【ガルパン】赤星小梅「これが私の戦車道」

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1 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:13:13.00 ID:KrbOL9SM0

キーンコーン

小梅「……」ゴソゴソ

沙織「ヘイ!彼女!一緒にお昼どう?」

小梅「……」ゴソゴソ

沙織「……ヘイ!ヘイってば!赤星さん!」

小梅「……」ゴソゴソ

沙織「赤星さん!」

小梅「えっあっ!私っですか?!」

華「ほら沙織さん、赤星さん驚いてらっしゃるじゃないですか」


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2 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:14:38.16 ID:KrbOL9SM0

食堂


沙織「赤星さんってどこから転校してきたんだっけ?」モグモグ

小梅「熊本です」

沙織「へぇー人生いろいろあるよねぇ」

華「骨肉の争いとか……」

小梅「……」シュン

沙織「あ!とにかくさ!せっかく転校してきたんだから学園艦、案内してあげるよ!」

華「良いですね」

沙織「放課後空いてる?お茶でもしながらね、どう?」

小梅「いいんですか?私なんかのために」

沙織「もっちろん!」
3 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:15:20.91 ID:KrbOL9SM0

小梅「ありがとうございます……でも」

華「でも?」

小梅「せっかく誘ってもらって悪いんですけど、やっぱりいいです」

沙織「えー?なんで?彼氏と予定とか?ならしょうがないかー!彼氏を取るか友達を取るかって難しいもんね!」

華「いた事ないでしょう?」

小梅「そういうのじゃなくて……私なんかが高校生活を楽しむ権利ないから」

沙織「え?」

小梅「誘ってくれたのにごめんなさい。でも武部さん達が話しかけてくれて、すごく嬉しかった」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 19:18:23.70 ID:KrbOL9SM0

ガララッ

華「あれは、生徒会の方達ですね。なぜこの教室に……」


杏「おっ!いたいた!赤星ちゃん!」

小梅「!!」ビクッ

杏「今度の選択必修科目だけど、戦車道取ってね〜」

小梅「せ、戦車道!?この学校には無かったはずじゃ」

桃「今年度から復活した」

小梅「そうなんですか……でも私は戦車道はもうしないって決めたんです。すいません」

杏「いやー、それじゃあ困るんだよねぇ。経験者は赤星ちゃんしかいないからさぁ」

柚子「なんとかお願い出来ないかな?」

沙織「赤星さんって戦車道やってたんだ」
5 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:19:18.99 ID:KrbOL9SM0

桃「知らないのか。赤星はあの名門、黒森峰女学園から転校してきたんだぞ」

小梅「そ、その話はやめてください!」

杏「……ま、とにかくよろしくー」

柚子「放課後に戦車道のオリエンテーションがあるからお友達のみんなも良かったら取ってね」

ツカツカツカ ガララッ

小梅「……」

沙織「だ、大丈夫?じゃ無さそうね」

華「ウチの生徒会は相変わらず強引ですね」

小梅「……」

沙織「ほ、ほら!よくわかんないけど嫌なら嫌ってちゃんと断ろうよ」

華「良ければわたくし達もお供しますよ」

小梅「……ありがとう」

沙織「オリエンテーションってやつが終わったら生徒会のところに行こう!」
6 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:20:09.44 ID:KrbOL9SM0

オリエンテーション終了後


沙織「私、戦車道やる!モテモテになっちゃう!」

華「わたくしもやりたいです」

小梅「……」

沙織「小梅も一緒にやらない?みんなでやれば怖くないよ」

小梅「ううん。やっぱり私は出来ないよ。ごめんなさい」

華「わかりました。でしたら私と沙織さんが戦車道を履修する代わりに小梅さんは別の科目を選択できるように説得してみますね」

沙織「それいいね!」

小梅「え、でも……そんな」

沙織「気にしないで!友達でしょ!」

小梅「友達……」
7 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:20:58.42 ID:KrbOL9SM0

後日 戦車道第一回授業


ザワザワザワ

沙織「というわけで、小梅は戦車道取らないから」

桃「どういうわけだ!赤星を呼べ!」

華「今日は体調不良でお休みしていますよ」

桃「あいつがいなければ我が校の戦車道は……!」

杏「ま、今日のところは集まった履修者だけでやろっか」

桃「集まったのは我々も入れて20名です」

柚子「良いんですか?」

杏「今日のところは、ね。どの道赤星ちゃんにはどうしても戦車道取ってもらうからねぇ」

沙織「ちょっと!そんな権利ないでしょ!」

華「本人が嫌がっているんですから」

杏「そんなに抵抗すると、この学校に居られなくなっちゃうかもよ?」
8 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:22:19.65 ID:KrbOL9SM0

華「脅す気ですか?」

杏「黒森峰は色々あったから赤星ちゃんの事情はわかるけどさぁ、私達も」

沙織「事情って何ですか?小梅が戦車道やりたがらない理由知ってるんですか?」

杏「ありゃ?武部ちゃん達は知らなかったの?」

華「何かあるのは察しがつきましたけど、本人が言いたくないことを聞いたりしません」

杏「それじゃー私の口からも言えないなぁ」

ザワザワザワ

梓「なんか生徒会の人達と先輩が揉めてる」

あや「こわ〜い」

優花里「……」ソワソワ

カエサル「会長。まだ待機ですか?」

杏「おーごめんごめん。じゃあ始めよっか」

9 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:23:42.48 ID:KrbOL9SM0


沙織「で、戦車探せって言われて解散したけど。何もわかんないよ!」

華「まさか戦車も揃ってないとは」

沙織「それに小梅の事情っていうのも気になるし!でも本人には聞きづらいし!もー!」

優花里「あの、すいません」ヒョコ

沙織「あ、さっきの」

優花里「戦車道履修者の普通U課、秋山優花里と申します」

沙織「私は武部沙織!よろしく!」

華「五十鈴華です」

沙織「秋山さんも一緒に戦車探す?」

優花里「良いんですか!ありがとうございます!っとその前に、気になることがあって話しかけさせていただいたんですけど」

沙織「なに?」

10 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:25:37.15 ID:KrbOL9SM0

優花里「先程、生徒会との会話が少し耳に入ってしまいまして、黒森峰から転校してきた赤星殿という方がいるとか?」

華「ええ。わたくし達のクラスに。でも戦車道は取りたくないとおっしゃっているので今日は来てません」

優花里「やはり……」

沙織「秋山さん、小梅の知り合いなの?」

優花里「いえ、その方は名前だけなら存じていますが知り合いでは……
私は戦車が大好きで、去年の戦車道全国大会もチェックしていたので去年起きた事故のことも……」

沙織「事故?そんなことあったの?」

優花里「はい。戦車道界隈では大事件だったんですが、興味が無いと知らないニュースかもしれないですね」

華「よろしければ、教えて頂けますか?」
11 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:27:00.72 ID:KrbOL9SM0


優花里「……決勝戦で、黒森峰の戦車が川に滑落する事故があったんです。
そこで、黒森峰副隊長が自分の戦車を放棄して救助に向かい、乗員は助かったんですが試合は負けてしまいまして」

沙織「助かったなら良かったじゃん!」

優花里「ええ、全くその通りです。私もその試合を見ていて感動しました。ですが……」

華「ですが……?」

優花里「何日か後、乗員を助けた副隊長が……その……学園艦から飛び降りて自殺したんです」

沙織「え……」

優花里「副隊長の名前は西住みほさん。戦車道の家元西住流の次女で、隊長の妹さんでした」

12 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/20(日) 19:27:59.90 ID:KrbOL9SM0

優花里「恐らく自信が原因で負けたという自責の念で……これは推測で内部の事情はわかりませんが、もしかしたら批判もあったのかもしれません」

沙織「そんな……助けたのに……ひどすぎる」

優花里「そして、そのみほさんに助けられた選手の中に、赤星小梅殿の名前があったと記憶しております」

華「……そういうことでしたか。小梅さんからしたら、自分のせいで副隊長が……と思われてしまうかもしれませんね」

沙織「……うう、そんな、そんなの悲しすぎるよ」グスッ

優花里「すいません、こんな話……」

沙織「ううん。話してくれてありがとう……やっぱり小梅に無理やり戦車道やらせるなんて許せない」

華「ええ。生徒会の方達はこの事情を知ってなおやらせようとしたみたいですし。わたくし達で小梅さんを守りましょう」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 20:34:16.58 ID:VbzZSp3Ao
期待
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 20:36:32.03 ID:sVBbHMn+o
これはかつてない展開
でもこんなんで選択迫られたら退学選んで終了だろ…
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 21:20:50.93 ID:b834EeYfO
会長の屑度が数段増してるな…
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 23:35:40.27 ID:XGy6xFUA0
開幕カールにやられた小梅ちゃんが優勝できるとは思えないのだがどうするのだろう
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 00:38:28.27 ID:xxm1EwESO
会長とサイコパスみほの屑具合がストップ高で楽しみ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 01:28:59.99 ID:SP302Ul/O
赤星さんはスパロボ風に言うなら
HPが通常仕様の戦車に乗ってる「黒森峰エリート兵」位の強さだからね…
でも一回戦で負けてしまう短編もありかも
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 01:43:52.24 ID:ZuO0GxQN0
まほ、エリカ転校と比にならないくらいハードモード
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 01:58:02.14 ID:COKCmJPSO
辻ーんのゲスっぷりも本編以上になってそう
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 11:16:18.07 ID:ffIXmK1Ro
ほーん、またこのパターンかぁ……

と思ってたらみほ自殺で真顔になった

これは期待ですわ
22 : ◆e89DGUUiuE [sage saga]:2017/08/21(月) 23:59:22.87 ID:tZDjWvxJ0

桃「見つかったのは38t、V突、M3リー、八九式……倉庫に残ってたW号を合わせて5輌か」

柚子「整備は自動車部に任せるから、今日は解散です。お疲れ様でした」


沙織「あの!」

桃「なんだお前たち。早く帰れ」

杏「んー?」

沙織「会長は小梅の前の学校で何があったか、知ってるんですよね」

杏「それは『知ってる』の定義によるけどねー」

華「誤魔化さないでください。去年の大会のことは秋山さんに教えて頂きました」

優花里「……」コクリ
23 : ◆e89DGUUiuE [sage saga]:2017/08/22(火) 00:00:41.63 ID:jABCD6dO0

杏「あれー?秋山ちゃん、戦車道経験者だったの?河嶋〜」

桃「いえ。彼女はずっと大洗に住んでいます。我が校に入学する以前も戦車道に関わった形跡はありませんでした」

優花里「私はただの戦車好きですから経験者では……ってそこまで調べたんですか!?」

桃「お前だけじゃない。全校生徒を調べている」

杏「ふーん……戦車道好きの子、いたんだねー。今の大洗じゃマイナーなのに。じゃ、秋山ちゃんは赤星ちゃんと会ったことはないんだね」

優花里「そうですけど……」

沙織「会長はやっぱり知ってるんですね!辛い思いしたってわかってて無理やりやらせようなんて最低!」

桃「会長になんて言い方だ!口を慎め!」

杏「まあまあ河嶋。私だって赤星ちゃんをいじめたくてやってるわけじゃないんだよ」

華「結果的に追い詰めているんですよ」
24 : ◆e89DGUUiuE [sage saga]:2017/08/22(火) 00:02:06.95 ID:jABCD6dO0

杏「じゃ、こうしよう。赤星ちゃんの体調が回復して登校してきたら、あと一回だけ私に交渉させてくれない?」

杏「それで断られたらもうスッパリキッパリ諦めるからさ」

華「本当ですか?」

杏「もちろん!約束は守るよー」

沙織「そうやって脅すつもりなんじゃ?」

杏「そんなことしないって。いやー信用されてないねぇ」

華「でしたら、その時はわたくし達も同席させて頂きます。よろしいですね?」

沙織「まあ、それなら……」

杏「オッケー!じゃあ決まりー!また明日ね!」

華「……失礼します」
25 : ◆e89DGUUiuE [sage saga]:2017/08/22(火) 00:03:03.01 ID:jABCD6dO0


沙織「ねえ、帰りに小梅のお見舞にいかない?」

華「ええ、そうしましょう」

沙織「秋山さんも来る?」

優花里「ええっ、でも私は赤星殿に会ったこともないので……」

沙織「あ、そうだよね。ごめん」

優花里「あっ、で、でも体調が回復されたら、是非お会いしてみたいです……良ければ、ですけど」

沙織「うん、わかった。紹介するね!じゃ!」

華「また、戦車道の授業で」

優花里「お疲れ様であります!」ビシッ


26 : ◆e89DGUUiuE [sage saga]:2017/08/22(火) 00:04:12.87 ID:jABCD6dO0

生徒会室


桃「武部と五十鈴は赤星の寮に向かったそうです」

杏「秋山ちゃんは?」

桃「2人とは別れて一人で戦車ショップに寄り道しているようです」

杏「よーし、んじゃ今のうちに打てる手は打っておかないとねぇ」

柚子「会長、良いんですか?約束が違うんじゃ」

杏「小山〜。私がしたのは『私が』『赤星ちゃんと』する交渉は1回だけって約束だからなー」

27 : ◆e89DGUUiuE [sage saga]:2017/08/22(火) 00:05:02.92 ID:jABCD6dO0

戦車ショップ


テレビ『それでは戦車道のニュースです。注目の選手にインタビュー!』

テレビ『黒森峰女学園の西住まほさんは、去年の辛い事件を乗り越えて隊長を続けています。今年度の意気込みを聞きました』

まほ『今年こそは優勝します。絶対に優勝します。優勝しかありません。
隊員のために私にできることはそれだけです。妹もきっと私を見守っていてくれています』

優花里「……」

28 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:05:57.44 ID:jABCD6dO0

秋山家


優花里「ただいまー」

好子「お帰りなさい!どこで道草食ってたの?生徒会長さんが来てるわよ」

杏「おかえりー」

優花里「!!」

好子「戦車道のことで相談があるんですって」

杏「私たちみんな素人なんで、戦車に詳しい優花里さんがいてくれてとーっても助かってるんですよ」

好子「良かったわね優花里」

優花里「う、うん……」

杏「部屋、行っても良い?」

優花里「はっはい、どうぞ……」

好子「ごゆっくり」

ギィー バタン
29 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:06:43.87 ID:jABCD6dO0

小梅の部屋


沙織「おかゆ作ったよ〜」

小梅「わあ、ありがとう……良い匂い」

華「美味しそうです。すいません手伝えなくて」

沙織「ふふ、これならいつでもお嫁にいけるでしょ」

華「相手がいないでしょう?あ、大盛りでお願いします」

沙織「ちょっと!」

小梅「あはは……」
30 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:07:27.01 ID:jABCD6dO0

沙織「明日は学校に行けそう?」

小梅「うん……ごめんなさい。本当は今日もそこまで体調悪いわけじゃなくて……
ちょっと休みたくなっちゃって……」

沙織「そっか。まあいいんじゃない?そういう時もあるよね」

華「明日も無理しなくて大丈夫ですよ」

小梅「ううん、明日はちゃんと学校に行くよ」

沙織「じゃあ、会長と……」

小梅「ちょっと怖いけど、断る」

華「私たちもついてますから、頑張りましょう」
31 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:24:53.58 ID:jABCD6dO0

翌日

生徒会室


沙織「……」ギュッ

華「……」ギュッ

小梅「……」ギュッ

小梅「ごめんなさい。やっぱり私は戦車道は出来ません」

杏「そこをなんとかさー。私らには赤星ちゃんの力が必要なんだよ」

小梅「私なんて、全然……役に立ちませんよ」

杏「そんなことないでしょー。あの黒森峰でやってたんだから」

沙織「はいストップ!交渉は一回って約束ですよね!」

華「小梅さんは断りました。これで終わりです」

杏「んーならしょうがないかぁ」
32 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:32:42.56 ID:jABCD6dO0

トントン

杏「あれー?来客かな?どうぞー?」

ガチャ

優花里「失礼します……」

沙織「秋山さん?なんで生徒会室に」

杏「あ、そうだー私が戦車の相談で呼んだんだ。すっかり忘れてたよ」

杏「ちょうど良いから紹介するね。戦車道履修者の秋山ちゃんだよ。んでこっちは黒森峰から転校してきた赤星ちゃんね」

小梅「ど、どうも……」

優花里「よ、よろしくお願いします……」


優花里「……ぁ」

小梅「??」

33 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:33:40.84 ID:jABCD6dO0

沙織「どうしたの?」

優花里「……あ……あっ……」

優花里「……あっ……あのっ!!!」

小梅「は、はいっ?」ビクッ

優花里「わ、私、去年の決勝戦……テレビで観てました!!」

小梅「!!」

優花里「そ、それで……私が言うのもおこがましいんですが、あの、に、西住みほ副隊長の判断は、絶対に間違ってなかったと思います!!」

小梅「……」

34 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/08/22(火) 00:37:16.47 ID:jABCD6dO0

優花里「で、ですから、あの、どうか……ご自分を、責めないで……ください……」

優花里「絶対に、絶対に間違ってないって、思ってますから……
私、ううっ、去年はテレビを観ながら感動して……西住みほさんの大ファンになって……でもあんなことになって……ぐすっ」ポロポロ

優花里「よっ、良ければ、一緒に戦車道やりませんかっ……!
西住みほさんの戦車道が間違ってないって……証明しませんか……!」ポロポロ

小梅「……」

優花里「うう、ひっぐ、えぐっ」ポロポロ

沙織「ちょ、秋山さん落ち着いて。ほらハンカチ」

杏「おー泣いちゃったねぇ」

小梅「……わかりました」


小梅「私、戦車道やります」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 01:50:46.10 ID:t8wP0ywco
期待
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 07:08:41.13 ID:yECNBXJ6O
チームの結束も糞もなくなりそう
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 08:06:09.44 ID:zWg34Avfo
秋山殿は会長に説得されて転んだか。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 09:33:02.87 ID:XHQzVdWZo
きっとマウスティーガーあげるとか言われて懐柔されたのかと
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 14:18:37.14 ID:4FSlwYb0O
懐柔ってよりかは誘導に近そう、秋山殿がこんな演技できるようには思えんし。亡きみほの為にも小梅を戦車道に誘いたいとか言ってさ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/22(火) 21:20:42.14 ID:yGR+4LHu0
秋山殿も会長に小梅を説得しろって脅されたんじゃないか?
脅しの内容はわからんけどこの会長ならやりかねん
説得の言葉は秋山殿の本心だと思うけど、事情を知ってるだけに脅しに屈してしまった事に自責の念が出て泣いてしまったのでは?
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