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【モバマス安価スレ】モバP「皆、立派になったよなあ…」
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213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 01:21:01.07 ID:RHwW9N+4O
しゅがは
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 01:21:59.72 ID:pKlhaDhto
ふじりな
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 01:26:51.52 ID:sKOOq2S9o
ゆかり
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 07:29:45.11 ID:V68BBf7I0
楽しんでるからレスがあるんだぜ
217 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/09(月) 14:56:17.14 ID:9OAFdqZGO
>>216
ありがとうね
218 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/10(火) 20:06:10.32 ID:VVQYCPjyO
モバP
「里奈をスカウトしてきたのは、拓海や早苗さんや巴も担当してる彼です。湘南のビーチで出会って、良い感じだと思いスカウトを仕掛けたら、あっさりOKを貰ったとか。」
ちひろ
「デビュー当時は、いかにもギャル!って感じの娘でしたよね、里奈ちゃん。でも、アイドル活動に対してはテキトーじゃなく、いつでも真剣ですよね。」
モバP
「見た目はギャルだけどそんなにチャラくない、とは本人の談です。
自由奔放なようでいて、案外真面目で、それに協調性もあるんですよね。社会経験があるからでしょうか。
ユニットとしての活動でも、彼女の良さが活きる場面は多いようです。」
ちひろ
「ユニット…炎陣ですか。」
モバP
「ええ。湘南ギャルに特攻隊長にロックンローラーにミリタリ系女子の傭兵と、個性の塊みたいなユニットです。」
ちひろ
「里奈ちゃんの名前が全国区に知られるようになったのは、炎陣としての活動が始まってからですよね。」
モバP
「そうですね。炎陣が始動してから、メンバーを事務所として強く推すようになりましたから。
まあ、各々の個性が強すぎて、それぞれの活動の形態はソロの頃とあまり変わらず、炎陣としての仕事の時だけ集まるようなスタイルですが…
でもメンバーの仲はとても良いんですよ。プライベートでも度度一緒に遊んでるようですし、焼肉食べ放題で元を取るチャレンジをしたり、トレーニングの成績を競い合ったり、里奈が考えた愛称でお互いを呼び合ってみたり…など、ファンが聞けば喜びそうなエピソードが沢山ありますよ。」
ちひろ
「…なんだか、公表の仕方次第でおカネになりそうな感じがしますね?」
モバP
「ちひろさん、こういうエピソードはおカネにならないところで公表されるから良いんじゃないですか。」
ちひろ
「でも、それも巡り巡れば結局利益になるんじゃないですか?直接でなくとも。」
モバP
「まあ…そういう言い方をすればそうですが。
いずれにせよそこら辺は彼女らのプロデューサーが決めることです。進んで公表はしなさそうですが。」
ちひろ
「人情的に?」
モバP
「いえ、公表の仕方の工夫を面倒くさがりそうで。」
ちひろ
「ああー…」
219 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/10(火) 20:47:12.44 ID:VVQYCPjyO
ちひろ
「ところで、最近の里奈ちゃんは、随分雰囲気変わりましたよね。ギャルギャルした風じゃ無くなって。」
モバP
「ええ。髪型もシンプルで、メイクもナチュラルなものに寄せてますね。態度も落ち着いて、大人びたものになってきました。
垢抜けたというか、洗練されたというか…それに伴って仕事の幅もより広がっているようです。
でも根っこの大切な部分は変わってないと思いますよ。」
ちひろ
「そうですよね。どんなに売れて忙しくなっても、里奈ちゃんのフリーダムさや仕事への真剣さは失われてませんよね。向上心とか情熱とか。」
モバP
「そうですよ。あと独特な里奈語も。
まあ、俺個人としては、刈り込みを入れたヘアスタイルをしたり、ガッツリギャルメイクをきめてた頃の感じも好きですけど。」
ちひろ
「分かります。」
モバP
「あの刈り込みの部分を撫でたりとかしたかったものです…」
ちひろ
「…それはあんまり分かりません。」
モバP
「え…?そうですか?そういう感じのコミュニケーションって女性の間にもあるでしょう?」
ちひろ
「まあ、あるとは思いますけど…そもそもあなたがやったらセクハラですよ。仮に担当でもギリギリアウトです。顔とか年齢的に。」
モバP
「…そうですかね?」
ちひろ
「そうですよ。当たり前じゃないですか。」
モバP
「…そうかあ…」
ちひろ
「ちょっと、ガチ凹みは止めて下さいよ…」
220 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/10(火) 20:53:11.62 ID:VVQYCPjyO
加蓮ちゃんや美紗希ちゃんや里奈ちゃんに関しては、どちらかというと、「何かを成し遂げた・すごく成長した」ってよりは、「アイドルとして成長過程で、これからまだまだ伸びていくぞ!」って感じのビジョンが浮かぶ。
次のアイドル安価↓3
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 20:55:39.32 ID:tj8PSgpRo
篠原礼
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 20:57:22.71 ID:PiikfIyEo
みお
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 20:57:25.75 ID:lje1pfxNO
幸子
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 20:57:33.97 ID:p3k+tBV7o
藍子かな
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 21:14:29.42 ID:zskmxtbWO
イッテ◯の3代目親方になったんだよな……
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 05:52:43.22 ID:kMqAJ/Pn0
幸子は割りと可能性の塊って感じがする
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 16:57:45.40 ID:iWqbmEyqo
仕事の選び方的に事故に会う可能性が高いってのも
228 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/12(木) 19:37:43.30 ID:qNXs+7bqO
ちひろ
「幸子ちゃんは、愛海ちゃんやみくちゃんと並んで、うちの事務所を創設期から支えてくれているアイドルの一人ですね。」
モバP
「彼女もなかなか強烈な個性の持ち主でしたね。自分が世界で一番カワイイと言って憚らない。芸能界入りは自分の名前を世に知らしめるための手段に過ぎない、とまで言いました。
有名になりたいと思ってるのに、何故わざわざド新参事務所のうちに来たのか聞いてみたら、『ボクの力でこの小さな事務所をもり立てることで、ボクがカワイイということを証明するためです!』って。」
ちひろ
「(イントネーションが無駄に似てて何か嫌ですね…)
まあ、それだけ聞くと、幸子ちゃんの志は人一倍高かったんだなあ、って感じですが…」
モバP
「…実際は、大手の事務所のオーディションには悉く落ちてたってだけの話なんですよね。」
ちひろ
「幸子ちゃん、可愛さは申し分無かったと思うんですけどねえ…」
モバP
「タカビーなのが宜しくなかったんでしょう。当時の彼女は経験も無い新人でしたし。大手じゃビックマウスは嫌われますから。
まあ、個性重視の方針を採ってたうちにしてみればもってこいの人材だった訳ですが。」
229 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/13(金) 18:22:10.68 ID:mPTz6jG6O
モバP
「しかし、自信とは裏腹に彼女の活動はなかなか難航しましたね。
自信家キャラはやはり好悪が別れますから。事務所がまだ弱かったせいで、個性を強烈にプッシュする方針を取らざるを得なかったというのもありますが…
彼女の名前は徐々に上がっていきましたが、彼女が望むような、全ての人に好かれるような人気の出方は難しかった。」
ちひろ
「それに、あの頃うちの事務所で一番売れっ子だったのが同年代の愛海ちゃんっていうのが…」
モバP
「愛海の活躍をすぐ側で見ていた彼女の心境は、穏やかでは無かったでしょう。
その他にも、他の事務所の先輩アイドルに目を付けられたり、インターネットで過激なアンチやファンの書きこみを見てしまったり、実際の活動中に変な連中に絡まれたり…
俺たちも力不足で、彼女へのフォローを完全には出来ませんでしたし…」
ちひろ
「辛かったでしょうね、幸子ちゃん…ただでさえ脆いところがあったのに。」
モバP
「実際、裏で幸子Pに泣きついたことが何度もあったとか…
それでも人前では決して態度を崩さなかったのだから、大したものです。」
ちひろ
「ええ、本当に…」
230 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/15(日) 01:11:17.12 ID:WrhlSIA1O
ちひろ
「…幸子ちゃんが変わったのは、あれがきっかけですよね。ライブ演出での単独スカイダイビング。」
モバP
「はい。元々はタンデム飛行の予定だったのですが…こっちとしてもとんだサプライズでしたよ。」
ちひろ
「単独フライトのライセンスとかもこっそり取ってたんですよね…私たちに内緒で。」
モバP
「全くもってとんでもないことです。元々リスキーな演出なのに、事務所に無断で更に危険なことを…幸子Pにはきつく説教しましたよ。
…しかし、あのパフォーマンスをやってのけたことで、幸子の名前は一般にも大いに広まりました。ゴールデンの番組のレギュラーも貰えました。
ただ、身体をはる仕事が一気に増えましたよね。アイドル、それも未成年にあまりキツいことはやらせられないので、大分選びましたが…」
ちひろ
「スポーツ系もありましたけど、それ以上に遠征系や冒険系の仕事を多く引き受けるようになりましたよね。それでいつも同行してた幸子Pさんも名物になっちゃったりして。」
モバP
「こちら側がある程度サポートできて、視聴者からのウケの良いものとなると、やはりどうしてもそちらの路線にね…
しかし、高まっていくニーズに応じた結果、アルプスやらエチオピアやらペルーやらと、どんどん彼女の活動の範囲と規模が広がっていき…」
231 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/15(日) 01:20:50.63 ID:WrhlSIA1O
モバP
「…彼女は今や世界で活躍するナチュラリストになってしまいました。大自然に身を投じるうちに、自然の雄大さ、美しさに魅せられ、自然を守る活動への思いが高まったとか。」
ちひろ
「ロシアのエルブルス山への登頂を成し遂げたあと、ナチュラリストとして活動を始めることを公表したんですよね。」
モバP
「芸能活動や冒険ロケで知り合った方々のツテを頼って、様々な活動に参加したようです。今は、NGOやら国際機関やらにいくつもの役職を持ってますよ。
ついでに、彼女の活動にいつも付き添ってる幸子P。あいつも、何だか俺より偉そうな肩書きを複数…」
ちひろ
「二人とも、事務所にはあまり帰って来ないので、何だか寂しいですよね。遠くに行っちゃったようで。特に幸子ちゃんは雰囲気も全然変わっちゃいましたし。」
モバP
「引き締まって無駄の無いアスリート顔負けの肉体、経験に裏打ちされた堂々たる立ち居振舞い、生存の危機を乗り越えた者のオーラ…
五年前の彼女とはかなり別人ですよね。一人称は変わりませんが。」
ちひろ
「テレビに出ても、各界の大御所相手に互角以上に渡り合いますからね…凄いですよね。
…そういえば、以前は口癖のように言ってた『カワイイ』を、最近はあまり言わなくなりましたね?」
モバP
「ああ、それですか。それは別に幸子が自分を可愛いと思わなくなったとかではありませんよ。
『ボクは気付いたんです。要は気の持ちようなんですよ。ボクが自分を信じている限りボクのカワイさは不変です!言葉ではなく態度で示すんですよ!』
ってことらしいです。」
ちひろ
「(またモノマネか…)
だからわざわざ口にするまでも無い、と。そこはブレませんねえ…」
232 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/15(日) 01:29:41.75 ID:WrhlSIA1O
今まで書いてきて、何だかモバPとちひろさんのことが分からなくなってきたので、リフレッシュのためにちょっと番外編を挟ませてください。
今まで出てきたアイドルについてのストーリーをいくつか上げようと思います。
このアイドルの追加ストーリーが見たい!っていうのがあれば是非アイドルの名前を書き込んでください。
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 01:44:10.70 ID:VkZ2xv0RO
面白そうなのは棟方師匠
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 03:49:28.25 ID:mH021o0So
師匠が一番売れてたってのが気になる
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/15(日) 20:26:11.14 ID:/zz7Ysut0
幸子の追加ストーリーがみてみたい
236 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/16(月) 22:01:54.15 ID:DICBWhPGO
undefined
237 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/16(月) 22:03:04.01 ID:DICBWhPGO
さきに幸子の話を
『輿水幸子と行く キリマンジャロ4泊6日登頂ツアー!』
幸子
「…プロデューサーさん、またこの手の企画ですか?」
幸子P
「おう。半年前のマチュピチュ以来のツアープランだな。」
幸子
「…前にもボクは言いましたよね?こういうのは、もう止めましょうって…
238 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/16(月) 22:04:33.74 ID:DICBWhPGO
…ツアー参加者がついてこれない前提のプランを組むのは!
何ですかこれ!登山にかけるのは実質4日もないじゃないですか!これじゃ皆、高山病で倒れちゃいますよ!」
幸子P
「しかしなあ…お前と同じペースを体験してもらうのがこの企画だし。お前はこの日程でも余裕だし、高山病もへっちゃらだろ?」
幸子
「そりゃ、ボクは5000メートル以上の場所でも平気ですけど…
身体を使う海外ツアーにしても、もっと普通なのがあるでしょう!
カナダあたりで自給自足キャンプをするとか…そうだ、今から3週間後ならスペインで牛追い祭りもありますよ!そっちの方が良くありませんか?」
幸子P
「(お前の『普通』の基準も大概おかしいんだよなあ)
いやいや、まあそういうなよ。確かに発案した俺としても無茶な企画だと思うが、需要があるから会議を通るんだ。ファンはみんな逞しくて美しくてカワイイ幸子の隣に立ちたいんだよ。
な?頼む。」
幸子
「…どのくらい。どのくらいの人が望んでるんですか。この狂ったツアーを?」
幸子P
「聞いて驚け、15人の枠にもう100人くらいの応募が来てるぞ。ちなみに公表したのが一昨日だ。まだ正式な応募の開始すらしてない。
決意溢れる人間ばかりで、この国の未来も安泰だな?なあ幸子?」
幸子
「…あーもう!分かりました!やります!やらせていただきますよ!
そ・の・か・わ・り!参加者にはちゃんと登頂の出来そうな人を選んでくださいね!料金の分は楽しめないと参加した人が可哀想ですから!
やるからにはきっちりサービスしませんとね!」
幸子P
「おっ、引き受けてくれるか!
よーし、じゃあ早速、向こうでの細かい動きについて話し合おうか!登山ルートとか、泊まる場所とか!」
幸子
「もうツアーを公表しちゃったくせにあなた、まだほとんどノープランなんですか!?」
幸子P
「まま、そういうな!ほらいくぞ!」
幸子
「もー、全くこの人は…」
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/17(火) 10:23:32.17 ID:Nk3qw2cV0
キリマンジャロって一般の人が登れる山ではいちばん高いんだっけ?
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 14:59:42.74 ID:hirIWTsWo
正直ユングフラウヨッホやクラインマッターホルンでもきつかったのに
241 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/22(日) 23:38:16.93 ID:9sidljASO
ここ数日忙しかったが、ようやくSSにさく時間をとれるようになったぜ。
というわけで愛海の話
『棟方愛海マッサージ録』
〜プロダクションの一角
拓海
(ちくしょー、ここ最近あのバカPにこきつかわれっぱなしで、もー全身がバキバキだ…
モバPさんにそのことを訴えたら、愛海さんのマッサージを紹介されたが…
こっちの方の部屋には来たこと無かったな…ここで合ってっかな?)
拓海
「失礼しまーす…」ガチャリ
愛海
「お、来たね!
ささ、こっちへいらっしゃい?」
拓海
「うっス…」
拓海
(いた…この人があの棟方愛海か。直接対面すんのは初めてだぜ…)
242 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/23(月) 01:13:17.23 ID:+KyQCwqSO
〜
愛海
「さて、あたしの方はもうマッサージの準備できてるからね。
そっちに布衣があるでしょ?それに着替えてちょうだい。」テキパキ
拓海
「分かったっす…」
拓海
(しっかし、不思議な感じだな。チューボーの頃にテレビで見てた棟方愛海と、こうして一緒の空間にいるってのは…
何つーか、距離感をはかりかねるぜ…)
愛海
「〜♪」テキパキ
拓海
(最近までマッサージの修業で海外にいたっていうが…この手慣れた風は、いかにも本職って感じだな…)
拓海
「…あー、ところで、この部屋何か不思議な匂いがしますね?花?みたいな…」
愛海
「これはインドネシアから取り寄せたお香の匂いだよ。心身をリラックスさせる効果があるんだ。
拓海ちゃんの好みに合わないんなら仕舞っちゃうけど?」
拓海
「あーいえ、大丈夫っす!そういうんじゃないんで。むしろ落ち着く匂いというか…」
愛海
「そう?なら良いけど…
ああ後、あたしに敬語とか使わなくてもイイよ?さっき堅苦しいのはナシだって言ったじゃん?」
拓海
「! いや、でもやっぱり先輩にそんな…」
愛海
「いーのいーの!年だって二つと離れて無いんだし。
マッサージってのはある種のコミュニケーションだからね。お互い自然体じゃないと!」
拓海
「(しまった、気い使わせちまったかな…しゃあねえ、ここは素直に気遣いを受け取ろう)
じゃあ、お言葉に甘えて…
改めて、今日はマッサージを宜しく頼むぜ。
…こんな感じでいいか?愛海さん。」
愛海
「うむ。まーだちょっとカタいけど…
ま、いいや。この愛海さんに任せておきたまえ?
あたしがマッサージして、身も心もほぐしてあげちゃうからね〜♪」
拓海
「…ちょっと言い方がイヤらしいぞ、愛海さん。」
愛海
「気にしなーい気にしなーい。
それじゃ、このベッドにうつ伏せになって?マッサージを始めるからね…」
243 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/23(月) 01:15:52.00 ID:+KyQCwqSO
〜
愛海
「…ほーら、ここらへんとか良く効くでしょ?
(肩甲骨の下あたりを指圧する)」
拓海
「あっ!やあっ!
そこっそんなにされたらっ…変な声でるっ…!」
愛海
「いいんだよー我慢しなくて…声をこらえると身体が強張るからね…」クニクニ
拓海
「あっ駄目っ、あっ、ああっ…」
〜
愛海
「さあ、身体を横に向けて。脚を前に開いて…」ギシッ
拓海
「ああ…こんな態勢…」
愛海
「腰からお尻、脚にかけての太い筋を伸ばしていくからね。ほら、ギューッと…」
拓海
「くっ、ふうっ…」
〜
愛海
「拓海ちゃんのイイとこは…ここらへんかな…」モミモミ
拓海
(ああ…首筋…なんでこんなに気持ちいいんだ…)
愛海
「首にはね…太いリンパが通ってるんだ…ここを揉んでやると、全身のリンパの流れが良くなるの…
う?リンパ感じる…?」
拓海
「は…はい…」
拓海
(なんだか、気持ちよくて、ぼんやりして…意識が…)
〜
拓海
「ふう…ふう…」トローン
愛海
「…さて、拓海ちゃんの身体も十分解れたし、そろそろイイかな…?」ゴウッ
拓海
「あぁ…愛海さん…手から、なんか…ひかってる…?」
愛海
「これは、いわゆる『気』だよ。霊力やアウラ、マナとか、呼び方は色々あるけど…
そんで、マッサージの仕上げに、今からコレを拓海ちゃんの身体に流し込むよ。
痛くないから心配しないで?むしろとっても気持ち良いから…」
拓海
「(ダメ…これ以上気持ちいいことされたら、アタシ、どうにかなっちまう…)
ちょ、ちょっと待って…アタシ、まだ気持ちの準備が…」
愛海
「大丈夫、大丈夫…
なーんにも考えないで…
流れ込むエネルギーの流れに逆らわないで…
穏やかな気持ちで、あたしに身を委ねて…
…さ、いくよ」ギュワッ
拓海
「…!!」
拓海
(あっ…これすげえ… からだ中を熱いのがめぐってる… 頭んなかまでほぐされちまって…
アタシ、もうなにも考えらんねえ…)
〜
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/23(月) 10:31:32.49 ID:VpSRrQT60
普通にマッサージしてる筈なのに股間の血流が良くなっている(前屈み)
245 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/24(火) 00:16:46.35 ID:nSyskfDYO
〜
拓海
「…」ポケー
拓海P
「おっ、いたいた!」
拓海
「!な、何だアンタか…どうかしたか?」
拓海P
「拓海、愛海さんのマッサージ受けてきたんだろ?どだったどだった?」
拓海
「ああ…そうだな…何というか…スゴかったよ。」
拓海P
「スゴかっただあ?何だ、えっちぃことか?」ニヤ
拓海
「ば、ばっか、そんなんじゃねえっつの!しょーもない発想してんな!
腕前の話だっ、腕前の!」
拓海P
「ほーん…」
拓海
「何だよその顔は!
つーか、元々アンタがアタシをこきつかうのが悪いんだろうが!」
拓海P
「…やー、イッパイ働かせちゃってスマンね?」
拓海
「ぜってえ悪いと思ってねえだろっ!
…ま、いいや。アンタも1度愛海さんにマッサージしてもらやイイのさ。そうすりゃ分かるよ。」
拓海P
「ああ、そうだな。その内にな…」
拓海
(…そんときは愛海さんに頼んでマッサージの様子をこっそり撮らせてもらおう。コイツの痴態なんぞ見たくもないが、からかいの種にはなりそうだ。
アタシはもうあんな恥ずかしいのはゴメンだがな!
…でもやっぱ、また今度愛海さんにお願いしようかな)
246 :
◆Uziy.AhwOc
:2017/10/24(火) 00:28:17.62 ID:nSyskfDYO
〜
幸子
「今晩は、愛海さん。」
愛海
「お、幸子ちゃんじゃーん。キリマンジャロはどうだった?」
幸子
「いやー、本当大変でしたよ。弾丸登山なんてするもんじゃありませんね。」
愛海
「んー?意外だね。もっとハードな条件の登山なんかいくらでもしてるでしょ?」
幸子
「いやまあ、主に参加者の皆さんのサポートがですよ。ほとんどの人が頭痛と吐き気で倒れそうになってるのに、皆さん絶対ついていくから大丈夫だって言って聞きませんでしたからね。
全員が登頂できるように、結局2日くらい延長しましたよ。」
愛海
「はー、大変だったねえ…というか、幸子Pさんの計画性が無茶苦茶なだけの気もするけど。」
幸子
「全くですよ…そのくせ、真っ先に潰れたのがあの人ってのがホントもうね…
まあ、ともかく。流石のボクでも、もう身体が凝ってしょうがありません。だからこうしてマッサージをお願いしに来たという訳です。」
愛海
「よーしオッケー、そんじゃ早速準備するねー。」
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/24(火) 09:53:05.04 ID:Oh7FS6Vr0
アイドルを極めると人の身にて人ならざる力を得るんだな
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