【シンフォギアSS】翼「緒川さんが戦う…だと!?」

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2 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 22:58:07.68 ID:ZWyxP11nO


弦十郎「どうだ? 翼の様子は」

緒川「変わんねぇ。あんなザマで戦ったら、そのうちやられちまうぜ」

弦十郎「しかし、奏君が亡くなった今、翼以外にシンフォギアを纏える者はいない…」

緒川「んじゃ、俺の出番だな」

弦十郎「本気か? お前の力の解析はまだ不十分で…」

緒川「こうでもしなきゃ、仕事が追っつかないだろ」コキコキ
3 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 22:59:30.29 ID:ZWyxP11nO

グサッ、ブシュゥッ


翼「はあぁッ!」ザシュッ

藤尭『新たなノイズの発生を確認! 数は50!』

翼「くッ…追撃します!」ゼェゼェ

友里『翼さんの適合係数が、徐々に減少しています…!』

弦十郎『命令だ、翼! 一旦退け!』

翼「なっ、何を言うのです! 防人たる私がここで退いたら…」

弦十郎『後は緒川が片付ける』

翼「え…? 今、何と…」

4 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 23:01:24.89 ID:ZWyxP11nO

ドッゴォォン


翼「な、何だ!?」

緒川「よぉ、着いたぜ」ザッザッ

翼「緒川さん!? どうしてここに…」

緒川「決まってるだろ。ノイズをブチのめすのさ」ポキポキ

翼「緒川さんが戦う…だと!? どういうことですか司令!」

弦十郎『説明は後でする。早く下がるんだ』

緒川「さぁて、おっ始めようかァ!」グッ
5 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 23:02:17.54 ID:ZWyxP11nO

シュウゥ…


緒川「ぐッ…!」メリメリ

翼「お、緒川さんの腕が…」

緒川「ヘッ、これくらいで驚くんじゃねぇよ」

翼「そ、それは、その腕は…シンフォギア!?」

緒川「違ェな。コイツは俺の“アルター”だ」

翼「あ、アルター…?」

緒川「さぁ、片っ端からぶっ飛ばしてやるぜ!!」ダッ

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 23:08:30.51 ID:stnW1RluO
緒川の口調が何か変だと思っていたら、中の人ネタかよwww
7 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 23:45:17.72 ID:ZWyxP11nO


ゴォッ


緒川「でやあぁッ! 衝撃の、ファーストブリットォッ!!」

ドゴォ

緒川「おらおらァ! まだまだ足りねェぜ!!」

バキッ、ボゴッ
ゴォッ

緒川「撃滅のォ、セカンドブリットォッ!!」

ドッゴォォン

緒川「なぁんだ、もうこれっぽちしか残ってねぇのか」パンパン

翼(こ、これは一体、何がどうなっているのだ…)
8 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 23:46:31.20 ID:ZWyxP11nO



弦十郎「ご苦労だったな、緒川」

緒川「ッたく、大したことなかったぜ」

翼「司令、緒川さんは一体…」

弦十郎「お前には話していなかったが、緒川は特殊能力者なんだ」

翼「能力者?」

弦十郎「この能力を我々は“アルター”と呼んでいる」

翼「アルター…」

9 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/20(日) 23:48:29.18 ID:ZWyxP11nO


弦十郎「ロストグラウンド、という言葉は知っているな?」

翼「確か…22年前に起きた、大規模な隆起現象によって形成された土地のことですか?」

弦十郎「そうだ。そのロストグラウンドで生まれた新生児は、ごく僅かな確率でこのアルター能力を生まれながらに持っている」

翼「つまり緒川さんも、その一人であると?」

弦十郎「ああ。公にはされていないが、アルター能力者は希少な存在として政府機関の管理下に置かれ、シンフォギアシステム同様、最高レベルの機密として扱われている」

緒川「ま、細かい話は抜きにしようぜ。それよりも腹減ってよぉ…」グゥゥ

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 00:23:34.79 ID:Iz1wgrPJ0
個人的には、大門兄貴の方が面白かった
絶対、響と仲良くなるだろwwwwwww
11 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 18:55:32.97 ID:hWtUBnuO0

【第一期】ガングニール



響「私、翼さんの力になれるように頑張ります!」

翼「…」チッ

緒川「あー、また始まっちまった…」

翼「…認めるものか」

響「え?」

翼「お前が…奏のシンフォギアの装者であるなど、絶対に認めるものか!!」ダッ

響「あ…」

緒川「やれやれ…」
12 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 19:03:13.96 ID:hWtUBnuO0



響「私…何か悪いことでもしたんでしょうか」

緒川「言葉足らずってゆうのもあるが、元々はあいつ自身の問題だ。気にすることじゃねぇ」

響「でも…」

緒川「あいつの力になれるなんて考えるなよ。先ずはてめぇが、てめぇの力になれなきゃダメなのさ」

響「わ…わかりました」

緒川「さぁて、風鳴のオッサンから特訓するよう言われてるんだろ? さっさと始めようぜ!」

響「はっ、はい!」


13 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 19:07:01.44 ID:hWtUBnuO0



友里「装者と思われる反応あり! これは…」

弦十郎「ネフシュタンの鎧か! 翼!」

翼「心得ています!」

響「わっ、私も行きます!」

翼「!!」キッ

弦十郎「しかし響君、君はまだ…」

緒川「良い機会だ。行かせてやれよ」

翼「緒川さん!?」

緒川「心配すんな、もしもン時は俺がやる。いいだろ?」

弦十郎「…わかった。いいか、響君。絶対に無茶はするなよ!」

響「はい!」
14 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 21:42:18.36 ID:DcAHr1RNO

クリス「さぁて、どこにいやがるんだ? 例の小娘は」

翼「見つけたぞ!」

クリス「ハッ、早速出てきやがったか」

翼「ネフシュタンの鎧…是が非でも返してもらうぞ!」ジャキ

クリス「フン、誰が!」

響「や、やめて翼さん! 相手は人間ですよ!? 話し合えばきっと…」



翼&クリス「「戦場で何を馬鹿げたことを!!」」

15 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 21:43:14.91 ID:DcAHr1RNO

響「!!」ビクッ

翼「フッ、むしろあなたと気が合いそうね」

クリス「なら、一緒にじゃれ合うとするかぁ!」ヒュオッ


ガキンッ ガキンッ
ドゴッ


響「こんな…こんなの、おかしいよ。相手はノイズじゃないのに…」

クリス「あんたはコイツらの相手でもしてな」バシュッ バシュッ


ズズズ…


響「そんな、ノイズを操って…!?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 21:44:51.81 ID:Iz1wgrPJ0
クリスならデジモンセイバーズのイクトみたいに扱いそう。この緒方さん
17 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 21:45:27.39 ID:DcAHr1RNO



弦十郎「響君…やはりまだ早かったのでは」

了子「いくら適合者とはいえ、まだ不馴れよね」

緒川「……」

弦十郎「緒川、いざとういう時は行ってやれ」

緒川「あいよ」
18 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 22:06:17.39 ID:DcAHr1RNO


ズシャッ


翼「うぁッ!!」

クリス「へン、こんなものかよ。ガッカリするねぇ」

翼(これが…完全聖遺物の力なのか…!)ゴホゴホ

響「翼さん!!」

クリス「あんたの相方はノイズに捕まって身動き取れないたぁ、情けないにも程があるねぇ。ま、ホントはコイツを連れ帰るのが目的なんだけどな」

響「くっ…! お願い、お願いだから私のアームドギア、出てきて!」グググ

19 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 22:12:12.48 ID:DcAHr1RNO
ドッゴォォン!


クリス「な、何だ!?」


ザッ ザッ


緒川「ッたく、見ちゃいられねぇ」

響「お、緒川さん…!」


バゴッ


響「あうっ!」ドテ

クリス「な…(シンフォギアなしに、ノイズを!?)」
20 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 22:14:27.28 ID:DcAHr1RNO


緒川「よぉ、そこの小せぇの」

クリス「だッ、誰がちょせぇだこのヤロー!!」

緒川「こいつらの代わりに俺が、アンタの喧嘩相手になってやるよ」

クリス「はッ! ギアもなしにどうやって…」


シュウゥゥ…


緒川「お互い妙な能力持ってるんだ、派手にやり合うのも悪かねぇ。悪かねぇよなぁ」メリメリ

クリス「こ、コイツ…腕が変形して…!?」

緒川「そう思うだろ、アンタもッ…!」グッ

21 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 23:14:25.68 ID:DcAHr1RNO

ダンッ


緒川「おらぁッ! 衝撃の、ファーストブリットォッ!!」

クリス「速っ…!」


ドゴッ


クリス「うぐゥッ!?」ズサアッ

緒川「! ッ、手応えがねェ…!?」チッ

クリス(ギアもなしにこの威力…だが、耐えれないワケじゃねぇ!)ペッ

緒川「どォりゃァッ!」ブンッ

クリス「そうそう当たってたまるかよ!」

緒川「ちくしょう、ちょこまかと…!」


バシュッ バシュッ
ズズズ…


響「そんな、またノイズが…!」

緒川「邪魔くせぇ! どきやがれってンだ!」バキッ

22 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 23:17:08.71 ID:DcAHr1RNO





友里「響ちゃんの適合係数、急激に弱まっています!」

弦十郎「ぬぅ…緒川と翼は!?」

了子「マズいわね。アルターの酷使によるオーバーシュートが起きかけているわ」

藤尭「翼さんも辛うじて動けていますが、消耗が激しく…」

了子「ノイズを自在に操る聖遺物…アレが厄介ね」

弦十郎「車を出せ! 俺もすぐ行く」
23 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 23:19:15.70 ID:DcAHr1RNO


ドカッ バキッ



緒川「う、くそッ…」ゼエゼェ

響「はッ…はッ…」ゴホゴホ

クリス「ハハッ、こんだけのノイズを相手にしてりゃ、流石に応えるか」

緒川「ちくしょォ、腕が動かねェ…!」

クリス「さて、そろそろ終い…に…?」

クリス(か、体が動かねぇだと…!?)ガシャガシャ

24 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 23:21:30.64 ID:DcAHr1RNO

≪影縫い≫


ザッ


響「つ、翼さん…?」

翼「緒川さん、彼女を連れて早く」

緒川「おぃ、まさかお前…」

翼「これは私がつけるべき始末です。だから、どうか」

クリス「てめぇ、これで何しようって…」

翼「悪いが、その鎧を返してもらうまで付き合てもらうぞ」チャキ


スゥ…


クリス「まさか…歌うのか!? 絶唱を!」

25 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 23:44:44.46 ID:DcAHr1RNO

響「翼さん、何を…」

翼「…防人の戦い、生き様を、あなたに見せてあげる。その目に焼き付けなさい」

クリス「ひッ、やめ…!」


カッ
ゴォオッ



響「うわぁぁッ!!」

緒川「ぐおぉぉッ!?」ズサアッ

クリス「うわあああぁぁっ!!」
26 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/21(月) 23:45:18.20 ID:DcAHr1RNO


ヒュゥゥ…



響「翼さん!」

緒川「くそっ、ホントに歌っちまったのか…」

弦十郎「翼ァ!! 大丈夫か!」バンッ

翼「……私は剣、この程度で折れはしません…」ポタポタ

響「!! ひッ…」


ドサッ


弦十郎「翼! しっかりしろ翼!!」

27 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/22(火) 23:41:40.05 ID:UI/iy815O



二時間後―




緒川「う、うーん…」

弦十郎「よぉ、ようやく起きたか」

緒川「あいつは…どうなったんだ」

弦十郎「一命は取り留めたが、今も治療中だ。戦線への復帰はすぐに望めんだろう」

緒川「クソッたれ! 俺があのヤローの鎧を砕けなかったばっかりに…」ギリッ
28 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/22(火) 23:43:02.23 ID:UI/iy815O



弦十郎「それよりお前、アルターを無理して使ってたな?」

緒川「へへ…やっぱバレちまったか」

弦十郎「お前も、しばらくは戦いは禁止だ!」

緒川「冗談じゃねェ! 俺が戦わなかったら、これからどうすンだ!」

弦十郎「敵もそれなりのダメージを受けたはずだ。そうすぐには襲って来まい」

緒川「けどよ…!」

弦十郎「あまり時間はないが、響君は私が鍛えることにする。お前はゆっくり休め」バタンッ

緒川「……」

緒川(このまま、じっとしてられるかよ!)
29 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/22(火) 23:44:56.07 ID:UI/iy815O


バンッ バンッ



響「はぁッ!」ブンッ

弦十郎「まだまだ浅い! もっとこう、拳で雷を放つ感じで!」

響「はぅぅ…言ってること全然わかりません…」

緒川「オッサンの教え方はフツーのやつじゃわかんねェからな。気にすンじゃねぇ」

響「あ、緒川さん!」

弦十郎「緒川! お前まだ…」

緒川「頼むよオッサン。こうでもしなきゃ、いても立ってもいられねぇんだ」

弦十郎「むぅ…」


30 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/22(火) 23:45:42.29 ID:UI/iy815O


緒川「おぃ、そこの、あー…何だっけ」ポリポリ

響「立花響、です!」

緒川「あぁ、そうだ響。まずはお前に、拳の握り方を教えてやる」

響「拳の握り方…ですか?」

緒川「アームドギアがなくたって、お前の拳は十分強ェ武器になる。信じてみろって」

響「はい! お願いします!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 11:25:51.89 ID:lQLGDb/70
普通に兄妹みたいに仲良くっなて未来が嫉妬して闇落ちしそう
32 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 17:43:00.12 ID:TbOJQeiT0





響「はぁ…もうくたくたです…」

緒川「しゃあねぇ、今日はここまでにしとくか」

響「そういえば、緒川さんの右腕って、どうしてそうなってるんですか?」

緒川「ンぁ? そんなの知らねぇな。生まれて気付いた時にゃ、俺の腕はこうなってたのさ」

響「そうなんだ…」

緒川「バケモノ扱いされることなんざ腐るほどあったけどよ、別に呪っちゃいねぇよ。俺はこの腕で、掴みたいモノは掴んできた。誰に言われるまでもねぇ、自分の力でな」

33 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 17:44:53.42 ID:TbOJQeiT0


響「…私、何も出来なかった。戦ってほしくないって思っても、翼さんを…二人を止められなかった」

緒川「お前、誰かを傷つけることに怯えてンのか?」

響「…は、はい」

緒川「いや…違うな。お前は他人を傷つける以上に、自分が傷つきたくないのさ」

響「え…」

緒川「他人を傷つけて、そんで自分が傷つくのが一番怖いンじゃねぇのか」

響「…!」

緒川「けどよ、そんなことじゃ何もできねぇ、何も守れやしねぇんだ」

響「……」グッ

緒川「ま、よく考えるこった。ただ、これだけは覚えておけよ」

響「?」

緒川「一度こうと決めたら、自分が選んだのなら、決して迷うな。迷いは、それが他者に伝染する。選んだら進め、進み続けろ」
34 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 20:42:03.76 ID:z4YNCHxUO

6日後―



友里「司令!」

弦十郎「どうした? 何を慌ててるんだ」

友里「緒川君が、今朝からどこを探してもいなくて…!」

弦十郎「何ィ!?」

藤尭「緒川さん…どこ行っちゃたんだよ」
35 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 20:44:16.55 ID:z4YNCHxUO

響「あれ、どうしたんですか皆さん?」

弦十郎「…緒川が、二課から姿を消した」

響「そっ、そんな!」

弦十郎「響君、君は昨日まで緒川と一緒に特訓してたはずだが、何か心当たりはないか?」

響「…そういえば緒川さん、昨日の特訓が終わったとき…」




緒川『お前に伝えたいことは全部伝えた。あとは、お前がどう進むかだな』




弦十郎「緒川…お前、何を考えている…?」
36 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 20:46:43.67 ID:z4YNCHxUO


了子「なんとなく…だけど、心当たりはあるわね」

弦十郎「何? 了子君、それは一体…」

了子「自分のアルターの限界を知った彼が、行きそうな場所…弦十郎君ならわかるでしょ?」

弦十郎「…!! まさか、ロストグラウンドに…」

了子「あそこには、アルターの“森”があるわ。確証はないけど、彼はそこで何か得られる信じて行ったんじゃないかしら」

弦十郎「緒川…」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 20:49:11.44 ID:lQLGDb/70
そもそも劉邦という明確なライバルがいないのに強くなれるのか?
元はライバルの存在で強くなったと認識しているが……
38 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 20:49:41.94 ID:z4YNCHxUO


コンコン


弦十郎「どうだ? 調子は」

翼「叔父様…」

弦十郎「唐突な話で悪いが、今朝、緒川がここから姿を消した」

翼「! 緒川さんが、なぜ…」

弦十郎「さぁな。ただ、あいつは自分の力不足を感じていた。結果、お前に絶唱を使わせてしまったと、内心悔いていたのだろう」

翼「…私が、防人でありながら不甲斐ないばかりに」ギッ

弦十郎「そう責めるな。それよりも響君のことだが…」

翼「…?」

弦十郎「少しずつだが、いいツラになってきたぞ。リハビリも落ち着いたら、今度会いに行ってやるのもいいんじゃないか?」

翼「……」
39 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 21:16:21.27 ID:z4YNCHxUO
翌日―



弦十郎「日本政府から通達があった。“デュランダル”を移送せよとのことだ」

響「デュランダル…って、何ですか?」

了子「この基地の最下層に厳重保管されている完全聖遺物のことよ。早い話が、とーっても大事なモノってとこね」

弦十郎「デュランダル強奪を狙う勢力の襲撃が予想される。よって響君、君には移送の護衛についてもらいたい」

響「私が…ですか?」

弦十郎「翼は療養中、緒川は不在…ならば、唯一の装者である君が頼りだ。行けるか?」

響「はいッ! 問題ありません! 特訓もたくさんしてきましたから!」

弦十郎「よし。ならば10分後に行動開始だ」

40 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 22:03:13.46 ID:z4YNCHxUO







弦十郎「上空から見てるが、移送車を追ってくる姿は見えない。了子君、頼むぞ」

了子「ここまで順調。何もないことを祈るわ」ブロロロ

響「! あれは!}


ドゴォッ


弦十郎「ノイズだ! 地下から湧いてくるぞ!」

了子「響ちゃん、しっかり捕まっててね!」ギュイン

響「うわわっ!!」ガッ

弦十郎「500メートル先に薬品プラントがある! そこに誘導するんだ!」
41 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 22:05:32.98 ID:z4YNCHxUO



ガッシャァン!!



響「あいたた…」

了子「響ちゃん、大丈夫?」

響「はい、…ッ!?」ハッ

了子「あちゃー、マズいわね。ノイズに囲まれてるわ」

響「…」スゥ



<Balwisyall Nescell gungnir tron>
42 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 22:10:13.87 ID:z4YNCHxUO


バシュッ!
カシンッ



響「…よし。行ける!」グッ


バキッ ドゴッ


響(拳は、当たる瞬間に全力を込める!)ドンッ


ドゴオッ


響「てやぁッ!!」ブンッ


グシャッ


響(余計なことは考えない! 全神経を、拳にッ…!)ダッ
43 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 22:20:29.80 ID:z4YNCHxUO

クリス「アイツ…戦えるようになっているのか!?」


ボンッ


響「どうだ!」

クリス「へッ、このくらいでいい気になるなよ!」バシュッ バシュッ

響「! あの子、この前の…」


ズズズ…


響「くっ…はァッ!!」バゴッ

クリス「よし、今のうちにデュランダルを…!」

クリス(コイツを持ち帰りゃ、あたしは…)
44 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 22:23:41.03 ID:z4YNCHxUO


ガコッ
キィィン


了子(!! これは…!)

響「! デュランダルが!」

弦十郎「起動しただと!?」

クリス「いただきだァッ!!」バッ


ガッ


クリス「がッ!?(こ、こいつ…!)」

響「渡すもンかぁぁッ!!」


パシッ
ドクンッ


響「――!!」ビクンッ
45 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 23:19:37.18 ID:z4YNCHxUO


クリス「な、何だ!?」

響「ッ、ガアアアアァァッッ!!!」クワッ


ギュオッ
ドッカァァン!!


クリス「なッ、うわああぁぁッ!!」

クリス(ちくしょお…こんなとこで…!)


シュウゥゥ…


響「」ドサッ

弦十郎「終わったのか、響君…」

了子(…これが、この力こそが…!)ニッ
46 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/23(水) 23:30:33.63 ID:z4YNCHxUO



翌日―


響「……」ボーッ

未来「響、どうしたの? もう行かないと遅刻しちゃうよ」

響「あー、いや、ちょっと寝不足で…」アハハ

響(あの時、デュランダルに飲み込まれたような感覚…私がもっと強ければ、あんな風いならずに済んだかもしれないのに)

響「未来、ごめん! 今日は体調悪いから学校休むね」

未来「…わかった。休むんなら、ちゃんと寝てなきゃダメだよ」
47 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/24(木) 22:27:48.67 ID:3lx3sIvfO





響「お待たせしました!」

弦十郎「おお、響君。ちょうどいいとこに来てくれた」

響「ど、どうしたんですか?」

弦十郎「実はな、翼の部屋の掃除を手伝ってほしいのだ」

響「翼さんの…?」

弦十郎「入院生活も長くなったからな。きっと、ひどい有様になってるかもしれん」
48 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/24(木) 22:28:57.76 ID:3lx3sIvfO


ゴソゴソ
バサッ


響「うわぁ、こんなモノまで出しっ放しに…」ビローン

翼「ちょっ、ちょっとあなた何してるの!?」ガラッ

響「あぁっ、えっ、翼さん!?」

翼「人の病室に勝手に入るなど…!」

響「すすっ、すみません! でも、これにはワケがあって…」
49 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/24(木) 22:32:01.32 ID:3lx3sIvfO






響「ふぅー、だいぶ綺麗になりました!」

翼「別に、こんなことしなくて良かったのに…」

響「気にしないでください。こういうの、好きでやってるんですから」

翼「そう…。でも、あなたがやってくれて少し良かったかも」

響「え?」

翼「…緒川さんだったら、いろんなもの勝手に捨てられていたかもしれないし」

響「えーと、それってつまり…」
50 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 20:51:44.26 ID:u8kIjHxJO


――その頃、ロストグラウンド





緒川「劉鳳ォォォッッ!!」

劉鳳「カズマァァァッッ!!」


ドゴォン!!


瓜核「それくらいにしとけ劉鳳! そいつは政府の人間なんだ、あとは隊長に…」

劉鳳「いや、下がらん! この男を跪かせるまでは!」

緒川「ヘヘッ、目的を終わらせたらすぐ帰ろうと思ったけどよぉ、予定変更だ! てめぇをぶっ倒すまでなァ!!」

劉鳳「絶影ィ!!」ピキィィン

緒川「うおぉぉッ! 抹殺の、ラストブリットォ!!」ゴオッ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/27(日) 21:02:30.38 ID:NjFZQyv50
思いっきりカズマって言っちゃってるしwwwwww
52 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 21:07:41.17 ID:u8kIjHxJO


『ネフシュタンの鎧を纏った少女を確認! 響ちゃん、急いで指令室へ!』




響「は、はいっ! すぐ行きます!」

翼「待てっ、立花!」

響「え?」

翼「そのっ……戦う覚悟、できているのか?」

響「…本当は、戦いたくなんかありません。できれば、ちゃんと話し合って手を取り合って、それで解決すればいいなって思ってるのに…」

翼「ならば…!」
53 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 21:09:01.97 ID:u8kIjHxJO

響「でも、私もう迷いません」

翼「迷わない…?」

響「緒川さんに教えてもらったんです。自分で選んだのなら、決して迷うな。選んだら進め、進み続けろ…って」

翼「立花…」

響「わかってもらえなくてもいい。ただ、私の思いが伝わるまでこの拳をぶつける。それが、今の私のやり方です!」
54 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 21:38:18.89 ID:u8kIjHxJO


ダダッ


弦十郎『周辺区域の住民は避難させている。そのポイントに向かうんだ!』

響「はい!」

未来「あ。響!」

響「未来!? どうしてここに―」

クリス「見つけたぜ、おらぁッ!」ヒュンッ


ドゴッ


未来「きゃあぁッ!!」ズサッ

響「未来ッ!!」ダッ

クリス「しまった…! まだヤツの他にいたのか!?」

55 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 21:43:55.43 ID:u8kIjHxJO


<Balwisyall Nescell gungnir tron>



ダンッ


未来「え、響…?」

響「…ごめん、未来」


シュンッ


友里「響ちゃん、市街地を避けて移動中!」

弦十郎「よし、そのままトレースしつつ映像記録を照会! 絶対に見失うな!」

クリス「鈍くさいヤツが挑発たぁ、生意気だね!!」シュッ
56 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 22:27:23.00 ID:u8kIjHxJO


ドゴンッ


響「くっ!」

クリス「もういっちょ!」ヒュッ

響「はっ!」サッ

クリス(こいつ…動きが良くなっている!?)

響「なんで、どうしてこんなことするの? 私たちはノイズと違って言葉が通じるんだから、ちゃんと話し合おうよ! 言葉が通じ合えば人は…」

クリス「うるさいッ! 分かり合えるものかよ、人間が!」
57 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 22:28:31.30 ID:u8kIjHxJO

クリス「クソッ! 気に入らねぇ、気に入らねぇ、気に入らねェッッ!! 何も分かっちゃいないことをベラベラとしゃべるお前がァ!」

響「…!」ビクッ

クリス「お前を引きずって来いと言われたが…そんなことはどうでもいい! お前をこの手で叩き潰し、今度こそお前のすべてを踏みにじってやる!!」

響「私だって…もう迷わないって決めたんだ!」グッ

クリス「吹っ飛びやがれェッ!!」カッ


≪NIRVANA GEDON≫


響「くぁっ…!」ビリビリ

クリス「持ってけダブルだ!!」カッ

58 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 22:30:17.58 ID:u8kIjHxJO


ドッゴォン!!


クリス「ハァッ…ハァッ…」ゼェゼェ

響「はぁぁ…!」ゴゴゴ

クリス(ば、馬鹿な…!)

響(アームドギアがなくたって、その分のエネルギーをぶつければいいだけ…!)

響「私にはこの“拳”があるッ!」カシンッ

クリス「くっ、させるかァ!」ヒュッ

響「ハッ!」パシッ

クリス「なっ…(あたしの攻撃が掴まれた!?)」
59 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 22:31:58.36 ID:u8kIjHxJO

グイッ
バシュッ!


クリス「うわっ!?」

響(最速で、最短で、真っ直ぐに、一直線に…!)ゴォォ

クリス「ひッ…!」

響「これが、緒川さん譲りの…!」


ギュイィィ!!


響「“唱撃の、ファーストブリットォッ!!”」
60 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 22:40:25.42 ID:u8kIjHxJO

ドゴンッ
バキバキバキッ


クリス「…ぁっ!!(馬鹿な、ネフシュタンの鎧が…!)」カハッ

響「でぇぇいッ!!」クンッ


ドゴォッ!!


クリス「ぁ…ぐ…」ビクン

響「はっ…はっ…」ゼェゼェ
61 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/27(日) 23:24:47.17 ID:u8kIjHxJO


藤尭「響さんの放ったエネルギーの解析結果、出ました」

友里「司令、これは…」

弦十郎「間違いない。フォニックゲインに紛れて僅かに溢れ出したこの反応は…アルターだ」

友里「響ちゃんが、アルター能力者…?」

弦十郎(ネフシュタンの破片を分解・再構成し、腕の形状を一部変化させたというのか…)



ビーッ ビーッ


弦十郎「どうした!」

藤尭「アウフヴァッヘン波形、検知!」

弦十郎「なっ…イチイバルだと!?」
62 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/28(月) 21:20:58.03 ID:Hdtfb2ctO

<Killter Ichaival tron>



響「! その歌は…」

クリス「…歌わせたな、私に歌を歌わせたなぁッ!」


ガシャッ


クリス「教えてやる! あたしは歌が大ッ嫌いだ!」ババババ


≪BILLION MAIDEN≫


響「く、クリスちゃん…!」ピシッ ピシッ

クリス「でりゃあぁッッ!!」ボボボボ


≪MEGA DETH PARTY≫


響「くぅあッ!!」ボッカァン!!

クリス「クソが…!」ハァハァ
63 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/28(月) 21:41:24.08 ID:Hdtfb2ctO



響「クリス、ちゃん…」ボロッ

クリス「こっ、コイツ!! まだ生きて…」


ダンッ


響「…っ、だあぁぁッ!!」ゴォォ

クリス「突っ込んできやがる!? バカめ!!」バシュ バシュ


ボッカァン!!


響「うおぉぉッ!!」バッ

クリス「ばっ…直撃のハズだぞ!?」
64 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/28(月) 22:08:26.27 ID:Hdtfb2ctO

ギュイィィ!!


響「“壊滅”の…セカンドブリットォッ!!」


バゴンッ


クリス「ぐうゥッ!!」ミシミシッ

響「クリスちゃんッ…!!」グググッ

クリス(あ、あたしのイチイバルが…!)ペキッ


ガッ


響「がッ!」ガクン

クリス「な、何だ!? 上から!」
65 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/28(月) 22:09:58.57 ID:Hdtfb2ctO


ヒュンッ
バキャッ


クリス「うわッ!(ノイズだと…!)」


『全く…命じられたことも満足にできないなんて、どこまで私を失望させれば気が済むのかしら?』


クリス「! フィーネ!?」


『もうあなたに用はないわ。あとは一人で好きになさい』バサッ


クリス「なっ…何だよそれ! 待てよ、フィーネッ!!」ダッ

響「うぅ……クリス、ちゃん…」バタッ
66 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/29(火) 22:28:13.46 ID:aiCBUTieO


【第一期】シェルブリット



クリス「うッ…」ヨロッ

クリス(ノイズに追われてそろそろ三日…身体が…!)ハァハァ


バシャ


クリス「……っ」

クリス(パパ…ママ……イヤだ…)
67 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/29(火) 22:29:15.94 ID:aiCBUTieO






クリス「……ん(ここは…どこだ?)」

かなみ「あ、良かったぁ! 目が覚めたんですね」

クリス「あ…あんたは」

かなみ「びっくりしたんだよ。裏路地で倒れたんだから」

クリス(…そうか。あん時、意識が消えてから…)
68 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/29(火) 22:31:14.94 ID:aiCBUTieO


かなみ「はい。あったかいもの、どうぞ」コトッ

クリス「…ぉ、おう」ズズッ

かなみ「あの…あんなとこで、一体何があったんですか?」

クリス「あぁ?」

かなみ「ごっ、ごめんなさい! その、ちょっと気になっただけで、別に言わなくても…」

クリス「……ちょいと、風邪をこじらせちまっただけさ」

かなみ「……」
69 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/08/29(火) 22:33:37.85 ID:aiCBUTieO



クリス「それよりさ、あんたはどうして、見ず知らずのあたしを助けたりなんかしたんだ?」

かなみ「それは……私も、あなたと同じ思いをしたからです」

クリス「…?」

かなみ「寒くて、ずっと辛かった。だけど、あの時カズくんが来てくれたから…」

クリス「カズくん…?」

かなみ「本当は、“カズマ”って名前なんです。カズくんって呼ぶと、嫌そうな顔するんだけど…」
70 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/09/03(日) 21:47:58.59 ID:A6A77e28O
ビーッ ビーッ


クリス「な、何の騒ぎだ?」

かなみ「避難警報、知らないんですか…?」

クリス「避難…って」

かなみ「ノイズが出たんですよ。早く逃げましょう!」

クリス「…ッ!」ダッ

かなみ「あっ! 待って…」

クリス(クソッたれ!! あたしったら、何やらかしてんだ!)ギリッ
71 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/09/03(日) 21:49:19.83 ID:A6A77e28O



ズズズ…


クリス「あたしはここだ。だから…関係ないヤツのとこに行くんじゃねぇッ!!」


<Killter Ichaival ――>?



クリス(こ、声が…!)ゴホゴホ

クリス「クソッ! このままじゃ…」

72 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/09/03(日) 21:50:15.78 ID:A6A77e28O


ヒュンッ


「どぅりゃあぁぁッ!!」ゴアァッ


バッゴォン!!


クリス「うっ…!(な、何だ…?)」

緒川「ッたくよォ…久々にかなみの所に戻ってみりゃあ、すぐにこれだ。たまんねェぜ」ザッ
73 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/09/03(日) 21:54:43.04 ID:A6A77e28O


クリス「お、お前は…!」

緒川「かなみから話は聞いた。この前の続きなら、コイツらをブチのめしてからにしようぜ」

クリス「あっ、あたし一人で十分だ! こんなヤツら、すぐぶっ倒して…」

緒川「そうかよ。なら、好きにしやが…れッ!」ダッ

クリス「おいッ! ッたく…ちくしょうッ!」

クリス(このままじゃ…格好つかねェじゃねぇか!)


<Killter Ichaival tron>
74 : ◆LABsR6zdDc [saga]:2017/09/03(日) 22:08:55.31 ID:A6A77e28O


藤尭「ノイズの密集エリアに、強力なアルター反応!」

友里「あっ、あれは…司令!」

弦十郎「緒川…!」

翼「叔父様、私も出撃を…」

弦十郎「翼か。見てみろ」

翼「あの姿は…緒川さん!?」

弦十郎「ああ。いつの間に戻ってきたのか知らんが、雪音クリスと共にノイズと戦っている。しかも、以前より力を増しているようだ」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/21(水) 22:17:04.05 ID:4TRWJxWHO
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