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ぐだ男「おうち帰る」 マシュ「は?」
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94 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/05(火) 19:49:06.82 ID:ieoj2/n50
休憩します!
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/05(火) 20:14:36.24 ID:ufCT96OBo
乙
エドモンの学級日誌見たい
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/05(火) 20:40:35.81 ID:sNes4JUXo
乙
酒呑童子への報告に震える茨木童子であった
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/05(火) 20:41:53.06 ID:ioXfAqMlo
エドモン元船乗りだし隅々まできっちり日誌書き込んでそう
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/06(水) 17:13:12.80 ID:Ng0EGB9HO
頼光に報告してたら首が飛んでたなww
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/06(水) 17:29:44.50 ID:1wu5LO1SO
産みの母親に対して母親をやらせていただいている頼光と申します、と挨拶する頼光ママ
100 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 20:23:57.86 ID:vY3arngU0
マシュ「……行ってしまいましたね」
エリザ「デオン……デオンねー。カルデアではマシュの次の古株だったかしら。次点で私だけど」
マシュ「そうですね。冬木市から今に至るまでずっと私たちを守ってきてくれた頼り甲斐のある騎士です」
エリザ「アイツ割と欲しがるわよ。あの王妃やフランス系サーヴァントがいない場所では特に」
マシュ「え?」
エリザ「なんというかねー……経済観が違うのよね、根本的に」
茨木「堪え性はないな」
ジャック「食べられる? 今度は性的な意味で」
マシュ「えっ」
エリザ「うーん、デオンの伝記には妙に色恋の話が少ないのよねー。アイツの好みって何なのかしら」パラパラ
茨木「今はひとまずマスターであろうよ。まあごっこ遊びのようなものかもしれんが」
マシュ「なんかみんな妙にデオンさんの生前に詳しいと思ったら……!」
マシュ「エリザさんの持ってるそれ、伝記ですね!? デオンさんの!」
茨木「吾がマスターの家から拝借してきたぞ。正確に誰のものかはわからんが、カルデアに来る以前から知っていたようだな」
BB『……あ。それマスターの部屋にもありましたね。多分こっちのはカルデアの図書室から借りて来たものだと思いますが』
マシュ「あの二人にそんな因縁が……!」
マシュ「……」
マシュ「マスターの部屋に……?」
BB『あ。ご心配なく。マスターのいない間の不法侵入ですので甘い展開はありませんでしたよっと』
マシュ「後でお説教です」
BB『はい』
101 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 20:32:43.29 ID:vY3arngU0
ぐだ男家
デオン「ここがマスターの家……か」
デオン「ふむ。確かに……どことなくキミの残り香を感じるね」
ぐだ男「変な言い方はよしてくれ」
デオン「おっと、すまない。気を悪くしないでくれ。こちらも少し気分が高揚しているんだ」
デオン「……ふふっ。で、マスター」
ぐだ男「なんだ?」
デオン「これくらいの量で大丈夫かな?」
ぐだ男「え。何それ……チャフ?」
デオン「うん。チャフ。そこら辺にばら撒けばあらゆる電波機器は一時的に使用不可になる」
デオン「BBがジャックの荷物にせっせこ入れていたのを見たんだ」
ぐだ男「……」
ぐだ男「で、デオン。まさかそれをバラ撒いたりしな――」
デオン「ぽいっと」ポイッ
ボォォォンッ!
102 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 20:37:09.18 ID:vY3arngU0
ザザーッ
マシュ「……」
エリザ「BB。復旧は?」
BB『無理ぽ』
ジャック「あー。確かにチャフが無くなってるね」ゴソゴソ
BB『もう。扱いには気を付けてって言ったのに』
マシュ「先輩ーーーッ!」ガビーンッ!
BB『チャフが晴れたら復旧はすると思いますが……多分今、デオンさんは絶対に見られたくない何かをマスターにしているでしょうね』
茨木「具体的には?」
BB『ドロドロのキッスとか?』
マシュ「ドロドロの!?」
BB『ヤられちゃった』
マシュ「ピットくんみたいに言わないでくださいッ!」
103 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 20:44:11.03 ID:vY3arngU0
茨木「魔酒よ。憂いても仕方がないぞ? というか序盤からこんなに飛ばすつもりなら」
エリザ「以降は大人しくするでしょうね。それなりに。BBを楽しませるようなマネもしたくないでしょうし」
ジャック「カメラの向こうでゲタゲタ笑われてるんだと思うと気分最悪だしねー」
BB『てへっ』
エリザ「鑑賞会一旦中止ー。今日は銀座で寿司食べに行くわよー」
茨木「最近の寿司屋はパフェを出すらしいな!?」キラキラ
エリザ「回らない寿司屋だから期待するだけ無駄よー」スタスタ
マシュ「先輩……どうかご無事で……!」
104 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 20:54:15.69 ID:vY3arngU0
デオン「さあ。これで助けは呼べない……キミはまさに私の手の平の上というわけだ」ニヤァ
ぐだ男「お、お前……なんのつもりだ?」ヒキッ
デオン「監視カメ、ゲフンゲフン! もとい、キミが助けを呼べない今のうちに!」
デオン「私が!」
デオン「色々する!」ズギャァァァン!
ぐだ男「こ、この野郎! 正気か!? 部屋の中でチャフばら撒いたりしたら」
デオン「掃除が大変だな! だが安心しろ! 後で私が全部片づける! そしてジャックに返す!」
ぐだ男「使用済みのものを返すのならそれはゴミ処理だろッ!」
デオン「騎士道にもとるようなことはしないさ! しないとも! 何故ならば!」
デオン「休日だからな!」
105 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 21:01:34.98 ID:vY3arngU0
デオン「覚悟しろ……私はキミに……私は……?」
ぐだ男「ん?」
デオン「……」
デオン「具体的に何するか考えてなかった……!」ガーンッ!
ぐだ男「チャフまで用意しておいて!?」ガビーンッ!
デオン「ああ……えーと、えーっと……ひとまず」ダキッ
ぐだ男「……え? ひとまず……何?」
デオン「だ、抱き着いてみたりとかー……?」カァァ
ぐだ男「……」
ぐだ男「お前、悪いこと考えるの得意じゃないだろ」
デオン「くそう」エグエグ
106 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 21:07:52.91 ID:vY3arngU0
デオン(BBの監視カメラの完全除去は不可能だろうな、と思った)
デオン(なので発想を変えるしかなかった。除去せずに無力化させればいいと)
デオン(無力化できるのはせいぜいが三分かそこら。あんまり長い時間はない)
デオン(その短い時間で何をするのか……まったく考えてなかった!)
デオン(最悪の場合、開き直れば……つまりBBに嘲笑されることを気にしなければもっと色々できる! できるが!)
デオン(くっそーーー! それを差し引いても、このチャンスをモノにできなかったのは痛すぎるーーー!)
ぐだ男「別にいいって。甘えたいのなら素直にそう言えば」
デオン「……!」
ぐだ男「もう長い付き合いなんだからさ」
デオン「でも……」
ぐだ男「というか、今まで守ってもらってきたからさ。甘えてもらいたいんだ。こっちが」
デオン「む……」
107 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 21:14:54.86 ID:vY3arngU0
デオン「じゃ、じゃあその……あの……キス……とか」
ぐだ男「ん?」
デオン「……する方じゃなくって、してもらいたい。キミの方から」
ぐだ男「……お、おう。いきなりハードル高いな」
デオン「頬でも手の甲でも好きなところに。唇でもいいが」
ぐだ男「……あー、えーっと……ごめん、頬で」
デオン「ふふっ。いいよ……来て……」
ぐだ男「……」
チュッ
108 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 21:19:45.34 ID:vY3arngU0
ザザーッ
BB「あっあー……ダメですね。まだ復旧できません」
BB「チッ。古典スパイだと侮っていましたか。ジャックさんに渡したオモチャが裏目に出てしまいましたね」
BB「この分だと天然痘ウイルスも処理された後……」
ピロリンッ
BB「ん? あ、巌窟王さんからだ。なになに?」
BB「『卒業アルバムを作ることになったのでカメラマンをよこせ。ゲオルギウス希望』……っと」
BB「『知るかボケッ!』と返信」ピロリンッ
BB「……」
BB「監視カメラに次ぐ別の監視手段を考えるべきですね」ニヤァ
109 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/06(水) 21:20:48.33 ID:vY3arngU0
休憩します!
110 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/07(木) 20:32:41.77 ID:ltx+bvf/0
ネロ祭が捗り過ぎてやばいな……続きは九時あたりから!
111 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/07(木) 20:45:24.37 ID:ltx+bvf/0
虚構殺人遊戯 才囚学園
巌窟王「……突っぱねられてしまったか……」
巌窟王「夜長アンジーに『俺の黄金律の力を見るがいい!』と大見得切ったからな。どうしたものか……」
巌窟王「……」
巌窟王「クハハ! カメラを一から学ぶしかあるまい!」ギンッ
巌窟王「見ているがいいモノクマよ! 俺は! 俺の仮初のマスターは!」
巌窟王「この絶望的な学園を、あえて楽しんでやるぞ! あえてなぁ!」
巌窟王「さて、図書室はどこだったか……地下だったな」スタスタ
五分後
カシャッ
巌窟王「……ム? 今、本棚が光ったか?」
112 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/07(木) 20:51:53.95 ID:ltx+bvf/0
ガンッ
ぐだ男「うわあああああ! 巌窟王、上だーーー!」ガバァッ
デオン「うわっ、ビックリした。な、何?」ドキドキ
ぐだ男(ここは……俺の家、か……)
ぐだ男(そうだ。デオンが掃除している間、暇だったから寝ていたんだった……)
ぐだ男「あー、変な夢見た……巌窟王が砲丸程度でやられるわけないよな……」
デオン「ん……? まあ、魔力も何もない砲丸なら死なないと思うけど……?」
デオン「あ、マスター。掃除は終わったよ」
ぐだ男「……本当だ。なんなら昨日より綺麗になったくらいじゃないか」
デオン「ふっ。エミヤから色々教わった成果が出たな」キラーンッ
ぐだ男「色々してるんだな、デオン……」
113 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/07(木) 21:03:15.51 ID:ltx+bvf/0
デオン「さてと。ここまで色々したところで……」
デオン(もうBBの監視カメラも復活しているだろうから)
デオン「まともな活動に戻ることにしよう。母上はいつ帰ってくる?」
ぐだ男「今日、だな。父さんも一緒だ」
デオン「そうか。ならば……できる限り豪勢な料理で迎えてあげないとな」
デオン(交渉事の基本として、食事をしているときはタイミングと挙動で主導権を握れるからな)
ぐだ男「お前、料理もできるのか?」
デオン「いや? 流石に日本料理に関しては無理がある。ので」
ぐだ男「ので?」
デオン「この札束で出来得る限り、出前を取るぞ」バサッ
ぐだ男「……」
ぐだ男「デオン。その札束、どこにあった?」
デオン「私たちサーヴァント五人は共用の財布を持っていたんだ。観光用の。主にマシュが管理することになっていたんだが」
デオン「そこからゴッソリ抜いてきた」キュピーンッ
ぐだ男「マシューーーッ!」ガビーンッ!
デオン「流石にカードまでは抜いてないので、銀座で回らない寿司でも食べに行かない限りは大丈夫だ!」
ぐだ男「行った場合は!?」
デオン「ダヴィンチかイシュタルに金を借りることができる。トイチで」
ぐだ男「死んだ方がマシかもしれない!」
114 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/07(木) 21:12:14.54 ID:ltx+bvf/0
デオン「きっと大丈夫さ。なにせ悪属性が固まっているからね。借りる以外にも方法はある」
ぐだ男「例えば?」
デオン「カツアゲ」
ぐだ男「……!?」
一方そのころ 銀座の外れ
エリザ「オラオラオラオラーーーッ! 財布をよこしなさいよーーー!」ドカァァンッ
ジャック「悪そうな人を中心的に狩っていこうね!」ザクッ
茨木「くっはははははは! 血がたぎるわ!」バキバキッ
マシュ「」
モヒカンチンピラ「が、がはっ……な、なんだテメェーらは……!」
エリザ「チャーリーズエンジェルよ!」ビシィッ
マシュ「絶対に違います!」ガビーンッ!
115 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/07(木) 21:13:33.32 ID:ltx+bvf/0
休憩します!
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/07(木) 21:26:26.30 ID:NkBa/zLto
どっちが悪役だよww
ダヴィンチやイシュタル金貸ししてるのか…アルジュナいたら金が湯水の如く集まってそうだし、俵藤太ならあの人の墓に行ってそう
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/07(木) 21:39:47.54 ID:R0sEXc6yO
チャーリーズエンジェルって古いな。
チンピラは財布(龍が如く脳)
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/08(金) 17:42:46.08 ID:R5gltJ9Wo
向こうから寄ってきてくれる上に財布もくれる
119 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 20:19:44.94 ID:AfTYhIWY0
ぐだ男「……BBに情報の隠滅は任せよう。身から出た錆だとは言え可哀想になってきたな」
ぐだ男「この予測ばっかりは外れてほしいけど」
デオン「まず間違いなく狩ってるだろうね」
ぐだ男「そもそもお前が財布から金をスらなければ……」
デオン「え? 何故?」
ぐだ男(罪悪感なし!)ガビーンッ
ぐだ男「いや、なんでもない……」
デオン「出前は寿司でいいかな?」カタカタ
ぐだ男「うおーーー! 当たりまえみたいにうちのパソコン使って注文してるーーー!」
デオン「特上。特上。ルンルン」
ぐだ男「並にしろ並にッ!」
120 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 20:32:18.85 ID:AfTYhIWY0
ピロリンッ
ぐだ男「ん。母さんからメール……ああ。昼には帰ってくるってさ」
デオン「夕飯時に来るよう手配しよう。金銭についての心配は『職場先のキャリアでエリートな人だから問題ない』と説明をば」
ぐだ男(もう断っても無駄だなコレ……)
ぐだ男「了解。デオン、後でマシュたちには謝っておけよ」
デオン「マシュには謝る。その他は私が帰るころには『何に怒っていたのか』どころか『怒っていたという事実』すら忘れてるだろうから謝らない」
ぐだ男「最低だ!」
デオン「ははは。話をこじらせないためだよ。沈黙は金だ」
ぐだ男(カエサルには劣るけど、そういえばコイツも話術で人を煙に巻くの得意なんだよなー)
ぐだ男(……いや中途半端に知恵ついてるからカエサルのカモにされるのか……)
121 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 20:44:01.07 ID:AfTYhIWY0
デオン「……」
デオン「甘えさせてくれるんだろう? まだまだ序の口だよ?」
ぐだ男「わかってるよ。任せとけって」
ぐだ男「しかしお前、マリーの前だともっと真面目なキャラなのになぁ!」
デオン「彼女の前ではね? 今の私はルイ15世を相手にしているときの私に近いかな」
デオン「彼の前では結構、今と同じように甘えさせてもらったから」
ぐだ男「『これ以上の出費はマジでやめて』って手紙で怒られたことあるんだっけ、お前」
デオン「……」
ぐだ男「お前宛てじゃないけどルイ十五世が『デオンやばい(かなり意訳)』と手紙に書く程度にヤンチャしてたんだったな?」
デオン「生前の私を調べてくれるのは嬉しいが、もうちょっとまともな逸話をチョイスしてくれ!」
ぐだ男「ロシアの女帝に『うちの国に来ないか』って伝言されたときに『私はフランスの騎士ですので』って突っぱねた話とか?」
デオン「そうそう!」
デオン「えっ……あっ、えっ……? そんなことあったっけ……? 心当たりはあるけど……」
ぐだ男「自分でもうろ覚えじゃねーか!」
122 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 21:01:14.61 ID:AfTYhIWY0
デオン「いやぁー……言いそうだなー、あの女帝さまなら……」
デオン「おっと。むかしのことを思い出すのは後。準備を進めよう」
デオン「酒も必要だな……ワインとか。あ、身分証明ができるもの……」
デオン「いや落ち着け。パスポートは持ってきた。BB製の偽造のヤツだけどキッチリ二十代だ……」ブツブツ
ぐだ男「……妙に気合入ってるな?」
デオン「後続の連中にケチつけられたら堪らないからね。印象操作くらいは全力でやるさ」
デオン「酒の席でならカエサルにだって負けないよ、私は」
デオン「……そう。酒の席でなら……クリスマスでのあれは何かの間違いだ……!」ギリッ
ぐだ男(どうだろうなー……酒の席でもアイツが隙を見せるとは思えないけど)
123 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 21:09:15.23 ID:AfTYhIWY0
数時間後
父「あっはっはっはっは! デオンちゃんは面白いなぁ!」
デオン「ふふっ。この程度はフランス人の嗜みです」ニコニコ
母「ヴィヴ・ラ・フラーンス! ひっく」
デオン「お母さま。病み上がりなのですから、あまり無茶は……」
母「大丈夫よー……なんならもう昨日の時点で退院できるくらいだったんだかりゃー」
母「もー。デオンちゃんってば心配性!」
デオン「当然です。だってあなたは、ぐだ男くんの母上なんですから。私にとっても大事です」ニコニコ
母「やっだーキュンと来ちゃったー」
父「あはははははは!」
デオン「……」ニコニコ
デオン(チョロいな)ニタァ
ぐだ男「素が出てんぞ白百合の騎士」
デオン「おっと」ニコニコ
ぐだ男(あっという間に懐柔しちゃったよ。速ァ! そして白百合の騎士、黒ォ!)
ぐだ男(いやむしろ俺の両親がチョロすぎるのか!?)
124 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 21:18:45.78 ID:AfTYhIWY0
ぐだ男(再会の挨拶もそこそこに、デオンの挨拶を済ませた後、夕飯の時間に寿司を取って、両親のコップに酒を注ぐ)
ぐだ男(流れ作業だったな……流石にスパイだ。動きが全部自然)
母(なんか昨日と違う子のような……?)グビグビ
ぐだ男(……と、お母さんは思っているだろうが、アルコールの果てへと冷静な思考はフライアウェイ)
ぐだ男(まあ茨木との顔合わせは一瞬だったしな……)
ぐだ男(ところで後続に憂いは残さないみたいなことをデオンは言っていたが、何かする気なのか?)
デオン(もちろん、何もしない! 私がやるのは私だけの印象操作だ!)ギンッ
デオン(仮に私がやれることがあるとしたら、後続のために『マスターの友達はみんないいヤツだ』という先入観を刷り込むことくらいだろう)
デオン(あと軽い二日酔いを起こさせて、二人の思考回路を明日に至るまで鈍くする)
デオン(……ハハッ。チョロいな)ニタァ
ぐだ男「デオン。顔、顔」
デオン「おっと」ニコニコ
125 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 21:30:49.80 ID:AfTYhIWY0
父&母「」バタンキュー
デオン「この勝利は、フランス王家の勝利でもある!」
ぐだ男「最終的にはマリーにチクるぞ」
デオン「やめてくれ。その方法は私に効く。やめてくれ」ガタガタ
ぐだ男「あーあー! 完全に潰れちゃったよ! 普段こんなになるまで飲まない人たちなのに!」
デオン「……ちょっと心配になるくらい人が好すぎだったな。彼らは今まで無菌室にでも暮らしていたのか?」
ぐだ男「うーん、言い返せない!」
デオン「まあ二人を布団に運ぶのは任せてくれ。一応筋力には自信がある」
ぐだ男「この際だから聞くけどさ。お前の筋力のステータス、バグじゃないの?」
デオン「エミヤのような見せ筋とは違うよ」
夜空に浮かぶエミヤ座(おっと。心は硝子だぞ……)
126 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 21:37:01.33 ID:AfTYhIWY0
デオン「処理終了。明日に誰が来るかはわからないが……まあ大丈夫だろう。あの分なら」
デオン「頭の動きが鈍くなってるだろうからな」
ぐだ男(明日は家には極力入れない方向で予定組もう……二日酔いのお母さんを煩わせたくないし……)ズーン
デオン「さて。じゃあ、そろそろ私たちも」
ぐだ男「おっと。そうだ。デオンの分の布団も敷かないと……」
デオン「ん? 何を言っているんだい?」
ぐだ男「え」
デオン「布団は一つだけでいいよ?」ニコニコ
ぐだ男(またこのパターンかよッ!)ガビーンッ
127 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/08(金) 21:38:55.18 ID:AfTYhIWY0
休憩します!
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/08(金) 21:40:39.14 ID:ftprx1ouo
(ラブホ的な意味で)
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/08(金) 23:25:22.03 ID:IwoIqkE1O
ここのデオンくんちゃんは外弁慶か。
なお身内相手だと……
130 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/09(土) 22:28:14.99 ID:p2p0TuZQ0
虚構殺人遊戯 才囚学園
巌窟王「」チーン
赤松「がっ、巌窟王さんが図書室の中で血塗れになって死んでるーーーッ!」ガビーンッ
最原「巌窟王さーーーんッ!」
ピンポンパンポーン
モノクマ「死体が発見されました! 一定の自由時間の後、学級裁判を開きます!」
最原「そ、そんな……!」
百田「クソッ! マジかよ……! 巌窟王を殺したヤツを、命懸けで探せって……!?」
最原「無理だ……! 僕には、そんなこと……!」
巌窟王「――諦めるのか?」ザッ
モノクマ「えっ」
巌窟王「それもいいだろう。つまらない結果だが結末は結末だ」
巌窟王「だが! もしも! 貴様の心の中に恩讐の牙が残っているのならば!」ギンッ!
巌窟王「俺はお前たちの手を取ろう! さあ! 血塗られたパズルを解き明かすのだ!」
最原「巌窟王さん……!」
アンジー「よーっし! 犯人をみんなで捕まえよー!」
生徒一同「おー!」
モノクマ「えっ。待って。待って。ねえ。誰が被害者だっけ? あれっ!?」
モノクマ「オマエなんで生きてるの!?」ガビーンッ
巌窟王「HPがギリギリ一桁くらいは残った」フラフラ
アンジー「令呪で回復させるねー」キンッ
モノクマ「」
その後、無事に犯人は見つかったが、おしおき装置を巌窟王が処刑途中にぶっ壊したので実質上の死亡者はゼロだった。
残り人数 十六人+一騎
To Be Continued...
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/09(土) 22:34:55.89 ID:79dLsZ/Fo
サーヴァントをコロす威力の砲丸ってなんなん?
宝具?
132 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/09(土) 23:12:11.73 ID:p2p0TuZQ0
ぐだ男(というわけで、布団を敷いて、またしてもサーヴァントと同衾)
ぐだ男(慣れな……くもない。いつもは静謐のハサンとか頼光とか清姫とかがテケテケしてくるからな)
ぐだ男(なによりも……)
デオン「すぴー」
ぐだ男(俺をリードする気満々だったデオンは布団に入った途端に寝息を立て始めた)
ぐだ男(まあ、酒に付き合ったわけだしな。アルコールをガブ飲みすれば眠くもなる)
ぐだ男(……サーヴァントって食事も睡眠も必要ないはずなんだけど)
デオン「むにゃ……最愛王よ……このワインは必要経費です……」
デオン「破綻寸前……? ははは、わかりやすい嘘を。経済はもうとっくに破綻してますよ」
デオン「だから……私にもっと年金……むにゃむにゃ」
ぐだ男「生前の夢見てやがる……マリー・アントワネットのときとはやっぱりギャップありすぎだよな」
ぐだ男「……」
ぐだ男「まあ、いいか。休日だもんな」
ぐだ男「おやすみ、白百合の騎士」
133 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/09(土) 23:21:00.50 ID:p2p0TuZQ0
ホテルの一室
マシュ「……何も聞こえませんね」
エリザ「何もやってないからでしょう? 一緒に布団に入っちゃった時点で安心しきって寝ちゃったのね」
マシュ「サーヴァントに睡眠は……」
エリザ「必要ないわよ? でも娯楽としてはいまだ有効だし、それ言ったらほら。フェルグスだって……」
ジャック「サーヴァントにセックスは必要ないよねー?」
マシュ「んなぁっ!?」
エリザ「……ボカしなさい。えっちぃのは許可しないわよ」カァッ
ジャック「ごめんなさーい」
茨木「で。明日は誰だ?」
ジャック「私たち!」
マシュ「……」
エリザ「……」
茨木「……」
茨木「誰も言わないようなら代表して吾が言うが?」
エリザ「頼むわ」
茨木「ジャック。寝込みの腹を裂くなよ?」
ジャック「……えへっ」
134 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/09(土) 23:26:51.87 ID:p2p0TuZQ0
BBの日記
どうも私たちの目にしているデオンさんは、シュヴァリエ・デオンのダメな逸話が多分に含まれているようです。
微妙にポンコツアンドロイド……いやアンドロイドじゃないな。まあいいや。
あの時期のフランス系サーヴァントは、善悪以前に卑近的な経済観が合わないので、扱いにはクセの把握とコツが必要なのですが、あのマスターなら平気でしたね。
さて、次はジャックさんが行く予定らしいですが。ジャックさんが行く予定らしいですが?
……正気なんですかね? 旅行サーヴァントのみなさん。上質なコカインでもキメてます?
今から考えるに、やっぱり巌窟王さんの行先をミスったのかなり痛いなぁ……あ、そういえば、また学級日誌が届いてたんだった。後で見ないと。
135 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/09(土) 23:28:37.04 ID:p2p0TuZQ0
ネロ祭と被っている!
休憩して周回します!
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 01:54:57.32 ID:g4kiZldL0
乙乙
後、正直に言うと巌窟王の学級日誌見たい
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 12:48:35.46 ID:ZIohK8W0O
コカイン?今の流行りはケミカル系deathよ?
138 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 22:34:35.43 ID:CMAZ5mQJ0
巌窟王の学級日誌
この前の学級裁判において、夜長アンジーに令呪を一画使わせてしまった。自らの不甲斐なさに笑いが出てくる。
だが、この身一つで生徒たちを導けるとは最初から毛頭思っていない。
ただ全力を尽くすのみだ。
全力を尽くすと言えば、さっき意外な人物から相談を持ち掛けられた。早速俺の出番らしい。
『二人きりで内密に話したいことがあるので、星の研究教室へ来い』という旨の手紙を直接手渡して来たのだ。
この状況だが、アイツならば信用に値するだろう。
ところで、さっき角材とかロープとか夢野の研究教室に放置されていた水槽の蓋とか、星の研究教室にあったはずの手錠とかプールの浮き輪とか、とにかくよくわからないものを調達していたが、一体何に使うのだろうか。件の相談に関係があるのか?
まあいい! 待て、しかして希望せよ、だ!
139 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 22:40:41.83 ID:CMAZ5mQJ0
ガツンッ
ゴボゴボゴボッ……!
ぐだ男「うわああああああ! 巌窟王があああああ!」ガバァッ
ぐだ男「はあ……はあ……夢か」
ぐだ男「まあそうだよな。あの巌窟王が角材で殴られた程度で気絶とかしないよな……」
ぐだ男「……」
ぐだ男「あれ? デオンがいない」
キャッキャッ
ぐだ男「あ。リビングから声がするな」
デオン「大丈夫ですか? すみません、飲ませすぎてしまいましたね。水を持ってきました」
母「ありがとう……うっぷ」
父「はっはっは。こちらの自業自得だから気にしなくていいよ、デオンちゃん」
ぐだ男「……完璧に取り入ってる……!」
140 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 22:46:35.39 ID:CMAZ5mQJ0
数時間後 ホテルロビー
デオン「……というわけで、こちら側の心象を良くした上で、相手方に二日酔いのバステを付与した」
デオン「この状況を使いこなせるかどうかは人による、はずだったんだけど」
ジャック「次は私たちが行くよー!」キラキラキラ
デオン「……早まったか」
エリザ「大丈夫。大丈夫よデオン。仲間なんだから信じましょう?」
デオン「そうだね。ところでエリザ、仲間と自分の美容、どっちが大事かな?」
エリザ「美容だけど?」
デオン「そこで即答できるあたりが悪属性の所以だよ……」
ぐだ男「俺とお前らの仲間の定義、絶対違う」
マシュ「長く一緒にいても理解不能ですからね……」
茨木「理解不可能と言わないあたりが魔酒の甘さよなぁ?」
141 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 22:53:42.69 ID:CMAZ5mQJ0
マシュ「じゃあ、そういうことで先輩。これも決まりですので……」
茨木「……愉快な死体にならないように、気張るのだぞ?」
エリザ「ジャック。一応言っておくけど、おさがりならいらないからね?」
マシュ「え?」
デオン「中古は御免だってことだよ」
マシュ「……」
マシュ「エリザさんも大概ですよね!?」ガビーンッ
茨木「人のことどうこう言う資格は一番ないなぁ?」
エリザ「何よう! 別にいいじゃない! 新品の方が甚振り甲斐あるもの!」
ジャック「おかあさん! 行こう!」ニコニコ
ぐだ男「……じゃ、マシュ。行ってくるな!」
マシュ「せ、先輩!」
ぐだ男「大丈夫だ! 多分!」
マシュ「絶対じゃないんですね、やっぱり!」ガビーンッ!
142 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 23:05:17.98 ID:CMAZ5mQJ0
マシュ「行きました。行ってしまいましたね……」
茨木「死ぬか生きるか、賭けるか?」
エリザ「私、生きる方! 今回もなんだかんだ無事で済むでしょ」
デオン「私も生きる方で」
茨木「奇遇よな。吾もだ」
茨木「ふむ。じゃあ魔酒が死ぬ方に賭けよ。これでバランスが……」
マシュ「取れてないですし縁起悪いですしッ!」
エリザ「っと、そうだ。BBから荷物が届いてるそうよ?」
マシュ「え? BBさんから?」
エリザ「怪しすぎるから、まだ開けてないんだけど……」
デオン「そもそもどうやって届けたんだ?」
茨木「考えるだけ無駄よな。仮に方法がわかったとしてロクなものではあるまいよ」
エリザ「いっそのこと捨てる?」
マシュ「……いえ。一応、開けてみましょう……」
エリザ(凄いイヤそうな顔)
143 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 23:12:02.37 ID:CMAZ5mQJ0
プレゼントボックス「」ゴテゴテッ
マシュ「……凄くゴテゴテしいプレゼントボックスですね」
茨木「そうさなぁ。この大きさだと、人の頭蓋くらいは入りそうなものよな?」
マシュ「想像してしまうのでやめてください」
プレゼントボックス「BB−……ちゃんねるー……いやもうちょっと声のトーン上げて……」ブツブツ
マシュ「……」
エリザ「ね? 開けたくないでしょ?」
デオン「今、中から聞こえたのってBBの……」
マシュ「何も聞こえてません」
エリザ「は?」
マシュ「何も聞こえなかったんです。なので、私が開けます」
デオン「急に悲壮な決意を固めたぞ。どうしたんだ彼女」
茨木「苦労のし通しで自暴自棄になっているようだな?」
エリザ「やっぱりカツアゲはまずかったかなー」
デオン(やっぱりカツアゲしてたんだな……)
144 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/10(日) 23:14:21.05 ID:CMAZ5mQJ0
休憩します!
145 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 18:07:19.27 ID:iMg8tRJp0
亜種特異点ロトゼタシアをクリアしたので執筆ペースがちょっとだけ、上がるぞい!
146 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 19:30:38.66 ID:iMg8tRJp0
デオン「待てマシュ。開けることには賛成だが、何もキミがこれ以上苦労することはない」
デオン「エリザに開けさせよう」
エリザ「あっはっはっはっは……私ッ!?」ガビーンッ
デオン「キミが苦労させたんだから当然だろう」
エリザ「アンタが財布から金くすねなきゃやんなかったわよッ! この乱費セイバー!」
茨木「念のため。吾らは悪人しか相手にしなかったぞ? マスターの理念に賛同しているわけではなくとも、仮にも隷従しているのだから当然よな」
エリザ「アイツが私に隷従しているんだけどね! いやそれは今はいいわよ!」
エリザ「どうしても私じゃないとダメ!?」
デオン「BBのこと、最悪でも死んだ方がマシだという目には遭うだろうが、死にはしないだろう」
エリザ「……あー、はいはい。わかったわよ! 開ければいいんでしょ!」
エリザ「……鬼が出るか蛇が出るか……!」カパッ
プレゼントボックス「」カラッ
エリザ「あれ……? 空?」
デオン「何?」
147 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 19:34:26.13 ID:iMg8tRJp0
デオン「本当だ。空だ……?」
茨木「妙だな。とびきり邪悪な気配は尚も漂っているというのに」
マシュ「え……? 何も入ってないんですか?」
エリザ「本当よ。ほら」
マシュ「どれどれ」
ニョキッ
マシュ「んっ?」
デオン「……プレゼントボックスから腕が生えてきたぞ?」
エリザ「いえ、それよりあの腕が持ってるのって、どう見てもビリーが持っているような拳銃――!」
バァァァンッ!
マシュ「がっはーーー!?」
茨木「魔酒の眉間にぶち込んだーーーッ!?」ガビーンッ!
148 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 19:38:24.87 ID:iMg8tRJp0
デオン「しまった! これはマシュがターゲットのプレゼントだったんだ!」
エリザ「えっ、何? どういうこと!?」
茨木「吾らが見ても空だったのに、魔酒が覗いた途端に腕が生えて、銃をぶっ放した。つまり最初から標的を絞っていた、ということよな」
エリザ「そうじゃなくって! なんでマシュに拳銃をぶっ放す必要があったの!?」
??「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け……」
三騎「あっ」
??「ふふふっ。驚いてますね。じゃあこの勢いを保ったまま……!」
??「BB−−−! チャンネルーーーッ!」
149 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 19:46:45.99 ID:iMg8tRJp0
ザザーッ ピロピロピロピロピロ…… シャキーンッ
BB?「はい、というわけでやって参りました東京!」
BB?「BBチャンネル出張版、たった今からスタートですっ!」
BB?「司会進行は御覧の通り、いつもの邪悪で可愛いあなたの後輩、BBがお送りいたします!」
エリザ「……」
エリザ「えっ? BB? BBなの?」
BB?「はい? どこからどう見てもBBちゃんですよ? エリザさん、どうかしたんですか?」
BB?「鳩がツノトカゲの血液ビーム食らったような顔してますよ!」
エリザ「例えがマニアックすぎるわよ! 爬虫類に詳しいヤツじゃないとわからないわよ!」
デオン「どうでもいい!」
茨木「……確かにこの、なんだ? 意味があるようでまったくないクソトークはBBのものだな?」
デオン「ああ、だが大問題だ。コイツが本物のBBだとすると……!」
エリザ「あ、あなた……何したの?」
BB?「見ての通りですが?」
デオン「やっぱりなのか……!」
デオン「マシュの体を乗っ取ったのか!」ガビーンッ
マシュの姿をしたBB「はいはーい! 大正解! ハワイにご招待してあげましょうか?」キュピーンッ
150 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 19:53:06.79 ID:iMg8tRJp0
デオン「マシュの人格はどうした、ド外道」
マシュBB「名前で呼んでくださいっ」キラーンッ
エリザ「マシュの人格を返しなさいよクソ外道」
マシュBB「名前で呼んで……」
茨木「羅生門大怨起で解除できるか?」
エリザ「よく見なさい。どう見てもバフじゃなくってバステでしょうが。無理よ」
茨木「ふむ。そうか。ならば吾にできることと言えば、コイツに罵詈雑言を浴びせることだけだな」
茨木「くたばれ超外道ッ!」ガァッ
マシュBB「最終的には泣いちゃいますよー?」
151 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 19:56:34.04 ID:iMg8tRJp0
マシュBB「大丈夫ですよー。肉体の主導権を握っただけで、マシュさんの人格にはノータッチですから」
マシュBB「聞こえないでしょうが、今も私の脳内ではマシュさんの声がガンッガン響いてるんですよー?」
マシュBB「え? 何? ふんふんなるほど……」
マシュBB「子ギルくんの体操服礼装、どうしてないんですかって? 運営に要望でも出してみましょうよマシュさんっ!」
デオン「絶対にそんなこと言ってないだろうな」
エリザ「なんかマシュなら言いそうな気が一瞬だけしたけど、よく考えてみたら言うわけないわね」
茨木「なんか凄く言いそうだがな? 何故だろうな?」
マシュの人格(言いませんよッ!)ガビーンッ
152 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:02:06.34 ID:iMg8tRJp0
デオン「……まあお前のことだろうから飽きたらやめるだろうが……」
エリザ(逆に言うと飽きるまでやめないんだろうけどね……)
デオン「次の疑問に移るか。お前の本体はどうした?」
マシュBB「分霊みたいなことをしてるだけだから、ちゃんとカルデアにいますよ!」
マシュBB「ちなみに、結構無理してます。本体と分身の私、どっちも人格を維持しているだけで頭が割れそうに痛いです」
デオン「さっさとやめてしまえ。そして私たちの旅から疾く失せろ」
エリザ「デリート! デリート!」
茨木「でざーと! でざーと!」
マシュBB「味方がどこにもいねぇ……!」
153 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:10:39.83 ID:iMg8tRJp0
マシュBB「まあまあ。そんなことは言いっこなしですよ。せっかくサポートに来たのに」
デオン「なんだと?」
マシュBB「監視、ちょっと手ぬるいなって思って。もうちょっとカメラをグレードアップさせようかなって」
マシュBB「流石にそこまでやるんなら私が直接手を汚さないと、なので。こうしてイレギュラーな手段で来たってわけです」
デオン「……」
エリザ「……」
茨木「……」
デオン「紅茶でも淹れよう」
茨木「東京ば●奈でも食べるか?」
エリザ「肩揉んであげましょうか?」
マシュ(変わり身早ッ!)
マシュBB「現金過ぎですね」
デオン「ふっ。なんのことだ? 親友よ」ニコリ
エリザ「LINE交換する?」
茨木「簒奪した品の分け前についての説明はこの書物に記しておいたぞ? 何、同胞なのだから当然よ」ニヤァ
マシュBB「あははっ。私利私欲見え見えで反吐が出るような仲良しごっこをありがとう」ニコニコ
154 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:11:16.66 ID:iMg8tRJp0
休憩します!
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 20:34:15.39 ID:iE3nrCtto
ラフムの事をマシュって言うのやめろよ!
156 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:36:27.61 ID:iMg8tRJp0
十分後
マシュBB「……というわけで、私がここからカメラ搭載ドローンで二人を監視する感じで」
エリザ「これ私のときにも使われるんだ、と思うと複雑だけど、今は心強いわ。やるじゃないBB」
マシュBB「えへへー。それほどでもー!」
エリザ「でもマシュの顔でBBの笑顔されると吐きそうになるから笑わないで?」ニコニコ
マシュBB「そろそろ訊こうかと思っていたんですが、なんでみんな私に当たり強いんですか。この旅を手配したのも私ですよ?」
デオン「自分を知れ」
茨木「そもそもBB。汝、吾らのこと好きじゃないだろう?」
BB「……」
BB「てへっ?」
デオン「お前のそういう自分に不利な質問をされたときに適当にはぐらかすところを一番信用していない」
157 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:40:32.45 ID:iMg8tRJp0
エリザ「ねえ。さっそくコレ飛ばしてみせてよ」
マシュBB「えー。今ですかー? しょうがないですねー」
カチッ ブゥゥゥン
デオン「おお。飛んでるな」
茨木「ふむ。だが動かせない、というのでは笑い話にもならんぞ?」
マシュBB「大丈夫ですよーっと。ほらほら」
ブゥゥゥン
エリザ「きゃあ!? こっちに飛ばさないでよ!」
マシュBB「逃げろ逃げろーーー! 迷宮の出口に向かってよーーー!」ゲラゲラ!
ザザッ
BB(ん? 本体の方で何かがあったようですね。一体何が……ッ!)
158 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:44:44.41 ID:iMg8tRJp0
カルデア
BB「なんか心配になっちゃって、ついに巌窟王さんの方にもカメラ飛ばしちゃいました……」
BB「さぁて、どうなってるかな。そろそろ脱出できたかなー」
ピッ
巌窟王「」プカー
赤松「巌窟王さんが水槽の中でぷかぷか浮いてるーーーッ!」ガビーンッ!
最原「巌窟王さーーーんッ!」
ガブガブガブッ
百田「ま、まずい! 巌窟王がピラニアに食われッ……!」
巌窟王の骨「」ジャァァァン!
アンジー「骨になっちゃったね」
最原「今度こそ絶対死んだーーーッ!」ガビーンッ
BB「ブーッ!?」
159 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:47:43.14 ID:iMg8tRJp0
マシュBB「がっ、巌窟王さーーーん!?」ガビーンッ
エリザ「ぎゃあああああ!」ガリガリガリッ
茨木「おいBB! BB! エリザの角がドローンに削り取られているぞ! BBィーーーッ!」
マシュBB「……あっ。令呪一角で復活した……よかったー、ギリギリ間に合って」フー
エリザ「なくなるー! なくなるー! 私のチャームポイントがなくなっちゃうー!」ガリガリガリッ
デオン「やっぱりBBは信用するべきじゃないな」
160 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/11(月) 20:53:09.60 ID:iMg8tRJp0
休憩します!
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 09:50:08.29 ID:WOv1jxLJ0
乙乙
これ、英霊を食べたピラニアぇ…。
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 10:00:19.92 ID:KPyRZKd0o
そのピラニアを焼いて食べたら油が飛んで親指に直撃にワンチャン
163 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:13:14.74 ID:3k0JJ4pp0
ぐだ男&ジャックサイド
ジャック「……」
ジャック「今、なんて言ったの?」
ぐだ男「俺の家はしばらく連れて行かない。このままどこかで遊ぶぞ」
ジャック「マジカルなステッキの出番?」ギャランッ
ぐだ男「ナイフだそれは。落ち着け」
ジャック「マジ狩る腹裂くー……」キャルンキャルン
ぐだ男「物騒な呪文やめて。仕方ないだろ、うちの両親二日酔いなんだから」
ジャック「むー」
ぐだ男「その代わり、今からドンキ行って、適当なボール買ってさ。公園で遊ぼう?」
ぐだ男「ダメか?」
ジャック「……仕方ないなぁ」ニコッ
164 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:16:40.92 ID:3k0JJ4pp0
ドンキ
ジャック「狭い! 棚が高い! 凄い!」キラキラキラ
ぐだ男「いつ来ても圧迫感あるよなー……えーとボールはっと……」キョロキョロ
ジャック「おかあさーん! お菓子も買っていい?」
ぐだ男「五百円までに抑えろよー」
ジャック「はーい!」
ジャック「……」
ジャック「きのこ? たけのこ?」
ぐだ男「宗教戦争が起こるから、その二つはやめてくれ」
165 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:23:09.82 ID:3k0JJ4pp0
ジャック「むいー。五百円で買える量って結構少ないね?」
ぐだ男「充分だ充分」
店員(あの二人、兄妹かしら。ふふ、随分と微笑ましい……)
ジャック「おかあさーん、あれ何ー?」
店員「!?」
ぐだ男「……大人の玩具だな。ジャックには必要ないかなー」
ジャック「ふーん」
店員(えっ。おかあさん? 若っ! そして男っぽい!)ガビーンッ
ぐだ男(あの店員やたらこっち見て来るな……?)
166 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:34:11.74 ID:3k0JJ4pp0
公園
ぐだ男「ということで辿り着いたぞ、公園!」
ジャック「わーい!」
ぐだ男「ボールを持てい!」
ジャック「はーい!」
ぐだ男「……何して遊ぼうかな……トス、レシーブ、二人でのリフティング……」
ジャック「……」
ぐだ男「ジャック?」
ジャック「あれなーに?」
ぐだ男(と、言ってジャックが指さしたのはブランコだった)
ぐだ男(二つ席が並んでおり、もう片方では母親が娘のブランコを押してやっている)
ぐだ男「ブランコだな」
ジャック「そうじゃなくって、後ろであの女の人は何してるのかなって。危なくない?」
ぐだ男「……」
ぐだ男「よし。最初はアレ乗るか」
ジャック「?」
167 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:43:24.68 ID:3k0JJ4pp0
ジャック「あははははははっ! 楽しいー!」
ぐだ男「おーう。それはよかった。もっと押すかー?」
ジャック「あははっ! 落ちちゃうよー!」
ぐだ男(お前の身体能力なら一回転したところで問題なさそうだけどな)
おばちゃん「あら。妹さん?」
ぐだ男(隣でブランコ押してたお母さんに話しかけられた)
ぐだ男「みたいなものです」
おばちゃん「ふふっ。いいわね、仲良くて」
ぐだ男「家族ですからね」
ジャック「おかあさーん! ジャンプしてみてもいいー?」
ぐだ男「絶対にやめろ! 色々バレる!」
おばちゃん(おかあさん?)
168 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:49:33.11 ID:3k0JJ4pp0
十分後
娘「一緒に遊ぼう! 砂場で山とか作ってみよう!」
ジャック「いいよー! 最終的には蹴って崩そう!」
キャイキャイ
ぐだ男(なんか流れで仲良くなってしまった……まあ情操教育的には良さそうだし、いいか)
おばちゃん「ふふっ。ごめんなさいね。うちの子と遊んでもらっちゃって」
ぐだ男「いえ。こちらこそ」
おばちゃん「ところで、砂場ってたまにとんでもない物が埋まってたりするから、後で手は洗わせないとダメよ?」
ぐだ男「とんでもないもの?」
おばちゃん「犬とか猫とかのフンとか」
ぐだ男「……気を付けておきます」
ぐだ男(手慣れてるなー)
ぐだ男「……」
ぐだ男(ああ、平和だ! 地縛霊が強化されたり、無駄にチャフをバラまいたりしない!)
ぐだ男(帰ってきてから一番平和かもしれな――!)
ジャック「ん?」ピクッ
ぐだ男「お?」
169 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 22:56:17.97 ID:3k0JJ4pp0
ジャック「ねえ。このバケツで水をくんできてくれない?」ニコニコ
娘「うん、いいよ! すぐに持ってくるねー!」
ジャック「……」スンッ
ぐだ男(ジャックは友達が自分から視線を逸らし、背を向けた時点でナイフを取り出した)
ぐだ男(あの角度からだと彼女の体に隠れておばちゃんからは何も見えないし、友達は言わずもがなだろう。背中に目玉でも付いてない限り)
ぐだ男「ジャック!?」
ジャック「ひょいっと」ブンッ!
ぐだ男(ジャックは一息でナイフを投げた。道路側に向かって)
ぐだ男(ナイフは道路を走っていた車のタイヤに激突。パンク音が響き、大きくバランスを崩した車体はガードレールにぶつかって停止した)
ガシャァァァン!
娘「えっ!?」ビクッ
おばちゃん「……事故?」
ジャック「おかあさーん! あの車、交番の指名手配の写真に載ってた人が乗ってるー!」
ぐだ男「はっ?」
ジャック「児童性愛者で連続殺人鬼のやばい人が乗ってるー!」
ぐだ男「はあっ!?」ガビーンッ!
170 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 23:04:46.85 ID:3k0JJ4pp0
連続殺人鬼「ぐ、ご……!」ガチャリンコ
ぐだ男(中から血を流しながら出てきたのは、確かに人相が悪い男だった)
ぐだ男「……えーと、ちょっと待て。ちょっと待てよー……確かにあの顔は見覚えがある!」
ぐだ男「まずい。なんてこった! 人違いじゃない! 本物だ!」ガビーンッ
ジャック「あと、多分中に数人……うん、一応数人いる」
ぐだ男「……なんで『一応』なのかわかっちゃったよ。クソッ!」
おばちゃん「な、な……!?」ガタガタ
ぐだ男「ジャック! 面倒なことになる前にアイツを――!」
連続殺人鬼「ひっ! く、来るな! 中にいるヤツを殺すぞ!」
ぐだ男「……ッ!」
ジャック「……」
ジャック「え? もう死んでいる人を、どうやって殺すの?」
連続殺人鬼「なっ……!?」
連続殺人鬼「……」
ジャック「……」
ジャック「あはっ! バカだね! 苦し紛れでも反論すればバレなかったのに!」ニヤァ
連続殺人鬼「!?」
ぐだ男(このロリおっかねぇーーー!)ガビーンッ!
171 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 23:17:20.42 ID:3k0JJ4pp0
連続殺人鬼「……はっ! なら別にいいさ! 人質なんて現地調達できるんだからなぁ!」ダッ
娘「え?」
ぐだ男「まずい! ジャック!」
ジャック「はぁい」ヒュパッ
連続殺人鬼「捕まえたァ」ガシッ
娘「い、いやあ! 離して!」
ジャック「大丈夫。もう離れてるよ」
ズルッ
ボトッ
連続殺人鬼「……」
連続殺人鬼「は? 俺の……手首が……?」
ジャック「綺麗に切ったから、今すぐ手術すればくっつくよ?」ニコッ
娘「……」
娘「」フッ バターンッ
ぐだ男「あーーー! いたいけな少女に余計なトラウマができたーーー!」ガビビーンッ
おばちゃん「……」ガタガタ
ぐだ男(彼女に至っては恐怖で喉が機能してない! 本当にごめんなさい!)
172 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 23:28:26.53 ID:3k0JJ4pp0
連続殺人鬼「ひ、い、ぎゃああああ! 助けっ――!」
ジャック「当然助けないよ?」ヒュパッ
連続殺人鬼「ほべっ」ドターンッ
連続殺人鬼「あ、あれ……俺の足……俺の足首が……!?」ウゾウゾ
ジャック「いもぉーむしー」ルンルン
ぐだ男「粉雪のリズムで残酷なワード口ずさむのやめてくれ!」
ズシュッ グチャッ バキッ
連続殺人鬼「ぎゃああああああああああっ! や、やべて……死にたくな……死にたくない……!」
連続殺人鬼「お、お願い、助けて……!」
ジャック「なんで?」
ぐだ男(なんで!?)ガビーンッ
ジャック「あなたが殺した女の子たちは、同じことを言わなかったの?」
連続殺人鬼「あ、あぎゃ、いぎいいいい……!?」
ジャック「どっちにしろ殺さないけどね。おかあさんに怒られちゃうもん」
ジャック「ねっ?」ニコニコ
ぐだ男「……」
ジャック「殺した方がよかった?」
ぐだ男「いや、いい。それでいい。切り口綺麗だから確かに手術すれば問題なくくっつきそうだしな……」
ぐだ男(流石に両手両足はやり過ぎだけどな……)
ぐだ男「失血死しないよう最低限の処置はしてやれ。後はもう全部BB頼みだ」
ジャック「はーい!」
ぐだ男(すまん、BB)
173 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/12(火) 23:29:34.86 ID:3k0JJ4pp0
続きは明日の夕方!
ネロ祭、かなり遅れてるぜ……!
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 01:09:09.71 ID:yBpl2eiuo
死んだ方が幸せだったかも…
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 09:17:43.53 ID:1OSa0fCdo
ネロ祭りは体操服はあっても着替えさせる英霊がいないんだよな…
>>1
乙ー 続き待ってるぜ
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 17:29:52.93 ID:rkFB2vG0O
監獄服メイヴちゃんかわいい(現実逃避)
更新待ってるよ
177 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 19:57:54.04 ID:XTNvSKUc0
ジャック「ふいー! 終わったー!」キラキラキラ
ジャック「さーてとっ。それじゃあ砂の山の続きを……?」
ジャック「あれ? 寝てる。しょうがないなぁ、こんなところで」
娘「」チーン
ぐだ男(ショッキングすぎる絵を間近で見た挙句に、かなりの血飛沫を浴びたんだから仕方ないよなぁ……)
ぐだ男(……)
ぐだ男(そういえば最初は俺も、ジャックの蛮行を見たときは吐いたな……イヤな慣れだ)
ジャック「ねえ。大丈夫? そんなところで寝たら風邪引く……」
おばちゃん「……!」ダッ
ドンッ
ジャック「きゃっ」
ぐだ男「ジャック!」
ぐだ男(おばちゃんが友達を心配するジャックを突き飛ばして、気絶してぐったりしている小さな体を抱き上げた)
ぐだ男(……まあ、これだけやったら当然の反応か)
おばちゃん「……」ガタガタ
ジャック「……え? どうしたの? 私たち、何かした?」
ジャック「なんでそんなに怖い顔で睨むの?」
ぐだ男「ジャック」
ジャック「……助けてあげたのに……ねえ。なんで?」
ぐだ男「ジャック!」
ジャック「……」
ぐだ男「行こう。人が集まると逃げきれなくなる」
ジャック「……うん、わかった」
178 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 20:09:19.59 ID:XTNvSKUc0
虚構殺人遊戯 才囚学園
最原「そうか……犯人は星くんの研究教室と、体育館の間をロープウェイで移動したんだ!」
星「なるほど。俺の研究教室と体育館の窓だと、俺の研究教室の方が高いからな。一方通行だがトリックは成立させられる」
百田「決まりだ! 犯人は巌窟王の死体を、星の研究教室から体育館まで直に運んだんだ!」
アンジー「……」
アンジー「うーん、本当にそうかなー?」
最原「えっ?」
真宮寺「おや? 夜長さんには、何か反論があるみたいだネ」
アンジー「いや、痕跡は残っているから、トリックが使用されたという一点のみは賛成なんだけどさー……」
アンジー「それ、かなり難しくないかなって思っただけなんだよねー」
最原(難しい……?)
巌窟王「……アンジー。余計なことを言うな」
アンジー「おっと。ごめんなさい神様」
春川「……前から訊きたかったんだけど、夜長はなんでソイツのことを神様って呼んでるの?」
巌窟王「その説明は面倒だ! 省け!」ギンッ
最原(今更だけど、被害者が議論に参加している殺人事件って前代未聞だよな……)ズーン
179 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 20:21:20.01 ID:XTNvSKUc0
最原(……いや、待てよ。巌窟王さんを見て気付いたけど、アンジーさんが言った『難しい』の意味って……!)
最原「体格……?」
巌窟王「!」ギクリ
最原「そうか。手作りのロープウェイで、ただでさえ足場が不安定なのに、巌窟王さんの体を乗せた状態でロープウェイを使うのは……!」
入間「犯人自身の体重も加わっていたはずだから、発車、走行中、停車のいずれにおいても危険度は高ぇーだろうな?」
入間「言うなれば……夜の田舎道を全裸で歩くようなスリル……あぁん、想像しただけで……!」
王馬「入間ちゃんって本当存在自体が不快だよね」
入間「」
アンジー「ちなみに神様の身長は185cm、体重は75kgだよー!」
巌窟王「アンジー!」
アンジー「……ごめんなさい」シュン
最原(……? なんだ? 巌窟王さんのさっきからの態度……)
最原(焦ってる?)
百田「確かに不可能じゃないにしろ、かなり難しそうだな……」
春川「そもそも、最原の推理が間違ってるって線は?」
赤松「痕跡がこれだけ残っているんだから、今更その線を考えるのは難しいと思うんだけど……」
巌窟王「どうでもいいではないか! 俺の死体はロープウェイで運ばれたのだ!」
巌窟王「その点を加味するに、既に怪しい人物を指摘することすら可能なはずだが!?」
最原「……」
最原(やっぱりだ……巌窟王さんは何かを隠している!)
最原(確かに今の段階でも犯人を指摘することは可能だけど……)
最原(……?)
最原(……そう、か! 巌窟王さんが隠したいのって、もしかして!)
180 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 20:29:35.48 ID:XTNvSKUc0
最原「……事件の全貌が見えたかもしれない」
茶柱「わかりました! やっぱり最原さんの推理が間違っていたんですね!」
最原「違くてさ。そもそもの話、僕たちが星くんの研究教室に目を付けたのって、水槽の中に手錠が落ちていたからだよね?」
最原「僕たちはさっきまで、巌窟王さんを溺死させるときに、抵抗を弱めるために手錠を付けたものだと思っていたけど……」
最原「だとしたら、どうして手錠が水槽の中に落ちてたのかな? 溺死させた後でしまえばよかったのに」
巌窟王「……」ギリッ
東条「そう言われると不自然ね……単純に鍵が見つからなかった、という可能性は?」
夢野「星に嫌疑をかけるため、あえて残しておいたとも考えられるのう」
最原「多分これは犯人のちょっとした工作の副産物だよ」
百田「ちょっとした工作、だと?」
最原「……ひとまず、最初から考えてみよう」
最原「巌窟王さんの、本当の『死因』からさ!」ズバァァァンッ!
巌窟王「ぐぅっ……!」グサッ
181 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 20:41:44.66 ID:XTNvSKUc0
入間「水の中にいたんだから溺死だろ? あったりまえじゃねーかダサイ原」
最原「それなんだけど、モノクマファイルには巌窟王さんの死因が書かれてなかったんだよ」
最原「というか全体的に、今回のモノクマファイルは当てにならないほど情報がなかったよね?」
百田「死亡推定時刻すらわかんなかったからな……犯人のトリックの要なんだから当然だけどよ」
キーボ「……この話運びからすると、最原クンにはもうわかっているんですね? 巌窟王さんの本当の死因が」
巌窟王「……話を脱線させるな。もう犯人など決まっているだろう」
最原「……」
最原「巌窟王さんの本当の死因は『失血死』だ」
巌窟王「ちぃっ……!」
赤松「し、失血死? 溺死じゃなくって……?」
最原「星くんの研究教室のシンクを調べた人ならわかると思うんだけど、あれって事件発覚後には過剰なほど洗浄されてたんだよ」
百田「ああ。すっげー薬品臭かったな。多分アレは漂白剤、か?」
最原「変だよね。ただの溺死なら、こんなにシンクを洗う必要なんかないのに」
最原「逆に言うと、あのシンクは洗われる前は、なにか取り返しの付かない汚れがビッシリ付いてたんじゃないかな?」
最原「つまり……巌窟王さんの血で汚れていたはずなんだ!」
最原「いや、それどころじゃない。多分、巌窟王さんの血でシンクが満たされていたはずだ!」ズバァァン!
茶柱「み、満たされていたッ!?」ガビーンッ
白銀「血液でッ!?」ガビーンッ!
182 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 20:48:59.90 ID:XTNvSKUc0
真宮寺「ククク……なるほどね。話が見えて来たヨ」
真宮寺「犯人は巌窟王さんの血液を抜き、体重をその分だけ削減した……最原くんはそう言いたいんだネ」
真宮寺「でも最原くん、その推理には穴があるよ」
最原「犯人は血を抜いて巌窟王さんの体重を軽くしたいのに、人体から血液を抜くと死んでしまう……って点なら解決できるよ」
真宮寺「え?」
茶柱「えーっと……最原さんは当たり前のことを何しみじみと言っているんですか?」
春川「医学的に、人体から血液をすべて抜くのはほぼ不可能って話だよ」
春川「まず出血が起こるのは『心臓が動いている間のみ』だからね」
百田「終一の推理は『巌窟王の死体を軽くするためには血液を抜く必要があるが、血液を抜くと血流が止まる』っつー矛盾があるわけか」
最原「平気だよ。それでも人体はかなり軽くなるはずだ」
最原「巌窟王さんが死にそうになる度に『蘇生』させればいいんだからさ!」
巌窟王「よせ……その先は地獄だぞ」ギリィッ!
183 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 20:59:25.64 ID:XTNvSKUc0
最原「星くんの研究教室には送球装置があったんだけどさ。それのコンセントが不自然に切断されていたんだよ」
最原「多分、犯人は巌窟王さんの体を生きた状態でシンクに固定して、手首かどこかを切り裂いた後、水をためたシンクに手首を突っ込ませたんだ」
最原「おそらくそのときの巌窟王さんの姿勢は、傷が心臓の位置より低くなるように、身をシンクの淵に寄りかからせる形になっていたはずだよ」
最原「気絶させた巌窟王さんの死体から血液を抜いていく過程で、巌窟王さんが死にそうになったときに……」
最原「犯人は切断したコンセントを使って巌窟王さんの体にショックを与えたんだ」
入間「……は!? なんだその超原始的AED! マジで言ってんのか!?」ガビーンッ
最原「乱暴でも後遺症が残ってもどうでもよかったはずだよ。だって、最終的には殺すんだからさ。いくら乱暴でも構わない」
赤松「……ちょ、ちょっと待って。最原くん。何を言って……!」
最原「こうやって犯人は、巌窟王さんの体から血を抜き、死にそうになったらショックで蘇生させ……」
最原「また血を抜いて、死にそうになったらショックで蘇生させ……」
最原「それを何度も何度も繰り返して……!」
東条「待って。仮にそれで致死量を遥かに超える量の血を抜いたとしても、まだ彼の体はかなりの重さが残っていたはずよ?」
東条「そんな工作をしたところで、気休めにしかならないわ」
最原「……」
最原「折りたたんだんだ」
キーボ「は?」
巌窟王「ッ!」
184 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 21:08:18.06 ID:XTNvSKUc0
最原「巌窟王さんはマントを着こんでて、その体は水槽の中でもほとんど隠れてたけどさ」
最原「そのときの巌窟王さんの五体は、果たして無事だったのかな?」
白銀「ピラニアに食べられちゃったわけだから、地味に無事じゃないよね?」
最原「その前は?」
赤松「……ピラニアに食べられる前の、巌窟王さんの状態?」
王馬「うーん、わからないなー……『誰かさん』がアンジーちゃんを急かして、巌窟王ちゃんをさっさと蘇生させちゃったからね」
王馬「ほとんど検視はできなかったんだよねー。誰かさんのせいで!」
最原「……」
最原「僕は……覚えてるよ。巌窟王さんの骨、特に手足の関節や骨は、外れていたり折れていたり、酷い有様だった」
アンジー「アンジーも覚えてるよー! 神様のことを一瞬たりとも見逃せないからねー!」キラキラキラ!
アンジー「あ、なんならその光景を絵に描いたものを持ってきてるけど?」
赤松「い、いい。見たらなんか気分悪くなりそうだから……」
百田「……終一。折りたたんだって、まさか……!」
最原「重さを軽減できたら、次は大きさだ。そのときの巌窟王さんの状態が無事だったとは思えない」
最原「不自然に残ったあの手錠は、多分留め金の代わりに使われたんだ」
最原「巌窟王さんの死体は、あの時点では『自分の胴体を自分の手足でがんじからめに縛り付け、それを手錠でロックする』ような姿勢だったはずだよ」
赤松「えっ!?」
天海「……それは……想像もしたくないっすね……」
天海「だとすると、巌窟王さんがさっきから妙に焦っているのは、それを思い出したくないから?」
アンジー「神様には忘却補正があるから、元から何一つとして忘れないってー!」
巌窟王「……」
185 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 21:13:54.08 ID:XTNvSKUc0
王馬「にししっ! いやぁ、そうかそうか! わかっちゃった! 巌窟王ちゃんも優しいよねー!」
王馬「ねえみんな! 仮に最原ちゃんの推理が本当だったとしたら、犯人はどんな人物だと思う?」
茶柱「ど、どうって……」
赤松「ここから出るためだからって、私たちを信じてくれていた巌窟王さんを拷問じみた手段で殺して……」
赤松「しかも、殺した後も巌窟王さんの体をまるで物みたいに扱って……!」
赤松「……」
王馬「許せない。いや……そうは思ってないヤツも『怖い』とは思ったはずだよ」
王馬「思い出してほしいんだけど、巌窟王ちゃんの理念は『全員揃っての脱出』でしょ?」
王馬「だとしたら、間違っても言えないよねぇ……自分を殺した人間が、まさかそんな残酷なヤツだったなんて!」
巌窟王「……」
東条「確かに……ここまでの蛮行を犯した人間と、今まで通り接することができる人なんていないでしょうね」
春川「今回のクロもどうせ巌窟王が助けるんだと思っていたけど、この分だと考え直した方がいいかもね」
巌窟王「春川……」
186 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 21:20:29.73 ID:XTNvSKUc0
百田「で? どうなんだ巌窟王! お前、本当にそんな酷ェ殺され方したってのかよ!」
百田「それでもお前は黙ってるってのかよ!」
巌窟王「……」
赤松「巌窟王さん、答えて……! 全部覚えてるんでしょう? だったら……!」
最原「……その献身は、間違ってるよ」
巌窟王「何?」
最原「いくら僕たちを助けるためだからって……自分のことをそこまで犠牲にするなんて」
最原「自分の死の真相を隠そうとするなんて……!」
最原「そんな献身なら、僕たちはいらないんだ!」
巌窟王「――」
巌窟王「くは……は……」
巌窟王「クハハハハハハハハハハ」
巌窟王「クハハハハハハハハハハハハハハ!」
巌窟王「違う、違う違う!」反論!
187 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 21:28:18.86 ID:XTNvSKUc0
巌窟王「献身……献身と宣ったか? よりにもよってこの俺にッ!」
最原「えっ?」
巌窟王「ならば答えてやろう。俺の死因は溺死だッ! それ以上でも以下でもない!」
最原「う、嘘だ! それなら何で、さっきの巌窟王さんは焦ってたんだよ!」
巌窟王「そんなことはどうでもいい! 被害者の俺自身が証人だ!」
巌窟王「お前の推理は間違っているぞ! 一丁前に調停者を気取るな、探偵!」ギンッ!
最原「……」
最原「曲げる気はない」
巌窟王「なにィ?」
最原「僕は……僕自身のために、この主張を曲げる気はない」
最原「真相を知らなきゃ、僕たちは前に進めない!」
最原「どんな罪を犯したのか知らないと、僕たちは何も許せない!」
最原「何よりも、あなたの名誉のためにも、この裁判は中途半端なところで終わらせちゃダメなんだッ!」
巌窟王「……許すため、と来たか。俺には永遠にない発想だな」
巌窟王「いいだろう。そこまで言うのならば覚悟を決めろ。俺は容赦はしない」
巌窟王「貴様の推理で! 俺の反論を! 見事斬り伏せてみせろッ! 最原終一ィ!」ボウッ!
188 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 21:32:01.32 ID:XTNvSKUc0
カルデア
BB「おおー。なんか盛り上がってきましたねー。あの巌窟王のガン飛ばしに堪えるなんて、あの子も中々肝が……」
prrrrr
BB「っと、マスターから電話だ。いいところなのに」
ピッ
BB「はいはーい、こちらBBちゃんでーっす。どうかしましたかー?」
ぐだ男『BBィーーー! 今ちょっと警察に追われてるんだけど、どうしたらいい!?』
BB「いいところだったのに超の付くほどのハードワーク持ってきましたねぇ!」ガビーンッ!
189 :
爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]:2017/09/13(水) 21:39:22.74 ID:XTNvSKUc0
休憩します!
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 21:50:53.28 ID:PN8Z/pNAO
サイドストーリーが本編じみてきた
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 21:52:33.20 ID:hdZoMRXWo
裁判の続きはよ
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:07:57.90 ID:tU7A9Yhmo
カルデアに強制送還されなかったってことは、がんじがらめの状態でもまだ息があったってことだよな…
抵抗できなかったのかしなかったのか分からんけど、エッグい死に方させるわ
しかも忘却補正でその時のこと忘れられないし、どうあがいても地獄
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:11:15.91 ID:tU7A9Yhmo
あれ、失血死だから違うか
結構前に死んでるのに何故令呪が間に合ったんだ
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