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【ガルパン】優花里「私の同志は手強いであります!」
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17 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/10(日) 10:28:32.39 ID:csX6mFUt0
ドオン ドオン!
優花里「シャーマンに乗れるなんて感激であります〜!」
ケイ「やっぱり優花里は隊長が向いてるわね」
優花里「な、それはさすがに買い被りでは?車長の経験だって無いですし……」
ケイ「そんなこと無いわ、優花里の戦車道の知識は間違いなくサンダースの中でもトップレベルよ」
ケイ「いろんな戦術も知ってるし経験をつめば鬼に金棒じゃない」
優花里「しかし、突然やってきた私が他の方を差し置いて隊長などとは恐れ多いですよ」
ケイ「優花里はみんなとも仲良くやってるし問題ないわ、文句を言う人なんていないわよ」
ケイ「あなたを装填手にしておくのはもったいない、もっとちゃんとした場所で活かさないと」
優花里「ケイ殿……何故そこまで?」
ケイ「あ〜もうっ、分かった。はっきり言うわね?」
ケイ「大洗の大将カチューシャの指揮を真横で見続けてきたあなたは間違いなくサンダースの大きな戦力になる!」ドン!
ケイ「車長、引き受けてくれるわね?」
優花里「……了解しました!誠心誠意頑張ります!」
ナオミ「それじゃあしっかりしごいてあげないとね」
アリサ「初心者だからって容赦しないわよ、覚悟しなさい!」
優花里「お、お手柔らかに……」アハハ
優花里(カチューシャ殿、私はサンダースでこれから頑張っていきます)
18 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/10(日) 10:29:11.93 ID:csX6mFUt0
ここまで
次は聖グロ編です
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 21:57:02.00 ID:Vk+f88+u0
なんでカチューシャはプラウダに帰らずに偽ドイツにいるの?
20 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:50:53.39 ID:wNFgK3bY0
>>19
たしかにわかりづらかったですね
>5の下にここまでのあらすじで追加させていただきます
21 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:52:12.20 ID:wNFgK3bY0
大洗は大学生との戦いに敗れ、文科省計画通り廃校になった……
しかし、文科省は不安がぬぐえなかった。全国大会の優勝、大学生相手の善戦……
我々の予想を超えた動きをするのが大洗、思いもよらない手で廃校撤回を訴えてくる可能性がある
大洗の反抗を恐れた文科省は大洗の戦車道履修者を別々の高校に転校させた。まず強さの源である団結力を封じたのである
特にカチューシャ率いるグランゾートチームは念を入れてバラバラにされたのであった……
※カチューシャはプラウダに転校すると学園艦を率いて文科省に戦争仕掛けるくらいのことはやりそうなので黒森峰に転校させられました
ここならカチューシャのカリスマ性もあまり発揮されないと文科省は判断したんです
22 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:53:13.72 ID:wNFgK3bY0
-聖グロリアーナ
ブロロロロ
ローズヒップ「ぶっとばしますのー!」
ダージリン「……今のは?」
ルクリリ「チャーチルですよ」
ダージリン「そうじゃなくてなんで何であんな高速で走ってるのかって聞いてるの!」
スズキ「いやー改造のしがいがあるねー」
ダージリン「ちょっと、勝手に戦車を改造しないで下さる!」
スズキ「え、ローズヒップさんがチャーチルが早くしてほしいって言うから……」
ブロロロロ
ローズヒップ「チャーチルの防御力にクルセイダーのスピードが加われば無敵ですのー!」
ダージリン「ローズヒップゥゥゥゥ!!」
ローズヒップ「おほほほほほほほほほほほ!」
ホホホホホホホバーン プシュー
ダージリン「わ、私のチャーチルがあぁぁぁ!」
スズキ「あっちゃー駄目だったか」
23 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:54:23.20 ID:wNFgK3bY0
トボトボ
ダージリン(こんなときは紅茶でも飲んで気分を落ち着けますか)ハァ
カチャ
ダージリン「あらオレンジペコ、ちょうどいいところに……」
オレンジペコ「すいませんダージリン様、今から用がありますので」パタン
アッサム「たぶんエルヴィンさんのところですね。以前やったクイズ対決でライバル視されてるみたいですよ」
アッサム「ちなみに今のところ5勝3敗でオレンジペコが勝ち越してます」
ダージリン「そ……そうなの」
アッサム「いいライバルができたし、これでオレンジペコもダージリンを卒業ですね」
ダージリン「ええっ!!」ガーン!
ダージリン「ア、アッサム……」
アッサム「私もこれから用事があるので失礼します」パタン
ダージリン「………」
24 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:55:38.76 ID:wNFgK3bY0
ダージリン「………」コソコソジー
桂利奈「こっちこっち〜」
アッサム「お待たせしました」
ダージリン(あの二人ったらいつの間に?)
スタスタ
桂利奈「今日はこれを見よう!」ジャン!
アッサム「!この前見たやつの続編ですね。私のデータによるとかなりの人気だったとか……」ワクワク
桂利奈「はっきしいって面白かっこいいぜ!」
アッサム「フフ…今から楽しみですね」
スタスタ
ダージリン「……映画鑑賞かしら?」
25 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:56:43.12 ID:wNFgK3bY0
ルクリリ「なにっ、わかるのかマチルダの良さが!」
妙子「はい、マチルダは装甲も厚いし根性のある戦車だと思います!」
妙子「敵の攻撃をブロックしながら前進するなんて、私の乗ってた89式じゃできないことですから」
ルクリリ(動きが遅いとか地味だとか、たいして活躍してないとか言われてたのに……)ジーン
ルクリリ「近藤さん、あなたとはうまくやれそうな気がする」ガシッ
26 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:57:24.97 ID:wNFgK3bY0
ダージリン(いつも三人で行動してたからこんな事は初めてね)トボトボ
ダージリン(仕方ないわね、たまには一人で過ごしましょう…)
華「あら、ダージリンさんじゃないですか?」
ダージリン「あら、あなたは五十鈴さん?」
27 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:58:17.16 ID:wNFgK3bY0
華「それでお一人だったんですね」
ダージリン「まったく、大洗の生徒の影響には驚かされるわね」フフ
華「それでしたら私と一緒にお昼でもどうですか?ダージリンさんとお話もしたいですし」
ダージリン「よろしくてよ、では参りましょう?」
ダージリン(これからのことを考えれば、私も彼女たちのことをもっと知っておく必要があるわね)
ダージリン「特別においしい紅茶の飲み方も教えてさしあげますわ」
華「まあ、それはうれしいです」
28 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 07:59:55.60 ID:wNFgK3bY0
華「英国王立科学協会完璧な紅茶の入れ方ですか?」
ダージリン「ええ、興味がわいてこないかしら?」
華「ええ、とても気になります。どのような淹れ方なのでしょうか?」
ダージリン「まずは雨の中重い荷物を持って……」
こうして気の会う似た物どうしは親睦を深めていくのであった……
29 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 08:01:11.18 ID:wNFgK3bY0
-プラウダ
麻子「どうしたんだ、話があるんじゃないのか?」
ノンナ「私はプラウダで3年間やってきました……」
ノンナ「全国大会に来るといつも感じていました」
ノンナ「 全 国 は 化 け 物 だ ら け だ と 」
麻子「………」
ノンナ「プラウダの重戦車部隊は全国でも通用する、しかし……」
ノンナ「私とて道化ではありません、もちろん気づいています」
ノンナ「肝心の私だけが隊長として二流だということを……」
ノンナ「あのメモ…カチューシャがいなければプラウダは決勝まで行くことはできなかった」
麻子「だが、みんな知っているはずだ」
麻子「隊長として毅然と振舞うあなたが影でどれだけ努力をしていたかを……」
麻子「戦車道にまぐれはない……誇っていいはずだ、あれはノンナさんの実力だ」
ノンナ「私は卑怯なんです。少しでも勝ちにつながるならなんでもする、たとえそれが他人の戦術でも……」
麻子「持てる手駒で最善の策をとる、何も間違ってはいない。同じ立場だったら私だってそうする」
ノンナ「……こんなこと隊員たちには話せない、あなたがいてよかった……」
30 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 08:03:00.47 ID:wNFgK3bY0
ぴよたん「KV-2の砲弾は重いぞな〜」ヒョイ
ニーナ「そしたら事言いのがきや砲弾ば片手で持ち上げてら」
アリーナ「大洗の人たじはみんのこうののだな?」
忍(う〜ん微妙に聞き取りづらいなあ)
ぴよたん「こんなこともできるぞな!」ヒョイヒョイ
ニーナ「すんげ〜、砲弾でお手玉してら!」
※津軽弁変換サイトを利用してます
31 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 08:03:42.34 ID:wNFgK3bY0
カチャカチャ
クラーラ「何をしてるのですか?」
ナカジマ「もちろん戦車の整備!プラウダの戦車に触れるなんて感激だよ」
クラーラ「……大洗がなくなってしまったのに何故そんなに明るくいられるのですか、みんなと離れて寂しくないのですか?」
ナカジマ「確かに、廃校になっちゃったのは残念だけどさ、別に会おうと思えばいつでも会えるし。それに……」
ナカジマ「悲しいことばかりじゃないよ……こうやってクラーラさんたちとも知り合えたんだからさ」
クラーラ「ナカジマさん……」
ナカジマ「別れがあれば新しい出会いもある。クラーラさんもそうでしょ?」
ナカジマ「道は一つじゃないんだ、大切なのは立ち止まらずに進み続けることだよ!」
ナカジマ「なんてね、ちょっとカッコつけすぎたかな?」アハハ
クラーラ「………」
ナカジマ「よし…一区切りついたしちょっと休憩しうようかな?」
クラーラ「私もご一緒してよろしいですか?……私もナカジマさんのこともっとよく知りたいです」
ナカジマ「喜んで!お勧めのランチとか教えてよ!」
32 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/18(月) 08:04:53.38 ID:wNFgK3bY0
ここまで
サンダース以外はねたがないから難しいですね
お嬢様とか普段何やってるのかわからん……
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/18(月) 09:34:16.42 ID:UmlV/0dYO
文科省が戦車道をやっていない学校に
バラバラに転校させなかった理由がわかりません。
本当に念入りにバラバラにしたんですか?
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/18(月) 12:15:44.01 ID:mMPrfT09O
準優勝校に一切戦車道させないとかそれこそまずいだろ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/18(月) 15:34:53.97 ID:/ti5sM5BO
あれこれ言いだすとキリがない。
作者の書きたいように書けばいいと思う。
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/20(水) 04:55:20.46 ID:+dH6wcB1o
遅くなったけど乙ー
戦車から完全に離そうとすると反発しそうだからじゃないかな あとは欲がでたとか
37 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:40:28.31 ID:6gtC2nfw0
>>33
文才なくてスミマセン
>>34
の方のおっしゃってるとおりです。実力はあるわけだから完全に切り離してしまうと
戦車道全体のレベルの低下にも繋がります。当然反発もでます
ある程度は脳内補完してくれるから平気かと思ったんだけどなかなか難しいですね
んじゃつづきいきます
38 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:41:39.36 ID:6gtC2nfw0
-アンツィオ
カエサル「ひ〜なちゃん」
カルパッチョ「た〜かちゃん」
39 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:42:29.95 ID:6gtC2nfw0
タッタッタッ
あけび「アンツィオ、ファイトー!」
「オー!!」
ペパロニ「ちょっと、なにやってるんスか!」
あけび「何って準備運動ですよ〜」
ペパロニ「副隊長は私ッス、勝手なことしないでほしいッス!」
あけび「アンツィオってみんな元気があっていいですね、他とは勢いが違います!」
ペパロニ「分かるッスか?ノリと勢いは何処にも負けないッス!」
あけび「アンツィオ、ファイトー!」
「オー!」
ペパロニ「ファイトー!あれ、何か忘れてるような?……ま、いーか」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/21(木) 00:44:08.83 ID:PMvz9UIH0
乙です
津軽弁変換サイトで笑った
確かにあのサイトは便利
41 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:44:28.94 ID:6gtC2nfw0
沙織(あ、アンチョビさん電話してる)
アンチョビ「ん、ああ、今度の休みにはそっちに行くから、じゃあな」ピッ
沙織(えっ、会いに行く?まさかこれって…)
沙織「あ、アンチョビさん。今のって……」
アンチョビ「聞いてたのか?ああそうだ、今度寄港した時会いに行くつもりだ」
沙織(やっぱり彼氏だ!これってもしや遠距離恋愛ってやつ?)ヤダモー
アンチョビ「自慢の手料理を振舞ってやるつもりだ」
沙織「!手料理ってやっぱりポイント高いですか?」
アンチョビ「当たり前じゃないか、私の自慢の手料理だぞ。みんな大喜びだ!(家族が)」
沙織「よーし、私も頑張ってモテモテになるぞー!」
アンチョビ「なんかよく分からんが頑張れ!」
42 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:45:09.38 ID:6gtC2nfw0
ホワンホワ-ン
〜〜〜〜〜〜
彼氏「やあ、会いたかったよ沙織」
沙織「彼氏、私もだよ……」
彼氏「つもる話もあるけど、まずはさ……」ガシッ
沙織「もうっ、気が早いんだから……」
彼氏「だめかい?」
沙織「だめじゃないけど……」カァ
ブッチュ-
※恋愛経験のないやつの妄想なんてこんなもんです
43 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:46:27.10 ID:6gtC2nfw0
〜〜〜〜〜〜
カルパッチョ「ええ、ドゥーチェはモテモテですよ(隊員に)」
沙織「やっぱり隊長ってもてるんだ〜(男に)」
カルパッチョ「でもペパロニさんももてますよ?」
沙織「二人とも確か料理も得意だったはず……私も料理得意なのに何でもてないのかな?」
カルパッチョ「沙織さんには沙織さんのよさがあります。私にとってのタカちゃんみたいに、きっと沙織さんのよさを分かってくれる方が見つかります」
沙織「そうですよね、もっと女子力を磨けばきっといい人が現れるはず。よーし、目指せ、モテ道!」
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。磨いた分だけ光り輝き、流した汗だけ魅力を増す。明るい心、天使の笑顔、それがモテ道……竹部沙織のモテ道はこれからだ!
44 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/21(木) 00:50:01.62 ID:6gtC2nfw0
短くてスマヌ
寝る 続きは明日
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/21(木) 02:28:02.12 ID:K9GuTCJjo
乙ー
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/21(木) 12:10:11.95 ID:quY+YMExo
ママ(べさお)もモテモテじゃないですか………1年生に
47 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:01:11.24 ID:jPKuGvSO0
明日といったのにスマヌ
いきます
48 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:03:52.89 ID:jPKuGvSO0
-黒森峰
ドオン シュポ
「カチューシャ、ティーガーT走行不能!」
ザワザワ
「これで7連敗、ちょっと弱すぎなんじゃ……」
「全国大会優勝で大学選抜にも勝ったからどんなすごいのかって思ってたんだけど……」
「なんか期待はずれって言うか……ねえ?」
カチューシャ「うう……」
エリカ「センチュリオンとも互角にやり合ってたじゃない、何なのこのざまは……」ワナワナ
エリカ「やっぱり全国大会もまぐれだったんですよ、そうで無ければ私たちが負けるはずなんて……」
まほ「いい加減にしないか!」
エリカ「」ビクッ
まほ「相手を見た目で判断し本当の実力も見抜けない、そんなことだからお前は半人前なんだ!」
まほ「自惚れるのもいい加減にしろ!」
エリカ「」シュン…
まほ「だが大学選抜の活躍を知ってる私たちから見たら確かにらしくないな……みほはどう思う?」
みほ「カチューシャさんはまだこっちに来たばかりだから、まだうまく馴染めてないんだと思う」
みほ「大洗と黒森峰では戦車も戦い方も全然違うし、なによりうまく指示が伝わってない。大洗のチームだったらもっと違う結果になっていたはず」
まほ(……以前よりずいぶん積極的に話すようになってきたな、いい傾向だ)フム
49 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:04:52.53 ID:jPKuGvSO0
-夜
戦車道にまぐれなし、あるのは実力のみ
忘れるな、私たちはもう最強でもなんでもない
エリカ(隊長はそう言ったけど……私は納得できない)ギリ
ワイワイ
エリカ「ん、何か騒がしいわね?」ヒョイ
50 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:07:08.89 ID:jPKuGvSO0
カチューシャ「う〜ん」ペラペラ
カチューシャ「もともと大洗と黒森峰の戦術は正反対。本来とは全く違う戦術に戸惑いうまくかみ合わなかった、そんなところかしら?」
梓「指示通りの戦術は完璧なんですけど、自分で判断するのが苦手みたいですね」カキカキ
カチューシャ「うん。統率のとれた動きとかは完璧なんだけど、個人の判断とかになるととたんに動きが悪くなる」
カチューシャ「加えて優勝上連高だったプライドが、最強としての誇りが他の戦術を受け入れない……どうしようもない頑固者ばっかりね」ハア
カチューシャ「だからといってないものねだりをしてただ悶々としてても意味は無い、今の自分にできることを全力でやるしかない…」
カチューシャ「強くなるのに楽な道なんて無い、死に物狂いであがき続けた先に答えはある」
カチューシャ「そうと決まればまずは黒森峰の戦術を知るところからね……」カキカキ
カチューシャ「いずれ私がトップになってやるんだから!」
カチューシャ「梓、あなたも今は通信手だけど、まさかこの程度で満足なんてしてないわよね?」ニィ
梓「もちろん、車長の座奪って見せますよ!」
カチューシャ「私たちは、大洗はこの程度の困難では挫けない……覚悟しなさい黒森峰」オー
51 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:09:07.82 ID:jPKuGvSO0
エリカ「………」
まほ「やはりな……」
エリカ「たっ、隊長、いたんですか!?」ビクッ
まほ「この程度のことでカチューシャがへこたれるわけないだろう」
まほ「プラウダから追い出され大洗で初心者たちを率い、どん底から全国大会を優勝まで導いたんだぞ」
まほ「どうだエリカ、これがカチューシャ、これが大洗だ」
まほ「弱い戦車と素人を引き連れて優勝を目指す」
まほ「同じことがお前にできるか?」
エリカ「ぐっ……」
まほ「もはや四強の時代は終わりを告げた、これからは戦車道は戦国時代に突入するだろう」
まほ「黒森峰だからとタカをくくっていると足元を救われるぞ?」
まほ「油断しているとあっという間に抜かされるぞ」
エリカ「そ、そんなことさせません。私も副隊長も黒森峰の面子にかけて絶対に負けません!」
まほ「期待してるぞ」フッ
まほ(今までと同じでは時代に取り残される、私たちも変わっていかなくてはいけないな……)
52 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:11:45.40 ID:jPKuGvSO0
-継続
ガシッ ガシッ
「捕まえたぞー!」
グイッ ドザー
「うわあっ、だめです。取り押さえられません!」
???「ゲームがやりたい……」ゴゴゴゴ
「もうだめだ、逃げろー!」
ももがー「ゲームはどこも゜も゜ー!」ギャオオオン!
桃「もうだめだ〜アキちゃーん」ピエーン
アキ「ちょっと勝手に諦めないでください、って言うかあなたの方が詳しいでしょ、何とかしてください!」
桃「あんなモモガー見たことないよ〜、助けて〜!!」
アキ(ちょっと……この人ひょっとしてポンコツ?)
53 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:13:50.95 ID:jPKuGvSO0
紗希「………」
ミカ「そうだね、戦車道には人生の大切なものが詰まっているんだ……」ポロロン
紗希「………」
ミカ「このまま風に身をゆだねるのも良いね……」
紗希「………」
ミカ「うぐっ、そ、それは…じ、人生において必要なことかな?」ダラダラ
紗希「………」
ミカ「い…いやそういうわけでは……」ダラダラ
紗希「………」
ミカ「ミンナニハナイショニシテクダサイ」
(二人とも何話してるんだろ?)
54 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:14:50.78 ID:jPKuGvSO0
佐衛門佐「心静かに水面と向き合う、大自然の中でする釣りは格別だな……」
パゾ美「でもこれって規則違反なんじゃ?」
ミッコ「ここではご飯の調達が規則だから大丈夫!」
パゾ美「そうなんだ。だったら釣って釣って釣りまくるわよ〜!」
ミッコ「小さい魚はリリースするのが規則だからね」
55 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:16:02.10 ID:jPKuGvSO0
-夜
ミッコ「あれ、無い?」
アキ「え、どうしたの?」
ミッコ「メインディッシュに用意しといた魚が無い!」
アキ「ええ〜!!」
佐衛門佐「それならさっきミカさんが運んでたけど、そういえばミカさんどこに行ったんだ?」
ミッコアキ「……ミカのやつ盗みやがったー!!」
パゾ美「盗みは犯罪よ、包囲網を張りなさい!」
56 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:17:15.99 ID:jPKuGvSO0
スタスタ
ミカ「食材が私に食べてほしいと語りかけるのさ……」
ミカ「食は生きるための基本、神聖な行為。食材の命を尊び、感謝の気持ちを忘れてはいけない」
ガサガサ
ミカ「!!」ビクッ!
ももがー「ゲームは何処なり……」フシュー
ミカ「それはここで生きていく上で……」
ももがー「……そこに隠してるもも?」
ミカ「へっ、これはちが……」
ももがー「 ゲ ー ム゜を゜だ ず も゜も゜ー !!」グオッ!
ビリビリビリー キャアァー!
アキ「あ、見つけたミカ!盗ったもの返しなさ……って」
ミッコ「……ミカのやつ何で裸なんだ?」
ミカ「」シクシクシク
継続は今日も平和です
57 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:19:57.94 ID:jPKuGvSO0
-知波単
玉田「うおぉぉぉぉ!」
細見「負けるかあぁぁぁ!」
ドオン ドオン!
あゆみ「いけー!」
優希「ぶっ飛ばせー!」
細見「ここだっ!」
ギャギャッ
玉田「何っ!」
ドオン! シュポ
福田「細見殿の勝ちであります!」
絹代「これは……」
58 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:22:31.81 ID:jPKuGvSO0
玉田「細見ぃ、今のはなんだぁ!きさま知波単の伝統を忘れたかぁ!」ガシッ
ゴモヨ「ちょっと、喧嘩は……」
玉田「勇猛果敢に突撃してこその知波単の伝統だろうが!それをクネクネと曲がりおって、ふざけるな!」
細見「ふざけてなどいない。玉田よ、これは私がたどり着いた真の突撃だ!」グイッ
玉田「な……に……?」
細見「お前はこの前の大学生との戦いで何をした?」
玉田「もちろん全力で突撃を……」
細見「できたのか、できなかっただろう?相手に突撃する間もなく返り討ちにあっていたはずだ!」
玉田「うぐぅ……」
細見「その結果…私たちは負けたんだ、大洗は廃校になったんだぞ……」
柚子「細見さん……」
細見「伝統の突撃に固執したせいで無様にやられ、挙句に友を助けることすらできなかった」
細見「これが知波単なのか、恥さらしもいいところだ!」
細見「そうじゃないだろ!大切な者を守るために命を懸ける、それこそが……」
59 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:24:07.27 ID:jPKuGvSO0
細見「 知 波 単 戦 車 道 だ ! 」ドン!
60 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:25:09.16 ID:jPKuGvSO0
細見「ただ突撃するだけではだめなんだ、私たちは変わらなければいけないんだ!」
細見「一番若輩であるはずの福田が一番そのことを理解していたんだぞ、恥ずかしくないのか?」
玉田「だが……突撃しかしてこなかった私に今更どうしろと?」
細見「仲間がいる、私に福田に大洗の方々もいる。これからみんなで考えていけばいい……」
おりょう「うむ、私たちも協力するぜよ」
絹代「福田……大学生たちとの戦いをきっかけに私たちは変わるぞ」
福田「はいであります!」
61 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/09/22(金) 23:35:59.43 ID:jPKuGvSO0
とりあえずここまで
いいねたを思いつかなかったため継続と知波がちょっと適当になっちゃいました
本当はもっとモモガーに暴れてほしかったんですが……
ともあれこれにて1話終わりです
次はいよいよ最終戦開始…といきたいがちょっと難航してます
形になったら投稿してきます
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/22(金) 23:46:40.98 ID:m00NEwrio
乙ー
63 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 07:59:49.99 ID:cM1nJGum0
試合をしないといけないので多少強引に進めます
役人の権力とかよくわからないので、あんま突っ込まないでください
ここは戦車道に都合のいい世界です
64 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:00:48.90 ID:cM1nJGum0
ザワ…ザワ
「これはいったいどういうことだ!」
「全国から大洗廃校に対する苦情が殺到している」
「この前やった大学選抜との試合内容ですね……」
「プロリーグ設立もあるし、こんな事にかまっている暇なのないというのに……」
「しかし、あまりにも広がるのが早すぎる…」
「インターネットを利用して裏で騒ぎを起こし拡散させた人物がいます。恐らくこいつです」カチカチ
「しかしこの短時間でここまでやるとは…これは相当な手際のよさだぞ」
「いったい何者なんだ、この“干し芋大好き”は!」
65 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:01:56.49 ID:cM1nJGum0
辻「いっそのこと再試合してみてはどうですか?」
「なぜ今更再試合など……」
辻「確かに決着のついた試合です。だが、このままでは誰も納得しないでしょう」
辻「いいですか?この騒動の発端は大学選抜との試合内容なんですよ」
辻「アクシデントがなければ大洗が勝っていたとみんな思っているのです」
辻「なら話は早い。改めて試合をするんですよ」
辻「ただし、こちらだけが有利になるようにはせず向こうも最高戦力を用意させる」
「何故そんなことを!」
辻「文句のつけようのない状態で完全勝利するのです」
辻「そうすれば誰も文句は言えないでしょう」
辻「まさか大学生が高校生に本気で負けるとでも?」
「それはないが…」
辻「なら何も問題ないでしょう」
「ぐぬぬ……」
66 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:03:00.08 ID:cM1nJGum0
-黒森峰
まほ「みんな集まったな」
カチューシャ「どうしたのよ、今日は休みじゃなかったの?」
まほ「どうしてもみんなに伝えておきたいことがあってな」
まほ「大学選抜との戦いがTV中継されいたのは知っているな?」
エリカ「はい、ネットでも大反響でした」
まほ「あの時のセンチュリオンとの戦いの最中にとった行動が注目を集めたんだ」
まほ「勝敗よりも人命を助けることを優先した行動が戦車道として議題にあがったんだ」
そど子「そうよ、隊長のやったことは間違ってない。あれこそ戦車道よ!」
小梅「私も知ってます。人として正しいことをやったのに廃校になったことが話題になってました」
まほ「この問題はもはや大洗だけの問題に留まらない……高校戦車道全体の問題でもある」
まほ「文科省は近々プロリーグの設立をするらしくてな、このままでは戦車道の大幅なイメージダウンになる」
まほ「さすがに見てみぬふりは出来なくなったらしくてな、動かざるを得なかったんだろう」
梓「それって、まさか……」
まほ「私たちは大学選抜と再試合を行うことが決まったらしい」
あや「ほ、本当に?」
まほ「ああ、お母様から入手した情報だから間違いないだろう」
カチューシャ「どんな理由にせよこれはチャンス、絶対に勝って大洗に帰るわよ!」
67 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:03:40.16 ID:cM1nJGum0
-サンダース
アリサ「私の入手した情報によると、種目は6対6の殲滅戦です」
ケイ「また盗聴?」
ナオミ「懲りないなアリサは……」
ねこにゃー「そんなことじゃあタカシは振り向かないにゃー」
アリサ「違います!っていうかそんなこといってる場合じゃないでしょ!」
68 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:05:01.92 ID:cM1nJGum0
-聖グロ
ローズヒップ「これはオッ紅茶を飲んでる場合ではありませんの!」ジタバタ バシャバシャ
ダージリン「ローズヒップ落ち着きなさい」ビチョビチョ
アッサム「大洗の生徒のいる高校から1両、全部で5両参加できるようです。ただし、大洗の生徒が乗組員にいないといけません」
オレンジペコ「5両……残りの一両は?」
アッサム「残りの1チームは自由編成となっていて自由な組み合わせで良いそうです」
華「自由編成が重要になりそうですね……」
スズキ「秘密兵器とか搭載しないといけないね」
ダージリン「余計なことはしないでいただけるかしら?」ヒクヒク
69 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:06:21.78 ID:cM1nJGum0
-プラウダ
ノンナ「カチューシャ、今度こそあなたの力に……」
ナカジマ「しっかり整備して完璧な状態にしてみせるよ」
クラーラ(大洗が無くなればプラウダは最強を証明できなくなる……)
ニーナ「カチューシャさんには笑顔でいてほしい、そのためならなんぼでも力ば貸します」
麻子「首の皮一枚繋がったが、依然としてこちらが不利なことには変わりない。気を引き締めていかんとな……」
70 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:07:25.05 ID:cM1nJGum0
-アンツィオ
アンチョビ「大洗の危機を救ってアンツィオのすごさを全国に轟かせるぞー!」
ペパロニ「さすがッス姉さん!」
沙織「でもP40は修理中なんですよね、セモベンテじゃあちょっと戦力には厳しいんじゃないですか?」
ペパロニ「うちらもド派手に撃ち合いたいな〜」
アンチョビ「CV33で行く!偵察車両は絶対必要になるからな」
ペパロニ「さすが姉さんッス、偵察なんて私にはこれっぽっちも考えつかないや!」
沙織「しっかりしなさい副隊長?」
あけび「偵察か……はっきゅんにもう一度乗りたいな……」
沙織「勝てばいいんだよ、勝ってみんなで大洗に帰ろう!」
カルパッチョ「頑張ろうね、たかちゃん!」
カエサル「もちろんだ、ひなちゃん」
71 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:08:13.26 ID:cM1nJGum0
-継続
ミカ「どうやら新しい風が吹いてきたみたいだね」
ももがー「コンテニューもも!」
ミカ「ひっ!」ビク
アキ「大丈夫だから落ち着いて……」
桃「そうだぞ、隊長なのにだらしないぞ!」
アキ「黙れポンコツ」ギロ
桃「」
佐衛門佐「負けられないな……」
紗希「……勝ちたい」
72 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:11:29.35 ID:cM1nJGum0
-知波単
玉田「雪辱戦です。知波単全軍出撃しましょうぞ!」
絹代「おちつけ!我が校から出場できるのは1両だけだ」
名倉「なんと、そのような罠があったとは…そこに気づくとはさすがは西隊長!」
あゆみ「さすがー!」
優希「すごーい!」
ゴモヨ(西さんちゃんと最後まで聞いてたんだ……)
柚子(前みたいにならないようにちゃんと見張っとかなきゃ……)
福田「しかし西隊長、大洗の方々が転向した学校は全部で7校であります!」
絹代「そうだ、つまり出場できないところが出てくるということだ」
細見「私は今度こそ大洗の力になって見せます!」
池田「私だって!」
絹代「ああ、もちろんそのつもりだ。総員、来たるべき時に備え一層鍛錬に励め!」
「 は い っ !! 」
73 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:12:57.93 ID:cM1nJGum0
-合同会議
カチューシャ「メンバーを発表するわ……」
「………」ゴクッ
カチューシャ「サンダース、聖グロ、プラウダ、黒森峰、アンツィオの五校よ!」
カチューシャ「それと自由編成のチームを各高校から選出するわ」
ミカ「………」ポロン
ケイ「よしっ、この前の借りを返すチャンスね!」
ノンナ「Понятно」
ダージリン「お選びいただいて光栄ですわ」
エリカ「黒森峰の本当の力、今度こそ見せてやる!」
絹代「ま……待ってください!何故私たちがいないのですか?」
カチューシャ「……現状の戦力から考えて導き出した結果よ」
絹代「我々はアンツィオにも劣るというのですか?」
ペパロニ「な、どーゆーいみッスか!」
カチューシャ「偵察能力に関しては知波単よりアンツイォのほうが優れているから、それに意外性はアンツィオの方が上よ」
カチューシャ「この前は相手の意表をつけたからこそあそこまで競り合えた。けど、相手は馬鹿じゃない、同じ手はもう通じない」
カチューシャ「気合や勢いだけではどうにもならないものがある……」
カチューシャ「総合的に見て知波単ではこの戦いについてこれないの……」
絹代「そんな……」
カチューシャ「仲良しこよしのお友達なんて求めていないの……」
カチューシャ「弱いチーム…足手まといは…いらない……」ギリ
アンチョビ「お、おい……」
カチューシャ「非常かもしれないけど私は勝つための最善の策をとる」グッ
カチューシャ「これは私一人だけの問題じゃない、この戦いは……この戦いは絶対負けるわけにはいかないのよ!」
74 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:15:04.04 ID:cM1nJGum0
絹代(足手まとい……か)
絹代(私の…知波単の戦車道はやはり間違っているのだろうか?)
ミカ「ずいぶんとしょげてるみたいじゃないか」
絹代「ミカ殿……私たちは知波魂の体現こそ至上としています」
絹代「儀を重んじ盟友(とも)のためなら、たとえ砲弾の中だろうと己の身を省みず飛び込んでいく……」
絹代「そんなみんなを隊長として先頭に立ち導くことこそ、私の隊長としての使命だと……」
絹代「練度だって決して他校には劣っていないと……必ず力になって見せると……そう、信じていました」
ミカ「………」
絹代「私は……どうすればいいのでしょう?」
ミカ「出れば良いってもんじゃないんじゃないかな?」
絹代「それはどういう?……」
ミカ「なにも戦うだけがすべてではない、人にはそれぞれ役割というものがある。常に主役である必要は無いんだ、たとえそれが脇役だったっとしても意味の無いものなど決して無い」
ミカ「それこそ、あなたにしかできないことだってあるんじゃないかな?」
絹代「私に……できること」
ミカ「ただ闇雲に頑張ればいいってもんじゃ無い、でも多くの人はそれに気づかないんだ」
75 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/01(日) 08:23:51.58 ID:cM1nJGum0
ここまで
最終章までに完結したいです
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/01(日) 08:50:36.34 ID:WKHyiEncO
乙乙
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/01(日) 13:31:23.56 ID:UFqZxFsdo
乙
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/01(日) 22:57:05.21 ID:LT5DHhvOo
乙ー
79 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:12:11.11 ID:hgqxjqN60
急いで投下!
逝きます
80 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:12:51.04 ID:hgqxjqN60
-サンダース
ケイ「この戦いは大洗を取り戻す戦いでしょ?だったら私たちよりもあなたたちを中心にチームを組むべきだと思うの」
優花里「し、しかし私たちよりもサンダースたちの方々のほうが錬度は……」
ケイ「確かにそうかもしれないわね、けれど……」
ケイ「 性 能 だ け が 勝 敗 を 決 め る 決 定 的 な 原 因 に は な ら な い 」ドン!
ケイ「あなたたちが証明したことよ」
ナオミ「隊長、私をチームに入れてもらえないでしょうか?」
ケイ「どうしたの?」
ナオミ「あの戦い、私たちはろくな活躍もできずに惨敗してしまいました。このままではサンダースの面目が立ちません」
ケイ「………」
ナオミ「私はやられたまま黙っていられるほど大人ではありません。挽回のチャンスを下さい!」
ナオミ「サンダースは大学生相手でも戦える……負けないことを証明して見せます!」
杏「別にいーんじゃない?ナオミちゃんの砲撃は全国トップクラスだし、そっちの方が私も楽だしね〜」
ケイ「……わかった、やってみなさい。ただし、やるからには絶対に勝ちなさいよ!」
ナオミ「Yes,ma'am」
81 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:19:04.90 ID:hgqxjqN60
優花里「ええっ、私が車長でありますか?」
ケイ「ええ、まだ荒削りな部分もあるけど、資質は十分あると思うわ」
ケイ「それにカチューシャと連携をとる上で彼女の戦い方を間近で見ていたあなたは適任なのよ」
優花里「し……しかし」
ケイ「カチューシャの力になりたいんでしょ、自信が無いからって他の人にまかるようなまねはやめなさい」
ケイ「私の知ってる秋山優花里はそんなに弱くない。たとえ力が劣っていようと最後の最後まであきらめない」
ケイ「どんな絶望的な状況でも最後まで隊長を信じてあがき続ける、私の最高の友達でライバルよ!」
優花里「……分かりました。不肖秋山優花里、サンダースの車長を務めさせていただきます!」
典子「優花里さん、よろしく頼みます!」
ねこにゃー「装填手はまかせるにゃ!」
ツチヤ「戦場を走り回ってやる!」
ケイ「さてと、それじゃあ時間もないし、優花里はスパルタでビシビシ鍛えていくから覚悟しなさい!」
優花里「お……お手柔らかに」
82 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:21:59.09 ID:hgqxjqN60
-聖グロ
アッサム「私のデータによると一番いい編成は……」
戦車・チャーチル
車長・ダージリン
砲手・アッサム
装填手・オレンジペコ
操縦手・スズキ
副操縦手・ルクリリ
オレンジペコ「これだといつものチャーチルとほとんど変わりませんね……」
ローズヒップ「私も出たいですわー!」
ダージリン「分かっていると思うけどこの戦いの鍵はチームワーク」
ダージリン「向こうの連携は間違いなく完璧といっていいはず、一瞬の判断の遅れが命取りになるわ」
オレンジペコ「戦車単体でならこの組み合わせが一番ですが、チーム戦となると違ってくるということですね」
アッサム「そうなると大洗の戦術に詳しい人に入ってほしいですね……」
ルクリリ「通信手が入れればいいんだがそんなスペースは無いしな……」
スズキ「ああ、それだったら何とかなりますよ?」
ダージリン「え゜」←いやな予感
スズキ「操縦を一人用に改造しちゃえば通信手一人分くらい確保できますよ」
エルヴィン「おお、さすがスズキだな!」
スズキ「ついでに必殺技もつけよっか、そうと決まれば早速改造だ!」タタタタ
桂利奈「エルディカイザー!」
ダージリン「ち、ちょっとお待ちになって!」タタタタ
妙子「行っちゃいましたね」
華「……すみませんアッサムさん。砲手のポジション、私に譲っていただけないでしょうか?」
アッサム「あなたの腕は認めますが、チャーチルの扱いに関しては私の方が上です」
華「確かにそうかもしれません……ですが、みんなが母校を取り戻すために一生懸命になっている今、私だけ指をくわえてみているなんてできません」
華「ここで何もしなかったらそれこそ五十鈴家の名折れ。お願いします、私に戦わせてください!」キッ
アッサム「……分かりました。あなたの信念が大洗を救うことを祈っています」
83 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:25:08.41 ID:hgqxjqN60
オレンジペコ「失礼かもしれませんが、何故五十鈴さんに砲手を譲ったのですか?」
アッサム「執念よ、死んでも勝ちたいって言う……五十鈴さんの方が勝率が高い、そう読んだだけよ」
オレンジペコ「執念が勝率ですか、いつものアッサム様らしくないですね」
アッサム「……私も大洗の方々に感化されたのかもしれません」フフッ
84 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:26:48.02 ID:hgqxjqN60
-プラウダ
ノンナ「同志カチューシャのために最高の戦力をそろえましょう」
麻子「操縦なら任せてくれ」
ぴよたん「装填ならお任せぞな!」
ノンナ「では隊長をクラーラ、操縦は冷泉さん、装填手をぴよたんさん、通信手はアリーナ、私は砲手に専念します」
忍「私も参加したかったけど……仕方ないか。みんな、頼んだよ!」
ナカジマ「整備は任しといてね、試合までに完璧に仕上げてみせるから!」
麻子「ノンナさんは向こうにとっても脅威になるはずだ、きっと優先的に倒しに来るだろうな」
ニーナ「そしたきや、操縦手は責任重大じゃきゃ」
アリーナ「んだんだ!」
麻子(マニュアル読み直しておくか……)
85 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:30:11.94 ID:hgqxjqN60
-アンツィオ
沙織「私たちの役割は偵察と陽動だったよね」
ペパロニ「CV33の出番ッス!」
アンチョビ「となると乗組員は二人で、そのうち最低一人は大洗と……」
ホシノ「私は戦車の改造に専念したいです、目指せ超快速戦車!」
ペパロニ「となると操縦手は私ッスね」
沙織「後は車長兼砲手か〜。ん、通信手も兼任だっけ?」
あけび「ややこしそうですね、そういうのはちょっと苦手かな?」
沙織「じゃあそっちは私がやりますね」
アンチョビ「う〜ん、よしっ、私も出るぞ!」
ペパロニ「まさか、また三人乗りッスか〜?」
アンチョビ「私が車長としてしっかり指揮してやるから安心しろー!」
86 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:31:28.15 ID:hgqxjqN60
-黒森峰
まほ「カチューシャ、来てくれ」
カチューシャ「ん、何?え……こ、これって」
W号戦車
まほ「黒森峰の戦車はドイツが中心だからな、とうぜん保有はしている」
まほ「単刀直入に言おう、これを自由枠に使わないか?」
まほ「確かに戦力的なことを考えたらもっといい戦車があるかもしれない……」
まほ「だが、この戦いはもともと大洗の戦い。最後の一両はやはり大洗の隊長車がふさわしいと思うんだ」
カチューシャ「まほーシャ……」
カチューシャ(まさか、またW号に乗れるなんて思ってなかった……また、一緒に戦えるんだ!)ジーン
※大洗の戦車は文科省に取り上げられてます
まほ「黒森峰のチームは私たちが何とかする。自由編成はカチューシャ、お前が決めてくれ」
まほ「お前の考える最強のチームを作るんだ」
カチューシャ「私が……」
87 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/02(月) 08:32:16.85 ID:hgqxjqN60
スマヌ
ここまで。続きは時間のある時いきます
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/02(月) 08:58:17.96 ID:WMA71GPjo
乙
逝ったらあかん
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/02(月) 19:22:40.45 ID:P+vCBkN/O
乙乙
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/03(火) 22:12:31.39 ID:F7gRNUIdO
乙です。
91 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:20:10.58 ID:gZG/kheN0
開始するであります!
92 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:22:43.29 ID:gZG/kheN0
カチューシャ「う〜ん」カキカキ
みほ「カチューシャさん、お疲れ様です」
カチューシャ「ん、みほーシャ、お疲れ。なかなか難しいわね……」
みほ「チーム編成ですか?」
カチューシャ「そっ。強い人ばかり集めてもそれで他が弱くなったら意味ないし、連携とか力のバランスも考えないとね」
みほ「そうなんですか?」
カチューシャ「ええ、たとえばみほーシャは私との連携を考えると、こっちのチームに入れるより黒森チームのほうが良いのよね」
みほ「ええっ?私は砲手だからそういうのは……」
カチューシャ「そうなの?てっきり車長だと思ってたんだけど、この前だって活躍したじゃない?」
みほ「あの……この前のは必死だったから……」
カチューシャ「私の戦術はみほーシャと相性が良さそうなんだけど……まあ、しょうがないか」
みほ「すみません……」
カチューシャ「あ、でも相談には乗ってもらうわよ。みほーシャの発想は参考になるからね」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/04(水) 15:24:36.09 ID:gZG/kheN0
-知波単
絹代「議論の結果、知波単ではこの戦いについてこれない為除外するという結論に達した」
玉田「な、何ですと!?」
細見「私たちが!」
名倉「戦力外……」
福田「カチューシャ殿……」グスッ
絹代「すまない、みんな。これも私の力不足が原因だ」
玉田「おのれー知波単を愚弄しおってぇぇ!」
池田「こうなったら私たちで突撃を……」
ワーワー!
94 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:25:15.88 ID:gZG/kheN0
絹代「 し ず ま れ ぇ ぇ ぇ !! 」
95 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:26:30.31 ID:gZG/kheN0
「!!!!」ビタッ
絹代「お前たちの気持ち、しかと受け止めた。私も依然、憤懣やるかたない思いで満ちている」
絹代「しかし私たちの大将はカチューシャ殿だ。大将が決めたことなら私たちはそれに従わねければならない」
絹代「各々が勝手に動いては組織は機能しない、お前たちの気持ちは痛いほどよく分かるが……今は耐えてくれ」
絹代「我々が闇雲に行動すれば大洗の方々に迷惑がかかるかもしれないのだ」
名倉「うぐぅ……」
絹代「私は、突撃で超えられぬものなど無いと思っていた。勇猛果敢に前進することこそであらゆる困難を克服できると信じていた……」
絹代「だが、現実は違った……」
絹代「突撃だけでは……どうにもならないこともあるんだ……」
絹代「みんな……すまない……」
福田「そんなこと無いであります!」
玉田「西隊長がお決めになったことに我々が異を唱えることはありません!」
池田「西隊長は、我々知波単学園を大切に考えて下さる、尊敬に値する隊長です」
細見「西隊長以外に知波単の隊長は考えられません!」
絹代「みんな……ありがとう」
絹代「では……気をつけっ」
「」ビシッ
絹代「本日はこれより選抜試合の反省点を検め、各自改善点を模索し修練を開始せよ!!」
「はっ!!」
96 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:27:49.03 ID:gZG/kheN0
-サンダース
優花里「せっかくなのでチーム名を決めませんか?」
アリサ「チーム名〜そんなのどうでも良いじゃない?」
優花里「大洗では士気を高めるためにみんなつけてたんですよ」
ケイ「へ〜面白そうね……じゃあマッスルパンチなんてどうかしら?」
典子「おおっ根性っぽくていいですね!」
杏「暑苦しくないかな〜?」(まじかよ、センスね〜)
ナオミ「……隊長、私は大学生にこの前の借りを返そうと思ってます。リベンジャー(復讐者)なんてどうですか?」
ケイ「いいんじゃない……!じゃあさ、いっそのことマッスルリベンジャーとかどうかな?」
優花里「どっかで聞いたような名前ですね?」
杏「いや、マッスルはいらないでしょ!何なの、そのマッスルに対するこだわりは?」
ケイ「え〜強そうじゃない、ねえ?」
ナオミ「Yes,ma'am」
ねこにゃー「Muscle is Power」
優花里「ひゃっほう、さいっこうだぜぇぇぇぇ!」
ファイアフライ(マッスルリベンジャー)
車長 (ケイ→優花里)
砲手 ナオミ
装填手 (優花里→ねこにゃー)
操縦手 ツチヤ
杏「………」
97 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:30:15.19 ID:gZG/kheN0
-聖グロ
桂利奈「名前を決めよう!」
華「そういえばチームに名前をつけてましたね」
妙子「う〜ん、イメージ的にはイノシシとかサイかな?」
オレンジペコ「……大洗らしいネーミングですね」
ダージリン「名前といえども聖グロリアーナらしく気品と優雅さを兼ね備えたものにしましょう」
ローズヒップ「スーファミがいいですわ!」
ルクリリ「なぜゲーム機?しかも古い。それならPS4の方が……」
桂利奈「ブルーレイがいいっ!」
妙子「特上カルビ!」
華「牡丹とかどうでしょう?」
オレンジペコ「牡丹……花の名前ですね」
華「いえ、牡丹鍋……」オナカスイタ
ダージリン「ちょっと自分の好きな物の名前を言ってどうするの!」
桂利奈「ならどんな名前が良いんですか?」
ダージリン「そうね……ティロ・フィナーレなんてどうかしら?」ドヤァア!
アッサム「中二っぽい上にそれイタリア語です……」ハァ
ダージリン「ちゅ……ならアッサム、あなたは何なの?」
アッサム「えっあっ……り、龍雷拳!」アセッ!
ダージリン「いやよ、そんなラーメン屋みたいな名前」
アッサム「」
98 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:31:22.08 ID:gZG/kheN0
ワーワーギャーギャー!
エルヴィン「なんだ、ずいぶん騒がしいけどどうかしたのか?」ヒョコ
オレンジペコ「それがチームの名前が決まらなくて……」
エルヴィン「まったくしょうもない……なんかろくな名前が無いな。何でラーメン屋の名前が?」ペラ
オレンジペコ「面目ありません」ペコ
エルヴィン「ん〜じゃあさ、イギリスにちなんでアーサーなんかどうかな?」
オレンジペコ「イギリス伝説の英雄ですね?」
エルヴィン「そのとおりだ。アーサー王は与えることを一生涯続けた、その結果人々は集まりアーサー王に忠誠を誓ったという」
ギャーギャー!ワーワー
エルヴィン「……あの人たちにはアーサーの爪の垢をせんじて飲ませたいなあ……」
オレンジペコ「まったくです」
チャーチル(アーサー)
車長 ダージリン
(追加)通信手 エルヴィン
砲手 (アッサム→華)
装填手 オレンジペコ
操縦手 桂利奈
99 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:32:06.28 ID:gZG/kheN0
-プラウダ
ノンナ「チーム名ですか?」
忍「そうですよ他のチームもつけてるみたいだし私たちも……」
ニーナ「チーム名のんて考えだごども無がったなあ」
クラーラ「何かいい案はあるのですか?」
麻子「別に何でも良いんじゃないか?」
ナカジマ「せっかくなんだし、ちゃんとした名前をつけてあげようよ?」
ぴよたん「アサシン・パラディン・ベルセルク・ソーサレス……」
ノンナ「лавина(雪崩)はどうでしょう?」
忍「なんんかプラウダっぽくてカッコいいですね!」
クラーラ「удивительный」
T-34/85(лавина)
車長 クラーラ
通信手 ニーナ
砲手 ノンナ
装填手 ぴよたん
操縦手 麻子
100 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:33:47.47 ID:gZG/kheN0
-アンツィオ
沙織「よーしかっこいい名前をつけちゃおう!」
アンチョビ「こういうのこそリーダーのうでの見せ所だ!」
カルパッチョ「どんなのが良いでしょう?」
ペパロニ「ナポリタンがいいッス!」
アンチョビ「いや、マルゲリータも捨てがたい……」
カルパッチョ「定番の前菜トマトのブルスケッタも食べたいです!」
ペパロニ「魚介たっぷりのペスカトーレも好きッス!」
沙織「チーム名だからね、好きな食べ物じゃないからね?」
カエサル「相変わらずだな〜ひなちゃんは」
カルパッチョ「えへへ……」
沙織「も〜ちゃんと考えてよね!」
アンチョビ「じゃあ沙織はどんなのがあるんだ?」
沙織「え?え……と、シャイニング・ジャッジメント!(閃光の裁き)……とか?」
「………あーいーんじゃない」シラー
沙織(滑った……)
ペパロニ「じゃあ、佐織さんをイメージしてみるッス」
カルパッチョ「女子力高いけど彼氏いない……」
ペパロニ「未婚、独身、行き遅れ……」
沙織「ちょっとまてをい!」
アンチョビ「婚活、ゼクシィ……」
カエサルペパロニカルパッチョアンチョビ「 そ れ だ ぁ !! 」
沙織「へっ?」
CV33(ゼクシィ)
車長 アンチョビ
砲手 沙織
操縦手 ペパロニ
沙織「ちょっと何これ、やだも〜!」
101 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:34:41.01 ID:gZG/kheN0
-黒森峰
まほ「チーム名か…あまり意識したこと無かったな」
梓「はいっ、大洗の伝統です!」
そど子(いつ伝統になったんだろう?)
エリカ「そんなの適当にティーガーチームとかで良いじゃないですか?」
みほ「でもせっかくですからちゃんと考えないと……」
エリカ「戦いに不要なものなどどうでも良いわ。ったく何考えてるんだか……」
まほ「ふむ……みほが決めてくれ」
みほ「い、いいの?じゃあ“ボコ”で!」
エリカ「は、何よその力の抜けるような名前は」
まほ「分かった、それでいこう」
エリカ「へっ!」
ティーガーT(ボコ)
車長 まほ
通信手 梓
砲手 みほ
装填手 そど子
操縦手 エリカ
102 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/04(水) 15:41:06.31 ID:gZG/kheN0
う〜ん、いまいちうまく話が繋げられない
いったんストップします
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/04(水) 17:41:04.35 ID:cCdb0pXmo
乙
チーム名がカオス過ぎてカチューシャが大変だ
104 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:44:53.73 ID:33uIE+C10
いつまでも時間かけるわけにはいかない!
投稿開始!
105 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:46:41.05 ID:33uIE+C10
-高校選抜
ピッ パッ パッ パッ パッ パッ
カチューシャ「みんな来たわね」
???「とりあえず言われたから来たけど…何でこんなこと?」
???「考えなしに行動をする人ではありません。きっと何か考えがあるのでしょう」
???「そうですね、大切なことなんでしょうからしっかり聞きましょう?」
???「わ、わかってるわよそれくらい!」
???「んで、何でいったい何を始めるの?」
カチューシャ「この戦いは絶対に勝たなくてはならない。だから、考えたわ」
カチューシャ「大学選抜に勝つための最後の一チーム、やつらに対抗する切り札……」
カチューシャ「 自 由 編 成 の チ ー ム を ! 」ドン!
カチューシャ「戦車はW号戦車を使う」
???「えっ?でもあれって文科省に取り上げられたんじゃ…」
カチューシャ「黒森峰に同じ型のがあったのよ。そして、ここからが重要」
カチューシャ「乗組員は……」
カチューシャ「今ここにいるメンバーよ!」
???「ええっ?」
カチューシャ「W号の性能を最大限に発揮するにはこのメンバーが最適なの」
106 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:49:08.47 ID:33uIE+C10
カチューシャ「……というわけで悪いけど選手がかぶっちゃったところは編成しなおしておいてね」
???「自由編成の会議をするのはわかったけど、なんでTV電話なのよ、普通に集まれば良いじゃない?」
カチューシャ「それは危険だわ、私たちが一箇所に集まることでこのチームの乗組員が特定されるのは避けたいの」
???「チーム編成は極秘に行う、不安要素は徹底的に排除するということですね」
???「でも、本当に偵察なんてするんでしょうか?」
カチューシャ「大学生チームは社会人チームと戦ったときにも偵察をしてるわ、ルール上問題ない以上まず間違いなくやってくると思ったほうがいい」
カチューシャ「できることをやりもせずタカをくくるような指揮官は無能。愛里寿はそんな類の輩じゃないわ、甘く見ないで」
カチューシャ「自分たちの面子もあるし、今度はわずかな油断もしないはず。間違い無く最強の戦力、戦術を駆使してくるに違いない」
???「それだけ私たちを強者として認めているってことか、正直油断してくれたほうが助かるんだけどね……」
107 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:50:05.58 ID:33uIE+C10
カチューシャ「トレーニングメニューはメールで送ったわ」
ポン!
???「あ、これね……」ブー
???「ちょっと、試合まで一週間しかないのよ!これをやれと?」
カチューシャ「あなたたちならできるでしょ?相手はセンチュリオンよ、やってやりすぎということは無い」
???「だからってこれはさすがに……」
???「……分かりました」
???「皆さんの足を引っ張らないよう頑張らせていただきます」
???「いーねー、面白そうじゃん、燃えてきたっ!」
???「……なっ何よ、やるわよ、やればいいんでしょ!」
108 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:54:54.41 ID:33uIE+C10
-大学選抜
「黒森峰、プラウダ、聖グロは警備が厳重で進入できませんでした。サンダースも箝口令がしかれていて使用戦車がファイアフライとしか……」
「継続は不参加、恐らく資金不足が原因かと。アンツィオは隊員たちがあまり興味が無いためCV33が3人乗りで出ることくらいしか分かりませんでした」
「知波単は猛練習をしていました、戦力的に参加することは無いと思うのですがちょっと気になりますね」
愛里寿「サンダース、アンツィオは確定。残りも黒森峰、プラウダ、聖グロとみて間違いないと思う。知波単はブラフだな、このまえの活躍は予想外だったが総合的には下位、出てくることは無いだろう」
メグミ「自由編成に関しては情報が少なすぎて判断できませんね」
愛里寿「だがある程度は予測できる、私たちに対抗するために最高戦力で編成してくるはずだ」
愛里寿「指揮を執るために車長はカチューシャさん、戦車は乗りなれてる中戦車、乗組員はそれぞれの専門家だろう」
愛里寿「どんな相手がこようと私は負けない!」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/05(木) 14:55:39.73 ID:33uIE+C10
愛里寿「まず大洗の主力、隊長車の5人は出てくるべきと考えたほうがいい」
愛里寿「五十鈴華」
愛里寿「砲撃の腕は全国上位レベル。短期間であの上達速度は間違いなく天才の部類、要注意だ」
アズミ「確かにあの腕前は厄介ね…」
愛里寿「だがその能力が発揮されるのはあくまで集中している時だけだ、心を乱してやれば三流スナイパーに成り下がる」
愛里寿「正面からやり合おうとせず的を絞らせず相手を揺さぶるように攻めろ」
愛里寿「才能は向こうが上でもキャリアはこっちが上だ」
愛里寿「才能の差が勝敗の決定的な差にはなり得ないことを教えてやれ」
110 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:56:45.00 ID:33uIE+C10
愛里寿「冷泉麻子」
愛里寿「大洗では学年主席の天才、その実力はマニュアルをを一度見ただけで再現可能だ」
「なにそれ、チートじゃん…」ドヨ
愛里寿「だが、練習期間が短かったせいか彼女の行動パターンのほとんどはマニュアル通りだ」
愛里寿「どんなに動きが速く正確だろうと、マニュアル通りならここにいるメンバーなら対応できるはずだ」
メグミ「天才ではあっても、万能ではない…と」
愛里寿「常に動きの先を読み先手を取り続けろ」
愛里寿「あとはオリジナルの動きを対策してしまえば向こうは打つ手が無くなる」
111 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 14:57:41.92 ID:33uIE+C10
愛里寿「武部沙織」
愛里寿「たかが通信手と甘く見るな、彼女の一番の強みはチームのムードメーカーとしての能力だ」
愛里寿「チームを盛り上げ実力以上のものを引きだす、誰にでもできるような簡単なことではない」
ルミ「だったらそれ以上の実力を見せてやる!」パチーン!
愛里寿「事実、彼女が居なければ大洗は優勝まで進めたかどうかも怪しい」
愛里寿「決して油断するな!」
112 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 15:04:16.80 ID:33uIE+C10
愛里寿「秋山優花里」
愛里寿「戦車に関する知識は目を見張るものがあるが、戦車道の経験は無く装填手としての実力もそこまで優れている訳ではない…」
愛里寿「だが隊長車の乗組員である以上私たちの知らない何かがあるかもしれない」
ルミ「さすがに考えすぎじゃあ…」
メグミ「用心に越したことはないから」
優花里『カチューシャ殿に誉められたであります〜』クネクネ
ウワッ! ズデン チョットユカリンパンツミエテル! アワワワ
「………」
愛里寿「…一応油断はするな」
113 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 15:05:19.13 ID:33uIE+C10
愛里寿「カチューシャ」
愛里寿「全国大会を優勝に導いた大洗のリーダー」
愛里寿「戦術や状況判断能力は非常に高レベルだ、時々予想を超えた動きを見せてくる」
愛里寿「だが何より厄介なのは味方との連係攻撃だ、一度火が付いたら手がつけられない」
アズミ「そういえば観覧車転がされましたね」ハア
ルミ「単にめちゃくちゃなだけよ」ウー
愛里寿「だが、もちろん欠点も存在する」
愛里寿「それは……」
114 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 15:09:48.37 ID:33uIE+C10
-某駅のホーム
辻「……」
スッ
???「再試合なんていったいどういう風の吹き回しかな〜?」
※反対側の椅子に座ってます
辻「…どちらさんですかな?」
???「“干し芋大好き”って言えばわかるかな?」
辻「!……もしやとは思ってたが、やはりあなたでしたか…」
干し芋「こちらとしては助かったよ。仲間を増やすのは簡単だったんだけど、その後が難航してたんだよね」
干し芋「あの試合は決着がついていたし」
干し芋「時間がかかれば私たちは卒業しちゃうし、何より学園艦が解体されてしまう」
干し芋「せっかく取り戻したって肝心の学園艦が無くなってたら意味ないからね」
辻「そうですか……」
干し芋「まさかこんな助け舟なんか出してくれるとは思わなかったよ、ひょっとして大洗のファンにでもなっちゃった〜?」
辻「勘違いしないでいただきたい、あくまでこちらの都合です」
辻「全国大会優勝、そして大学選抜とも互角に戦射抜いた大洗女子学園は今や全国民の注目の的」
辻「廃艦にするよりも戦車道の起爆剤にしたほうが利益がある、そうふんだだけですよ」
辻「学園艦を廃艦にするにもコストがかかりますからね、しないですむならそれに越したことはない」
辻「ただし、そのためには上を納得させなければいけない」
干し芋「…それで再試合ね」
干し芋「もちろん負ければ廃校撤回は白紙、全ては水の泡…」
辻「いくら高校選抜とはいえ厳しい戦いになるのは明白だ」
辻「……だが君たちはやるんだろう?」
干し芋「もちろん。泣き寝入りは趣味じゃないんでね、わずかでも可能性があるなら諦めないよ〜」
辻「…まあ、せいぜい頑張ってください」
プシュー スタスタ パタン
115 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 15:10:18.39 ID:33uIE+C10
タタンタタン タタンタタン…
干し芋「………」
干し芋「泣いても笑ってもこれが本当の最終決戦……」
タタンタタン タタンタタン タタンタタン…
干し芋「そう簡単に私たちは負けないよ……」
116 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/05(木) 15:11:24.20 ID:33uIE+C10
干し芋「 私 の 同 志 は 手 強 い か ら ね ! 」ドン!
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