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ダイヤ「いちごのショートケーキにカレーをかけるとどんな味になるのでしょう」
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42 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:47:08.90 ID:2VrnJSbP0
ダイヤ「そもそも何故枝豆には塩なのでしょう」
曜「単純に合うからじゃない?あとはほら、お酒のおつまみとかによく出てくるし」
ダイヤ「なるほど。ビールとかに合うと良く聞きますわね」
曜「あんな苦いものに合うのかな?」
ダイヤ「飲んだことあるんですか!?」
曜「え、いや、昔パパが飲んでたのをちょっとだけ……」
ダイヤ「未成年飲酒などしてはいけません!!」
曜「急に通常運転になるのやめて!」
43 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:47:58.92 ID:2VrnJSbP0
ダイヤ「そうですね……まずジャムにもたくさん種類があります」
曜「急に話戻すのもやめてよ」
ダイヤ「イチゴジャム、ブルーベリージャム、マーマレード……どれが合うのか」
曜「果てしなくどうでもいいよ……」
ダイヤ「どのジャムが合うのか徹底討論しましょう」
44 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:48:49.98 ID:2VrnJSbP0
曜「嫌だよ……それにこれ」
ダイヤ「!」
曜「また生徒会の仕事終わってないんでしょ?」
ダイヤ「……」
曜「手伝うからさ、ほらやろう?」
ダイヤ「……じゃあ終わらせてから討論ということで」
曜「まだする気なの?」
45 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:49:40.62 ID:2VrnJSbP0
ーー
ダイヤ「……」
鞠莉「ダーイヤ♪」
ダイヤ「鞠莉さん」
鞠莉「帰り?」
ダイヤ「ええ。あなたも?」
鞠莉「ヘリ待ちよ。送ってってあげようか?」
ダイヤ「お気持ちだけで。迎えが来ますので」
鞠莉「あら、そうなの」
46 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:51:21.89 ID:2VrnJSbP0
ダイヤ「それに、うちにヘリポートはありませんわよ」
鞠莉「スカイダイビングすればいいのよ」
ダイヤ「帰宅にそんなアグレッシブにはなれません」
47 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:51:49.79 ID:2VrnJSbP0
鞠莉「……」ジッ
ダイヤ「何です?」
鞠莉「ここ何かついてる」
ダイヤ「ホクロです」
鞠莉「餡子?」
ダイヤ「ホクロです」
鞠莉「虫……」
ダイヤ「ホクロよ!!」
48 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:52:48.19 ID:2VrnJSbP0
鞠莉「そんなに怒らないでよー」
ダイヤ「誰のせいですか」
鞠莉「……ふふっ」
ダイヤ「何です」
鞠莉「随分ゴキゲンね?」
ダイヤ「そんな事ありませんわ」
鞠莉「何かエロいことでもあった?」
ダイヤ「何故エロいこと限定で聞くのですか」
49 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:53:58.83 ID:2VrnJSbP0
鞠莉「ダイヤってムッツリじゃない?」
ダイヤ「歯を食いしばりなさい」
鞠莉「ジョークよっ☆」
ブロロロ……
鞠莉「あ、来た来た」
50 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:54:51.85 ID:2VrnJSbP0
ダイヤ「ではまた明日」
鞠莉「また明日ね。……あ、ダイヤ」
ダイヤ「何です?」
鞠莉「生徒会の仕事、終わらないなら私たちにも手伝うから言ってね」
ダイヤ「……考えときますわ」
鞠莉「ふふ、考えといてね。チャオっ☆」
ブロロロ……
51 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:56:06.99 ID:2VrnJSbP0
ダイヤ「……」
ダイヤ「……今日も」
ダイヤ「今日も、終わらなかったわね」
ブゥゥゥゥン……
ダイヤ「……」
52 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/04(月) 23:56:32.82 ID:2VrnJSbP0
続きます
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/05(火) 00:19:20.52 ID:e6AHzC6SO
ヘリ(自動車)
54 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 00:52:17.73 ID:BaxEeCZ60
ーー
梨子「〜♪」ペラッ
花丸「……」
梨子「〜♪」ペラッ
花丸「……あの、梨子ちゃん」
梨子「〜♪」ペラペラッ
花丸「梨子ちゃん」
梨子「ん?なに、花丸ちゃん」
55 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 00:52:43.16 ID:BaxEeCZ60
花丸「図書室だからってなんでも読んでいいわけじゃないよ?」
梨子「そんな事言わないで。もうここしか読めるところ残ってないの」
花丸「いやでも……その同人誌の量は……」
梨子「お願い花丸ちゃん!もう部室も教室もダイヤさんに禁止されちゃったの!ここしかないのよ!」
花丸「うーん……さすがに看過できないずら」
56 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 00:54:35.04 ID:BaxEeCZ60
梨子「そんなぁ……」ウルウル
花丸「ずら……」
梨子「どうして誰も壁の良さを分かってくれないの……こんなに魅力的なのに……」グスッ
花丸「そんな事言われても……」
『壁ドンの100の掟』
『壁クイが最も映える角度』
花丸「……」
梨子「花丸ちゃんも一冊どう?」
花丸「遠慮しとくずら……」
梨子「そう……残念」
57 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 00:55:03.76 ID:BaxEeCZ60
花丸「……何がそんなにいいの?壁でしょ?」
梨子「そうね、挙げればキリがないんだけど。まずは相手の退路を断つでしょ」
花丸「1個目からやばいずら」
梨子「退路を断つことで相手を物理的にも心理的にも追い込む!追い込まれた方もこれから何されても逃げられないという状況に興奮する!」
花丸「するのは変態だけじゃ」
58 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 00:56:45.26 ID:BaxEeCZ60
梨子「後は抑えきれないこの気持ちをぶつけるだけよ」
花丸「へぇ……」
梨子「壁はいいわよ……どんなに大きな気持ちもぶつけられる……ふふ……」
花丸「すごい顔になってるずら」
梨子「壁になら、私も安心して全てを吐き出せるの」
花丸「すごい壁への熱意ずら……」
59 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 00:57:56.06 ID:BaxEeCZ60
梨子「ふふ……どう?花丸ちゃんも」
花丸「んー……遠慮しとくずら。マルにはまだ早い気がする」
梨子「そう、気が向いたらいつでも言ってね!歓迎するから!」
花丸「は、はい……」
60 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:04:35.18 ID:BaxEeCZ60
ガララ
千歌「梨子ちゃーん、帰ろー」
梨子「はーい、ちょっと待ってね」
千歌「うわ、また同人誌増えたんじゃないの?」
梨子「そうなのよ。そろそろ新しい本棚買わないと」
千歌「いらないのどれか捨てればいいのにー」
梨子「なんてこと言うのよ!」クワッ
千歌「わひっ」
61 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:05:39.85 ID:BaxEeCZ60
梨子「捨てるなんて……捨てるなんて!」
千歌「ご、ごめん」
梨子「千歌ちゃんには壁本の良さを一から叩き込まなきゃいけないようね」
千歌「えー!またあのつまんない話を延々と聞かなきゃいけないのー?」
梨子「つまんない?」
千歌「あっ」
62 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:07:16.71 ID:BaxEeCZ60
梨子「へぇ……つまんないかどうかは読んでみないと分からないわよ?」
千歌「勘弁して!」ダッ
梨子「あっ!待ちなさい!」ダッ
タタタタ……
花丸「……図書室ではお静かに」
63 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:10:51.55 ID:BaxEeCZ60
ーー
梨子「ーーで、このサークルはレンガの書き込みが凄くて」
千歌「うん分かった……もういいから……」
梨子「まだ3割も説明してないよ。ちゃんと最後まで聞いて」
千歌「勘弁して……カベローゼになっちゃう」
梨子「それを乗り越えたら壁好きに」
千歌「ならないから……それより、曜ちゃんは?」
64 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:13:16.46 ID:BaxEeCZ60
梨子「さっき生徒会室に言ってるの見たよ」
千歌「ありゃ、今日も行ってるのかー」
梨子「最近ダイヤさんと仲いいみたいね」
千歌「あんまり絡み無かったのにねー。曜ちゃんやっぱりコミュ力お化けだね」
梨子「ふふっ、まぁいいことじゃない」
千歌「そうなんだけどー……ん?」
梨子「どうしたの?」
千歌「いや、梨子ちゃ――」
65 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:13:48.94 ID:BaxEeCZ60
善子「あら、何してるの?」
千歌「!」
梨子「善子ちゃん」
善子「今帰り?」
梨子「うん。善子ちゃんも?」
善子「ええ。清めの儀式してたら遅くなっちゃって」
梨子「掃除当番だったのね。一緒に帰る?」
66 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:14:35.73 ID:BaxEeCZ60
善子「ふん、しょうがないわね。たまにはリトルデーモンと帰るのも」
梨子「あ、バス来ちゃう。急がないと」
善子「最後まで聞きなさいよ!」
千歌「……」
梨子「千歌ちゃん?早く行かないと」
千歌「え、あ、うん!」
タタタタ……
67 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/07(木) 01:15:46.28 ID:BaxEeCZ60
続きます
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/08(金) 21:21:34.82 ID:uJLcgNySO
いい壁
69 :
◆dEze.0i5XE
:2017/09/13(水) 01:51:59.20 ID:gttdxKWg0
ーー
スーッ
パタン
ダイヤ「ふぅ……」
ルビィ「お姉ちゃん」
ダイヤ「ルビィ。何してるの」
ルビィ「あの、今日のお父さんとの話って」
ダイヤ「あなたが心配することじゃないわ」
70 :
◆dEze.0i5XE
:2017/09/13(水) 01:52:26.74 ID:gttdxKWg0
ルビィ「だって」
ダイヤ「早く寝なさい。朝練遅刻するわよ」
ルビィ「お姉ちゃん……」
ダイヤ「ほら、早く部屋に戻りなさい」
ルビィ「……」
ダイヤ「ルビィ」
71 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:53:03.87 ID:gttdxKWg0
ルビィ「……最近」
ダイヤ「!」
ルビィ「遅くまで生徒会室に残ることが多いみたいだけど、そんなに忙しいの?」
ダイヤ「……そうですね、少し」
ルビィ「だったら言ってくれれば手伝うのに。どうして……」
ダイヤ「わたくしのことより自分のことを心配なさい」
ルビィ「お姉ちゃん!」
ダイヤ「先に部屋に戻りますわよ」
72 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:53:31.71 ID:gttdxKWg0
ルビィ「…曜ちゃんがよく生徒会室来るみたいだね」
ダイヤ「!」
ルビィ「お姉ちゃん、もしかして」
ダイヤ「ルビィ!」
ルビィ「!」ビクッ
ダイヤ「口を閉じなさい。怒るわよ」
ルビィ「……」
ダイヤ「早く寝なさい」スクッ
スーッ
パタン
ルビィ「お姉ちゃん……」
73 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:55:00.54 ID:gttdxKWg0
ーーーー
ダイヤ「……」カリカリ
トントン
ダイヤ「はい」
果南「ダイヤ」
ダイヤ「果南さん。まだ帰ってなかったのですか」
果南「それはこっちのセリフだよ。せっかく早めに練習終わったのに生徒会室で何してるの」
74 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:55:34.37 ID:gttdxKWg0
ダイヤ「少しやり残したことがあって」
果南「明日やればいいのに」
ダイヤ「いえ、すぐ終わるので」
果南「曜は千歌たちと帰ったよ?」
ダイヤ「なんです急に」
果南「ほら、最近曜と仲いいみたいだからさ」
ダイヤ「そんなことありません」
75 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:56:01.67 ID:gttdxKWg0
果南「相変わらず素直じゃないし頑固で石頭だね」
ダイヤ「喧嘩売ってます?」
果南「どおどお」
ダイヤ「全く、あなたといい鞠莉さんといい……一言多いですわ」カリカリ
果南「あははは……」
76 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:56:29.40 ID:gttdxKWg0
ダイヤ「……」カリカリ
果南「……」
ダイヤ「……」カリカリ
果南「……ねぇ」
ダイヤ「何です」
果南「何か隠してるでしょ」
ダイヤ「はい?」
果南「私にも鞠莉にも言ってないことあるでしょ」
ダイヤ「何もありませんわよ」
77 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:57:07.08 ID:gttdxKWg0
果南「嘘だ」
ダイヤ「嘘じゃありません」
果南「嘘だよ。私にはわかる」
ダイヤ「何故そう思うのです」
果南「幼馴染の勘」
ダイヤ「随分当てにならない勘ですね」
果南「言ってくれるまで帰らないよ」
ダイヤ「ならずっとここに居なさい」
果南「っ、私は」
78 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:57:42.20 ID:gttdxKWg0
トントン
果南「!」
ダイヤ「はい」
ガチャ
先生「黒澤さんいる?」
ダイヤ「はい、何か御用ですか」
先生「門の前に迎えが来てるみたいだけど……」
ダイヤ「ああ、すみません。すぐ行きます」
果南「……」
ダイヤ「わたくしは帰りますわね。果南さん、また明日」
パタン
果南「……ダイヤ」
79 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:58:13.42 ID:gttdxKWg0
ーー
曜「むむー……衣装案煮詰まっちゃった」
曜「……ちょっと休憩しよ」
ブブブブ
曜「電話だ……梨子ちゃん?」
ピッ
曜「もしもし」
梨子『お取り込み中ごめんね』
曜「意味深な気遣いやめてくれる?」
梨子『分かっちゃう曜ちゃんも大概よ』
曜「くっ……」
80 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/13(水) 01:59:35.35 ID:gttdxKWg0
続きます
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/19(火) 08:04:10.43 ID:ECIqxePe0
あくあく
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/23(土) 16:21:37.88 ID:sl92rkOSO
期待
83 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/23(土) 23:20:10.93 ID:g8C6+fpK0
ごめんなさい、三日以内に更新します……
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/26(火) 01:04:07.80 ID:vfcCQ1vSO
むむむ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/27(水) 11:51:05.18 ID:4POzqU/SO
りり
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/27(水) 12:59:44.27 ID:P6Gygh09O
おう3日経ったぞあくしろよ
87 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:36:02.70 ID:Kc4GO9x+O
曜「どうしたの?何か用?」
梨子『週末暇かなって思って』
曜「週末?空いてるけど……何で?」
梨子『ちょっと付き合ってくれない?』
曜「え?うん……いいけど」
梨子『あ、突き合ってじゃないからね。勘違いしないでね』
曜「声だと何言ってるかわからないなぁ」
88 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:36:31.09 ID:Kc4GO9x+O
梨子『――じゃあ土曜日10時に駅前で』
曜「うん、分かった」
梨子『じゃ、またね。自分を慰めるのは程々にするのよ』
曜「どうして一言多いの?」
89 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:37:36.29 ID:Kc4GO9x+O
梨子『おやすみ』
曜「おやすみー」
プッ
曜「……なんの用だろう」
曜「んー……ま、いいか。続きしよーっと」
90 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:38:12.50 ID:Kc4GO9x+O
ーーー
梨子「……」
タタタタッ
梨子「!」
曜「ごめん、待った?」
梨子「曜ちゃんは『待ち合わせの時のベタなセリフランキング』第1位を言って登場すると……」メモメモ
曜「なんのメモ?」
梨子「ううん、今来たところよ」
曜「……まぁ、いいや。遅れてごめんね」
91 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:38:48.46 ID:Kc4GO9x+O
梨子「大丈夫。さ、行きましょ」
曜「うん。ところでどこ行くの?」
梨子「イ・イ・と・こ♡」
曜「なんで最近そんなにオープンになったの?」
梨子「内浦に順応したからよ」
曜「内浦に偏見集めるような発言は控えて」
梨子「とりあえず行こうか」
曜「うん……心配だなぁ」
92 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:39:16.44 ID:Kc4GO9x+O
ー
梨子「着いた」
曜「……うわぁ……」
『スイカブックス』
曜「一応聞くけど……何買うの?」
梨子「あそこの棚からあそこの棚まで買うから持つの手伝って欲しいの」
曜「うわぁ……」
梨子「その反応地味に傷つくからやめて欲しいな」
93 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:41:42.16 ID:Kc4GO9x+O
曜「休日に友人に呼び出された目的が同人誌の荷物持ちだった私の気持ちを考えて?こういう反応になっちゃうよ」
梨子「長いから何言ってるかよくわかんなかったけど、千歌ちゃんはお手伝いで来れないって断られたから曜ちゃんを呼んだの」
曜「嫌な消去法……」
梨子「後でコスプレショップ行くから、ね?」
曜「うーん……分かったよ」
梨子「ふふっ、ありがとう」
94 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:43:06.64 ID:Kc4GO9x+O
梨子「大漁大漁」ホクホク
曜「重い……梨子ちゃん結構お金持ってるよね」
梨子「この時のために負担あんまり使わないようにしてるの」
曜「へぇ、そうなんだ……」
『壁講座〜レンガ編〜』
『壁ドンファッション』
曜「……ねぇ、なんでこんなに壁が好きなの?」
梨子「話せば三日くらいかかるけど泊まる準備はしてきた?」
曜「してないからやっぱナシ」
95 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:43:37.98 ID:Kc4GO9x+O
梨子「……」ピタッ
曜「!」
梨子「……なんでだと思う?」
曜「え?」
96 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:44:34.82 ID:Kc4GO9x+O
梨子「……」ジッ
曜「いや……えっと」
梨子「……教えてあげようか?」
曜「梨子ちゃん……?」
97 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:45:25.74 ID:Kc4GO9x+O
梨子「……あ」
曜「!」
梨子「ダイヤさんだ」
曜「へ?」
梨子「ほら、あそこ。着物屋さんに」
曜「……ホントだ。何してるんだろ」
98 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:46:04.26 ID:Kc4GO9x+O
梨子「着物を新調してるのかな?ダイヤさんって家でも着物着てそうだもんね」
曜「そうだね……ん?」
梨子「どうしたの?」
曜「あれって晴れ着じゃ……」
99 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/09/27(水) 15:47:07.62 ID:Kc4GO9x+O
遅くなってごめんなさい
順繰り更新していきます
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/28(木) 07:38:33.94 ID:LB0kjNRSO
壁、お好きですか?
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 00:03:37.86 ID:lUDDZPlSO
メノ^ノ。^リ
102 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:25:51.78 ID:GcO44DqZ0
梨子「ホントだね。何かあるのかな?」
曜「どうだろう……あれ、隣にいるのって」
梨子「ダイヤさんのお母さん?かな……そっくり」
曜「みたいだね」
梨子「なにか話してるわね」
103 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:26:45.94 ID:GcO44DqZ0
曜「……行こうか」
梨子「え?」
曜「プライベートだし立ち聞きは良くないよ」
梨子「そうね……行きましょうか」
ダイヤ「……ん」
黒澤母「どうしたの?」
ダイヤ「いえ……」
ダイヤ(気のせい……ではないようね)
ダイヤ「……」
104 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/11(水) 23:27:15.65 ID:GcO44DqZ0
ーー
梨子「今日は付き合ってくれてありがとう」
曜「ううん、いいよ」
梨子「ホントに制服買わなくてよかったの?」
曜「欲しいもの無かったからね」
梨子「あんなにヨダレ垂らしてみてたのに?」
曜「垂らしてないよ!」
梨子「上じゃなくて下からだっけ?」
曜「桜内さん?」
梨子「ごめんなさい」
105 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:27:46.23 ID:GcO44DqZ0
曜「……」
梨子「当ててあげようか」
曜「え?」
梨子「やっぱりナース服欲しかったなぁ」
曜「いや別に……というかむしろ欲しかったのは梨子ちゃんなんじゃ。あんなにノリノリで着てたし」
梨子「お尻にブスっとCHU☆シャ♡」
曜「ええ……」
106 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:28:39.08 ID:GcO44DqZ0
梨子「違うの?」
曜「違うよ……」
梨子「じゃあ……ついに壁ドンに目覚めた」
曜「だから目覚めてないって」
梨子「あの家の壁からシチュが想像できるようになってない?」
曜「なってない」
梨子「そっかぁ……おかしいなぁ」
曜「おかしいのは梨子ちゃんだよ」
107 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:29:49.01 ID:GcO44DqZ0
梨子「……ダイヤさん」
曜「!」
梨子「当たりね」
曜「……何が当たりなの」
梨子「曜ちゃんの困り顔の原因」
曜「……」
梨子「何で晴れ着見てたんだろうね」
曜「さぁ……」
108 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:30:16.30 ID:GcO44DqZ0
梨子「気になるんでしょ?」
曜「私には関係ないよ」
梨子「ホントにそう思ってる?」
曜「何が言いたいの?」
梨子「はっきりいって欲しいなら言うよ」
109 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:31:10.99 ID:GcO44DqZ0
曜「何なの?さっきから――」
梨子「ダイヤさんのことが好きなんでしょ?」
曜「うん?まぁ、好きだよ?」
梨子「そうじゃなくて、恋愛対象として」
曜「……何言ってるの?」
梨子「あー、そういう反応しちゃうんだ」
110 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:32:07.50 ID:GcO44DqZ0
曜「言いたいことがあるならハッキリいいなよ」
梨子「ハッキリ言ってるよ?曜ちゃんはダイヤさんが好き」
曜「……冗談キツいね」
梨子「冗談だと思う?」
曜「梨子ちゃんっ」
梨子「……まぁいいわ。自分の胸によく聞いてみる事ね」
曜「……」
111 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/11(水) 23:33:00.27 ID:GcO44DqZ0
梨子「最後にもう一つ。ダイヤさんは何か隠してるわよ」
曜「どうして分かるの」
梨子「ダイヤさん、私達に壁を作ってる。私が言うんだから間違いないわ」
曜「……ぷっ、何それ」
梨子「ふふっ。困り顔より笑ってる曜ちゃんが素敵だよ」
曜「……!」
梨子「……壊してあげないとね。人と人の間にできる壁は私好きじゃないの」
曜「回りくどい言い方するんだね」
梨子「……ふふ、そうかしら」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 23:35:40.90 ID:o8u3IHY8o
きたか
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 01:57:02.11 ID:w9/mHqbf0
時々こういうスレタイからは想像もつかない真面目そうなSSあって楽しい
114 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:05:02.34 ID:M/fSLwf0O
曜「そうだよ。だって私には梨子ちゃんが何言ってるかわからないもん」
梨子「ホントに?」
曜「ホントに」
梨子「……そう。じゃあ」
梨子「一つ、わかりやすく教えてあげる」
曜「……わかりやすく?」
梨子「わたし、ね」キュッ
曜「!」
梨子「曜ちゃんのことが好きなの」
曜「……え」
梨子「もちろん友達として、じゃなくてね」
115 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:05:36.74 ID:M/fSLwf0O
曜「……そ、それって」
梨子「あら、説明が必要?」
曜「いや、その」
梨子「言うつもりは無かったんだけどな。まぁ、いいか」
曜「りこ、ちゃん」
梨子「返事は聞かないわ。だからそれ以上喋らないで」
曜「……」
梨子「帰りましょ。日が暮れちゃう」
116 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:06:13.79 ID:M/fSLwf0O
ブゥゥゥン……
ダイヤ「……!」
ダイヤ(曜さんと、梨子さん?)
「どうされましたお嬢様」
ダイヤ「いえ、何も」
ダイヤ(……)
117 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:06:44.89 ID:M/fSLwf0O
ーーー
千歌「ダイヤさんまた生徒会室行ったよ」
梨子「最近忙しいみたいね」
曜「……」
千歌「曜ちゃん、どうする?」
曜「どうして私に聞くの?」
千歌「だって最近1番ダイヤさんと話してるのは曜ちゃんだから」
曜「でも」
梨子「行ってあげて」
曜「梨子ちゃん……」
梨子「ね?」
曜「……うん。じゃあ……」
タタタッ
118 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:07:21.43 ID:M/fSLwf0O
梨子「……」
千歌「……ねー、梨子ちゃん」
梨子「なに?」
千歌「あのね、梨子ちゃんって」
梨子「言ったわよ」
千歌「えっ」
梨子「あら、どうしてそういう反応するの?気づいてたんでしょ」
千歌「えと……」
梨子「善子ちゃんも」
善子「……いるのバレてたのね」
119 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:08:01.11 ID:M/fSLwf0O
千歌「梨子ちゃん、あの」
梨子「いいの。部室に行きましょ」スッ
善子「ちょっと……」
千歌「……」
善子「ど、どうするのよ」
千歌「分かんないよ……」
善子「分かんないって……」
千歌「だって、今の梨子ちゃん何言っても無駄な気がするから」
善子「……」
千歌「……壁に話してるみたい……」
120 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:08:31.88 ID:M/fSLwf0O
ーー
ガチャ
曜「ダイヤさんいる?」
ダイヤ「曜さん、ノックをしなさい」
曜「ご、ごめんね」
ダイヤ「どうしたのです?」
曜「仕事、大変そうなら手伝おうかなって」
ダイヤ「あら、ありがとうございます。でも今日はもうすぐ終わりますのでそれには及びませんわ」
曜「そう?それならいいけど……」
ダイヤ「お気持ちだけ受け取っておきますわね」
121 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:09:07.68 ID:M/fSLwf0O
曜「……」
ダイヤ「どうかしました?」
曜「いや……」
ダイヤ「もしかして」
曜「!」
ダイヤ「白ご飯にココアは合うか気になっているのですね?」
曜「違う」
122 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:09:39.79 ID:M/fSLwf0O
ダイヤ「分かります。食物七不思議の一つですから」
曜「そんなの初めて聞いたんだけど」
ダイヤ「わたくしも気になって阿波踊りもできませんわ」
曜「へ、へぇ……」
ダイヤ「今日はですね、実は……」ゴソゴソ
曜「え、まさか持ってきたの?」
ダイヤ「ココアと」
曜「ウソ……」
ダイヤ「チョコレートを持ってきました」
曜「あ、そこはご飯じゃないんだ」
ダイヤ「当たり前でしょう。合うわけがありませんわ」
曜「ちょっとだけ叩いてもいいかな?」
ダイヤ「暴力はぶっぶー!ですわ」
曜「唾が飛んできたんだけど」
123 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:14:22.19 ID:M/fSLwf0O
ダイヤ「はい、お一つどうぞ」
曜「あ、ありがとう」
ダイヤ「美味しいですか?」
曜「まだ口に入れてないよ」
ダイヤ「ふふ……」
曜「……」パクッ
曜「……ん、甘い」
124 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:15:22.58 ID:M/fSLwf0O
ダイヤ「……」カリカリ
曜「……」
ダイヤ「……」カリカリ
曜「あのね、ダイヤさん」
ダイヤ「何です?」
曜「えと、その……」
『ダイヤさんは私たちに何か隠してるわよ』
曜「……」
『私たちに壁を作ってる』
曜「あの……」
『ダイヤさんのことが好きなんでしょ?』
曜「……!!」
ダイヤ「曜さん」
曜「はい!?」
125 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:17:45.59 ID:M/fSLwf0O
ダイヤ「言い出せないことは言わなくてもいいのですよ」
曜「え?」
ダイヤ「無理に言わず、軽い冗談でも言って楽にしてくださいな」
曜「ダイヤさん……?」
ダイヤ「お手洗いに行ってきますね」
ガチャ
パタン
126 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:18:16.53 ID:M/fSLwf0O
ダイヤ「……盗み聞きなんて趣味が悪いですわね」
鞠莉「今更知ったの?」
ダイヤ「減らず口を……」
果南「いい加減観念してもらうよ」
ダイヤ「何がです」
鞠莉「隠し事下手かクセに無理してるじゃないわよ」
ダイヤ「だから隠し事などありません」
果南「言うまで通さないから」
ダイヤ「しつこい……」
127 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:19:01.79 ID:M/fSLwf0O
鞠莉「一つは家のことね」
ダイヤ「……」
鞠莉「ビンゴでしょ?」
ダイヤ「だったら何です。もし当たりでも貴女達には関係ないでしょう」
果南「まぁ、そうかもね。でもまだあるでしょ?」
ダイヤ「いい加減になさい。怒るわよ」
鞠莉「曜」
ダイヤ「……」
鞠莉「……と、梨子のこと」
ダイヤ「……!」
鞠莉「今度こそビンゴね」
128 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:19:57.15 ID:M/fSLwf0O
ダイヤ「何故梨子さんが出でくるのです」
鞠莉「曜のことは否定しないんだ」
ダイヤ「話を逸らさないでください!」
果南「気づいてるんでしょ?梨子が曜を好きなこと」
ダイヤ「……!」
鞠莉「私たちが気づいてないわけないじゃない」
ダイヤ「……それが、どうしたのです。2人の問題でしょう」
鞠莉「本当にそう思ってる?」
ダイヤ「何ですさっきから回りくどい。言いたいことがあるならハッキリ言いなさい」
果南「曜のことが好きなんでしょ?」
ダイヤ「……は」
果南「でしょ?」
ダイヤ「……何を馬鹿げた」
鞠莉「私の目を見なさい。逸らさないで」
ダイヤ「……!!」
129 :
◆dEze.0i5XE
:2017/10/30(月) 19:21:01.68 ID:M/fSLwf0O
果南「ダイヤ」
鞠莉「……」
ダイヤ「……それこそ、貴女達には関係ありません」
鞠莉「……そうね、そうだわ。でも、そうは思えないからわざわざハッキリ言いに来たのよ」
ダイヤ「……」
果南「ダイヤ、自分の様子がどれだけおかしいか分かってる?」
鞠莉「正直見てられないわよ」
130 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/10/30(月) 19:21:47.77 ID:M/fSLwf0O
遅くなってごめんなさい
続きます
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/30(月) 21:31:26.29 ID:BiaNZsMSO
雨「壁にでも話してろよ」
132 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/03(金) 16:04:37.21 ID:kE5mTAYH0
ダイヤ「だったら、見なければ」
ガシッ グイッ
ダイヤ「!」
果南「いい加減にしてよ!」
ダイヤ「……!」
鞠莉「果南」
果南「関係ない関係ないってさっきから!何、私達は友達でもなんでもないの!?」
ダイヤ「……」
果南「言いたくないなら、言えないことならもっと上手く隠してよ!そんなあからかまに変な様子でほっとくと思ってるの?まさか隠し通せると、誤魔化せると思った?」
ダイヤ「離してください」
果南「やだ。離してほしいなら喋って」
133 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/03(金) 16:05:31.68 ID:kE5mTAYH0
鞠莉「ダイヤ……お願い。何を隠してるの?」
ダイヤ「……」
果南「ダイヤ!」
ダイヤ「……結婚することになりました」
果南「え?」
鞠莉「けっ……こん?」
ダイヤ「許婚です。来月籍を入れる予定です」
果南「許婚……」
ダイヤ「驚くことでもないでしょう。そういう家柄ですから」
134 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/03(金) 16:06:05.16 ID:kE5mTAYH0
鞠莉「そんな急に!」
ダイヤ「急にではありませんわ。わたくしが16になる時には決まっていました」
鞠莉「そんなこと一言も聞いてないわよ!」
ダイヤ「言う必要がありませんから」
果南「何その言い方……」
ダイヤ「言ったところでどうにかなるんですか?貴女達には関係ないんですから」
果南「このっ……!」スッ
ダイヤ「ああ、顔を殴るのはやめてください。相手方に傷ついた顔を見せるのは失礼ですから」
果南「……!!」
ダイヤ「話が終わったなら離してくれます?」
果南「……」
ダイヤ「果南さん」
果南「……」パッ
135 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/03(金) 16:06:56.73 ID:kE5mTAYH0
鞠莉「……関係ないなんて言わないでよダイヤ……」
ダイヤ「……」
鞠莉「親友なんだから」
ダイヤ「……身近で大切だからこそ、取り繕いたくなる。正直に話すより、軽い冗談を言い合ってる方が楽しいでしょう?」
果南「それは……」
ダイヤ「らしくないことは分かってます。だけど、踏み込まれてしまうとすがってしまう」
鞠莉「ダイヤ……」
ダイヤ「だから、軽口で、冗談で、塗り固めて、隠して楽しむ。それでいいのです」
果南「……結婚したくないんだ」
136 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/03(金) 16:07:52.27 ID:kE5mTAYH0
ダイヤ「……本当は貴女達にも言いたくありませんでした。だって、こうやって踏み込もうとしてくるでしょう……せっかく塗り固めた壁の僅かな綻びを探して、そこを突いてくるから……」
鞠莉「当たり前でしょう。そんな自分をギュウギュウに固めて押し込んで苦しんでる親友を見て、ほっとけない」
ダイヤ「お気持ちは本当に嬉しいです。だけど、わたくしは貴女達の親友の前に黒澤家の長女。逃げるわけにはいきません」
果南「曜への気持ちはどうするの?」
ダイヤ「……」
鞠莉「ダイヤ……」
ダイヤ「帰って、ショートケーキと一緒に飲み込みますわ」ニコッ
137 :
◆dEze.0i5XE
[sage]:2017/11/03(金) 16:11:21.78 ID:kE5mTAYH0
続きます
138 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/04(土) 22:26:11.43 ID:Q0GpKvQ80
梨子「ケーキには美味しい紅茶ですね」
鞠莉「!梨子」
ダイヤ「わたくし、コーヒーが好きですの」
梨子「あら、カレーじゃないんですか?」
ダイヤ「……」
果南「梨子、いつからいたの?」
梨子「ごめんなさい、私も趣味が悪いんです」
鞠莉「全部聞いてたのね……」
139 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/04(土) 22:26:56.55 ID:Q0GpKvQ80
ダイヤ「……梨子さん、貴女は曜さんのこと」
梨子「ダイヤさんには関係ないでしょう?」
ダイヤ「……!」
梨子「私の問題なんですから。貴女には関係ない」
ダイヤ「……」
梨子「どうしました?私の顔に何かついてます?」
ダイヤ「いえ」
140 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/04(土) 22:27:25.21 ID:Q0GpKvQ80
梨子「あ、そうそう。今日ダイヤさんの家に遊びに行ってもいいですか?」
ダイヤ「はぁ?」
梨子「1回行ってみたかったんですよ私。広いんでしょう?」
梨子「それに、ほら。着物見せてもらえます?この間選んでた」
ダイヤ「……すみません、今日は予定がありますので」
梨子「あ、そうですよね。急にこんなこと言ってごめんなさい」
ダイヤ「いえ……」
鞠莉「梨子、貴女何しにきたの?」
梨子「何しにって、もう練習時間過ぎてますよ?呼びに来たんです。鞠莉さんと果南さん、中々来ないから」
果南「え、ああ、いや」
梨子「もう、千歌ちゃんのこと言えませんよ」
141 :
◆dEze.0i5XE
:2017/11/04(土) 22:28:01.82 ID:Q0GpKvQ80
鞠莉「そうじゃなくて!」
梨子「そうじゃなくて?」
鞠莉「……!」
果南「梨子……」
梨子「そんなに私の顔が気になりますか、3人とも」
鞠莉「……ええ、とってもユニークな顔してるわよ」
梨子「ひどいなぁ……ま、とにかく来るなら早くしてくださいね?先に戻ります」
果南「あ、梨子!」
鞠莉「私たちも戻りましょうか、果南」
ダイヤ「……もう話はよろしいので?」
鞠莉「済んでないけど、今日はもういいわ。早く生徒会室に戻ってあげて。曜が待ってるでしょ?」
ダイヤ「引き止めたのは貴女達でしょう」
果南「……早く練習来てね」
ダイヤ「ええ、善処します」
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