トントントン 絵里「な、何?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/12(火) 21:49:52.33 ID:dxi/MgBF0
亜里沙「あははは」

絵里「亜里沙?まだ、テレビ見てるの?早くお風呂に入っちゃいなさい」

亜里沙「あと少しだけ」

絵里「ダメよ。いくら明日が土曜日で学校が休みだからって。宿題だってあるんじゃないの?」

亜里沙「はーい。じゃあ、お風呂に入ってくる」

絵里「ふふっ、亜里沙は聞き分けがいいわね。お風呂から出たらコンビニで買って来たハーゲンダッツを出してあげましょ」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/12(火) 21:57:20.74 ID:dxi/MgBF0
トントントン

絵里「え?何?なんの音?玄関から?」

トントントン

絵里「な、なんなの?誰?なんでインターホン鳴らさないの?」

トントントン

絵里「どうしよう。出た方がいいのかしら…いや、いきなり開けるのは…先ずは中から確認して…」

トントントン

絵里「…」ソロ〜リ

穂乃果「あれ〜やっぱり絵里ちゃんいないのかな?」

希「いや、この時間やしいるやろ」

凛「やっぱり、普通にピンポンしようよ」

絵里「なんで来てるのかしら…」

ピンポーン

絵里「もしかして…いや、もしかしなくて遊びに来たんだわ…なんで、こんなに元気なのかしら…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/12(火) 22:04:07.29 ID:dxi/MgBF0
穂乃果「やっぱり、居ないみたいだね」

希「仕方ない…」

絵里「ほっ。大人しく帰るのね」

希「電話してみようか」プルルルル

絵里「え?」プルルルル

凛「あっ、玄関の向こうから聞こえるにゃ」

絵里「しまった…携帯も一緒に持って来てしまってたわ」

希「えりち…いるんやね」

ガチャ

絵里「…いるわよ」

穂乃果「え〜酷い。なんで居留守なんかしたの?」

絵里「あなた達…遊びに来たんでしょ?」

希「おっ!分かっとるやん」

凛「野球盤持って来たから皆んなでやるにゃ」

絵里「やらない。やらないし今日はもう遊ばない。私はお風呂に入って勉強して寝るの」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/12(火) 22:20:52.50 ID:dxi/MgBF0
穂乃果「え〜いいじゃん。絵里ちゃん勉強出来るんだしさぁ」

凛「そうだよ。家で勉強する必要ないにゃ」

絵里「あのね?決して私は勉強が出来るわけじゃないの。だから、毎日コツコツ勉強しなきゃいけないの。勉強しないでいい点なんて取れる人は稀よ?」

穂乃果「いや、まあ…うん。その通りだけどさ…今日くらいさ」

絵里「今日くらいが続いたらそれはずっとなのよ?言ってる意味分かる?それに穂乃果も凛もこないだのテスト結果悪かったらしいじゃない」

穂乃果「赤点じゃなかったよ」

凛「凛もギリギリセーフだったにゃ」

絵里「あのねぇ…ギリギリセーフは決していい意味ではないのよ?」

希「まあ、確かにえりちの言う通りやな」

絵里「そうでしょう?流石は希。何だかんだで話が分かるわ」

希「ウチは良いって事やろ?」

絵里「いや、ダメ」

希「え?何で?ウチはテストの点良かったんよ?」

絵里「そもそも論点がズレたわ。私が勉強するから遊ばないって事なの」

希「え〜なんやの。めっちゃ期待させといて。酷いわえりち」

穂乃果「そうだ、そうだ。期待を裏切られた」

凛「抗議するにゃ。これほ抗議するにゃーーー」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/12(火) 22:26:28.63 ID:dxi/MgBF0
絵里「いや、そんな事しても無駄よ?」

穂乃果「またまた〜」

希「なんだかんだでえりちは優しいからなぁ」

凛「凛達と遊んでくれるよね」

絵里「はあ…本当に今日は遊ばないから」

バタン

穂乃果「え?嘘?」

凛「溜め息ついてたにゃ…」

希「どうする?」

穂乃果「う〜ん。にこちゃんと遊ぶか…解散するか…解散しようか?」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 01:14:38.94 ID:siDa1b6IO
これすき
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/13(水) 06:26:14.53 ID:XU7fTQAu0
01

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/13(水) 07:44:53.59 ID:4AnVcGXWO
絵里「疲れたわねぇ。今日はぐっすり眠れそうだわ」

穂乃果「そうだねぇ」

凛「わかるにゃ〜」

絵里「と言う事でさっさと帰りたいんだけど…どうして二人は私の腕を掴んでいるわけ?」

穂乃果「だって絵里ちゃん放っておいたら帰っちゃうじゃん」

絵里「当たり前でしょ?もう帰る時間じゃない」

凛「どうして気づいてくれないの?凛達は絵里ちゃんと遊びたいんだよ」

絵里「今度いくらでも遊んであげるから。ね?腕を離して?」

穂乃果「やだ」

絵里「やだって…子供じゃないんだから」

穂乃果「絵里ちゃんを帰さない為なら穂乃果は歳なんて気にしないよ」

絵里「なんでそこまでして私と遊びたいのよ」

穂乃果「そんなの楽しいからに決まってるじゃん」

絵里「え?」

凛「絵里ちゃん…分かってくれた?」

絵里「二人とも…嬉しい事言ってくれるじゃない。でも、帰るわ」ダッ

穂乃果「あっ!?油断した」

絵里「フッフッフッ、油断禁物よ。私はこのまま帰るわ」

希「甘いなぁ〜。そうは問屋がおろさへんよぉ」
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