志希「新薬! 『ツンデレ二ナール(ツンデレになる)』が出来たよ!」

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21 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 00:35:55.60 ID:hjH6/lnF0
>>20
(あかん)


完全にミスです
奈緒ごめんよ
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 01:12:25.86 ID:vaMHNPxso
ssr柚ちゃんってえっちすぎ大問題だよね
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 01:17:45.93 ID:JQkYlw/SO
SSRしかえっちに見てないとか無能かな?
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 01:50:19.13 ID:hgwYLk1uo
奈緒と蘭子が結婚済みかとオモタ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 01:52:56.66 ID:SqvEN8djo
神崎になにか意味があるのかと思ってたのに!
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 05:40:16.71 ID:8g8M5VQno
カンザキナオはライアーゲームだな
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 07:25:12.97 ID:1wjfbghyo
だから脳内でライアーゲームの曲が流れてたのか
28 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:13:56.51 ID:hjH6/lnF0
ケース2. 城ヶ崎美嘉

(事務所)

カチャ

美嘉「おはようございまーす★」

シーン……

美嘉「ありゃ? まだ誰も来てないっぽいね」

美嘉「……」

美嘉「(来るまでに汗かいちゃったなー。もう10月だってのに日差し強すぎ)」

美嘉「(飲み物欲しいな……ちょっと冷蔵庫覗いてみよ)」
29 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:14:27.73 ID:hjH6/lnF0
トコトコトコ……ガチャッ

美嘉「……ん? 変なラベルが貼ってある飲み物がある。茶色いし麦茶かな?」

【特製ドリンクだよん♪ ご自由にお飲みくださーい♪】

美嘉「……誰だろう。これ作ったの? 暑いから用意しといてくれたのかな?」

美嘉「……」

美嘉「まー、ご自由にってあるし。飲んじゃお。いただきまーす」

コトコトコト……グビッグビッグビッ……
プゥ……ボンッ!

美嘉「……」
30 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:15:37.38 ID:hjH6/lnF0
(少しして)

カチャ

P「おはよう。美嘉。もう来てるか?」

美嘉「……」(ビクッ)

美嘉「お、おはよう。プロデューサー」

P「うん。今日も頑張ろうな」

美嘉「は、はぁっ!? 言われなくても頑張るしっ! 当たり前でしょ!?」

P「……」

美嘉「……な、何?」

P「いや。俺、変なこと言ったかなー、って」

美嘉「べ、別に普通っしょっ! もう気にしなくていいからっ!」

P「?」

美嘉「……」(ドキドキ)
31 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:16:51.48 ID:hjH6/lnF0
美嘉「(やばい……プロデューサーが近くにいるだけで心臓がめっちゃバクバクしてるんだけど……)」

美嘉「(普段、そこまで意識してないのに……なんなのこの気持ち……)」

美嘉「(てか、まともに顔見られない……///)」

P「美嘉。ホントに大丈夫か?」

美嘉「だ、大丈夫だってば!」

P「具合悪そうだぞ?」

ズイッ

美嘉「(うわぁぁぁ! か、顔近いっ!!)」

P「もしかして熱でもあるんじゃ……」

美嘉「うるさいっ!! 大丈夫だって言ってるでしょっ!!」(キッ)

P「……」

美嘉「あっ! い、今のは違うの……その、ごめん。大声出しちゃって……」

P「いや。いいよ」

美嘉「れ、レッスン行ってくるね」

P「……おう。体調悪くなったらすぐに言えよ?」

美嘉「……ん」
32 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:17:22.23 ID:hjH6/lnF0
スタスタスタ……

美嘉「(あー……もうっ! 何やってんの! あたしのバカバカバカ!)」

美嘉「(この気持ちはホントになんなの……っ!)」

美嘉「(うぅ……顔が熱いし……恥ずかしいし……プロデューサーに変な態度取っちゃったし……頭ん中ぐちゃぐちゃになってるよ……///)」

美嘉「(……落ち着いたらまた後でプロデューサーに謝ろ)」
33 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:18:02.65 ID:hjH6/lnF0
(レッスン終了後)

トレーナー「どうした城ヶ崎。動きにキレがなかったぞ。何か集中を欠くようなことがあったのか?」

美嘉「い、いえ。なんでもないです。ただ、ちょっと調子が悪かっただけで……」

トレーナー「ふむ。まあいい。もし、疲れてるならゆっくり休め。もし、悩みがあるならプロデューサー殿にでも相談しろ。いいな?」

美嘉「なっ! な、な、なんでプロデューサーに!?」

トレーナー「……? プロデューサー殿に悩みを聞いてもらうことはそんなにおかしいことか?」

美嘉「いいい、いや、そんなことないですけど……っ!」

トレーナー「?」

美嘉「と、とにかく。お疲れ様でした!」

タッタッタ……バタン!

美嘉「(ああ……もぉっ!! 『プロデューサー』って言葉にいちいち反応しちゃうんだけど……///)」
34 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:18:43.31 ID:hjH6/lnF0
(インタビューの仕事中)

インタビュアー「今日は2人に色々話を聞かせてもらったわけだけど、次が最後の質問ね」

莉嘉「はーい☆」

美嘉「OK。なんでも聞いちゃって★」

インタビュアー「それじゃあ、『Camcam』の雑誌アンケートで1番多かった質問よ」

インタビュアー「『城ヶ崎姉妹の美嘉ちゃんと莉嘉ちゃんは、好きな人ができた時はどうやってアプローチしてるんですか?』」

インタビュアー「……ですって。答えてもらえるかしら」

莉嘉「うぇー……アタシ。恋はまだあんまりよくわかんないなー……」

インタビュアー「あらあら。じゃあ、美嘉ちゃんにバトンタッチしましょうか」

美嘉「うぇっ!? あ、アタシ?」

インタビュアー「ええ。カリスマギャルの美嘉ちゃんなら恋愛経験も豊富でしょう?」

莉嘉「お姉ちゃん! ビシッとカッコいいのお願いね☆」
35 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:19:18.75 ID:hjH6/lnF0
美嘉「え、えぇと……アタシは、その、えっと……」

インタビュアー「あら、恥ずかしいのかしら♪」

美嘉「ち、違いますって」

インタビュアー「ふふ。さ、聞かせてちょうだい♪」

美嘉「……」

美嘉「アタシは……その、好きだって気持ちを素直に伝える、かな」

莉嘉「おおー……!」

美嘉「うん。回りくどいのとか苦手かも。ちょっと不安だけど、好きな人の前では素の自分を見せるよ」
36 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:19:45.64 ID:hjH6/lnF0
インタビュアー「美嘉ちゃんにアプローチされたら、ほとんどの男の子はメロメロになっちゃいそうね♪」

美嘉「あはは。どうなんだろ」

莉嘉「なるよ! なるなる! お姉ちゃんにコクハクされたら1発でノックアウトだよ☆」

美嘉「莉嘉。『ノックアウト』って言い方はちょっと古くない?」

莉嘉「えぇー! いいじゃん! 一撃必殺ってカンジで☆」

インタビュアー「ふふ。本当に2人は仲がいいのね。それじゃあ、今日はお疲れ様♪」

姉妹「「はーい。ありがとうございました★☆」」
37 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 08:20:20.44 ID:hjH6/lnF0
休憩します
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 08:38:05.94 ID:RPEcNZYso
ええぞ!ええぞ!
39 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:11:19.23 ID:MZcRXPe0O
(インタビュー後)

莉嘉「はぁー、疲れたっ!」

美嘉「こーら。あんたアイドルなんだから、人前ではしゃっきりしてなさいよ」

莉嘉「はぁーい」

美嘉「よし★」

莉嘉「ねぇねぇ! お姉ちゃん! この後どーする?」

美嘉「んー……レッスンはもう終わってるし……遊びに行っちゃおうか★」

莉嘉「やったぁ☆」

美嘉「よし。じゃあどこに……」

P「おー、美嘉と莉嘉じゃないか。仕事終わったのか? お疲れ様」

美嘉「!?」
40 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:11:55.42 ID:MZcRXPe0O
莉嘉「あ! Pくんだーっ!!」

美嘉「どどど、どうしてプロデューサーがここにいんの!?」

P「や、たまたま2人を見かけたから声をかけただけだけど……」

莉嘉「ねーねー! いまからお姉ちゃんと遊ぶトコだったんだけど、Pくんも一緒に遊ばない?」

P「おー、いいぞ」

莉嘉「やったー☆ じゃあさ、じゃあさ! 3人でカラオケにでも……」

美嘉「ご、ごめん莉嘉! 急に用事思いました!」

莉嘉「?」

P「?」

美嘉「アタシ。帰るね!」

ダッ! タッタッタ……

莉嘉「あ! お姉ちゃん!?」

莉嘉「行っちゃった……変なの」

P「……」
41 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:12:31.00 ID:MZcRXPe0O

(都内のカフェ)

美嘉「はぁ……またやっちゃった……」

美嘉「……なーにが『素の自分を見せる』よ……適当なことばっか言ってさ」

美嘉「都合が悪くなったら誤魔化して逃げるだけ……アタシ、ホントにサイテーだよね……」

カランカラン……
イラッシャイマセー

P「……」(キョロキョロ)

P「お、見つけた。ここにいたのか。美嘉」

美嘉「……!? ぷ、プロデューサー!?」
42 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:13:06.70 ID:MZcRXPe0O
スタスタ……ストン

P「おす。悩んでる時はいつもこのカフェに来るって莉嘉に聞いたんだ」

美嘉「……」

P「何か考え事してるんだろ。よかったら話してくれないか?」

美嘉「え、えっと……」

P「……」

美嘉「……」(ドキドキドキドキ)

美嘉「(だ、ダメ……やっぱり平常心で話せない……)」

P「……」

美嘉「な、な、何でもない……よ」

P「……そっか」

美嘉「あはは……」

美嘉「……」(ポロポロポロ)

P「!」

美嘉「あれ……なんで涙が……」(ポロポロポロ)

P「だ、大丈夫か!? 美嘉っ!」
43 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:13:56.92 ID:MZcRXPe0O
(少しして)

美嘉「……ぐずっ」

P「落ち着いた?」

美嘉「……ちょっとだけ」

P「悪かったな。言いづらいことだったか?」

美嘉「……」

P「無理に言わなくていい。ただ、どんな時でも俺は美嘉の味方だからな」

美嘉「……」

美嘉「……プロデューサー。心配かけてゴメン」

P「いいよ」

美嘉「……」

ドキドキドキドキ……

美嘉「やっぱ、ダメだな……」

P「うん?」
44 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:14:38.95 ID:MZcRXPe0O
美嘉「……ねぇ。プロデューサーは担当するアイドルは素直な子がいいよね?」

P「いきなりなんだ」

美嘉「い、いいから。答えてよ」

P「……」

P「素直でも、素直じゃなくてもいいかな」

美嘉「はあ?」

P「だって担当するんだろ。どんな性格の子でも可愛いに決まってるじゃないか」

美嘉「な、何その親バカ的な受け入れ方は」

P「いままでもそうだったんだ。どんな性格でも、担当してきた子はみんな可愛い。美嘉だってそうだ」

美嘉「な!」

P「最初はちょっと派手な子だと思ったけど、みんなに気遣いができるし、努力家だし、いつも笑顔だし、絶対諦めない子だし……」

美嘉「ち、ちょい! いきなり褒めんの無しっ!!」

P「本当にそう思ってるからな?」

美嘉「え、あ、その……」

美嘉「……ありがと」

P「うん」
45 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:15:05.72 ID:MZcRXPe0O
美嘉「……」

ドキドキドキドキ……

美嘉「……そ、そーゆうのずるくない?」

P「うん?」

美嘉「……もー……ばかっ」

P「美嘉」

美嘉「……な、何?」

P「顔真っ赤だぞ?」

美嘉「っ……うるさい/// プロデューサーなんか嫌い///」

カァァァッ……

P「?」

美嘉「……いつか。逆にドキドキさせてやんね……」(ぼそっ)

ケース2. 城ヶ崎美嘉 end
46 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 13:15:58.70 ID:MZcRXPe0O
休憩するよ柚
https://i.imgur.com/rRUmEa7.png
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/22(金) 13:20:29.86 ID:MZcRXPe0O
最後の美嘉のセリフが微妙に違いました

正しくは「ドキドキさせてやるかんね」です
なんかミス多いな
48 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 23:02:57.02 ID:hjH6/lnF0
ケース3. 乙倉悠貴

(競技場・撮影中)

悠貴「じゃあ、行きますよっ」

カメラマン「はーい。お願いします」

悠貴「えへへっ♪ プロデューサーさんっ。『よーいどん』をしてもらっていいですか?」

P「OK」

P「では、位置について」

悠貴「……」(スッ)

P「よーい……どん!」

ダッ……タッタッタ……!
タッ! タッ! タッ!
49 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 23:03:29.94 ID:hjH6/lnF0
カメラマン「おお、彼女、いいフォームでハードルを跳ぶねぇ」

カシャッ! カシャカシャ!

P「うちの悠貴は可愛いでしょう」

カメラマン「カッコいいね」

P「うちの悠貴は最高に可愛いでしょう」

カメラマン「カッコいいね」

P「そうです。うちの悠貴は可愛いんです」

悠貴「!」

ステーン……ステーン……

悠貴「……ひゃっ! っと、っと」

カメラマン「急にハードルを倒し始めましたね」

P「聞こえていたんですかね」
50 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 23:04:17.59 ID:hjH6/lnF0
(撮影後)

オツカレサマデシター

P「悠貴、おつかれ」

悠貴「……」(ぷくー)

P「おや、どうしたんだ?」

悠貴「……プロデューサーさんっ! 走ってる時に変なこと言わないでくださいよっ!」

悠貴「びっくりしてフォームが崩れちゃったじゃないですかっ! もうっ!」

P「変なこと?」
51 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 23:04:51.54 ID:hjH6/lnF0
悠貴「ええと……その……可愛いとかなんとか……ごにょごにょ……」

P「ああ、悠貴が可愛いって話?」

悠貴「だからっ! そういうのは走ってる時は……あの……」

P「うん」

悠貴「て、照れちゃいますので……やめてくださいっ///」

カァァァッ……

P「可愛いな」

悠貴「ちょ! もぉぉぉっ!!」
52 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 23:05:38.64 ID:hjH6/lnF0
(少しして)

悠貴「まったく。可愛いって言ってもらえるのは嬉しいですけど、時と場合と考えてくださいっ」

P「ぷりぷりしてるな」

悠貴「撮影のたびにプロデューサーさんが言うからでしょうっ」

P「まあ。ドリンクでも飲んで落ち着きたまえ」

悠貴「……むぅ。ありがとうございます。いただきます」

P「ほい」

悠貴「走ったから喉乾いてたんですよ……ん……」

ぐびぐびぐびぐび……
ボンッ!

P「げ、今の音は」

悠貴「……」

P「ゆ、悠貴?」

悠貴「気安く話しかけないでくださいっ!」(ツーン)

P「やっぱりか」
53 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/22(金) 23:07:16.69 ID:hjH6/lnF0
寝ます
デレマス6周年記念イベントに柚の声優さんの出演が決まったそうです。つまりもう間も無く柚の声が聞けるぞぉぉぉ!!!!
柚!!!
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 13:16:36.02 ID:4boyVidDO
よーし、13歳に抱き付く輩が来てもいいように早苗さんを待機させとくね
55 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:02:55.93 ID:S8y922r40
(少しして)

P「悠貴〜。機嫌直しておくれよ〜」

悠貴「むーっ」(ツーン)

P「……ふむ」

P「……悠貴。ご飯食べに行かない?」

悠貴「……」(ツーン)

ぐぅぅぅ……

悠貴「……///」

悠貴「……ぷ、プロデューサーさんがごちそうしてくれるならいいですよっ」

P「もちろん」

悠貴「でも、ごはんだけで許してもらえると思わないでくださいね。私、結構怒ってますからっ」(キッ)

P「やっぱりまだ怒ってるのか」

悠貴「当然ですっ。私はそう簡単に気分が変わったりしないんですっ!」

P「ぐぅ。こいつは手強い」

悠貴「あっ! ちなみに私、ハンバーグが食べたいですっ!」

P「では、とびきりの店に連れて行ってあげよう」

悠貴「わぁ……っ♪ すごく嬉しいですっ♪」

P「……」

悠貴「はっ!」

悠貴「で、でもっ。まだ許すと決めてませんからねっ」(ぷいー)

P「(可愛い)」
56 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:03:40.82 ID:S8y922r40
(注文の殺到するハンバーグ店)

ジュゥゥ……

悠貴「いい匂いですねっ♪」

P「いい匂いだな」

悠貴「肉汁が溢れてますねっ♪」

P「肉汁が溢れてるな」

悠貴「じゅうじゅう鳴ってますねっ♪」

P「じゅうじゅう鳴ってるな」

悠貴「いただきますっ♪」

P「はい。どうぞ」

スッ……かちゃかちゃ……
はむはむはむ……

悠貴「ん〜っ♪ 美味しいですっ♪」

P「幸せそうだね」

悠貴「はいっ♪ ほっぺたが落ちそうですっ……♪」
57 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:04:14.81 ID:S8y922r40
P「……」(じっ)

かちゃかちゃ……
モグモグモグ……

悠貴「……♪」

P「……機嫌は直った?」

悠貴「えへへっ♪ まだですっ♪」

P「まだなんかーい」

悠貴「まだでーすっ♪」

モグモグモグモグモグモグ……

悠貴「♪」

P「ふむ……ならば今日は徹底的に悠貴をご機嫌にさせてやる。覚悟しておけ」

悠貴「えへへっ。プロデューサーさんに出来ますかねっ♪」

P「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」
58 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:05:26.87 ID:S8y922r40
(服屋)

悠貴「この服、似合ってますか? プロデューサーさんっ」

くるっ……くるくる……

P「似合ってる。似合ってる。最高に可愛い」

悠貴「えへへっ……♪ 次はどんなの着ましょうか♪」

P「あのワンピースなんかどうだ?」

悠貴「えっ! あのフリフリのですかっ!? ち、ちょっと私には可愛すぎじゃっ?」

P「そう?」

悠貴「ほ、ほら。あっちの赤いパーカーも素敵ですよ。スポーティですしっ」

P「あれも悠貴に似合うと思うけど、俺はワンピースを悠貴に着てみてほしい」

悠貴「……」

P「着てくれないか?」

悠貴「……」

P「きっと似合う。だから着てほしい」
59 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:05:54.21 ID:S8y922r40
悠貴「……そ、そんなにプロデューサーさんが着て欲しいというなら着てみますねっ」

P「ありがとう」

悠貴「あっ、で、でも。勘違いしないでくださいねっ。プロデューサーが可哀想だから着てあげるんですよっ! フリフリのを着れて嬉しいとかじゃないですからっ!」

P「ああ、わかってる。悠貴がフリフリの服が着たいわけじゃなくて、俺が悠貴にフリフリの服を着てもらいたいから無理に言って本当はフリフリの服を着たくない悠貴に着てもらうだけだ」

悠貴「わかってるならいいんですっ♪」(ニコニコ)
60 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:06:23.23 ID:S8y922r40
(少しして)

シャァァッ……
モジモジ……

悠貴「ど、どうですかっ?」

P「やっぱり可愛い。とんでもなく可愛い」

悠貴「っ……そんなに手放しで褒めないでくださいっ!」

P「可愛い悠貴を可愛いと言って何が悪いんだ」

悠貴「……〜っ///」

P「店員さん。あの服ください。着たまま帰ります」

悠貴「ええっ!?」
61 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:07:04.94 ID:S8y922r40
(買い物後)

悠貴「♪」

P「なんだか嬉しそうだな」

悠貴「いえっ!? そ、そんなことありませんよっ!?」

悠貴「ただ、こんな可愛くて素敵な服を買ってもらっ……てっ」

悠貴「……」

P「……もらって?」

悠貴「もおっ! ニヤニヤしないでくださいっ!」(ぷいー)

P「悠貴。本当に似合ってるよ」

悠貴「……本当ですか?」

P「嘘なんかつくはずないだろ」

悠貴「私……『カッコいい』とか『綺麗』とはよく言われるんですけど……可愛いなんてあんまり言われたことないです」

P「大丈夫。悠貴は可愛いよ」
62 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:07:37.16 ID:S8y922r40
悠貴「……」

P「悠貴は可愛い。だからもっと可愛い衣装を着てほしい。そして、ファンのみんなにも『悠貴は可愛い』って言ってもらいたいんだよ」

P「悠貴はどうだ? 可愛いって言われるのは嫌か?」

悠貴「……それは嬉しいですし、言われたいですけど……」

悠貴「……私。『カッコいい』じゃなくていいんですか?」

P「当たり前だ。悠貴は可愛いんだから」

悠貴「……っ」

P「あれ? 顔が緩んでない?」

悠貴「ゆ、緩んでなんかないですよっ!? プロデューサーさんの馬鹿っ!」

P「ははは」
63 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:08:26.50 ID:S8y922r40
悠貴「……プロデューサーさん」

P「うん?」

悠貴「今日のことは、あと1個だけお願いを聞いてくれたら、ゆ、許してあげますっ」

P「それはありがたい。お願いって何?」

悠貴「……」

P「なんでもいいよ。言ってごらん」

悠貴「……」

悠貴「じ、じゃあ……ハグを……してもらえませんかっ?」

P「OK」
64 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:09:07.34 ID:S8y922r40
ハグッ……ギュゥゥゥ……

悠貴「わっ……///」

P「……」

むぎゅー……

悠貴「……うぅ……ちょっとはためらいとかないんですかっ?///」

P「ためらう必要がないからな」

悠貴「……」

悠貴「(……えへへっ///)」
65 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:09:36.26 ID:S8y922r40
P「悠貴。これで許してくれたかい?」

悠貴「……」

悠貴「じ、じゃあ……ちょっとだけ許してあげますっ」

P「ちょっとって。完全に許してくれないのか」

悠貴「そんなに許してほしいですか?」

P「許してほしい」

悠貴「……じゃあ……今度の休みの日もまた付き合ってくださいっ♪」

むぎゅー……スリスリ……

悠貴「それまではずぅっとプロデューサーさんのことを許してあげませんからっ♪」

悠貴「えへへっ///」

ケース3. 乙倉悠貴 end
66 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:10:05.62 ID:S8y922r40
休憩します
67 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:22:58.99 ID:S8y922r40
ケース4. 財前時子様

P「(ふふふ。この薬をもらった時から飲んで欲しかったアイドルが1人いる!)」

P「(それが時子様だ!)」

P「(普段のツンツンからデレに変わる様を堪能してやるぜヒィハァァァァ!!)」

P「(すでに薬を混ぜたドリンクは仕込んである!! 覚悟しろ時子様っ!!!)」
68 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:23:35.81 ID:S8y922r40

(1時間後・時子様の部屋)

時子「……」

P「……」

時子「……なんだか今日は変ね……アナタを見てると……」

ピシッ……ピシッ……

P「……」(ドキドキ)

時子「……手加減抜きで躾をしたくなるわ……♪」

P「」

時子「クックック……覚悟なさいっ!!」

P「ちょっ!!」

ヒュッ……ピシィィィィン!!!!

ンギャァァァァァ!!!!
69 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:24:30.53 ID:S8y922r40

(1時間後)

P「」

志希「ありゃ? どったのプロデューサー?」

P「し……志希……あの薬は時子様には効果がなかったよ……」

志希「いやいや、効果がないわけないよ♪」

P「ぐふぅ。では何故俺はこんな目に」

志希「そりゃ愛情表現は人によって違うからねぇ♪」

志希「時子様にとってはムチ打ちが最大限の『デレ』だったんじゃないかな♪」

P「……そ、そうか。志希」

志希「うん?」

P「2度とこの薬は……使わない……」

ぱたり

ケース4. 財前時子様 end

終わり
70 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/09/23(土) 18:26:24.36 ID:S8y922r40
以上です。お読みいただきありがとうございました
ツン成分が強めのツンデレのヒロインって最近あんまり見ないですよね
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 18:38:40.33 ID:bLe8y6Tuo
おつおつ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 19:12:51.65 ID:MGbCp9ikO
おつ

どうせ最後なんだし今までのヤクを全部しきにゃんにキメてみようぜ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 01:15:05.03 ID:gaeHCnwSO
>>72
お前がギフテッドだ

おつおつ
何だかんだ続きを待ってます
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