他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
ore うんち!w
Check
Tweet
1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/16(水) 04:49:40.20 ID:ayaPDYE50
俺「俺はしがない農民さ〜毎日田んぼとにらめっこ。
虫をつまんで投げてたまに食べて、へっこんだ腹の足しにするさ〜」
母「たまに様子を見に行ったら、これだ。呆れた」
俺「聞いてた?」
母「村長様が俺に話があるそうよ、田はいいから上がってきなさい」
俺「俺に。また、よその田畑を耕すの手伝えって言うのか」
母「若い男は俺しかいないんだから、仕方ないじゃない」
俺「それを言われると、いかんともしがたいのよな」
俺(俺以外の若い男は、都会に出稼ぎに行った。なんで俺は行かなかったって?それは海よりも深いわけがあるのだが、ここでは飛ばさせてもらう)
俺は、水田から足を引き抜いて、家へと石ころを蹴とばしながら向かった。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1502826579
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/16(水) 04:51:07.44 ID:ayaPDYE50
家へ入った俺は洗面所で泥を洗い流してから、清潔なタオルで躰を拭く。
村長は、この村において絶対的な主権を持ち、粗相するわけにはいかなかった。
それに、あの子も一緒かもしれない。
数度しか袖を通してない服を引っ張り出して、何度か深呼吸をしてから、居間への障子を開いた。
居間で、腰の曲がった老人と、うちの母と楽しそうに会話する幼馴染の姿があった。
俺「どうも、遅れました」ペコリ
幼馴染「こんにちは。俺さん、お元気そうでなによりです」
俺「こんにちは、幼馴染様、お久しぶりです」ジトッ
俺(あ〜かわいい。なんでこんなに清楚で礼儀正しいんだろ)
幼馴染「…あの、顔になにかついてますか///?」
俺「いや、全然っ」
母「ごめんなさいねえ。この子と来たら、幼馴染様が来るといつもこうなのよ」
幼馴染「…」ニコニコ
俺「ち、違う(嫌われたくないっ!)」
村長「ごほんごほん、そろそろいいかの?」
幼馴染「あ、はい、失礼しました」
俺(助かった)
村長「さて、これからする話は、決して他言せぬように。とても繊細な事柄じゃ」
母「かしこまりました」
俺「はい」
俺(どうやら、田畑仕事のことじゃないみたいだな)
村長「実は、この度ウチの娘ととある貴族様との縁談が持ち上がったのじゃ」
それを聞いた俺は驚愕のあまり、言葉がでなかった。ハンマーで殴られたような衝撃がこめかみを突き抜ける。縁談?縁談ってなんだよ。
もし縁談が決まってしまったら、ずっと背中を追いかけてきた幼馴染は、どこへ行ってしまうんだ。
虚ろな問いを抱いたのは、当然俺だけで、母はすぐに手を叩いて喜んだ。
母「これはこれは、おめでとうございます。流石、村いちばんの器量よしと謳われた、幼馴染様です」
村長「ふむ。これで、この村もようやくお上にお目にかけてもらえるかもしれぬ。
だが、一つ問題があってな」
39.35 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)