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【モバマス】奈緒と藍子の2nd・Camera【水なおもり】
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 04:49:57.57 ID:1vBU2VV30
・モバマス、神谷奈緒と高森藍子のSSです
・すこぶるまったりしています
・神谷「奈緒」と高「森」藍子で「なおもり」です
・「水なおもり」ってなんだよとか考えてはいけません、字面の通りです
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1504036197
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 04:57:22.55 ID:1vBU2VV30
・前作があります(奈緒と藍子のネオ・リレーション)が、読んでいなくても
「奈緒と藍子がいい関係築いてるんだな」くらい把握していれば大丈夫です、多分
・「なおもり」を先陣切って開拓している「麦畑たく」さんが、前作によせた素敵なイラストを
(ttps://twitter.com/mugihata/status/897749968580034560)
描いて下さいました、本当に有難うございます…
冒頭部は、こちら見ながらお読みいただくと色々捗ります
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 04:59:47.02 ID:1vBU2VV30
<ある日の夜・奈緒の自室 with 奈緒と藍子の写真>
奈緒「………」
奈緒「…これ……あたしかぁ…」
奈緒「……うん、悪くはない…けど…」
奈緒「…やっぱ、ゆるくって……おっっっかしな、感じ、だなー……」
(藍子「『肩の力が抜けた奈緒ちゃん』が新たに増えた、それでいいんじゃないかな」)
奈緒「……新たに増えた自分、か……」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:01:18.65 ID:1vBU2VV30
<同じ日の夜・藍子の自室 with 奈緒と藍子の写真>
藍子「…やっぱり奈緒ちゃん、凄い……」
藍子「……パワフルで、ストイックなのに、こんなにやさしく…」
(奈緒「あたしはただ、詩の心情を 歌声と身体全部で出そうとしただけで…」)
藍子「……あんなかっこいいこと、さらっと言えるって…」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:03:44.59 ID:1vBU2VV30
<数日後・レッスン終わりの休憩室>
奈緒「ふいー、つっかれたぁ…」
藍子「あ、奈緒ちゃんいた」
奈緒「あれ、藍子も今日レッスンだったのか」
藍子「うん、私はビジュアルの…」
奈緒「そっか、あたしはダンスで、ちょっと入れておきたい振りがあって」
藍子「え、新曲か何か?」
奈緒「いや、前の曲にちょっと足したいなーって思ってたアイデアがあってさ」
藍子「…すごい、自分で提案したの?」
奈緒「…そうだけど…そんな凄いかなぁ」
藍子「お手本を憶え込むだけで手一杯だよ、私…」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:05:21.15 ID:1vBU2VV30
奈緒「言われてみたら、最近割と どしどし意見出してるかもな」
奈緒「せっかくのチャンスだし、妥協したくないから…」
藍子「……眩しいなあ」
奈緒「そ、そんなに目を細められても…だな……」
藍子「でも奈緒ちゃん見てると、元気が貯まっていく感じがする」
奈緒「……元気吸い取られてるのか、あたし?」
藍子「さあ、どうでしょう、うふふ」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:08:00.35 ID:1vBU2VV30
藍子「やっぱり今、リリイベとか忙しい?」
奈緒「まあね、しばらくは…ってか藍子だって、こないだ新曲出たじゃん」
藍子「あ…そうか、でも自然〜とこなしてるかも」
奈緒「あたしには、そのスタンスが不思議だよ」
藍子「んー…でも手を抜いてるわけじゃ、ないよ…多分」
奈緒「わかるよ、むしろ藍子にしかできない芸当だから」
奈緒「藍子の言葉を借りれば、その…『眩しい』、から…」
藍子「………え」
奈緒「……はい終わり終わり!あんまり恥ずかしいこと何度も言わせない!」
藍子「…はーい、ふふふ」
奈緒「………」
藍子「…お互い、頑張ろうね」
奈緒「うん…そうだな」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:11:19.92 ID:1vBU2VV30
奈緒「………あのさ」
藍子「?」
奈緒「よかったら、でいいんだけどさ…新曲の仕事がひと区切りついたら」
奈緒「オフ合ったタイミングで、一緒にどっか行かないか?」
藍子「本当? いいの?」
奈緒「勿論時間ができたら、の話だけど」
藍子「うん、わかってる…楽しみー♪」
奈緒「ありがと、あたしも楽しみにしてるから」
藍子「ちょうど…真夏、ぐらいかな」
奈緒「…かな、落ち着いたところで、連絡入れるから」
藍子「わかったー、奈緒ちゃんも、無理せず頑張ってね」
奈緒「おう…地味に難しい注文だけどな、それ」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:14:53.46 ID:1vBU2VV30
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<真夏の某日・千葉のとある砂浜>
奈緒「……………」
藍子「……………」
奈緒「…確かに平日だし……ちょっと東京から距離あるし」
奈緒「天気も微妙、って予報だったけど………」
奈緒「こんなにがらがらの砂浜、って………」
藍子「……人、いなさ過ぎだよね…」
奈緒「穴場、とは思ってたけど…ここまでとはなあ」
藍子「あっちで、スイカ割り?してる人しかいないよ」
< ヨーシ、スイングハ マカセテ!!
< …チガイマス…チガイマス
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:17:18.34 ID:1vBU2VV30
藍子「奈緒ちゃん、人払いの魔法とか使った?」
奈緒「ははは、なにそれ…まあ言いたいことはわかるけど」
藍子「奈緒ちゃんの魔法じゃなかったら…神様のいたずら?」
奈緒「かな…せっかくオフが取れたご褒美、って思おう」
藍子「そうだね…満喫しようね」
奈緒「ああ」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:19:39.71 ID:1vBU2VV30
<海の家>
奈緒「………水着になっても、やっぱりゆるふわだな、藍子って」
藍子「……恥ずかしいよぉ、あんまりじろじろ見ないで」
奈緒「藍子らしくて似合ってるじゃん、自信持ちなよ」
藍子「奈緒ちゃん…かっこいいからそういうこと言えるんでしょ」
奈緒「あ、あたしはこれしか持ってないんだって」
藍子「ハイレグの競泳水着とか、櫂ちゃんくらいしか着てるの見たことないよ」
奈緒「…結構プレッシャーなんだぞ、これ…かっこよく泳げなきゃ、って」
藍子「……今日は大丈夫だね…人、いないから」
奈緒「まあ……なぁ」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:22:50.88 ID:1vBU2VV30
奈緒「ま、いってもこの水着、お互い見てるからなあ、去年の秋」
藍子「ああ……プールで水泳大会」
奈緒「あの、拓海が大暴れした」
藍子「ポジパチーム、頑張ったんだけどなー」
奈緒「茜がゴールしたとき、藍子まだスタート地点にいたよな」
藍子「恥ずかしい///// あれ、ずーっと言われ続けてるんだからねっ」
奈緒「美味しいなあ、って見てた」
藍子「奈緒ちゃんまで/////」
奈緒「まだいいほうだよ、あたしなんか始まってすぐ落っこっちゃってさぁ」
藍子「あー… 見せ場、少なかったかもね」
奈緒「加蓮、見てるだけなのにげらっげら笑ってて」
藍子「あははは」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:26:39.48 ID:1vBU2VV30
藍子「…あの頃は、まだ『顔を知ってる』くらいだったね」
奈緒「だなあ…なんか、こう言うとおかしいかもしれないけど」
奈緒「…急に、すごく距離が近づいた気がする」
藍子「ほんとだねー」
奈緒「……まだちょっと、あたしは距離感ぎこちないけど」
藍子「えーん、奈緒ちゃんが冷たいよー」チラッチラッ
奈緒「…藍子、意外といじり属性あるな…」
藍子「そんなことないよー、奈緒ちゃんに、もっと近づきたいだけだよー」
奈緒「………言うなぁ、さらっと」
藍子「??」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:28:09.73 ID:1vBU2VV30
<波打際>
藍子「え〜、なにこのきれいなちっちゃい魚」
奈緒「このへんいるんだよ、海水浴場なのに」
藍子「かわいい、これ、掬えるかな」
奈緒「意外とすばやいから、まず無理じゃ」
藍子「とれたー」
奈緒「……ぇぇ〜〜」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:31:47.60 ID:1vBU2VV30
藍子「これ、写真撮れる?」
奈緒「え、ちょ、ちょっと待って、カメラ海の家じゃ」
藍子「うん、取ってきてー」
奈緒「おいいい」drrrrrrr
<少女撮影中>
藍子「ばいばーい」
奈緒「ふぅ…急いで撮ったから、ちょっとピント甘いかも」
藍子「ううん、撮ってくれただけでもありがサンキュー」
奈緒「……ゆるふわだと、掬えるのかな、あれ…」
藍子「どうかなあ、たまたま私を気に入ってくれたのかも」
奈緒「あるのかな、そんなの」
藍子「魚は人を見る、って言うみたいだよ」
奈緒「へぇー」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 05:33:23.42 ID:1vBU2VV30
藍子「あっ」
奈緒「ん?」
藍子「さ、さっきの魚が、足、つんつん、あは、あははは」
奈緒「ああなんかその魚、ちょっかい出すんだよ」
藍子「やーもぅ、なにこれ、わー」
奈緒「気に入られてるなあ、藍子」
藍子「え、これ、どう、したら、あはは、くす、くすぐった」
奈緒「別に害はないから、遊んであげなって」
藍子「ひゃ、ひゃ、えー、ちょ、ちょっとぉ、えい」ツン
奈緒「おい、なんであたしつっつくんだよ!」
藍子「わかんない、わかんないけど、き、気に入ったもの、つっつくのかな、って」
奈緒「意味わかんないぞ、じゃあたしも、ほれ」ツン
藍子「もーーー、だめだめえ」バシャバシャ
奈緒「やったなこのぉ〜」バシャバシャ
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:04:59.59 ID:1vBU2VV30
奈緒「とったどー」
藍子「え??」
奈緒「これ」
藍子「…なにこれ、いつ撮ってたの?」
奈緒「割とずーっと」
奈緒「魚に夢中だったから、気がついてなかったみたいだけど」
藍子「全然わからなかったよー」
奈緒「しかも水かからないように必死だったっていう」
藍子「あ、それは大丈夫…生活防水だから」
奈緒「よかった、念のため自分のも持ってきてたけど」
藍子「あの短時間に!?」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:06:01.86 ID:1vBU2VV30
奈緒「今更だけど…黙って撮っちゃってて、ごめんな」
藍子「ううん、寧ろありがとう」
奈緒「神谷カメラマン、いい仕事したかな」
藍子「ええ、感謝しますっ」
藍子「ただ…足だけ写ってる写真が多いのは、ちょっとマイナス」
奈緒「きびしーなあ」
藍子「ふふふ」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:07:08.82 ID:1vBU2VV30
奈緒「…お腹すいてないか?」
藍子「そう…かな?」
奈緒「自分のことだぞ」
藍子「あはは、でもそっか、お昼近いもんね」
奈緒「じゃ、海の家戻るか」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:08:33.96 ID:1vBU2VV30
<海の家>
オマッチョァーシター、レモンカキゴーリト、カレーニナリャース
奈緒「…食事じゃなくて、いいのか?」
藍子「えー、海といったら、カキ氷でしょう」
奈緒「がっつりカレー頼んじゃったあたし、ちょっと恥ずかしいんだけど」
藍子「いいじゃない、はらぺこ奈緒ちゃん」
奈緒「育ち盛りの小学生みたいに言うなー」
藍子「あはは」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:10:01.85 ID:1vBU2VV30
奈緒「…」パクパク
藍子「…」シャクシャク
奈緒「…」モグモグ
藍子「…」ペチペチ
奈緒「…」
藍子「…」
奈緒「…ラジオだったら、放送事故だよな、これ…」
藍子「……おんなじこと考えてた」
奈緒「職業病だな、もはや…」
藍子「でも…奈緒ちゃんの前だったら、別に困らないし、気まずくもないし…」
奈緒「…遠慮なく黙ーってカレー食べられるのも…悪くないな」
藍子「だよね…お話するのもいいけど」
藍子「いっしょの時間が嬉しいから」
奈緒「ああ…ほんっと、そうだなあ…」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:12:07.58 ID:1vBU2VV30
藍子「でも、ちょーっとだけ不満が」
奈緒「え、なになに?」
藍子「…カレー、『強い』」
奈緒「は?」
藍子「だって…隣からいい匂いがずーっと…カキ氷の負けだよぉ」
奈緒「…そういうことか…しょうがないなあ」
藍子「?」
奈緒「ほら、あーん」
藍子「え?どうしたの急に?」
奈緒「…はぇ?……た、食べたいんじゃ、なかったのか…?」
藍子「いや、あの、えーと…」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:13:54.14 ID:1vBU2VV30
奈緒「うう……恥ずかしい…ノリで何やってんだあたし////」
藍子「奈緒ちゃん、大丈夫、食べたくないわけじゃないし、今の奈緒ちゃん、いけてたからっ」
藍子「ただ…突然過ぎたから…びっくりしただけで」
奈緒「////」プシュー
藍子「…奈緒ちゃんのカレー、ひと口欲しいなあ、できたら『あーん』で」
奈緒「…え……そ、そっか、じ、じゃ…ほら」
藍子「あーん」パク
奈緒「……」
藍子「んー、美味しぃ〜♪ ありがとう」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:16:35.05 ID:1vBU2VV30
奈緒「…………あたし一人だけ、大ダメージ負ってる気が」
藍子「じゃ、私のカキ氷食べる?」
奈緒「は、はぁ??」
藍子「……察してよね」
奈緒「え、え???」
奈緒「………あ、そっか……ごめん、ニブくて…」
藍子「はい、早くしないと、溶けちゃうよー」
奈緒「……うん…じゃあ……あーん」パク
藍子「ふふっ、いかがですかー?」
奈緒「………!!」キンキンキンキン
藍子「ちょ、ちょっと大丈夫、奈緒ちゃん、奈緒ちゃーん」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:18:17.73 ID:1vBU2VV30
<5分後>
奈緒「…『あーん』って…その…」
藍子「うん…」
奈緒「する方もされる方も、結構…クるな」
藍子「でしょ」
奈緒「うん…もう軽率に…やらない」
藍子「でも奈緒ちゃん、カレー『あーん』してくれたとき…」
奈緒「うん?」
藍子「すごく…かっこよかった」
奈緒「なんだよそれー」
藍子「ほんとだもん…ちょっと、きゅんってしたくらい、いい表情してたよ」
奈緒「そ、そっか…恥かいた甲斐はあったんだな」
藍子「撮りたかったくらい」
奈緒「それはご勘弁願います」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:28:35.89 ID:1vBU2VV30
奈緒「…藍子だって」
藍子「?」
奈緒「ナチュラルに、その…『あーん』?できるって」
奈緒「あたしからしたら、うわ女子力高っ、ってなったから」
藍子「そう、なのかなあ?」
奈緒「撮りたかったくらい」
藍子「いいよ」
奈緒「えっ」
藍子「…あーんしてるところ、撮ってもいいよ」
奈緒「…藍子……恐ろしい子っ」
藍子「?」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:31:58.87 ID:1vBU2VV30
パシャッ
奈緒(右手にスマホ…左手にカレースプーン…それくわえて満面の笑みの藍子…)
奈緒(……すごい絵面……なにしてるんだ、あたし…)
藍子「ん〜〜、ありがとー、おいしかったよ」
奈緒「そ、そっか…それは、よかっ、たなー」
藍子「??」
奈緒「なんだこれ…なんだこれ…」
藍子「撮れた?見せて」
奈緒「うぇ!?あ、あの…あんまり、うまくは…ない、かもだけど…ほら」
藍子「えー、うまいよぉ、奈緒ちゃん写真いけるいける」
奈緒「…そ、か……てか、恥ずかしくないのか藍子は」
藍子「んー、ちょっと恥ずかしいけど…」
藍子「自分が何か食べて喜んでいる写真って、あんまりないから」
藍子「それを撮ってくれて、嬉しい、気持ちが強いかな」
奈緒「へえ…まあ確かに、あんまりこういう顔、TVでもなきゃ見せないからなあ」
藍子「あとで送ってね」
奈緒「うん、わかった」
奈緒「藍子の足と熱帯魚の写真もサービス」
藍子「わーい、あはは」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:34:43.99 ID:1vBU2VV30
奈緒「…ちょっと、眠くない?」
藍子「うん…お昼、食べちゃったからね」
奈緒「藍子は、あれ…お昼でいいのか?」
藍子「ふた口もカレー食べたら、もうお腹いっぱい」
奈緒「仙人みたいだなあ、しっかり食べないと、大きく育たないぞ」
藍子「どこが?」
奈緒「いっ!?べ…別にどこがって、特定の場所じゃなくて、その…」
藍子「ふふっ、お姉様の忠告、心に刻んで起きますね」
奈緒「1コしか違わないし……ふわぁぁぁ…」
藍子「……お昼寝、しよっか」
奈緒「うん……ごめん、せっかくの海なのに、こんな抜けた感じで」
藍子「それがオフだよ、まったりしよ」
奈緒「わかった…ありがとう」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:36:04.53 ID:1vBU2VV30
<SMT(スーパーまったりタイム)>
奈緒「……んっ……」ムクリ
藍子「…」スヤスヤ
パシャッ
藍子「……ん…?」
奈緒「…あ、起こしちゃった?ごめん…」
藍子「ううん…何か撮ったの?」
奈緒「まぁ…ただ、あんま意味ない画だけど」
藍子「余計に気になるよ、どんなの?」
奈緒「えー……ほら」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:38:01.58 ID:1vBU2VV30
藍子「……」
奈緒「…な、言葉に困るだろ、ただの砂浜と、海と、空と、山」
藍子「…素敵…」
奈緒「そう、か?」
藍子「この画を切り取ろうとしてる奈緒ちゃんの感性が、素敵だよ」
奈緒「…照れるな、専門家にそんな言われると」
藍子「どこがぁ、専門家じゃないよお」
奈緒「あたし自身が、よくわかってなかったりするけど」
藍子「きっと奈緒ちゃんの胸の中に、なにかが湧いてきたんだよ」
奈緒「胸の中に、ねえ…………あ」
藍子「??? どうしたの」
奈緒「………………すっごい恥ずかしいこと、思い出した」
藍子「え、なになに?」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:41:59.58 ID:1vBU2VV30
奈緒「小学校の頃さ、夏休みに、風景の写生の宿題が出て」
藍子「あー、あるね」
奈緒「そしたら、家族でクラゲ見に行こうって、江ノ島行ったんだよ」
藍子「いいな、クラゲさん見たい〜」
奈緒「藍子は面白いかもな、あたしはその…『なにこれ』みたいな感想しかなくて」
藍子「ゆるふわだからね、クラゲ」
奈緒「ま、それよりも宿題の写生のほうで頭いっぱいで」
藍子「うんうん」
奈緒「沖に江ノ島が見える砂浜で写真撮って、それ見ながら絵を描いたんだ」
藍子「奈緒ちゃん、すごくうまいもんね、絵」
奈緒「魔法少女のバンクのシーンとかだけだし…風景は、今も昔も苦手」
藍子「へー、意外」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:43:12.96 ID:1vBU2VV30
奈緒「でもまあ、時間もあるから頑張って描いてさ、学校に持ってって」
藍子「うん」
奈緒「そしたら先生が、微妙〜な顔して、宿題の条件のとこ指さすわけ」
藍子「…うん?」
奈緒「わけわかんなくて指の先 追ってったら…」
奈緒「 『風景は、千葉県内の景色に限る』 」
藍子「ぷっ、あはははは」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:46:08.52 ID:1vBU2VV30
奈緒「もうあたし恥ずかしくて恥ずかしくて…」
奈緒「さっきまで『うまく描けました』ドヤァ みたいな顔してたの、なんだったんだ、って」
藍子「あは、あははは、ひっ、ひっ、奈緒ちゃん、あはは、はぁ、はぁ」
奈緒「…笑いすぎ」
藍子「ごめーん、あーおっかしい、奈緒ちゃんって、奈緒ちゃんって……ぷっ、ふふふふ」
奈緒「結局、努力は認めるみたいな言い回しで大丈夫だったけどさ」
奈緒「周りからは『江ノ島は千葉でぇす』とか後々までずーっと言われて」
奈緒「…大丈夫か藍子」
藍子「あー、お腹痛い、お腹痛い、江ノ島…千葉…ふふふっ」
奈緒「…ツボ入っちゃったか…まあいいよ、もう思い出話だし」
藍子「ふー、ふー、もう奈緒ちゃん…あー面白い」
奈緒「……ま、この写真は、そのときのリベンジ、かな」
藍子「あーいっぱい笑った……でも、いいお話、かも」
奈緒「どこが」
藍子「私、こういう写真…撮らないから」
奈緒「そうなのか?割と風景写真とか多いと思うけど」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:47:56.13 ID:1vBU2VV30
藍子「うーん…なんていうのかな、何か目を引くものがないとシャッター切らないかも」
奈緒「へー、意外、だなあ」
藍子「私が写真撮るのって、おしゃれな建物とか、料理とか、猫とか…」
藍子「ワンポイントこれ、っていうものを入れたがるところがあって…」
奈緒「ああ…わかる気がする」
藍子「この写真みたいに何の変哲もない…って言ったら奈緒ちゃんに失礼だけど」
奈緒「いいって、げんに何の変哲もない景色だし」
藍子「『私が見た景色』っていう、それだけを撮る感性は」
藍子「奈緒ちゃんならではだと思うよ」
奈緒「……ごめん、あたしそこまで深く考えずに撮ってた」
藍子「感性は、にじみ出るものだから、それでいいんだよ」
奈緒「そっか…多少は宿題のリベンジになったのかな」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:49:57.25 ID:1vBU2VV30
奈緒「でもさ」
藍子「うん」
奈緒「……やっぱこれ、さびしいな…一緒に写ってくれるか?」
藍子「喜んでっ、じゃ私のカメラも隣に…」
ピッピッピッ パシャッ
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:51:34.73 ID:1vBU2VV30
藍子「…私も、ちょっと挑戦しようかな」
奈緒「何に?」
藍子「『私が見た景色』それだけを撮るの…何か、違うものが見えてくるかも」
奈緒「そっか…藍子の感性だと、どんなものが撮」
パシャッ
奈緒「…え??」
藍子「うん、いいかも」
奈緒「いや、今もろにあたし入ってなかったか」
藍子「なにげない景色、だよ」
奈緒「ほんとか?……ほらやっぱり入ってるじゃんか」
藍子「撮りたかったから、ねっ」
奈緒「むぅー」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:52:57.97 ID:1vBU2VV30
藍子「ごめんごめん、でも…いい表情(かお)してるね」
奈緒「凛の真似にしちゃ、似てないよ」
藍子「本心だから」
奈緒「……そう…なのか?」
藍子「だよ、なにげない奈緒ちゃん、撮りたいなあって」
奈緒「なにげない、って…どうすればいいんだ」
藍子「んー…」
藍子「『高森藍子と話をしながら、高森藍子はそこにはいない』ような感じ?」
奈緒「なんだそれ、ははは」
パシャッ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:54:36.98 ID:1vBU2VV30
奈緒「そういえば…泳いでないなあ」
藍子「……え?」
奈緒「いや、せっかく水着なのに、波打際ばっかりでさ」
奈緒「ちょっと、もったいないかなって」
藍子「『もったいない』って思うところ、奈緒ちゃんらしいね」
奈緒「そうか?藍子も行ってみないか、少し沖のほうとか」
藍子「んー………」
奈緒「……行きたくない?」
藍子「ううん、迷ってる…浮き輪でぷかぷか、なら大丈夫…………かな?」
奈緒「あ、無理しなくていいぞ…あんまり泳ぎ、得意じゃないなら」
藍子「でも……………………行ってみたい!」
奈緒「そうか…じゃ、ゆっくり行こうか」
藍子「………うん」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:57:24.77 ID:1vBU2VV30
<海水浴場の沖合>
藍子「らくちーん」
奈緒「…殆どあたしが引っ張ってるだけだなこれ…楽しいか?」
藍子「うん…こんなところ、私一人じゃ来れないし」
奈緒「空と海、二人占めだなあ」
藍子「広いねー」
奈緒「あ、トンビ」
藍子「え、どこどこ?」
奈緒「あれ、ずーーっと上のほう」
藍子「え…わかんな…あ、あの、ちっちゃいの!?」
奈緒「そうそう、まわって飛んでるでしょ」
藍子「あれ、トンビなんだ…ピーヒョロロロ」
奈緒「うまいうまい」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 06:59:58.45 ID:1vBU2VV30
奈緒「…そいえばさ…藍子は沖に出たら、何かやってみたいこととかあったのか?」
藍子「えっ……あの……」
奈緒「??」
藍子「…トビウオが見たいな、って」
奈緒「トビウオ?」
藍子「調べてみたら、このあたりにいる、って…」
奈緒「海水浴場にトビウオは、あんまり来ないかなあ」
藍子「そっか…ポジパのみんなで南の海にロケに行ったときには、ぴゅんぴゅん飛んでて」
奈緒「…日本だよね、それ」
藍子「茜ちゃん、手づかみで飛んでるのつかまえて」
奈緒「…人間だよね、茜」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:00:55.35 ID:1vBU2VV30
藍子「そっか…いないのかぁ」シュン
奈緒「…がっかりするほど見たかったのか…ごめん」
藍子「あ、謝らなくていいよ、勝手に私が、いたらいいな、って思っただけだし」
奈緒「……いやまあ…その『トビウオが飛んでくる海水浴場』普通に興味あるし」
藍子「……いつか……一緒に行こっか」
奈緒「………いつになるかなあ」
藍子「ずーっと先でも…いいよ」
奈緒「うん……楽しみ、とっとこう」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:02:22.67 ID:1vBU2VV30
奈緒「ぷはー、意外といっぱい魚とかいるなあ、藍子もゴーグルつけるか?」
藍子「…………ぃ」
奈緒「…え?」
藍子「……ゎ……ぃ…」
奈緒「ごめん、よく聞こえなかった」
藍子「……怖い…」
奈緒「…こ、こわ…い??」
藍子「…海の家…………あんな………遠くて……どうしよう…」
奈緒「大丈夫だって、ゆっても海水浴場の中だしさ、戻ろうと思えば…」
奈緒「……てか、さっきまで普通に満喫してたじゃんか」
藍子「……わかんない…急に……怖く、なっちゃって………戻ろ?ね?お願い」
奈緒「わかったわかった、じゃ、しっかりつかまってるんだぞ」
藍子「うん…」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:05:47.34 ID:1vBU2VV30
奈緒「……えーっと、さ」
藍子「…??」
奈緒「しっかりつかまってて、とは言ったけどさ…」
奈緒「しっかりつかまるのは、浮き輪でいいんだぞ」
藍子「…でも…」
奈緒「あたしをがっしりつかんでると、泳ぎづらくてさ…」
藍子「やだー、こわいんだもん…」
奈緒「まいったなあ…」
藍子「……奈緒ちゃん……」
奈緒「ん?」
藍子「……頼って、いい…かな…」
奈緒「?? うん……」
藍子「…………ありがとう………………」ギューッ
奈緒「だーかーら!浮き輪だってば、なんであたしを…」
奈緒「……………」
奈緒「……」
藍子「……」
奈緒「……流されないように…離すなよ」
藍子「……うん……」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:07:34.17 ID:1vBU2VV30
<波打際>
奈緒「はい、戻ってきましたぞ、藍子お姫様」
藍子「はぁぁ…よかったぁ…」ヘナヘナ
奈緒「…その、無理に連れ出して…ごめんな」
藍子「ううん、私が行くって言っちゃったんだし…」
奈緒「いや、水着だから沖に出ようとか、よく考えたらわけわかんないこと言ってたし」
奈緒「あんまり…あちこち振り回すの、やめるから」
藍子「ううん…怖かったけど、楽しかったから…これからも振り回して、ほしいな」
奈緒「…えっ…」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:08:53.24 ID:1vBU2VV30
藍子「あの、ね…沖に出たい、って言ったのは…」
藍子「…トビウオもね、もちろん見たかったけど…」
奈緒「…」
藍子「ほんとは……奈緒ちゃんにリードしてもらいたかった」
奈緒「……」
藍子「頼り甲斐のある奈緒ちゃんに、いちど、甘えてみたかった…」
藍子「だから…言うこと聞かずに、泳いでる奈緒ちゃんを…」
奈緒「…そっか……うん…」
奈緒「ありがとな、頼ってくれて」
藍子「…」
奈緒「……うすうす、気がついてた」
藍子「……そう、だったんだ…」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:10:37.78 ID:1vBU2VV30
奈緒「それ言ったら、あたしも、その……」
藍子「??」
奈緒「さっき藍子のこと、いっぱい撮ってたじゃん」
藍子「ああ…うん…」
奈緒「…いろんな藍子を、知りたいなって……思ってたから…」
藍子「え」
奈緒「あたしにないもの、いっぱい持ってる藍子が…眩しくて…つい…」
藍子「…浮き輪で浮いてても、怖いって半べそかいちゃうよ?」
奈緒「ああ」
藍子「……足をつっつく小魚に負けちゃうよ?」
奈緒「それも魅力だし」
藍子「………海水浴場から人払いしちゃうよ?」
奈緒「藍子のしわざだったのか、あれ」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:12:24.73 ID:1vBU2VV30
藍子「そっか…奈緒ちゃんには、そんなに眩しかったんだ」
奈緒「……うん、まあ…」
藍子「私が奈緒ちゃんを、眩しいって思ってたのと…同じだったんだね」
奈緒「恥ずかしいけど…そう、だな…」
藍子「…嬉しい、ありがとう」
奈緒「あたしの方こそ…ありがとな」
藍子「………頑張ろう、って思えた」
奈緒「あたしも……ただ、さ」
藍子「?」
奈緒「なんて言ったらいいか…お互い、あくまで自然でいたいな、って…」
奈緒「藍子の前だと、猶のこと」
藍子「…ん、そう、だねっ」
藍子「ゆるーく、リスペクトしあおうね」
奈緒「『ゆるーくリスペクト』か…いいかも、それ」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:13:58.44 ID:1vBU2VV30
<夕凪の浜辺>
奈緒「…遊び倒したなー」
藍子「うん、楽しかった♪」
奈緒「オフらしいオフ、だった気がする」
藍子「奈緒ちゃん、いつも気が張り詰めてるから」
奈緒「えー、そんなでもない…つもりだけどなあ」
藍子「でも、お互い満喫できたなら、よかったかな」
奈緒「ああ、ほんとに……名残惜しいけど、そろそろ帰ろうか」
藍子「今日はありがとう、素敵なところに連れてきてくれて」
奈緒「こちらこそ…ありがとう」
藍子「あとで、写真送ってね」
奈緒「わかった、足の写真だけ厳選して」
藍子「もうー、ぷんぷん」
奈緒「あはは」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:15:49.55 ID:1vBU2VV30
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
プシュー
ウサミンセイ-、ウサミンセイデス
奈緒「じゃ、あたしはここで」
藍子「うん、気をつけてね」
奈緒「寝過ごすなよ」
藍子「大丈夫だって、奈緒ちゃんもお肌のケア、入念にね」
奈緒「そうだった、痛えんだよなあ、ほっとくと」
藍子「ふふふ」
奈緒「じゃお互い、元気な顔でまた会おうな」
藍子「はーい、じゃあね♪」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:17:30.96 ID:1vBU2VV30
トウキョウユキ、マモナク ダァシエリイェス
???「…おやぁ、あれは…あーちゃん? なんでこんな駅に…」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:19:14.78 ID:1vBU2VV30
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<その日の夜・自室 with 海の写真>
「今日は、二人の写真を入れるフォルダを作った」
「たくさん送られてきた写真から、いろんなものがよみがえる」
「なにげない景色、楽しい瞬間、思いの詰まった表情…」
「これからも、このフォルダにたくさん、増やしてゆきたい」
「お互いの眩しさを、見つけた数だけ」
−奈緒−
−藍子−
おしまい
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 07:30:37.86 ID:1vBU2VV30
おそまつさまでした
奈緒と藍子の間につくられるバランスが難しかったです
うっかりしたらエンダアアアアになりそうで、無理矢理距離を取った様なところがあります
ちょっと前フリみたいなことしていますが、次作はなんにも考えていません
やるとしたら「ポジパ名物藍子ちゃん会議」「トラプリ名物奈緒ちゃん会議」?
を絡めそうですが、どうなるやら
てかみんな「なおもり」書こうず
書けば出る、なおもりのSSR1枚もない自分が言うんだから間違いはない
------------
ちなみに、トビウオが飛び交う海水浴場、長崎の壱岐で体験しました
ちゃんと人はよけるので怖くはなく、ただただ感動します
千葉でも沖合いでは普通に獲れるので、なめろうなんかになりますね
以上余談でした
html依頼出してきます
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/30(水) 08:02:23.57 ID:ZkuFdlnSO
>>1
水はどこからきたのか
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[ Aramaki★
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