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【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/25(日) 02:12:19.67 ID:wcspdivF0
- 声をかけるのは得策じゃないと結論付け、耳を澄ませた。
リーフィア「でも……私の存在がカナタさんを苦しめて辛い想いをさせると分かってても……カナタさんが好きなんですよ……」
リーフィア「だから、私は……どうしようもないポケモンなんです……いっそカナタさんを傷つける私なんて」
ニンフィア「大丈夫。死んでまで償う必要はないよ」
ニンフィア「もし仮にカナタがリーフィアを抱くことでしか慰められない面倒くさい奴だと思っててもさ、そこまでする必要はないんだよ」
ニンフィア「それに、今死んだらもうこれ以上カナタのことは好きになれないし、リーフィアがカナタをどう想っててももうその思いは伝わらなくなっちゃうよ?」
ニンフィア「ボクね、リーフィアとカナタって優しくて他人想い同士、お似合いだと思うんだ」
ニンフィア「だからさ、もしー……今回みたいにバトルで迷惑かけるようになっちゃったとしても、カナタも優しいし、ごめんねってちゃんと謝れば許してくれる……」
ニンフィア「なんとなくそんな性格なんじゃないかって思ってるんだよね」
リーフィア「ニンフィアは……カナタさんが好きじゃないんですか?」
ニンフィア「好きさ!好きだけど、でも想い人同士が結ばれる方がずっと前いいし、カナタが幸せになるのが一番だと思うんだよ」
ニンフィア「ま、いつかカナタがこっちを振り向いてくれるなら、そっちのほうが嬉しいけどね、へへっ」
リーフィア「ホントにカナタさん、私のこと好きなんでしょうか」
ニンフィア「好きじゃなかったら抱いてまで慰めようとボクは思わないけどね」
リーフィア「……うぅ」
ニンフィア「ちょっと深呼吸してみようか、吸って、吐いて」
リーフィア「……はい」
ニンフィア「大丈夫。リーフィアにはボクがついてる」
リーフィア「うん」
ニンフィア「きっとうまくいくよ。心配ない。大丈夫」
リーフィア「うん」
ニンフィア「いつかきっと、振り向いてくれる」
リーフィア「うん」
ニンフィア「世界中が全部敵でも、ボクだけは味方でいる。心配しなくていい、大丈夫」
リーフィア「うん」
ニンフィア「上手くいくよう、この中でどうすればいいか今後のことを考えよっか、ね?」
布団の中でリーフィアは最後涙声になっていたが、落ち着いたようである。
どうやら様子を伺うとニンフィアが上手く慰めてくれたようだ。
私が邪魔しても悪いだろう。
私はそのまま部屋を出た。
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/25(日) 02:12:59.57 ID:wcspdivF0
- 今日はここまでで。次は火曜以降になります
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 04:26:14.07 ID:+k5yhzh40
- シャワーズ「すごい!初めてでここまで作れるもんなの?」
シャワーズがイーブイの作ったスプーンに目を丸くしている。
先程ニンフィアがイーブイに彫刻を教えていたが、その成果であろうか、不格好であるがスプーンができている。
イーブイ「実は前からちょっとずつ掘ってた!」
自慢げにイーブイは胸を張った。
夕飯はミネストローネだ。トマトの甘みと酸味が絶妙である。
昼間連れて行ったブイズは元気が無いが、全員とりあえず食卓にはついてくれているようだ。
カナタ「グレイシア、調理大変だったんじゃないか?トマトの皮むきとか……」
グレイシア「缶を使ったから、別に大丈夫」
カナタ「そうか」
グレイシア「サンダース」珍しくグレイシア側から口を開いた。
サンダース「……なんだよ」
グレイシア「不味かった?」一口ほどしか減っていないスープ皿を見ている。
サンダース「違わい。俺が悩んでちゃいけねぇか」
グレイシア「悪くないけど、食べないと力が出ないし、そのまま悩んでたら冷めそう」
サンダース「……ほっとけよ」
一気にスープを啜ると半分ほど残してサンダースは食器を片付け、早々に出て行った。
マコト「何かあったのか?」様子がおかしいのは気づいたようだがマコトさんは何のことか分からず、首を傾げた。
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 04:27:19.34 ID:+k5yhzh40
- (〜夕食後〜)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)↓1
安価だけ出しておきます
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 06:42:00.44 ID:6jLZuAOv0
- ブースター
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/02(月) 02:24:41.19 ID:s0pHGB590
- 昼連れて行ったブイズが心配だ。特にリーフィアと同じく精神的にもろいブースターが心配だ。
そう思い、ブースターを呼んだ。
彼女はすぐに来たがやはりいつものような元気さはなかった。
カナタ「ブースター、大丈夫か?」
ブースター「私は……私は大丈夫です」『私は』の『は』が少し強い。
いつものような積極さがない。雰囲気が暗い。
さて、呼んだこの子に何をしようか?↓1
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 06:22:39.05 ID:e+b0XnCDO
- 会話
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/04(水) 00:58:23.99 ID:MHPSVpOX0
- ↓1 会話内容
@「色々と昼間はありがとう。バトルの面はボロボロだったけど、ブースターのおかげで園児たちも楽しく過ごせたよ」
A「昼間はまんまとやられちゃったよ、ハハッ。これじゃポケモンリーグ参加者として失格だ」とおどける
B「ブースター、昼間のことはあんまり気にしなくていいよ」
C「すまなかった、ブースター。私の采配のせいだ」
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/04(水) 06:27:10.26 ID:bGfcTvGDO
- 1
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 02:23:55.67 ID:fCfxLZ8z0
- カナタ「色々と昼間はありがとう。バトルの面はボロボロだったけど、ブースターのおかげで園児たちも楽しく過ごせたよ」
ブースターをゆっくりと両手で抱き上げ、シーツの上に降ろした。
ブースターは目をしばたたかせると、私の服に顔をつけた。
カナタ「ブースター?」
ブースター「ごめんなさい……役に立たなくてごめんなさい……捨てないで……何でもするから捨てないで……」
服がわずかに湿った。ブースターは泣いていた。
彼女が若干震えているのに気づき、背に手を回して優しく抱いた。
カナタ「捨てるわけないだろう」安心させるよう、言い聞かせるように優しく言った「ブースターが必要なんだ。何もしなくていいんだ」
ブースター「でもっ」
カナタ「じゃあ、何でもするっていうなら、気を落ち着かせてくれ」言ってる間に夕飯前のニンフィアを思い出した「まずは、深呼吸しよう。吸って、吐いて」
ブースター「……はい」少し落ち着いたようだ。抱く手を少し緩める。
カナタ「捨てられる、って思ったのはブースターの発想?」
ブースター「はい……だって、役に立たないならただのごく潰しだし、要らないって捨てられるのではと」
ブースター「売ったり、処分場に送られたりする可能性もありますけど、私みたいに大きくなってたら売り手がつかないかもですし、処分場は他のブイズが見てたら……って考えるとリスクが」
ブースター「一番簡単で他のブイズにも気づかれず、処分できる方法なんじゃないかと思って」
カナタ「……あのね、なんで父さんに言ってこんな大きい家借りてるかわかる?ブースターは」
ブースター「職場に近いからですか……?」
カナタ「それもあるけど、みんなにのびのび暮らしてほしいからなんだよ。ブースターなら前、リーグに挑む前みんなを鍛えるために借りてた家、どんな家か覚えてるよね?」
ブースター「ちっちゃいアパート……?」
カナタ「オンボロ狭アパートだよ。そこに住んでたのは『とりあえず強くなれればどんなとこで暮らしてもいい』って考えから安いところを借りてたんだ」
カナタ「でも今は……リーグを諦めた今は強くなるためだけじゃないんだ。ニンフィアが創作活動できるものが置ける広い部屋だったり、グレイシアがのびのび調理できるキッチンだったり……みんなの好きなことができるよう広くて余裕のある所を借りてる」
カナタ「さっきも言ったようにみんなにのびのび暮らしてもらって、日々を楽しく過ごせればいいと思ってるんだ」
カナタ「そんなみんなのためにこんな広い家を借りてるのに、わざわざそのみんなを追い出して捨てるようなことすると思うかい?誰か一人でも欠けたら嫌なんだよ、私は」
ブースター「……よかったです」話を聞くうちにブースターは落ち着いたようだ。
※好感度MAXなので好感度上昇はありません。
↓1 寝る時間までは少しだけ時間があるようだ。何をしようか?
会話(後安価)
ボディタッチ
遊ぶ
風呂
自由安価指定
続きは明日にします。
途切れ途切れですみません。
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 07:47:41.49 ID:1W6JKEmY0
- 風呂
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 23:32:12.33 ID:fCfxLZ8z0
- カナタ「ブースター、一緒に風呂入るか?」
ブースターは俯いた。
カナタ「ブースター?」
ブースター「……すみません、それは……」
ブースターは口ごもった。
↓1 安価
@カナタ「理由、聞いてもいいかな?」
Aカナタ「……私と一緒だと、ダメか?」
Bカナタ「今日汗かいたんだから折角だから入ろうよ、ね?」
Cカナタ「嫌ならいい。先に入るから、布団を温めておいてくれ。別々に入ろう」
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 23:41:43.79 ID:cHicBdiZO
- 2
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 23:53:11.79 ID:fCfxLZ8z0
- カナタ「……私と一緒だと、ダメか?」
ブースターは首を大げさに横に振った。
カナタ「……じゃあ一緒に」
ブースターはもう一度大げさに首を横に振った。
これは……
↓1 安価
@他のブイズと一緒なら大丈夫なのか?
Aいつも風呂じゃなく、シャワーですませてるのか?
B風呂自体が苦手なのか?
C一緒だと私が嫌な思いをするかもしれないと思ってるのか?
D自由安価 要記述
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 00:01:26.75 ID:GmRVBH8D0
- 4
- 672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 00:07:31.61 ID:SLDeuR1F0
- カナタ「もしかして……一緒だと私が嫌な思いをするかもしれないと思ってるのか?」
ブースター「違います!違います!カナタさんに迷惑は掛かりません!でも……」
ブースターは迷っている。
こちらから口を挟むのは簡単だが、待った。
この後いくらでも質問を浴びせかけて尋問するのは簡単だが、私は待った。
↓1 コンマ2桁
1〜33 ブースター「……やっぱり、言いたくありません……すみません、お風呂は別々に入りましょう」
34〜99 ブースター「……仕方ない、ですね……」
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/08(日) 00:36:32.32 ID:SLDeuR1F0
- 今日はここまでで。コンマ下。
明日も更新できればします。
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 00:37:06.66 ID:JrtbA0HfO
- 乙
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/08(日) 23:45:12.31 ID:SLDeuR1F0
- 無理そうなので明日更新します
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/10(火) 01:22:15.05 ID:Tb8pV2iq0
- ゾロ目のボーナス、展開とアイテムとどっちがいいですかね……?書いてる間迷っててちょっと決めあぐねてます(好感度MAXの子ですし)
ブースター「……仕方ない、ですね……」
ブースターは自身の毛をかき分けた。
どうぞこちらへ、と手招きするので近くで見た。
カナタ「傷、か?」
ブースター「はい」
言われなければ気づかないほど小さな傷だ。
今まで触れ合っていて全く気付かなかった。
ブースター「前の飼い主の『しつけ』の時にできたものです……ポケモンセンターでも直せないみたいです」
ブースター「これのせいで水に浸かると、傷が痛むんです」
ブースター「まあ、小さな傷なので日常生活やポケモンバトルは問題ないです」
ブースター「つけると少し痛む程度なんですよ。ただ、ズキズキするのでこれのせいであんまりお風呂に浸かるのは好きじゃないんです……」
ブースター「あっ、勿論、シャワーは毎日よく浴びてますし短いですけどお風呂もちゃんと入ってます!」
取り繕うようにブースターは言った。
ずっとこれを隠しつつ生活していたのか。
こんな近くで苦しんでいるブースターの気持ちを分かってやれなかったとは……。
ブースター「あの……カナタさん?」
↓1 安価
@カナタ「分かった。風呂はやめてシャワーだけ一緒に浴びようか」
Aカナタ「……すまない。気づいてやれなくて……」
Bカナタ「本当に誰にも治せないのか?」
C自由安価 要記述
- 677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 08:11:02.92 ID:/ICwRmNT0
- 2
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 00:30:29.05 ID:gYlS2Naw0
- カナタ「……すまない。気づいてやれなくて……」
私は頭を下げた。
ブースター「えっ、いいんですよ。前を向いてください、カナタさん!」
頭を下げた私の体に潜り込んできた。
ブースター「心配させたくなくて言ってなかっただけなんですよ。顔を上げてください、ね?」
カナタ「……そうは、言ってもな……」
↓1 コンマ2桁
00〜20 ブースター「そんな顔されると……私だって泣きたくなりますよ……」ブースターは俯いた
21〜50 ブースター「元気出してくださいよぉ……」ペタペタ体を触り始めた
51〜99 ブースター「……カナタさんは、悪くないんです……」腕に抱きついてきた
>>1のリアルが忙しくなってきて更新頻度落ちてます。すみません。
なるべく週1くらいは更新できるよう頑張ります
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 00:37:12.63 ID:lxurISeyO
- はい
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 00:54:16.55 ID:gYlS2Naw0
- ブースター「……カナタさんは、悪くないんです……」
体から抜け、横に座ると腕に抱きついてきた。
気を遣って抱き着いてきた。おそらくそうすれば私が喜ぶと思ってのことだろう。
カナタ「悪い」だが私は、腕を解いた「今はそういう、気分じゃない」
カナタ「ごめんな、ブースター。本当にごめん」
ブースター「カナタさん……」
カナタ「私は何も分かってなかった。ブイズのことも、バトルのことも」自分が情けなかった。
涙が零れていた。悔しいのと、情けないのとで、感情が頭の中で暴れまわっていた。
↓1 コンマ判定
1〜50 ブースター「……ッカナタさんっ」振り払われた腕にもう一度、今度はもっと強くしがみついてきた。
51〜99 ブースター「うぅ……」ブースターも泣きだした。
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 00:58:14.18 ID:lxurISeyO
- あ
- 682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 01:27:58.29 ID:gYlS2Naw0
- ブースター「……ッカナタさんっ」振り払われた腕にもう一度、今度はもっと強くしがみついてきた。
カナタ「やめてくれ、ブースター」私はなんとか優しく振りほどこうとした。
ブースター「振りほどかせなんてしません!こんなにっ……こんなに傷ついてるじゃないですか!カナタさん」
カナタ「そんなに強くしがみついたら、振りほどく時強引になる。乱暴にされたくないだろう?」
ブースター「いいんです!カナタさんが傷つくくらいなら、私がカナタさんに乱暴されて傷つきます!」
必死にブースターは私を抱きしめていた。
この子は私に乱暴されてでも、私を愛してくれているのか。こんな不甲斐ない私を。
ブースター「……辛いなら、辛いって言っていいんですよ。カナタさん……」
呟くように言った。あまりにも優しい言い方で、私はもう我慢の限界だった。
嗚咽が漏れた。あとは止まらなかった。
頭をもたげるように、私は涙を流した。
今までの辛かったことを吐き出すように、私は泣き続けた。
いつの間にか、ブースターは腕から離れて前足で私を撫でてくれていた。辛かったですね、大丈夫です。そう言いながら撫でてくれていた。
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 01:28:31.71 ID:gYlS2Naw0
- 結局、私もまだまだ子供だ。こんな風に泣きじゃくるのなんて、大人は絶対にしない。
泣き疲れた頃、ブースターは語りだした。
ブースター「……カナタさんが頑張ってるのはみんな分かってますよ。普段ツンツンしてるブラッキーだって、評価してます」
ブースター「今のままでいいんです。ブイズの全部を知ろうとしたって、そんなの無理ですよ。カナタさんは今ちょっと頑張りすぎで、気負いすぎです」
ブースター「負けて悔しいのは私も同じです。だから、次は頑張りましょう。カナタさん」
肉球が頬に触れた。涙を拭ってくれたのだ。
目の前に天使が座っているように見えた。
ブースター「……シャワーだけでも、一緒に浴びて寝ますか?それとも、朝お風呂に入ることにしてもう寝ますか?」
↓1 どちらを選ぶ?
シャワー
就寝
明日早いので今日はここまでで。
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 06:55:19.84 ID:HrqECuADO
- シャワー
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/11(金) 02:49:51.92 ID:PP/4pWGG0
- ブースター「カナタさんは頭洗ってから体洗う派ですか?体洗ってから頭洗う派ですか?」
カナタ「体からかな……」
ブースターが背後から聞いてきた。
シャワーを選んだ後、浴槽に私だけ浸かり、体を洗い終えた時だった。
いつも以上に積極的になっているブースターは、頭洗います!と言い出した。
ただ、明らかに背が足りていないので、風呂桶を足場にしている。
少し危なっかしいのだが……
「そ、それじゃあ、やります!!!」と言った後シャワーヘッドを咥えた。
声からしていつもの何倍も意気込んでいるため、わざわざ止めさせようか迷っている私がいる。
シャンプーをつけて頭を洗い始めた。
ブースター「あらためて触ると……その……ゴツゴツしてますね……」
カナタ「柔らかかったらダメな気が」
ブースター「んふっ……確かに」背後なので吹き出した表情が見られないのが残念だ。
ブースター「いっ……」
傷口に水が入ったのだろうか、振り向こうとしたが頭を固定されて「これくらい大丈夫です」と先回りされた。
ブースター「かゆいとことかありませんか?」
カナタ「いや、おおむね快適」言いつつ少し胸が痛んだ。
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/11(金) 02:51:21.82 ID:PP/4pWGG0
- ブースター「あの……その……カナタさん」
カナタ「何?」
ブースター「遊園地デー……じゃない、罰ゲームってどういうところが行きたいですか……?」
カナタ「え、いや……罰ゲームなんだからこっちが決めちゃダメじゃない……?」
ブースター「じゃあ、決めるとこも罰ゲームです!」
なんだそれ、と思ったが自信満々に言った口調が可愛かったので許した。
カナタ「そうだなぁ……じゃあ」
↓1 安価
近場のこじんまりとした遊園地を提案する
遠くの国内最大規模の遊園地を提案する
あえて潰れた廃墟の遊園地を提案する
自由安価(要記述)
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/11(金) 02:53:01.42 ID:PP/4pWGG0
- 短いですが今日はここまでで。安価下。
週1も怪しくなってきましたが頑張ります
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/11(金) 06:10:53.28 ID:FY+rcTKD0
- 近場のこじんまりとした遊園地を提案する
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 01:19:52.46 ID:nSjH2nlO0
- カナタ「そうだなぁ……じゃあ、近所の遊園地で」
カナタ「遠い大きな遊園地もいいけどさ、移動に時間かかってたら疲れるだろうし、広すぎても回りきれなくて心残りしそうだからね」
ブースター「わっかりました!」
鼻息が荒く背中にかかった
流しますよ、と言った後少し経ってお湯がかけられた
※好感度MAXなので好感度上昇はありません。
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 01:21:15.07 ID:nSjH2nlO0
- ブースター「うへへぇ」
風呂上がり、ドライヤーが終わると彼女はすぐ布団に潜り込んだ
私もその笑顔につられてすぐ布団に入る
ブースター「カナタさんのドライヤーは本当に早いし上手いです!こうしてすぐお布団にダイブできる!」
私は照れて顔を背けた。
カナタ「夜中にそんなに騒がないでね。修学旅行のテンションじゃないんだからさ」
ブースター「修学旅行……?」
カナタ「ああ、人間って学生の時に学校単位で勉学の為に旅行へ行くんだ。それが修学旅行」
ブースター「勉学……」首をかしげる「……のためになるんですか?」
カナタ「ためにならなくても思い出にはなるよ」
ブースター「じゃあ、今度の遊園地もある意味で修学旅行ですね!思い出になるし」
カナタ「勉学はどこ行った」苦笑した「でもそれも思い出になるか」
ブースター「ですよ」つられて笑った。
ん、といいつつブースターが腕に潜り込んできた。優しく抱きとめる。
ブースター「カナタさん」
カナタ「何?」
ブースター「……今でも、リーフィアの事が好きですか?」
↓1 安価 カナタの会話内容
@そうだよ
A違う、って言ったらどうする?
B……何で知ってるの?
C自由安価 要記述
今日はここまでで。明日も更新します
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 07:02:02.10 ID:wcCP03jDO
- 1
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:15:25.64 ID:nSjH2nlO0
- カナタ「そうだよ」
ブースター「そうですか……」
ぎう、とブースターは肉球で私のパジャマを掴んだ。
ブースター「カナタさん、私もカナタさんに特別な感情を持ってます」
ブースター「あ、何も言わないでください」口を開きかけて先手を打たれた
ブースター「……カナタさんがリーフィアを愛しているなら、それは仕方ないと思ってます」
ブースター「リーフィアもカナタさんが好きです」声が小さくなる「両想いです……」
ブースター「だから……悔しいですけど、私は」言葉を切って顔を伏せた「私はこの気持ちを口にせず、ずっと胸に伏せておく事にします」
カナタ「ブースター……」
ブースター「もし、リーフィアが好きでなくなったら、いつでも待ってます」
ブースター「だから……ブーを捨てずに、ちゃんと最後まで傍にいさせてください、ね?」
カナタ「だから捨てないって言ってるだろ」私は頭を撫でた。
うへへ、と笑う彼女の顔はどことなく寂しかった。
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:56:45.36 ID:nSjH2nlO0
- ブースターの背を撫でる。ゆっくりと横から手を伸ばす。
彼女はぴったりと私に寄りかかったまま、目を瞑り、ありがとうございます、と静かに呟いた。
こうして撫でていても、彼女が見せてくれた傷跡はやはりどこにあるのか分からない。
傷跡に触れないように撫でたかったが、分からないのなら仕方がない。せめて痛くしないようゆっくりと手を這わせた。
私はさっき泣いたことを思い出して、少し恥ずかしくなって目を閉じた。
こうして私に抱きしめられている彼女は一見か弱い存在だが、精神的には強い子だ。
挫折や困難が過去にあっても立ち直れる子なのだ。
そういえば、リーフィアもブースターも、お互い過去に虐められていた共通点がある。
いつかリーフィアもブースターのようにトラウマを乗り越えられる日が来るだろうか。
そんなことを考えながら、私はまどろんでいった。
【15日目朝】
起床判定
↓1 コンマ2桁
0〜33 早く起きられた。
34〜66 普通に起きられた。
67〜99 寝坊した。
今日はここまでで。
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:00:54.94 ID:KwVu9AUg0
- 乙
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 23:39:50.55 ID:BA8GahQs0
- ↓1 コンマ
1〜45 遅刻は遅刻だが、着替えて朝食も抜いて走れば始業1分前には着ける時間帯だ
46〜90 遅刻だが、ギリギリ言い訳の通じる範囲内だ。急いで家を出よう
91〜99 大遅刻だ。もはや言い訳など通じそうにない時間である(『休みの電話を入れるか』を再安価)
↓2 【15日昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 23:40:42.67 ID:BA8GahQs0
- ↓1 コンマ
1〜45 遅刻は遅刻だが、着替えて朝食も抜いて走れば始業1分前には着ける時間帯だ
46〜90 遅刻だが、ギリギリ言い訳の通じる範囲内だ。急いで家を出よう
91〜99 大遅刻だ。もはや言い訳など通じそうにない時間である(『休みの電話を入れるか』を再安価)
↓2 【15日昼】
連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします
ミスです。再安価。
- 697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:42:00.13 ID:Cq/xABZM0
- あ
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:44:28.64 ID:tvXcSlcDO
- シャワーズ エーフィ ニンフィア
- 699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 23:59:37.51 ID:BA8GahQs0
- その日は鳥ポケモンの鳴き声で目が覚めた。
だが、視界が暗い。
なんだか体が重い。そうか、昨日ブースターと一緒に寝たのだ。
カナタ「んっ」顔の上に乗っていたブースターを引きはがした。
ブースター「んんう……」
最悪な寝相と言いうべきか災厄な寝相というべきか。
重しの犯人は目が覚めていないようである。
目覚め以外はよく眠れた気がする、こういう時は朝スッキリ体を動かして……そこまで考えてハタと止まった。
いつもの最悪の目覚まし音がなかったということは……?
目覚まし時計の定位置。そこには昨日買った『かわいいはな』の包みが置かれていた。
ということは起きるべき時間は……
カナタ「まずい!」私は服を乱暴に脱ぐ。
シャワーズ「カナタくん、今日って休み?時間大丈……」
カナタ「ごめん!急ぐ!シャワーズ!エーフィとニンフィアを呼んできてくれ!」
シャワーズ「えっ、あっ、うん」驚いた様子でシャワーズは駆けて行った。
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:18:48.59 ID:W9sXqtfZ0
- 園長「時間ギリギリね」
園長が腕時計を見て呟いた。
息せききって何とか園に到着したものの、教室の入り口で送りの保護者と衝突しそうになってしまった。
一瞬保護者も驚いたものの「あら、新しい保育士さん?こんにちは」と普通の顔に戻った。
イケメンだったので目の保養になったとでも思ったのだろうか。この時ばかりは私は自分の外見に感謝した。
保育士B「よっしセーフセーフ」
先輩が私の代わりにタイムカードを通してくれた。時間ギリギリだったので助かった。
園長「いや普通アウトなのよね。今回はいいけど、普通着替える時間も必要だからね?」
保育士B「あ、ですよね……」
園長の言い分が正しいので二人ともしゅんとなってしまった。
この園では通園ノートを書いた後、園児たちは自由時間になる。その間に先に職員たちは朝礼を行っている。
私のせいで少し朝礼が遅くなってしまうようだが、なんとか大目に見てくれそうだ。
ニンフィア「カナタ、大丈夫?」汗を拭きつつ、着替えている最中にニンフィアが出てきた。
カナタ「これくらい走るのは大丈夫だよ」
ニンフィア「……いや、お腹のこと」
カナタ「ハハ……」朝寝坊をしたせいで朝食は抜きになってしまっている。
昼まで持つといいのだが……
↓1コンマ2桁20以下で@トレーナー遭遇
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 00:21:33.07 ID:UjfeIKQW0
- あ
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:24:54.40 ID:W9sXqtfZ0
- 1戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹
↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 00:31:54.60 ID:NOi48DclO
- あ
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:59:39.36 ID:W9sXqtfZ0
- 今日はここまでで。コンマ下。
明日昼更新できそうなら少しします
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 02:13:54.59 ID:6/cyMZJm0
- はい
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 13:32:43.67 ID:W9sXqtfZ0
- 「国家総裁の息子だぞ 俺は」
たんぱんこぞう の ダズモンド があらわれた!手持ち:4
ダズモンドはビーダルを繰り出した
ビーダル「ダズさまならあっという間にポケモンマスター間違いなしっすよ」
カナタ「シャワーズ、頼んだ!」
シャワーズ「おっけー!」
敵の腰のボールを確認する。4個。こちらより一匹多い。
だが昨日のポケモンバトルのこともある。慎重に戦いを進めなければ足元を掬われるのはこちらの方だ。
気を引き締めていこう。
59+10(敵の方が手持ちが1匹多いので)=69
120−69=51
↓1コンマ2桁 51以下で勝利
ちょっと中断。
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 15:26:38.09 ID:Ki4wg3gDO
- はい
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 01:51:34.43 ID:ZLSqb72m0
- 敵の手持ちは4匹すべてビーダルだった。
よほどビーダルが好きなのだろう。ブイズを溺愛する私にはその気持ちがよくわかった。
1匹1匹性格も覚えている技も違い、愛が感じられたがそこまでで、難なく敵を処理できた。
昨日からの連敗を断ち切ることができ、少しだけ自信が戻ってきた気がした。
所持金の不足分はボディガード二人の食費から今のところ補填しているので、なるべく今日はこのまま勝ち続けてプラスにしたいところだ。
「くそがーっ!死んでも負けなど認めてやるかぁーっ!」
カナタ WIN
賞金 960円を手に入れた!
(所持金 −1306円)
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 01:53:00.95 ID:ZLSqb72m0
- 保育士B「カナタくん、なんかカナタくんって暴走族の族長の息子だったりするの?」
お待ちかねの昼食休憩が始まった食後、先輩保育士が耳打ちしてきた。
私は、え、と思わず口に出してしまっていた。
保育士B「なんかさ、園長がこの前変な人見たって言ってるし、今日も目つきの鋭い女の人がずっと外で見てるし」
保育士B「もしかして族長の息子で、保育士なんかじゃなく暴走族の族長のパパが息子も族に入れようと頑張ってんのかな、と思ってさ」
カナタ「ははは、そんなわけないじゃないですか」
何者かに狙われているのは本当だが、族長の息子だというのは嘘もいいとこだ。
カナタ「父は……まあ映画とったりする仕事してますね」
保育士B「へー、すごいね。脚本さんとか?」
カナタ「そんなようなもんです」
ここで監督、という言葉を出してしまうと話がややこしくなりそうなので誤魔化した。
カナタ「というか外に女の人がいて、私を狙っているんですか?」
保育士B「じゃないの?ほらあそこ」
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 01:54:28.19 ID:ZLSqb72m0
- 先輩が指した先にはマコトさんがいた。
連日チヅルさんがボディガードを務めるのも荷が重いので、今日は交代して私の警護をしている。
カナタ「あ」そうか、ここの職員にはチヅルさんを会わせたことがあったが、マコトさんを会わせたことはなかった。
普段チヅルさんは園の職員に事情を話し、園の中で警護しているが、マコトさんは知らないのか、外から私(とその周囲)を見張っている。
なので余計不審に見えてしまったいたのだ。
カナタ「彼女、私の『知り合い』ですよ」
保育士B「え、あ、そうなんだ……へー……」いきなり遠い目をしながら「重い子の方が好きなんだ」と小さく呟いた。
カナタ「病んでる『彼女』ではないですよ」
保育士B「そ、そっかぁ、大変だね」
病んでる系の『元』彼女に付きまとわれていると勘違いしているようだ。
正直昼食後はブイズと触れ合いたかったが、面倒なのでこの後ゆっくり説明でもしていくとしよう。
お昼を食べ終えた園児と戯れているエーフィを眺める。
おいしそう、と言いつつ園児が鉱物図鑑を食い入るように見つめている。
エーフィが首をタテ振って「わかるよ」と意思表示しているのを見て少しだけ和んだ。
↓1コンマ2桁50以下でAトレーナー遭遇
今日はここまでで。
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 06:49:11.79 ID:FRvME4QwO
- 乙
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 01:27:18.10 ID:Fgf3vF640
- 昼過ぎに少しだけ時間があったので外へ出てポケモントレーナーを探した。
しかし大分時間を取られてしまっていたので時間がなく、適当なトレーナーがいなかったためバトルはお預けになった。
園長「毎日大変ねぇ」
子供たちのお昼寝の時間になり、保育士たちが洗濯物を取り込んで畳み始めた時、園長がボソッと呟いた。
マコト「いえ、これしきの事」
園長「これしきって言っても、毎日周囲に目を光らせて敵を排除するんでしょ?気が疲れそう」
マコト「仕事柄、その点は慣れておりまする」
事情を話して園に入れて貰ったマコトさんだが、居心地がいいとは言えないようで妙にかしこまっている。
保育士B「にしてもさ、そんなに執拗に狙われるなんて、お相手もよっぽどだねぇ!そんな恨み買われるようなことしたの?カナタくん」
カナタ「いえ、全く心当たりないんですよ」
マコト「原因が分れば対処のしようもあるが、それが分からないのだから難しいのだ」
マコト「契約締結時にも困った。いつまで対象を守るべきなのか、期間が定まっていないからな。条件を見ても社でも手を挙げる人は少なかった」
保育士B「ふぅん……」考え込むように手を顎に当てる
園長「仕事は?」
保育士B「あ、すません」言われて気づいて急いで手を動かし始めた。
↓1 コンマ2桁 午後のイベント
0〜25 園児がポケモンバトルを挑んできた(買っても賞金はありません。ただしアイテムを貰えます)
26〜50 マコトからカナタへの質問
51〜75 保育士Bが雑誌を持ってきた
76〜99 エーフィが園児に執拗に抱き着かれて困っている
↓2コンマ2桁80以下でBトレーナー遭遇
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 01:35:01.64 ID:h8CuIJ+HO
- あ
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 01:35:46.74 ID:tRQaXQzOo
- ほい
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 02:00:52.29 ID:Fgf3vF640
- 保育士B「カナタくんカナタくん」
仕事終わり、ブイズをボールに戻し帰ろうとしてた時、先輩保育士から声をかけられた。
保育士B「カナタくんってこういう雑誌興味ある?」
バッグから『ポケモンバトラーズ!』を取り出してきた。
ポケモンバトルの戦術について研究している週刊誌で、業界でもそこそこ知られているものである。
シンオウの現チャンピオンも若いころよく購読していたと耳にしたことがある。
ただ、毎週出ている割にページ数が少なく価格はそれほど安くはない。
私も気になる記事が載っている時にまれに買ったりもするが、正直コストパフォーマンスの面から見ると首をかしげたくなる雑誌である。
毎週買えるのはどこぞの地方のブルジョワジーな貴族だけであろう。
今週号は『謎の!?噂の!?イケメントレーナーに直撃!』と見出しにある。インタビュー記事だ。対して興味は引かれない。
保育士B「買ってみたんだけどさ、すぐ読み終わっちゃって……欲しかったらいる?」
↓1 安価
@カナタ「いえ……」首を横に振る
Aカナタ「ありがとうございます」受け取る
Bカナタ「みんなが見れるように園に置いてみては?」提案する
C自由安価 要記述
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 02:21:10.75 ID:Fgf3vF640
- 今日はここまでで。安価下。
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 07:30:08.66 ID:MKT4ifjt0
- 2
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 23:37:06.49 ID:Fgf3vF640
- カナタ「ありがとうございます」
私は雑誌を受け取り軽く目を通した。
『謎の!?噂の!?イケメントレーナーに直撃インタビュー!マグさん、クレスさん、カーマさん』
『ジムリーダーB氏、謎の団体から献金(か?)』
『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
『連載小説 "放課後のジェシー" 東歌晶吾』
『ボールテクの最先端 プレッシャースロー』
『シンジセイジの"ポケモン川柳の壁" 選者:シンジ』
『ジムリーダーの肖像 ケンさん』
『コラム "ハーバ家の幅" 第2回』
↓1 どれを読みますか?
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 00:17:49.16 ID:k3w4G/Wy0
- 『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 01:32:36.81 ID:QbsWNLIn0
- 『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
KTS(コトブキトレーナーズスクール)……名門トレーナーズスクールとして数多くのジムリーダーを輩出しているトレーナーズスクールであり、多くのトレーナーの卵が通う学校である。
加熱する昨今の学歴偏重情勢の中、KTSに入学したいという受験生は後を絶たない。
時には合格への願いをかけて、わらをもすがる思いでパワースポット巡りを続けている方々も――。
そんな中、にわかに強力なパワースポットとして話題沸騰しているのがここ、リッシこ遊園地である。
なんとKTS合格生の約3割の生徒がここ、リッシこ遊園地を訪ねているというのだ。
更に受験生だけでなく昨今は若いカップルも多く訪れる。
『観覧車に乗ると結ばれる』という噂もあり、眉唾物のパワースポットとは一線を画す効力があるのではないか、そういった言説もネット上では囁かれている。
リッシこから徒歩5分、活気冷めやらない遊園地に今回バトラーズ取材班が飛んだ。
「やっぱり年末は願掛けのシーズンからか、入園者も多いですね。ただ、最近はパワースポットであることを聞きつけた若いカップルもよく訪れています」
そう語るのは遊園地総支配人のユータ氏。
20代は某大手新聞社でならした記者だったが、現在は稼いだ資本を元手に3つのテーマパークを経営する若き俊英である。
「人気なのはジェットコースター『爆音Gooooo!』、コーヒーカップ『キルリアの憂鬱』、リッシこ大観覧車の3つです。特に『爆音Gooooo!』はバクオング型のジェットコースターなのですが、志望校にGo!なんて受験生たちにはよく言われています」
――経営者としてパワースポットと認知されているのは?
「当然知っています。ただまあ、私たちの遊園地を訪れた方が全員合格しているわけではないことは知っておいてほしいですね。もし仮に強力なパワースポットであったとしても、勉強し、学力に下地のある受験生にだけその効果が現れるんじゃないかと私は考えています」
――リッシこ大観覧車についてです。ネット上に流れている噂だと『観覧車に乗ると結ばれる』ということも言われています。
「そうなんですよ。結婚した方がリピーターとして訪れることも多くて、従業員から『カップル、夫婦向けに写真を撮るサービスもやってみてはいかがですか?』なんて話も聞いたりしています。ただ、ジェットコースター等ではなく観覧車ですからね。どう撮ればいいのかまだまだ検討段階です」
――パワースポットとして今後売り出していく方針でしょうか?
「いえ、いつまで効力があるか分かりませんからね。中にはポケモンと結ばれた!なんて報告をしてくる入園者もいらっしゃいましたが、人間以外にも効果があるのかは謎ですね」
――人間以外にも効果が?(笑)
「ええ、実際にあった報告です。結ばれたか、相思相愛かなんてポケモンと会話できない人間には分かりようもないんですけどね(笑)」
・
・
・
・
・
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 01:34:59.40 ID:QbsWNLIn0
- 『ポケモンバトラーズ!』を読んでいると足元をペシペシ叩くポケモンがいた。エーフィである。
気づけば目の前から先輩保育士は消えている。遠目に見ると教室で園長と何か話をしている。
読んでいる最中何か声をかけられたのだろうか、記事を読むのに夢中になっていたあまり記憶にない。
お先失礼します、と遠くから声をかけてエーフィを抱きかかえた。
カナタ「待たせてごめん」小声で言うとエーフィは「待ってないよ」と返してきた。
カナタ「……何故私の足を叩いてたんだ?」
エーフィ「いやーなんとなくだよ、旦那」悪戯がばれた悪ガキのように笑った。
シャワーズ「あ、終わった?」教室からひょっこり顔を出してきた。
ニンフィア「こっちは待ちくたびれてたよ」
カナタ「ごめんごめん、行こうか」ブイズみんなをボールに戻す。
帰宅し始めたことに気が付き、マコトさんも私の後をついてくる。
園を出るとすぐ目の前にトレーナーが立っていた。昼戦えなかった分、ここで稼がせてもらおう。
2戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹
↓2 コンマ2桁 2戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。
今日はここまでで。
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 06:20:45.74 ID:gb+evQkR0
- 乙
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 07:03:17.23 ID:k3w4G/Wy0
- 乙
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 20:52:57.91 ID:sPe3cFV+0
- 「ぅおおっしゃ!来ぉい!!!!」
の キンゾウ があらわれた!手持ち:4
キンゾウはヒトツキを繰り出した
ヒトツキ「気合十分か!!!」
カナタ「シャワーズ、頼むよ」
シャワーズ「任されたっ」
相手のポケモンは剣のようなポケモンだ。見たことがないので他の地方のポケモンだろう。
見た目はそれほど強そうではないが、恐らく見た目からしてはがねタイプだろう。
今手持ちにはがねタイプの弱点になるほのお、かくとうタイプのポケモンはいない。
そのうえ相手はこちらより手持ちが多い。
慎重に戦っていこう。。
23+10(敵の方が手持ちが1匹多いので)=33
120−33=87
↓1 コンマ2桁 87以下で勝利
美術商についてリセットしてから決めてなかったので(今日美術商を家に呼ぶようカナタが動いていたので)安価で決めます
リセット前にキャラ作成したセイジさんを続投させるか、それとも新しいキャラを作るかの安価です
↓2 安価
@セイジさん続投
A新キャラを作る(のちに再安価して詳細を決めます)
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 20:55:58.64 ID:l3YPSIW/0
- あ
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 20:59:32.08 ID:sPe3cFV+0
- 訂正
× の キンゾウ があらわれた!手持ち:4
〇げきだんいん の キンゾウ があらわれた!手持ち:4
すみません……
安価下
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 21:49:25.83 ID:tUaTT45s0
- 正直@でいいと思うけど、前のルートみたいに対決路線になるのはちょっとね...
>>1には悪いけどあえてAで
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 22:05:26.26 ID:sPe3cFV+0
- >>727
問題ないです
(実を言うとセイジさんの発するセリフはある曲の歌詞を元にして、>>1がオリジナルでそれっぽくなるように考えているのですが、ポエトリーリーディング風の曲なのですさまじく台詞を考えるのが面倒だったりするんで逆にちょっと助かります……)
それでは美術商の設定を決めます
↓1〜2 でコンマ2桁の大きい方にします
名前:
性別:
年齢:
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 22:33:59.08 ID:tUaTT45s0
- 名前:ユリ
性別:女
年齢:27
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 22:38:29.50 ID:86UxP9580
- 名前:ヤヨイ
性別:女性
年齢:26
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:29:21.57 ID:sPe3cFV+0
- 最初の剣のポケモンには苦戦したものの、後続のポケモンはあまり強くなかった。
恐らく育て上げているポケモンを1匹先頭にし、学習装置で残りの手持ちにあまり育てていないポケモンを入れてたのだろう。
属性的には弱点ということもなかったが、残りの3匹は簡単に倒すことができた。
途中から育てるためにニンフィアにも積極的に先頭に立たせて戦わせた。
これがいい刺激になるといいのだが……
「ふ、不覚……」
カナタ WIN
賞金 640円を手に入れた!
(所持金 −666円)
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:48:48.79 ID:sPe3cFV+0
- >>709 訂正
×カナタ「父は……まあ映画とったりする仕事してますね」
〇カナタ「父は……映画を作る仕事してますね」
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:56:19.20 ID:sPe3cFV+0
- チヅル「でも、カナタさんが来るまでは本人かどうかわかりませんので入れるわけには、ねぇ」
???「……こちらで待つように言われたのに中に入れてさえもらえないなんて」
家の前につくとチヅルさんが誰かと話し合っている。
二人とも気づいていないようだったので、あの、と声をかけた
チヅル「でもですねぇ……あ、カナタさん」
カナタ「チヅルさん、お疲れ様です」
ヤヨイ「あっ、カナタさん!よかった。鑑定しに来たのにこちらの方が入れてくれなくて……」
チヅルさんが話していた相手こそ、今日呼んだ美術商のヤヨイさんである。
今日はスーツをしっかり着こなしている。
カナタ「すみません、諸事情あって今、警戒態勢でして」
ヤヨイ「警戒態勢?……それが私をこちらまで呼んだ理由ですか?」
眉をひそめる。悪い人ではないのだが、この人のツリ目はいつ見ても慣れない。
以前懇意にしていた美術商が贋作事件で逮捕されて以来、画廊のつてでヤヨイさんにニンフィアの美術品を取り扱ってもらうようになったのだが、彼女は気が強い性格なので若干やりにくいところがある。
目つきの鋭さは園長、頑固さは父と似ているが、二人とはくさタイプとノーマルタイプくらいタイプの違う人間なのでちょっと苦手だ。
カナタ「すみません。数日前不審者が入り込みそうになって……なので今回、画廊でなくご足労いただいた次第です」
チヅル「不審者かと勘違いして呼び止めて申し訳ありませんでした。ではこちらに」道を通す。
ヤヨイ「では遠慮なく」
そういうと足早に玄関を入っていった。
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:58:23.39 ID:sPe3cFV+0
- シャワーズ「家に呼んでよかったの?ヤヨイさん」
心配そうに今日の手持ちの3匹がボールから出てくる。
私はかがんでシャワーズの頭を撫でた。
カナタ「プライドが高いだけで、常識もあるし怒りっぽい人じゃないから大丈夫だよ」
エーフィ「初めて会ったけど、なんというか、モーレツにキョーレツだなぁ」
カナタ「ブースターやリーフィア、大丈夫かな。怖がるかも」
カナタ「一応二人には部屋にいるように伝えといて、シャワーズ」
シャワーズ「わかった」
ニンフィア「ポケモン用の胃薬ってある?カナタ。胃が痛くなってきた」
カナタ「この世にはあるけど多分家に在庫ない」
ニンフィア「うえ」吐くようなジェスチャーをした。可愛い顔が台無しなので正直やめてほしい。
シャワーズ「代わりに私が出る?これ作りましたーって」
ニンフィア「それ絶対バレたら粉みじんにされるやつじゃん!やだよ」
エーフィ「じゃあ間を取って私が」
シャワーズ&ニンフィア「「やめて」」
エーフィ「おおっふ」
ヤヨイの鑑定力 ↓1 コンマ2桁(50で普通。高いほど審美眼が発達している)
今日はここまでで。次は12日か13日に更新します。
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:00:06.94 ID:8oN9M30DO
- 乙
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/11(月) 00:01:35.95 ID:r2sPbsp00
- 何度もすみません。忘れないうちにやっておきます。
昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります
↓1コンマ一桁分上昇
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:11:59.82 ID:DiUIJk5+0
- 乙
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 01:24:21.72 ID:zmy5boaz0
- ヤヨイ「素敵な彫刻ね。ミロカロスとその滝。いいセンスしてる。うん」
家の中で迷っていたのでミロカロス像が置いてある部屋に案内する。
物を見るなり即座に自分の世界に入った。
ヤヨイ「ん……これ」脚立を上って上から見る「あー、サイズ50×130.8962×80.9ね。はいはい。ニンフィアさんいる?」
ニンフィア「怖いなぁ、なんだろ」
ヤヨイ「怖がらなくていいよ。大丈夫」
ニンフィア「……この人ポケモンと会話できないんだよね?」振り返ってこちらを確認してきた。
カナタ「できないけど、美術品だけじゃなくポケモンの鑑定もやってるから多分様子から怯えを読み取られたんだと思う」
ニンフィア「あ、そっか」
ヤヨイ「聞いてる?」降りてきた
ニンフィア「あ、はい」あまりにも私の方を長く見ていたので不満そうな声が聞こえてきた
ヤヨイ「よく頑張ったね。型を流し込んだ後に削って一度完成させたものに、再度光沢が出るようにやすりをかけて完成させたんだ」
ヤヨイ「口で掘ってるって聞いてるけど、1日かそこらで終わりそうにないよね。ご苦労様」
ヤヨイ「題材はミロカロスの滝登りだけど、サブテーマで滝の表現にもこだわってるあたり、滝も別に鋳型があってそっちも別に掘ったんだ」
ニンフィア「エスパータイプだこの人」
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 01:25:11.89 ID:zmy5boaz0
- ヤヨイ「それとこれ……これで完成じゃないよね?暗いところか夜に展示しなきゃダメな奴だね?」
ニンフィア「怖」ニンフィアがボソッと呟いた
カナタ「これで完成じゃないの?」
ニンフィア「そうだよ。完成なのはこれを夜に展示したときにライトア」
ヤヨイ「ライトアップしたときにキラキラ光るよう光沢を細工して掘ってる……とか?」
ニンフィア「全部知ってんじゃん恥ずかしい……もうやだ部屋に帰る」
いじけたのか恥ずかしいのか(多分両方だろう)足早に部屋を出て行った。
カナタ「あ、ニンフィア」
- 740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 01:27:34.87 ID:zmy5boaz0
- ヤヨイ「テーマが陳腐ではあるけど、逆に堂々とこれを題材としたところに自信が感じられるよね。そこは好き」
ヤヨイ「苦労が必ず芸術の価値に影響するということはないけど、客観的に見て美術品の価値としてはかなり高いでしょう。市場でも好まれそう」
ヤヨイ「売る際高めに最低落札価格の設定をします」
ヤヨイ「真価を問われるのがこれの光沢の細工なので、暗くして四方八方から鑑賞者が好きに光をあてられるように……あれ?いない」
話すのに夢中になっていたのかいなくなっていたのに気づかなかったようだ。
カナタ「彼女いじけて部屋に戻りましたよ」
ヤヨイ「折角私が時間を割いて美術品の価値を見極めに来たのに……」むすっとした顔をしている。
ヤヨイ「すみませんカナタさん。そういう才能なのか知りませんがあなたがポケモンと話せる?という話を以前聞いたことがあります」
ヤヨイ「合ってそうな感じのこと言ってましたか?」
カナタ「合いすぎていじけてました。作者の意図全部見抜かれちゃったみたいで」
ヤヨイ「あら。でも喜ばしいことなのに」
カナタ「え?」
ヤヨイ「理解者がいない芸術作品ほど空しいものはないわ。どんなに素晴らしくあろうと、価値を理解してくれる人がいなければそれは作品とは見なされないもの」
ヤヨイ「ニンフィアさんに後で『よく頑張りましたね』と伝えておいてください。『最後まで話を聞きなさい!』とも」
カナタ「ハハハ……」
ヤヨイ「それで、値段だけど……」
↓1 (コンマ2桁×10000)+400000円
提示された価格
※セイジさんより最低価格が大きいのは彼女のニンフィアへの期待分と、市場価値が高そうと判断した点からです。
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 07:08:24.17 ID:0YeDDrxK0
- はい
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/24(日) 00:55:11.58 ID:eqovf3jY0
- 資格勉強のためと「ポケモンSSを書いているのに新作ポケモンを全くやらないのはどうなんだ」ということで剣盾買って少しでもプレイするため、2か月くらい更新おやすみします
すみません。
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/23(木) 23:55:06.98 ID:f3ftf8iM0
- ヤヨイ「57万円ね。あら」
視線の先にグレイシアがいた。
グレイシア「……あの、カナタさん。この方は夕食いただきますか?準備すればいいのか分からなくて……」
カナタ「ヤヨイさん、この後、すぐ帰りますか?」私はヤヨイさんに向き直った。
ヤヨイ「あら、デートのお誘い?ふふ、少しなら時間あるわね。どうかした?」
カナタ「あはは……いえ、折角ご足労頂いたので夕飯でもいかがかと」
カナタ「グレイシアが夕食ヤヨイさんの分作るかどうか迷ってるみたいで」
ヤヨイ「あら、あらあらあら。気にしてくれてありがとう」笑顔でグレイシアを撫でた
ヤヨイ「でもねぇ、私明日はイッシュで仕事なのよ。だからこの後出ないと間に合わないの。ごめんなさいね?」
グレイシアはピクリとも表情を変えずに、そうですか、と答えた。
ヤヨイ「それで運び出す業者の話なんだけど……」
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/23(木) 23:56:11.03 ID:f3ftf8iM0
- ヤヨイさんと打ち合わせをして、姿が見えなくなってから一息ついた。
ユキノオー「カナ太郎さん」肘うちするポケモンがいた。チヅルさんのユキノオーだ。
カナタ「誰だそれは」多分私だ
ユキノオー「いくら女好きだからって美術商まで女性を選ばなくても」
カナタ「誤解だよ。女好きだからわざわざ女性を選んでるわけじゃない。ポケモンもボディガードも美術商も」
ユキノオー「またまたぁ、男に生まれたんだからもっと欲望に忠実に、素直になった方がいいっすよー。俺には分かるっすマジで」
カナタ「あのねぇ」
シャワーズ「あんまり変なこと言ってると」
ユキノオー「お?なんスか?お?言ってると?」
シャワーズ「グレイシアに頼んで夕食なしにするよ?」
ユキノオー「あぁー!タンマタンマタンマ!それは勘弁してほしいっすマジで」
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/23(木) 23:56:36.25 ID:f3ftf8iM0
- (〜帰宅後夕食前〜)
↓1 ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)
【日記を書く】?
↓2 YES/NO
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:39:31.37 ID:pedt8CoDO
- サンダース
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 06:28:45.63 ID:NN2zs37I0
- YES
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 01:41:08.11 ID:VMjX7Hsl0
- サンダースを呼んだ。昨日悩んでいる様子だったから、リフレッシュできたのか様子を伺いたかった。
だがサンダースは来なかった。
カナタ「サンダース、出かけてるのか?」私は部屋の前まで行って声をかけた。
声は返ってこないので、寝てるのかもと帰ろうとすると「出かけてねーよ」と呟く声が聞こえた。
↓1 どうする?
「ちょっと私の部屋まで来れないかな」と声をかける
「昨日はごめん。一言謝りたかったんだ」と詫び始める
「なんでもない、大丈夫か心配だったんだ」と退散する
自由安価(要記述)
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 02:42:01.42 ID:vCJIr3vF0
- 「その態度は何事ぞ」
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 00:39:40.12 ID:3x3/Of1r0
- カナタ「その態度は何事ぞ。こっちが心配して来てるのにあんまりぞ。出てきておくれぞ〜」
笑えるように語尾と口調を変え、もう一度声をかける。
反応は……
↓1 コンマ1桁
1〜10 「わりぃ」と言いつつサンダースが出てきた
11〜30 「帰ってくれよ」と声が聞こえたっきり黙ってしまった。
31〜55 「……るせぇよ」
56〜99 「……なあカナタ、俺ってさ……」
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 08:31:07.49 ID:3lfV/Qeeo
- う
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 23:34:42.58 ID:ayMJzJTU0
- サンダース「……るせぇよ」
そう言ってまた声が聞こえなくなった。
私はドアに耳をつけた。
何も聞こえてこない。
ドアにカギはかかっていないようだ。
私は……
↓1
「うるさくして悪かった」といいつつその場を去った
「今、入ってもいいか?」と声をかけ入る
「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 23:35:05.79 ID:aIPJihp10
- 「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 23:55:43.97 ID:ayMJzJTU0
- カナタ「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」
いきなりドアが開いた。ドアから耳を放しててよかった。
サンダースがぼさぼさの毛並みとはれた目で出てきた。泣いていたのか?
サンダース「これで元気に見えるってかよ、お前は」心なしか普段より声が弱弱しい。
カナタ「……ごめん」
サンダース「謝る必要はねぇよ。むしろあの時悪かったのは俺の方だ。今はほっといてくれ」大きくため息をつく「元気じゃねぇってわかったろ。これでもういいか」
サンダースは顔を逸らした。
↓1 自由安価
台詞、もしくは行動を指定してください(場面に合わないものは再安価する可能性があります)
短いですが今日はここまでで。
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/03(月) 01:30:39.55 ID:ubcEIWHS0
- 「泣くか?泣け!泣け!」
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 01:44:41.16 ID:lTHTHyBN0
- サンダースにだって悩む時、辛い時はある。
心が弱っている時は普段よりぶっきらぼうになるのは当たり前だ。
今は二人きり。ここは思う存分泣かせてあげよう。泣きたかったら泣けばいい、私の胸を貸してあげよう。
……と考えたところでハタと止まった。
「私の胸を貸してあげよう」それが果たしてサンダースの緊張を解き、心を許す一言になるのか。
いや、違う。サンダースが望んでいるのはその一言ではない。
今サンダースが欲しているのはなんだ?
丁寧な言葉遣いの普段通りの一言か?そうではない。
必要とされているのは『頼りがいがある一言』ではないか?多少ぶっきらぼうでも、男らしい一面のあるかっこいい一言ではないか。
それならば……『泣きたいのか?存分に泣け、泣け!』か?
いや、まだ長い。
そこまで考えて私はサンダースを抱き上げた。
カナタ「泣くか?泣け!泣け!」顔を胸にうずめさせる。
↓1 反応は……
1〜20 「やめろよ!」サンダースは激高した
21〜40 「やめろよ……」腕からすり抜けた。顔を歪ませ、落ち込んでいる。
41〜60 「……俺さ」静かに口を開いた
61〜80 「なーに、急にどうしたんだよ〜」おどけて言うものの、普段より元気はない
81〜99 腕をすり抜け「一人にしてくれ」といい部屋にもう一度入りカギをかけてしまった。
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