最原「超高校級の膝枕」

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124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 21:28:31.91 ID:4GYMKy2qO
>>123
ウホホッ!
125 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:33:45.73 ID:HOMFDn/20
赤松「ぎゃ、逆膝枕、って……?」

春川「要は……最原がアンジーに膝枕する、ってこと?」

夢野「なんじゃ、思ったよりは軽いお仕置きじゃのう」

茶柱「流石にそれは甘すぎるのでは?女子に膝枕するなんて、むしろご褒美じゃないですか!」

最原「茶柱さんは誰の味方なの!?」

茶柱「私にそれを言わせるつもりですか?」

最原「ああ、まぁ、うん。そうだよね……」

モノクマ「うぷぷ……オマエラわかってないね〜」

モノクマ「健全な男子にとって、女子を膝枕するってことがどれだけ大事か、考えてご覧よ」

モノクマ「だって自分の下半身に、女の子の顔が近づくわけだからね!下手したら男のロマン砲が暴発するかもしれないし、たまったもんじゃないと思うよ!」

モノクマ「あ、手錠と目隠しはそのままでね。そんな自由の効かない状況で、最原クンは不安と期待でワックワクのドッキドキってわけさ!」
126 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:34:51.33 ID:HOMFDn/20
赤松「お、男のロマン砲、って……」カアア

最原「ちょ、ちょっと!勝手に人の気持を捏造するなよ!大体、何の権限があってお前が僕のオシオキを決めるんだ!」

モノクマ「んー?じゃあ本校みたいに、『学級裁判』でも開いてみる?生徒間の問題は生徒間で解決するっていうのも、学園長としては素晴らしい考えだと思うよ」

モノクマ「ただし!そうなったら他のクラスメート全員に今日のことを説明しないといけないよね!それは避けた方がいいんじゃないのかな〜?うぷぷぷぷぷ」

最原「うぅ……」

東条「王馬君辺りに知られたら、更に面倒なことになりそうね」

白銀「私が言うのも何だけど、受け入れたほうがいいんじゃないかなぁ?」

夢野「確かに白銀にとってはその方がいいじゃろうな。お主がやった行いも皆に知れ渡ってしまうからのう」

白銀「そ、そういうのじゃないってば!」

春川「私としても……あんまり他の奴に話すのは気が進まないかな」

赤松(百田くんはそんなこと気にしないと思うけどね。ただ……)

モノクマ「で?どうなのよ最原クン?」

最原「……わかった。オシオキを受け入れるよ」

アンジー「うんうん。終一ならそう言ってくれると思ったよー」

赤松(……やっぱり、そうなっちゃうよね。最原君は優しいもんね。嫌がってる人がいるなら、自分の都合を優先するはずないし)



アンジー「――で、モノクマ?それだけじゃないんでしょ?」

赤松「え?」

最原「えっ」
127 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:36:28.29 ID:HOMFDn/20
モノクマ「あれれー?アンジーさんにはバレちゃってたかー」

アンジー「だって、転子が言ってたみたいに……それだけだと、軽すぎるよね?」

アンジー「アンジーが受けた悲しみは、そんなものじゃ癒やされないかなー」

モノクマ「うぷぷぷぷ。それじゃあご要望にお答えして、追加条件を発表したいと思いまーす!」

モノクマ「最原君クンは、目隠し・手錠に加えて……パンツ一丁で膝枕してもらうよ!」

最原「!?」

赤松「!?」


モノクマ「男女、拘束、膝枕。何も起きない筈がなく……」

モノクマ「あ、今の『起きない』って、ダブルミーニングになってたんだけど、気付いてくれたかな?」

モノクマ「うぷぷぷぷ……気をつけた方がいいよ、最原クン。パンツ一枚の状態じゃ、ズボンのシワってことで誤魔化せないからね!」

最原「ちょ、ちょっと……待ってよ!流石に、それは!」

モノクマ「んー?パンツ一枚じゃ恥ずかしい?しょうがないな。じゃあ上半身はそのままでいいよ」

モノクマ「ただし!下半身はパンツ以外の着用は認めないからね!」
128 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:37:43.31 ID:HOMFDn/20
最原「そ、そんな……」

アンジー「にゃはは、神ってるね〜!」

モノクマ「そうそう、女子の方も、パンツを脱がせるのは禁止だからね!ボクはほんのり甘酸っぱいのは大好物だけど、ストレートなのはアウトだよ!当然だよね?ここ教育機関だもん!」

モノクマ「そういうわけだから、注意してね。赤松さん、アンジーさん」

アンジー「うん、わかったよ〜」

赤松「え、ええ!?なんでそこで私の名前出すの!?」

モノクマ「え?だってこれは君たち2人への贖罪のために行うオシオキなんだよ?当然、膝枕の対象には赤松さんも含まれてるよ」

モノクマ「ふー疲れた疲れた。じゃあそういうわけだから……後はヨロシクね!ルールを守って楽しくオシオキ!」


そう言い残して、モノクマは嵐のように消え去ってしまった。
アンジーさんとまだトリップしてる入間さんを除いて
その場にいる全員が呆然としていた。
突然のことでまだ頭が追いついてないけど――
こ、これって……私も、オシオキに参加しないといけないってことなの?
ちょっとこれは、いきなりすぎるというか……


赤松「と、というか……私は別に贖罪なんか望んで無いし……最原君を困らせるぐらいなら――」


オシオキなんか参加しない、と言いかけた私を止めたのは
意外な人物だった。
129 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:38:34.87 ID:HOMFDn/20
東条「いいえ、赤松さん。あなたもちゃんと参加するべきよ」

赤松「へ!?と、東条さん、何言って――」

東条「――彼女を1人で好きにさせたら、今度こそ何をするかわからないわよ」ボソッ

赤松「あっ……」

東条「さっきはある意味お預けを食らってしまったようなもの。そのフラストレーションをこのオシオキで発散しようとしてるのかもしれないわ」

東条「だから、あなたが見張っておくべきよ。何か間違いが起きないように」

赤松「……」

東条(とは言っても、本当に一線を越えようとしたら流石にモノクマが止めるでしょうけどね。監視カメラもあることだし)

東条(このオシオキは、あなたにとっても自分の気持に素直になるチャンスじゃないかしら。頑張ってね、赤松さん)
130 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:39:52.04 ID:HOMFDn/20
赤松「……わかったよ。私も、このオシオキに――」

最原「ちょ、誰!?何してるの!?」

アンジー「じっとしててよ終一。すぐ済むから」

赤松「って、何してるのアンジーさん!?」

アンジー「んー?だって、終一は手錠付けられてるから……自分でズボン脱げないでしょ?だからアンジーが手伝ってあげてるんだよ」

赤松「そ、それはそうだけど……」

入間「……アレ?モノクマのやついつの間に消えたんだ?」

赤松「あー!もう!皆、解散だよ!アンジーさんと私以外、女子は出ていってね!」

入間「ええ!?ここ、俺様の研究室なのに!?」

赤松「ゴメン!けど、最原君の名誉に関わるから!ほら、早く早く!」

夢野「赤松にしては強引じゃのう。まぁ、無理もないか」

茶柱「あ、あの、最原さん。あまり気にしないでくださいね。今更かもしれませんが、最原さんが悪い人じゃないってことは、転子たちもよくわかってますから……それでは!」

白銀「うぅ……本当にごめんね最原君!後この事はどうか内密に!」

春川「結局、膝枕検証実験もうやむやになったね。時間無駄にした気分だよ」

東条「そう思うのも無理はないけれど、一番の被害者は最原君よ。私も、後でフォローしてあげなければね。――メイドとして」

入間「よくわかんねーけど……結局、俺様を超える膝枕は存在しなかったってことだな!ヒャーッヒャッヒャッ!」


バタン
131 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:41:58.93 ID:HOMFDn/20
こうして、超高校級の発明家の研究室の中には
私とアンジーさん……それに、目隠しされた状態で手錠で拘束され
更には下半身は下着以外何も身に着けておらず
不安げな表情でソファーに座っている最原君の3人のみが残された
――明らかにおかしいよね、この状況
ど、どうしよう。顔が異常に熱いよ……


アンジー「――終一。怖がらなくていいよ?」ボソッ

最原「!?」ビクッ

アンジー「アンジーは、終一の嫌がることなんてしないから。むしろ逆」

アンジー「終一が悦んでくれること、嬉しいと思ってくれることを沢山してあげる」

アンジー「だから、いっぱい、いーっぱい……ドロドロに神っちゃおうね……?」

最原「う、うぅ……」
132 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:42:45.51 ID:HOMFDn/20
……ちょっと目を離した隙に、アンジーさんが最原君の耳元で何か囁いてる
なんか、最原君も顔真っ赤にしてるし……

――私だって、最原君に伝えたい事は、いっぱいあるんだから


アンジー「そうだ、楓ー。この膝枕も、さっきみたいに終一に当てて貰おうよ」

赤松「……え?」

アンジー「アンジーたちで終一にアピールしてー、今どっちを膝枕してるか『推理』してもらうんだよ。神ってるでしょ?」

最原「い、いや……僕はもうそんなこと」

赤松「……わかった。そうしようよ」

最原「……えぇ!?あ、赤松さん!?」
133 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:45:21.60 ID:HOMFDn/20
――宣戦布告ってわけじゃないけど。
私もアンジーさんに負けてられない。
口に出さなきゃ、伝えられないことだってあるもんね。
だから私も座ってる最原君に近づいて
アンジーさんと同じように、耳元で囁いてみた。

赤松「あ、あのね……最原君。今、最原君が目隠ししてくれててよかったよ……私、今顔真っ赤になってるだろうから……」ボソッ

最原「う、うん……」

アンジー「おー。楓もやる気満々だねー!」


赤松「私もさ、その……頑張るから。私だってわかってもらえるよう、いっぱいアピールするから」

赤松「アンジーさんと同じくらい……ううん、アンジーさんに負けないくらい、沢山、アピールするから」


赤松「――だから、私に、気付いてね?」



赤松「……信じてるからね?『超高校級の探偵』――『最原終一』君?」



終里
134 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:46:36.63 ID:HOMFDn/20
赤松と最原がイチャイチャしてるSSが意外と少なかったので自分で書きました。
これで完結です。
お付き合い頂きありがとうございました。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 22:48:09.30 ID:79kXOppFO
おや?続きが見えませんね…
136 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/04(水) 22:49:02.13 ID:HOMFDn/20
関係があるかもしれないSS
・舞園「超高校級の耳かきボイス」
・苗木「超高校級のセクハラ裁判」

html化依頼出してきます
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 23:52:27.00 ID:c6b5JbeA0
ラストが最高に可愛い
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 12:14:09.23 ID:pxAvbCJDO
くわえはしないが頬ずりぐらいはするんだろう?
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 12:38:45.54 ID:WJ8X8eiVo
続きも見たかった
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 12:41:53.93 ID:H058+tBEo
スラスラ読めるな〜と思ったらセクハラ裁判の人でしたか納得
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 18:05:43.40 ID:3KjLY72a0
すっかり蚊帳の外の入間さんェ……
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 23:13:03.26 ID:JQduNj/UO

読んでるこっちまでそわそわすると思ったらあんたか
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/25(木) 06:22:47.76 ID:6lcT1VWy0
あげ
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