ほむら「貴女がくれたもの」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:53:47.77 ID:4RLwC4O6O
※注意事項

初投稿です。東方とのクロスになります。

割と長いですが台本形式ですのでサクサク読めると思います。

独自の設定や解釈があります。あくまで二次創作としてお楽しみください。

ほむほむが好きです。でも藍様はもっと好きです。

セリフについて下記のようになってます。

「 」 通常の会話文

( ) モノローグ

『 』 魔法少女の念話

《 》 藍様の術による念話

[ ] 電話等

少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


それでは投下します。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504338827
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:54:33.79 ID:4RLwC4O6O
藍「御呼びですか、紫様」

紫「藍、そう遠くない未来に外の世界で異変が起こるわ」

紫「幻想郷にも影響が及びかねない規模よ」

紫「貴女は外の世界に行き其れを未然に防いで貰えるかしら?」

藍「わかりました」

藍「具体的な異変の内容は?」

紫「其れを調べるのも貴女の仕事よ」

紫「一つ言えるのは、凄まじい力が渦巻いているという事」

紫「現地に魔法少女と呼ばれる者が居るから、接触して上手く情報を引出しなさい」

紫「其れと、明日から貴女には見滝原中学に通って貰うわ」

藍「明日!? また急ですね」

紫「貴女は外の世界にも精通しているし、老若男女誰にでも化けられるでしょう?」

藍「そう言う問題では無いのです…其れに何故その学校なのですか?」

紫「その学校に魔法少女が居るからよ。それくらいは調べてあるわ」

紫「転校手続きは済ませて置いたから、早速向かって頂戴」

藍「はい、お任せください」

紫「頼んだわよ、藍」


藍(化けるなら今の私の姿から離れている方がいいわね)

藍(霊夢を少し幼くしたイメージにしよう)

藍(序でに口調も変えようかしら…)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:55:24.13 ID:4RLwC4O6O
――ほむら転校の一週間前


早乙女「本日は皆さんに転校生を紹介します」

さやか「そっちが後かよ」

早乙女「八雲さん、入って」

藍「はい」

さやか「うわっすげぇ美人」

まどか「綺麗な子だね」

早乙女「それじゃ八雲さん、自己紹介いってみよう」

藍「八雲藍です」

藍「東北の田舎から来たので分からない事も多いと思いますが、友達として色々教えてくれたら嬉しいです」

藍「よろしくお願いします」

早乙女「八雲さんは一番後ろの空いている席に座ってね」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:55:57.43 ID:4RLwC4O6O
――HR終了後


女子生徒A「八雲さんって前はどんな学校に居たの?」

女子生徒B「田舎ってどんなところ?」

女子生徒C「すっごい髪綺麗だよね、どんなシャンプー使ってるの?」

女子生徒D「部活とかやってた?」

藍「前は―――」

さやか「転校生、早速囲まれちゃってるね」

まどか「綺麗な子だし仕方ないよ」

仁美「でも、不思議な雰囲気の方ですわ」

さやか「そう? あたしは何も感じないけど」

仁美「ええ、普通の人とは違う感じがしますわ」

さやか「普通の人とはって・・・じゃあ何だって言うのさ」

仁美「それは・・・私もそう感じただけですので・・・」

まどか「ならさ、帰りに誘って見ない?」

まどか「友達になれたなら、それはとっても嬉しいなって」

さやか「そうだね。いつもの喫茶店にでも連れていってあげますか」

仁美「では、まずはお昼にでも誘ってみませんか?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/02(土) 16:56:40.22 ID:4RLwC4O6O
――昼休み


さやか「何なんだあの転校生はああぁぁぁ」

さやか「才色兼備、文武両道でおまけに無敵超人だぁ?」

まどか「さやかちゃん、落ち着いて・・・わけわかんないよ」

仁美「それより、早く声を描けませんと」

さやか「そうだった! おーい転校生」

藍「何? えぇと・・・」

さやか「あたしは美樹さやか。よかったら一緒にお昼食べない?」

藍「いいよ、さやか」

さやか「!」

藍「あぁごめん。私の住んでた処がそうだったから」

藍「馴れ馴れしかったかな?」

さやか「ううん、私も藍って呼んで良い?」

藍「ああ」

まどか「さやかちゃんばっかりずるいよ」

さやか「いやーごめんごめん」

まどか「私は鹿目まどか。まどかって呼んでね」

藍「よろしく、まどか」

仁美「私は志筑仁美と申します。よろしくお願いしますわ」

藍「ああ、よろしく仁美」

さやか「よーしっ、あいさつも終わったところでご飯食べようか」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:57:32.22 ID:4RLwC4O6O
――放課後


まどか「それでね、さやかちゃんたら」

藍「はは、さやかは中々ユニークだね」

仁美「さやかさんらしいですわね」

さやか「なんだとー、そう言うまどかだってこの前――」

まどか「そ・・・その話はいいよぉ」

仁美「もうこんな時間・・・私そろそろ行かなくては」

さやか「お嬢様は大変だね〜」

まどか「頑張ってね仁美ちゃん」

藍「またね、仁美」

仁美「はい。それでは失礼致します」

さやか「この後どうしようか?」

藍「そうだな・・・この街を案内してくれると有り難いが」

まどか「ウェヒヒ、藍ちゃんにお勧めのお店に教えてあげるね」

さやか「あーいいね、そうしようか」

藍「ふふ、期待しておくよ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:58:14.80 ID:4RLwC4O6O
――ほむら転校日


早乙女「本日はまた、転校生を紹介します」

さやか「珍しいね、この時期に二人もなんて」

まどか「どんな子だろうね」

藍(転校生か・・・)

早乙女「暁美さん、入って」

さやか「うわっまたしても美人」

まどか(えっ? あの子?)

藍「まどか? どうかした?」

まどか「な・・・なんでもないよ」

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

ほむら(まどか・・・今度こそあなたを救ってみせる)チラ

さやか(まどかのことを睨んでる?)

まどか「――!」ビクッ

ほむら「!」

ほむら(後ろの席の子は誰?)

ほむら(あんな子、今までの時間軸には居なかった)ジー

ほむら(とにかく注意する必要が有りそうね)ジー

まどか(あれ? 私じゃなかったのかな)

藍(私を見てる?)

藍(この一週間おかしな事は無かった)

藍(彼女が来たことにより転機が訪れるか・・・?)

早乙女「暁美さんは中沢くんの隣に座って下さい」

早乙女「それではHRを始めます」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:58:47.18 ID:4RLwC4O6O
――HR終了後


少女A「暁美さんって前はどんな学校だったの?」

少女B「部活とかやってた?」

少女C「暁美さんも髪綺麗だよね」

ワイワイガヤガヤ

さやか「また囲まれちゃってるよ」

さやか「話題を奪われた藍さん、心境は如何ですか?」

藍「私にはさやかが居るから十分さ」

さやか「な、なに言ってんのよ///」

まどか(あれ? まんざらでもなそう)

仁美「キマシ」

藍「冗談だ」

さやか「まったく・・・詰まんない冗談やめてよね」

ほむら(・・・・・・)

ほむら「ごめんなさい。少し緊張し過ぎたみたい」

ほむら「保健室に行かせて貰えるかしら?」

少女A「それなら私が案内するよ」

ほむら「いえ、係の人にお願いするから平気よ」

ほむら「これからもお世話になるだろうから挨拶もして置きたいし」

少女B「鹿目さーん、暁美さん保健室行きたいって」

まどか「あ、うん」

ほむら「あなたが鹿目まどかさん? 保健室、連れていって貰えるかしら?」

まどか「うん。いいよ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 16:59:28.14 ID:4RLwC4O6O
――廊下にて


まどか「あの・・・暁美さん・・・」

ほむら「ほむらでいいわ」

まどか「あ、その・・・ほむらちゃんって変わった名前だよね」

ほむら「・・・」

まどか「変な意味じゃなくって・・・その・・・」

ほむら「鹿目まどか」

ほむら「あなたは自分の人生が尊いと思う? 家族や友達は大切にしてる?」

まどか「え? うん・・・とっても大切で大好きな人達だよ」

ほむら「なら、今とは違う自分になろうと思わないことね」

ほむら「さもなくば全てを失なうことになる」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/02(土) 17:00:27.62 ID:4RLwC4O6O
――放課後 いつもの喫茶店


さやか「はぁ? なにそれ」

さやか「才色兼備、文武両道と思いきや実はサイコな電波さん!?」

さやか「藍とは違うキャラを立ててくるとは・・・くぅ〜やるな転校生!」

まどか「それでね、笑わないで聞いて欲しいんだけど」

まどか「あの子と夢の中で会ったような?」

さやか「あっはっはっは」

さやか「まどかにまでキャラが立ち始めた」

まどか「さやかちゃん! 笑わないでって言ったのに」

さやか「いや〜ごめんごめん」

藍「ふふ、あんまり笑ったらまどかに悪いぞ」

仁美「そう言えば、藍さんは暁美さんと会ったことがあるのですか?」

藍「いや、無いよ」

まどか「でも、じっと見られてたよね」

まどか「最初は私が見られてるのかと思っちゃった」

さやか「ほら、あれだよ夢の中であったとか」

まどか「さやかちゃん・・・それはもうやめてよ///」

藍「気にしても仕方無いさ」

藍「ところで、まどか」

藍「彼女は全てを失う事になるといったのかい?」

まどか「うん、今とは違う自分にはなっちゃ駄目だって」

さやか「なにさ、転校生の言ったこと気にしてんの?」

さやか「気にするだけ無駄だって」

藍「いや、物事には全て意味がある」

藍「其がどんなに些細な事であってもだ」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:01:04.56 ID:4RLwC4O6O
藍「無意味な事と決めつけて無視をするのは感心しないな」

さやか「じゃあどんな意味があるって言うのさ?」

藍「其はまだ解らないが・・・」

さやか「藍がそう言うなら何かあるんだろうけどさ」

さやか「あんまり考え過ぎるのも良くないよ」

藍「ああ、解ってるさ」

藍さやか「・・・」

仁美「すみませんが私はそろそろ」

藍「もうそんな時間か」

さやか「相変わらず大変だね〜」

まどか「頑張ってね、仁美ちゃん」

仁美「はい。それでは失礼致します」

藍「またね、仁美」

さやか「そうだ、この後CD屋寄ってもいい?」

まどか「上条くんの?」

さやか「まぁね、この間のCDも気に入ってくれてたみたいだし」

藍「其じゃ行こうか」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:01:55.91 ID:4RLwC4O6O
――CDショップ


まどか「〜♪」ウェ ヒ ヒ ウェヒ ワラッテルンダロウカ

まどか(たまにはこう言う曲も良いよね)

さやか「えーと・・・」

さやか「?」ウーン

さやか「今一かな?」

???『まどか・・・まどか・・・』

???『助けて・・・まどか』

まどか「何? 誰かが呼んでる?」

まどか「私・・・行かなきゃ」タタッ

藍「まどか?」

藍「さやか! まどかの後を追うよ」

さやか「ちょっと待って、今ノーベル賞物の発見をした!」

藍「良いから行くよ」グイッ

さやか「ああ・・・世紀の大発見が・・・」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/02(土) 17:02:31.15 ID:4RLwC4O6O
――改装中フロア


まどか「あなたが私を呼んだの?」

ほむら「まどか、ソイツから離れて!」

まどか「ほむら・・・ちゃん?」

まどか「ほむらちゃんがやったの?」

まどか「駄目だよ、酷いことしないで」

ほむら「あなたには関係無いことよ」

ほむら「さあ、ソイツをこっちに渡して」

さやか「まどか、下がって!」

まどか「さやかちゃん!」

藍「さやか、消火器はやり過ぎだったのでは?」

さやか「そんな場合じゃ無いでしょ」

さやか「何なのよあいつ、コスプレで通り魔って頭おかしいんじゃないの?」

まどか「ねえ、さやかちゃん藍ちゃん何か変だよ」

さやか「・・・何なのここ?」

まどか「な・・・何か居るよ」

さやか「冗談だよね? 私、悪い夢でも見てるんだよね?」

まどか「やだ・・・来ないで」

さやか「く・・・来るな!」

藍「破ッ」バキッ

藍「二人とも私から離れるな!」ドカッ

まどか「すごい、あの変なのをやっつけてる」

さやか「藍、あんた何者?」

藍「別に? 田舎育ちだから荒事には慣れてるだけさ」

藍「熊とか猪も出るしね」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:03:09.10 ID:4RLwC4O6O
さやか「マジで!? 田舎育ちパネェ・・・」

まどか「さやかちゃん・・・」

藍「良ければ後で教えてあげるよ」バキッ

藍「おっと」サッ

藍(うーん、普通に殴っただけじゃ死なないか)

藍(二人の前で力を使うわけにもいかないし・・・)

藍(どうしたものか)

ドガガガガ

さやか「な、何? 綿毛が急に居なくなった」

???「危ない所だったわね」

さやか「あ、あなたは?」

???「ちょっと待っててね。一仕事片付けちゃうから」ドガガガガ

???「ふぅ」

まどか「すごい・・・」

さやか「ジーザス」

???「私の名前は巴マミ。見滝原中学の三年生よ」

マミ「あなた達、キュウべぇを助けてくれたのね」

マミ「ありがとう。キュウべぇは私の友達なの」

キュウべぇ「ありがとうマミ。助かったよ」

マミ「もう、気を付けなきゃ駄目でしょ?」

まどか「その子、キュウべぇって言うんですか?」

まどか「あなたが私を呼んだの?」

さやか「まどか?」

キュウべぇ「そうだよ、鹿目まどか、美樹さやか」

さやか「何で私達の名前を?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:03:57.63 ID:4RLwC4O6O
さやか「と言うか藍は?」

キュウべぇ「君は初めて見る顔だね」

キュウべぇ「でも素質は申し分ない」

キュウべぇ「僕、君たちにお願いがあって来たんだ」

まどか「お願いって?」

キュウべぇ「僕と契約して、魔法少女になってよ」

さやか「魔法少女? って何さ」

マミ「いきなり言われても分からないわよね」

マミ「あなた達、この後時間はあるかしら?」

マミ「魔法少女について話をしてあげるわ」

ほむら「それには及ばないわ」

さやか「転校生!」

マミ「魔女は逃げたわよ」

ほむら「私が用のあるのは――」

マミ「飲み込みが悪いのね、見逃してあげるって言ってるの」

マミ「お互い余計な争いとは無縁でいたいでしょう?」

ほむら「・・・・・・」

ほむら「忠告しておくわ、彼女達を巻き込まないで頂戴」

マミ「あら? 契約を決めるのはこの子達よ」

マミ「あなたこそ、余計なことを吹き込まないで頂戴」

ほむら「・・・」

ほむら「忠告が無駄にならない事を祈ってるわ」

まどか「ほむらちゃん・・・」

藍(・・・・・・)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:04:30.38 ID:4RLwC4O6O
――マミのマンション


――少女説明中――


さやか「何でも願い事が叶うのか〜」

さやか「不老不死とか、金銀財宝とか、圧倒的カリスマとか!?」

まどか「さやかちゃん、最後のはちょっと・・・」

キュウべぇ「契約する気になったかい?」

キュウべぇ「特にまどかと藍。君たちは凄い素質を持っているよ」

藍「素質ねえ」

さやか「あれ? さやかちゃんは?」

マミ「キュウべぇ、あまり急かすものじゃないわ」

マミ「たった一つの願い事ですもの、慎重に考えるべきだわ」

キュウべぇ「僕としては直ぐにでも契約して欲しいんだけどなあ」

マミ「せっかちな男の子は嫌われるわよ」

キュウべぇ「マミ、僕に性別はないよ」

さやか「急に願い事って言われても、思い付かないや」

まどか「そうだよね」

藍「無理に叶えてもらう事は無いんじゃないか?」

さやか「藍?」

藍「願い事や夢って言うのは、自分の力で叶えてこそ意味がある」

藍「もちろん、思い通りにいかないこともあるだろうが、努力したことは無駄にはならない」

藍「自分の力となり自信に繋がる」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:04:59.81 ID:4RLwC4O6O
藍「其に、過ぎ足る願いは身を滅ぼすぞ」

さやか「藍は魔法少女になることに反対なの?」

藍「逆にさやかは何故なりたいんだい?」

さやか「それは・・・」

藍「恭介の事か?」

さやか「べ、別にあいつのことなんか」

藍「嘘は付かなくていい、彼の事が心配なんだろう?」

藍「容態もあまり良くない用だしな」

さやか「うん・・・」

さやか「ねぇマミさん。願い事って他の人の為でもいいの?」

マミ「今話に出てた男の子のことかしら?」

キュウべぇ「前例がないわけでは無いし、可能だよ」

マミ「でも、あまり賛成は出来ないわね」

さやか「何でですか?」

マミ「美樹さん、あなたは彼の夢叶えたいの? それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいの?」

さやか「それは――」

マミ「嫌な言い方でごめんなさい。でも大切なことよ」

マミ「他人の為に願うならなおのこと、何故自分がその願いを叶えたいのかをはっきりさせておかないと」

さやか「私は・・・」

マミ「焦ることはないわ、たった一つの願い事ですもの」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:05:35.55 ID:4RLwC4O6O
藍「やはり、私は反対だ」

さやか「藍?」

まどか「藍ちゃん・・・」

マミ「八雲さん、どうしてかしら」

藍「さやか、君は優しい人だ。自らの犠牲を省みず願いを他人の為に使えるのだから」

藍「だからこそ、君に戦いは向いていない」

マミ「どうしてかしら? 美樹さんなら正義の魔法少女として沢山の人を救えると思うけど」

藍「ええ、そう思います。ですが理想と現実は違う物です」

藍「さやか」

さやか「なに?」

藍「君は人を殺せるか」

さやか「そんなこと出来るわけないじゃん!」

藍「恭介が人質に取られてもか?」

さやか「どういう事よ?」

藍「魔法少女の敵は魔女とは限らないと言うことさ」

マミ「八雲さん、あなたの言いたいことは解るわ」

キュウべぇ「確かに、GS目当てで他の魔法少女を襲う子もいるよ」

まどか「そんな・・・」

さやか「あたしはそんなの認めない!」

マミ「でも、それは滅多に無いことよ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:06:18.93 ID:4RLwC4O6O
マミ「GS目当てで縄張りを拡げても、自分が狙われるリスクが高まるだけですもの」

藍「だが、無いわけではない以上いつかは選択を迫られるときが来る」

藍「その時迷いが生じれば・・・さやか、死ぬのは君だ」

藍「私は君に死んで欲しくない」

さやか「藍・・・」

さやか「わかったよ、あんたがそこまで言うなら―――」

マミ「そんなに難しく考えなくてもいいんじゃないかしら?」

マミ「相手が襲ってきても、その子を殺さなきゃいけない訳ではないでしょう?」

マミ(折角素直な後輩が出来そうなのに! 邪魔しないでよ)

マミ「魔法少女どうしの争いなんてそうそう起きるものでもないし」

マミ「それに、仲間が居ればそういった危険は回避出来るわ」

マミ「そうだわ! あなた達、私の魔女退治に着いてこない?」

マミ「まだ魔法少女がどういうものか解らないでしょうし」

マミ「魔法少女体験ツアーをやりましょう」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:07:02.10 ID:4RLwC4O6O
――翌日


さっそく明日の放課後から行きましょう 


さやか「マミさんはああ言ってたけど、私はどうしたいのかな・・・」

まどか「おはよう、さやかちゃん!」

さやか「!」

さやか「おはよう、まど―――」ブッ

さやか「あ、あああんたそれ」

仁美「どうされましたの? さやかさん」

まどか『普通の人には見えないみたい』

さやか「えっ?」

仁美「?」

まどか『テレパシーって言うんだって。心で念じればさやかちゃんも出来るよ』

さやか『おおっ! いつの間に私達にもそんなマジカルな力が?』

キュウべぇ『君達は魔法少女ではないから僕の中継が必要だけどね』

藍「おはよう」

仁美「おはようございます。藍さん」

さやか「おはよう!」

まどか「おはよう、藍ちゃん」

藍「待たせてしまったかな? 早く学校に行こうか」

まどか「私達もいま来たところだよ」

さやか「それじゃ行きますか!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:07:38.58 ID:4RLwC4O6O
――教室


さやか「おはよう!」

少女A「おはよう、さやか」

少女BC「おはよー」

さやか「転校生・・・!」

まどか「キュウべぇ、狙われたりしないよね?」

マミ『流石に学校で襲ってくる事はないと思うけど』

マミ『何かあったら私がすぐ駆けつけるから平気よ』

ほむら(・・・・・・)

さやか『マミさん!おはようございます』

まどか『おはようございます』

藍『おはようございます』

マミ『おはよう』

さやか『いや〜、テレパシーって思った以上に便利だね』

藍「仁美、今日の放課後は時間とれるのかい?」

藍『便利だからと言って頼り過ぎるのは良くないぞ』

仁美「申し訳ありません、今日もお稽古がありまして」

さやか『いいじゃんか〜、気分だけでも魔法を味わったって』

藍《おはよう、ほむら》

マミ『確かに便利だけど、魔法に頼り過ぎるのは良くないわ』

マミ『それじゃGSがいくつあっても足りないもの』

藍「そっか・・・残念だが仕方無いな」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:08:34.04 ID:4RLwC4O6O
ほむら(・・・)

ほむら《何の用かしら》

さやか『き、気を付けます』

まどか『でも、離れててもおしゃべり出来るのは良いよね』

藍「今度は是非私のうちに来てくれ」

藍《おはよう》

ほむら《・・・・・・・・・・・・おはよう》

仁美「はい。楽しみにしておきますわ」

藍《違う術式の物だから、盗聴の心配はないよ》

マミ『ふふ、そうね』

ほむら《違う術式?》

ほむら《と言うか、あなた器用ね》

藍『内緒話も出来るしね』

藍《そう? 慣れれば此くらい簡単だよ》

さやか『はっ! て言うことは・・・カンニングし放題じゃん』

藍《ほむら、単刀直入に聞くが君は何を知っているんだ?》

仁美「藍さんは一人暮らしでしたわね」

藍『さやか・・・』

藍《何か目的があるんじゃないか?》

まどか『さやかちゃん、ずるは駄目だよ』

ほむら《あなたには関係無いことよ》
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:09:16.86 ID:4RLwC4O6O
藍「ああ、家の事情でね」

藍「其の分気兼ねなく過ごせるよ」

仁美「明後日でしたらお稽古がありませんから、お邪魔しても宜しいでしょうか?」

藍「ああ、構わないよ」

藍《魔法少女に関わることなら無関係とは言えないんじゃないか?》

藍「仁美は、コーヒーと紅茶どっちが好きかな?」

マミ『美樹さん、魔法を不正なことに使うのは感心しないわよ?』

仁美「私はコーヒーの方が好きですわ。家では紅茶ばかり出て来ますが」

藍「なら、最高のコーヒーを御馳走するよ」

ほむら《話した所で信じられるわけないわ》

仁美「はい、楽しみにしておきますわ」

仁美(明後日が待ち遠しいですわ)

藍『ははっ、さやからしいけどね』

藍《其を決めるのは私だ》

藍《信じられない事なら既に起こってるしね》

まどか『ウェヒヒ、さやかちゃん授業中いつも寝てるもんね』

ほむら《大体あなたは巴マミの仲間でしょう? キュウべぇを襲った私は敵のはず》

マミ『美樹さん、授業はちゃんと聞かないと駄目よ』

さやか『が、頑張ります・・・』

藍『一人だけ補習になっても知らないぞ』

藍《私は彼女の仲間になったつもりも、君の敵になったつもりもないが?》
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:10:03.59 ID:4RLwC4O6O
藍「そろそろ授業だし、席に着こうか」

仁美「そうですわね」

さやか「ん?もうそんな時間?」

さやか『マミさん、授業が始まるのでまた後で』

マミ『ええ、またね』

藍《此でゆっくり話が出来そうだ》

ほむら《言ったでしょう、話すつもりはないと》

ほむら《大体、あなたは何者なの? 目的はなに?》

藍《私も一週間前に転校して来たんだ》

ほむら《私はあなたの目的を聞いているの!》

藍《そう怒るな、当面の目的は君と仲良くなる事・・・じゃ駄目かい?》

ほむら《ふざけないで!》

藍《私は真面目さ、別に私を信じろとは言わないよ》

藍《私がほむらを信じているんだ》

ほむら《何よそれ・・・》

藍《ふふっ、何だろうね》

藍《・・・私は二人を魔法少女にはしたくない》

藍《どうにも、彼女は二人を魔法少女にしたがってるようでね》

藍《出来れば君にも協力して貰いたいのだが・・・》
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:10:56.76 ID:4RLwC4O6O
ほむら《あの二人を捲き込むのは、私も反対よ》

藍《なら!》

ほむら《それとこれとは別。私は私でやらせてもらうわ》

藍《頑なだな。手を組んだ方がより確実だと思うけど?》

ほむら《私の勝手よ》

藍《そうか・・・》

藍《ところで、ほむらはコーヒーと紅茶どっちが好きかな?》

ほむら《何よいきなり》

藍《只の興味本意だよ》

ほむら《・・・コーヒーかしら》

藍《なるほどね。良くわかった》

ほむら《どういう事かしら?》

藍《実は今のはちょっとした心理テストでね》

ほむら《心理テスト・・・?》

藍《嘘だけどね》

ほむら《はぁ?あなたいい加減に―――》

藍《少しは感情が出るようになってきたな》

ほむら《!?》

藍《心の“おもさ”を分からない者に他人の心は救えない》

藍《人を救うと言う事は、その人の心を救うと言う事だ》

藍《まあ、何かあったらいつでも言ってくれ》

ほむら《・・・・・・》
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:11:43.40 ID:4RLwC4O6O
――放課後


マミ「それじゃ魔法少女体験コース、行ってみましょうか」

マミ「何か準備はしてきたかしら?」

さやか「私は一応バットを」サッ

藍「私は拳が武器ですので」

まどか「私は・・・その、取り敢えず衣装を考えてみたんですけど・・・・・・」オズオズ

さやか「あっはっはっはっは、まどからしいや」

マミ「ふふっ、意気込みとしては十分ね」

藍「くっ、よ・・・良く描けてると思うよ」プルプル

まどか「わ、笑わないでよぉ///」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:12:21.77 ID:4RLwC4O6O
――少女探索中――


マミ「こうやってソウルジェムをかざしながら探して行くの」

さやか「結構地味なんですね。もっと魔法でパーっと探せないんですか?」

藍(確かに、効率が悪いな)

藍(まあ、霊夢達が異常とも言えるが)

まどか「いつもこうやって探してるんですか?」

マミ「そうよ。でも、闇雲に探し回ってる訳じゃないのよ」

マミ「繁華街の様に人の集まる場所、逆に路地裏や廃屋みたいな人のいない場所」

マミ「そう言った所に魔女は潜んでいるわ」

まどか「それで繁華街に来たんですね」

さやか「私はてっきり買い物にでも来たのかと・・・」グー

マミ「もう! 遊びじゃないのよ美樹さん」

さやか「す、すみません・・・」クルックー

藍「まあ・・・小腹が空いたのは確かだね」

さやか「だよね! 流石藍は解ってる!」

マミ「二人とも!」

さやか「う・・・すみません」

藍「まあまあ、腹が減ってはなんとやらと言うし」

藍「歩きながら摘まむくらいなら構わないでしょう」

藍「其処でたい焼きを買ってくるよ」

マミ「まったく、八雲さんは勝手すぎるわ」

さやか「たまには良いじゃないですか! ね、まどか?」

まどか「う、うん。そうだね」

マミ「もう、鹿目さんまで・・・今日だけよ」

さやか「はーい」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:13:06.61 ID:4RLwC4O6O
藍「お待たせ」

マミ「さ、行きましょう」

さやか「やっぱりたい焼きは餡子だよね!」モグモグ

まどか「私はクリームの方が好きかな」モグ

マミ「私もどちらかと言えばクリームかしら」バクバク モグモグゥゥ‼

さやか「えー? 藍はどっち?」

藍「私は餡の方が好きだ」

さやか「だよねぇ!」

さやか(喉乾いたな)モクモク

藍「はい、お茶」

さやか「!」

さやか「流石藍、気が利いてる!」

藍「当然だ」

藍「ほら、まどかも」

まどか「ありがとう、藍ちゃん」

藍「マミさんも良ければ、紅茶じゃなくて申し訳ないですが」

マミ「いえ、頂くわ」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:14:11.61 ID:4RLwC4O6O
――少女食べ歩き中――


さやか「中々見つかりませんね」

マミ「そう言うときもあるわ」

マミ「街外れの廃屋まで行ってみましょうか」


――廃屋


マミ「!」

マミ「見て、SGが光っているでしょう」

まどか「ホントだ!」

さやか「暗い夜道もバッチリですね!」マッカナオハナノ

藍「確かに、暗くなって来たものな」トモエサンハ

さやか「ぶふっ」マッカナオハナノトモエサンッテ

藍「因みにソリに乗ってるのはキュウべぇだ」

まどか「――――」プルプル

マミ「あなた達、ふざけてる場合じゃないわよ!」

まどか「ごめんなさい、マミさん」

さやか「す・・・すみません」

藍「アイムソーリー」

さやか「ヒゲソーリー」ボソ

藍さやか「――――」バシバシ

まどか「〜〜〜〜」プルプル

マミ「遊びじゃないって言ってるでしょ!」ゴンゴンゴン

さやか「いったぁ〜」

まどか「うう、痛いよ・・・」

藍「怒られてしまったな」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:14:46.68 ID:4RLwC4O6O
マミ「まったく、あなた達は」

マミ「もっとしゃきっとしなさい」

さやか「はぁい」

まどか「すみません・・・」

藍「すまない、悪ふざけが過ぎたみたいだ」

さやか「マミさん短気じゃね?」ヒソヒソ

藍「あの日かもしれないな」ヒソヒソ

さやか「だからってゲンコツする?」ヒソヒソ

藍「私達もふざけすぎたとは言え、やり過ぎ感はあるな」ヒソヒソ

まどか「こんなのってないよ、あんまりだよ」ヒソヒソ

藍「大丈夫か?まどか」ヨシヨシ

まどか「うん、ありがとう藍ちゃん」

藍「!」ピクッ

藍「マミさん、ビルの上に人が」

さやか「嘘・・・」

まどか「きゃあああぁぁ」

マミ「任せて!」バッ

まどか「助かったの?」

さやか「マミさんやるぅ」

藍「待て、様子が変だ」

マミ「魔女の口付けね」

さやか「魔女の口付け?」

まどか「何ですかそれ?」

マミ「魔女が獲物に付ける目印の様なものよ」

マミ「この人は操られてここまで来たのね」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:15:19.32 ID:4RLwC4O6O
まどか「そんな・・・もしマミさんが来なかったら・・・」

さやか「許せない!」

藍「魔女は、どうやってターゲットを決めてるんですか?」

藍「何らかの法則があるのでは?」

マミ「そうね。心の弱った人が狙われやすいわ」

さやか「心の弱った人?」

藍「簡単に言えば負の感情を溜めている人だ」

藍「悲しみや絶望等のね」

マミ「ええ、その通りよ」

OL「う・・・ん・・・ここは?」

マミ「悪い夢を見てたんですよ、もう大丈夫です」

OL「いけない、早くいかなきゃ」

OL「ありがとうね、あなた達」タタッ

藍(とは言え、根本的な解決にはなっていない)

藍(あのままではまた同じことが起きるだろう・・・)

藍(なら!)フワッ

さやか「藍、今何をしたの?」ヒソ

藍「悪い気を散らしたんだ、気休め程度だが運気が上がったはず」ヒソ

藍「人生辛い事ばかりではない、生きていれば良いことだってあるさ」ヒソヒソ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:16:05.00 ID:4RLwC4O6O
さやか「うん、そうだね」ヒソヒソ

さやか「って言うか、そんなこと出きるの!?」ヒソヒソ

マミ「?」

マミ(何を話してるのかしら)

マミ(ふふっ、きっとさっきの私の活躍のことね)

藍「世の中には不思議な事が沢山あるのさ。まぁ出来ることは限られてるけどね」ヒソヒソ

藍(さやかは中々鋭いな)

さやか「それって、私にも出来る?」ヒソ

藍「・・・無理だろうね、私だって長いこと修行したんだ」ヒソ

さやか「そっか・・・」

藍「背伸びをする事は無い、さやかはさやかに出来る事をやればいいのさ」

さやか「私にもあるのかな? 私にしか出来ないこと」

藍「当然だろ」

藍「さあ、行こう! 親玉のお出座しだ」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/02(土) 17:16:43.17 ID:4RLwC4O6O
――【薔薇園の魔女結界内】


まどか「うう・・・気持ち悪い」

さやか「グロッ」

藍「この結界は、この前の?」

マミ「そうね、この間逃げたやつよ」

マミ「最深部へ急ぎましょう」


――結界最深部


マミ「あれが魔女ね」

さやか「もっとグロッ!」

まどか「もっと人に近いのかと思った・・・」

マミ「三人はそこに居て!」

さやか「あ、マミさん・・・」

まどか「マミさん・・・頑張って!」

藍「マミさんなら大丈夫さ」

藍「此処で待っていよう」

まどか「うん・・・」
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