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【ガルパン】優花里「私の同志は手強いであります!」
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142 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/07(土) 09:39:20.21 ID:FDGUjIDC0
>>141
ミスしました、こっちでお願いします
アンチョビ『敵部隊が二つに分かれたぞ、隊長車を狙うチャンスだ!』
カチューシャ「……」ニィ
143 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/07(土) 09:45:55.35 ID:FDGUjIDC0
ザザザ!
愛里寿「来たな、護衛が減れば何とかなると思ったか?」
メグミ「一網打尽、一気にしとめるわよ!」
メグミ「バミューダアタック!」
ブロロロ ドオン ドオン!
みほ「くっ、停止!」
麻子「このまま進むのは危険だぞ」
ダージリン「戦車、後退」
ブロロロ
メグミ「逃げるのが早い…さすがに警戒してるか?」
カチューシャ「ミッコ、逃げてるけど逃げ切れない感じでお願い」
ミッコ「了解!」
ブロロロ
アズミ「あそこ、W号がいたわ、逃げ遅れたみたい!」
ルミ「一気にカタをつけてやる!」
144 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/07(土) 09:49:02.74 ID:FDGUjIDC0
アズミ(W号は囮ね……周りの地形から判断して)
アズミ「来るわよ、左右を警戒して!」
ザザッ
クラーラ「Черт!」
ダージリン「おやりになるわね……」
メグミ「挟撃をしようとしてたみたいだけど、その手は食わないわよ!」
アズミ「たった二両じゃ私たちは止められないわよ!」
145 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/07(土) 09:51:00.57 ID:FDGUjIDC0
決して油断しているつもりは無かった。しかし、相手の隊長を倒す絶好のチャンスという思いが彼女たちの判断を僅かに鈍らせていた……
カチューシャ「そうね、私も二両だけなんていったつもりは無いわ」
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/07(土) 09:52:33.65 ID:FDGUjIDC0
ドオン
ルミ「この砲撃は……!あれはティーガーT!」
ドオン!
アズミ「こっちにはファイアフライも!」
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/07(土) 09:53:48.48 ID:FDGUjIDC0
カチューシャ「 四 両 よ ! 」ドン!
148 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/07(土) 09:55:06.88 ID:FDGUjIDC0
ここまで
自由編成はだれか予想してみると面白いかなと思いあえて正体を明かしてません
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 10:18:49.79 ID:ziye0caeo
砲手が難しい
乙
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 23:28:38.71 ID:fPrCWW6wO
乙です。
151 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:13:31.27 ID:2HG/Iymb0
12月までに完結するぞ!
パンツァーフォー!
152 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:14:47.15 ID:2HG/Iymb0
キンキンキンキン
愛里寿「………」
愛里寿「やられた……」
CV33 ブロロロ タタタタ!
ペパロニ「やーいやーい!」
愛里寿「執拗にセンチュリオンを狙ってたのは指揮系統の妨害をするため、そう思わせることが目的だった!」
愛里寿「本命はこっち、メグミ中隊の殲滅!」
カチューシャ「センチュリオンはのマークは絶対にはずせない、部隊を分けたときが絶好の攻撃チャンス……」
153 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:15:25.79 ID:2HG/Iymb0
カチューシャ「 だ か ら こ そ 無 視 す る ! 」ドン!
154 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:18:22.87 ID:2HG/Iymb0
〜〜〜〜〜〜〜
カチューシャ「これだけ攻めればセンチュリオンを狙ってることに気づいてるはず」
カチューシャ「狙いが分かれば当然対応してくる」
カチューシャ「あえて隙を作り釣られて出てきたところを挟み撃ち、一網打尽を狙ってくるはずよ」
カチューシャ「恐らく自分自身を囮にしてくるはず」
アリサ「でもそううまくいくの?」
カチューシャ「大学選抜としてのプライドが消極的な戦術は取らせない」
カチューシャ「愛里寿は間違いなく自分を囮にする、なぜなら……」
カチューシャ「 負 け た こ と が 無 い か ら よ ! 」ドン!
〜〜〜〜〜〜〜〜
155 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:19:57.41 ID:2HG/Iymb0
愛里寿「メグミ中隊の援護をする、ついて来い!」
ドオン ドオン!
カチューシャ「ちっ、戻るのが早い、こっちも撤退よ!」
優花里「さすがにやりますね、せめて一両は倒したかったのですが……」
メグミ「すみません隊長」
愛里寿「場所を移動する、全員ついて来い」
ブロロロ
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/08(日) 08:20:58.20 ID:2HG/Iymb0
カエサル「おっ、大学チームが撤退していくぞ!」
おりょう「市街地に逃げ込んでいるぜよ」
桃「おお、この前とは違ってこっちが追い詰めてるぞ!」
杏「市街地ってことは遭遇戦狙いかな?」
柚子「戦力的にはまだ向こうが上、どちらにしろ油断できないことに変わりはありませんね」
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/08(日) 08:21:39.23 ID:2HG/Iymb0
カチューシャ「みんな、追うわよ!陣形を維持しつつ前進」
「了解」
ブロロロ
カチューシャ(二度の奇襲にもかかわらず撃破は0……気が抜けないわね)
ダージリン「相手は思いもつかない手を使ってくるはず、油断してはだめよ」
みほ(いざとなったら私がみんなの盾に……)
クラーラ(ここからが本番、みんなと力を合わせていかないと……)
アンチョビ「いたぞ!前方に固まっている、気をつけろ!」
158 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:25:06.15 ID:2HG/Iymb0
アズミ「敵車両確認しました、固まってこちらへ移動してます!」
愛里寿「よし……作戦通りいくぞ!」
メグミ「でも、危険じゃないですか、やっぱりやめたほうが?」
愛里寿「この程度のことがこなせなくてなにが隊長だ。島田愛里寿を甘く見てもらっては困る」
メグミ「す、すみません!」
159 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:26:27.06 ID:2HG/Iymb0
ブロロロ
アンチョビ「敵、こっちに向かって前進、気をつけろ!」
カチューシャ「なっ、遭遇戦が目的じゃなかった!?、みんな気をつけて、来るわよ!」
まほ(迷いの無い動き、愛里寿のチームメイトへの信頼が大学選抜の本性を引き出したか!)
ダージリン「突撃!?どうやら一気に勝負を決めにきたみたいね」
クラーラ(まずい、突然の奇襲にみんな動揺している。動きに乱れが……)
みほ「みんな、私たちの後ろへ!カチューシャさんは下がってください!」
カチューシャ「ちぃっ!応戦するわよ、砲撃開始!」
160 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:28:24.37 ID:2HG/Iymb0
愛里寿「 か か っ た な 」
161 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:30:12.75 ID:2HG/Iymb0
センチュリオン ドンッ!
みほ「うそっ、センチュリオンが単体で突っ込んできた!」
ダージリン「まずい、直接カチューシャを狙って……」
愛里寿「奇策はお前たちだけの専売特許使じゃない!」
優花里「愛里寿は向こうの切り札のはず、それがこんなリスクをとってくるなんて」
麻子「本命はこっちか?完全にW号をしとめる気か!」
ルミ「予測不能の忍者戦術、とくと味わえ!」
カチューシャ「愛里寿のやつ、正面から裏をかいてきた!」
愛里寿「さっきのお返しだ!」
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/08(日) 08:31:28.45 ID:2HG/Iymb0
ダージリン「カチューシャ、早く私の後ろへ!」
ブロロ ガン ゴン
ミッコ「し、しまった!」アセッ
ブロロロ
愛里寿「もらった!」
ギャギャギャ ドカァ
愛里寿「!?」
みほ「そうはさせない、あなたは私が食い止める!」
優花里「ボコチームが前に出て!?」
みほ「みなさんは今のうちに撤退を!」
愛里寿「敵が浮き足立っている、今がチャンスだ。ティーガーTは私たちが倒す、お前たちは残りを追え」
「了解!」
ブロロロ
梓「敵車両そちらへ向かいました、気をつけてください!」
163 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:32:25.91 ID:2HG/Iymb0
ドオン
そど子「うわあっ、ちょっと大丈夫なの?」
エリカ「ふん、そう簡単に当たるもんですか!隊長車、別に私たちがやっちゃってもいいんでしょう?だったら……」
まほ「戦車の性能では向こうが上…だが、勝てない相手ではないはずだ……」
みほ「……お姉ちゃんは車長以外のポジションも満遍なくこなせる万能型、砲手の実力もトップクラス。エリカさんも同じで操縦の腕は他に引けをとらない」
みほ「澤さんはどんな状況でも落ち着いて連絡を取ってくれるし、園さんだってどんなに戦車が動いても素早く装填してくれる」
みほ「……よし……」
みほ「お姉ちゃん、エリカさん、澤さん、園さん……いくよ!」
愛里寿「事実上の西住流対島田流……どっちが上かはっきりさせてやる、撃て!」
164 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/08(日) 08:35:11.41 ID:2HG/Iymb0
ここまで
仕事いってきます
序盤でいきなりエース対決、みぽりんが主人公だったら出来ない展開ですね
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 12:00:23.84 ID:s2FZkTuzO
乙乙
166 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:24:37.59 ID:V43gx6AH0
連休休み無し、雨フレ〜って思っちゃう私…
逝きます
167 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:25:25.33 ID:V43gx6AH0
みほ「停止!……撃て!」
ドオン! ドオン
愛里寿「後退!そのまま回りこめ!」
ブロロロ
みほ「そこの路地に入ってください!」
愛里寿「建物ごと撃ちぬけ!」
ドオン! ガラガラ
168 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:26:36.00 ID:V43gx6AH0
エリカ「くっ、隙ができない。みほ、何とかしなさい、隊長でしょ!」
みほ「分かってる…けど……」
まほ「無茶を言うなエリカ、お前だって分かっているだろう?センチュリオンのチームは今まで戦ってきたやつらとはわけが違う」
まほ「無謀と勇気は別物だ、冷静になれ、相手の術にはまるな!」
エリカ「そんなこと分かってます!けど、私は自分の歩んできた道を信じている、厳しい訓練を潜り抜けてきた仲間たちとドイツ戦車で結成されたこの学園は何処にも負けないって」
エリカ「相手がたとえそれが大学生だろうと……」
169 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:27:26.55 ID:V43gx6AH0
エリカ「 王 者 黒 森 峰 を 舐 め る な ぁ ぁ ぁ !! 」
170 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:27:56.14 ID:V43gx6AH0
みほ(エリカさん……)
まほ「エリカ……」
みほ(エリカさんは信じているんだ、自分の戦車道を、自分の歩んできた道を……)
みほ(ここで隊員の気持ちに応えなきゃ隊長じゃない!)
みほ「エリカさん、そのとおりです。お姉ちゃん、いくよ!」
171 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:28:41.57 ID:V43gx6AH0
愛里寿(隠れているな……どこだ)
ブロロロ
愛里寿(本来の黒森峰なら戦力に物を言わせて正面から来るはずだが……)
愛里寿「そこの角を……停止!」
キッ ドオン!
まほ「外しただと!?」
愛里寿(やはり待ち伏せだったか。本来の黒森峰ならこんな戦術は絶対に使わない、だが……)
172 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:29:16.82 ID:V43gx6AH0
愛里寿「 そ れ は す で に 知 っ て い い る ! 」ドン!
173 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:29:49.53 ID:V43gx6AH0
ドオン ドオン
みほ「うぐっ」ハアハア
エリカ(そんな、どうして?みほの戦い方は西住流には無いはずなのになんで対応できる……)
みほ(そんな、どうして?……)
まほ(くっ、このままでは押し切られる……)
174 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:31:06.99 ID:V43gx6AH0
ミカ「これは、勝負あったかな」
アキ「そんな、まだ負けてないよ。何でそういうこと言うの?」
ミカ「島田愛里寿はみほさんのリズムを完全につかんでる」
アキ「どういうこと?」
ミカ「戦いにおいてもっとも必要なことを彼女は知っている……」
アキ「そんなの黒森峰だって同じでしょ?」
ミカ「いや、同じじゃないよ。島田愛里寿は大学選抜の隊長として絶対負けられない立場にいる、その想いの差が現れている」
175 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:31:48.37 ID:V43gx6AH0
大学選抜は簡単になれるものじゃない、実力があり向上心があるやつだけがなれる。才能の上にあぐらをかくようなやつには到底勤まらない
各大学のトップクラスが熾烈を極める戦いの末に勝ち取るものなのだ。それはたとえ島田愛里寿とて例外ではない……
みんな己のプライドを賭け死に物狂いで戦っているのだ
頂 点
大学選抜という頂点で自分たちが戦っているという誇りが負けることを許さないのだ
176 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:33:01.28 ID:V43gx6AH0
愛里寿「西住流にない戦い方をするから私の意表をつけるとでも思ったか、西住みほの戦い方はこの前の戦いや全国大会の映像ですでに研究済みだ……」
みほ「あああ……」
愛里寿「どうやら私たちを過小評価していたのはそっちだったようだな」
まほ「………」ギリ
愛里寿「……西住流も所詮この程度か?」ハァ
みほ「!!」ピク
愛里寿「まあいい、これで終わりにしてやる」
177 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:33:42.68 ID:V43gx6AH0
みほ(この程度って…言った)ドクン!
自分だけじゃない、黒森峰のみんなが侮辱された気がした
それまで温和なみほが持ち得なかったもの……自分と仲間のためならば、どんな敵だろうと打ち砕くという…
凶 暴 な 戦 士 の 意 志
負けられない、負けたくない……
勝 ち た い !
みほ「うあぁぁぁぁ!」
178 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:34:20.91 ID:V43gx6AH0
愛里寿(雰囲気が変わった……)
ドオン ドオン!
みほ「うわぁぁぁ!」
ギャギャギャ
愛里寿「だが……」
ドオン!
みほ「ぐぅぅ……」
愛里寿「勝負ありだ」
ピタ
まほ(くっ、万事休すか……)
179 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:34:53.50 ID:V43gx6AH0
愛里寿「 決 ま っ て い る、 勝 つ の は 私 だ 」ドン!
180 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/09(月) 08:42:11.04 ID:V43gx6AH0
ここまで、仕事逝きます
>>169
逸見は黒森大好きです。たとえ優勝できなかろうと自分たちは最強だと信じてます
>>176
戦車同士で会話してるとか言わない、原作でもミミミがやってる(いつもどおりのバミューダアタック!)
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 09:45:06.74 ID:kn2AsMkNO
乙です
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 11:55:20.65 ID:UrKRGxOGo
乙
183 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/11(水) 17:13:52.97 ID:zxT/yqUN0
いつもどおりの砲撃開始!
活きます!
184 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/11(水) 17:15:18.80 ID:zxT/yqUN0
しかしみほの西住流としての誇りがが負けることを許さない……
最後の瞬間まで勝負をあきらめない気持ちは、勝利を意識した島田愛里寿の一瞬の隙を見逃さなかった
みほ「撃て!」
ドオン!
愛里寿「くっ、しまった!?」
みほ「後退!」
ブロロロ
みほ「長引けば負ける、一気に勝負に出ます!」
エリカ「どうするの?」
みほ「一撃撃った後に一気に背後に回りこみます」
エリカ「履帯が千切れるわよ!?」
まほ「かまわない、停止した瞬間撃ち抜いてやる」
みほ「園さん、装填時間短縮できますか?」
そど子「大丈夫よ、思いっきりやっちゃって!」
梓「隊長、お願いします!」
みほ「お姉ちゃん、エリカさん、園さん、澤さん後ちょっとだけ私に力を貸してください」
みほ「………行きます!」キッ
ブロロロ ドオン!
みほ「エリカさん!」
エリカ「行けぇぇぇぇ!」
ギャギャギャ! ブチッ! ガガガガ!
そど子「ぐうぅぅぅぅ!」
ガコン
梓「見えた!」
まほ「今だ……う…」
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/11(水) 17:17:17.84 ID:zxT/yqUN0
愛里寿「 残 念 だ が そ れ も 知 っ て い る 」
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/11(水) 17:18:01.78 ID:zxT/yqUN0
ドガシャアン!
みほ「きゃあ!」
エリカ「そんな、車体をぶつけて動きを止められた!?」
まほ「くっ、砲身が…この角度では……」
ドンッ ズサァァァ!
みほ「まだ終わってない、諦めない!」
まほ「標準を……」
187 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/11(水) 17:18:30.12 ID:zxT/yqUN0
みほ愛里寿「 撃 て ! 」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/11(水) 17:19:39.55 ID:zxT/yqUN0
「高校選抜、ティーガーT走行不能!」
189 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/11(水) 17:28:01.50 ID:zxT/yqUN0
みほ「すみません私の力が及びませんでした」
まほ「まさか力の差がここまであるとは……」
エリカ「くそっ!」ガン
そど子「あんなのどうやって倒せっていうのよ〜!」
梓「すみません、ティーガーT撃破されました」
梓「けど……」
190 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/11(水) 17:29:20.06 ID:zxT/yqUN0
梓「目的は達成しました。後お願いします」
191 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/11(水) 17:48:15.32 ID:zxT/yqUN0
第三話終了
まとめるのでいったんここで終了します
192 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:18:50.59 ID:s6Q42lea0
ブロロロロ
メグミ「W号から目を離さないで、このまま追うわよ!」
アズミ「了解!今度は平気よね」
ルミ「隊長の突撃で虚をついたのよ、逃げるだけで精一杯よ!」
ブシュー
黒森OB2「!苦し紛れの煙幕か、それで逃げたつもりか!」
メグミ「砲撃」
ドオン ドオン! ドオン!
アズミ「煙幕が晴れたときがあなたたちの最後よ!」
ルミ「私たち相手によくやったわよあんたたちは」
193 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:21:18.47 ID:s6Q42lea0
ドオン ドオン
メグミ(何か妙ね……)
メグミ(確かにこれは苦し紛れの煙幕、それは間違いないはず。私たちは追い詰めているはず……)
メグミ(なのに何だこの不安は?……そうか、あまりにもうまく行き過ぎてるんだ)
黒森OB2「……!大変ですパーシングが一両いません!」
アズミ「ええっ、どういうこと?」
ルミ(……本当だ、全員で追っていたはずなのに四両しかいない?)
ドオン ドオン!
黒森OB2「ええっ?側面から砲撃!」
チャーチル ファイアフライ
メグミ「前方には煙幕、これはまさか……」
メグミ「 声 東 撃 西 !! 」
194 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:22:47.34 ID:s6Q42lea0
〜〜〜〜〜〜〜
ブロロロロ
梓『私たちがセンチュリオンを引き付けて時間を稼ぎますので、パーシングの方をお願いします』
カチューシャ「任せなさい、愛里寿よりこいつらの方が楽だわ、まとめて叩き潰してやる」
カチューシャ「アーサーはパーシングを一両誘導して、残りは私たちの方に集合。敵を一箇所に集めるわ」
ダージリン「了解、追い詰められたネズミの恐ろしさ、見せてあげましょう」
ペパロニ「煙幕完了ッス!これで向こうからこっちは見えないッス」
沙織「相手はきっと私たちを追い詰めたと思ってるはずだよ!」
カチューシャ「リベンジャーは裏側を通ってアーサーと合流、パーシングを撃破後側面から敵を強襲。私たちは苦し紛れで応戦するふりをして敵を釘付けにしつつ時間を稼ぐわよ」
「了解!」
〜〜〜〜〜〜〜
195 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:23:24.25 ID:s6Q42lea0
ブロロロ
メグミ「ファイアフライから先にしとめるわよ、二人とも着いてきて!」
アズミルミ「了解!」
メグミアズミルミ「 バ ミュ ー ダ ア タ ッ ク ! 」
196 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:24:45.59 ID:s6Q42lea0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アリサ「このままでは防衛線持ちません!」
ケイ「くっ、バラバラになんてさせないわよ!」
メグミ「まだまだ後輩には負けられないわよ、中隊前進!」
ドオン ドオン! シュポ
ケイ「!?しまった!」
アリサ「隊長、こんのー!」
ドオン! シュポ
アリサ「そんな、何もさせてもらえなかった……隊長、すいません!」
ナオミ(サンダース率いる守備隊が……壊滅だと)
ナオミ(私たちが手も足も出ないなんて、そんなことが……)
ブロロロ
ナオミ「二人とも!きさまらー」
ナオミ(私だけ生き恥を晒すわけにはいかない!)
ケイ「ナオミStop!あなただけでも逃げなさい!」
ナオミ「し、しかし……」
ケイ「17ポンド砲をここで失うわけにはいかない、行きなさい!」
ナオミ「し……しかし!」
ケイ「 行 け ー !! 」
ナオミ「ぐ……Yes……mam!」
ブロロロロ
ケイ「ナオミ、みんなのこと、頼んだわよ……」
〜〜〜〜〜〜〜〜
197 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:25:20.19 ID:s6Q42lea0
ナオミ(あの時から私の心にぽっかりと穴が開いてしまった)
ナオミ(あの屈辱を忘れた日は一日としてなかった)
ナオミ(引くわけにはいかない……)
ナオミ(いまこそ…私は……)
ナオミ( 失 っ た プ ラ イ ド を 取 り 戻 す ! )ドン!
198 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:26:19.12 ID:s6Q42lea0
ナオミは怒っていた
私たちを無様な目に合わせたやつらに怒っていた
目の前でなすすべなく仲間がやられていくことに怒っていた
だが何よりも己の弱さに怒っていた
彼女は復讐を誓っていた
次同じことがあったならばその時は……
自 身 の 力 で 何 と か し て や る
ナンバー1スナイパーとしての誇りがプライドが、負けたままでいることを許さないのだ
199 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:27:34.22 ID:s6Q42lea0
ナオミ「バミューダカウンターを仕掛ける」
優花里「な、本気ですか!?リスクが大きすぎます!」
ナオミ「私が逃げること、それはサンダースの敗北を意味する」
ナオミ「守らなくてはならない、サンダースのプライドを……」
ナオミ「傷つくことを恐れてはならない……」
ナオミ「私はサンダースナンバー1砲手、誰よりも強くなければならない」
優花里「ナオミ殿……」
ナオミ「大洗が教えてくれたんだ、最後まで諦めない勇気を、本物の強さを……」
ナオミ「たとえどんな強敵だろうと討ち貫くのみ。私たちが突破口を切り開く!」
優花里「………」
ナオミ「大丈夫だ、操縦手はツチヤがやっている。あいつらの動きにも対応できる」
ツチヤ「任せて!」
ナオミ「猫田がいれば装填速度は気にならない」
ねこにゃー「高速装填だにゃ!」
ナオミ「そして……優花里、お前の知識はサンダース1だ。信じるんだ自分の実力を!」
優花里「……分かりました、いきましょう!」
優花里「ですが、これは無謀な突撃ではない。引くときは引く、良いですね」
ナオミ「Yes,ma’am」
200 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:29:24.05 ID:s6Q42lea0
優花里(私だって何もしていなかったわけではありません。バミューダアタックを何とかしたいと思っていました)
優花里(ビデオを見て研究しました、どんな戦術も付け入る隙はある。完全無敵の技など存在しない!)
優花里「敵は横一列に並んで並走してくる、あの状態からの一斉砲撃はこちらに逃げる隙を与えない。それなら……」
優花里「ツチヤ殿、頼みます!」
ツチヤ「了解!」
クン!
ルミ「……来た!!」
ドオン! スカッ
ルミ「なっ、フェイント!」
優花里「今です!」
ギャギャギャ
ルミ「しまった抜かれた!」
メグミ「やるじゃない、アズミ、ルミ、いくよ!」
201 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:30:03.37 ID:s6Q42lea0
ギャギャギャ
優花里「ナオミ殿、頼みます!」
(優花里「いいですか?敵がこの動きをしたら注意して下さい。惑わされてはいけません」)
ナオミ(惑わされるな。一両目はフェイント、撃ってくる二両目が本命……)
(優花里「ただしスピードが速く、連携もしっかりしています」)
ナオミ(砲撃のタイミングは二両目が出てくるほんの一瞬……)
202 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:30:29.24 ID:s6Q42lea0
ナオミ「 そ れ だ け あ れ ば 十 分 だ 」ドン!
203 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:31:06.41 ID:s6Q42lea0
ザザザ
ナオミ「Chute!」
ドオン! シュポ
「大学選抜、パーシング走行不能!」
アズミ「なっ、うそでしょ!」
ナオミ「借りは返したぞ」
204 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:31:53.08 ID:s6Q42lea0
ギャギャギャ!
ルミ「ファイアフライは装填に時間がかかる、反撃はさせないよ!」
ねこにゃー「そいやっ!」ガコン
ドオン! シュポ
ルミ「へっ、なんで、何なのその装填スピードは!?」
ねこにゃー「装填ならまかせるにゃ」
優花里「やりました、後一両です!ああっ、後ろ!」
ドオン! シュポ
「高校選抜、ファイアフライ走行不能!」
ナオミ「くっ、ここまでか……」
メグミ「まさかここまでやられるとは、さすがは私の後輩ね。けどこれ以上はやらせない!」
205 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:32:56.00 ID:s6Q42lea0
ダージリン「見つけたわ……砲撃」
ドオン!
メグミ「次は紅茶の園が相手ね、応戦よ!」
ドオン ドオン!
ダージリン(相手の残りはセンチュリオンにパーシング二両、センチュリオンが来る前にしとめる!)
ダージリン(一対一……全国大会準決勝をことを思い出すわね……)
ダージリン(出来ることなら思い出したくない苦い思い出……)
ダージリン(あの時は負けてしまったけど、今回は勝たせてもらうわ!)
206 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/12(木) 14:40:06.17 ID:s6Q42lea0
<<192 の前にこれが抜けていた
---------第四話-----------
【サンダースの意地よ!】
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/12(木) 14:40:44.51 ID:s6Q42lea0
とりあえずここまで
こっから白熱させるぞ〜!
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 17:09:10.07 ID:URVizQrho
乙乙
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/12(木) 23:13:18.67 ID:xmE59VaNo
乙
前スレのイメージBGMは龍星丸の飛龍光撃拳か対の光龍剣のBGMがレアな曲だったな
各々の因縁もあって盛り上がるな
210 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:29:48.77 ID:I2Q/+y960
>>209
知ってる人がいた!
砲撃開始します!
211 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:31:24.36 ID:I2Q/+y960
ブロロロ ドオン ドオン!
メグミ「向こうは防戦一方みたいね」
ドオン! ガラガラ
ダージリン「……後退」
ススッ
メグミ「…また!じれったいわね」
エルヴィン「ようし、敵さんだいぶ苛立ってるみたいだ」
オレンジペコ「うまくいくでしょうか?」
ダージリン「頼みましたよ坂口さん?」
桂利奈「よーしっ、やったるでぇ!」
212 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:35:04.26 ID:I2Q/+y960
ブロロロ ガツン!
桂利奈「あっ、しまった!」
メグミ「しめたっ!」
ブロロロ
ダージリン「………今よ!」
???「停止っ!」
キッ ドオン!
エルヴィン「馬鹿な、読まれただと!完璧なはずだったのに何故ばれた?」
メグミ「なっ、あれはT-34、いつの間に!……あなたがいなければやられていたわ」
213 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:36:09.73 ID:I2Q/+y960
メグミ「アールグレイ」
※アールグレイさんはダージリン対策に通信手として乗ってます
214 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:37:48.49 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「慎重に事を運ぶあなたが不用意に一対一の勝負をしてくるはずがないものね、ダージリン……」
ダージリン「そんな……」パリーン
アールグレイ「ファイアフライがいない今、狙撃は無い。状況、タイミング的に仕掛けるとしたら今しかない……」
215 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:38:21.22 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「 二 度 も 騙 さ れ る か ! 」ドヤァ!
216 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:40:42.03 ID:I2Q/+y960
オレンジペコ「ルクリリですね……」ボソッ
ドオンドオン!
アリーナ「武部さん、たのむっきゃ!」
麻子「しっかりやれよ沙織」
沙織『任せなさい、そっちこそしくじるんじゃないわよ麻子』
麻子「お前に言われる筋合いは無い、いくぞ……」
麻子「 グ ラ ン ド ク ロ ス 2 ! 」ドン!
217 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:43:45.16 ID:I2Q/+y960
>>216
ちょっと違った、こっちと置き換えてください
オレンジペコ「ルクリリですね……」ボソッ
〜〜〜〜〜〜〜
ドオンドオン!
アリーナ「武部さん、たのむっきゃ!」
麻子「しっかりやれよ沙織」
沙織『任せなさい、そっちこそしくじるんじゃないわよ麻子』
麻子「お前に言われる筋合いは無い、いくぞ……」
麻子「 グ ラ ン ド ク ロ ス 2 ! 」ドン!
218 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:45:08.40 ID:I2Q/+y960
アンチョビ「いくぞーペパロニっ!」
ペパロニ「了解ッス!」
ブロロロロ タタタタタ!
キキキキキキン
黒森OB2「ええいうっとおしい!」
ペパロニ「やーいやーい、悔しかったら撃ってみろー!」
黒森OB2「このおっ、あれ?」
ペパロニ「やーい俯角取れないでやんの〜」
アンチョビ「アンツィオ舐めんな!」
沙織「舐めんな!」
黒森OB2「〜〜!豆戦車を踏み潰せ!」
ブロロロロ
クラーラ「今です!」
ブロロロロ
麻子「相手の攻撃対象を入れ替えさせるグランドクロスの発展型、成功だ!」
ぴよたん「これでこっちはフリーになったぴよ!」
ニーナ「ダージリンさんの援護サ向かいましょう!」
クラーラ「Танки вперед!」
219 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:45:44.07 ID:I2Q/+y960
〜〜〜〜〜〜〜〜
ダージリン「でも状況は二対一、こちらが有利であることには変わりない」
アールグレイ「それはどうかしら?」
ドオン! ガキィン
クラーラ「Ой!」
アリーナ「いってえどこから?」
アリサ『みんな気をつけて!』
220 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:46:27.38 ID:I2Q/+y960
アリサ『センチュリオンがそっちに向かってる!』
221 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:47:54.92 ID:I2Q/+y960
オレンジペコ「ちょっと…遅かったみたいです……」
ダージリン「おやりになるわね……」
メグミ「あなたの相手は私よ」
アールグレイ「どうかしら、騙される側にまわる気分は?」
エルヴィン「してやられたか……」
メグミ「弱い物いじめみたいで気が引けるけどこれも勝負、悪く思わないでね」
「………」
華「みなさんしっかりして下さい、まだ勝負はついていません!」
華「当てれば勝つんです、私は諦めません」
桂利奈「重戦車キラーの実力見せてやる!」
ダージリン「そうね…勝負は最後までわからない、反撃開始よ!」
222 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:48:40.59 ID:I2Q/+y960
センチュリオン ズオオオオ
クラーラ「Что нам делать?(どうしよう?……)」
ぴよたん「大ボス登場ぴよ……」
ニーナ「でっけえなあ……」
麻子「まったく…いやになるな、敵の大将とタイマンか……」
麻子「だが絶望的な状況など今まで散々経験してきたんだ、もうこの程度で心折れたりはしない」
麻子「私たち最後まで諦めない」
223 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:50:37.38 ID:I2Q/+y960
華麻子「 私 の 同 志 は 手 強 い 」
224 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:51:22.59 ID:I2Q/+y960
麻子「カチューシャさんは知っているんだ、自分一人の力では勝てないことを」
華「カチューシャさんは私たちを信じて背中を預けてくれたんです」
麻子「みんなで一丸にならなければ勝てないことを」
華「ならばその想いに応えなくてはいけません!」
麻子「まだ勝負はついていない、いくぞ!」
華「一発あれば十分です……一発でしとめて見せます」
225 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:52:33.66 ID:I2Q/+y960
カチューシャ「くっ、愛里寿の仕業ね、道がふさがれてる!」
アリサ「こっちから迂回できるわ!」
カチューシャ「急いで、センチュリオンの相手は一両ではきつすぎる!」
「高校選抜、T-34走行不能!」
226 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:53:58.69 ID:I2Q/+y960
麻子「何も…出来なかった……」
麻子(すべての動きが読まれていた。予測なんてレベルじゃない、まるで未来予知のようだった…)
麻子(実戦経験、それは膨大な実践の果てに身につけることが出来る能力、本を読むだけでは決して手に入らない力)
麻子(並の努力ではこうはいかないはず、いったいどれだけの場数を踏んだというんだ)
麻子(だがそれだけじゃ説明がつかない…そうか、知識だ。戦術を加わえることで動きがさらに洗練されたものになる……)
麻子(知識と本能の融合、そんな感じだった……)
麻子「……すまないカチューシャさん、健闘を祈る」
冷泉麻子、彼女は天才の部類に入るだろう。だが、戦車道を始めてまだ半年、所詮はルーキーなのである……
227 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:55:06.52 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「車長はダージリン、砲手はアッサムじゃないわね……」
アールグレイ「けど、腕はいい……おそらく元大洗の五十鈴華ね」
メグミ「中隊長で生き残ったのは私だけ、頼むわよ」
アールグレイ「任せなさい、どれだけ能力が高かろうと所詮は高校生……」
228 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:55:42.19 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「 戦 い の 年 季 の 違 い を 思 い 知 ら せ て や る わ ! 」ドン!
229 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:56:39.15 ID:I2Q/+y960
ドオン ドオン!
華「……!行進間射撃では当たりません、一瞬でも動きを止めてくだされば……」
ドオン ガィィン!
桂利奈「うわあぁっ!だめ〜、スピード落とした瞬間撃ってくる〜」
オレンジペコ「向こうもこちらが止まるのを狙ってますね」
ダージリン(間違いない、この戦い方、向こうの戦車にはアールグレイ様が乗っている……)
ダージリン「……あれは?」
[アクアワールド 茨城県大洗水族館]
ダージリン「あそこで決めるわよ!」
230 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 17:57:46.47 ID:I2Q/+y960
ガタゴト
ダージリン「上りきったところで勝負よ。五十鈴さん、砲撃のタイミングはあなたに任せるわ」
華「分かりました。この一撃、必ず当てて見せます!」
スッ
華「 今 !! 」
ドオン! スカッ
エルヴィン「ああっ、これは……フェイント、完璧だと思ったのに!」
ダージリン(しまった、これが狙い!)
ダージリン「次っ!」
ドオン! シュポ
「高校選抜、チャーチル走行不能!」
231 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 18:00:33.04 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「五十鈴華、砲手としての才能はひょっとしたら私たちより上かもしれない……」
アールグレイ「まともに撃ちあえばやられる可能性もある。しかし、まだ戦車乗りとしてはルーキー、付け入る隙はある」
アールグレイ「砲撃を当てるのに必要なのは才能だけじゃない……」
アールグレイ「わざと勝負に出ずに相手をじらし焦りを誘う」
アールグレイ「案の定、早く勝負をつけたい向こうは積極的に撃ってくる」
アールグレイ「あせりは判断を鈍らせ行動を単調にする」
232 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 18:01:13.43 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「砲手が五十鈴華だと気づいた時点で勝負は早撃ちと決めていた」
アールグレイ「早撃ちはプレッシャーがあれば成功しない、だからこの状況に持っていった」
アールグレイ「私にとって撃ち気にはやった相手などただの的でしかない」
アールグレイ「これが戦いの駆け引きよ、ダージリン」
233 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 18:02:30.99 ID:I2Q/+y960
アールグレイ「あなたとはくぐった修羅場が違うのよ!」ドン!
234 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 18:03:03.39 ID:I2Q/+y960
メグミ「さすがね」
アールグレイ「私たちにあって彼女にないもの、それは……」
アールグレイ「地道な努力の積み重ね、戦車道への夢を刻んだ月日の差」
アールグレイ「才能だけで勝負は決まらない……」
235 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/19(木) 18:12:49.80 ID:I2Q/+y960
ここまで
私の中で華さんは砲手の才能はあるが経験値が少ない
つまり命中精度は高いがフェイントなどに弱い、ということになってます
ちなみにアッサムさんは慎重なのでこのような状況でもフェイントを読んできます
>>194
カッちゃんの作戦でパーシングは1両撃破されてます
戦局は
高校選抜
CV33(ゼクス)
W号H型仕様(戦神丸)
大学選抜
パーシング×2
センチュリオン
となってます
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 15:21:41.04 ID:OFe3wM0bO
乙乙
237 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/22(日) 07:45:07.39 ID:n15x4ysy0
ブロロロ ドオン ドオン
黒森OB2「おのれちょこまかと!」
アンチョビ「このままじゃやられちゃうぞ、どうするどうする?」
沙織「カッちゃんのところに行かせるわけにはいかない、私たちで倒そう!」
アンチョビ「本気か、それはパスタを生で食べるくらい無茶だぞ!?」
沙織「ノリと勢いだけはある。調子に乗らすと手ごわい、それがアンツィオ!!」
沙織「状況は最悪、さらに目の前にはパーシング」
ペパロニ「ヤバイじゃないッスか!」
沙織「ここで私たちがパーシングに突っ込むっていうのはどうかな?」
アンチョビ「なっ、本気か!」
ペパロニ「それって……」
ペパロニ「さいっこーじゃないッスか!!」
アンチョビ「腹をくくるか……よし、いくぞ!」ハァ
沙織「 私 の 同 志 は 手 強 い 」
沙織「カッちゃんはね、私たちを信じてるんだ。だったら私は何でもやってみせるよ、たとえそれが奇跡でもね!」
沙織「やっちゃえ女の子ぉぉっ!」
238 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/22(日) 07:47:24.11 ID:n15x4ysy0
第四話終了
239 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/22(日) 07:51:10.44 ID:n15x4ysy0
--------第五話----------
【絶望的な攻防よ】
240 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/22(日) 07:52:23.21 ID:n15x4ysy0
ブロロロロ
アンチョビ「とは言ったものの、実際なにか手はあるのか?」
沙織「あ…え〜と…う〜ん……」
アンチョビ「いいか、CV33の機銃じゃパーシングには傷一つつかないぞ。倒すんなら周りのもととかをうまく使うんだ!」
沙織「周りって言っても……あ、そうだ!」キョロキョロ
沙織「ペパロニさん、この場所に移動してください!」
ペパロニ「……?なんかよく分からないけど了解ッス!」
アンチョビ「沙織、何か策を思いついたな?」
ブロロロロ
黒森OB2「何処まで逃げるつもりだい?」
ペパロニ「姉さん、逃げ回ってるだけじゃ勝てないッスよ」
アンチョビ「心配ない、これも作戦だ。だろ、沙織?」
沙織「うん、ペパロニさん、さっき言ったやり方でそこを曲がって!」
ペパロニ「了解ッス!」
ギャギャギャ
黒森OB2「逃がすか……ってえ、ち…ちょっと!」
ギャギャギャァァァガシャァァン!
241 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/10/22(日) 07:52:55.61 ID:n15x4ysy0
「いぃぃやったぁぁー!!」
「またかよ」
「お前んとこばっかりうらやましいのお……」
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