f9KVUUz1P. [sage]:2017/10/08(日) 22:57:04.54 ID:TE4mfRZWO

「私は何だって利用します、あの四人の事も魔法少女の力も」
.
147 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/08(日) 23:06:53.73 ID:TE4mfRZWO
総理「そうか…」

総理大臣はとかく様々な人間と相対してきている
其れこそ腹の中で何を考えているかわからぬ輩と探り合いを続けてきたのだ

そのうえで


総理は少女の瞳に闇を見た
148 : ◆f9KVUUz1P. [sage]:2017/10/08(日) 23:07:21.40 ID:TE4mfRZWO
ここまで
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 23:11:58.65 ID:i2LRqj9Zo
おつ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 23:20:15.29 ID:A4GV7IVio
乙!
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 09:08:55.67 ID:W0Y5b0HOo
乙乙
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 00:54:51.32 ID:xQS9v2UV0
今後も魔法少女は増えそう?な感じだけど
増やすとしたらイッチが考えるの?
153 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:07:35.15 ID:CX1m/ihwO
こっちも更新しよう
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:10:21.54 ID:4aN7axQb0
キタコレ!
155 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:15:58.03 ID:CX1m/ihwO
総理大臣「……奴らは人の心を壊す事に長けているように見える」

幽姫「心を、ですか?」

総理大臣「赤井くん…私の秘書も2年前までは普通の女性だったのだ…それがあの神父と出会ってすっかり変わってしまった」

幽姫「辞めさせないんですか?」

総理大臣「辞めさせるだけの正当な理由がない…ただ性格が変わった様に見える、現状はそれだけなのだ」

幽姫「……」

総理大臣「君も自分を強く持つ事だ、なぜ君が闘うのか…その根底を見誤ればたちまち闇に飲まれるぞ」

幽姫「はい、注意します」

総理大臣「…魔法少女への支援は最大限しよう、それしか我が国に残された道はないからな」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:17:54.36 ID:4aN7axQb0
元々は普通の人間だったんだ…
157 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:19:49.14 ID:CX1m/ihwO
時計紳士「話は終わったか?」

扉の開く音もなかったのに時計紳士が立っていた

幽姫「…いつの間に入ってきたんですか?」

時計紳士「さしたる問題ではない、少なくとも君たちの会話は聞いていないのだから」

総理大臣「……帰りたまえ、支援の内容は赤井君を通して伝えよう」

時計紳士「恐悦至極」
158 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:25:26.20 ID:CX1m/ihwO
時計紳士「さて、ではこれからの方針を話し合おうではないか」

幽姫「これから…ですか?」

時計紳士「現状君が戦えているのは相手が雑兵に過ぎないからだ、ネームドの連中が現れれば君も劣勢に立たざるを得ない」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:26:45.68 ID:4aN7axQb0
ん?
160 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:29:12.47 ID:CX1m/ihwO
時計紳士「故に君は魔法を習得する、新たに魔法少女を勧誘するなどの行動をしなければならない」

幽姫「戦力の増強をしろって事ですね」

時計紳士「理解が早くて助かる、それに関連して君の魔力を見ようと思う」

幽姫「魔力を…見る?」

時計紳士「習得させる魔法の方向性を定めないといけない…懐中時計に念を送ってみろ、診断は私がしよう」


下3 好きな色とか魔法の系統とか書き込んでみてくだし
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:30:18.41 ID:3vhNhkNr0
鉛白
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:30:34.72 ID:4aN7axQb0
水色
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:31:08.07 ID:36FjC3MAO
メロメロ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:31:08.50 ID:MCrwOOlno
165 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:37:53.19 ID:CX1m/ihwO
時計紳士「……」

幽姫「どうしたんですかそんな黙り込んで」

時計紳士「…」ミケンオサエ

時計紳士「…ピンクだ」

幽姫「は?」

時計紳士「君の魔力色はピンクだ…」

幽姫「魔法少女としてはスタンダードなのでは?」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:40:10.00 ID:3vhNhkNr0
魅了系砲撃魔法少女とかいう新ジャンル
167 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:41:35.07 ID:CX1m/ihwO
時計紳士「この魔力色の持ち主は精神干渉、とりわけ魅了に強い適正を持つ」

幽姫「ふむふむ」

時計紳士「直接戦闘向けではない」

幽姫「ふむふむ……うぇ?」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:42:56.92 ID:4aN7axQb0
( 0w0)ウェ?
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:43:57.26 ID:HqZUg2Ky0
歌って踊ればいいんだよ!
最終的にはマイケルのゲームみたいに必殺ダンスで範囲内の敵を爆散させられるようにだな
170 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:46:16.69 ID:CX1m/ihwO
幽姫「ちょっと待ってください、仇を取らせてくれるって話は!?」

時計紳士「我々にも意地はある、何としても仇は討たせよう…だが直接討てるかは相当怪しくなった」

幽姫「 」

時計紳士「現状君に求める役割は…広告塔だ、ひたすらに新たな魔法少女を呼びあつめる広告塔になれ」

幽姫「 」

時計紳士「いずれ君が集めた少女達が炎を鎮めて見せるだろう」

幽姫「ソウデスカ-」

時計紳士(流石に同情するぞ…)
171 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:46:57.13 ID:CX1m/ihwO
話のジャンルが音を立てて切り替わったぞ
172 : ◆f9KVUUz1P. [saga]:2017/10/15(日) 23:51:02.65 ID:CX1m/ihwO
先が思いつかなかったので一旦ここまで
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:52:41.59 ID:4aN7axQb0
乙…
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:54:55.72 ID:LqQ4C/mo0
アイドル戦国時代だしアイドル魔法少女目指そう
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 00:09:11.24 ID:IKmHL3Zi0
魔法少女に成れる年齢って決まってますか?
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