【ガルパン】西住みほ「これが私の戦車道・アンツィオ編」

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1 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/14(木) 22:34:19.49 ID:5dKB87Q50
※もしもアンツィオの戦車道強化にスカウトされたのがアンチョビじゃなくてみほだったら。

※そういえば9月12日はペパロニ姐さんの誕生日だったっすね、おめでとうっす。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505396059
2 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/14(木) 22:44:40.55 ID:5dKB87Q50
カルパッチョ「というわけでペパロニさん、彼女が転校して来た新隊長の西住みほさんよ」

ペパロニ「はあああ!?」

みほ「あ…あの…、よろしくお願いします…」

ペパロニ「おい!どういうことだよこれ!」

カルパッチョ「彼女、西住流の家元の次女で、黒森峰で副隊長やってたんだけど、事情があって転校することになって、
それで学長が戦車道の強化のためのコーチ兼隊長としてスカウトしたんだって。なに?自分が隊長やりたかったの?」

ペパロニ「いや、そういうわけじゃないけどさあ…」
3 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/14(木) 22:47:38.95 ID:5dKB87Q50
ペパロニ「おいお前!」

みほ「ひぃっ!は…はいっ!」

ペパロニ「大丈夫かよこいつ…」

カルパッチョ「だったら試してみる?」

ペパロニ「え?」

みほ「え?」
4 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/14(木) 23:05:44.88 ID:5dKB87Q50
カルパッチョ「ルールは4対4の殲滅戦、双方ともCV33を使用。旧日本軍では戦車同士の演習の際、
主砲の閉鎖器を外して、そこからピストルや小銃を撃ち合って砲撃に見立ててたそうよ。それに倣って
CV33の機銃を大砲に見立てて撃ち合います。でも、弾倉や給弾ベルトは使用せず、手動で遊底を開けて
1発づつ単発で発砲します。弾はペイント弾を使用、兵員室やエンジンブロックなどバイタルゾーンに命中
したら撃破、履帯、起動輪に命中したら走行不能、転輪、遊動輪に命中したら機動力低下ってことで」

みほ「はい、わかりました!」

ペパロニ「よーし、見てろよ!」

カルパッチョ「みほさんの車輌には私が操縦士として同乗するわ」

みほ「よろしくお願いします!」

ペパロニ「まあそのくらいのハンデは必要だな」
5 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/14(木) 23:28:05.63 ID:5dKB87Q50
みほ「では行きます!パンツァー・フォー!」

ペパロニ「アヴァンティ!」


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みほ「カルパッチョさん、ありがとうございます。私、操縦はどうも苦手で…」

カルパッチョ「いえ、いいんですよ、機種転換訓練もなしでいきなり豆戦車に乗れって言われても無理でしょうし」

みほ「本当にすみません、動かし方は一通り頭に入れてたつもりなんですけど、実際にCVシリーズに乗るのは初めてで…」

カルパッチョ「えっ」

みほ「あっ、あの窪地の左、図上のB22、F5の所にお願いします。2号車は本車に随行、3号車・4号車はそれぞれ
図上C40、H12、C20、D4へ移動で」

カルパッチョ「あの…、なんで地図見ただけでこの演習場の地形がそんなに詳しく把握できてるんですか?」

みほ「ああ、今朝ジョギングのついでにちょっと一回りしてみたんです。障害物の位置とかも確認してきました」

カルパッチョ「あの…、ちょっと一回りってかなり距離あるんですが…」

みほ「でも、黒森峰にいたときは毎朝15kmくらい走ってたんで…」

カルパッチョ「ええ…」

6 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/14(木) 23:43:10.93 ID:5dKB87Q50
モブ子A「すんませんペパロニ姐さん!やられました!」

モブ子B「こっちもです!」

ペパロニ「どういうことだよ!この演習場はあたしらの庭みたいなもんなのに!」

Si子「ペパロニ姐さん!あいつバケモノっすよ!」

ペパロニ「そんなわけないだろ!ええい!西住流がなんぼのもんだってんだ!」

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みほ「あのブッシュを迂回して反対側の丘へ。うまくいけばペパロニさんの背後に回れると思います」

カルパッチョ「なんでわかるんですか?」

みほ「ざっと目を通しただけなんですが、演習時の行動パターンのログを見たら、恐らくそうなんじゃないかなあって…」

カルパッチョ(単なる腕前の差なんかじゃない…、積み上げてきたものや背負ってるもののレベルが全然違うんだ…)
7 : ◆e6ps/CejpA [sage saga]:2017/09/15(金) 00:13:52.44 ID:cRZdwjZf0
Si子「どうします!?」

ペパロニ「左だ!左の脇道へ入れ!うまくいけば回りこめるはずだ!」

Si子「Si!」

ペパロニ「あ、あれ?なんであいつらが真後ろに…」

Si子「がぁぁっ!やられた!エンジンに当てられました!」

ペパロニ「ウソだろ…、20分も経たないうちに全滅なんて…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カルパッチョ「どう?これでわかったでしょ?」

ペパロニ「…」

みほ「あの…」

ペパロニ「すげえよあんた!誰だよ隊長に相応しくないなんて言ってたやつは!」

カルパッチョ「誰もそんなこと言ってないでしょ。強いて言えばペパロニさんだったんじゃ…」

ペパロニ「こんな強いやつ初めて見たよ!あんたのこと姐さんって呼ぶよ!いいだろ!?」

みほ「いや、でも同い年だし…」

ペパロニ「じゃあ親しみを込めてみほ姐で!なあ、いいだろ!?」

カルパッチョ「好きにさせてあげてください、彼女なりにみほさんのこと認めたってことなんですから」

みほ「は、はあ…、じゃあそれで…」

ペパロニ「よーし!じゃあもうお客さん扱いしないぞ!」

カルパッチョ「最初からしてなかったでしょ…」

ペパロニ「お前ら!湯を沸かせ!釜を焚け!新人歓迎会の準備だ!」

一同「おー!」

カルパッチョ「うちはいつもこんな感じなんです。すぐ慣れますから」

みほ「大丈夫かな…」

カルパッチョ「大丈夫ですって。みほさんだったらきっとうまくやっていけるはずですよ」

みほ「改めて、よろしくお願いします!」

カルパッチョ「こちらこそよろしくお願いします」

ペパロニ「頼んだぜ!」
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