理樹「安価で行動しよう」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 20:44:08.25 ID:z5e1Y5pT0
理樹(小毬さんと裏庭で落ち合った)

理樹「やあ小毬さん。ごめんね突然」

小毬「ううん。大丈〜夫ですよ〜!今日はどんなご用事?」

理樹「実はかくかくしかじかで……」







小毬「なるほど。分かりました!実はちょうどその食パンの袋をとめる青いあれ結構余ってたのです。よろしかったら理樹くんにあげるっ」

理樹「おお流石小毬さん!とても助かるよ」

小毬「今お部屋にあるから取りに行ってくるよ」

理樹「ありがとう!」

理樹(その時、小毬さんの後ろからチリンチリンと音を立てて走ってくる人が見えた。この学校ではその音をしながら来るのは猫と彼女しかいない)

鈴「小毬ちゃん!こんなところにいたか」

小毬「あっ、鈴ちゃん〜おはよう!」

理樹「おはよう鈴」

鈴「おっ、理樹もいたか。とりあえず今はそれどころじゃない小毬ちゃん!昨日一緒に例の駅前のパンケーキ屋さんに行くって約束だ!」

小毬「あ、あ〜〜!ごめん鈴ちゃん!すっかり忘れてたよぉ……」

鈴「今から行けばまだ間に合う!さあ行こう!」

理樹「ち、ちょっと待って!小毬さんにはこれから部屋に取ってきてもらいたいものが!」

鈴「悪いがそんな暇はない」

理樹「そんな……」

小毬「ご、ごめんなさい理樹君!代わりに鍵を預けるから行って取ってきてくださいっ。多分引き出しにあるから〜〜……」

理樹(小毬さんのおそらく最高速度であろう喋り方で鍵を僕に預けるとそのまま鈴に引きずられるように走り去っていってしまった)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 21:04:14.34 ID:z5e1Y5pT0
理樹「じ、女子寮か……風紀委員会に捕まったらコトだからな……」

理樹(しかし誰かに愛の告白をさせるなんて罰ゲームは普通に洒落にならないんだよなぁ。ここは覚悟を決めて行くっきゃない!)







ガチャッ

理樹「ふぅ……とりあえず部屋には入れた」

理樹(小毬さんの言う通り引き出しに30個ほどあった。ペットボトルを切った入れ物に入れていたと言うことはきっと趣味で集めていたんだろう。これはなかなかの収穫だ。勝負が終わったら返しておこう)

理樹「さて、そろそろ笹瀬川さんでも来る前に出ますか……」

ガチャッ

佳奈多「じゃあそろそろパトロールは終わりに……ん?」

理樹(部屋から出た瞬間、ちょうど二木さん率いる風紀委員の本隊に出くわした)

理樹「あー……おはよう二木さん」

佳奈多「…………」





女子寮 取り調べ室

理樹(気が付けば僕は椅子にロープで縛られ、一人残った二木さんに尋問を受けていた。窓は無く、電気もドアの前のライトしかないせいで部屋はとても暗く、椅子の横にあるテーブルには何に使うか知りたくもないような拷問器具が並べられていた)

理樹「ち、違うんだ!この鍵は小毬さんから貰ったもので決して泥棒に入ろうとかは……!」

佳奈多「……仮にそれが全部本当だとしてなんで一人で行ったの?誰か他の女の子に取りに行かせればよかったじゃない」

理樹「そ、それは……その、頭が回らなくて……」

佳奈多「ふうん………」

理樹(二木さんはそう言って鞭のような物を手に取った。そして僕の前に立つと、とても使い慣れたような様子でその鞭の先を地面にしならせた。風を切る音がすごく怖い)

理樹「あ、あわわわ……」

佳奈多「……次の言葉は慎重に言いなさい」

理樹(どうすればいい!?このままでは沙耶との勝負どころではない!いったいなにを言えばいいんだ!?……そ、そうだ!)

理樹「>>39
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 21:09:45.70 ID:QVL4tWcP0
狭い部屋に二人っきりだね
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 21:32:54.71 ID:1XMZb+eg0
こいつアホだ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 21:37:44.13 ID:z5e1Y5pT0
理樹「狭い部屋に二人っきりだね……」

佳奈多「……は、ハァーー!?口を開いたと思ったらよくもそんな下品な台詞を……あっ、いや下品って言うのは妄想とかじゃなくて貴方側から見た想像であって私自身がそう考えた訳じゃなくて!と、というか別に特に意味あって二人になった訳じゃないから!呼ぼうと思えばいつでも3人4人私が手塩かけて育てたプロの拷問員がこっちに来れるから!待ってなさい!すぐ戻るから!」

理樹(そう言って全速力で二木さんは行ってしまった。僕はここぞとばかりに椅子ごと立ち上がり、同じドアからもう一度遭遇しないよう祈りながらひょこひょこ走った)

・・・

グラウンド

理樹「ま、真人〜〜っ!」

理樹(僕はいつものようにグラウンドでランニングを続けている真人に声をかけた)

真人「ん?……うぉっ!?な、なんだよその格好!」

理樹「ちょっと訳あってね……よければこれ解いてくれない?」

真人「お、おう!」








真人「なるほどなぁ。そりゃ災難だったな」

理樹「まったくだよ……」

沙耶「…………」

理樹(真人とその縛られていた椅子に座りながら話しているとグラウンドの向こうでスタスタと歩いている沙耶を見つけた。僕の方には気付いていないようだが、驚くべきはその手に持ってる袋で、どこから仕入れて来たのかもう僕と同じくらいの数の食パンの袋をとめる青いあれを持っていた)

理樹「嘘でしょ……」

理樹(正直小毬さんから借りた分で勝った気分だったがあれだけ持っていたらまだ勝てるかどうか不安になってきた。食堂の方向から出てきたということはきっと購買部から手に入れてきたんだろう。流石手が早い)

理樹「まずいな……このままじゃ負けるかもしれない」

真人「あっ、そういえば食パンの袋をとめる青いあれなら三枝が大量に持ってるんじゃねえか?」

理樹「えっ、葉留佳さんが?」

真人「おう。確か今日食パンを使ったお菓子をリトルバスターズの全員に配るとか言ってたし購買部から大量に買い込んでるかもしれねえ。その袋を頂戴すりゃ……」

理樹「完璧だ真人!」






・・・

理樹(家庭科室に行くと葉留佳さんがちょうどその料理らしき物を作った後だった)

葉留佳「食パンの袋をとめる青いあれ?そりゃちょうどゴミ袋にその袋ごと入れましたケド……」

理樹「そ、それ貰えるかな!?なんとしてでも欲しいんだ!」

葉留佳「……ほぉ、なんとしてでも……ですカ」

理樹(その時、葉留佳さんが一瞬ニヤリと笑った。嫌な予感がする)

葉留佳「ならそれを渡す代わりに交換条件として>>42
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 21:38:55.58 ID:Hq9/Iuaj0
女装して
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 21:50:39.18 ID:z5e1Y5pT0
理樹「じょ……なに?」




葉留佳部屋

理樹(彼女の部屋で僕は酷い辱めを受けていた。具体的に言うと葉留佳さんの服を着せられていた)

理樹「こ、これで本当にくれるんだね!?」

葉留佳「フムフム……何度見てもこりゃ中々のものですな……」

理樹「そんなまじまじと見ないでよ恥ずかしい!携帯で写真撮るのも禁止だから!」

葉留佳「ふっふっふっ〜!いや、前からもう一度見たいと思ってたんだけどまったく機会が来なくてさあー」

理樹「男が女の格好して喜ぶ人ってなかなか人間として終わってると思うんだけど」

葉留佳「グヘヘ上等ですヨ!」

理樹「上等じゃダメだよ!!」

理樹(そろそろ勘弁してもらおうとするとうしろのドアが開いた)

佳奈多「ねえ葉留佳、ちょっと直枝誘き出すために電話貸してくれない?」

理樹「〜〜〜!?」

葉留佳「あっ、お姉ちゃん……!」

佳奈多「あら、そちらは……お友達?」

理樹(嘘だろこの人)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 22:02:12.25 ID:z5e1Y5pT0
理樹(いくら髪飾りしてるとは言えさっき会ったじゃないか!なんかもうめちゃくちゃ傷付くよ!しかし、今はそんな事は言ってられない……むしろこれはチャンス!このままやり過ごさなければ!)

葉留佳「あ、え、えーとそんな感じ……」

佳奈多「そう。私は……まあ言わなくても分かると思うけど風紀委員長の二木佳奈多よ。よろしくね」

理樹「………」

理樹(黙って頭を下げた)

佳奈多「……えと、あなたの名前は?」

理樹「………!」

理樹(当たり前ではあるが流石に喋ったら正体が露見する。葉留佳さんにアイコンタクトで助けを求めた)

葉留佳「あ!お、お姉ちゃん!実はり……この子は物凄い人見知りで初めて会った人にはまともに口も開けられないの!」

佳奈多「そ、そうなの?ごめんなさい……」

理樹(少し強引だがなんとか切り抜けた。僕の本来の制服をこのまま残すのは避けたかったがこのままおさらばする事にしよう)

佳奈多「じゃあ早速だけど携帯貸してもらうわね」

葉留佳「あっ……!」

理樹(そう言って二木さんは机の上に置いてあった葉留佳さんの携帯を取り出して慣れた手つきでメールを打った。おそらく葉留佳さんに成りすまして僕をどこかへ呼び出す内容に違いない。その作戦には引っかからないで済むのはいいが問題なのは……)

ピロンッ

理樹(僕の携帯自体がそこにあると言う事だ)

佳奈多「ん?……なっ、なんでこんな所に直枝の制服が?……ま、まさか!?」

理樹(風紀委員特有の勘が働いたのか二木さんは少し考えてすぐに僕の方を振り向いた)

葉留佳「理樹君逃げて!」

理樹「クッ……」

佳奈多「待ちなさい直枝ぇぇぇえ!!!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 22:17:03.83 ID:z5e1Y5pT0
・・・

理樹(おそらく今、二木さんから生き延びたので人生の半分近くの運は使い果たしただろう。困った事に葉留佳さんから食パンの袋をとめる青いあれを貰い損ねたが、おそらくもう既に葉留佳さんは風紀委員によってマークされているだろう。もう一度会うのはおろかメールした時点でアウトのはずだ)

理樹「とほほ……食パンの袋をとめる青いあれでとんでもない事になったな……」

理樹(なんだかんだで時刻は14時を過ぎていた。昼ご飯を食べる暇がなかったのでとてもお腹が減った)

理樹「とりあえず食堂でパンでも食べるか……」

・・・

理樹(女装したままの格好なのでパンを買う時につい言葉を喋ったせいで購買部の人からはとても驚かれた。もうやだ)

理樹「とりあえず着替えに戻るとしよう……」

「……そこの君」

理樹「?」

恭介「突然だけど名前を聞いてもいいかな?」

理樹「!?」

理樹(すぐ後ろに恭介が立っていた。まったく気付かなかった。これはまずい。絶対に僕が女装してるなんて気付かれたくない!既に見破られてない事に割とショックを受けたけど!とにかくここは裏声を駆使して乗り切らなければ!!)

理樹「た、民安ともえと言います……」

恭介「ともえさん……素敵な名前ですね」

理樹(なんか恭介いつもと口調違うくない!?というか初対面の女性にいきなり名前呼びってどういう事なんだ……)

恭介「ともえさん。突然ですが>>45
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 22:19:10.56 ID:z5e1Y5pT0
訂正
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 22:19:54.32 ID:1XMZb+eg0
俺とロマンスなんてどうですか
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/05(火) 22:20:09.39 ID:z5e1Y5pT0
・・・

理樹(おそらく今、二木さんから生き延びたので人生の半分近くの運は使い果たしただろう。困った事に葉留佳さんから食パンの袋をとめる青いあれを貰い損ねたが、おそらくもう既に葉留佳さんは風紀委員によってマークされているだろう。もう一度会うのはおろかメールした時点でアウトのはずだ)

理樹「とほほ……食パンの袋をとめる青いあれでとんでもない事になったな……」

理樹(なんだかんだで時刻は14時を過ぎていた。昼ご飯を食べる暇がなかったのでとてもお腹が減った)

理樹「とりあえず食堂でパンでも食べるか……」

・・・

理樹(女装したままの格好なのでパンを買う時につい言葉を喋ったせいで購買部の人からはとても驚かれた。もうやだ)

理樹「とりあえず着替えに戻るとしよう……」

「……そこの君」

理樹「?」

恭介「突然だけど名前を聞いてもいいかな?」

理樹「!?」

理樹(すぐ後ろに恭介が立っていた。まったく気付かなかった。これはまずい。絶対に僕が女装してるなんて気付かれたくない!既に見破られてない事に割とショックを受けたけど!とにかくここは裏声を駆使して乗り切らなければ!!)

理樹「た、民安ともえと言います……」

恭介「ともえさん……素敵な名前ですね」

理樹(なんか恭介いつもと口調違うくない!?というか初対面の女性にいきなり名前呼びってどういう事なんだ……)

恭介「ともえさん。突然ですが>>48
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 22:20:50.26 ID:z5e1Y5pT0
>>47で行こう
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 22:31:49.39 ID:z5e1Y5pT0
恭介「俺とロマンスなんてどうですか?」

理樹「は?」

恭介「実は学校でのんびり出来る隠れスポットかあるんです。どうですか?そこで一杯食後のコーヒーでも」

理樹(ま、まさか今、恭介は僕をそういう目で見てるのか!?いや、待てこれは逆に好機!なんとか恭介を上手く騙して例の恭介の部屋にあるロボットの食パンの袋をとめる青いあれを手に入れたら今度こそ勝つはずだ!なに、こんな気持ち悪い事してくるんだからお互い様さ)

理樹「そ、それはいいですね……オホホ」





・・・

理樹(恭介に連れられ、中庭の奥の細道を抜けると静かで気持ちのいい場所に辿り着いた。そこにはテーブルとイスがご丁寧に用意されており、裏庭の来ヶ谷さんが作ったカフェテラスのようだった。というか僕にも連れてきてない癖にこんな初対面の女性を連れてくるなんて……どれだけ気に入ったんだよ恭介……)

恭介「ええと………」

理樹「…………」

恭介「はははっ、その……」

理樹「……………」

恭介・理樹「……………」

理樹(てんで素人だこの人!!)

理樹(なんだよさっきはカッコつけて連れてきた癖にいざ話すとなると急に恥ずかしがったりして!ああ、もう、なんか机の角っこ弄ってるし!こんな恭介見たくなかったよ!!)

理樹(仕方がない。上手く恭介の部屋に行ってロボットを貰うためにも僕がなにか切り出さなければ)

理樹「>>52
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/05(火) 23:58:24.50 ID:z5e1Y5pT0
今日はもう寝る(∵)
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 00:18:18.09 ID:Yp82Pqgs0
手を…握ってもいいですか?
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 19:22:48.96 ID:TOyJ2VZOO
BGM〜光に寄せて〜
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 12:10:47.85 ID:3+jUoqru0
今日再開(∵)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/09(土) 21:33:02.14 ID:3+jUoqru0
理樹「手を…握ってもいいですか?」

恭介「えっ!?あっ、えっと……はひぃ!」

理樹(僕は恭介の手を握った。手汗が凄く、申し訳ないけど少し気持ち悪かった)

理樹「あの……棗さん」

恭介「なっ、なんだね……」

理樹「噂で聞いたんですけど、棗さんってあの食パンの袋をとめる青いあれを大量に持ってるとか」

恭介「食パンの袋をとめる青いあれ?いや、別に……ハッ!い、いやいや!ちょうど持っているよ!」

理樹「本当ですか!?ぼ……私、あれをずっと探していたんです!」

恭介「ハハッ!それなら喜んで譲ろうじゃないか!」

理樹「ありがとうございます!」

恭介「フッ、お安い御用さ」

・・・

理樹「ここが棗さんの部屋……」

恭介「あった。……ともえさん。少し目を瞑っていてくれないか?」

理樹「えっ、あ、はい」

理樹(僕が1分ほど目を瞑っている間、なにか変な音が聞こえた。例えるならロボットのように作り上げられた食パンの袋をとめる青いあれが凄いスピードで分解されていくような感じだ)

恭介「……さ、さあ……これを持って行ってくれ」

理樹(恭介の両手には赤や白に塗られた様々な色の食パンの袋をとめる青いあれがあった。比べあったあとでちゃんと組み直して恭介の部屋に置いておこう)

理樹「ありがとうございます!きっとこれで勝てます!」

恭介「なんだかよく分からないが力になれたようで嬉しいよ。さあ、これから出かけないか?ちょうど美味いカツ丼屋を知って……あれ?」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/09(土) 21:39:40.54 ID:3+jUoqru0
理樹(屋上に着くと、ちょうど空が良い具合に赤みが差していた。約束の夕方だ)

沙耶「ふふっ、ちゃんと持って来たかしら?」

理樹「沙耶!」

理樹(沙耶は恐らく食パンの袋をとめる青いあれが入っているであろう黒い袋を片手に貯水タンクの上に乗っていた)

沙耶「さあ勝負よ!」

理樹「なんでもいいけどそんな高いところに立ってたらパンツ丸見えだよ」

沙耶「み、見るなー!!」






沙耶「改めてルールを確認するわよ。持って来た食パンの袋をとめる青いあれが多い方が少ない方に告白させる……だったわよね」

理樹「グッド」

沙耶「じゃ、行くわよ。せーのっ!」


>>57(理樹)と>>58(沙耶)でコンマの大きい方が勝ち
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 21:40:38.23 ID:vD4tMx5L0
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 21:45:58.70 ID:dQhq4ZM+0
はい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/09(土) 22:01:43.93 ID:1hWY2QR30
沙耶「ふっふっふっー!私の勝ちね!」

理樹(負けた。女装し、恭介に合わせ、色んな犠牲を払ったと言うのに)

沙耶「さあ約束の告白をしてもらうわよ!……ってなにその格好!?」

理樹「今気付いたの!?」

沙耶「ま、まあいいわ。とにかく、罰ゲームは受けてもらうから」

理樹「分かったよ……」

・・・

理樹(沙耶さんは何故か僕の手を引っ張って校舎の方に向かっている)

理樹「ええと……別に告白するのはいいんだけど相手は誰?それと今どこに行ってるの?」

沙耶「そりゃあ、もちろん勝者である私に告白してもらうわ!そして今から体育館の校舎裏に行くの。定番でしょ?」

理樹「こ、こだわるなぁ……」

理樹(その時だった)

「「やっと見つけた(わよ)………」」

理樹「そ、その声は……」

佳奈多「この変態女装女たらし!!今度こそ捕まえて徹底的に痛めつけたあげるんだから!」

恭介「ともえさん!やっと見つけたぜ!今度こそ俺と一緒にーー!!」

理樹(2人がどう指し示したのか同時に僕の元へ走ってきた。地獄のような光景だ)

理樹「う、うわぁああああああああああああ!!!!」

理樹(僕は沙耶の手を振り解き、全力で走った。走るしかなかった)

佳奈多「待ちなさーい!」

恭介「あはは〜!待て〜!」

理樹「うおおおおーー!!」

沙耶「あらあら……何があったのか知らないけど良かったわね。ちゃんと夕陽に向かって走ってるじゃない」

理樹「うわーん!助けて沙耶ー!」



チャンチャン♪(∵)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 22:02:32.82 ID:1hWY2QR30
一瞬だったがHTML出してくる
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 01:02:51.05 ID:ytXAGREk0
おつおつ!
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/10(日) 12:19:10.01 ID:Lu0qd3SE0
ありがとう!
次なんか描いてほしい話とかある?
次のスレ立てまで時間は空くかもしれないけど
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 12:24:45.85 ID:XN7h56vp0
R板でササミ編の続き書こうず
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 20:06:11.07 ID:sGJ1/nVX0
バスターズがカラオケに行ったらみたいなのを頼む
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 21:23:23.67 ID:64P2DINN0
リトルバスターズメンバーとそうじゃない人達の会話劇が見てみたい
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/21(木) 23:09:19.92 ID:NUFFr1cfO
面白かった
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 06:56:53.26 ID:D3RUiVmx0
>>63
聞いといてなんだがR板は面倒くさいしパスだ

>>64
確か昔似たようなのやったんだよなぁ!

とゆー感じで>>65のを書く
33.79 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)