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◆CvnCKWVc8Y
[saga]:2017/09/25(月) 01:58:05.67 ID:qOkd0b7Zo
ヒィッツカラルド「ヒィッツカラルドと言う者です…」
ヒィッツカラルド「以後お見知りおき……の必要はないですね、あなた方はここで死ぬのですから」
王様「ま、待て!今魔王と言ったのか!?」
王様「魔王なんていうのは何百年か前に勇者によって滅ぼされたと……」
ヒィッツカラルド「まったく…これだから…本当に人間どもは都合のいいように話をつくりますね」
ヒィッツカラルド「魔王様は死んでなどいませんよ、封印されていただけです」
ヒィッツカラルド「そして少し前に封印を自力で破り、我々に力を与えて命令をくださった…」
ヒィッツカラルド「人間界で最も力のある国を滅ぼし…魔王様の復活を人間どもに知らしめよ…とね」
王様「ば、ば、馬鹿な!?」
ヒィッツカラルド「で、人間界で一応一番軍事力というものがありそうなこの国を狙ったのですが……やはり所詮はただの人間、拍子抜けもいいところですね」
ヒィッツカラルド「…おしゃべりが過ぎました、そろそろ…死んでください」
王様「や、やめっ……!!」
ヒィッツカラルドが手をかざした瞬間、ヒィッツカラルドの頭に光線が命中する
王様「!?」
ヒィッツカラルド「……ほう?」
王妃「………」
光線が飛んできた方向には、王妃が両手を構えて立っていた
23 :
◆CvnCKWVc8Y
[saga]:2017/09/25(月) 02:05:08.24 ID:qOkd0b7Zo
ヒィッツカラルド「…アッハッハッハッ!やはりいましたか、勇者の末裔が!」
王様「!?な、なななに!?勇者の末裔!?」
王妃「……私の家に伝わっていた言い伝えは本当だったのですね…」
王妃「やがて魔王は甦る…その時、人間に試練がやってくるだろう…と」
ヒィッツカラルド「ほほう…あの勇者め、我々を試練扱いとは…」
王妃「…あなた、死にたくなければ逃げてください」
王様「な、ななな…!?」
王妃「………仕方ないですね…さようなら、あなた…」
王妃が再び手をかざすと、まばゆい閃光が放たれる
王様「おわぁあ!?」
ヒィッツカラルド「っ……おやおや、逃げられましたね…」
魔物「キーッ!ヒィッツカラルド様、この城もそろそろ制圧完了です!キーッ!」
ヒィッツカラルド「それは素晴らしい…ですが、どうやらこの城の中に勇者の末裔がいるようです」
魔物「キーッ!?」
ヒィッツカラルド「城内の魔物たちに伝えなさい、この城の王妃を私の元に連れてこいと」
魔物「キーッ!」
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