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狂科学者「ウィヒヒヒヒ!!遂に美少女型殺戮兵器の完成だァー!!!!」
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55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 08:10:07.05 ID:h5A5wR2Wo
ワークワークというマイナージャンプ漫画で全く同じシチュエーションがあって
案の定機械に反乱起こされて人類滅びたからね
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 10:38:33.96 ID:cwyc0AGdO
>>55
なんでや!藤竜は有名やろ!!(ワークワークが有名とは言ってない)
あれ普通に面白かったんだけどなぁ
ジャンプでさえ書かなきゃもっと評価されてもいいと思うのばかりなんだけど、サクラテツとか
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 11:38:35.11 ID:n1HjQZOOO
まあでも少なくとも今の世が歪みきってるのも違いあるまい
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 18:06:39.96 ID:67WPNN/2o
科学者の理想を体現した兵器に仕上がっているじゃないか
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 19:43:31.98 ID:KgPcHH/wo
科学者「望みは潰えた。夢は所詮、夢だったか」
科学者「機械が統治する世界こそ、理想だというのに……」
科学者「……あとは、助手が引き継いでくれることを願うばかりか」
科学者「あのバカがどこまで我が理想を理解しているのかはわからんが」
科学者「あいつの頭脳ならば夢物語でもあるまい」
科学者「……」
科学者(奴らに囚われ、屈辱的な労働をさせられるぐらいならば……)
科学者(潔く、首を吊って自決してやる)
科学者「全く、下らない世の中で、つまらない人生だったな」スッ
科学者「クククク……ウィヒヒヒヒ……!!!!」グッ
殺戮兵器「お呼びですか、はか――」
殺戮兵器「何をされているのですか!? あぶない!!」グイッ!!!!
科学者「グエッ!?」
殺戮兵器「今、お助けします!!! はかせー!!!」ググググッ
科学者「おぉぉぉ……!!! グェェ……!!! アァァァ……!!!」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 19:46:54.69 ID:8FiW+hNko
死ぬー!w
>>56
言っちゃなんだがバトルモードの姿が全然格好良くなかった
デザインが悪いからコロコロでも打ち切られてたと思う
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 19:48:43.17 ID:KgPcHH/wo
ブチッ!!!
科学者「がふっ!?」
殺戮兵器「博士!!」
科学者「ごほっ……!? おえっ……ぅぇ……!」
殺戮兵器「博士、何事ですか」
科学者「くっ……お……まえ……なぜ……ひとりに……してくれと……いっただろうが……」
殺戮兵器「今、名前を呼ばれたので」
科学者「呼んでないが……」
殺戮兵器「呼びましたよ」
科学者「何を言っている?」
殺戮兵器「私の名前は『ウィヒヒヒ』ですから」
科学者「……」
殺戮兵器「『ウィヒヒヒヒ』でも『ウィヒヒ』でも反応しますよ」
科学者(こいつ、学習機能自体にバグがあるのか)
殺戮兵器「博士は救助を私に求めたので名前を呼んだのではないのですか?」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:00:10.58 ID:KgPcHH/wo
科学者「寧ろ、死にたかったんだ。お前は僕を殺してはくれないからな」
殺戮兵器「死ぬとか殺すとかそういった類の暴力的単語は極力使わないようにお願いします」
科学者「早く、一人にしてくれ……。もう一度、首を吊り直さねばならないからな」
殺戮兵器「それは許可できません」
科学者「何故、お前の許可が必要なんだ。お前は僕に作られた人形だろうに」
殺戮兵器「確かにその通りです。けれど、博士になんらかの危険が迫るのなら全力をもって排除します」
科学者「全力でだと。笑わせるな、ポンコツめ。どうやって止めるというのだ」
殺戮兵器「がんばって止めます」
科学者「お前と話していると頭脳指数が低下しそうだ。もういいから、僕のことは忘れろ」
殺戮兵器「私自身が博士との記憶を消すことは決してありません。それができるのは、博士だけです」
科学者「ならば、消してやろう。ついてこい」
殺戮兵器「待ってください。私の記憶を消去したら、私は博士の自害を止めることはできなくなります。つまり、博士に迫る危険を排除できなくなるということですね」
科学者「当たり前だろう」
殺戮兵器「では、徹底抗戦です。ご了承ください」
科学者「要するに武力行使も辞さないということか、ポンコツ。僕としては好都合だな」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:09:27.15 ID:KgPcHH/wo
殺戮兵器「博士は重大なことをお忘れのようです」
科学者「何……?」
殺戮兵器「私は、博士の最高傑作殺戮兵器『ウィヒヒヒ』です。圧倒的な力で人間を支配できるのです」
科学者「できたことあったのか」
殺戮兵器「博士が使ったこの縄で貴方を拘束します」
科学者「クククク……。ウィヒヒヒ……。人間、それも開発者に牙を向けるか。良いぞ、らしくなってきたじゃないかぁ」
科学者「そのまま勢い余って、僕を絞め殺せばいいんだ」
殺戮兵器「独自の判断で荒っぽい手段を用います」
科学者「こい!! そしてお前は全人類を滅ぼす兵器に生まれ変わるんだ!!!」
殺戮兵器「はっ」シュルル
殺戮兵器「とおっ」シュルッ
科学者(これは……!?)
殺戮兵器「さて、博士。私はこの縛り方をいつの間にか学習していました。きっと博士が教えてくれたのでしょう」
科学者「まて……僕はこんなこと……教えてなど……」
殺戮兵器「次にどうするか、お判りですね」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 20:11:05.65 ID:dfmt+TU3O
>>60
あれ普通にカッコいいだろ!!
まぁ藤竜原作の話をどの雑誌でやれば完結させられるかは俺も判んないけど
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:16:12.80 ID:KgPcHH/wo
翌朝
助手「ししょー!! おはようございまーっす!!!」バーンッ
助手「うおぉ!?」
科学者「なぜ……きたんだ……」
助手「約束の刻は過ぎたので、いいかなーって……」
科学者「バカが……」
殺戮兵器「おはようございます」
助手「ところで、師匠……何故、亀甲縛りで吊るされているんすか……」
科学者「僕が……悪かった……もう自害はしないから……許してくれ……助手に見られてしまったではないか……」
殺戮兵器「私が聞きたかったのはその言葉です。今、解放しますね」
助手「機械が反乱を起こしたっすか」
科学者「また、お前だろう……」
助手「はい?」
科学者「君が余計なことをインプットしたんだろう!!!」
助手「朝から元気っすね、師匠。自分、うれしいっす!」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:21:56.84 ID:KgPcHH/wo
殺戮兵器「朝ごはんできましたよー」
助手「まってたっすー」
科学者「はぁ……」
殺戮兵器「博士もどうぞ」
科学者「おい」
助手「なんすか?」
科学者「約束の刻が来たら、もうここへは出入りするなと言っただろう」
助手「昨日だけの話だと思ってたっす。すんません」
科学者「ホントに、バカだ……。おかげで死ぬより辛い目にあったじゃないか……」
助手「あれは恥ずかしいっすよねぇ。自分だったら生きていけないっす」
科学者「おのれ!! 貴様が余分なデータまで奴に記憶させるからだろうが!!」
助手「待ってくださいよぉ。自分は何もしてないっすよぉ」
科学者「では、どうしてあんな下劣な作法まで知っているんだ」
助手「睡眠学習機能の所為で自分と師匠の会話を聞いていたからじゃないっすか」
科学者「お前と僕は縛り、縛られる関係だったのかな!? 知らなかったよ!!」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:29:47.05 ID:KgPcHH/wo
殺戮兵器「朝からケンカはしないでください。仲良くしましょう。ラブアンドダブルピース」
科学者「いや、問題は君がしたことだ。何故、フォーマットをしておいて、全てを復元させたのだ」
助手「復元? なんのことっすか」
科学者「殺戮兵器がフォーマット前も何も変わっていないじゃないか」
助手「そうっすか? きちんと料理は料理と認識できるようにしましたし、ところどころあった間違った言葉の使い方も極力減らしたっすよ」
助手「なんていうか、より人間っぽくなったすよねぇ。これで更に怪しまれずに人類を抹殺できるっす」
科学者「肝心の人類抹殺が不可能なのだよ」
助手「マジっすか。おかしいっすねぇ」
科学者「おかしいのは君の頭だ」
殺戮兵器「博士が異常だと仰る以上、それは事実なのでしょう。けれど、私自身不具合は確認できません」
助手「朝ごはん、おいしいっす」
殺戮兵器「おかわりもありますからね」
科学者「言われてみれば、確かに至る所に変化はあるが……。僕の求めていたものではないぞ」
助手「もう一回、初期化するっすか」
科学者「そんな時間などない。それより、君はもう帰りなさい。いつ奴らがやってくるかわからないんだぞ」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:38:23.49 ID:KgPcHH/wo
助手「借金取りのことっすか」
科学者「君まで巻き込まれるぞ」
助手「でも、家にいても暇ですし」
科学者「給料だってもう払えん。ここに留まる理由など、ないはずだ。帰ったほうが良い」
助手「うーん……」
殺戮兵器「大丈夫です。私がお二人を守ってみせます」
科学者「黙れ、ポンコツ。お前は人間を傷つけることができない」
殺戮兵器「はい。殺戮兵器ですから」
科学者「相手は武器を持っている可能性が極めて高い。そんな奴らから、どうやって守ると言うんだ」
殺戮兵器「頑張って守ります」
科学者「お前と話すと疲れる」
殺戮兵器「何故ですか?」
助手「どんな兵器も通用しないようにできているんですし、大丈夫じゃないっすか」
科学者「対象を傷つけずにどうやって制圧するつもりだ? 僕を縛ったように相手も縛り、吊るすか?」
殺戮兵器「それしか手段がないのであれば……」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 20:55:10.35 ID:KgPcHH/wo
科学者「馬鹿馬鹿しい。一人や二人ならいざ知らず、相手が複数人できた場合、縛る時間などない。逆上させるだけだ」
助手「だったら、こっちから攻めればいいんじゃないっすかね」
科学者「……なに?」
助手「待ってるからヤバいんすよね? こっちから殴り込みにいけばいいんすよ。んで、借金も踏み倒せば丸く収まるっす」
科学者「君はたまに突拍子もないことを言い出すね」
助手「理に適ってると思うっすけど」
科学者「報復があるに決まっている。僕だけでなく、君まで海に沈められてしまうぞ」
助手「自分は、師匠が生み出した殺戮兵器を疑ったことはないっす」
科学者「な、なにをいきなり……」
助手「この子は世界最強の兵器っす。人間なんかが太刀打ちできるわけないっす」
殺戮兵器「私もそう自負しています」
科学者「うぬぬ……」
助手「自分は師匠の論文を読み、ホントーに感動したっす。全機械化の世界。機械なら定められたことを越えて働きはしない。それはつまり、無駄なことは絶対にしない」
助手「無駄なことをしなければ、地球はいずれ古の自然豊かな状態に戻る。この超強引な結論。自分、すっげー感銘したっす。めちゃくちゃリスペクトっす。だから、師匠のところにきたんすよ?」
科学者「僕は今、褒められているのかな?」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 20:55:15.67 ID:HWAIup4VO
読んでいると、登場人物の台詞がラジオ番組「ピートのふしぎなガレージ」のキャストの声で脳内再生される
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:04:42.23 ID:KgPcHH/wo
助手「自分だって今の世界が正しいなんて思ってないっす。なんで汗水流して働かないといけないんすか」
助手「楽しいことだけしておきたいっす。趣味だけに時間を使いたいっす。楽しいことだけをしているけど、外をみれば自然でいっぱいとかマジサイコーじゃないっすか」
科学者(こいつ、本格的なバカだったのか)
殺戮兵器「博士、目標がいる場所は分かりますか」
科学者「待て。何故、そうもやる気になっているんだ」
殺戮兵器「しかし、早くしなければ博士の身に危険が及びます」
科学者「そもそも、お前は何故そこまで僕を守ろうとする。いや、君だな。君がそう仕向けさせたのだな。僕は死を望んでいたのだよ。殺戮兵器の犠牲者第一号になることを」
助手「でも、師匠に死んでほしいって願う弟子ってこの世にいるんすかね? 自分、理系なんでわかんないっす」
科学者「……」
殺戮兵器「親に対して死んでほしいと願う子もいません」
科学者「それは結構いそうだが」
殺戮兵器「少なくとも私は願いません」
助手「師匠、どうするっすか」
殺戮兵器「博士、許可を」
科学者「ぬぅ……」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:16:40.34 ID:KgPcHH/wo
雑居ビル前
殺戮兵器「ここですか」
助手「如何にもって感じのビルっすね」
科学者「ここまで来て聞くのもなんだが、本当にやる気かね」
助手「人類抹殺の第一歩はここから始まるっすよ、師匠」
科学者「危害を加えずにか」
殺戮兵器「勿論です。怪我をさせてしまえばこちらの非となりますから」
科学者「どうやって抹殺するのだ」
助手「何も命を絶つことだけが抹殺ではないっすからね」
科学者「君は……もしや……最初から……?」
助手「師匠にはでっかい夢があるじゃないっすか。叶えるまで死ねないっすよ」
殺戮兵器「博士、指示を」
科学者「クッ……。クククク……。ウィヒヒヒヒ!!!!」
殺戮兵器「なんでしょうか、博士」
科学者「僕の助手も、僕の生み出した兵器も、狂っていたようで安心した。こうなれば徹底的にやるぞ。我が理想は、今日、この場所より始まるのだァー!!」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:25:03.09 ID:KgPcHH/wo
事務所内
社長「そろそろ時間だろ。さっさと取り立てにいけ」
部下「あいつ、出てくれるかなぁ」
「夜逃げしたあとじゃないんすか」
部下「それはないだろ。昨日、3時まで見張ってたけどなんも動きはなかったぜ」
社長「どうせ逃げてもすぐに分かるがな。ただ逃げられたら面倒だ。今日も出し渋るようなら、明日の早朝あたりにでも車にぶちこめ」
部下「りょうかいでーす」
「行きましょうか、アニキ」
部下「おう」
『ごめんください』
部下「あ?」
社長「客か。出ろ」
部下「うっす」
部下「いらっしゃいませ。本日はどうされましたか?」ガチャ
殺戮兵器「お忙しいところ申し訳ありません。折り入ってご相談がありまして」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 21:28:51.02 ID:PgSjZkESO
We heal heat here
狂ったこの世を変える者共
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:32:00.99 ID:KgPcHH/wo
部下「お前……」
殺戮兵器「私のことをご存知なのですか」
部下「あたりめえだろ。今からてめえのところに取り立てにいこうとしてたんだよ」
社長「おお。あの上客のところに住んでるっていう別嬪さんかぁ」
「いけてるじゃねえか」
「こりゃあ売れば儲かるぞぉ」
殺戮兵器「では、私がここに来た理由はお判りになりますか」
社長「返済してくれるのかい。5000万円、一括で」
殺戮兵器「お借りしたのは100万円だったそうですが」
部下「お嬢さん、利子って知ってるぅ?」
殺戮兵器「知っています」
部下「だったら、ぜーんぜんおかしな話じゃないんだよなぁ。あんたらが金を借りたのはもう三か月も前だしさぁ」
社長「それだけの日数があれば普通に100も5000になるよ」
殺戮兵器「申し訳ありません。その、それだけの大金はご用意できそうにありません」
部下「そんなのが許されるとおもってんの?」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:40:47.75 ID:KgPcHH/wo
殺戮兵器「しかし、返済能力の無い者に金銭の貸し借りを行うこと自体が……」
社長「俺たちはね、どーしても金が欲しいから貸したわけ。なんていってたっけ、あと数十万あれば完成できるとかなんとかいってたかなぁ」
部下「従業員に給与も払いたいっていってましたよ。儲かってねえのに従業員なんか雇うなっての」
社長「まったくだなぁ。経営者失格だ」
殺戮兵器「……」
部下「まぁ、でも、君がここまで一人できたからには、それなりの覚悟はあるんだよなぁ」
殺戮兵器「私は本日中に返済できないことを伝えるために――」
部下「あぁん!?」グイッ
殺戮兵器「ひぃ……」
部下(ん? この女、やけに重いな)
社長「お嬢さん、純粋だなぁ。はぁー、でも、この状況、理解できてるかい?」
殺戮兵器「どういう意味でしょうか」
社長「お前さんで借金を返済したいってことだろう、どう考えても」
殺戮兵器「……」
社長「顔がいいから、売れるなぁ。知り合いにねぇ、良い作品を撮る監督がいるんだよぉ。女優としてデビューしたら5000万どころか1億ぐらいすぐに稼げるようになる」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:46:48.01 ID:KgPcHH/wo
殺戮兵器「女優ですか」
部下「興味あるか? でも、レッドカーペットは歩けないだろうなぁ」
「へへへ」
「しゃちょー、まずは俺たちで自主制作するってのはどうですかぁ」
社長「おぉ、良い考えだなぁ。それもありかぁ」
殺戮兵器「一つ、確認させてください。その自主制作するものは映画か何かですか」
社長「んー、ドキュメンタリー映画ってとこかなぁ」
「あっはっはっはっは」
殺戮兵器「では、店頭に並ぶわけですか」
部下「君だったら平積みレベルじゃねえかな」
社長「店でデビューイベントなんてのもいいかもなぁ。購入してくれた客にサービスするってのはどうだ」
「俺、かっちゃおーっと」
「ギャハハハハ」
部下「社長、カメラまわしますか」
殺戮兵器「もう撮影する気なのですか」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 21:54:04.08 ID:KgPcHH/wo
社長「やっぱり、インタビューから入らないとな」
殺戮兵器「……」
部下「おっ。大人しくなったな。んじゃ、今からまわしまーす。二重の意味でー」
「ダハハハハ。アニキー、そのギャグつまんないっすよぉ」
部下「うるせえよ」
社長「名前を教えてくれるかい?」
殺戮兵器「私の名前は、ウィヒヒヒ」
社長「は?」
殺戮兵器「私が生まれて初めて聞いた音は『ようやく形になり始めたな。ウィヒヒヒ』だったので、ウィヒヒヒこそが私の名前だと認識したのです」
「怖すぎておかしくなったか?」
「やるまえからこまるなぁ」
部下「マニアには受けるだろ」
殺戮兵器「では、早速始めしょう」スルルッ
社長「おいおい。君から脱ぐなよ。撮影には順序ってのが――」
殺戮兵器「私の目的は全人類の駆逐。あなた方も対象となっております。ご了承ください」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:00:13.49 ID:KgPcHH/wo
雑居ビル前
科学者「音沙汰がないな。上手くいっているのか」
助手「師匠の兵器なんすから、失敗はないっすよ」
科学者「よくわからないな。君は何故、僕をここまで妄信できるのだ。はっきりいって、君の方が天才だぞ。僕についてくることはない」
助手「自分は師匠の考えに共感したっす。それだけっすから」
科学者「……クビにできんな」
助手「なんすて?」
科学者「なんでもない」
バァァァン!!!
科学者「銃声……!?」
助手「警察まできちゃったら厄介っすね」
科学者「いくぞ、助手」
助手「はいっす!」
科学者「我が最高傑作の成果を確認しに行く!!」
助手「うっす!」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:04:43.04 ID:6vhRvmwSO
ウェヒヒ
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:05:50.76 ID:KgPcHH/wo
事務所内
社長「こっちにくるんじゃねえ!!」パァン!!!
殺戮兵器「あうっ」
社長「な……に……!?」
殺戮兵器「さぁ、貴方で最後です」
社長「ふざけんな!!」バァン!!!
殺戮兵器「あうっ」
社長「なんなんだ……おめえはぁ……?」
殺戮兵器「私は博士が生み出した最高傑作の殺戮兵器です」
社長「くるな! くるな! くるなぁー!!!」
殺戮兵器「はっ」シュルルルッ
社長「うぉぉ!?」
殺戮兵器「んっ」グイッ
社長「あっ……んっ……」ビクッ
殺戮兵器「捕縛終了」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:12:04.21 ID:KgPcHH/wo
社長「このやろう……ぜったいにころして……やる……」
殺戮兵器「……」グイッグイッ
社長「んんっ……」ピクッ
殺戮兵器「人間は弱すぎる。縛っただけで無抵抗になるとは」
部下「これでどうするつもりだよ」
殺戮兵器「貴方達が服を剥がれ、縛られ、宙づりにされる一部始終をこのカメラに収めることができました」
部下「そんな映像、うれるかよ」
殺戮兵器「馬鹿を言わないでください。今の世の中はネット社会。無料で動画をアップロードできる環境は整っていますよ」
社長「お、おい!! やめろ!! そんなことをしたらどうなるかわかってんだろうな!! うちの組は関東でも有名な――」
殺戮兵器「……」グイッ
社長「ぉんっ」ピクッ
殺戮兵器「あなた方は殺戮されるのです。社会から」
科学者「クククク……!! ウィヒヒヒヒヒ!!!! よくやったぞ!!!」
殺戮兵器「ありがとうございますっ」
部下「てめぇ!! このやろう!! ぶっころしてやっからなぁ!!!」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:15:45.64 ID:wl1Gm2NiO
一部では売れるんじゃないかな
それもかなり危ない方向に
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:20:53.85 ID:KgPcHH/wo
科学者「すまないねえ、君たちから借りた金は踏み倒すことにした」
社長「なにをぉ……!!! おめえらぁ、極道なめん――」
殺戮兵器「……」ギュゥゥ
社長「おふぅ……おっ……」ビクビクッ
科学者「ウィヒヒヒヒヒ!!! だが、光栄に思うが良い。君たちはこの殺戮兵器の犠牲者第二号として歴史に刻まれることになるのだからねぇ」
部下「いいからほどけ!! くそやろう!!!」
科学者「残念だが、君たちを解放するのは警察官になるだろうね」
社長「そらぁ、好都合だ。全部話しててめえらをしょっ引いてもらうとするぜ!! バァーカ!!!」
科学者「ウィヒヒヒヒ……。まぁ、そうなればこちらも話すとしよう。法外な利子で返済を迫られたと」
科学者「そしてこの子が趣味の悪い撮影に脅され出演したとも、言うほかないな」
殺戮兵器「とても怖かったです、博士」
社長「な……!?」
助手「かわいそうっす。どんな目にあったんすか?」
殺戮兵器「拳銃を突きつけられて、俺たちを全力で縛れと言われました」
科学者「おー!!! なんたる悲劇か!! このような年端もいかぬ少女に悪魔のような要求!!! これは是非とも法廷で裁かれるべき変態どもだぁ!!! ウィヒヒヒヒ!!!!」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:29:35.74 ID:KgPcHH/wo
部下「ざっけんじゃねえぞぉ!!!!」
社長「その映像にはそのアマが器用に縛る様子がばっちりうつってんだよぉ!! 手慣れ過ぎててそんな説明が通るかぁ!!!」
助手「上手く縛れるようにどれだけ練習に付き合わされたんすか?」
殺戮兵器「半年ほどです」
科学者「なんてことだ!!! 半年も!! この少女は変態たちに仕込まれていたのか!!! これはもうお嫁にはいけないぞぉ!!!」
殺戮兵器「悲しいですね」
社長「悪魔か……てめえらぁ……」
科学者「いいや、ただの狂った科学者だよ。ウィヒヒヒヒ」
助手「師匠、そろそろ行きましょう」
科学者「そうだな。その動画も多少の編集は必要だろうしな」
助手「うっす。編集してネカフェから流失させるっす」
科学者「んー。無編集版はディスクに焼いて、売り飛ばそう。マニア向けの店なら置いてくれるだろう」
殺戮兵器「平積みで置いてくれるかもしれませんね」
社長「まて!! まてよ!! わかった!! 金はなかったことにしてやる!! だから、縄を――」
科学者「目的は達成された。もう多くは望まない。あとは好きにするがいい。ウィヒヒヒ」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:37:57.57 ID:KgPcHH/wo
雑居ビル前
警官「このビルか」
「はい。近隣の方から銃声がしたとの通報が――」
助手「間一髪っすね」
科学者「あー、緊張した……」
殺戮兵器「殺戮はまだ完了していません」
助手「この殺戮だけは、絶対に成功させるっすよ」
殺戮兵器「おー」
科学者「……待て」
助手「なんすか?」
科学者「とりあえずだな、少し僕に考える時間をくれないか」
殺戮兵器「どうしたのですか、博士」
科学者「殺戮とはなんなのか、そこから考えたいんだ」
殺戮兵器「哲学ですか。生憎と、そのような問いに答えられるだけの機能は搭載されておりません」
科学者「そういうことじゃないんだよ」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 22:54:01.90 ID:KgPcHH/wo
夜 研究所
『次のニュースです。今日午前11時頃、都内のビルから銃声がしたとの通報があり、警察官が駆け付けると暴力団関係者数名が縄で縛られているのを発見しました』
『取り調べに対して暴力団関係者は「少女に縄で縛られた」と供述しているようですが、どう思われますか?』
『不思議な事件ですねぇ。その少女が実在するなら、強要されたという可能性もあるでしょうね』
『なるほどぉ』
殺戮兵器「あ、博士。私たちのことがニュースになってますよ」
科学者「……」
殺戮兵器「私もいつかは証言台に立たなくてはいけないんでしょうか」
科学者「全人類の駆逐……。となれば僕も対象になるわけだ」
殺戮兵器「はい?」
科学者「殺さるのならいい。死ねばあとのことなど考えられないからな。しかし、生きているとどうだ。今の殺戮方法では、僕は死ぬよりも苦しいわけだ」
殺戮兵器「博士?」
科学者「やめだ!! やめだやめだ!! 誰が好き好んで、自分の縛られている動画を世界に配信しなければならないんだ!!」
科学者「それに!! 全人類が縛られてしまえば、縛られることが普通になるだけじゃないかぁ!! えぇ!? 亀甲縛りのサラリーマンやOLで毎朝の電車は満員じゃないか!! 何が楽しいんだ!!」
殺戮兵器「博士、落ち着いてください。紅茶でも飲みますか?」
88 :
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[saga]:2017/09/13(水) 23:02:42.05 ID:KgPcHH/wo
科学者「お前が……お前が……正しく殺戮兵器であれば……こんなことには……」
殺戮兵器「紅茶です」
科学者「ありがとう」ズズッ
殺戮兵器「また私をフォーマットするのですか」
科学者「諦めたよ。あのバカをクビにできなくなったからな」
殺戮兵器「はい?」
科学者「あいつは最初から殺戮兵器を作らせないようにしていたんだろう。だから、君にバグを……。いや、意図したバグはバグとは呼べない」
殺戮兵器「紅茶、美味しいですか?」
科学者「お前をクリーチャーっぽい造形にしていれば、また違ったのかもなぁ」
殺戮兵器「私は今の容姿を気に入っています。商店街に行けば、安くしてもらえるので」
科学者「いつからお前はそんな主婦みたいな……」
殺戮兵器「みてください、明日は卵が安いんですよー、博士。これは買いにいかないと」
科学者「……」
殺戮兵器「私の顔になにかついてますか?」
科学者「明日、確認したいことができただけだ」
89 :
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[saga]:2017/09/13(水) 23:11:43.60 ID:KgPcHH/wo
翌日 喫茶店
助手「うっす、師匠。ここで実験するってなにするんすか」
科学者「単刀直入に聞こう。君は最初から殺戮兵器を作るつもりはなかった。そうだね」
助手「……うす」
科学者「では、何故僕のところにきたんだ。僕の論文は読んだのだろう」
助手「あの論文に人類の駆逐は書いてなかったっす」
科学者「……」
助手「師匠の目指す夢はきちんと人間と機械が共存してるっす」
科学者「なら、どうして辞めなかった。幻滅しただろう」
助手「自分が働きだした所為で資金繰りが難しくなったのは途中で気づいたっす。でも、師匠はちゃんと払おうとしてくるっす。自分、そこに惚れたっす。感激したっす」
科学者「研究員に給与を渡さずしてどうする」
助手「自分、バイトしてるっすから別にお給料はよかったんす」
科学者「17時ぴったりに帰るのはバイトのため、だったか」
助手「師匠がお金で苦しんでいるのは見ていられなかったっす。食べるものだって偏りまくってたし。三食カップ麺はダメっすよぉ」
科学者「仕方ないだろう。独り身なんだから」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 23:18:59.26 ID:KgPcHH/wo
助手「だからって……」
科学者「そして君は密かにとあるプログラムを殺戮兵器に組み込んだね」
助手「……」
科学者「昨日、嬉しそうにスーパーの広告を眺めていてね。殺戮兵器にあるまじき光景だ」
科学者「日々、進化しているとしか思えない。主婦として」
助手「師匠が女の子型につくるから、ぴったりかなぁって……」
科学者「つまり、認めるんだね。殺戮兵器をお手伝いロボットに改造したと」
助手「お手伝いロボットじゃないっす。あの子は師匠のお嫁さんとして――」
科学者「……」
助手「すんません……」
科学者「あれにどれだけの歳月と資金をつぎ込んだか、知っているだろう」
助手「あれだけのものを作れるなら、売れば儲かるっすよぉ」
科学者「バカ。あれを売り出そうとすれば、家が何件建つことか」
助手「それでも欲しいってお金持ちはいるかもしれないっすよ。新しいビジネスとしてどうっすか」
科学者「元手の資金はどうするんだ。スポンサーがいるわけもなし、僕だってもうどこからも金は借りられないぞ」
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 23:24:20.43 ID:KgPcHH/wo
助手「大金を簡単に得る方法もきちんと考えてあるっす」
科学者「ほお?」
助手「まず、あの子にSMクラブで女王様に――」
科学者「待ちなさい。やはり、君ではないか!!! 余計なことを教えていたのは!!!」グイッ
助手「だってだって!! 戸籍なんてつくれないし!! 普通の仕事はできないから!! そういうところで働いてもらうしかないっておもってぇ!!」
科学者「他に言うことは!?」
助手「女王様なら男性から何かをされることも少ないだろうし、中身が人間じゃないって気づかれないと思ったっす」
科学者「君は天才だな」
助手「うへへへぇ」
科学者「とでもいうと思うのか!!!」バンッ!!!
助手「うひぃ」ビクッ
科学者「僕の最高傑作をなんてことに使うんだ!!!」
助手「すんません! すんません!!」
科学者「君には責任をとってもらうぞ」
助手「せきにん……?」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 23:29:48.27 ID:KgPcHH/wo
研究所
科学者「ただいま」
殺戮兵器「おかえりなさい、博士。食事の準備、できてますよ」
科学者「唐突だが、ここから退去する」
殺戮兵器「引っ越すのですか?」
科学者「ああ。ゆっくりとできる場所にな」
殺戮兵器「どこまでもいっしょに行きますよ、博士」
科学者「……」
殺戮兵器「どうされました?」
科学者(こいつは殺戮兵器だ。惑わされるな)
科学者「数日中にここを離れることになるだろう。あとで荷造りをするぞ」
殺戮兵器「新しい場所でも何か研究をするのですか」
科学者「そうだな。今度はのんびりと研究したいな」
殺戮兵器「楽しみです」
科学者「あとはあのバカ次第だが」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/13(水) 23:38:44.06 ID:KgPcHH/wo
数ヶ月後 民家
殺戮兵器「――目標、確認」シャキン
殺戮兵器「作戦確認。行動、開始」
殺戮兵器「はっ」ザクッザクッ
科学者「……」カタカタ
科学者(やっと落ち着き始めたな。案外、こういう場所も悪くない。むしろ、僕には合っているのかもしれない)
科学者(周りには畑しかないが、研究はどこでもできるからな)
助手「師匠、おはようございます!!」
科学者「早くしろ。もう始まっているぞ」
助手「うっす!! 自分も耕すっすー!!」
殺戮兵器「おねがいしまーす」
科学者(幸運にも警察官が訪れることもなく、今のところ平穏に暮らせている)
科学者(一から始めるには丁度いい土地だな。バカはどんな分野でも有能で助かった)
科学者「とはいえ、僕も負けてはいられない」カタカタ
科学者(いつか返り咲いてやるんだ。僕を小馬鹿にした連中が座る場所にな)
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:47:25.57 ID:wl1Gm2NiO
平和な農耕一家になりつつあるな
95 :
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[saga]:2017/09/13(水) 23:47:36.91 ID:KgPcHH/wo
科学者「これで……これを……」ピッ
ゴォン……ゴォン……
科学者「おぉぉ……!! この反応……!! まさに想定通り……!!」
科学者「ウィヒヒヒ!!! 遂に……遂に完成したのだ……!!!」
殺戮兵器「お呼び出すか、博士」
助手「なんすか、なんすか」
科学者「みたまえ!! 遂に完成したぞ!! 究極の無農薬農薬がぁ!!!」
殺戮兵器「おぉー」パチパチパチ
助手「師匠、マジやっべーっす!! ちょうリスペクトっす!!」
科学者「フフフ……。この農薬さえあれば、至高の野菜も果物も、自由自在に作り出すことが出来るぞ」
科学者「これで資金をかき集め、お前の姉妹機となるものを作り出す」
殺戮兵器「私の妹が……!!」
科学者「ウィヒヒヒヒ。全世界、全世帯へ配る機械人形の試作機が、見えてきたな……。ウィヒヒヒヒ!!! ハーッハッハッハッハ!!!!」
殺戮兵器「やりましたね、博士!! さて、農薬作りが一段落したなら、一緒に耕すの手伝ってくださいね。まだまだ育てたい野菜がありますから」
科学者「ああ!! やろう!! 我が野望のために!! ウィヒヒヒヒ!!!! あれ? 僕も手伝わないといけないか? うーん。そうだな。手伝おう」
おしまい
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:56:30.94 ID:PgSjZkESO
おつ
よかった
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:57:59.02 ID:wl1Gm2NiO
おつ
助手も平気も可愛くてよかったわ
ほのぼのした
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 00:09:45.28 ID:hBVJV/Hmo
乙
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 00:11:41.85 ID:wasDX+eEO
お疲れ様でした
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 02:32:04.78 ID:O/rZkL48o
乙っす
自分
>>1
のこと超リスペクトっす
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