文香「茜さんが気になります・・・」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:13:03.39 ID:AFHB0c5k0
2作目のモバマスssです
百合要素があります
前作↓
乃々「机の下で凛さんと」
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1481384761/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506190383
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:15:16.01 ID:AFHB0c5k0
ある日の朝 事務所

茜「特訓を続けたい?」

文香「はい・・・茜さんのお陰で、私の体力は劇的に上昇しました。ですが・・・」

茜「ですが?」

文香「それは以前の私と比べた時の話であって、他のアイドルの方と比べると、些か貧弱であると言わざるを得ません・・・」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:16:27.65 ID:AFHB0c5k0
文香「1人の時はそれでもいいのかもしれませんが、ユニットでライブをするとなると、他の人にご迷惑をかけかねません・・・」

茜「だから特訓を続けたい、というわけですか!」

文香(理由はそれだけではないのですが・・・)

文香「そうです・・・茜さんがお暇な時だけで構わないので、お願いできますか?」

茜「もっちろんです!!また一緒に頑張りましょうね!文香ちゃん!!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:18:06.68 ID:AFHB0c5k0
文香「ありがとうございます茜さん・・・よろしくお願いします」

文香(とりあえず、目標は達成と言ったところでしょうか・・・)ホワホワン
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:21:07.10 ID:AFHB0c5k0
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三日前 346カフェにて

美嘉「好きな人との距離を縮める方法!?文香さんが!?」

文香「す、好きというわけでは・・・あくまで気になる人、です」

美嘉(それ言い訳になってない気がするんだけど・・・ていうか、アイドルなのに気になる人ってプロダクション的に大丈夫なのかな・・・?)

美嘉(・・・でも、あの文香さんが相談してくるってことは、相当本気なんだろうな・・・)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:22:14.21 ID:AFHB0c5k0
美嘉(・・・よし!ここはカリスマギャルとして、ビシッとアドバイスしよう!)

美嘉「うんうん、そういうことならこのカリスマギャルにお任せ★」

文香「頼もしいです・・・。まずは何をしたらいいでしょうか?」

美嘉「そうだね〜まずは一緒にいる時間を増やす所から、かな★」

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7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:24:44.29 ID:AFHB0c5k0
茜「では早速、今から走りに行きますしょう!」

文香「い、今からですか?」

茜「はい!思い立ったらすぐ行動! です!さあさあ行きますよ文香ちゃん!」ズリズリ

文香「あ、あの、茜さん、その前に着替える必要があるかと・・・」←私服

茜「はっ!そうでしたね!つい嬉しくなって我を忘れてしまいました!すみません!」←私服
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:25:39.01 ID:AFHB0c5k0
更衣室

茜「」ジー

文香「・・・?」ヌギヌギ

茜「」ジー

文香「あの・・・茜さん、どうかしましたか?」
茜「やっぱり文香ちゃんはおっぱいが大きいですね!」

文香「」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:26:29.78 ID:AFHB0c5k0
文香「そ、そうでしょうか・・・、未央さんや愛梨さんの方が・・・」

茜「いえいえ!文香ちゃんも全然負けてないです!ちょっと触ってみてもいいでしょうか!?」

文香「それは、さすがに恥ずかしいのですが・・・」

茜「お願いします!ちょっとだけでいいので!」

文香「わ、わかりました・・・私のでよければ、どうぞ・・・」

茜「ありがとうございます!では失礼します!」

茜「・・・!これは・・・!とってもふわふわです!」フミフミ

文香(茜さん、楽しそうですね・・・。自分の胸を触るのと、何か違う所があるのでしょうか・・・?少し、気になりますね)


文香(・・・そういえば美嘉さんは、こんなことも言っていたような・・・)ホワホワン
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:27:19.20 ID:AFHB0c5k0
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文香「一緒の時間を増やす、とは・・・?」

美嘉「たぶんだけど、文香さんはまだ相手のことあんまりよく知らないでしょ?」

文香「・・・確かに、そうかもしれません」

美嘉「でしょ?2人の距離を縮めるには、まず相手のことについてたくさん知ることが大事なの。そのためには2人一緒で過ごすのがイチバンってわけ★」

文香「なるほど・・・」

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11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:28:03.85 ID:AFHB0c5k0
文香(相手のことを知る・・・ということは、つまり)

茜「ありがとうございました文香ちゃん!柔らかくて気持ちよかったです!」

文香「それなら良かったです。それでは、私も茜さんの胸を触ってみていいでしょうか?」

茜「うぇっ!?わ、私のを触ったって面白くないですよ・・・!文香ちゃんほど大きくありませんし・・・!」

文香「少しだけでいいのですが・・・だめ、ですか?」

茜「ううぅ・・・!す、少しだけなら・・・!」

文香「ありがとうございます・・・」さわ
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 03:28:50.87 ID:AFHB0c5k0
文香(・・・!これは・・・!)フミュフミュ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 05:21:05.70 ID:RREJxJzI0
>文香(・・・!これは・・・!)フミフミ

って見えたよふみふみ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 05:29:25.32 ID:Rvu/KJjA0
文香84-54
本田未央84-58

あんたの方がでかいよ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 06:50:26.59 ID:AFHB0c5k0
文香(温かい・・・たとえるなら、冬の朝の布団のような・・・心地よい温かさ・・・!)フミュフミュ

茜「あ、あの、文香ちゃん?」

文香(それでいて、とても柔らかい・・・心が安らいでいくようです・・・)モミモミ

茜「ふ、文香ちゃん・・・!」

文香「これは、とても良いものですね・・・」モミモミ

茜「あの・・・!文香ちゃん、もう良いでしょうか・・・!」

文香「はっ、すみません・・・つい夢中になってしまいました・・・」

茜「で、では私はこの前と同じ場所で待っているので!!お先に失礼します!!」ダッ

文香「あ、茜さん・・・行ってしまいました・・・」


<ボンバーーーーーーーー!! ヒイィッ!ナニゴトデスカ・・・!?

文香(これも、距離が縮まったことになるのでしょうか・・・)

文香「・・・私も、早く行きましょうか」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 06:51:01.12 ID:AFHB0c5k0
河川敷

茜「文香ちゃん!地獄の特訓あらため、茜の特訓にようこそ!頑張って、もっと体力をつけましょうね!」

文香「あの・・・顔が赤いようですが・・・大丈夫ですか?もし体調が優れないようでしたら・・・」

茜「だ、大丈夫です!そんなことはありません!!今日は寒いですからそのせいです!」

文香(本当に大丈夫でしょうか・・・触れたら火傷してしまいそうなほど真っ赤なのですが)

茜「さ、さあ!まずは挨拶からです!こんにちはー!!!」

文香「こ、こんにちは・・・っ!」

茜「いい元気です!それでは、あの夕日に向かって走りましょう!」

文香「やっぱりそうなるのですね・・・。しかも太陽は逆方向です」

茜「こ、細かいことは気にしない気にしない!行きますよー!」ダッ

文香「あ、茜さん、待ってください・・・っ」タタタッ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 06:51:39.64 ID:AFHB0c5k0
文香「はぁ、はぁ、もう走れません・・・」ゼーゼーハァハァ

茜「頑張りましたね!この前の倍は走れていますよ!」

文香「はい、これも茜さんの、おかげです・・・」ゼーハァ

茜「いえいえ!それは文香ちゃんが頑張ったからこその成果です!胸をはってください!」ニコッ

文香「ありがとうございます・・・」

茜「では休憩しましょうか!さあ、ストレッチです!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 06:52:10.82 ID:AFHB0c5k0
事務所更衣室

文香「とても、疲れました・・・」

茜「そうでしょうか?わたしはまだまだ行けますよ!」

文香「か、勘弁して下さい・・・。茜さんは、普段からこのようなトレーニングをしているんですか?」

茜「そうですね!走るのは好きですし、楽しいですから!」

文香「なるほど・・・茜さんの無尽蔵とも言える体力は、日々の積み重ねの上に成り立っているのですね・・・」

茜「ローマは1日にしてならず!ということです!」ニコッ

文香「!・・・ふふっ、そうですね」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 06:52:45.24 ID:AFHB0c5k0
茜「・・・ただ、ですね」

文香「?」

茜「1人でも楽しいは楽しいんですけど・・・やっぱり、少し寂しいんです・・・。あの、だから文香ちゃん!」

文香「は、はいっ」

茜「特訓が終わっても、あの、たまにでいいので、今日みたいに、一緒に走ってくれませんか・・・!?」

文香「茜さん・・・もちろん、いいに決まっています。私でよければ、いつでも言って下さい」ニコ

茜「文香ちゃん・・・!文香ちゃん!!」ダキッ

文香「わっ、茜さん・・・!」

茜「ありがとうございます文香ちゃん!嬉しいです!!」ギュー
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 06:53:23.30 ID:AFHB0c5k0
文香(・・・まるで子犬のような、純粋さと愛らしさを感じます・・・可愛い、ですね)

文香(・・・そういえば、あの時・・・)ホワンホワン

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文香「色々とありがとうございました・・・私、頑張ってみます」

美嘉「いいのいいの★私も応援してるから、頑張って★」

志希「ふんふん、珍しい組み合わせだね〜、何してたのかにゃ〜?」

文香「あ、志希さん・・・少し、相談に乗っていただいていた所です」

美嘉「気になる人と距離を縮めたいんだって」

志希「なるほどなるほど〜、それなら、こうやって抱きついてハスハス〜ってすれば、2人の距離も急接近〜♪」ハスハス

美嘉「きゃっ、ちょっと志希ちゃん!くすぐったいって!」

文香「なるほど・・・物理的な距離を縮めれば、心理的距離もいずれそうなっていく、ということですか・・・」

美嘉「文香さんも冷静に分析してないで助けてよー!」

志希「フンフン、クンカクンカ、ハスハス〜♪」


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文香(・・・この状況なら、少しくらいは大丈夫でしょうか・・・)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 07:26:39.65 ID:9NYA+tGz0
茜ちんも身長140台でB80・・・
スタイル的には決して悪くはない
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 07:47:06.01 ID:AFHB0c5k0
茜「っは!!すみません文香ちゃん!つい嬉しくて抱きついてしまいました!すぐ離れますので!」

文香「」ガシッ

茜「!?」

文香(たしか志希さんはうなじのほうを嗅いでいましたが・・・)クンクン

茜「ひょわっ!ふ、文香ちゃん!?」

文香(!これは・・・!)クンカクンカ

茜「ななな何してるんですか文香ちゃん!汗かいたばっかりなのにそんなところ、嗅がないでください!恥ずかしいですー!!」ジタバタ

文香(茜さんの汗とフェロモンが混ざり合って、濃くて甘美な匂いになっています・・・!思わず、クラクラしてしまいそうです・・・!)クンカクンカ

茜「離してください文香ちゃんー!!」ジタバタ

文香「はっ、すみません・・・。つい夢中になってしまって・・・」スッ

茜「は、恥ずかしかったです・・・!絶対汗臭かったのに・・・!」

文香「いえ・・・。とても魅力的な匂いだったと、私は思いますが」

茜「み、みりょっ・・・!!」

文香「午後からは雑誌のインタビューでしたか・・・。汗だくのままではいけませんし、シャワーを浴びましょうか・・・」

茜「あ、待ってください文香ちゃん!私も行きます!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 07:47:53.31 ID:AFHB0c5k0
数日後 事務所ソファ

ザーザー

文香(この雨では特訓はできませんね・・・レッスンの時間まで結構ありますし、読書をして過ごしましょうか・・・) ペラ

ザーザー

文香(…雨の音は落ち着きますね)ペラ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 07:49:04.01 ID:AFHB0c5k0
茜「あ、文香ちゃん!おはようございます!」

文香「茜さん、おはようございます」パタン

茜「読書中でしたか!邪魔してしまいましたか!?」

文香「いえ、そんなことはありません・・・」

茜「そうですか!なら良かったです!隣に座ってもいいですか!?」

文香「もちろんです、どうぞ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 12:51:35.51 ID:AFHB0c5k0
文香「茜さんは、普段読書をすることはありますか?」

茜「うっ、そうですねぇ・・・現代文の授業では読みますけど、他ではあんまり・・・」

文香「やはりそうでしたか、そんな茜さんのために今日はこのような本を持って来ました」スッ

茜「これは・・・えっせい・・・?」

文香「はい、基本的に読者に語りかける形になっていて、物語ではなく、本の形をとった雑談のようなものです。したがって、あまり本に馴染みがない人にぴったりな本と言えますね」

茜「なるほど!これなら私も楽しく読めそうです!」

文香「レッスンまでは時間がありますし、たまには一緒に読書しませんか?」

茜「いいですね!そうしましょう!」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 12:52:11.51 ID:AFHB0c5k0
藍子「おはようございます」ガチャ

未央(おはようあーちゃん!ちょっとあれ見て!)ヒソヒソ

藍子(未央ちゃん、あれって何のこと?)ヒソヒソ

未央(あれだよあれ!ソファの方!)ヒソヒソ

藍子(ソファ・・・?あ、誰かが本を読んでますね、あれは文香さんと・・・茜ちゃん?)ヒソヒソ

未央(そうなんだよ〜!あの茜ちんが静かに座って本読んでるんだよ!?)ヒソヒソ

藍子(珍しいですね。いつもなら自主トレーニングとかをしてますし・・・)ヒソヒソ

未央(でしょ〜!?これは明日雪が降るよ!)ヒソヒソ

藍子(ふふ、そうかもしれませんね)ヒソヒソ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 14:07:47.38 ID:AFHB0c5k0
文香「」ススッ

茜「?」ペラッ
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 14:10:05.92 ID:AFHB0c5k0
未央(あ!あーちゃん今の見た?ふーみんがススッて寄っていったよ!もうアツアツですなぁ〜!)ヒソヒソ

藍子(ふふっ、雪が降っても溶けちゃいますね。未央ちゃん、お邪魔するのも悪いですし、カフェにでも行きませんか?)ヒソヒソ

未央(うーんもうちょっと見ていたい気もするけど、そうしよっか〜)ヒソヒソ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 14:22:56.73 ID:AFHB0c5k0
茜「あの、文香ちゃん!どうしてくっついてくるんでしょうか!」

文香「えっ・・・あ、すみません、つい・・・少し肌寒かったので、無意識に暖をとろうとしてしまったようです・・・」

茜「そういうことでしたか!なら構いませんよ!どうぞどうぞ!」スリスリ

文香「ありがとうございます・・・お礼にこのストールを半分どうぞ」

茜「ありがとうございます!」ファサ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 14:37:00.64 ID:AFHB0c5k0
茜「・・・・」ペラッ

文香「・・・・」ペラッ

文香(誰かと寄り添って本を読むのも、いいものですね・・・。身も心も温かい・・・そんな気分になります)

茜「・・・あったかいですね」

文香「・・・はい、本当に」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 14:37:08.21 ID:w6LFZ1WXo
イイゾ〜
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 14:50:59.04 ID:AFHB0c5k0
〜3時間後〜
茜「・・・ふふっ」ペラッ

文香(もうすぐ読み終わりそうですね・・・)チラッチラッ

茜「・・・う〜ん!面白かったです!流石は文香ちゃんの選んだ本ですね!」パタン

文香「そう言っていただけると嬉しいです。他にもお勧めの本はあるのですが・・・」

茜「本当ですか!?」

文香「はい。しかしもうすぐレッスンの時間なので、また次の機会に」

茜「わかりました!楽しみにしていますね!」


文香「・・・・・♪」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 15:00:37.09 ID:AFHB0c5k0
レッスン室

ベテトレ「レッスン始めるぞ〜。ん?高森と本田はまだ来ていないのか?」

茜「そういえば今日は見てませんね!どうしたんでしょうか!」

文香「そういえばそうですね・・・私も、今日はまだ見ていません」

ベテトレ「むぅ、あとでpに確認しなくてはな・・・しょうがない、2人だけで始めるぞ」

文香・茜「はい!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 15:07:33.78 ID:AFHB0c5k0
同時刻、346カフェ内

未央「そしたらしぶりんが机の下からぼののん抱きかかえてでて来てさ〜!」

藍子「ふふっ、仲良しさんですね」

未央「そうなんだよ〜それで・・・あれ?今何時だっけ?」

藍子「確か、カフェに入ったのがちょうどお昼くらいだったから・・・2時くらいでしょうか?」

未央「今日は3時からベテトレさんのレッスンだから、そろそろ行かないとか〜。もし遅刻なんてしたら、とんでもないことになりそうだし」

藍子「そうですね、そうしましょうか」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 15:52:40.83 ID:AFHB0c5k0
〜レッスン後〜

ベテトレ「よし、今日はここまでだ!それと高森に本田!次はないからな!」

藍子「は、はいっ!すみませんでしたっ!」

未央「ごめんなさいっ!」


文香「本当に、疲れました…もう汗だくです…」ハァハァ

茜「確かに中々ハードでしたね!でも、まだまだいけますよ!」

文香「や、やはり茜さんはすごいですね・・・」

文香(・・・・・・)

茜「文香ちゃん?どうかしました?」

文香「あ、いえ、何でもありません。早くシャワーを浴びて、汗を流しましょう」

茜「そうですね!行きましょう!」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 15:53:27.12 ID:AFHB0c5k0
〜十数日後〜
346カフェ

文香(藍子さんと未央さんに連れられてカフェに来たのですが・・・)

藍子「最近、茜ちゃんと仲良いですよね!?」ずいっ

文香「は、はぁ・・・そう、ですね」

藍子「そうですよね!それで文香さんにも〜〜〜」ペラペラ

文香(あの、未央さんこれは・・・)チラ

未央(いやー実はね・・・)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 15:58:31.06 ID:AFHB0c5k0
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昨日の事務所

未央「茜ちゃん会議・・・?」

藍子「そうです!文香さんも交えてやりましょうっ」

未央「そんな元気よく言われても・・・まず、なんでふーみん?」

藍子「最近の茜ちゃん、よく文香さんのことについて喋ってますよね?」

未央「あー確かに、文香ちゃんから本を借りました!とか、文香ちゃん可愛いです!とか、文香ちゃん体力ついてきました!とか、色々言ってるね」

藍子「そうでしょう?これは、文香さんと茜ちゃんがとっても仲良くなった、ということです」

未央「ほうほう、それで?」

藍子「そんな文香さんなら、私達の知らない茜ちゃんの意外な一面を知ってると思うんです!」

未央「なるほど・・・あーちゃんは茜ちん大好きですなぁ」

藍子「もちろん未央ちゃんのことも大好きですよ?」

未央「うぇっ!?い、いやー照れちゃうなぁ〜あはははは」

藍子「ふふっ、可愛いです」

未央「も、もーあーちゃんってば〜」

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38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 16:12:43.35 ID:AFHB0c5k0
未央(というわけなんだけど・・・)

文香(つまり、茜さんについて情報交換・・・というよりは、一緒に語り合いたいと言ったところでしょうか)

未央(そうそう!さすがふーみん理解が早い!)

文香(・・・しかし、以前一緒にお仕事をしたときは、もう少し柔和で情緒的な人だったような・・・)

未央(あーちゃんだってパッションするんだよ〜。なんてったって私達、ポジティブパッションですから!)

文香(そういうものでしょうか・・・?)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 16:13:18.67 ID:AFHB0c5k0
藍子「そういうわけで、茜ちゃん会議、やりませんかっ?」

文香「もちろんです。私で良ければいくらでもお付き合いしましょう」ガシッ

未央(はやっ)

藍子「本当ですかっ!では早速始めましょう!」ガシッ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:05:42.36 ID:AFHB0c5k0
藍子「最初のお題は、茜ちゃんのこんな姿が可愛い!です!それでは文香さんからどうぞっ」

文香「そうですね・・・ご飯を食べてる時の茜さんは、とても幸せそうで可愛いと思います」

未央「わかる〜!美味しいです!って言いながら笑顔で食べてる時とかすっごく可愛いよね!」

藍子「茜ちゃん食べるの大好きですからね」

文香「あとは・・・小柄な体格で活発なところが、まるで子犬のように思えてしまって・・・その、抱きしめたくなってしまいます」

未央「あ〜〜わかる!茜ちんちっちゃくて可愛いもんね!」

藍子「あれだけパワフルで元気一杯な所とのギャップがいいですよねっ」

文香「分かっていただけますか・・・!」

藍子「もちろんですっ」

未央「これはもしかしてふーみんの茜ちん愛も相当なものなのでは!?」

文香「そんな・・・お二人に比べればまだまだです」

藍子「じゃあ次は未央ちゃん、お願いしますっ」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:06:35.55 ID:AFHB0c5k0
〜〜〜

藍子「そういえば、文香さんに聞きたいことがあるんですけど・・・」

文香「なんでしょうか?」

藍子「この前茜ちゃんが、文香ちゃんににおいを嗅がれましたーって言っていたんですが・・・」

未央「あ、それ私も気になる!」

文香「そ、それは」

茜「文香ちゃん!!こんなところにいたんですか!!!!」

未央・藍子・文香「」キーン
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:07:10.53 ID:AFHB0c5k0
未央「茜ちんどうしたのそんなに慌てて」

文香「あの、何かあったんですか?」

茜「何かって!!そんなの決まってるじゃないですか文香ちゃん!!」

文香「そう言われましても・・・」

藍子「あ、茜ちゃん、迷惑になっちゃうからとりあえず座りましょう?ね?」

茜「むっ、そうですね!では失礼して!」ストン
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:09:40.96 ID:AFHB0c5k0
菜々「ご注文は?」

茜「ミルクティーを1つ!」

菜々「かしこまりました〜」

藍子「それで、何があったんですか?茜ちゃん」

茜「えっとですね、待ち合わせをしていたんですよ!」

未央「待ち合わせ?」

茜「はい!3時からランニングしましょうって!」

文香「確かにそうですが・・・まだ時間には早すぎるのではないでしょうか?」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:11:44.24 ID:AFHB0c5k0
茜「何を言ってるんですか!もう4時ですよ!1時間も過ぎてます!」

文香「えぇっ、まさかそんなはずは・・・本当に4時、ですね」

茜「来る途中で事故にでもあったんじゃないかって思って、そこらじゅう探しまわったんですからね!」

文香「ほ、本当に申し訳ありません・・・私がしっかり時間を確認しておけばこんなことには・・・」ズーン

未央「強引に誘っちゃった私たちのせいでもあるし・・・ごめんなさい」

藍子「そうですよね・・・ごめんなさい」

茜「あっ、そんなに落ち込まなくても大丈夫ですよ!次から気をつけてくださればそれでいいんです!」

文香「茜さん・・・!」
未央「茜ちん・・・!」
藍子「茜ちゃん・・・!」

茜「ところで、皆さんは一体何をしてたんですか!?珍しい組み合わせですよね!」

未央「そりゃーもう、茜ちんは可愛いなぁ〜って話をしてたんだよ、ね、あーちゃん?」

藍子「はい!」

茜「か、かわっ・・・みなさんに比べたら私なんて全然・・・!」

藍子「そんなことないですよ〜茜ちゃんはとっても可愛いですよ、ね、文香さん?」

文香「その通りです・・・可愛いと言われて顔が赤くなるところも、とても可愛いと思います」

茜「ふ、文香ちゃんまで〜!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:12:51.88 ID:AFHB0c5k0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜 家

文香(・・・今日はとても楽しい1日でした・・・ランニングには行けませんでしたが)ピロリン♪

文香(・・・藍子さんからメールですね)


高森藍子
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今日はとっても楽しかったです!今度は茜ちゃんも一緒に、お喋りしましょう!
茜ちゃん本人から許可をもらったので、茜ちゃんの可愛い写真も添付しておきますね!

p.s
写真を送りたいと言われた時の茜ちゃんもとっても可愛かったですよ!
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:13:24.51 ID:AFHB0c5k0
文香(ふふっ・・・次も楽しみにしています・・・と)ピロリン♪

文香(今度は未央さんからですね)

本田☆☆★未央
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今日はふーみんの意外な一面も発見できて楽しかったよ!今度は茜ちんも一緒に!ね!

追記
あーちゃんは茜ちんの写真を送るだろうから、私からは超人気アイドルユニットポジティブパッションの貴重なオフショットを差し上げよう!

文香(みなさんはじけるような笑顔で写っていますね・・・見ている私の方まで楽しくなってきます)

文香(まぶしい笑顔が素敵です・・・と)
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:46:40.48 ID:AFHB0c5k0
文香(・・・・・・)

(ふーみんの茜ちん愛も相当なものなのでは!?)

文香(・・・愛、ですか)



文香(愛って、何なのでしょうか・・・)
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:47:42.44 ID:AFHB0c5k0
〜〜〜〜〜

翌日 346カフェ内

文香「愛とは一体、何なのでしょうか・・・」

美嘉「」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:48:39.76 ID:AFHB0c5k0
美嘉「えーっとそれは、例の気になる人に関連してること?」

文香「はい・・・」

美嘉(えっえっ、文香さんもうそんなところまで行っちゃってるの!?流石にアイドルとしてヤバくない!?)

文香「相談に乗っていただけませんか・・・?」

美嘉「う、うーん・・・」

美嘉(アイドル仲間としては、ここは止めなきゃダメだよね・・・でも、文香さんこんなに真剣なのに、それでいいのかな・・・)

美嘉(・・・ううん、カリスマギャルは恋する女の子の味方だもんね!)

美嘉「おっけー!このカリスマギャルに任せて!」

文香「美嘉さん・・・!ありがとうございます・・・!」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:51:21.87 ID:AFHB0c5k0
美嘉「それで、愛とは何なのか、だったよね?」

文香「はい・・・自分でも一晩中考えてはみたのですが、ついに答えは出ませんでした・・・」

美嘉(通りでクマがすごいわけだ・・・)

美嘉「そっか・・・どうしてその、疑問?が出てきたの?」

文香「私の気になる人は、とても明るく元気で、運動が得意で、笑顔がとてもかわいくて・・・私なんかとは正反対の、素敵な人なんです」

文香「最初は、どちらかというと憧れからだったかもしれません。私も、こんなふうになれたら・・・と」

美嘉「うんうん」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:54:20.90 ID:AFHB0c5k0
文香「しかし、その人と一緒の時間を過ごしていくうちに憧れよりも・・・何と言えば良いのでしょうか、素敵なところ、かわいいところ、かっこいいところ・・・色んなところを、愛おしく思うようになっていきました」

文香「それと同時に、この人のことをもっと知りたい、と・・・そう思うようになりました」

文香「周りの方々はそれを、愛だというのです・・・しかし、本当にそう言えるのでしょうか?」

文香「こうなりたいという欲求を、その人に投影しようとしていただけなのではないでしょうか」

文香「そこまででないにしても、不純な憧れが混ざった思いを、愛と形容していいのでしょうか・・・」

美嘉「そこから、愛ってなんだってなっちゃったのか」

文香「その通りです・・・美嘉さんは、どう思いますか・・・?」

美嘉「・・・んーーー、まず1つ!」

文香「」ビクッ
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:55:20.63 ID:AFHB0c5k0
美嘉「文香さんは考えすぎっ。不純な憧れがどうとか、なりたい自分がどうとか、そんなのは関係ないんだよ」

文香「で、ですが」

美嘉「ですがじゃなーいっ。たとえば、その人が笑顔だった時のこと、思い出してみて?」

文香「は、はい・・・」ホワホワン
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:55:47.59 ID:AFHB0c5k0
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーー

「ローマは一日にして成らず!ということです!」

「・・・う〜ん!面白かったです!流石は文香ちゃんの選んだ本ですね!」

「このお茶とってもおいしいですね!」

「文香ちゃん!今日も走りましょう!」

「文香ちゃん!」

「文香ちゃん!」

ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:56:44.72 ID:AFHB0c5k0
文香「・・・やっぱり、素敵な笑顔です・・・しかし、これにはどういう意味が・・・?」

美嘉「文香さんが本当にその人を愛しているのなら、文香さんもその人と同じくらい、素敵に笑ってたはずだよ」

文香(・・・!)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/24(日) 17:57:14.91 ID:AFHB0c5k0
美嘉「確かに文香さんには、その人への憧れとか羨ましさとかがあるのかもしれない。でも、そういうのぜーんぶひっくるめて笑いあえるのが、愛してるってことなんじゃないかな」

文香(全部ひっくるめて、愛してる・・・)

美嘉「それともう1つ。文香さんはもっと自分に自信を持っていいんだよ。私やプロダクションの皆も、ファンの人も、多分その人も、文香さんの素敵な所をいっぱい知ってるよ。だから、そんなに自分を卑下しないで」

文香「・・・美嘉さん・・・」ポロ

美嘉「わっ文香さん!?」

文香「ヒグッ・・・みがざんに・・・グスッぞうだんして、よがったです・・・」ボロボロ

美嘉「ふ、文香さん、泣かないでー!」
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