紗枝めし!【小早川紗枝とピザ編】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:04:44.55 ID:HRd4DXGS0
モバマスSSです

紗枝はんとモバPが飯食うだけです

何!?くじでスカウトチケットが当たるのではないのか!?


言葉遣い間違ってても堪忍してや

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505847883
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:05:36.84 ID:HRd4DXGS0
モバP「どうして俺が怒ってるか分かるか?」

志希「にゃはは……」

紗枝「笑いごとやあらへんえ?志希はん」

志希「いや〜……流石に撮影前日に新幹線乗って迎えに来てヘルプミーカモーンはやり過ぎたなぁ〜って」

モバP「当たり前ではないか」

志希「うん、まぁでも撮影上手くいったし♪」

モバP「その頭をアームズ・エイドで掴まれたくなかったら大人しく反省しろ」

志希「ハンセイシテマース」

ほんまやろか?

志希はんのことやさかい恐らく話半分なんやろなぁ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:10:37.18 ID:HRd4DXGS0
紗枝「ほんで志希はんは何しにわざわざ新幹線まで乗ったん?」

志希「ん〜とね。あたし今回は田舎娘って役だったじゃんか」

紗枝「せやったなぁ」

志希「でもあたしは田舎ってどういうところでどうなってるのかなんて全く分かんなかったんだ」

モバP「一応説明はしたが?」

志希「違う違う。あたし自身が体験するってことが大事なの」

モバP「なるほどな。で?成果は?」

志希「なーんにも無い」

モバP「駄目じゃん」

志希「でも感じたよ。なーんにも無くってもちゃんと魅力があるって」

紗枝「あらへんのにあるのん?」

志希「そだよー。まぁ電車が1日1本3日で3本だってのはびっくりしたけどねー」

志希はんはよー難しいこと言いはるからなぁ

うちには分からへんわぁ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:13:29.71 ID:HRd4DXGS0
モバP「まぁ結果としては良かったみたいだが次からは言ってくれ」

志希「はいはーい。お仕事遅れると不味いからにゃ〜」

モバP「違う。志希に何かあったらどうする」

志希「あ、そっち?」

モバP「当然だ」

志希「……ふーん」(ニヤニヤ)

紗枝「何はともあれ安全第一どすえ」

志希「そだねー。んふふ〜、シキちゃんも今ご機嫌だし次から気を付けるよ」

モバP「最初から気を付けてくれ……」

志希「善処しよう!」

紗枝「心配せんでも次からはうちがちゃーんと見張ってますさかい」

モバP「それで何とかなったら苦労しないんだよなぁ」

志希はん……過去に何やらかしたん?
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:16:08.95 ID:HRd4DXGS0
モバP「とりあえず今日の分の仕事は終わりだ。肉食いに行くぞ」

紗枝「はいな♪」

そういえばお肉なんて久しぶりやわぁ

どないなんやろなぁ?楽しみやわぁ♪

モバP「さて、そんじゃま……あれ?」

モバP「……志希の奴どこ行った?」

紗枝「はぁ……言うた傍からおらへんなぁ」

モバP「まぁそんなこともあろうかと発信機を付けておいたのさ」

用意周到やなぁ……

まぁそこまでせぇへんと志希はんは捕まらへんしなぁ

モバP「さぁてどこに……」

モバP「……」

モバP「紗枝、俺の背中見てくれる?」

紗枝「……何や変なんくっ付いとるなぁ」

モバP「油断も隙もねぇわ」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:21:03.99 ID:HRd4DXGS0
モバP「まぁいい。隙の生じぬ二段構えってやつだ。もう一つ発信機は用意してある」

志希はんほんまに何やらかしはったん?

モバP「見つけた!近くだな。今度は逃がさんぞ」

紗枝「今日は暑いさかいはよ見つけてお店行きまひょ」

志希「そだねー」

モバP「……」

紗枝「……」

志希「……??」

モバP 紗枝「「志希(はん)!!」」

志希「にゃはは〜!ごめんごめん」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:25:28.47 ID:HRd4DXGS0
モバP「幻の六人目かよお前は。で?今度はどこに行ってたんだ?」

志希「ん〜、さっきからいい匂いがしてたからそっちにね」

紗枝「匂い?なんもせぇへんけど?」

モバP「まぁ志希は鼻が利くからな」

志希「ハスハス……ん〜♪良い香り♪」

紗枝「志希はん、さりげのうプロデューサーはんの匂い嗅ぐんはそれくらいにしときや」

志希「にゃは、バレちった♪」

志希はんはほんまに行動が読まれへんなぁ……

紗枝「ほんで何見つけて来はったん?」

志希「美味しい物だよ♪」

志希はんが美味しいと思うもん……なんやろ?

さっぱり思いつかへんわぁ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:30:29.69 ID:HRd4DXGS0
モバP「まぁ折角志希が店見つけてくれたって言うんならそこにしようか」

紗枝「うちも気になるしええよ。楽しみやわぁ」

志希「じゃ、行こっか♪」


〜店の前〜


モバP「マジかお前」

志希「志希ちゃんはいつも真剣だよー?」

紗枝「そうなん?」

志希「あ、でもよく考えてみるとそうでもないかも?」

どっちなん?

モバP「いや、ここピザ屋だぞ?」

志希「そだよ?たまーに食べたくなるんだよねぇ。最近食べて無かったし」

モバP「いや、こんなん食わせたら俺がトレーナーさんから怒られるから」

志希「だめぇ?」

モバP「だーめ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:42:30.23 ID:HRd4DXGS0
そういえばうちピザって食べたことあらへんなぁ……

かろりー高そうやけどここまで来ると美味しそうな匂いしはるなぁ

あぁせやけどトレーナーはんからの折檻は怖いし……

でもいっぺん食べてみたいしなぁ……

モバP「(紗枝がめっちゃ店の中見てる。そんなに食いたいのか?それとも物珍しいだけか?どちらにしろ入りたそうだな)」

モバP「(う〜ん……しゃあねぇか)」

モバP「……トレーナーさん達には内緒だぞ」

志希「はいはーい」

紗枝「はいな♪」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:48:30.96 ID:HRd4DXGS0
〜店内〜

<ワイワイガヤガヤ
<ざわ……ざわ……
<シャシンヲトレバコノオンナニヨウハナイ。シンデモラウゾキャサリン!


モバP「さて、何にするか」

紗枝「(ペラッ……)」

まるげりーた、まりなーら、くあとろすたじおに、びすまるく、ぼすかいおら、じぇのべーぜ

おるとらーな、ぺすかとーれ、かるつぉーね、でぃあぼら……

紗枝「(パタン……)」

紗枝「うち普通ので」

モバP「(相変わらず横文字に弱い)マルゲリータかな?」

紗枝「多分せやろけどめにゅー見ててもうちにはさっぱりやわ」

モバP「まぁ知らない奴が見たら分からんわな。代表的なのはマリナーラとマルゲリータだな」

紗枝「どない違うん?」

モバP「マリナーラはトマトソースにオリーブオイルとオレガノって香辛料を使ったシンプルなピザだ」

モバP「マルゲリータはバジルとチーズとトマトソースで作ったピザ。日本だとこれが一般的だな」

紗枝「せやったらうちはまるげりーたにしよか♪志希はんは何にしはるん?」

志希「ん〜、じゃああたしはカプリチョーザにしよっかな」

モバP「お前らしいの選んだな」

紗枝「???」

モバP「カプリチョーザってのは気まぐれって意味なんだよ」

なるほどなぁ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 04:59:04.19 ID:HRd4DXGS0
モバP「後はサイズだが俺はLで紗枝がSとして……志希は?」

志希「あたしはLサイズ!」

モバP「結構デカいみたいだぞ?食い切れるのか?」

志希「まー、食べれなかったらキミがなんとかしてくれるし♪」

モバP「俺任せかよ」

志希「ダメぇ?」

モバP「構わん」

紗枝「プロデューサーはん大丈夫なん?」

モバP「川´_ゝ`)なに、気にすることはない。それよりもデザートも欲しいな……」

相変わらずぎょーさん食べはる人やわぁ

うちもプロデューサーはんみたいに食べたら大きく……

やめときまひょ

背ぇとか大きいする前にお腹が膨れてしもたら元も子もあらへん
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:03:37.92 ID:HRd4DXGS0
志希「ん〜♪良い香り♪」

紗枝「ほんまやねぇ。ちーずの香りがふわぁ〜としはるわぁ。あ、あれ石窯ちゃうん?」

モバP「石窯だな」

紗枝「うち初めて見るわぁ」

志希「あたしも初めてかな?」

モバP「陶芸用のなら俺も見たことあるけどこういう店で見るのは初めてだな」

紗枝「普通にオーブンで焼くよりも美味しいって聞くけどなんでなん?」

モバP「温度の違いだな。高温で短時間に焼くと生地がパリッとする上にチーズとかが水っぽくならないからだ」

紗枝「はー……よー考えてはるんやなぁ」

志希「料理と科学は一緒だからね。匂い一つとっても香りの物質の組み合わせで無限に広がっていくからまだまだ興味が尽きないにゃ〜♪」

紗枝「せやから移り気な志希はんが珍しゅうずっと香水とか作ってはるんやね」

志希「……んまー、それだけじゃないけどね」

モバP「(こいつの場合使った後の人間観察も楽しんでるからなぁ)」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:16:04.75 ID:HRd4DXGS0
モバP「お、来たか」

紗枝「プロデューサーはんのはなんて言うぴざなん?」

モバP「クワトロフォルマッジって4種類のチーズを使ったピザだよ」

紗枝「それもおいしそ……あら?」

志希「……」(サッ)

紗枝「???志希はんどないしはったん?急にうちの後ろに隠れて……」

モバP「ははっ、流石に志希はこの距離からでも分かるか」

モバP「こいつにはブルーチーズが使われてるからな」

紗枝「ぶるーちーずってあのかびの?」

モバP「ああ。結構独特の匂いがするから嫌いな人も多いんだよ」

志希「……シキちゃんブルーチーズダメゼッタイ」

鼻がええんも困りもんやなぁ……
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:20:31.85 ID:HRd4DXGS0
さて、手ぇで落とさへんように……あ〜むっ!はふっもぐもぐ……

紗枝「……おいひぃ」

さっくりした生地にとろっとろ〜っとしたちーずの塩気ととまとの酸味とがよー合っとって

なんやろ?濃いお味やのに後味にさっぱりした風味……ばじるやろか?

あむっ!ほふっ……ぱりゅっ!ん〜♪耳の部分もぱりぱりしてて香ばしい!

しんぷるいずべすとっちゅうんやろか?

複雑な材料はあらへんのにごっつぅ美味しい!

志希「ん〜!美味しい♪」

モバP「志希のは具はなんだったんだ?」

志希「ん?トマトとチーズとマッシュルームにエビとオリーブにホタテにベーコンかな。あとそこにタバスコだばぁっと♪」

ぴざ……真っ赤やん……

紗枝「え、えらい具沢山やなぁ。プロデューサーはんのは?」

モバP「チーズオンリーだ」

紗枝「……うちのよりもしんぷるやなぁ」

モバP「そうでもないぞ。チーズはゴーダ、モッツァレラ、パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラの4種類を使ってある」

どれがどれかパッと思い浮かばへんなぁ?
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:27:04.19 ID:HRd4DXGS0
紗枝「って何かけてはるん?」

モバP「これか?ハチミツだ」

紗枝「ぴざに……はちみつ??」

モバP「というよりゴルゴンゾーラにだな。癖が強いからこれでまろやかにして食いやすくなる」

志希「そこにタバスコドバーッと!!」

モバP「やってみろ。お前の家の玄関の扉にエピキュアーチーズ仕込んでやらぁ」

志希「にゃはは、それは勘弁」

※エピキュアーチーズ:超匂いのきついらしいチーズ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:36:39.49 ID:HRd4DXGS0
モバP「どうだ?」

紗枝「ん〜?分からへんなぁ?美味しいん……やけど?お菓子みたいなお味?なんやけど変な香りがほのかに……」

モバP「ははっ、まだ早かったか。色んな味を知ればそのうち好き嫌いがはっきりするさ」

紗枝「ふふっ、せやったら他にも色んな所連れてってもらわななぁ♪」

モバP「そうだな。じゃあ今度はワニの肉でも……」

紗枝「……プロデューサーはん」

モバP「すまん、流石に冗談だ」

志希「ワニ肉?それって美味しいの?」

モバP「流石に食ったことねぇから分かんねぇよ」

志希「じゃあ今度シキちゃんと一緒に行こー!すぐ行こー!」

モバP「今からとか無茶言うじゃあない」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:43:21.28 ID:HRd4DXGS0
志希「あ、紗枝ちゃんタバスコかける?」

紗枝「あんまし辛いんはちょっと……」

志希「大丈夫大丈夫。ちょっとかけるだけで美味しいから!」

紗枝「ほなちょっとだけ」

ピッピッ……

あー……むっ!

紗枝「けふっ……」

モバP「(むせた!)」

ちょっとかけすぎたやろか?

あ、せやけど美味しいわぁ

ちーずのまったりした甘さがぴりっと引き締まる感じの複雑な風味

辛い中にも酸味があってふわぁっと香りが広がる感じはさっきまでのとちごうてこれも美味しいわぁ

……あかんなぁ

ちょっと食べ過ぎたやろか?
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:48:54.72 ID:HRd4DXGS0
紗枝「ふー……お腹いっぱいやわぁ」

モバP「久々のピザもいいもんだ」

志希「また今度来ようね」

モバP「トレーナーさん達に怒られても知らんぞ?」

志希「そんときはそんときだけど〜」

ギュッ

モバP「おわ!?志希!くっつくな!!」

志希「ん〜♪キミの香りとチーズの香りが混ざって〜♪」

モバP「汗かいてて不潔だからやめなさい」

志希「それがいいんだよ♪」

モバP「やーめーろーよー!!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 05:57:38.63 ID:HRd4DXGS0
むぅ……なんやおもろないなぁ

志希「はすはす〜♪」

モバP「やめんかこら!」

志希「いいじゃんいいじゃん♪あぁこの芳しい香り♪減るもんじゃないし〜♪」

モバP「だぁぁぁもう!!」

ギュッ

モバP「ん?」

紗枝「(///)」

紗枝「は……」

モバP「は?」

紗枝「はすはす〜……」

モバP「」

志希「」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 06:03:12.97 ID:HRd4DXGS0
紗枝「うぅ……(///)」

志希「今日はお邪魔しちゃったかな〜ん?」

紗枝「あかん、今見んといて……(///)」

モバP「ははっ、でも可愛かったぞ」

紗枝「ぷろでゅーさーはんのいけず……」

モバP「(実際破壊力は抜群だったわ)」

志希「ん〜♪複雑な香り〜♪この匂いはシキちゃんは知らないなぁ……興味深いかも……」

紗枝「志希はん、うちまで嗅がんといてぇやぁ」

モバP「はいはい、じゃれ合うのもいいが早く帰らないとちひろさんに怒られるぞ」

志希「はいはーい」

紗枝「ほな、帰りまひょか」

志希「なんならあたし1人で帰るから2人で帰る?」

紗枝「志希はん!」

志希「にゃふふっ♪」

あ〜もう!今のうちの顔真っ赤になっとって見せられへんわぁ……

モバP「どうした?顔赤いぞ?」

紗枝「な、なんでもありまへん!!」


おわり?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/09/20(水) 06:05:58.88 ID:HRd4DXGS0
なんやかんや書こうと思いつつ渋ってたら1ヶ月書いてませんでしたね

またちょくちょく書きますか!

というわけでおまけ2つはとりあえず寝て起きてから考えます

おやすみー
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