【ガルパン】優花里「私の同志は手強いであります!」

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101 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/04(水) 15:34:41.01 ID:gZG/kheN0

-黒森峰


まほ「チーム名か…あまり意識したこと無かったな」

梓「はいっ、大洗の伝統です!」

そど子(いつ伝統になったんだろう?)

エリカ「そんなの適当にティーガーチームとかで良いじゃないですか?」

みほ「でもせっかくですからちゃんと考えないと……」

エリカ「戦いに不要なものなどどうでも良いわ。ったく何考えてるんだか……」

まほ「ふむ……みほが決めてくれ」

みほ「い、いいの?じゃあ“ボコ”で!」

エリカ「は、何よその力の抜けるような名前は」

まほ「分かった、それでいこう」

エリカ「へっ!」


ティーガーT(ボコ)

車長 まほ
通信手 梓
砲手 みほ
装填手 そど子
操縦手 エリカ

102 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/04(水) 15:41:06.31 ID:gZG/kheN0

う〜ん、いまいちうまく話が繋げられない

いったんストップします
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 17:41:04.35 ID:cCdb0pXmo

チーム名がカオス過ぎてカチューシャが大変だ
104 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:44:53.73 ID:33uIE+C10

いつまでも時間かけるわけにはいかない!

投稿開始!
105 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:46:41.05 ID:33uIE+C10

-高校選抜



ピッ パッ パッ パッ パッ パッ

カチューシャ「みんな来たわね」

???「とりあえず言われたから来たけど…何でこんなこと?」

???「考えなしに行動をする人ではありません。きっと何か考えがあるのでしょう」

???「そうですね、大切なことなんでしょうからしっかり聞きましょう?」

???「わ、わかってるわよそれくらい!」

???「んで、何でいったい何を始めるの?」

カチューシャ「この戦いは絶対に勝たなくてはならない。だから、考えたわ」

カチューシャ「大学選抜に勝つための最後の一チーム、やつらに対抗する切り札……」



カチューシャ「 自 由 編 成 の チ ー ム を ! 」ドン!



カチューシャ「戦車はW号戦車を使う」

???「えっ?でもあれって文科省に取り上げられたんじゃ…」

カチューシャ「黒森峰に同じ型のがあったのよ。そして、ここからが重要」

カチューシャ「乗組員は……」

カチューシャ「今ここにいるメンバーよ!」

???「ええっ?」

カチューシャ「W号の性能を最大限に発揮するにはこのメンバーが最適なの」
106 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:49:08.47 ID:33uIE+C10


カチューシャ「……というわけで悪いけど選手がかぶっちゃったところは編成しなおしておいてね」

???「自由編成の会議をするのはわかったけど、なんでTV電話なのよ、普通に集まれば良いじゃない?」

カチューシャ「それは危険だわ、私たちが一箇所に集まることでこのチームの乗組員が特定されるのは避けたいの」

???「チーム編成は極秘に行う、不安要素は徹底的に排除するということですね」

???「でも、本当に偵察なんてするんでしょうか?」

カチューシャ「大学生チームは社会人チームと戦ったときにも偵察をしてるわ、ルール上問題ない以上まず間違いなくやってくると思ったほうがいい」

カチューシャ「できることをやりもせずタカをくくるような指揮官は無能。愛里寿はそんな類の輩じゃないわ、甘く見ないで」

カチューシャ「自分たちの面子もあるし、今度はわずかな油断もしないはず。間違い無く最強の戦力、戦術を駆使してくるに違いない」

???「それだけ私たちを強者として認めているってことか、正直油断してくれたほうが助かるんだけどね……」

107 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:50:05.58 ID:33uIE+C10


カチューシャ「トレーニングメニューはメールで送ったわ」

ポン!

???「あ、これね……」ブー

???「ちょっと、試合まで一週間しかないのよ!これをやれと?」

カチューシャ「あなたたちならできるでしょ?相手はセンチュリオンよ、やってやりすぎということは無い」

???「だからってこれはさすがに……」

???「……分かりました」

???「皆さんの足を引っ張らないよう頑張らせていただきます」

???「いーねー、面白そうじゃん、燃えてきたっ!」

???「……なっ何よ、やるわよ、やればいいんでしょ!」

108 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:54:54.41 ID:33uIE+C10

-大学選抜


「黒森峰、プラウダ、聖グロは警備が厳重で進入できませんでした。サンダースも箝口令がしかれていて使用戦車がファイアフライとしか……」

「継続は不参加、恐らく資金不足が原因かと。アンツィオは隊員たちがあまり興味が無いためCV33が3人乗りで出ることくらいしか分かりませんでした」

「知波単は猛練習をしていました、戦力的に参加することは無いと思うのですがちょっと気になりますね」

愛里寿「サンダース、アンツィオは確定。残りも黒森峰、プラウダ、聖グロとみて間違いないと思う。知波単はブラフだな、このまえの活躍は予想外だったが総合的には下位、出てくることは無いだろう」

メグミ「自由編成に関しては情報が少なすぎて判断できませんね」

愛里寿「だがある程度は予測できる、私たちに対抗するために最高戦力で編成してくるはずだ」

愛里寿「指揮を執るために車長はカチューシャさん、戦車は乗りなれてる中戦車、乗組員はそれぞれの専門家だろう」

愛里寿「どんな相手がこようと私は負けない!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/05(木) 14:55:39.73 ID:33uIE+C10

愛里寿「まず大洗の主力、隊長車の5人は出てくるべきと考えたほうがいい」


愛里寿「五十鈴華」

愛里寿「砲撃の腕は全国上位レベル。短期間であの上達速度は間違いなく天才の部類、要注意だ」

アズミ「確かにあの腕前は厄介ね…」

愛里寿「だがその能力が発揮されるのはあくまで集中している時だけだ、心を乱してやれば三流スナイパーに成り下がる」

愛里寿「正面からやり合おうとせず的を絞らせず相手を揺さぶるように攻めろ」

愛里寿「才能は向こうが上でもキャリアはこっちが上だ」

愛里寿「才能の差が勝敗の決定的な差にはなり得ないことを教えてやれ」
110 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:56:45.00 ID:33uIE+C10

愛里寿「冷泉麻子」

愛里寿「大洗では学年主席の天才、その実力はマニュアルをを一度見ただけで再現可能だ」

「なにそれ、チートじゃん…」ドヨ

愛里寿「だが、練習期間が短かったせいか彼女の行動パターンのほとんどはマニュアル通りだ」

愛里寿「どんなに動きが速く正確だろうと、マニュアル通りならここにいるメンバーなら対応できるはずだ」

メグミ「天才ではあっても、万能ではない…と」

愛里寿「常に動きの先を読み先手を取り続けろ」

愛里寿「あとはオリジナルの動きを対策してしまえば向こうは打つ手が無くなる」
111 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 14:57:41.92 ID:33uIE+C10

愛里寿「武部沙織」

愛里寿「たかが通信手と甘く見るな、彼女の一番の強みはチームのムードメーカーとしての能力だ」

愛里寿「チームを盛り上げ実力以上のものを引きだす、誰にでもできるような簡単なことではない」

ルミ「だったらそれ以上の実力を見せてやる!」パチーン!

愛里寿「事実、彼女が居なければ大洗は優勝まで進めたかどうかも怪しい」

愛里寿「決して油断するな!」
112 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 15:04:16.80 ID:33uIE+C10

愛里寿「秋山優花里」

愛里寿「戦車に関する知識は目を見張るものがあるが、戦車道の経験は無く装填手としての実力もそこまで優れている訳ではない…」

愛里寿「だが隊長車の乗組員である以上私たちの知らない何かがあるかもしれない」

ルミ「さすがに考えすぎじゃあ…」

メグミ「用心に越したことはないから」


優花里『カチューシャ殿に誉められたであります〜』クネクネ

ウワッ! ズデン チョットユカリンパンツミエテル! アワワワ


「………」

愛里寿「…一応油断はするな」
113 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 15:05:19.13 ID:33uIE+C10

愛里寿「カチューシャ」

愛里寿「全国大会を優勝に導いた大洗のリーダー」

愛里寿「戦術や状況判断能力は非常に高レベルだ、時々予想を超えた動きを見せてくる」

愛里寿「だが何より厄介なのは味方との連係攻撃だ、一度火が付いたら手がつけられない」

アズミ「そういえば観覧車転がされましたね」ハア

ルミ「単にめちゃくちゃなだけよ」ウー

愛里寿「だが、もちろん欠点も存在する」

愛里寿「それは……」

114 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 15:09:48.37 ID:33uIE+C10


-某駅のホーム



辻「……」

スッ

???「再試合なんていったいどういう風の吹き回しかな〜?」

※反対側の椅子に座ってます

辻「…どちらさんですかな?」

???「“干し芋大好き”って言えばわかるかな?」

辻「!……もしやとは思ってたが、やはりあなたでしたか…」

干し芋「こちらとしては助かったよ。仲間を増やすのは簡単だったんだけど、その後が難航してたんだよね」

干し芋「あの試合は決着がついていたし」

干し芋「時間がかかれば私たちは卒業しちゃうし、何より学園艦が解体されてしまう」

干し芋「せっかく取り戻したって肝心の学園艦が無くなってたら意味ないからね」

辻「そうですか……」

干し芋「まさかこんな助け舟なんか出してくれるとは思わなかったよ、ひょっとして大洗のファンにでもなっちゃった〜?」

辻「勘違いしないでいただきたい、あくまでこちらの都合です」

辻「全国大会優勝、そして大学選抜とも互角に戦射抜いた大洗女子学園は今や全国民の注目の的」

辻「廃艦にするよりも戦車道の起爆剤にしたほうが利益がある、そうふんだだけですよ」

辻「学園艦を廃艦にするにもコストがかかりますからね、しないですむならそれに越したことはない」

辻「ただし、そのためには上を納得させなければいけない」

干し芋「…それで再試合ね」

干し芋「もちろん負ければ廃校撤回は白紙、全ては水の泡…」

辻「いくら高校選抜とはいえ厳しい戦いになるのは明白だ」

辻「……だが君たちはやるんだろう?」

干し芋「もちろん。泣き寝入りは趣味じゃないんでね、わずかでも可能性があるなら諦めないよ〜」

辻「…まあ、せいぜい頑張ってください」

プシュー スタスタ パタン
115 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 15:10:18.39 ID:33uIE+C10


タタンタタン タタンタタン…


干し芋「………」

干し芋「泣いても笑ってもこれが本当の最終決戦……」



タタンタタン タタンタタン タタンタタン…


干し芋「そう簡単に私たちは負けないよ……」

116 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 15:11:24.20 ID:33uIE+C10






干し芋「 私 の 同 志 は 手 強 い か ら ね ! 」ドン!






117 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/05(木) 15:14:28.85 ID:33uIE+C10

やっと2話終了

BS11でガルパン再放送してるから見てない人は見ておこう

ちなみに私は劇場版から入ってるのでTV版は実は見てなかったりする

TVシリーズ偏はあらすじサイトが中心だったりする
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 20:34:50.12 ID:cQmY+l3Vo
ぬぁっ!勝手にタイトル回収するなんてヒドいであります!
119 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:08:33.63 ID:FDGUjIDC0
大丈夫だよ秋山ちゃん

第三章の鍵は君だからね!

それでは砲撃開始!
120 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:11:32.76 ID:FDGUjIDC0

-----第三話------

【戦闘開始よ!】
121 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:12:25.22 ID:FDGUjIDC0

-試合前


カチューシャ「ちょっと何なのよこの間抜けな名前は!」ムキー!

カチューシャ「マッスルリベンジャーって何よ!マッスルって何よ!」

杏(やっぱり私がおかしいんじゃなかったか…)

ケイ「ええ〜かっこいいと思うんだけどな?」

カチューシャ「真面目にやりなさい!」


マッスルリベンジャー→リベンジャー
122 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:13:07.41 ID:FDGUjIDC0

カチューシャ「ゼクシィってあんたたちまじめに戦う気あるの?」イライラ

沙織(まったくそのとおりだよね…)

アンチョビ「あの時は良いと思ったんだが……」

ペパロニ「これはないッスね」

沙織「あんたらねえ!」

カチューシャ「とりあえずゼクシィをもじってゼクスにでもしときましょう」

ペパロニ「うわっ、てきとーッスね」

カチューシャ「うるさい!」


ゼクシィ→ゼクス
123 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:13:50.98 ID:FDGUjIDC0

カチューシャ「ボコってあんた……」

エリカ(そうそう、もっと言ってやって!)

みほ ギロ!

まほ ギロ!

カチューシャ「ピィッ!」ビクッ! チビッ

カチューシャ「ま、まあ良いんじゃない?」ダラダラ

エリカ「ええっ!?」

みほ「ですよね〜」ニコニコ

カチューシャ(目がマジだった……殺されるかと思った……)カタカタ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 09:15:06.89 ID:FDGUjIDC0

優花里「カチューシャ殿のチームは名前は付けないのですか?」

ねこにゃー「せっかくだからカッちゃんもつけてほしいにゃー」

沙織「そうそう、みんなつけてるんだし、こういうときは回りに合わせるもんだよ」

カチューシャ「……っていっても急にそんなこと言われても思いつかないわよ?」

カチューシャ(違う戦車だからグランゾートにするのも変だし……)

ノンナ「戦いの英雄、「герой войны」 はどうでしょうか?」

カチューシャ「う〜ん、悪くないけど日本語が良いわね。戦い…いくさ…戦神…」

ドオン! ドオン!

カチューシャ(?あれは知波単の…空砲か…)

カチューシャ「砲撃……砲弾…弾丸……そうだ!」
125 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:16:01.43 ID:FDGUjIDC0


絹代「カチューシャ殿ー!」タタタ

カチューシャ「絹代!」

絹代「私たちは戦いに参加できない代わりに精一杯応援させていただきます!」

カチューシャ「……怒ってないの?」

絹代「何がでしょうか?」

カチューシャ「私はあなたたちのことを“弱い”と切り捨てたのよ……」

絹代「……確かに悔しくないといえば嘘になります」

絹代「しかし、カチューシャ殿は大洗の運命を背負っている、みんなの居場所を取り戻さなければいけない。情に囚われず指揮官として最善の決断を下したんです、何も間違ったことはしてません」

絹代「悪いのは力の伴わなかった我々なのです、どうか気になさらないで下さい」ペコ

カチューシャ「……ありがとう。絶対に勝つから」




絹代(友の危機に陥っているというのに遠くから見守るしかできないもどかしさ、カチューシャ殿…御武運を)
126 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:17:18.85 ID:FDGUjIDC0

みほ「ええっ、私が車長に?」

まほ「ああ、そうだ」

エリカ「な、何を考えてるんですか隊長!」

まほ「みほの車長としての実力はこの前の戦いで証明済みだ、やれるな?」

みほ「………」

まほ「掴みかけてるんだろう?この戦いで自分の戦車道を見つけてみろ」

みほ「何でそれを!?」

まほ「私は姉だぞ、妹の考えてることくらいお見通しだ」

エリカ「…しょーが無い、あんたの指示に従ってやるわ。いい?やるからには勝ちなさいよ、黒森峰の名に泥を塗るようなまねだけはしないでよね」

みほ「エリカさん……分かりました。みなさん、よろしくお願いします!」

梓「こちらこそお願いします、西住さん!」

そど子「しっかり頼むわよ」
127 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:18:56.68 ID:FDGUjIDC0

絹代「フレーフレー、大洗ー!」

福田「西隊長、今は大洗ではないであります、高校選抜であります」

絹代「ややっ、確かに。ん〜それならフレーフレー、カチューシャー!」

細見「負けるなーー!」

玉田「フレーフレー!」

典子「さすが知波単、応援も気合が入ってる!」

おりょう「戦車まで持ち出してくるとは……」

ドオン ドオン!

ゴモヨ「これって規則違反なんじゃ……」

ホシノ「撃ってるのは空砲だし別に問題は無いと思うよ?」

あや「桂利奈〜頑張って〜!」

優季「そういえば何で桂利奈が操縦手なの?もっと他にうまい人いると思うんだけど……」

あゆみ「スズキ先輩は整備班だし、ローズヒップさんが遅い戦車なんか乗りたくないって変わってもらったらしいよ」

スズキ「大丈夫かな?」
128 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:21:11.88 ID:FDGUjIDC0



「それではこれより高校選抜対、大学選抜の試合を始める!」



高校選抜チーム

ファイアフライ(リベンジャー)
チャーチル(アーサー)
T-34/85(лавина)
ティーガーT(ボコ)
CV33(ゼクス)
W号H型仕様(戦神丸)


沙織(カッちゃんまた変な名前付けてる…)

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 09:21:47.03 ID:CD7NIupSO
ギルティギア沙織
130 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:23:05.96 ID:FDGUjIDC0



ペパロニ「いましたよあそこッス」

沙織「練習試合の時を思い出すなあ〜」

沙織「あの時もこんな感じで偵察したっけな〜」シミジミ

ペパロニ「え〜と敵さんの動きはっと」ジー

パーシング ジー

ペパロニ「」

ペパロニ「まずいッス気づかれてるー!!」

アンチョビ「全速後退、逃げろ〜!」

ドオン ボォン!

沙織「撃ってきたー!」
131 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:24:08.17 ID:FDGUjIDC0



ブロロロ

ルミ「隊長の予想通り隠れてましたね」

アズミ「まずは偵察車両をいただくわよ!」

メグミ「恐らくこれは囮、本命は奥にいるんだろうけど……」

黒森OB1「真正面からの撃ち合いならこちらに分がある」

ドオン ドオン!

アンチョビ「さすがは大学生、まさかこんなに早く見つかるとは思わなかったぞ!」

沙織「敵に発見されました、そっちに移動中です」

カチューシャ『了解、おあつらえの状況ね、例のやつ発動よ!』

アンチョビ「了解、もくもく開始!」

ブシュー!

アズミ「煙幕、小賢しい!」

愛里寿「停止、むやみに突っ込むな」キッ

アンチョビ「敵さん警戒して止まっちゃったぞ」





アンチョビ「予定どおりだな!」



132 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:26:12.67 ID:FDGUjIDC0

ドオン!

黒森OB2「む、後方から攻撃!あれは……」

ルミ「ファイアフライか!煙幕を囮にして後方から挟み撃ちとはやるじゃないか」

ナオミ「この前の借りを返させて貰う!」

優花里「この距離ならこっちが有利に戦え……あれ、敵の数が合いません?」

133 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:26:58.04 ID:FDGUjIDC0




愛里寿「その程度の策、私が見抜けないとでも思っていたのか?」



134 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:27:38.00 ID:FDGUjIDC0

ドオン ドオン!

優花里「ああっ横から砲撃が!?これは、待ち伏せですよ!」

ナオミ「Shit、部隊を分けていたか?読まれていたみたいだ」

優花里「三対一では分が悪い、ここでファイアフライを失うわけにはいきません!」

ブロロロ

アズミ『こちらアズミ、ファイアフライ逃げてきます。追いますか?』

愛里寿「かまうな、一両ではどうせ何もできん。先に本隊をしとめる」

アズミ『了解!』
135 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:28:17.62 ID:FDGUjIDC0




アッサム「高校選抜の勝率ですがデータの上ではかなり厳しいですね」

ルクリリ「どのくらいなんだ?」




ブロロロ

カチューシャ「グレートキャノン、いくわよ!」

ルミ「右から来ると見せて……」

ギュン

ルミ「左だ!」

カチューシャ「…!読まれた!」
136 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:28:50.91 ID:FDGUjIDC0




アッサム「ランクC……十数%です」



137 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:29:40.42 ID:FDGUjIDC0

愛里寿「カチューシャさんの戦術の大半は囮がメインだ、釣られないよう注意しろ」

ドオン ドオン

アリサ「釣られないわね……」

ミッコ「どうする、センチュリオンとタイマン張ってみる?」

カチューシャ「さすがに危険ね……それに、まだあわてるような時間じゃない」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 09:30:59.37 ID:FDGUjIDC0


カチューシャ「ファイヤークローラー!」

愛里寿「停止、前に出すぎるな!」


カチューシャ「エネルギーボルト!」

愛里寿「隊列を整えろ、そのまま押し切れ!」


カチューシャ「ディザルブスパイア!」

愛里寿「囮の動きにつられるな、近くの伏兵に注意しろ!」



忍「あの戦術、サンダース戦を思い出すなあ。初めての公式戦でみんな緊張してたよね?」

佐衛門佐「カチューシャ隊長のみごとな戦術で勝利したっけな」

ルクリリ「だがその戦術が通じていない、すべて読まれているぞ。そこまでの力の差なのか?」

あや「勝率ちょっとしかなんだって〜」

優季「そうなんだ〜」

ルクリリ「そうなんだって…ずいぶんのんきだな、負けるかもしれないんだぞ」

あゆみ「だってそんなのいつものことですもん」

あや「全国大会の時から綱渡りみたいなものでしたから」

あや「だから私たちはこう言うんです」
139 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:35:14.55 ID:FDGUjIDC0





あやあゆみ優季「 勝 率 が 0% じ ゃ な き ゃ 諦 め る の は ま だ 早 い 」






ルクリリ「………」

140 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:35:50.67 ID:FDGUjIDC0


メグミ『あきらかに向こうは隊長を狙ってますね、指揮系統の混乱が目的かと』

愛里寿「ならば望み通りにしてやろう、メグミ中隊は前へ」

ルミ『なっ!そんなことしたら隊長車が狙われます』

アズミ『何故そんな自らリスクを負うようなまねを?』

愛里寿「リスク?そんなものはない、私が絶対に勝つからだ!カチューシャさんの戦術を打ち破って……」

メグミ「……メグミ中隊前進!」
141 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:37:12.48 ID:FDGUjIDC0



アンチョビ『敵部隊が二つに分かれたぞ!どうやら出てきたところを挟み撃ちにするつもりらしいな』



カチューシャ「……」ニィ


142 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:39:20.21 ID:FDGUjIDC0
>>141ミスしました、こっちでお願いします



アンチョビ『敵部隊が二つに分かれたぞ、隊長車を狙うチャンスだ!』



カチューシャ「……」ニィ


143 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:45:55.35 ID:FDGUjIDC0

ザザザ!

愛里寿「来たな、護衛が減れば何とかなると思ったか?」

メグミ「一網打尽、一気にしとめるわよ!」



メグミ「バミューダアタック!」



ブロロロ ドオン ドオン!

みほ「くっ、停止!」

麻子「このまま進むのは危険だぞ」

ダージリン「戦車、後退」

ブロロロ

メグミ「逃げるのが早い…さすがに警戒してるか?」

カチューシャ「ミッコ、逃げてるけど逃げ切れない感じでお願い」

ミッコ「了解!」

ブロロロ

アズミ「あそこ、W号がいたわ、逃げ遅れたみたい!」

ルミ「一気にカタをつけてやる!」
144 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:49:02.74 ID:FDGUjIDC0

アズミ(W号は囮ね……周りの地形から判断して)

アズミ「来るわよ、左右を警戒して!」

ザザッ

クラーラ「Черт!」

ダージリン「おやりになるわね……」

メグミ「挟撃をしようとしてたみたいだけど、その手は食わないわよ!」

アズミ「たった二両じゃ私たちは止められないわよ!」
145 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:51:00.57 ID:FDGUjIDC0

決して油断しているつもりは無かった。しかし、相手の隊長を倒す絶好のチャンスという思いが彼女たちの判断を僅かに鈍らせていた……





カチューシャ「そうね、私も二両だけなんていったつもりは無いわ」




146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 09:52:33.65 ID:FDGUjIDC0

ドオン

ルミ「この砲撃は……!あれはティーガーT!」

ドオン!

アズミ「こっちにはファイアフライも!」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 09:53:48.48 ID:FDGUjIDC0





カチューシャ「 四 両 よ ! 」ドン!




148 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/07(土) 09:55:06.88 ID:FDGUjIDC0

ここまで

自由編成はだれか予想してみると面白いかなと思いあえて正体を明かしてません

149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 10:18:49.79 ID:ziye0caeo
砲手が難しい
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 23:28:38.71 ID:fPrCWW6wO
乙です。
151 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:13:31.27 ID:2HG/Iymb0

12月までに完結するぞ!

パンツァーフォー!
152 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:14:47.15 ID:2HG/Iymb0

キンキンキンキン


愛里寿「………」

愛里寿「やられた……」

CV33 ブロロロ タタタタ!

ペパロニ「やーいやーい!」

愛里寿「執拗にセンチュリオンを狙ってたのは指揮系統の妨害をするため、そう思わせることが目的だった!」

愛里寿「本命はこっち、メグミ中隊の殲滅!」


カチューシャ「センチュリオンはのマークは絶対にはずせない、部隊を分けたときが絶好の攻撃チャンス……」
153 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:15:25.79 ID:2HG/Iymb0






カチューシャ「 だ か ら こ そ 無 視 す る ! 」ドン!






154 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:18:22.87 ID:2HG/Iymb0

〜〜〜〜〜〜〜

カチューシャ「これだけ攻めればセンチュリオンを狙ってることに気づいてるはず」

カチューシャ「狙いが分かれば当然対応してくる」

カチューシャ「あえて隙を作り釣られて出てきたところを挟み撃ち、一網打尽を狙ってくるはずよ」

カチューシャ「恐らく自分自身を囮にしてくるはず」

アリサ「でもそううまくいくの?」

カチューシャ「大学選抜としてのプライドが消極的な戦術は取らせない」

カチューシャ「愛里寿は間違いなく自分を囮にする、なぜなら……」



カチューシャ「 負 け た こ と が 無 い か ら よ ! 」ドン!



〜〜〜〜〜〜〜〜
155 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:19:57.41 ID:2HG/Iymb0

愛里寿「メグミ中隊の援護をする、ついて来い!」

ドオン ドオン!

カチューシャ「ちっ、戻るのが早い、こっちも撤退よ!」

優花里「さすがにやりますね、せめて一両は倒したかったのですが……」



メグミ「すみません隊長」

愛里寿「場所を移動する、全員ついて来い」

ブロロロ
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/08(日) 08:20:58.20 ID:2HG/Iymb0

カエサル「おっ、大学チームが撤退していくぞ!」

おりょう「市街地に逃げ込んでいるぜよ」

桃「おお、この前とは違ってこっちが追い詰めてるぞ!」

杏「市街地ってことは遭遇戦狙いかな?」

柚子「戦力的にはまだ向こうが上、どちらにしろ油断できないことに変わりはありませんね」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/08(日) 08:21:39.23 ID:2HG/Iymb0

カチューシャ「みんな、追うわよ!陣形を維持しつつ前進」

「了解」

ブロロロ

カチューシャ(二度の奇襲にもかかわらず撃破は0……気が抜けないわね)

ダージリン「相手は思いもつかない手を使ってくるはず、油断してはだめよ」

みほ(いざとなったら私がみんなの盾に……)

クラーラ(ここからが本番、みんなと力を合わせていかないと……)

アンチョビ「いたぞ!前方に固まっている、気をつけろ!」
158 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:25:06.15 ID:2HG/Iymb0

アズミ「敵車両確認しました、固まってこちらへ移動してます!」

愛里寿「よし……作戦通りいくぞ!」

メグミ「でも、危険じゃないですか、やっぱりやめたほうが?」

愛里寿「この程度のことがこなせなくてなにが隊長だ。島田愛里寿を甘く見てもらっては困る」

メグミ「す、すみません!」
159 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:26:27.06 ID:2HG/Iymb0

ブロロロ

アンチョビ「敵、こっちに向かって前進、気をつけろ!」

カチューシャ「なっ、遭遇戦が目的じゃなかった!?、みんな気をつけて、来るわよ!」

まほ(迷いの無い動き、愛里寿のチームメイトへの信頼が大学選抜の本性を引き出したか!)

ダージリン「突撃!?どうやら一気に勝負を決めにきたみたいね」

クラーラ(まずい、突然の奇襲にみんな動揺している。動きに乱れが……)

みほ「みんな、私たちの後ろへ!カチューシャさんは下がってください!」

カチューシャ「ちぃっ!応戦するわよ、砲撃開始!」
160 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:28:24.37 ID:2HG/Iymb0






愛里寿「 か か っ た な 」





161 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:30:12.75 ID:2HG/Iymb0

センチュリオン ドンッ!

みほ「うそっ、センチュリオンが単体で突っ込んできた!」

ダージリン「まずい、直接カチューシャを狙って……」


愛里寿「奇策はお前たちだけの専売特許使じゃない!」


優花里「愛里寿は向こうの切り札のはず、それがこんなリスクをとってくるなんて」

麻子「本命はこっちか?完全にW号をしとめる気か!」


ルミ「予測不能の忍者戦術、とくと味わえ!」


カチューシャ「愛里寿のやつ、正面から裏をかいてきた!」

愛里寿「さっきのお返しだ!」

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/08(日) 08:31:28.45 ID:2HG/Iymb0

ダージリン「カチューシャ、早く私の後ろへ!」

ブロロ ガン ゴン

ミッコ「し、しまった!」アセッ

ブロロロ

愛里寿「もらった!」

ギャギャギャ ドカァ

愛里寿「!?」

みほ「そうはさせない、あなたは私が食い止める!」

優花里「ボコチームが前に出て!?」

みほ「みなさんは今のうちに撤退を!」

愛里寿「敵が浮き足立っている、今がチャンスだ。ティーガーTは私たちが倒す、お前たちは残りを追え」

「了解!」

ブロロロ

梓「敵車両そちらへ向かいました、気をつけてください!」
163 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:32:25.91 ID:2HG/Iymb0

ドオン

そど子「うわあっ、ちょっと大丈夫なの?」

エリカ「ふん、そう簡単に当たるもんですか!隊長車、別に私たちがやっちゃってもいいんでしょう?だったら……」

まほ「戦車の性能では向こうが上…だが、勝てない相手ではないはずだ……」

みほ「……お姉ちゃんは車長以外のポジションも満遍なくこなせる万能型、砲手の実力もトップクラス。エリカさんも同じで操縦の腕は他に引けをとらない」

みほ「澤さんはどんな状況でも落ち着いて連絡を取ってくれるし、園さんだってどんなに戦車が動いても素早く装填してくれる」

みほ「……よし……」

みほ「お姉ちゃん、エリカさん、澤さん、園さん……いくよ!」

愛里寿「事実上の西住流対島田流……どっちが上かはっきりさせてやる、撃て!」
164 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/08(日) 08:35:11.41 ID:2HG/Iymb0

ここまで

仕事いってきます

序盤でいきなりエース対決、みぽりんが主人公だったら出来ない展開ですね
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 12:00:23.84 ID:s2FZkTuzO
乙乙
166 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:24:37.59 ID:V43gx6AH0

連休休み無し、雨フレ〜って思っちゃう私…

逝きます
167 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:25:25.33 ID:V43gx6AH0



みほ「停止!……撃て!」

ドオン!   ドオン

愛里寿「後退!そのまま回りこめ!」

ブロロロ

みほ「そこの路地に入ってください!」

愛里寿「建物ごと撃ちぬけ!」

ドオン! ガラガラ

168 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:26:36.00 ID:V43gx6AH0



エリカ「くっ、隙ができない。みほ、何とかしなさい、隊長でしょ!」

みほ「分かってる…けど……」

まほ「無茶を言うなエリカ、お前だって分かっているだろう?センチュリオンのチームは今まで戦ってきたやつらとはわけが違う」

まほ「無謀と勇気は別物だ、冷静になれ、相手の術にはまるな!」

エリカ「そんなこと分かってます!けど、私は自分の歩んできた道を信じている、厳しい訓練を潜り抜けてきた仲間たちとドイツ戦車で結成されたこの学園は何処にも負けないって」

エリカ「相手がたとえそれが大学生だろうと……」
169 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:27:26.55 ID:V43gx6AH0






エリカ「 王 者 黒 森 峰 を 舐 め る な ぁ ぁ ぁ !! 」





170 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:27:56.14 ID:V43gx6AH0

みほ(エリカさん……)

まほ「エリカ……」

みほ(エリカさんは信じているんだ、自分の戦車道を、自分の歩んできた道を……)

みほ(ここで隊員の気持ちに応えなきゃ隊長じゃない!)

みほ「エリカさん、そのとおりです。お姉ちゃん、いくよ!」
171 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:28:41.57 ID:V43gx6AH0



愛里寿(隠れているな……どこだ)

ブロロロ

愛里寿(本来の黒森峰なら戦力に物を言わせて正面から来るはずだが……)

愛里寿「そこの角を……停止!」

キッ ドオン!

まほ「外しただと!?」

愛里寿(やはり待ち伏せだったか。本来の黒森峰ならこんな戦術は絶対に使わない、だが……)
172 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:29:16.82 ID:V43gx6AH0





愛里寿「 そ れ は す で に 知 っ て い い る ! 」ドン!




173 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:29:49.53 ID:V43gx6AH0

ドオン ドオン

みほ「うぐっ」ハアハア

エリカ(そんな、どうして?みほの戦い方は西住流には無いはずなのになんで対応できる……)

みほ(そんな、どうして?……)

まほ(くっ、このままでは押し切られる……)
174 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:31:06.99 ID:V43gx6AH0

ミカ「これは、勝負あったかな」

アキ「そんな、まだ負けてないよ。何でそういうこと言うの?」

ミカ「島田愛里寿はみほさんのリズムを完全につかんでる」

アキ「どういうこと?」

ミカ「戦いにおいてもっとも必要なことを彼女は知っている……」

アキ「そんなの黒森峰だって同じでしょ?」

ミカ「いや、同じじゃないよ。島田愛里寿は大学選抜の隊長として絶対負けられない立場にいる、その想いの差が現れている」
175 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:31:48.37 ID:V43gx6AH0

大学選抜は簡単になれるものじゃない、実力があり向上心があるやつだけがなれる。才能の上にあぐらをかくようなやつには到底勤まらない

各大学のトップクラスが熾烈を極める戦いの末に勝ち取るものなのだ。それはたとえ島田愛里寿とて例外ではない……

みんな己のプライドを賭け死に物狂いで戦っているのだ




 頂 点 




大学選抜という頂点で自分たちが戦っているという誇りが負けることを許さないのだ
176 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:33:01.28 ID:V43gx6AH0

愛里寿「西住流にない戦い方をするから私の意表をつけるとでも思ったか、西住みほの戦い方はこの前の戦いや全国大会の映像ですでに研究済みだ……」

みほ「あああ……」

愛里寿「どうやら私たちを過小評価していたのはそっちだったようだな」

まほ「………」ギリ

愛里寿「……西住流も所詮この程度か?」ハァ

みほ「!!」ピク

愛里寿「まあいい、これで終わりにしてやる」
177 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:33:42.68 ID:V43gx6AH0

みほ(この程度って…言った)ドクン!

自分だけじゃない、黒森峰のみんなが侮辱された気がした

それまで温和なみほが持ち得なかったもの……自分と仲間のためならば、どんな敵だろうと打ち砕くという…



 凶 暴 な 戦 士 の 意 志



負けられない、負けたくない……



 勝 ち た い !



みほ「うあぁぁぁぁ!」
178 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:34:20.91 ID:V43gx6AH0

愛里寿(雰囲気が変わった……)

ドオン ドオン!

みほ「うわぁぁぁ!」

ギャギャギャ 

愛里寿「だが……」

ドオン!

みほ「ぐぅぅ……」

愛里寿「勝負ありだ」

ピタ

まほ(くっ、万事休すか……)
179 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:34:53.50 ID:V43gx6AH0





愛里寿「 決 ま っ て い る、 勝 つ の は 私 だ 」ドン!




180 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/09(月) 08:42:11.04 ID:V43gx6AH0
ここまで、仕事逝きます

>>169 逸見は黒森大好きです。たとえ優勝できなかろうと自分たちは最強だと信じてます

>>176 戦車同士で会話してるとか言わない、原作でもミミミがやってる(いつもどおりのバミューダアタック!)
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 09:45:06.74 ID:kn2AsMkNO
乙です
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 11:55:20.65 ID:UrKRGxOGo
183 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/11(水) 17:13:52.97 ID:zxT/yqUN0

いつもどおりの砲撃開始!

活きます!
184 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/11(水) 17:15:18.80 ID:zxT/yqUN0


しかしみほの西住流としての誇りがが負けることを許さない……

最後の瞬間まで勝負をあきらめない気持ちは、勝利を意識した島田愛里寿の一瞬の隙を見逃さなかった


みほ「撃て!」

ドオン!

愛里寿「くっ、しまった!?」

みほ「後退!」

ブロロロ

みほ「長引けば負ける、一気に勝負に出ます!」

エリカ「どうするの?」

みほ「一撃撃った後に一気に背後に回りこみます」

エリカ「履帯が千切れるわよ!?」

まほ「かまわない、停止した瞬間撃ち抜いてやる」

みほ「園さん、装填時間短縮できますか?」

そど子「大丈夫よ、思いっきりやっちゃって!」

梓「隊長、お願いします!」

みほ「お姉ちゃん、エリカさん、園さん、澤さん後ちょっとだけ私に力を貸してください」

みほ「………行きます!」キッ

ブロロロ ドオン!

みほ「エリカさん!」

エリカ「行けぇぇぇぇ!」

ギャギャギャ! ブチッ! ガガガガ!

そど子「ぐうぅぅぅぅ!」

ガコン

梓「見えた!」

まほ「今だ……う…」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/11(水) 17:17:17.84 ID:zxT/yqUN0









愛里寿「 残 念 だ が そ れ も 知 っ て い る 」








186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/11(水) 17:18:01.78 ID:zxT/yqUN0

ドガシャアン!

みほ「きゃあ!」

エリカ「そんな、車体をぶつけて動きを止められた!?」

まほ「くっ、砲身が…この角度では……」

ドンッ ズサァァァ!

みほ「まだ終わってない、諦めない!」

まほ「標準を……」
187 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/11(水) 17:18:30.12 ID:zxT/yqUN0




みほ愛里寿「 撃 て ! 」




188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/11(水) 17:19:39.55 ID:zxT/yqUN0
















「高校選抜、ティーガーT走行不能!」



189 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/11(水) 17:28:01.50 ID:zxT/yqUN0



みほ「すみません私の力が及びませんでした」

まほ「まさか力の差がここまであるとは……」

エリカ「くそっ!」ガン

そど子「あんなのどうやって倒せっていうのよ〜!」

梓「すみません、ティーガーT撃破されました」

梓「けど……」
190 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/11(水) 17:29:20.06 ID:zxT/yqUN0




梓「目的は達成しました。後お願いします」


191 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/11(水) 17:48:15.32 ID:zxT/yqUN0

第三話終了

まとめるのでいったんここで終了します
192 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:18:50.59 ID:s6Q42lea0

ブロロロロ

メグミ「W号から目を離さないで、このまま追うわよ!」

アズミ「了解!今度は平気よね」

ルミ「隊長の突撃で虚をついたのよ、逃げるだけで精一杯よ!」

ブシュー

黒森OB2「!苦し紛れの煙幕か、それで逃げたつもりか!」

メグミ「砲撃」

ドオン ドオン! ドオン!

アズミ「煙幕が晴れたときがあなたたちの最後よ!」

ルミ「私たち相手によくやったわよあんたたちは」
193 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:21:18.47 ID:s6Q42lea0



ドオン ドオン

メグミ(何か妙ね……)

メグミ(確かにこれは苦し紛れの煙幕、それは間違いないはず。私たちは追い詰めているはず……)

メグミ(なのに何だこの不安は?……そうか、あまりにもうまく行き過ぎてるんだ)

黒森OB2「……!大変ですパーシングが一両いません!」

アズミ「ええっ、どういうこと?」

ルミ(……本当だ、全員で追っていたはずなのに四両しかいない?)

ドオン ドオン!

黒森OB2「ええっ?側面から砲撃!」

チャーチル ファイアフライ

メグミ「前方には煙幕、これはまさか……」



メグミ「 声 東 撃 西 !! 」


194 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:22:47.34 ID:s6Q42lea0

〜〜〜〜〜〜〜


ブロロロロ

梓『私たちがセンチュリオンを引き付けて時間を稼ぎますので、パーシングの方をお願いします』

カチューシャ「任せなさい、愛里寿よりこいつらの方が楽だわ、まとめて叩き潰してやる」

カチューシャ「アーサーはパーシングを一両誘導して、残りは私たちの方に集合。敵を一箇所に集めるわ」

ダージリン「了解、追い詰められたネズミの恐ろしさ、見せてあげましょう」




ペパロニ「煙幕完了ッス!これで向こうからこっちは見えないッス」

沙織「相手はきっと私たちを追い詰めたと思ってるはずだよ!」

カチューシャ「リベンジャーは裏側を通ってアーサーと合流、パーシングを撃破後側面から敵を強襲。私たちは苦し紛れで応戦するふりをして敵を釘付けにしつつ時間を稼ぐわよ」

「了解!」

〜〜〜〜〜〜〜
195 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:23:24.25 ID:s6Q42lea0


ブロロロ

メグミ「ファイアフライから先にしとめるわよ、二人とも着いてきて!」

アズミルミ「了解!」



メグミアズミルミ「 バ ミュ ー ダ ア タ ッ ク ! 」


196 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:24:45.59 ID:s6Q42lea0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


アリサ「このままでは防衛線持ちません!」

ケイ「くっ、バラバラになんてさせないわよ!」

メグミ「まだまだ後輩には負けられないわよ、中隊前進!」

ドオン ドオン! シュポ

ケイ「!?しまった!」

アリサ「隊長、こんのー!」

ドオン! シュポ

アリサ「そんな、何もさせてもらえなかった……隊長、すいません!」



ナオミ(サンダース率いる守備隊が……壊滅だと)

ナオミ(私たちが手も足も出ないなんて、そんなことが……)

ブロロロ

ナオミ「二人とも!きさまらー」

ナオミ(私だけ生き恥を晒すわけにはいかない!)

ケイ「ナオミStop!あなただけでも逃げなさい!」

ナオミ「し、しかし……」

ケイ「17ポンド砲をここで失うわけにはいかない、行きなさい!」

ナオミ「し……しかし!」

ケイ「 行 け ー !! 」

ナオミ「ぐ……Yes……mam!」

ブロロロロ

ケイ「ナオミ、みんなのこと、頼んだわよ……」


〜〜〜〜〜〜〜〜
197 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:25:20.19 ID:s6Q42lea0

ナオミ(あの時から私の心にぽっかりと穴が開いてしまった)




ナオミ(あの屈辱を忘れた日は一日としてなかった)

ナオミ(引くわけにはいかない……)

ナオミ(いまこそ…私は……)

ナオミ( 失 っ た プ ラ イ ド を 取 り 戻 す ! )ドン!
198 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:26:19.12 ID:s6Q42lea0

ナオミは怒っていた

私たちを無様な目に合わせたやつらに怒っていた

目の前でなすすべなく仲間がやられていくことに怒っていた

だが何よりも己の弱さに怒っていた


彼女は復讐を誓っていた


次同じことがあったならばその時は……




 自 身 の 力 で 何 と か し て や る 




ナンバー1スナイパーとしての誇りがプライドが、負けたままでいることを許さないのだ
199 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:27:34.22 ID:s6Q42lea0

ナオミ「バミューダカウンターを仕掛ける」

優花里「な、本気ですか!?リスクが大きすぎます!」

ナオミ「私が逃げること、それはサンダースの敗北を意味する」

ナオミ「守らなくてはならない、サンダースのプライドを……」

ナオミ「傷つくことを恐れてはならない……」

ナオミ「私はサンダースナンバー1砲手、誰よりも強くなければならない」

優花里「ナオミ殿……」

ナオミ「大洗が教えてくれたんだ、最後まで諦めない勇気を、本物の強さを……」

ナオミ「たとえどんな強敵だろうと討ち貫くのみ。私たちが突破口を切り開く!」

優花里「………」

ナオミ「大丈夫だ、操縦手はツチヤがやっている。あいつらの動きにも対応できる」

ツチヤ「任せて!」

ナオミ「猫田がいれば装填速度は気にならない」

ねこにゃー「高速装填だにゃ!」

ナオミ「そして……優花里、お前の知識はサンダース1だ。信じるんだ自分の実力を!」

優花里「……分かりました、いきましょう!」

優花里「ですが、これは無謀な突撃ではない。引くときは引く、良いですね」

ナオミ「Yes,ma’am」
200 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/10/12(木) 14:29:24.05 ID:s6Q42lea0

優花里(私だって何もしていなかったわけではありません。バミューダアタックを何とかしたいと思っていました)

優花里(ビデオを見て研究しました、どんな戦術も付け入る隙はある。完全無敵の技など存在しない!)

優花里「敵は横一列に並んで並走してくる、あの状態からの一斉砲撃はこちらに逃げる隙を与えない。それなら……」

優花里「ツチヤ殿、頼みます!」

ツチヤ「了解!」

クン!

ルミ「……来た!!」

ドオン! スカッ

ルミ「なっ、フェイント!」

優花里「今です!」

ギャギャギャ

ルミ「しまった抜かれた!」

メグミ「やるじゃない、アズミ、ルミ、いくよ!」
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