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【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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219 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 21:36:08.76 ID:XdHxz6p40
「……た、すかったぁ」
アルジールは、地に座り込んでいた。元々、探険家とは戦う事を任された職ではない。
野生の獣とはいえ、これと戦って退けることは、彼女にとって、恐ろしく骨の折れる事だったと言っても良い。
生命を繋げたのは、運が良かったというべきだろう。
「……うっ。血まみれ」
ふと気づけば、自分自身も、また狼の亡骸も、血だらけである。
このまま放置しておけば、他の獣を呼び寄せることにもなろう。
亡骸のことも含め、どう処理したものだろうか。
自由安価:↓2 狼の亡骸と血の処理をどうするか。
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 21:42:59.27 ID:Cu7I3z70O
高原の村で体を洗えるなら洗ってから、狼の血抜きをする
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 21:45:21.81 ID:71LhDeQ60
↑で
高原の村に人は住んでるよね?
222 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 22:02:40.40 ID:XdHxz6p40
=====システム=====
>>221
はい、今でも村に人は居ます。では、
>>220
を安価とします
=====システム=====
「ん!? お、おい、あんたどうした?!」
「あ、驚かせてごめんなさい。私、探険家なんですけど……」
アルジールは、一度、村へ行くことにした。
血を洗い流す為というのが一つ。狼の血抜きをする為というのがもう一つ。
確かに、小さい獣を捌く方法くらいは知っていたが、幾らなんでも、狼の死骸を処理することは初体験だった。
迂闊に触って死骸を無駄に傷つけるよりは、村に一人は居るであろう猟師に、後始末を頼む方が、妥当の様に思われた。
「オオキバオオカミを一人で! はぁ、こりゃまたとんだ娘っ子だ。ま、事情は分かったよ」
「済みません、お願いします……あ、後、近くに川とかは」
「川? あぁ、その服か。確かに、そのままじゃ獣が寄ってくるな……。川なら、向こうの方だよ」
「有難うございます……」
その後、猟師は無事に見つかり、ついでに、身体についた血を洗い流せる水場も発見。
これで、差当り、探険に差し障りはなくなっただろう。
オオキバオオカミを討伐した。
時間が二行動分経過した。
223 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 22:06:22.84 ID:XdHxz6p40
4月8日 1/6 霧の高原の村 達成値:130/200
「結局、手間取って日をまたいじゃったな」
「猟師さんには感謝しないと……」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
(2)崖下の洞窟
3.休息
4.移動
↓1
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 22:07:08.95 ID:rKLpWolMo
1
225 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 22:12:44.02 ID:XdHxz6p40
アルジールは探索を行った。
「昨日の跡は……もう残ってないな。安心」
昨日争った痕跡は、もう殆ど残っていなかった。血は大地に吸い込まれ、跡形もない。
この分ならば、探険に影響が出ることはまずないだろう。
一安心して、アルジールは辺りを探索した。
探索達成値が6上がった。136/200
226 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 22:13:24.05 ID:XdHxz6p40
4月8日 2/6 霧の高原の村 達成値:136/200
「さて、どうしようか」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
(2)崖下の洞窟
3.休息
4.移動
↓2
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 22:15:53.76 ID:3bQsMHUDO
2(1)
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 23:13:10.16 ID:MlSyRlJBo
上
229 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 23:21:47.37 ID:XdHxz6p40
アルジールは調査を行った。
「林、もう一回調べてみよう」
苔むした骨を見てから、正直、洞窟に行くのは気が進まない。
なので、アルジールはもう一度、林を調べ直すことにした。
その途中、草原の中で、煌めく何かを発見した。
「あ、何か……これは、何だろう。ガラス球?」
「中に、金属の線みたいのがある。螺子、かな。ぐるぐる渦巻いてる」
「遺物、っぽくはないけど、貰っていこう」
アイテム『ガラス球?』を手に入れた。
探索達成値が8上がった。144/200
230 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 23:22:54.23 ID:XdHxz6p40
4月8日 3/6 霧の高原の村 達成値:144/200
「ふう。大分、調査は進んだかな」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
(2)崖下の洞窟
3.休息
4.移動
↓1
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 23:36:03.73 ID:6q9YG7240
「調査」等で発見した特別なポイントへ行けるなら4
そうでないなら1
232 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/08(日) 23:48:51.28 ID:XdHxz6p40
「……もうちょっと、詳しく調査したいかな」
ふと、アルジールはそう思った。
これまで探索・調査してきたエリアへは、深く踏み込んでいる訳ではない。
あくまで、外から其処へ、一時的に立ち入っただけのこと。
しかし、此処まで来たら、もっと詳しく調べてみたいとも思う。
なら、其処まで行って、拠点とまでは言わずとも、調査の起点としても良いのではないか。
「じゃあ、どっちに行こうか?」
選択安価:↓1
1.疎らな林
2.崖下の洞窟
=====此処まで=====
今日は此処まで。明日が早いので、休日ですがもう終わりたいと思います。
人の集中度合いを見て安価を設定しないと、上手く進行できませんね……
基本的に↓1で統一した方がよさそうです。次からは調整致します。
それでは、お疲れ様でした。
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 23:49:20.55 ID:kuFn7xqmo
2
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 23:51:15.07 ID:71LhDeQ60
乙
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 23:53:34.64 ID:6q9YG7240
おつ
最近の楽しみになってる
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 00:19:48.50 ID:NyXiHs35O
乙
237 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/09(月) 21:22:29.16 ID:a7adawXO0
済みません、今日はお休みで……
明日はやります、はい
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 21:29:45.88 ID:uAajW3YkO
了解です
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 21:39:55.94 ID:MYoEWTrTO
了解
240 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 21:37:55.47 ID:xL2uCCgI0
済みません、十時から今日は始めます
一時間前後しか出来ないと思います……
241 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:06:55.68 ID:xL2uCCgI0
こんばんは。そろそろ始めます
早めに切り上げます、済みません……
=====此処から=====
4月8日 4/6 霧の高原の村 達成値:144/200
「……ついた」
結局、アルジールは、あの崖下の洞窟に戻ってきていた。
探険家として、全てを知らないまま、こんな場所を放ったらかしにしておくのは、如何にも勿体無いように思われた。
此処に感じる気疲れが消えた訳ではないが、それでも、好奇心はそれを抑える働きをしてくれた。
「……どうしようか」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
(2)崖下の洞窟
3.休息
4.移動
↓1
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:09:21.98 ID:L0b6siTPO
2 (2)
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:10:05.11 ID:hC5X+dqJo
2崖下の洞窟
244 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:17:37.69 ID:xL2uCCgI0
アルジールは調査を行った。
「……今度は、骨が見つからないといいな」
独り言ち、少しだけため息をついてから、彼女は再び洞窟に潜っていった。
苔むした骨を見つけた辺りを越え、更に奥へ進んでいく。
入り口からの明かりはすっかり細くなり、最早、頼りになるのは手元のランタンだけ。
いよいよ探険らしくなってきた、と心弾む一方で、些か、不気味な感じが漂っていることは、否めなかった。
おっかなびっくりしながら、少しずつ進むアルジール。
しかし、その腰の引けた歩みは、突然中止されることになった。
「……行き止まり?」
其処は、確かに行き止まりであった。
先細った洞窟は、目の前で完全に窄みきり、とても先に進める状況ではなくなっていた。
「うぇ。此処まで来て、もうおしまいか……」
自由安価:↓1 アルジールはどうする?
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:20:56.19 ID:RRQ8OmOq0
一応行き止まりの壁を調べる
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:21:50.43 ID:23iidH5Y0
いや、この洞窟まだ続きがある筈だとりあえず持って来たロケットランチャーで洞窟穴開けて奥に進む
247 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:24:04.96 ID:xL2uCCgI0
しかし、どうにも諦めきれないアルジール。
未練がましいとは承知の上で、その辺りを少し調べてみることにした。
「見た感じ、自然に細くなっていってるし……これで本当に終わりっぽいんだけど」
行き止まりあたりの壁を触りながら、ブツブツと愚痴る。
ぽんぽんと、手に土が付くのも構わず、所構わず触りまくる。
……その時。
二桁コンマ安価:↓1 100-(器用*10)【20】以上が出ると……
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:28:56.12 ID:hC5X+dqJo
あ
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:29:29.78 ID:lCcU5ggL0
あ
250 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:32:31.02 ID:xL2uCCgI0
=====システム=====
残念……
>>246
うぇ!? ロケランなんて持ってきてないハズですが
=====システム=====
「……うーん。駄目だ、何もない」
結局、彼女は、其処で何を見つける事もなかった。
仕方なく、とぼとぼと洞窟から出ていく。
「まぁ、こんな事の方が多いだろうし。へこんでちゃ駄目だよね」
探索達成値が10上がった。154/200
251 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:33:28.73 ID:xL2uCCgI0
4月8日 5/6 霧の高原の村 達成値:154/200
「ふう……」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
3.休息
4.移動
252 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:35:03.60 ID:xL2uCCgI0
済みません、↓1でお願いします
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:37:38.35 ID:lCcU5ggL0
1
254 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:44:11.51 ID:xL2uCCgI0
アルジールは探索を行った。
「もう、あの洞窟はもう収穫ないだろうし……よし、次だ次ーっ」
先程の失望から、僅かな時間しか経っていない。しかし、アルジールは、もう次の事を考えていた。
気持ちの切り替えが早いのは、この少女の長所の一つ。
駄目なら駄目で、次がある。それが、彼女の考えだった。
探索達成値が6上がった。160/200
255 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:45:07.17 ID:xL2uCCgI0
4月8日 6/6 霧の高原の村 達成値:160/200
「特に何も見つからなかったけど、まだまだ!」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
3.休息
4.移動
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:46:34.95 ID:hC5X+dqJo
1
257 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:48:22.42 ID:xL2uCCgI0
=====システム=====
あぁ、また↓1入れ損ねた……
=====システム=====
アルジールは探索を行った。
「獲物は何処だ―ッ」
多少、やり過ぎな程に張り切り、気炎を上げるアルジール。
しかし、そのやる気は実を結ばず、特に何も見つからなかった。
探索達成値が6上がった。160/200
258 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:53:17.34 ID:xL2uCCgI0
「……駄目だぁ」
とすんと、地面に敷いた寝袋に腰を下ろし、空を仰ぐアルジール。
今日は、何やら成果が一向に上がらない。
これまでが全く以て順調に進んできただけに、どうにも悔しい気分がこみ上げる。
「……何の、まだまだ。今からが本番さ」
負け惜しみのようだな、などと、そう思いながらも、彼女は自分のモットーを思い出す。
明日は明日の風が吹くだろう。それまで、ゆっくり休もう。
ごそごそと、寝袋に入り込む。
おやすみ、と、誰からも返事がないのに言ってしまうのは、故郷での癖が抜け切らない証拠だった。
……夜が来た。獣が目を覚ます夜だ。
二桁コンマ安価:↓1 100-運命【30】以下が出ると……
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:53:46.15 ID:lCcU5ggL0
あ
260 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:55:37.92 ID:xL2uCCgI0
=====システム=====
おっと……
では、もう一度判定です
一桁コンマ安価:↓1
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:56:21.89 ID:hC5X+dqJo
あ
262 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/10(火) 22:58:54.33 ID:xL2uCCgI0
ふぇあ!?
……はい、分かりました。では、続きを……
と行きたい所ですが、済みません、今日は此処までです。
続きは……明日は大丈夫かな。九時頃から再開すると思います。
という訳で、お付き合い、有難うございます。
お疲れ様でした。
=====システム=====
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:59:37.61 ID:L0b6siTPO
乙
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 23:00:18.47 ID:lCcU5ggL0
乙
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 23:01:37.83 ID:hC5X+dqJo
乙です
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 23:45:19.04 ID:fTO7/fSA0
乙
267 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 21:04:21.39 ID:qBrf68q60
こんばんは。そろそろ始めます
=====此処から=====
268 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 21:19:44.53 ID:qBrf68q60
「……」
一人、眠るアルジール。霧に満ちた世界で、時間だけが流れる。
輝く月だけが、夜を照らす。音のない闇は、穏やかに、少女を包んでいた。
しかし、その静けさは、突然に破られることになる。
「っ」
ぞわりと、アルジールの背筋を冷たいものが奔る。
寝袋を直ぐに這い出、背嚢から鉈を背負う。そして、それを構えて、彼女は目を凝らした。
霧の向こう。それは、確かに存在していた。
林の若木と見紛う程、巨きなヒトガタ。
それにまとわり付き、不気味に月光を照り返す、粘着質の液体。
頭と思しき所から垂れ下がった、異様に長い舌。
その頭の殆どを覆う、余りにも大きな口。
異形。アルジールは、思わず声を漏らした。
「……あ、くま」
269 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 21:34:07.51 ID:qBrf68q60
そんな馬鹿な、と、乾いた喉を唾で濡らし、早まった呼吸を抑えようとしながら、思う。
人を襲い、喰らい、恐怖させるモノ。探険家にとって、絶対に回避せねばならない厄災の一つ。それが、悪魔であった。
極限の修練を積んだ武人か、完全に武装した正規軍一個小隊。
さもなければ、悪魔祓いと呼ばれる、”教会”の私設部隊でも無ければ、例え最弱の個体であっても、対抗は不可能。
そんな化物が、それだった。
しかし、探険家は、それの恐怖をよく知るが故に、ギルドという組織を通して、徹底的にその情報を集めている。
特に、各地の支部が受け持つ地域においては、それら「らしい」というだけの、噂話の様な情報であっても、一つ残らず集め、確認する。
そして、もし本当にそれが居たのならば、即座に軍に通報し、これを討伐する。
連邦という国に於いてこの方針は、他の安全策を一段上回る重要性を以て認識され、実際に徹底されている。
そのギルドが、居ないと言った。その地域に悪魔が出ることなど、有り得ない筈なのだ。
だが、現に、それはそこにいる。
アルジールの目線の先、その巨体であれば、五秒あれば此方に辿り着く、という、至近の距離に。
このままでは死ぬ。アルジールは、確信した。
(にげなきゃ)
(はやく、にげなきゃ)
二桁コンマ安価:↓1 100-運命【30】以下が出ると……
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 21:36:08.05 ID:cluUj6BDO
あ
271 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 22:04:41.00 ID:qBrf68q60
乾いた音。瞬間、アルジールの身体が固まる。
足元を見下ろせば、無意識に後退っていた足が、小枝を踏み折っていた。
(あ)
形振り構わず、逃げ出す。鉈も振り捨て、脇目も振らず、霧の中を走る。
ちりちりと背筋に感じる嫌な感覚。それを振り切ろうとして、必死に。
だが、悪魔と呼ばれるそれは、逃走を許さなかった。
一つ、二つ、三つ。その歩みは、僅か三つで、彼女が離した距離を無にした。
四つ、五つ、六つ。その歩みは、僅か六つで、彼女が持った距離を無にした。
逃げるその背は、悪魔の目の前にあった。
「ひっ」
二桁コンマ安価:↓1 100-運命【30】以下が出ると……
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 22:05:07.05 ID:ID4Xdpcao
はい
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 22:10:05.82 ID:SKyVSJ5V0
これヤバイな・・・
274 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 22:31:57.38 ID:qBrf68q60
「あっ……」
霧が、彼女の敵となった。
湿った空気を身に纏った草原は、露を含む。それが彼女の足を滑らせた。
転げ、大地に身を伏せる。
慌てて立ち上がろうとして、アルジールはそれを見た。
目の前に迫る、醜悪なるモノ。
己を喰らわんとして、その顎を開くモノの姿を。
「や……」
選択安価:↓1
1.叫ぶ
2.助けを呼ぶ
3.祈る
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 22:39:25.53 ID:S1IMW1wIO
2
276 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 22:47:00.63 ID:qBrf68q60
「誰か、助けて――」
最早、意味を為さないであろう、人に聞き取れない程の声。
それでも、アルジールは声を上げた。
自身を助ける事を望む、その声を。
「――伏せるんだ」
故にこそ。
意味を為さぬと考えながらも、それでも上げたその声は、彼女自身を救う切っ掛けになった。
277 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 23:03:05.93 ID:qBrf68q60
「――――」
突如、閃光が煌めく。咄嗟に伏せた顔にまで届くその光は、直接見ていない筈のアルジールの視界をも遮った。
しかし、それより影響が大きかったのは、悪魔の方であった。
恐らくは、光に弱い種類だったのだろう。閃光が止み、視界が戻ったアルジールは、苦悶の咆哮を上げ、逃走していく悪魔の後ろ姿を見た。
「……た、すかった?」
呆然と、その場で立ち尽くす。
自分の生命が助かったのだという、その事実。それを咀嚼するまでは、もう暫くの時間を必要とした。
そして、この生命を救ってくれた何者かが存在している事へ思い至るまでは、更に少し。
「ふむ。ようやく落ち着いたと見える」
「あ……」
その声の主は、彼女の背後から姿を現した。
擦り切れきった外套。土気の色をしたそれは、すっかり草臥れきっている。
目深に被った鍔広の帽子が落とした影は、月を隠し、人影の顔を隠していた。
「さて、立てるかな。お嬢さん」
278 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/11(水) 23:07:17.79 ID:qBrf68q60
=====此処まで=====
今日は此処まで。
取り敢えず、新キャラ登場です。登場自体は予定通りですが、こんな形になるとは予想外……
時の運といえばそうなんですが、実はあと少しでバッドエンドに成りかけてたり。
回避出来てひとまず安心です。
明日も九時頃から出来ると思います。
お付き合い、有難うございました。お疲れ様でした。
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 23:10:44.28 ID:dM+M/EMSO
乙
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 00:20:10.27 ID:l/nDkuTJo
あぶねぇ
おつ
281 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/12(木) 21:32:10.84 ID:3lnUYl2J0
こんばんは。そろそろ始めます
=====此処から=====
「……えっと、はい。立てます」
「結構」
戸惑いながら、アルジールはその人影を見やる。
ひとまず、立てる。抜けたかと思いきや、自身でも意外なことにしっかりとしている腰を上げる。
さて、これはどうしたものだろうか。彼女は、混乱の内に、人影と相対した。
自由安価:↓1 アルジールはどうする?
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 21:32:57.49 ID:dBcky19So
感謝の言葉を述べつつ自己紹介
283 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/12(木) 21:44:01.38 ID:3lnUYl2J0
「えと、助けて頂いて、有難うございました。私、アルジールです。探険家をしてます」
何はともあれ、人に助けられたなら感謝を。そして、初めて会った人間には自己紹介を。
骨身にまで染み付いたその行動は、彼女の親に叩き込まれた習慣だった。
「ほう、探険家。同業だったか。とまれ、感謝の言葉は有難く頂戴しよう」
二桁コンマ安価:↓1 (魅了*10)+20+コンマ値で、「初期好感度」を決定
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 21:46:00.37 ID:h1DXpaXmO
ら
285 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/12(木) 22:24:04.28 ID:3lnUYl2J0
「しかし、中々礼儀の成ったお嬢さんだ。好ましい人間の様に見える」
「え? あ、有難うございます」
自己紹介しただけで、高評価。少し、背筋が痒くなる。
アルジールは元々、愛想が無い。ぶっきらぼうな物言いをしてしまう性分で、人からよく見られることが少なかった。
一応、探険家として活動するにあたり、必要最低限のマナーというものは身につけたが、所詮付け焼き刃だ。
それだけに、こんな風に言われると、面映い……というより、自分の事を言っているように思えず、実感がなかった。
「さて、礼儀を受けてはこれに応えるのが筋だろう。私も、自己紹介させてもらおう」
それから、その人影は、鍔広の帽子を取り、それを胸に当てて、軽く一礼した。
「私は、そうだな。イーゼル。イーゼル・バックスだ。君と同じ、探険家だ。宜しく頼むよ」
影が消え、漸く月明かりに照らされたその顔は、壮年を迎えた年頃の、男性のものだった。
イーゼル・バックスの初期好感度が67に設定されました。
286 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/12(木) 22:59:35.11 ID:3lnUYl2J0
「ふむ……所で、お嬢さん。君は、どうやら見たところ、駆け出しのようだが」
「えぇ、はい。実を言うと、つい一週間ほど前に活動を始めたばかりで」
「ほう。これは驚いた。そんなルーキーが、悪魔を相手に逃げ出す根性を持っているとは……」
顎に手を当てながら、目を細める。
イーゼル・バックスを名乗るその男は、どうやら、アルジールよりは遥かに、探険家としてのキャリアが長いようだった。
その体験からだろうか。彼は、彼女の今日の行為について、高い評価を下していた。
「……どうだろう、アルジール君。私の勝手な見立てによれば、君には、何か良いものがあるように見受けられる」
「もしよければ、だが。先達として、君の成長を手伝おうかと思っているのだが」
「手伝い……?」
「そう。具体的には、私が持つ技術・知識の伝授だ」
「この歳になるとね。未来ある若者を育てる事に、大いに楽しみを覚えるように成っていてね」
「出来れば、受けてもらえると、私にとっても良いのだが……さて、どうだろう?」
「えっと……」
アルジールは、この突然の申出を、頭の中で吟味した。
突然現れた、見知らぬ人間。これが故郷なら、怪しいと言って断る所だが。
受けようか、受けまいか。どうしようか?
自由安価:↓2 バックスの申出を受ける? 受けない?
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 23:00:45.29 ID:xzQFie6kO
受ける
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 23:03:59.44 ID:FcpJ+ZzdO
受けない
289 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 00:02:40.38 ID:t/S/PhQg0
「……いえ。結構です」
暫く考えて、アルジールは、それを断ることにした。
返事を聞いて、イーゼルの顔は、少し曇る。
「そう、か。要らぬお節介、という奴だったかな」
「あ、いや。そうじゃなくって」
「ふむ?」
沈黙。
決して、不満がある訳ではない。
その様子からして、アルジールがこの男性から学ぶ所は大であるのは、明白だ。
身なり、装備、立ち居振る舞い。少なくとも、駆け出しの探険家とは比べ物にならない経験を、彼は積んでいる。
その教えを請うことが、マイナスになる筈はなかった。
ただ、
「その。自分で、色んな物を体験してみたくて」
「――――」
イーゼルは、幾つか皺の刻まれたその顔に、曖昧な表情を浮かべる。
郷愁、だろうか。何かを懐かしむ様に、目を細める。
「そうか。未知の探求こそは、我々探険家の本領だ。それを遮るわけにはいかないな」
そして、彼は首肯し、断りを受け容れた。
「……まぁ、しかし。それにしても、全く何もしない、という訳にもいかないな」
「え?」
「これは、私の我儘だと思って聞いてほしいのだが」
「折角こうして出会えた縁というものが在る。このまま別れるというのも、勿体のない話だ」
彼はそう言うと、アルジールを誘い、近くの倒木に座った。
「贈り物、として考えてほしいのだが。何か、君が聞きたいことがあれば、これに答えようと思う」
「聞きたいこと……?」
「そうとも。私の遍歴も長い。君にとって、どうしても知りたいことがあるのなら、私の知る限りを教えよう」
「無論、私の勝手な物言いだ。これも不要というなら、無理に押し付けるつもりはないが」
「此方は、どうかね?」
選択安価:↓2 バックスに何を聞く?
1.姉の事
2.バックスの事
3.助けた時の「閃光」
4.悪魔の事
5.その他(自由記述)
6.何も聞かない
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:03:23.17 ID:DovMHzIyo
2
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:03:39.98 ID:ihi7VMUDO
2
292 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 00:05:55.02 ID:t/S/PhQg0
=====此処まで=====
安価、了解です。今日は此処まで。
すみません、本当ならもっと早く進行出来た筈なんですが……
色々、面倒がありまして、遅くなった割に進みが悪く、お待たせしてしまいました……
暫く、これくらいのスローペースで進むことが多いかと思います。ご迷惑をおかけします。
では、お付き合いいただき、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:06:13.03 ID:DovMHzIyo
乙でした
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:09:22.64 ID:1RZgcweD0
おつおつ
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 00:23:40.45 ID:1lERmofho
おつの
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 09:50:17.61 ID:rMZypqP10
必要になったら色々教えてもらおう
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 19:40:38.87 ID:eCqPPs6E0
>>274
で2を選ばなかったらBADENDだったとしたら、アルジールは本当にギリギリの生還という事か
298 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 21:21:18.24 ID:t/S/PhQg0
こんばんは
ちょっと面倒がありましたので、9時半までお待ちを
最悪、今日はお休みかもしれません
299 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 21:34:02.02 ID:t/S/PhQg0
何とか出来そうなので、開始します
>>297
其処の選択肢も確かに大事なポイントだったんですが、それ以上に運命の失敗が大きかったですね……
此処まで連続してとは正直思っていなかったので
=====此処から=====
300 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 21:55:15.18 ID:t/S/PhQg0
「じゃあ、その。バックスさんの事を聞きたいです」
「私の、かね」
それは、探険家としての経歴を? そう尋ねられるが、アルジールは首を振る。
「私以外の探険家って、お姉ちゃ……姉以外に知らなくて」
アルジールには、探険家として家を出た姉が居た。
時折、家に帰ってきては、自分と遊んでくれる、優しい姉だった。
しかし、何故そうした道へ進んだのか、とか、探険とはどんなものだったか、とか、そうした体験は、余り話してくれなかった。
だから、そうした辺りの事情がどうなっているのか、ふと気になったのだ。
しかし、よく考えれば、出会って直ぐの相手に聞くことではなかっただろうか。
そこに思い至り、慌てて訂正しようとしたが、バックスは、何処か納得した様に頷いていた。
「そういう事なら、話すに吝かではないよ」
「ほ、本当ですか?」
「無論だとも。虚偽は罪。これでも私は、意外と信心深くてね」
「一度言ったことを、覆しはしない?」
「然り。まぁ時には、我らの主にお目こぼしを願うこともあるが」
そういって、彼は、彼自身の物語を語り始めた。
301 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:21:06.52 ID:t/S/PhQg0
「とは言っても、そう珍しいものではない。私自身も、父親が探険家だったのさ」
「昔から、彼は多くの探険をし、多くの物を見つけ、多くの事を書き記した。無論、人の知識を得ることにも貪欲だった」
「その蓄積が、私の家には山のように積み上がっていた訳だが。それを見る内に、影響されて……といったところさ」
「そうだったんですか……」
彼の語ったのは、アルジールの理由に、極似通ったものだった。
こういう理由で始める事って、案外多いのかしらん……と、彼女がぼんやり思っていると、バックスは、言葉を続ける。
「意外かもしれないが、この家業は、親の跡を子が継ぐ事が珍しくない」
「そもそも、全くのゼロから探険家を志す者の方が、圧倒的に少数派だ。何しろ、未知の領域を踏破していく、とても危険な職だから」
「だが、もし一人がそうして探険家となると、縁者が続いて探険家になる可能性が高まる。何故か分かるかね?」
「えっと……探険の話を聞かされて、興味が出るから?」
「探険の話を聞かされて、というのは間違っていない。しかし、興味をひかれる以上に、それは『ノウハウの継承』になる」
「ノウハウ……」
「つまり、探険家としての経験の一部を、体験談として引き継げるわけだ。こうすると、探険家としての活動中に、無為に生命を落とす可能性が下がる」
「危険を回避出来るなら、探険家という職業は、とても稼ぎの良いものと言える。君も、旧世界の遺物の価値は知っているだろう?」
「はい。確かに、モノによっては凄い値段が付くみたいで……」
「となれば、一攫千金を狙う人間が、これに倣う可能性が高まる。こうして、探険家を担う人間はどんどん増えていく、という訳だ」
「成る程……」
その後、彼女は、探険家という職に纏わる彼の過去について、幾つかの話を聞くことが出来た。
今の今まで、終ぞ姉から聞くことの出来なかった、探険家についての知識。
これを知れば、姉に近づくことが出来るだろうか。バックスの話を聞きながら、彼女はそう思った。
302 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:34:58.70 ID:t/S/PhQg0
……気がつけば、空が白み始めている。
アルジールは、自分が随分長い間バックスと語らっていた事に気づいた。
「あの、お話、有難うございました。とても勉強になりました」
「何、私も、久々にこうして楽しい時間を過ごせた。礼を言うよ」
微かに、口の端を上げるバックス。皺が刻まれ始めたその顔は、少しだけ、笑っているようだった。
「これからも、何処かで会うことがあるかもしれない。その時には、またこうして語らえればいいな」
「はい。また、その日が来たのなら」
それからふと、彼はかがみ込むと、自身の履く靴から、一つの鋲を取り外した。
立ち上がると、彼はアルジールの手を取り、その中に鋲を握らせる。
「危難無き旅路を願って、泡沫の縁を此処に結ぶ。君の未来に、幸あらんことを」
幸せを祈るまじない。昔話で見た、古めかしい験担ぎだった。
どうやら、彼が信心深いというのは本当らしい、と思い、アルジールは微笑した。
「有難うございます。貴方の未来にも、幸せがありますように」
イーゼル・バックスと知り合った。
好感度が上がった。67→70
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 22:37:49.20 ID:eCqPPs6E0
こういう語らいすき
304 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:38:06.25 ID:t/S/PhQg0
4月9日 1/6 霧の高原の村 達成値:166/200
それから、アルジールはバックスと別れ、自分が寝床としていた場所に戻った。
幸いというべきか、置いていた荷物に特に欠けはなく、悪魔の痕跡もない。
安堵のため息を付き、そして、自分が悪魔に出会って生き延びた幸運に感謝する。
暫く、そうして祈った後、彼女は自分の頬を軽く叩いた。
「さて、これからどうしようかな」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
3.休息
4.移動
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 22:40:21.72 ID:1lERmofho
2
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 22:41:30.13 ID:WVvwMIMKo
3
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 22:42:23.95 ID:eCqPPs6E0
4
悪魔が現れた場所は危険と判断し、村外れに拠点を移す
308 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:50:13.21 ID:t/S/PhQg0
=====システム=====
↓1ェ……
何だってこう物忘れが酷いのか
=====システム=====
アルジールは調査を行った。
「……そういえば、昨日の悪魔」
彼女は、まさに昨日、自身の身に降り掛かった災いを思い出す。
悪魔というのは、基本的に夜行動するとされている。理由は不明だが、実際、昼間に被害が出ることは少ない。
だから、まさか今襲われることはあるまい……と思うが、どうにも、あの恐怖を思い出すと不安になる。
其処で、彼女は、自分が調査したエリアをもう一度調査し直した。
「……ふぅ。痕跡は無いみたい」
結果としては、当座の心配はなさそうだ、という所だった。
それを理解し、彼女は少し、自分の中の恐怖が薄まるのを感じた。
探索達成値が4上がった。20/200
309 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:50:54.57 ID:t/S/PhQg0
4月9日 2/6 霧の高原の村 達成値:170/200
「よし……」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
3.休息
4.移動
↓1
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 22:51:12.89 ID:WVvwMIMKo
1
311 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:55:25.64 ID:t/S/PhQg0
=====システム=====
うわぁまた抜かった……
ワンテンポ確認してから投稿しないと……
=====システム=====
アルジールは探索を行った。
「じゃあ、後少し、此処を探険しきっちゃおう」
周りへの警戒は怠らず、注意深く探索を行うアルジール。
残念なことに、特に何かを見つけることはなかったが、注意深い観察のおかげで、地形の探索はとても良く進んだ。
探索達成値が10上がった。180/200
312 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 22:56:21.73 ID:t/S/PhQg0
4月9日 3/6 霧の高原の村 達成値:180/200
「この分だと、もう少しで終わるかな……」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
3.休息
4.移動
↓1
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 22:57:00.54 ID:eCqPPs6E0
2(1)
安価入れ忘れた時は自動的に↓1って事でどうだろう?
314 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 23:05:35.62 ID:t/S/PhQg0
=====システム=====
>>313
それが良さそうですね……これからはそうさせて頂きます。
ご意見、有難うございます。
=====システム=====
アルジールは調査を行った。
「そういえば、まだこの林。調べきってないんだよね」
様々なものが見つかったので、そういえば手付かずの部分があった……と、彼女は、林を調べ直した。
見てみれば、どうやら、林を作っている木々は、皆同じ種類であるらしい。
それも、建材などによく利用される種類であることも、何となく知れた。彼女の故郷には、未だ木造りの家も多い。
「……もしかして、木材の為に植えられたのかな?」
探索達成値が6上がった。186/200
315 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 23:06:34.59 ID:t/S/PhQg0
4月9日 4/6 霧の高原の村 達成値:186/200
「態々木を植えるってことは、昔はこのあたりも、荒れた土地だったのかな」
アルジールはどうする?(体力:48/48)
1.探索
2.調査
(1)疎らな林
3.休息
4.移動
↓1
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 23:10:21.68 ID:tTD5+onnO
4
317 :
◆nN35Xsj1FM
[saga]:2017/10/13(金) 23:11:56.01 ID:t/S/PhQg0
=====システム=====
>>316
済みません、4を選択する場合は、何処へ行くのかを併記してください。
=====システム=====
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 23:29:02.35 ID:eCqPPs6E0
安価有効なら
>>307
で
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