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王女「国が滅んだので安価で再建する」
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65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:06:32.81 ID:URDnSrm+O
あ
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:07:14.50 ID:zZj14Aj30
知ってた
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:10:46.14 ID:sPKMMaaz0
氷竜「ガルルッ!」
王女「なっ! 効かない!?」
王女「そんな…人間の女の裸に興奮するのはオークぐらいしか居ないとでも言うの……?」
ブンッ
王女「くうううう! 全裸損じゃないのよー!!」
王女HP:30
↓コンマ
偶数…攻撃回避
奇数…直撃(5ダメージ)
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:10:50.23 ID:URDnSrm+O
よい
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:11:59.11 ID:XfCJQdqVO
あかんこのままじゃ死ぬぅ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:14:44.62 ID:sPKMMaaz0
王女「いぃっ……!!」
王女(避けきれず右腕に爪が!)
王女HP:30-5→25
氷竜「……」
王女「女に…それも王族に手傷を負わせるとは」
王女「お前は万死に値するわ!!」
氷竜「がうっ!!」
王女「
>>71
」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:15:09.03 ID:XfCJQdqVO
踏みつけ
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:22:21.22 ID:sPKMMaaz0
王女「これでも跳躍力には自信があるの!」
王女「そおい!」ピョーン
氷竜「!?」
王女「喰らえトカゲッ! これが全力の…」
王女「かかと落としだあああああああ!!」
氷竜HP:100
↓コンマ
偶数…回避される(王女に5ダメージ)
奇数…直撃(コンマ分ダメージ)
ゾロ目…倒す
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:22:30.17 ID:XfCJQdqVO
な
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:22:30.46 ID:Jk3x2weao
あ
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:25:24.81 ID:sPKMMaaz0
氷竜「きゃいんっ!」
氷竜HP:100-17→83
王女「あんま効いてなさそうね……」
王女「でもちょっと隙ができたわ!」
王女「
>>76
」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:25:34.58 ID:zVZUEdf2O
ここでしつけ
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:31:20.29 ID:sPKMMaaz0
王女「そこに直りなさいっ!」
氷竜「……?」
王女「いいから!」
氷竜「……」チョコン
王女「いい? 無闇に人に襲い掛かってはいけないのよ?」
王女「わかる?」
氷竜「……」
王女「分かったなら早く出ていって欲しいわ」
王女「私はただ…お風呂に入りたいだけなの……」
↓コンマ
00〜30…しつけ成功!(お風呂から立ち去る)
31〜60…しつけ失敗!(不意打ちで5ダメージ)
61〜99…やっとこさ女学者乱入
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:31:28.96 ID:CfnZZA7Uo
うぃ
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:35:47.06 ID:qIxE4L9S0
腕に傷を負った状態でもなお風呂に入ろうとするのか…
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:42:04.69 ID:sPKMMaaz0
女学者「お風呂長いですねー、どうかしましっ……て」
女学者「ええええええええ!?」
王女「ようやく飼い主さんの登場ね」
女学者「そっ、その腕の傷は!?」
女学者「まさか戦ったんですか!? 馬鹿ですか!? 馬鹿なんですね!?」
王女「だ、だって襲われたから……」
女学者「だからって竜に立ち向かう馬鹿がいますか!」
女学者「お姫様なのに脳筋なんですかぁ!?」
王女「あう……」
氷竜「くぅーん」
女学者「おーよしよし、痛かったねー」ナデナデ
氷竜「……ゴロゴロ」
女学者「……全く、さっさと私を呼べばいいものを。ちょっと驚かせてやろうと思っただけなのに、とんだ大事にしてくれましたね!」
王女「う、申し訳ない……」
女学者「ほら…治癒の魔法をかけてあげますから腕貸してください」
王女「ありがとう」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:47:44.38 ID:sPKMMaaz0
《1時間後》
王女「いいお風呂だったわぁ」
女学者「……」ジトー
王女「さ、さっきは悪かったわよ!」
女学者「はぁ…もう夜も遅いですし早く寝ましょう」
王女「あれ? 従者はどこ?」
王女「さっきまで寝てたけど……」
女学者「起きる気配が全く無かったので先に寝室に連れていきましたよ」
女学者「……重かったです」
王女「そうなの…それはどうも」
女学者「で、姫様はどうするんですか?」
女学者「あいにくと部屋は少ないので、私と一緒に寝るか従者さんと一緒に寝るかの二択ですが」
王女「
>>82
」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:48:14.79 ID:Ijweg1lXo
女学者と
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:48:19.73 ID:qIxE4L9S0
女学者
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 22:58:18.30 ID:sPKMMaaz0
女学者「そうですか、私と……」
王女「何?」
女学者「……変なことしないでくださいね?」
王女「お前が言うな」
《女学者の寝室》
王女「狭い」
女学者「ククク…申し訳ないですね! ベッドが一つしかなくて!」
女学者「姫様を床で寝かせる訳にもいきませんし…やむ無しです」
王女「あなたが床で寝る選択肢は?」
女学者「……追い出しますよ?」
王女「ごめんなさい」
女学者「はぁ…でも暖かいです……人肌なんて子供の時以来ですねー」
王女(……そういえばこの子のこと…名前と職業以外はさっぱりね)
王女(これから一緒に住むのだから、お互いのことを知るのは重要ね。何か質問でもしてみようかな……)
王女「
>>85
」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:58:38.72 ID:qIxE4L9S0
彼氏います?
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 22:58:40.76 ID:LID/v6940
ご趣味は?
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 23:01:33.35 ID:sPKMMaaz0
女学者「彼氏ですか? ククク……」
女学者「クーックックックッ!!」
女学者「……
>>88
」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:01:59.69 ID:zVZUEdf2O
いねーーよ!!!
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:02:27.01 ID:njHLQJ7h0
いるかボケェ!
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:02:31.81 ID:YbtC3ojI0
女義賊ちゃん・・・・
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:03:03.69 ID:Dky8ohsi0
あら、秘密よ、もう少し男磨いて格好良くなったら教えてあげる
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 23:14:23.51 ID:sPKMMaaz0
女学者「居ない歴=年齢ですけど何か?」
王女「えっ…可愛いしてっきり居るものかと思ってたわ」
女学者「あ、そうですか? ……でへへ」テレテレ
王女「照れた顔も可愛いのね」
女学者「は、はぁ!? 別に照れてませんよ! この私が可愛いのは自明の理でしたし!」
女学者「そんな私が彼氏できないのは…そう!」
女学者「偏見のせいです!」
王女「偏見……?」
女学者「はい…なんか私、周りの人に頭がおかしいと思われているようで」
女学者「変な研究をしてる危ない奴って言われてるそうなんですよ! 風評被害甚だしくないですかぁ!? 邪竜召喚のどこが変なんですか、全く!!」
王女(いや充分頭おかしいと思うけど……)
女学者「……ま、でもぉ……別に?」
女学者「彼氏なんて研究の邪魔ですし、居なくても困りませんけどね!! ククク!!」
王女「そ、そう」
女学者「で? 姫様はいらっしゃるんですか? 彼氏ぃ」
王女「そんなもの…私だって居ないわよ」
女学者「えー? でも従者さんはぁ?」
王女「あれはただの従者。それ以上でも以下でもない」
女学者「ふーん?」ニヤニヤ
王女(腹立つ顔してるわね……可愛いけど)
王女(……まだ質問してみようかしら?)
王女「
>>93
」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:14:44.91 ID:H5vkXGufO
ところで私の服をどこへやったのよ
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:14:54.41 ID:aF/B3DK60
女義賊とはどういう関係?
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 23:18:57.50 ID:sPKMMaaz0
女学者「服ですか?」
王女「そうよ! あの玄関先で脱がされたやつ!」
王女「あえて今までツッコまなかったけど……」
王女「冷静に考えて今なお下着姿なのはおかしいわよねぇ!?」
女学者「いや冷静に考えなくてもおかしいですよ?」
王女「いいから早く返しなさいよ!」
王女「服を着させなさいよ!」
女学者「
>>96
」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:19:32.66 ID:XenilfJ70
今夜は百合しましょう
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/23(土) 23:33:34.84 ID:sPKMMaaz0
王女「ちょっ……」
王女「な、何を言ってるの……?」
女学者「服は明日返しますので」
女学者「今夜はこうして……」ダキッ
王女「あっ……」
女学者「いちゃいちゃしましょうよ? ……くひひ!」
王女「……ま、まあ、抱きつくだけならいいわ」
王女「それ以上は許さないからね……?」
女学者「はいはーい」ギュッ
王女「……///」
女学者「こうして間近で見ると…私ほどではないですが、姫様も可愛いですね……くふっ、食べちゃいたいくらい!」
王女「も、もういいから寝なさいよ!!」
女学者「んーもう少し匂いを堪能してからぁ」クンクン
王女「こ、このっ……!///」
王女(私の方こそ貴女の匂いを……って)
王女(い、今何考えたの私っ……? どうしちゃったのよ私ぃぃ!?)
女学者「おっと手が滑りましたー!」
王女「ひゃあっ…… ど、どこ触ってっ……!!」
王女「そ…そこは駄目ぇぇぇぇ!!///」
一方その頃…
《従者の寝室》
従者「……独りぼっちは、寂しいっす」
氷竜「がう!」
従者「えっ!?」ビクッ
98 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/23(土) 23:35:21.97 ID:sPKMMaaz0
今日は寝るっす! また次回
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 23:35:45.80 ID:aF/B3DK60
なるほど、氷竜×従者か…
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 02:09:46.37 ID:tS1VN3/Do
乙ー
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 09:31:46.03 ID:OKnSDiOLO
期待
102 :
再開
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 18:15:05.17 ID:cZ8X2IcD0
《翌日》
従者「姫様、おはようござ…えぇ!? まだ下着姿なんすかぁ!?」
王女「眼福でしょう?」ゲッソリ
従者「いやもはや引きますって。後なんでそんなに精気を失ったお顔をされてるんすか……?」
王女「聞かないで」
従者「え?」
女学者「クーックックックー!」ツヤツヤ
女学者「さあ今日も一日張り切っていきますよー!」ツヤツヤ
従者「あっ…ふーん」
王女「……それで、私達のこれからだけど」
従者「ああ、王国再建のお話っすね! では今日は丸一日その計画を立てるということで……」
女学者「ククク…その前に貴女達にはやってもらいたいことがありますよ!」
王女「えっ」
女学者「あれ、忘れちゃいました?」
女学者「貴女達を家に置いておく代わりに、私の研究に使用する触媒を集めてきてもらうと! ……そう言いましたよね?」
王女「そうね、そうだったわ……」
従者「しょうがないっすね、姫様。ここは家主に大人しく従っときましょう」
王女「ええ……で? 私達は何を持ってくればいいのかしら?」
女学者「
>>103
」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 18:17:01.52 ID:ufAoILY/O
ハーピィの陰毛
104 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 18:20:07.14 ID:cZ8X2IcD0
従者「い、陰毛っすか…ひょえー!」
王女「貴女の頭は年中ピンクなの?」
女学者「失礼な!! 陰毛だって立派な触媒なんですよ!?」
女学者「それもハーピーの陰毛には素晴らしい効力があるんですからねっ!」
王女「……どんな効力が?」
女学者「
>>105
」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/24(日) 18:21:55.92 ID:9NYA+tGz0
魅力倍増
106 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 18:27:02.45 ID:cZ8X2IcD0
王女「魅力ぅ?」
女学者「何ですかその訝しげな態度! 魅力倍増の魔法薬もちゃんと需要はあるんですよ?」
女学者「倦怠期の夫婦とか、意中の人を落としたい人とか!」
女学者「まあ私は元から魅力溢れる罪な女! なので! 必要ないですけど! くふふっ……!」
王女「お、おう」
従者「それでその、ハーピィの陰毛はどこ行けば手に入るんすか?」
女学者「
>>107
」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 18:29:12.03 ID:Oy+SkoSZo
ここから馬車で二日ほど行った先の山岳地帯
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 18:29:44.86 ID:PR+wUp+Vo
大聖者の森林
109 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 18:37:50.59 ID:cZ8X2IcD0
王女・従者「」
女学者「ああ、馬車代なら私が出すので心配しないでください!」
王女「いや…私達が心配してるのはそっちじゃなくて……」
女学者「え?」
従者「山岳地帯に向かうってことはあれっすよね?」
従者「俺達の手でハーピィをハント……的な?」
女学者「ククク…その通り!!」
王女「その通り!! …じゃないわよ!」
王女「王族を危険な魔物と戦わせるというの!?」
従者「そーっす! そーっす!」
女学者「えー? でも今の姫様の立場は私に養われる…いわゆるヒモ! ってやつですしぃ?」
王女「うっ」
女学者「それに昨日なんかぁ、果敢にうちのリヴァイアサンと戦ってらしたじゃないですかぁ? んー?」
王女「うぐぅっ……!!」
従者「えっちょ…リヴァイアサンと戦ったって!? なんすかそれ!? 俺が寝てる間に一体何が……!?」
王女「……行くわよ、従者」
女学者「くふふっ!」
従者「ま、まじすかぁ!?」
王女「貴方はハーピィくらい…倒せるわよね?」
従者「
>>110
」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 18:38:18.53 ID:imiPqs9c0
指先1つでダウンですよ
111 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 18:47:28.48 ID:cZ8X2IcD0
従者「ふふんっ」ドヤァ
王女「貴方の口から初めて頼もしい言葉が聞けたわ!」
従者「ぐっ…さ、最近は鳴りを潜めてましたが、俺本当は有能なんすよ!」
女学者(それ自分で言っちゃいます?)
従者「最優の従者たる所以を、とくと姫様に見せつけてやります……!!」
王女「そう、期待してるわよ…従者」
女学者「それじゃあ私は馬車の用意をしてくるので、それまで旅の準備をしていてください」
女学者「食糧とかその辺りはこちらで手配しますが、それ以外に何か必要そうなものがあったら、勝手に家から持っていっても構わないので!」
王女「分かったわ」
従者「恩に着るっす!」
女学者「ではではー!」
女学者「……お二人でごしっぽ――ごゆっくりー!」
王女「何言いかけてくれてんのよ!」
従者「? 何してるんすか姫様、早く準備するっすよ」
王女「わ、分かってるわよ!」
女学者の家から持っていくもの
>>112
と
>>113
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 18:48:21.95 ID:GwdOJQpoO
ビキニアーマー
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 18:48:54.63 ID:glNwxIIeo
冒険者の服
114 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 18:58:45.85 ID:cZ8X2IcD0
王女「あーっ!」
従者「な、なんすか急に雄叫びを上げて」
王女「そんな猛々しい声でも無かったでしょ!」
王女「いや、あの学者! 明日になったら私の服を返すとか言っといて、どっか行っちゃったのよ!」
従者「ああ…そういえば姫様が下着姿でいるのに慣れつつありました」
王女「そんなものに慣れないで!」
従者「どこに隠したか検討つきませんし…とりあえずこれを着て行きましょうよ」
王女「……なにこれ」
従者「ビキニ……アーマーっすね!」
王女「一瞬鎧かどうか迷ったわよね? わかるわよ? ……鎧にしては面積が小さすぎる!」
従者「えー? でも着るものって言ったらそれしかないっすよ?」
王女「あの子の家は一体何なの……」
王女「…ん? その服とか良さそうじゃない?」
従者「ああ、この冒険者の服っすか?」
従者「でも先に見つけたのは俺なんで、俺が着ていくっす!」
王女「ち、ちょっと! それを私に寄越しなさいよ!」
従者「えぇ!? 姫様にはビキニアーマーがあるじゃないっすかぁ!」
王女「あんなもの着ても着なくても下着姿みたいなものなのよぉ! 交換しなさいよ交換!」
従者「俺にビキニアーマーを着ろと!? 正気の沙汰じゃないっすー!」
王女「誰もそんな気色悪いこと言ってないわよ!」
王女「大体貴方は既に服を来てるでしょ! 立派な執事服を!」
従者「立派な執事服だからこそあんまし汚したくないんすよー!」
王女「ええい、この使えない従者め!」
―――この醜い押し問答は一時間近く続いた
115 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:12:06.88 ID:cZ8X2IcD0
《城塞都市・入口》
女学者「あ、やっと来まし……ぶふぉ!」
王女「笑ったわね……?」←ビキニアーマー
女学者「な、何ですかその格好! あははは! …じゃなかった、ククク……!」
王女「誰のせいよ誰の!」
女学者「あぁ、そう言えば服を返してませんでしたね! ……まあ、その格好もお似合いですよ? ぶふっ…ククク」
従者「そうそう! 白い肌に赤いビキニアーマーが生えてお綺麗っすー! ……うくくっ!」
王女「……ハーピィの前に貴女達の陰毛を採取してやりましょうか?」
女学者「悪かったですって!」
女学者「あっ…紹介が遅れました! こちらがしばらくお二人と行動を共にされる馬車の御者さんです!」
御者「……宜しく」
王女「こちらこそ宜しくお願いします」
従者「宜しくっす」
王女(寡黙そうな人ね……)
御者「……」←笑いこらえてるだけ
女学者「それじゃあお二人共お元気で! 帰ってきたら私の熱い抱擁と接吻が待ってますよー!」
従者「まじっすかぁ!?」
女学者「あっ、従者さんはリヴァイアサンの接吻です」
従者「何でぇ!?」
王女「……御者さんを待たせておくのも悪いから、早く行くわよ」
道中イベント
↓コンマ
00〜20…野盗に襲われる
21〜80…何事もなし(野営へ)
81〜99…ハーピィの群れに襲われる
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:13:50.90 ID:ie+aBZ3B0
はい
117 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:25:45.67 ID:cZ8X2IcD0
従者「俺達は王国再建しなくちゃならないってのに、こんな長い行程の依頼をするなんて酷いっすよ!」
王女「そうね、でもあの子に養われてる以上しょうがないことよ」
王女「長い移動時間を有効活用して、今ざっと計画を立ててしまいましょう」
従者「そうっすね! まず再建に必要なのは……」
王女「金、人材、どこかの国の後ろ盾……」
王女「ぱっと思いつくのはそれくらいかしら?」
従者「どれもそう簡単には手に入らないものばっかりっす」
王女「我が国と国交のあった所に行こうにも、私が王女であるという証が無いのよね」
王女「本当に、今の私達は全てをなくしてしまっている状態……」
王女「何か大きな事をして有名にでもなれば、お金も地位の高い人に会う権利も得られるだろうけど……うーん」
御者「た、大変だ二人共!」
従者「どうしたっすか?」
御者「は、は、は……」
王女「は?」
御者「 ハーピィの群れだ!! 」
王女「な、何ですってぇ!?」
従者「……どうやら思ったよりも早く、俺の力を姫様に見てもらえる日が来たようですね」
王女「何言ってるの従者! さすがに群れ相手じゃ勝てないわよ!」
従者「いいから姫様はそこで見ていてください。あ、御者さんも」
御者「し、しかし……」
従者「それじゃ姫様、行ってくるっす!!」
王女「ち、ちょっとぉ!」
118 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:33:03.70 ID:cZ8X2IcD0
ハーピィA「ニンゲン! ヒトリ!」バサッバサッ
ハーピィB「バカメ! バカメ!」バサッバサッ
従者「馬鹿なのは己と相手の力量差を測れない者っすよ」
ハーピィA「キンパツ! ナマイキ!」
従者「……さて」
従者(数は10匹くらいか…結構いるっすね)
従者(一匹ずつ相手にすればいけるっすか……?)
従者「ふぅ、さあ…いつでもいいっすよ?」
従者「―――指先一つでダウンさせてやるっすッ!」グッ
↓コンマ
偶数…ハーピィ殲滅
奇数…苦戦
ゾロ目…逆にダウン
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:34:55.22 ID:PR+wUp+Vo
ゆう
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:35:28.67 ID:glNwxIIeo
ぬ
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:40:06.71 ID:PR+wUp+Vo
有能(無能)
122 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:40:21.68 ID:cZ8X2IcD0
従者「数の暴力には勝てなかったよ……」
従者「ぐふっ……」ドサッ
王女「従者ーッ!?」
御者「も、もうおしまいだ! 俺はここで……!」
王女「わ、私がやるしかないっていうの!?」
ハーピィA「コウフク! シロ!」
↓コンマ
00〜40…姫様Fight
41〜80…誰か助けにくる
81〜99…立ち上がる従者
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:40:51.16 ID:9V3tOlKK0
女義賊ちゃん来てくれれば
124 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:45:13.26 ID:cZ8X2IcD0
王女「―――やってやるわよぉッ!!」ドンッ
御者「!?」
ハーピィA「ニンゲン! バカ! オンナ! ヨワイ!」
王女「……舐めないでよ鳥風情が」
王女「その腹立たしい顔を苦痛に歪めて、後で焼き鳥にして喰ってやるわッ!」
ハーピィA「ヤッテミローッ!」バサッ
王女(愚直に突進! 避けるのは容易い―――)
王女HP:30
↓コンマ
偶数…カウンターで一体仕留める
奇数…直撃(5ダメージ)
ゾロ目…誰かが殲滅してくれる
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:45:30.28 ID:glNwxIIeo
ぬ
126 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:52:25.52 ID:cZ8X2IcD0
王女「おりゃああああ!!」バキッ
御者「み、見事なアッパーが的確にハーピィの顎を捉えたっ……!!」
御者「これは効いたぞッ!」
ハーピィA「」ドサッ
王女「まずっ……一人っ……!!」
ハーピィB「スコシハ ヤルヨウダナ」
ハーピィB「ダガ ワタシト……!」
ハーピィC「ワタシノ……!」
ハーピィBC「「ツインアタック ガ カワセルカッ!!」」
王女「何でもいいから来なさいよぉーッ!」
王女HP:30
↓コンマ
偶数…カウンターで二匹仕留める
奇数…直撃(10ダメージ)
ゾロ目…誰かが殲滅してくれる
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:52:41.94 ID:j7AK3C+7o
あはん
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:58:11.58 ID:PR+wUp+Vo
姫様tuee
129 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 19:59:19.00 ID:cZ8X2IcD0
王女「そぉい!!」ドゴォ!
御者「う…上手いッ!」
御者「巧みに間に滑り込んで、ラリアットで二匹まとめて地面に沈めたっ……!」
王女「ふっ…雑魚ねッ!」
ハーピィD「アマリ ズニノルナヨ……?」
ハーピィE「ヤツラハ ワレラノナカデモ サイジャク」
ハーピィF「イクゾ… ヌルイコウゲキハ シナイ……」
ハーピィDEF「「「三位一体ッ!!!」」」
ハーピィDEF「「「トライアングルアタック!!!」」」
王女「いちいち技名叫ばないといけないの!? あんたらはぁ!!」
王女HP:30
↓コンマ
偶数…カウンターで三匹仕留める
奇数…直撃(15ダメージ)
ゾロ目…誰かが殲滅してくれる
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 19:59:53.65 ID:PR+wUp+Vo
よ
131 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 20:07:41.46 ID:cZ8X2IcD0
王女「―――きゃああああ!!」ゴロゴロ
王女「ぐっ……ふ、がふっ……げほぉ!!」ビチャビチャ
王女HP:30→15
御者「……さすがに三匹相手にはなす術なく吹っ飛ばされる、か」
御者「そろそろ俺も覚悟を決める時か……?」
ハーピィD「サッキマデノ イセイハ ドウシタ?」
ハーピィE「……ザコメ!」
ハーピィF「オトナシク ショクリョウヲ ワタセ!」
王女(あと一撃でもアレ食らったら、間違いなく持ってかれる……!!)
王女(ど、どうする……?)
1.それでも戦う(HP無くなっても死にはしないが……?)
2.降伏する(食糧ロスト)
3.祈る(誰か来るかも……?)
4.そろそろ起きろや従者!
5.お前も戦えや御者さん!
>>132
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 20:07:59.71 ID:97YY6gfbO
2
133 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 20:24:32.72 ID:cZ8X2IcD0
王女「ぐぅ、こ、降伏するわ……」
王女「食糧でも何でも持っていきなさいよ」
ハーピィD「ケンメイナ ハンダンダ オトナシクスレバ ナニモシナイ」
ハーピィE「シカシ ドウホウヲ サンビキモ……!」
ハーピィF「タシカニ ソウダガ…… 」
ハーピィG「アレハ アイツラガ ヨワイ ノガ ワルイ ノダ」
ハーピィE「ソウカ……」
御者「……申し訳ない、こんなことになるならちゃんとした冒険者を雇うべきだった」
王女「いや、悪いのはこの無能…いえ私達です。お気になさらず」
従者「」
御者「しかし……」
王女「それにハーピィの死体から陰毛を採取すれば目的達成ですし、ここは城塞都市からさほど離れてないですから」
御者「わかった……」
王女「……食糧を全部奪い終わったみたいですね。ハーピィ達が去っていきます」
王女「私達も陰毛を採取したら早々に城塞都市に戻りましょう」
御者「ああ」
↓コンマ
00〜20…何か起こる(安価)
21〜99…何事もなく帰還
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 20:25:51.02 ID:cZono4W/0
ロリハーピーが罠に引っかかっている
135 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 20:30:52.25 ID:cZ8X2IcD0
従者「うぅん……っすぅ」
王女「重傷ね…家に戻ったら学者のポーションを貰いましょう」
王女「かく言う私も割とフラフラなんだけどね……」
御者「お、王女さん!!」
王女「……今度はどうしました?」
御者「は、は、は、……」
王女「は?」
御者「 小さいハーピィが!! 」
王女「またぁ!? ……ん? 小さい?」
御者「うむ、どうも幼体のハーピィが冒険者の仕掛けた罠に掛かってるようだ」
御者「まあ襲われることは無いし、襲われてもあなたが居ればどうってことはないだろうが」
御者「……どうする?」
王女「
>>136
」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 20:31:45.36 ID:imiPqs9c0
モンスターに情けは無用
137 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 20:37:56.30 ID:cZ8X2IcD0
御者「では殺すと……」
王女「いや、罠に掛かってるなら手を下さずとも長くは無いでしょう」
王女「放っておきます。それより早く馬車を」
御者「わ、分かった!」
王女「……」
ロリハーピィ「イタイ… イタイ…」
王女「私の国が滅びた時も、多くの小さな命があんな風に失われたのね」
王女「……魔物は絶対に許さない」
王女「受けた雪辱は必ず返してやるわッ……!」
138 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 20:48:23.23 ID:cZ8X2IcD0
《女学者の家》
女学者「あれ? お早いお帰りですね……って、うえぇ!?」
従者「……」グッタリ
女学者「従者さん!? 一体どうしたんですか!?」
王女「途中の街道でハーピィの群れに襲われたのよ。従者はそれに一人で立ち向かって……」
女学者「あわわっ! は、早く回復のポーションを!」
女学者「どこだっけどこだっけ! ……あった!!」
女学者「従者さん、ちょっと失礼……えいっ!」ズボッ
従者「んぶぉっ……!!」
王女「容赦なく口に突っ込んだわね」
女学者「緊急事態ですからねっ」
女学者「リヴァイアサン! この人を上の寝室に運んで!」
氷竜「がうー!」
王女「……本当にごめんなさい、失敗しちゃって」
女学者「あぁ気にしなくていいですよ! ハーピィの陰毛ぐらい代用品でも、まあちょっと質が落ちるぐらいですし!」
王女「あ、いや陰毛は取ってこれたんだけど」スッ
女学者「ほわぁ!? な、なんとっ……!」
女学者「姫様、まさかハーピィとの戦闘中に毛を……!?」
王女「そんな器用にセクハラできないわよ! ちゃんと仕留めた三匹分の陰毛は取ってこれたの」
女学者「おお、ありがとうございます……! さすが姫様はお強いですねー!」
王女「……でも、やっぱり私達だけでは今後の触媒調達は危険だと分かったわ。だから、そうね、一人ぐらい冒険者をつけてもらえないかしら?」
女学者「
>>139
」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 20:48:59.38 ID:11UfBk+R0
じゃあこれからは私も同行します
140 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 20:57:13.98 ID:cZ8X2IcD0
王女「あ、貴女が!?」
女学者「こう見えて私も結構強いんですよ?」
王女「でもそれだと貴女の負担が…養ってくれる代わりに私達が貴女の助けになろうとしているのに……」
女学者「ククク…大丈夫ですよ! 最近はちょっと運動不足でしたし、たまには良いでしょう!」
女学者「負担なんて気にしないで、どーんとこの懐の深い私に任せておいてくださいって! くっふっふー!」
王女「うぅ…何から何までありがとう!」
王女「でもこれだと触媒調達だけでは貴女に恩を返しきれないわ。何か…私にできることはないかしら?」
王女「何でもやるわ!」
女学者「くふふ、それならぁ……」
女学者「
>>141
」
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 20:59:21.26 ID:9NYA+tGz0
知り合いのメイド喫茶で働いて
142 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 21:07:24.40 ID:cZ8X2IcD0
王女「め、メイド喫茶? 王族である私が、メイドに……?」
女学者「本物のメイドになれって言ってるわけじゃないですよー! ククク…単にメイドの格好をして接客をするだけです!」
女学者「知り合いが最近女の子が一人居なくなっちゃって困ってたので、丁度いいかな! と思いまして!」
王女「わ、わかったわ…頑張る」
女学者「ククク、いい答えが聞けて良かったです……! じゃあ私から向こうに連絡はしておくので明日から宜しくお願いしますね!」
王女「うん……」ウトウト
女学者「おや、お疲れのご様子…早くお風呂に入って寝ましょうか」
王女「そうするわ」
女学者「おっとその前にこれを」
王女「……回復のポーション」
女学者「姫様もかなーり痛手を負われてるようでしたので!」
王女「そういえばそうだったわね…すっかり忘れてたわ」
女学者「フラフラですよー? 大丈夫ですかぁ? ククク…心配ですし、ここは私と一緒にお風呂入りますかぁ?」
王女「
>>143
」
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:08:45.65 ID:mOskX0+YO
無言で頷く
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:08:46.12 ID:gH0BBWy0o
たまには一緒に入りましょ
145 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 21:26:32.11 ID:cZ8X2IcD0
《浴室》
女学者(まさか拒否られないとは! 意外でした!)
女学者「おかしいな、誘ったのは私ですけど、何かドキドキする……」
王女「どうしたの?」
女学者「ひゃい!? な、なんでもないですよぉ!?」
王女「そ…なら私の背中流してくれない?」
王女「後で私もやってあげるから」
女学者「は、はいっ! しつっ…失礼しまふ!」ピトッ
女学者「おぉ…お肌白くてスベスベでめっちゃ綺麗ですぅ」
王女「そう? 嬉し、んんっ…いわ」
女学者(え!? 何で今ちょっと変な声出したんですか!?)
女学者(くそぅ…ドキドキするぅ……何か調子狂うなぁ)
王女「はぁ、ふぅ…んっ……はあ、はあっ」
女学者「……私、いけないことをしてるみたいです」
王女「何か言った?」
女学者「い、いえ! 何でもないです!!」
王女「んー、そろそろ交代しよっか。お背中失礼するわね」ピトッ
王女(やばい…すっごく眠い……)
女学者「は、はい! 宜しくお願いします!」
王女「……」ウトウト
女学者「ああ気持ちいいですぅ……お上手ですねぇ姫様ぁ」
王女「……」ウトウト
女学者「……姫様?」
もにゅっ
女学者「ひゃんっ!? …ひ、姫様!?」
女学者「今何をっ……ひぃん!」
王女「……」
女学者「ちょっ、やめっ、ひ、ひめさま! どこ触って…んやぁ、そっ、そこはぁ……!!」
女学者「き、昨日の仕返しなんですか? そうなんですね!? あれならちょっとした出来心だったんです! だ、だからぁん! 許してぇぇ…ひいぃ、ぃんっ!」
女学者「んんんにゃあぁぁぁっ!!///」ビクンビクン
―――王女の意識が戻るまで女学者は小一時間拷問された
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:27:23.48 ID:cZono4W/0
あら^〜
147 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 21:30:45.92 ID:cZ8X2IcD0
王女「ごめんなさい、意識がちょっと飛んじゃって」
王女「……そんなに上気してどうしたの? のぼせたの?」
女学者「ど、どの口が言ってるんですかねぇ? ククク…面白いです……!!」ピキピキ
王女「ん?」
女学者「はぁ…まあいいですよ! 私の心は海より深いのであの悪戯は不問としましょう!」
女学者「それで、今日はどっちの部屋で寝るんですか? また私の寝室で? それとも従者さん?」
王女「
>>148
」
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:31:20.62 ID:cZono4W/0
決まってるわ、貴方とよ
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:32:30.53 ID:j7AK3C+7o
キマシタワー
150 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 21:40:01.73 ID:cZ8X2IcD0
女学者「き、決まってるんですか…そうですか……///」
王女「何照れてるの?」
女学者「てっ! 照れてなんかないわい!!」
《女学者の寝室》
王女「……それはそうと私は安定の下着姿ね」
女学者「ククク…ごめんなさい、二人の分の寝間着を買ってくるのを忘れてました! てへっ!」
王女「そこはかとない悪意を感じるけど…ま、いいわ」
女学者「でも肌の露出が多い方が…その、添い寝されてるこっちとしては人肌の暖かさを感じられていいんですよね……」
王女「ふ、ふうん、そう……?」
女学者「えへへ……///」
王女(……何か様子がおかしいわね)
王女(……それはいつものことか)
王女(さて、今日も寝る前に質問しておこうかしら。昨日聴けなかったこととか……)
王女「
>>151
」
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:41:23.32 ID:9V3tOlKK0
女義賊とはどう知り合ったの?
152 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 21:47:15.62 ID:cZ8X2IcD0
女学者「ああ、あの子ですか?」
王女「うん。ちょっと二人に接点が思いつかなくて…気になっちゃったの」
女学者「んーあの子とはもう出会って結構経ちますねえ……」
女学者「確かあれは数年前のこと…私と女義賊ちゃんは
>>153
で出会ったんですよ―――」
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 21:49:06.35 ID:mOskX0+YO
異世界との境界
154 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 22:05:35.99 ID:cZ8X2IcD0
あれは肌に涼しい風が吹き付けて、
秋の到来を告げていたある日のこと。
私は都市のお偉いさんに頼まれて、城塞都市付近の森に発生した謎の「穴」について調査をしていました。
女学者「……これは」
老学者「ふむ、古文書の通りですなぁ」
女学者「―――次元の裂け目。異世界とこちらの世界を繋ぐ空間の割れ目、ですか」
老学者「……数百年に一度だけ、あちらの世界とこちらの世界が急接近する日が来る。その時この地に裂け目が現れると」
老学者「言い伝えには聞いていましたが、いやはや、まさか生きているうちにお目にかかれるとは。長生きはするものですなぁ」
女学者「感傷に浸っている場合では無いですよ。これが発する特殊な魔力は辺りの魔物全てに干渉し、凶暴化させる恐れがあります」
女学者「……毎年ここを通る魔物の大軍に影響が出なければいいのですが」
老学者「こればかりはワシら学者も神に祈るしか無いのう。今の人類にはこの時空の裂け目を閉じさせる力は確実にない。時の流れに任せて勝手に閉じてもらうほかないとはなぁ」
女学者「仕方のないことです。探査魔法を裂け目にかけたある学者が精神に異常をきたしたという報告も上がっていますし……」
女学者「ひとまずは都市に戻り、伝承に残る時空の裂け目そのもので間違いなかったと報告するとしましょう」
老学者「そうじゃな……む?」
女学者「老学者さん……?」
一緒にいた学者さんの視線の先。
そこには―――
女義賊「……」
―――飢えた狼のような少女が立っていました。
155 :
妄想が捗って長くなっちゃった、ごめん
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 22:19:46.64 ID:cZ8X2IcD0
女学者「貴女は……いつから……?」
女義賊「さっき」
そう淡白に答えた少女の身なりは非常に貧相でした。
ただの布切れを体に巻いてるだけに過ぎず、
冷たい地面に素足で立っていて、肌は薄汚れていましたが、
目だけがギラギラと濁った輝きを放っていました。
女学者「でも、物音なんて……」
老学者「女学者殿…ワシがまだボケておらず、裂け目の瘴気に充てられて目がおかしくなった訳ではないのであれば―――」
老学者「―――この少女は裂け目から出現した」
女学者「!?」
女義賊「……」
信じられませんでしたが、決して有り得ないことでもありません。
文献が確かであれば、あちらもこちらのように人間と似た生き物が暮らしていても全くおかしくありませんし、
裂け目を通ってこちらの世界にやってくることだって想定できたことなんです。
しかし、どこに繋がっているともはっきりしない不気味な穴に進んで入ろうとする人間などこれまでおらず、
そのことは私達の頭からすっかり失念されていました。
老学者「誤って迷い込んだのか、それとも……」
女学者「……っ」ゴクリ
侵略、だなんておかしな二文字がその時浮かびましたが、
目の前の少女の様子を見ればすぐにそんなことは無いと分かりました。
女学者「……君、名前は?」
女義賊「わかんない」
女学者「どこから来たの?」
女義賊「わかんない」
……記憶喪失。
それは、あちらの世界についての手掛かりを得る機会の消失を意味しており、私達は落胆を隠しきれませんでした。
156 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 22:32:11.86 ID:cZ8X2IcD0
私達はその少女を連れて都市に帰還しました。
ですが、その存在を公にはしませんでした。
……だって、異世界から来たかもしれない女の子だなんて、
好奇心の塊のような他の学者の目に止まれば即解剖、なんていうのも……全く無いとは言いきれなかったから。
このことは私ともう一人の学者さんだけの秘密にして、
その異世界の女の子と私はしばらく一緒に暮らしました。
女義賊「女学者! 早く飯を持ってくるのよ!」
女学者「ククク…はいはい今すぐに」
……あの子はとても読書が好きな女の子でした。
ちょっと文字を教えてあげたらすぐに理解して、本当に賢い女の子だった。
本の登場人物の口調を真似て、もう本当におかしくて……
思えば、本の中のお姫様に憧れていたあの子と貴女が友達になるのは、何ら不思議なことでは無かったのかも知れませんね。
それから数ヶ月は一緒に居たのですが、ある日急に自立する! とか言い出しましてね。
一体どんな本に影響されたのか、義賊になるとか言い出して。
……私も、面白そうだからという理由で背中を押してあげました。
あの子を外に出しても、あの子が異世界から来たなんて知る人間は私ともう一人しか居ないわけですし、大丈夫かなと思ったんです。
……それからは北の洞窟に住み着いて―――ああ、この後は姫様の方がよく知ってますよね!
157 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 22:35:06.96 ID:cZ8X2IcD0
女学者「―――とまあ、こんな感じですよ」
王女「」
女学者「あ、あれ!? 姫様起きてます?」
王女「え、ええ……何とか」
王女(異世界とか聞こえた辺りでつい現実逃避を初めてしまったわ……)
王女「そう、女義賊とはそんなことがあったのね」
王女「……元気かしら、あの子」
女学者「そうですね、私もたまには会いたいですねぇ」
王女(思わぬ過去が聞けてしまった……)
王女(さて、もう一つくらい質問してみようか……?)
王女「
>>158
」
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 22:36:02.09 ID:8Jr26SHgO
レズですか?
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 22:36:04.45 ID:9NYA+tGz0
スリーサイズは?
160 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 22:38:06.54 ID:cZ8X2IcD0
女学者「ぶふっー! ちょ…直球ですね!?」
王女「……どうなの?」
女学者「いやそんなことは……」
王女「包み隠さず言いなさい」
女学者「…………」
女学者「
>>161
」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 22:38:37.23 ID:9V3tOlKK0
それで悪い?
162 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 22:48:37.27 ID:cZ8X2IcD0
王女「ひ、開き直ったわね……」
女学者「ふ、ふんっ! そーですよ! きっと私は…いわゆるレズってやつなんですよっ……!」
女学者「男の人を見てカッコイイって思っても、それだけで終わっちゃうんです。付き合ったり結婚したり、そういうのが全く考えられなくて……」
女学者「でも…姫様みたいな可愛かったり綺麗な女の子を見ると、男の子に抱くものとはまた違った……変な気持ちになるんです。心臓が早くなるんです、呼吸が苦しくなるんですっ……」
女学者「……これがレズ、なんですよね……?」
王女「私には分からないけど……」
女学者「……女の子にそんな気持ちを抱くなんて、気持ち悪いですか?」
王女「えっ?」
女学者「だって普通じゃないですよ……」
女学者「下着姿で添い寝されて心がぽかぽかしたり、お風呂場でじゃれ合って死ぬほどドキドキしたり……」
女学者「今こうして見つめ合ってる時間を幸せに感じたり……」
王女「……」
女学者「ねえ……姫様は、どう思いますか?」
王女「
>>163
」
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/24(日) 22:49:06.18 ID:cZono4W/0
わ、悪い気はしない
164 :
◆d0sNTotDiE
[saga]:2017/09/24(日) 23:02:05.73 ID:cZ8X2IcD0
女学者「そ、それってつまり……!」
王女「ちっ! 違うから! 勘違いしないでよね!」
王女「別に貴女が女の子だからとかじゃなくて、貴女だから! こうして一緒に寝てあげるのも、お風呂に入ってあげるのも、全部貴女だから…そのっ、悪い気はしないの……!」
女学者「だから、レズではないと?」
王女「……たまたま気を許した相手が、女の子だったってだけよ」
女学者「くふふっ…なーんだ! 姫様も私のことが大好きだったようですね! ククク、私は自分の魔性の魅力というやつが恐ろしいですぅ……!!」クネクネ
王女「なっ…大すっ……!? そ、そんなんじゃないから!///」
女学者「んふふー照れなくてもいいですよぉー?」ギュー
王女「わぷっ! ……お、女学者ぁ!」
女学者「はぁ…姫様暖かい……」
女学者「今日はこのまま姫様を抱き枕にして寝ますね!」
王女「今日も、でしょうが!」
王女「あっ…もう! また変なとこ触ったわねっ!」
女学者「……仕返しの仕返しです」
王女「な、なに?」
女学者「なーんでもないですよーぅ! ほれほれー!」
王女「んやぁっ…ちょ、あ、貴女って娘はーっ!///」
女学者「ああもう駄目! 姫様愛しすぎますぅー!」
女学者「んちゅー!」チュー
王女「きゃーっ! き、キスは本当に駄目よ! 絶対に駄目ぇ!!」
王女「に、妊娠しちゃうううううううっ……!!///」
一方その頃…
《従者の寝室》
従者「……知ってる天井だ」
従者「帰ってこれたのか……ん? この頭の後ろの感触は、まさかっ……膝枕ッ!?」
従者「ひ、姫様の膝枕とは! じ、従者感激っすううぅぅ!!」
氷竜「がう!」
従者「………………」
従者「畜生ーっ!!!」
氷竜「がうーっ!!!」
一人と一匹の咆哮が、
夜の城塞都市に響き渡った―――
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