【ミリマス】奈緒「なあ、メチャシコってどういう意味なん?」 風香「えっ」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:12:02.66 ID:FaHU2HN6o

風香「なっ、奈緒ちゃん!? なに言ってるの!?」

風香「(どうしよう……それってその……えっちな意味のアレだよね………)」

奈緒「いや、大人の風香なら知ってるかな思て。 なー、どういう意味なん?」

風香「ええええっと! あのっ!! ど、どうして急にそんなこと?」

奈緒「うん、なんか最近、私の評判でそういう言葉が流行ってるらしいんやけどな。よう意味がわからんくて……」

奈緒「でもほら、アイドルとしてファンの心理はちゃんと知っとかなアカンって思ってな! なんか心当たりないですか?」

風香「(奈緒ちゃん、こんな真剣な顔で………ほ、本当に知らないんだ)」

風香「(ここは大人として……お、教えてあげなきゃダメだよね……?)」

風香「え、えっとね………///」


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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:13:41.25 ID:FaHU2HN6o
書き忘れた&いきなり名前ミスった……

※口調ガバ・下ネタ注意
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:16:24.29 ID:FaHU2HN6o

莉緒「あら、二人してなんの話してるの?」

奈緒「あっ、莉緒! ちょうどええとこに!」

奈緒「あんな、二人でメチャシコの話しとったんやけどな?」

風花「奈緒ちゃんその言い方はちょっとやめよう!!?」


風花「(で、でも助かった! 私なんかより経験豊富な莉緒さんから言ってもらったほうが適切に教えられるよね)」

莉緒「メチャシコ? なにそれどういう意味?」

風花「えっ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:21:19.34 ID:FaHU2HN6o
奈緒「なんや、莉緒も知らんのかぁ。うーん、ほんまにどういう意味なんやろ」

風花「(奈緒ちゃんはともかく莉緒さんも知らないなんてっ……わ、私がおかしいの!? 私がっ、ひっ、人一倍えっちってこと!!!?///)」

莉緒「ね、風花ちゃんは知らない?」

風花「(この流れで本当のこと言ったら絶対えっちな子って思われる! 清楚な女性のイメージが……!)」

風花「い、いやちょっと私もわからないです! ごめんなさい! わ、私この後撮影があるから失礼しますねっ!」

奈緒「そっかぁ。引き止めてごめんな? 頑張ってな!!」

莉緒「あ、確かこのみ姉さんも一緒よね。私もちょっと気になるし、よかったら姉さんにも聞いといてー!」

風花「は、はーい。行ってきまーす……」

風花「(………うぅ……ごめんなさいプロデューサーさん……私はダメな大人です………)」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:29:18.12 ID:FaHU2HN6o
奈緒「うーん、風花も莉緒も知らんとなると、他に誰か知っとる人おらへんかなぁ?」

莉緒「あっ、向こうにいるの静香ちゃんと志保ちゃんじゃない? もっと若い子の間で流行ってる言葉かもしれないし、聞いてみましょうよ」

奈緒「ちょうどええな! おーい! 静香、志保ぉー!」

静香「あっ、奈緒さん、莉緒さん」

志保「お疲れさまです」

莉緒「ごめんね急に。二人で台本の読み合わせ中?」

静香「はい。今度一緒にドラマに出ることになったので、志保にいろいろ教わっていたんです」

志保「別に、今の静香のレベルなら私の手助けなんていらないと思うんだけどね」

静香「いいえ、演技力では志保にはまだまだ敵わないもの。まして今度は姉妹役だし、ちゃんと志保に釣り合うだけの演技がしたいのよ」

志保「…………そう」

奈緒「おーおー、二人も知らん間にそんな風にイチャつく仲になったんやなぁ」

志保「い、イチャついてません!」

莉緒「ふふっ。ねえ、ところで二人とも、メチャシコってなにか知ってる?」

静香「えっ………」



静香「知らないですね。志保は?」

志保「私も知らないわ」

莉緒「そう………」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:37:37.80 ID:FaHU2HN6o
奈緒「くっ、この頭良さそうな二人も知らんとはっ。なんや本当に気になってきてもうた………!」

志保「どうしたんです、藪から棒に?」

莉緒「実はかくかくしかじかでね……」


志保「なるほど。確かにファンの心理を知っておくのは重要ですよね。奈緒さんがそんな真面目なことを考えているとは思いませんでしたけど」クスッ

奈緒「な、なんやとぉー!?」

静香「メチャシコ……? メチャ、シコ………」

静香「もしかして!」

莉緒「静香ちゃん、なにか思い出したの?」

静香「いえ、そういうわけでは。でも、意味を推測することはできるかもしれません」キリッ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:43:50.53 ID:FaHU2HN6o
奈緒「うわあ、なんか探偵みたいでかっこいいなぁ!」

莉緒「へぇ、面白そう! それじゃあ静香ちゃんの推理、聞かせてちょうだい!」


静香「はい。この言葉において肝要となるのは後半の『シコ』の部分だと思います」

志保「(あっ嫌な予感)」

静香「つまり、キーワードは――――」



静香「うどんです!!!!!!!」

奈緒「うどん」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:51:46.20 ID:FaHU2HN6o
莉緒「どういうこと?」

静香「はい。我々の業界では、コシがあって噛みごたえのある麺を『シコシコした麺』なんて表現したりするんです」

静香「つまりこの『シコ』はうどんの麺がシコシコのシコということでまず間違いないでしょう」

志保「(時々静香がわからない……)」

静香「更にです。確か、メチャシコとは奈緒さんの評判に関する言葉ということでしたよね? つまり女性に向ける褒め言葉。これらを統合して考えるに」


静香「メチャシコとは『讃岐うどんの麺のごとくつややかでハリのある肌』という最上位の賛美に違いありません!!!」ズギャーン

奈緒「おおおおお!!!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 16:59:00.04 ID:FaHU2HN6o

莉緒「なるほどねぇ。確かに、奈緒ちゃんのお肌はピチピチよね。特になにか特別なケアしてるわけでもないんでしょ? 私も本当に羨ましいもの」

奈緒「そ、そんな風に言われると照れてまうんやけど……///」

静香「それにしても、女性の肌をうどんに例えるとは……とても小粋で素敵な褒め言葉だと思います。最初に考えた方は天才ですね」

志保「ちょっと………展開についていけないんだけど。本当に合ってるの? 静香がうどんをダイレクトマーケティングしたいだけじゃなくて?」

奈緒「せやかて志保、他にそれっぽい解釈思いつくか?」

志保「いやまあ………ないですけど…………」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:10:12.17 ID:FaHU2HN6o

莉緒「いやぁ、まさかそんな意味だったとはね。それにしてもメチャシコな美肌かあ」

静香「私も、いつかそんなふうに呼ばれてみたいです」

莉緒「あらそう? 美肌って言えば……私がやってるヨガにも美肌効果があるのよ」

静香「そうなんですか?」

莉緒「血行とかリンパの流れが良くなるから、お肌にもグッとハリが出るのよ。ストレス解消にもなるしね。なんならみんなでやってみる?」

奈緒「おっ、ええですね! ちょうど今の時間やったらレッスンルームが空いてるはずやし」

志保「え、今すぐやるんですか? 私たち読み合わせがまだ………」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:12:23.78 ID:FaHU2HN6o

静香「いえ志保。もしかしたら、これも演技の糧になるかも」

志保「静香?」

静香「今度の役、『人形のような姉妹』を演じろってことだったじゃない。白く透き通った美しい肌を作り込むことができれば、もっと役に迫力が出るかもしれないわ」

静香「まあ、私と違って志保の肌は元々白くて綺麗だから、必要ないかもしれないけれど……」

志保「……そ、そんなことないわよ、もう。わかった、静香がやるって言うなら私も付き合うわ。姉妹役だし、連帯感が出るに越したことはないでしょう」

静香「ありがとう、志保」


静香「(私もうどん美人って呼ばれたい…………!)」

奈緒「(とか考えてそうやな……)」


莉緒「よーし、そうと決まれば善は急げよ! 私も特製メニューを用意するわね!!」

奈緒「しゅっぱーつ!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:20:58.42 ID:FaHU2HN6o

〜 しばらくして 〜


恵美「もー琴葉、マジメすぎじゃない? レッスンの時間までまだ一時間もあるよ?」

琴葉「あそこの振り付け、まだ完璧じゃなかったでしょう? 次の公演も近いし、しっかり詰めておかないと。付き合わせちゃって悪いんだけど……」

エレナ「ワタシはいいよ? この三人でレッスンするの、スッゴク楽しいし♪」

恵美「まあ、アタシもそうだけどね。それに琴葉のマジメ癖は今に始まったことじゃないし。ふふん、しょーがないからとことん付き合ってあげるよっ」

琴葉「二人とも……ありがとね。それじゃあ中に……あれ?」

エレナ「レッスンルーム、使用中になってるネ?」

琴葉「変だなぁ、この時間は誰も使ってないはずなんだけど」

恵美「誰か自主レッスンしてるのかな? ま、中で事情聞いてみればいいじゃん。失礼しまーす!」ガチャッ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:25:00.68 ID:FaHU2HN6o

莉緒「あれ、琴葉ちゃんたち? ごめん、もうレッスンの時間だった?」

琴葉「莉緒さん? あ、いえ、私たちが勝手に早く来ただけですから、大丈夫ですよ」

恵美「それにしても……奈緒に、静香に志保? なんか珍しい組み合わせだね」

エレナ「みんなでなにやってるノ? 体操? なんか楽しそうっ♪」

志保「その……成り行きで。莉緒さんにヨガを教わっていたところです」

静香「ごめんなさい、誰も使わないと思ってレッスンルームを借りていただけなんです。予約を取ってあるわけじゃないので、自主レッスンをするなら私たちは撤収しますね」

エレナ「えーっ! ワタシもやってみたいヨー!」

奈緒「だったら三人とも一緒にやってみーへん? レッスン前のいい準備運動になると思うで!」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:30:48.48 ID:FaHU2HN6o

恵美「へー、なんか面白そう! 琴葉、ウォーミングアップがてらちょっと混ざっていこうよ!」

琴葉「うん、気分転換にもなりそうだしいいかも。莉緒さん、良かったらお願いしていいですか?」

莉緒「ふふ、そういうことなら任せなさい!」


莉緒「この莉緒お姉さんが、みんなまとめてメチャシコ美人にしてあ・げ・る♪」


エレナ「(え?)」

恵美「(ヨガの専門用語かな)」


琴葉「!!?!?!?!?!!?!??!!?!??!!?!?!?!!?!?!?//////」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:37:01.23 ID:FaHU2HN6o

琴葉「め、め、めっ、メチャっ、えええ!!!!?」

莉緒「あら琴葉ちゃん、どうしたの? 大丈夫よ、最初はちょっと痛いかもしれないけど、すぐ気持ちよくなるからね」

琴葉「ななななななななにを言ってるんですか!? 一体なにを教えるつもりなんですか!!?」

莉緒「(うーん、琴葉ちゃん、緊張してるのかな? これじゃあ効果半減だし、ここはとっておきのアレで……)」


莉緒「それに、こういうこと(自分磨き)がちゃんとマメにできる女性、プロデューサーくん好きだと思うけどなー」ボソッ

琴葉「えっ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 17:37:32.55 ID:RnHMSDphO
琴葉はえっちだなあ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:41:35.95 ID:FaHU2HN6o

琴葉「(プロデューサーが、好き? こっ、こんな……その、えっちなことができる女性が?///)」

琴葉「(そ、そうなのかな……結婚して初めての夜に変に芸達者だったら訝しがられたりしないかな?)」

琴葉「(でも確かにプロデューサーだって男の人なわけだし……けっ、結婚より前に襲われちゃう可能性もあるわけで……。や、やだ私なに考えてっ)」

琴葉「……三度目のデート……プロデューサーの部屋……二人きり……欲望を抑えきれずベッドに……」ブツブツ

恵美「こ、琴葉……?」


琴葉「莉緒さん」

莉緒「なにかしら?」

琴葉「確かにある程度の事前知識は必要ですよね。粗忽者ではありますがどうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」キリッ

莉緒「え、ええ、よろしくね……?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:47:30.09 ID:FaHU2HN6o

莉緒「それじゃあ続きから行くわよ。まずは足を大きく広げてー」

志保「静香……なんだか前より体柔らかくなってない?」

静香「ふふ、少しストレッチのメニューを変えたの。効果出てるかしら」

志保「……いつもいつも、すぐに私を追い抜いて。追いかける方も大変なのよ」ボソッ

静香「え、なにか言った?」

志保「なんでもない」


琴葉「こ、こんな大胆に股を開いて誘うなんて………///」

恵美「琴葉? 顔赤いよ? 大丈夫?」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:49:11.11 ID:FaHU2HN6o

莉緒「少し痛いぐらいになったら止めて、自分が一番気持ちいいペースで呼吸を続けてね」

奈緒「あいたたたた……! で、でももうちょっとぐらいはいける……!」

莉緒「こら、無理はしちゃダメ。焦らず、少しずつ慣らしていくのよ。ほら奈緒ちゃん、リラックスしてゆっくり呼吸、ね」


琴葉「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」

エレナ「それはなんか違うと思うヨ?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 17:54:48.22 ID:FaHU2HN6o

莉緒「みんないい感じよ! 着実にメチャシコ美人に近づいてるわね! ……って、奈緒ちゃん、なにやってるの?」

奈緒「これ、舌の運動や。こないだテレビでみたんやけど、顔の筋肉を鍛えるのも(肌のハリを保つのに)重要なんやって。舌をこうして……んっ、んっ」

琴葉「顔の筋肉が(キスには)重要!?」

莉緒「へぇ、体動かしながらでもできるし、いいわねそれ。どうするの?」

奈緒「舌回しトレーニングゆうてな。まずこう、んっ、舌を突き出してぇな」

琴葉「舌を突き出して!!!?」

奈緒「それからゆっくり、口の中で回していくんや」

琴葉「ねっとりと舐るようにかき回し!!!!??」

奈緒「一緒に口ん中の唾液も増えて、歯周病予防になるとかなんとか」

琴葉「艶めかしく唾液を絡め合う二人!!!!!!???」

恵美「ねぇ琴葉本当にどうしたの?」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/24(日) 18:03:55.50 ID:FaHU2HN6o

〜さらにしばらくあと〜


風花「ふぅ、やっと劇場に着きましたね。このみさん、お疲れさまでした」

このみ「風花ちゃんもお疲れさま。今日は相変わらずセクシーショットが多くて大変だったわねぇ」

風花「あ、あはは。もう慣れてきましたから……」

風花「(あっ、そういえば……例の件、聞き忘れてたな)」

風花「(……このみさんなら知ってるかもだけど。あんなこと正面切って聞けないし……い、いいよね? さすがにもう奈緒ちゃんたちも忘れてるわよね?///)」

このみ「風花ちゃん?」

風花「あ、いえ、なんでもないんです! ……あら? レッスンルームの方から声が」

このみ「この時間は、確か琴葉ちゃんたちがレッスンしてるはずだけど……莉緒ちゃんの声がするわね。ちょっと見に行ってみる?」

風花「そうですね、行ってみましょうか」
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