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光は渡し人です
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 18:12:04.70 ID:XIl0STWV0
−陰陽師みたいな妖や鬼とかと相手するですか、オリジナルの対策法を使うので、専門家さん怒らないで
−多重クロスオーバー世界、多少のオリジナル設定がある
−鬱展開ある、R-18Gもあるかもしれない
−アサシンではありません
_____________________田井中光(ヒカル)より
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1502529124
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 18:17:16.43 ID:XIl0STWV0
補充−下手な文法や意味が違うの場所が有ったら教えてくたざい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渡し人
それは地方神の下僕として
神の代わりに神の仕事を手伝う人だった
人世と霊世に囚われた霊たちや妖たちを天に帰すための使用人であった
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/12(土) 18:22:00.01 ID:DZNPqTnSO
けいおん田井中律の弟?
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/12(土) 18:22:46.15 ID:DZNPqTnSO
R-18GあるならR行ってね
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/12(土) 18:24:02.26 ID:FVtzlHM4o
水を差すようで悪いがR18の内容があるなら、荒れる前にこっちで投下しな
SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/
あと、放置は駄目だからな?絶対これも忘れんなよ
HTML化依頼スレッド→これの
>>1
をよく読んでから依頼
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1487938141/
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 18:32:05.84 ID:XIl0STWV0
でも、R-18Gはグロじゃないのか?
ああ......ならグロに変わるか〜
>>3
昔書いた律の息子でアサシンです、でも......あの頃は下手だから、今も色々場所がおかしいどころがあるので......
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 19:19:43.83 ID:XIl0STWV0
1985年十月
その頃私はこの世の中に生まれた
でも私望まれなかった存在として生まれた
私小さいころ、母さんは私の目も見れず、話も掛けてくれない
まるで誰もいないように、私を育っていた
しかしある日、六歳になった私......誘拐されてしまったらしい
あの日の記憶は曖昧だった、でも......あの日
母さんは私を抱いてくれた、私の耳周りでごめんなさいって
母さんの指はそんなに温かった
なぜか何時もの色ではなく
赤色の何か付いていた
あれから母さんは私を見てくれた
前から欲しいかった暖かいご飯
そして一緒に風呂に入って
親子としての生活はこれから始まる
毎日楽しく、明日を期待していた毎日が楽しかった
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 19:24:53.13 ID:XIl0STWV0
そして今日......私は桜ヶ丘小学校に入学した日だった
幼稚園を通っていなかった私はそのまま入学したことは流石に不安になるから
私は何度も人字を食ったのです
......効果はなかったのです
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 19:39:20.56 ID:XIl0STWV0
「は〜い、席について〜」
全員「は〜い〜」
「私は坂本陽子、皆元気〜?」
光「はいはいはいはい!!!!」
陽子「えッ?」
光「?」
陽子「うん、元気ですね」
光「はい!」
陽子「では......自我紹介しましょう」
光「先生の名前は?」
陽子「......えッ?」
陽子「先言ったじゃないですか?」
光「えッ?」
陽子「えッ?」
光「ええええ!? 坂本陽子は名前ですか!?」
陽子「ええええええ!?」
光「幼稚園通っていないから、ごめんね」
陽子「......あははは、ならば貴方からね」
光「はい! 私は律の息子! 田井中光よ!」
陽子「律? あ......ああ、ママの名前?」
光「うん!」
陽子「......田井中律......あの律なのかな?」
光「?」
陽子「あの......次の方は?」
「は〜い〜」
「西住しほだ、よろしく」
光「よろしく!!」
「静かに、先生が話している」
光「ラジャー〜!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 19:59:18.74 ID:XIl0STWV0
光「授業終った〜帰ります〜」
しほ「おい! まだ帰り時間じゃないぞ!」
光「え? まだ放課の時間じゃないの?」
しほ「午後二時までまだ六時間あるぞ、そのまま戻るつもりか?」
光「そうなの? 六時間っていくつ?」
しほ「......」
光「......」
しほ「あんた、まさか......何も知らないのか?」
光「は〜い!」
しほ「......あんた今何歳だ?」
光「六歳〜!」
しほ「......はッ?」
光「私の成長はなんか別人と色々違うから、あはははは」
しほ「頭痛いわ......」
光「えッ? 痛いのですか!? どこに痛いのですか!?」
陽子「光ちゃん〜 ちょっとこっちに来てくれる?」
光「は〜い〜」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 20:10:56.24 ID:XIl0STWV0
先生は屋上まで連れていた
光「?」
陽子「ふッ、あんたの母さんは今幾つ?」
光「? 十四かも?」
陽子「まずいね、DNAは何か間違っているかもしれない」
陽子「もしかして......光今幾つ?」
光「六!」
陽子「......はッ」
陽子「あの子を入らせたのは私の間違いだったか」
光「?」
陽子「なんでもない、そろそろ授業の時間よ」
光「? おう〜」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 20:23:34.12 ID:XIl0STWV0
そして放課後、私はまっすぐに家に戻った
家は私と母さんだけなので
今母さんは仕事をしているだろう、うんうん!
......なんと! 母さんは家にいたのです
律「光?」
光「母さん? 家にいるの?」
律「い〜や、首られた〜」
律「若い子供にバイトを提供しない! って」
光「そうか〜 頑張ったね〜」
私は母さんの頭を撫でいた
律「逆だろう」
母さんも私の頭を撫でいた
えへへへへ
光「あ、母さん今日はね」
律「うん? なになに? 何がまずいことやってちまった?」
光「先生はね、なぜか母さんのことを気にしてて、母さん今いくつって」
律「おや〜 そんな小さい子供に手を出すつもり?」
律「誰や! このクソ教師」
光「坂本陽子って」
律「......ッ!?」
光「母さん?」
律「......ううん、なんでもない」
光「うん?」
母さんの顔は一瞬青色になった
怖い気持ちを出していたから私は驚いた
律「......光」
律「私は、なんとしてもあんたを守るよ」
光「母さん?」
律「......なんでもないよ、さぁご飯食べよ」
光「わ〜い!!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 20:41:14.77 ID:XIl0STWV0
確かに......疲れて眠ってしまった
......はずだったのに
何時もの部屋ではない
周りは赤色の水、そして赤色の森がいた
光「?」
光「母さん?」
光「どこにいるの? 母さん?」
−遥か〜
光「? 歌?」
光「ここから伝えて来た......人だ!」
森を越えて、赤色の平原がいた、その真中に人造の広場があった
人々はその広場で祷り、そしてステージみたいな石の上に美しい女の子がいた
−伝えてきた〜歌が......
−罪も〜 悲しみも連れてくる
−すべてを淨化する歌が聞こえるか?
−遥かな、空から来た〜
光「わぁ〜」
人々の黒い何かが風に飛ばされ、そのまま消えてしまった
いつのまに、人々は消えていく
−罪を、悔しいさと共に消えてゆこう〜
−さッ〜天に戻ろう〜
女の子は人々がいるはずの場所を見つめた
そして愛おしい目で彼らが残っていた何かを見ていながら
光の存在を気付いた
「待ていたよ、光」
光「凄い!!! 姉ちゃん凄い!!」
「そうか? そんなことないよ」
光「ううん!姉ちゃんの歌すご〜く綺麗ですよ!」
光「私も姉ちゃんみたいになりたい!!!!」
「......そうか」
「じゃあ、やりましょうか」
光「うん?」
「人を助けること」
光「人を助ける?」
「そう、この世界に彷徨いた、罪のある人々を助けるために」
「私の代わりに、彼らここに届けてくれない?」
光「いいよ!」
「......これはけっして易いことではないよ」
光「構わないよ」
「どうしても、人殺すわけにはいかないよ」
光「?」
「......そうか、じゃあやってみようか」
「私は紀余子、死を司る神、貴方に私の知識を伝え、私の代わりに人々を救ってくれ......ごめんね」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 22:39:35.19 ID:XIl0STWV0
光「うぇ〜!?」
光「家に戻った〜!!!!!」
律「うるさい〜」
光「うおおおおおおおお!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明日、私は学校に通っていた路を歩いている途中で
しほちゃんの姿を見つけた
光「あぁ! しほちゃん〜」
しほ「田井中くんか、おはよう」
光「おはよう!」
しほ「......?」
しほ「なんか匂いはないか?」
光「匂い?」
しほ「......いいや、なんでもありません」
光「そうか?」
しほ「そうだ」
しほ「あんた、これ以上の常識は必要だね」
しほ「これを読んでみて」
光「うん......」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/12(土) 22:46:44.95 ID:XIl0STWV0
光「しほちゃん、教えた通りやりましたよ」
光「でもなんか......空気が滅茶苦茶悪くなった気が......」
しほ「これは一番安全だ」
光「そう?」
「光ちゃん、手伝ってくれ」
光「......」
「光ちゃん?」
光「......」
「......」
「......ごめん、急に呼んでいて」
光「......」
「......じゃあな」
光「......」
光「......ほら」
しほ「......よし!」
光「えッ?」
しほ「これで安心ではないか? 人と話しかけずに?」
しほ「人と話すには迷惑だけだからな」
光「ひ......ひどい、それだけで?」
光「しほちゃんは優しい人だっと思ったのに......」
しほ「......あんた分からないわ、人と話すことは最悪だ」
光「......もうしほちゃんなんで大嫌い!」
しほ「......」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/13(日) 06:34:31.69 ID:CNbzAWOho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502425706/3
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/13(日) 12:40:31.18 ID:PdbzTJJ/0
私は思わず、学校から出てきたですか
このまま家に戻ったら母さん怒るだろう
−こっちだ......
光「?」
−こっちに来い
光「??」
朝なのに何も見えない裏路地から伝えてきた不機嫌な声を聞こえた私は後ろに一歩下がっていた
−こっちに来い!!!!
光「ひぃ!?」
足は何かに捕まれた
良く観ると血色一つもない白い手だった
光「や......」
私は白い手につかまれて、そのまま裏路地の中に入ってしまった
光「きゃああ!?」
光「いた......あ......えッ?」
光「......ッ!」
「さってと、どこに行った〜」
「み〜つけた」
目から血色の涙を流れ出したお婆さんは笑っていた
「子供の肉が大好きだったよ、坊や」
光「な......なんですか、これは......」
「えへへへへ」
光「逃げなくちゃ......ッ!?」
体の中に何かくちゃくちゃになった気がする
動くだけで痛い
光「うああああああああ!!!!」
それでも、逃げなくちゃ
私は入ってきた場所を探していながら、わざわざ道を回ってながら
見つけた時婆ちゃんも私のことを見失った
光「母さん......痛い」
光「もっと、多くの友達を作りたかったのに......学校から勝手に出てきちゃった」
光「ごめんね」
後一歩......裏路地から出られる
(ぱちッ)
光「......ッ?」
何も無いはずの所に壁がいた
触った瞬間電流みたいな何か体の中に走っていた
光「うぐッ......おぇ......」
光「なんで......」
「生意気な子供大嫌いよ」
光「えッ?」
婆ちゃんの声を聞こえた時
何故か右の壁は何も見えなくなった
共に......今までの無い激しい痛みが気付いた
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/13(日) 13:13:05.90 ID:PdbzTJJ/0
光「うわあああああああああああ!! くッ......あ......やめて......くえ......」
フォックに刺されてしまった右目をゴロゴロ回ってからの痛みに上手く喋れなくなった私は何度も許してぇって言ったのですか
婆ちゃんは止めなかった、私の叫び声を楽していた
パチッっと
右目は私の頭から離れていた
婆ちゃんは笑いながら、何かのピンを拾いて
私の右目を入っていく
光「......う......うくッ」
体はとんとん寒くなっている
目の前の景色も変わっていた
光「か......さん」
目を閉じてもいいか......な
−諦めるな!!!!
「く......くわあああああああああ」
婆ちゃんが上げていた叫び声に目覚ませた私は
婆ちゃんを掴めて、遠いどこに投げ出した少女の姿だった
「大丈夫か......」
「約束通り......私の役目をあんたの伝うわ」
「これで、みんなの所にいけるわね......」
光「ま......待て!」
「大丈夫だ、神様は優しい人だ......絶対あんたを裏切りはしない」
「じゃあな」
少女の体は一つ一つに消えていく
夢の中に見た人達みたいに
光「うッ......あれ?」
体は......力が湧き出した
何時の間に体も温かくなっていた
そしてもう一つ......右手は何時の間に刀を持っていた
光「なに? なんで?」
目の前の出来ことに驚いて
何もできなかった私は
たっだ右手に持っていた刀を見ていた
「くそが!!!!! 殺してやる!! 殺してやる!!!!」
光「うわああああ、まだ出て来た!!!!」
−それを斬って
光「えッ?」
−早く!!
光「お......おう」
光「うおおおおうううううう!!!!!」
まだ体上手く動けない婆ちゃんの頭に刺し込んで
何か私の頭に湧きこんできた
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/13(日) 15:39:16.16 ID:PdbzTJJ/0
−婆ちゃん、僕! 百点取ったよ
−わぁ〜! それはよかったね〜シロちゃん、よし! 今日の晩御飯派手に作るわよ!
−わ〜い!
たっだ一人の家族、両親を失ったシロちゃんを支えた婆ちゃん
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
−せんせい、シロちゃんの病気はいかがでしたか?
−もう手遅れた、現在の医学は無理だ
−そんなはずはない! せんせい! どうかして!
−......失礼します
−待て! 先生! 先生!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
−子供の右目を焼いて、体の肉と共に入ればあんたの孫を助けられるかもしれん
−本当か!、ありがとうございます!!!
最後の希望である、黒い服を着いた男に伝えた孫を救えるかもしれない方法を
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
−待って! 止めないで!! シロちゃんを助けるために......
−うわあああ!?
警察に逮捕されて、警察の銃を奪いようっとした時
引き金を引いて婆ちゃん頭を小さな穴を開けた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
孫の死を知らない婆ちゃんは
この裏路地に彷徨い続き、子供達攫い続けたのだろう
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/13(日) 20:52:36.19 ID:PdbzTJJ/0
「シロちゃん......シロちゃん」
光「......お婆ちゃん、もういいよ」
光「シロちゃんはもうなくなったのよ」
光「例え探しても、亡くなった人間は戻らないだ」
「そんな......」
光「罪を償いて、立派な人になって会いに来ましょう」
−では......こちらが接収しましょう
ブラックホールみたいの何か現れて、婆ちゃんをつれてちゃった
光「......あの......貴女は?」
−見えないのか、後ろだ
光「後ろ? うわああ!?」
−先まで姿を隠したんだ、どうやら見えるようになったな
光「貴女は夢の......」
−正確的には千年前の私だ
−あの頃は、暗闇に巻き込まれた時代
−罪の無い人々が社会のせいて、自分の手を汚いしなければ生き残れない時代
−私の役目は彼らを接収、罪を受け入れること
−残るのは天に導くこと、まだ六歳のあんたは分からないかもしれないですか
−いつかわかるだろう
光「は......はッ?」
−さってと、家にも戻ろうか
光「......でも学校に行かなく......」
−この傷で?
光「そう言えば、もう先ほどみたいに痛くないね」
−元通りに直せることはできないですか、痛くないほどの力なら出来る
−それより、これから色々教えなければいけないね
−私が教えるから、安心しなさい
光「(ピクッ)」
−どうした?
光「最近同じことに言われたので、正直......不安です」
−そうか......
−正直言って、あんたは一番若いの渡し人だ
−不安になるのは私にもある
−その前に......これからのことを考えろ
光「......」
光「......ねッ、私......なんで急二そんなこと言えるようになったのだろう?」
−罪を償いことか?
光「私......こんな言葉知らなかったのに、ペラペラに喋っていた」
−私が伝えた、あの霊の対策方と一緒に仕込んだ物だ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/13(日) 21:06:36.21 ID:PdbzTJJ/0
光「ただ......いま」
母さんがいた、不安そうな顔で見てきたら血色なくなってこっちに走ってきた
律「光!!!!」
光「かあさ......」
律「目はどうしたの、まさかあいつらに......いいや、そんなことは......」
光「母さん?」
律「......誰だ? 光の後ろに何をしている!!!」
−私見えるのか?
律「えッ! 見え見えだぞ」
−そうか、今ころ私を見えるなんで珍しいことだ
律「応えになれないよ! 話して!」
光「やめてよ母さん、この人が私をたすけ......」
律「いいえ、わかっていますよ!」
律「こいつは......死神よ」
光「え?」
−あんた達人間の方から考えばこうなるな
光「死神でなに?」
−死者を送ることだ、地獄か天国か
光「え?」
−そういうことだ、彼は私の渡し人となった今......私の生徒と同様だ
律「こうやって百年以上長く使って、恥ずかしいくないかい?」
−あんた怒っているのは、私ではないだろう?
−先から光を見ていて、目を逸れた
−本当に怒りたい人は私ではなく光だろう?
律「......」
光「母さん、分かっているから」
光「私が悪いから、もう神様を怒らないで」
光「今日二つ人が私の前死んたんだよ、だから怒らないで」
光「ねぇ!」
律「......ッ」
律「光、ごめんね......私の方が悪かった」
光「母さん!!!!」
−......路は長くなりそうだ
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/13(日) 21:14:05.35 ID:PdbzTJJ/0
律「頂きます〜」
光「頂きます!」
律「こらぁ! 私のハンバークを食べないで!」
光「えへへへ〜」
律「......神様は?」
光「用事があるって!」
律「そう......」
光「あむあむ......そう言えば、母さんは神様のことを知っていたんだ」
律「ああ、あいつの渡し人の使徒だけど」
律「共に戦った戦友だから、懐かしいな」
光「戦友?」
律「私はウィッチよ、しかも天才だって」
光「本当!?」
律「なんだその顔は?」
光「いいや、なんか......意外」
律「こう見えてもしっかり運動しているから贄肉はないわ」
光「ふ〜ん〜」
律「......でも、死んだ」
律「結構優しいな奴だけど、勝手に死んでちまったよ」
光「母さん......」
律「......」
律「さってと、ご飯に戻ろう」
光「......うん」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/13(日) 21:20:50.71 ID:rdNLqh2EO
つまんね
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/15(火) 08:45:51.27 ID:DKZbhyKS0
陽子「左藤フミコ、田井中光はまだ来ていないのか?」
しほ「私に聞くの?」
陽子「だってあんた一番仲良しそうだから」
しほ「知らん」
陽子「そう......」
陽子「......」
しほ「なんだ?」
陽子「なるほど、大体わかった」
しほ「何か?」
陽子「ネタバレは良くないから、ごゆっくり」
しほ「......」
しほ(私はそんなに酷いことしたのか?)
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/15(火) 22:14:45.54 ID:e9ai3V430
−では......こいつらを全滅からしましょう
光(なんでこうなる)
「こうちを無視してんじゃねぇこらあ!!!」
光「えっと......」
−どうした?
光「銃......持ってるよ」
−それで?
光「直してくれますか? 当たれたら」
−しないって決まっているじゃん?
光「うえええええ!?」
先、神様の命令で
コンビニの周りにいたヤクザみたいなやつらをバカにしてみたら
急に襲われて、そしてここまで逃げ込んだ
なんか人増えているよ
光「ねぇ、詰んてない?」
神様の御蔭て私の知識が増えていた
光「むゥ......」
−そろそろ撃て来るだろう、構え
光「う......うわあああああああ!!!」
−よし......ほら
銃声と共に構っていたら、痛みは何時待ても襲ってこない
覘きみたら、前のすべては止まっている
−感官加速だ、あんたが一番目で覚えた技だ
−これで暫く楽勝だろう、ほら......斬ってみな
光「......うッ、うん」
光「ごめん!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/15(火) 22:52:47.77 ID:e9ai3V430
律「......光、そろそろ学校に行ってみたらどうだ?」
光「えッ?」
−訓練はまだ終ってないぞ
律「分かっている、しかし学校に行かなくちゃまずいだよ」
律「最悪には退学だよ! 退学!」
光「たい......退学!?」
律「そう!二度とあの学校の生徒になれなくなるぞ」
光「......でも、心の準備はまだ......」
律「そうか、それは一番なのね」
右目の周りを優しく撫でいた母さんの指は柔らかい〜
えへへへッ
光「......い......行ってみるかな......明日」
律「明日か!」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/19(土) 17:14:22.07 ID:Qc5/zxro0
私は神さまの命令で
夜のパトロールを始めた
異常は大体なしだったですか、家に戻るその瞬間
隣り人の家から嫌な気配を感じたので
私は隣り人の家の中に入った
その中には......
いつも優しく私を接してくれた優しいおばさんと
あんまり笑ってなかったおっさんの死体だった
なぜ死体だったのか、私見るだけで分かった
死体の上に外れも無く
しっかり訓練したのだろう
一撃だけで気を絶した
それを見た私は考えもなくこの家の中にいるはず
もう一人の女の子を探した
−おい! 光!!
私は部屋の扉を開ける前
神様は私を呼び止めた
−指紋を残したら不味いだろう
光「......わかった」
お母さんくれたハンカチを使い
部屋の扉を開いた
光「......」
窓は開いている
そして部屋は開いたままではなく
しっかり閉じていた
......先まであの子はベッドの上にいた
誘拐ではない、人口商売するつもりだ
−光?
入り口はここ
そして彼女の親を殺したのは最初からそのつもりだった
彼女を連れてそのまま窓から脱出
先パトロールしている途中で近くにいる車がいる
今はないということはそれは脱出するために用意した車だったということ
−光!
今なら間に合うだろう
−応事しろう!
刀を構い
車が残った匂いを追いていく......
先まで神様は何が話しているのか気にしていなかった
なんでそんなに怒っているだろう?
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/25(金) 22:56:44.82 ID:yo04k/eN0
朝になった
私は疲れた体を動かしてやっと家に戻ってきた
隣り人の家は警察が出入していることを見て
私は静かに両手を合わせて祷りた
救急車の中に入っていく女の子を見つけた
彼女も私を気付いていた、先までの冷静はなかったみたいに涙が零れ出した
昨日私がやったのことは間違っていなかったことを分かっていた
しかし、先から神様応事してくれない
怒っている......かな
光「......学校の支度をしなくちゃ」
私は家に戻ったすぐ
部屋に入り制服を着替えた
そして母さんの朝ごはんを食べた
......神様は同じく、応事がありません
光「行ってきます」
律「いってらしゃい〜」
光「やはり......怒っているよね」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/30(水) 13:03:12.36 ID:2Yy5kFbS0
陽子「......その、光くんはあの日事故に遭って、右目は無くなったのです」
陽子「だからその......仲間良くしていてね」
学校の皆は蒼白な顔で私を見ていた
なぜか急におもしろ......?
何か言いたいですか、私
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しほ「......」
光「ああ、おはよう」
しほ「......ごめんね」
光「?」
しほ「あの時、そんなことを教えなければよかった」
光「しほさん、後悔している?」
しほ「......」
光「......なぜソンナコト考えなければいけないのですか?」
しほ「言えない......」
光「そうか、しほさんもしほさんの事情があるなら、それでいい」
光「別に気にすることはないよ、だって私達は友達だしい」
しほ「私が?」
光「うん」
陽子「それはありがたいですか、今授業中だ......ぞ」
光「てへへ〜」
しほ「......」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/28(木) 11:28:40.44 ID:MrppjhQ60
そして夜、私は夜のパトロールを始めた
神様はようやっく、私と話してくれた
−光
光「神様!?」
−......すまんない、取り乱した
光「ねぇ、神様」
光「なんでそんなに怒っているの?」
−それは......
−あと少し危ないどころだったわ、そのまま人を殺してしまったら貴女は......
−いいや、なんでもない
光「......人を助ける所を怒っているっと思っていたけど」
光「ごめんね、神様」
−......
光「......むぅ?」
−この匂い......地伏霊だね?
光「ある場所で囚われてしまった幽霊?」
−ええ、でもこれは違う
−これは......霊を育っている人工の物だ
光「人工って......」
光「......人の肉を食われながれ成長するタイプ?」
−そうだ......
光「そうか、なんとかしないとね」
−......いいや、これは陰陽師たちに負けせろ
光「ええ?」
−君はまだ小さい、人の悪意を感じるのはまだ早い
光「......わかった、神様の言う通りしましょう」
−......
そして、今夜は何も無いように終ってしまった
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/09/28(木) 11:34:38.58 ID:MrppjhQ60
明日の朝
教室に入った時、みんなはいつものように笑って、遊んでいた
......でも......
陽子「皆座って」
いつもより早い時点で、先生は入ってきた
陽子「......沢崎くんは亡くなったわ」
そして......クラスメイトの一人が亡くなったの情報を知ってしまった
光「えぇ?」
−光......ごめんなさい
光(神様?)
−地伏霊の居場所は彼が暮しているうちに近いらしい
−なんで感じていなかったのか、わたくしは......
光(神様、これは夜で話しましょう)
しほ「光」
光「どうした?」
しほ「誰と話している?」
光「」
しほ「夜ってどういうこと?」
光「......」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/25(水) 16:10:27.13 ID:cobrVNH90
放課後、光は教室に止めることなく
学校から出て来た
しほは付いてこなかったこと確認したら、神様が隠せて貰った木刀を取り出した
木刀の中に力を入り込んだ後、木刀はいつも使っていた刀に変わっていく
光「ここで待機みましょう、神様は母さんの所に行って」
−わかった......無茶するなよ
光「......」
ビルの上でワイヤを引きながらあちこちに繋がっていく
それは幽霊や妖怪の動きに生まれた震いを感知するための物
妖気や霊特有の匂いたまに隠されるので
それを使わなかったら渡し人感知することはできなくなる可能性がある
そして四時間後......光は仮眠から目覚めた
光「来た......」
−ああ、準備はいい?
光「いつでも......」
−......待て......
光「......どうした?」
−人の感じだ
光「次の狙い?」
−かもしれない......
光「まずい!」
光はビルから降りてきたすぐ走り出した
光「加速する!」
間もなく、光は地伏霊の居場所に辿り着いた
光「どこだ......これは」
地上に置いていた栞を見た光は
朝......教室に見た
しほがいつも本の中に付けた物だった
光「しほ......」
光「......とりあえず現場を見よう」
周りの壁は大したダメージはない
恐らくしほは彼の存在を気付いてなかった
だから抵抗もなくそのまま連行されてしまった
しかし......
光「神様、これは?」
石、そして紙が地上で奇妙な絵を描いていた
宗教みたいな図像だった
−......もうそんな時だったのか?
光「神様?」
−生け贄の類だ、人間たちは神があるなら悪霊たちも自分の神があるのもおかしいくないことだ
−......そのまま放っておかない、12時まで見つからないとしほは死ぬぞ
光「わかった」
−しかし......前より早くなかったか?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/08(金) 09:09:28.50 ID:6HaRY4/G0
光は悪霊が残した特殊な液体を追いで
廃棄のPUBに辿り付いた
光「この中に、悪霊じゃない幽霊もいるね」
−恐らく生け贄となった犠牲者達が逝くこと出来なかった、そのままこの地に縛れてしまっただろう
光「......」
−貴方が渡し人になったから、どちらも楽ではなかった
−この先、目を閉じた方がいい
光「ううん、私見る......」
光「二度と犠牲者を生まれないのために」
−そうか、なら......先に行くがいい
光はPUBの扉を開いた
その中から死体、尿液そして他の何かが腐敗した匂いが湧き込んで来た
光「......ッ」
人を生きたのままに骨を肉から取り出し、骨を失った人は死ぬまで......吊り上がれていた
−痛いよ......もうイヤだ
光「......」
何も見えない霊たちは悪霊になるまで、死体の中から出れなく、そのまま縛れてしまった
光「ここは......悪霊を生まれようとしている!?」
−ああ、犠牲者達を痛み与え......そして......彼らを自分の信仰を信じさせる
光「そしてまだ......繰り返す」
−そうだ
光「......しほを探さないと」
−......そうね、心理も心配だ
光「......」
光「......ッ!」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/08(金) 09:33:32.58 ID:6HaRY4/G0
しほ「......なんで私がこんな目に会わなきゃ行けないのよ」
生まれから、自分は何もなかった
母親も父親も自分のこと避けている
そして......本家に引き受けたとき
母親は何も言ってなかった、父親はやっと行ったかに落ち着いた
私は......誰も本気に遭えてくれなかった
私が......こんな特質に持っていなかったら、母親は、父親は私を守ってくれるだろう
一般の家族みたいに
しほ「母さん......父さん......」
−次は君だ......
しほ「!? いや......いや!!!!!」
−隠さないで、出て来い〜
死にたくない......
私......死にたくない!!!
「頑張ったね!」
いつも楽天に私を見てくれた、そして
ずっと謝りたかった、茶色髪の少年
光はそこにいた
しほ「ひか......る?」
−誰だ君は! うわあああああ!?
光「消えろ!!!!」
刀を悪霊の中に刺し込む
−消えて......たまるか!!!!
光「遅い!」
光はアクセルを使い
悪霊の後ろに回りこんだ
光「......ふん!」
悪霊の頭を掴む
壁に押し付けた
光「あと少し......」
−くわああああああ!?
悪霊の体に自分なりの書き方で術式を書きこむ
−うおおおお!!!!
光「うおおおっと!?」
悪霊の後ろからもう一つの手を刺してきた
光は避けたですか、後ろにいるもう一人の悪霊に捕まれた
光「うおお!? びっくりした」
−ははははは!!! 捕まえたぞ!!
光「......まぁ、最初から一人じゃないット思ったから
−......? ううおおおおおおうう!?
光「自分の後ろにこれを貼り付けたんだ」
しほ「!?」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 08:44:53.93 ID:24CmB50M0
それは......自分が落としてちまった栞だ
光「......そろそろ完成するね......」
光「......汚れを......浄化しろう!!!!」
光の指から、地上に書きかまれた文字と共に
目を眩しい程の閃光を輝いた
光「......安らかに眠れ」
−う......うおおおおああああああああ!!!!
−かあ......さん?
−痛みが......消えた? おい! ここから出れるぞ!!
光「......さぁ、いってらしゃい〜」
しほ「......」
しほ「......綺麗」
光の髪術式を使っていたせいで
真赤に輝いていた
光「うん?」
光「うおおっと!?」
腹に飛び込んできたしほに驚いた光は
仕方ないように苦笑いた
しほ「ありがとう」
光「......どういたしまして〜」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 08:45:36.87 ID:24CmB50M0
それは......自分が落としてちまった栞だ
光「......そろそろ完成するね......」
光「......汚れを......浄化しろう!!!!」
光の指から、地上に書きかまれた文字と共に
目を眩しい程の閃光を輝いた
光「......安らかに眠れ」
−う......うおおおおああああああああ!!!!
−かあ......さん?
−痛みが......消えた? おい! ここから出れるぞ!!
光「......さぁ、いってらしゃい〜」
しほ「......」
しほ「......綺麗」
光の髪術式を使っていたせいで
真赤に輝いていた
光「うん?」
光「うおおっと!?」
腹に飛び込んできたしほに驚いた光は
仕方ないように苦笑いた
しほ「ありがとう」
光「......どういたしまして〜」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 08:57:56.53 ID:24CmB50M0
しほは自分一人で戻る
私は少し不安で後ろに追いついたいですか
しほに怒られた
私のためにもって......
これでよかったのだろう?
今日は昨日より早く家に戻れるようだ
......でも、あの死体みたら
流石にいい夢をできない
今日の夢は、いつもより......楽しかった
私の周りは人達溢れて
笑って、歌って......でも私歌えないよ
じゃ......これは私じゃない
どこの誰だ......だろう?
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 09:12:55.98 ID:24CmB50M0
しほ「おい!」
光「?! あぁ、おはよう」
しほ「......いや、すまんない」
しほ「昨日の......あの悪霊どうした?」
光「神様が回収したよ」
しほ「回収?」
光「彼方の世界に連れて、いつか成仏できるまでそこで保護しますよ」
しほ「......そうか」
光「......貴方の家は、何者ですか?」
しほ「!?」
光「......私会いにいけない程やバイ家族ですね、陰陽師か?」
しほ「......」
光「まぁ、すっきりしたよ」
光「まさか犯罪組織か!? って考えたこともあるですか」
光「そこまで真面目なしほを育っているから、きっとどこの名門ではないかって」
光「そこまで人間不信したしほなら、陰陽師しかいませんね」
光「......当たった?」
しほ「うん」
光「......なら今更、私は気にしませんよ」
光「しほは私の友達だよ、フレンドナンバー1!」
しほ「......ッ!!!」
光「あるぇ!? 泣いているの!?」
光「友達じゃあだめ?」
しほ「違うよバカ!!!」
光「バカガード!!!」
しほ「なんだそれ!? ずるいぞ!!」
光「はははは!!! 私の後ろを付いてみろう!!!」
しほ「誰だよ!あれは......って待ってよ!!!」
壁の蔭、坂本陽子はそこにいた
陽子「......これでよし」
陽子「......いずれ家庭訪門でもしますか」
陽子「......みお婆ちゃんと約束したこと、今きちんっとしなくちゃいけないね」
陽子「雁淵ひかりの家族を守るために」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 10:26:26.95 ID:E3uKEJ5y0
陽子「......」
律「......」
光「えっと、担任の坂本陽子......」
律「知っています」
光「あ、こちらは母さんの田井中律......」
陽子「知っていますよ」
光「えッ?」
陽子「......生きているなら、雁淵婆ちゃんに連絡してくたざい」
律「それはできませんよ」
律「今まで、本家の連中に嫌なことをされていた、もうこれ以上掛かわないでほしい」
陽子「なぜですか、聞いてもいいか」
律「光は渡し人、それだけじゃない」
律「光は......魔力喰らいだ」
陽子「......なるほど、本家の連中はこんな体質に興味深いですよ」
律「私のように」
陽子「......わかったわ、こうちも何とか隠しますよ」
陽子「......でも、雁淵婆ちゃんに連絡して!」
陽子「貴方は、雁淵婆ちゃんの娘ですよ」
律「分かっている、でも......隠さないと駄目だよ」
光「ほぇ?」
陽子「......」
律「母さんに伝えて、私生きているけど、会えちゃいけない」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/07(日) 17:28:34.08 ID:dUa8vtWv0
光「うん〜」
−どうした、珍しい落ち込んでいる
光「母さんと陽子先生は知りあいだったね」
−そうだな、昔同じ部隊の仲間だから
光「あぁ、母さん昔はウィッチだったね」
−彼女たちは小さいころからコンビの訓練を受けているんだから強くなれる
−急に役目から外れてしまった律を......憎んでいないけど右腕失ったような感じではないかっと
−上手く言えないですか、大体そんな感じ
光「神様も得意のないことがあるね」
−うるさいな......
−そこのいるのはしほか?
光「本当だ」
光「お〜い、ここで何をしている?」
しほ「あぁ、光ちゃん」
光「ちゃん〜」
しほ「......だめか?」
光「だめじゃないけど、ね〜」
しほ「......まだパトロール?」
光「はい〜」
光「ここで何をしているの? 夜は危ないぞ」
しほ「家の風呂場壊れていたは、除霊しないといけないらしい」
光「銭湯に?」
しほ「ええ」
光「銭湯か、私も言ったこと無いね」
しほ「どうして?」
光「男性の風呂場に出禁されただって」
しほ「......確かに」
光「?」
しほ「......子供なのに無駄に色気出してくるからじゃないか」
光「えッ?」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/07(日) 20:42:21.08 ID:dUa8vtWv0
光「......あの、前見えないですけど」
しほ「黙っていて、背流れるぞ」
光「つめ!? 暖かい水で......」
しほ「だめ、髪の手入れをしっかりしないと」
光「......」
光「しほの指柔らかいね〜」
(ドコン!)
光「どうしたの!?」
しほ「いいいいいいやいいいや、何もないですよ」
しほ(良く考えたらこれは......犯罪)
しほ(でも仕方ない! このままちゃ光は一生銭湯にいけなくなるのままではまずい!)
しほ「いいか、静にしないと泡は口の中に入りますよ」
光「は〜い......うん?」
しほ「動かないで!」
光「うげッ!?」
しほ「......できたよ、ほら......」
しほ「......鏡の中に何か......」
光「見ないで!!」
しほ「(/////)み......見ないわよ!」
光「黒いの人を見たらまずいから、いいか」
しほ「あ......あぁ〜」
しほ「大丈夫だ見ていない、って近いわよ!」
鏡にいる黒い人は何時の間に鏡の前に立っていた
光「......!!!」
光「......はッ?」
光「あ......そうか」
光「うん......うんうん」
光「......わかり......ました」
しほ「何を言っている?」
光「えっと、この人は......悪霊じゃない」
光「風呂している途中で、体が冷たく......そのまま死んちゃった」
光「それで〜一生女の子の体を見たこと無いから、見ていたい出ここに来たのですか」
光「子供しかいませんようで、綺麗なお姉さんくるまでここにお邪魔しますって」
光「そういう訳だ私が女装してほしい」
しほ「かわりませんよ! それにどういうわけですか!?」
光「私この人のタイプだったらしい」
しほ「ガン......」
−オネガイシマス
しほ「この声絶対穢れているぞ!!!!! 」
光「......困ったな〜」
しほ「絶対困ってない! 絶対困ってないぞ!!!}
光「だって、昔から女装みると、心わくわくして止まらない!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 16:39:33.34 ID:95Q4doM10
光「......あの?」
この後、彼は無事に神様の引導にあの世にゆくことになった
しかし、あれからしほは自分の服を気にしていて
家に戻るまで何も話せなかった
(光がいない頃)
しほ「......」
しほ「男なのに、妙な匂いがする」
しほ「好い匂い」
しほ「私は変態か!!!!!」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 21:44:41.42 ID:dVfwW2O00
いつもと同じ、私は学校に行く途中でしほと会えた
最近、しほは良く笑っていたから
私も渡し人になってよかったと思いました
−......光
光「?」
−......悪霊だ
光「......悪霊? 匂いはないですか」
−......あぁ、こういうタイプだから
光「わかった、まだね」
しほ「光!?」
光「行かなくちゃいけないので、先生に言ってくれ」
私は刀を抜き出す
屋敷の屋上に跳び上がった
しほ「......気をつけて」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 21:18:34.97 ID:gReOmbqY0
光「方向は?」
−真直に!
光「分かった」
−......まて、気配は消えた
光「どういうことだ?」
−可能性は二つ、一つは誰の体に憑いていた
−もう一つは誰の死体を
光「死体......」
−......教室に戻ろう、もうすぐ授業の時間だ
光「......待て」
光「現場を再現してみる」
−おい......
光「......匂いがする、臭い匂い」
光「追われた人は女性、私と同じ歳だ」
悪霊残した匂いを使って
現場に残された痕を利用し、先まで遭ったのことを全て再現する映像を頭の中に映っていた
光「......消えた」
光「悪霊が追えていたターゲットは消えてしまった」
光「ここで......」
消えた場所は裏路地の壁、壁を触ってみたら
何の痕もなく、気配もない
そのまま消えた
光「......」
光「悪霊はここで......失望そうに、消えた」
−......
光「それはできるか? 神様」
−......あぁ、ある
−1950年、まだ扶桑という国の日本にいた
光「......」
−宮藤芳佳、ネウロイ大戦の英雄だった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一閃の閃光は学校に上に止まっていた
「うくッ、うッ」
「付いたぞ」
「ありが......とう」
「......無事ならいい」
「......貴女は誰ですか、どうして私を」
「......ただの旅人よ、私は」
古い型のストライカーユニットを動かし
空の彼方に消えていく彼女を見て
少女は......心の中に
小さな夢を育って生まれた
「か、かこいい!」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 21:23:24.83 ID:gReOmbqY0
「遅れて、ごめん」
陽子「珍しいね、どうかしたの?」
しほ(......)
「ちょっと、変質者に追われて」
しほ(!?)
陽子「そうなんだ、辛いだろう」
陽子「さぁ、席に付いて」
(ダダダダダダダダッ!!!)
(トォン!)
光「セーフ〜!!!!!」
光「あぁ、先生おはよう〜」
光「うん!?」
しほ(じー)(この子だ)
光「うんうんうん?(わからん)」
しほ(......)
陽子「いい度胸じゃないか、廊下に立ってなさい!!!!」
光「は〜い!!!!!」
しほ(......はッ〜)
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 21:28:30.62 ID:gReOmbqY0
しほ「彼女は変質者に追われたと自称したそうだ」
被害者だった、クラスメイトの少女に目を移っていく
彼女は確かに......朝の再現で確認した少女だった
しほ「悪霊は?」
光「どうかに消えた、まだ現れると思う」
しほ「......彼女はターゲットか?」
光「ああ、悪興味の悪霊ね」
しほ「それで、どうする?」
光「うん〜そうだね」
光「きっと、なんとかなるよ」
しほ「なんとかなるだって、出来ない時もあるよ」
光「......」
しほ「まぁ、光はできると思うよ」
光「なんと、恥ずかしいこというね〜」
しほ「......(じー)」
光「放課後、彼女と一緒に戻ろうか」
しほ「そ......そうね」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/01(日) 22:16:41.14 ID:gReOmbqY0
光「お〜い〜、一緒に帰ろう〜」
「!?」
光「うわぁ、その反応傷付くよ〜」
しほ「あんまり話したこと無い人が話しかかってきたからな」
しほ「......裕乃さん、一緒に帰ろう」
光「うん! 一人帰るの怖いだろう?」
「う......うん」
「でも、傷付いたらまずい事になる」
「じゃな......じゃないかな」
光「......しほ」
交渉のことをしほに任せて、窓を見ていた私は
静にしほと彼女の対話を止めさせた
光「彼女を連れて逃げろ!!」
刀を抜け出す
襲い掛かってきた敵を窓を壊して入ってきた
−光!
光「地伏霊じゃないタイプだ、どうやってこの姿になったのだ?」
−ああ、地伏霊じゃない、こいつは......悪霊ではない
光「悪霊じゃない!?」
「あ......ぁああああああ!!!!」
光「しほ!!!!」
しほ「わかっているわよ、足動かないんだ!」
光「......目か」
しほと裕乃の目は霊の目から離すことはできない
光「......そうか、金縛りか」
元は、眠っている人が突然目覚めたとき
体が動くことできなくなった現象だった
それはその人の疲れに起った現象かもしれないですか
でも、霊の所為だった可能性もあった
目覚めた人の上に現れ
その人を睨んでいた
光「......しかし、普通の幽霊はそんなことできるはずはない」
−しほを襲った奴らを進化させた犯人だ、それしかいません
光「......わかった、彼女の目を私の後ろに移ることはできるか?」
−......なるほど、わかった
光「......うん! わかりました!」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/01(日) 22:56:04.40 ID:DxtF6IcPO
あ
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 23:17:32.77 ID:YVv9NE/t0
適当に地上に落ちていた紙を指に触って
馬鹿に書いていた紙だが......
しほ「ぷッ!?」
光「これでいいか」
−よりによって、その紙選んだのかよ?
光「よし、しほ!」
しほ「......体動ける、どうして」
光「しほ達の金縛れを私の体に転移したんだ」
しほ「!?」
光「早く! 私が何とかするよ!」
しほ「でも! 動けないじゃないか!」
光「......それでも!」
足が動けないけど、腕は動ければいい」
光「私は渡し人だ、この悪霊を引導するのは私の仕事!」
裕乃「......わたし......ひと?」
ーーーーーーーーーーーーー回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ストライカーユニットを着けた人が屋上から離れた一分前)
裕乃「か......かこいい!!!」
裕乃「私は、ウィッチになりたい!!!
(トォン!)
「あぁ、そうだ」
裕乃「!?」
「悪霊の件、私は何とかできないけど」
「渡し人を探して、彼女なら......今も生きているかな」
裕乃「......渡し......人?」
「......じゃあな」
裕乃「ま......待て!!!」
「......? どうした?」
「......そう」
「わかったわ」
「......離れたくないけど......ううん、もう一人で行けるから」
「じゃあね、九字兼定」
裕乃「うわああ、何々!?」
「......大事にしてね、私の使い魔を君に渡した」
「じゃあな」
光のような速さで、空の彼方に再び消えていく
裕乃「......九字兼定......あれは確かに酒井先生が言った......えぇェえええええええええええええええ〜!!!!!!」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 23:40:59.00 ID:YVv9NE/t0
裕乃「光くんが、渡し人」
しほ「......何処でそれを?」
裕乃「光君!!!」
光「なになに!?」
裕乃「お願い!! 私を助けて!!!!!!!!!!!!!!!!」
光「......うん!!!」
−あの子の体から、魔力反応を!!!
光「魔力? ウィッチのこと?」
−うん、ウィッチは今の法に禁止されていたから、存在その物が隠されたですか
光「......そのままちゃまずいじゃない?」
−......でも、今はそれを倒さないと
先は激戦なんですか、あいつに札を貼って暫く動けないようにさせたんだ
光「......前の渡し人はどうやって対策したんですか?」
−しほたちの前に見せないものですか、何とか退場させなさい
光「わかった、はッ〜!!!!」
椅子を飛ばし、二人に痛い目を付けない札を飛ばす途中で張らせた
光「とんでいけえ〜!!!!!」
しほ「ひか......おま」
裕乃「ええええええええええええええええええ!?」
光「ふぅ〜」
光「さってと、これ全力でいけるようになったよ」
−チャンスは一度だけ、なんとかしてあいつの頭に貼っている物を壊して
光「......霊を悪霊にさせる札のことか」
光「解いて」
悪霊の札の効力を消えさせて
動けさせるようになった
光「さってと、勝負を決着まで、ここにいてね」
光「......私の学校に好き勝手にしてくれた分を返してやるよ!」
−......精神穢れているのか?
光「?」
−いいや、なんでもない
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 23:59:09.20 ID:YVv9NE/t0
悪霊の指は刃になって襲ってきた
足が動けないですか、攻撃を返すくらいはできる
光「......なるほど」
刃その物は幻だった
当たれた実感はなかった
つまり指は刃になってことなく
ただの指だった
......
光「......金縛れは幻まで出れるのか」
−それはない、恐らくもっと恐ろしいほどの能力を霊の中に入ってしまったんだ
光「......敵の狙いは裕乃の魔力かな」
悪霊の指を一つ一つ切り落とす
札を使って敵を飛ばした
光「さって......次はどうだ?」
−......
光「おっと!?」
悪霊の攻撃は激しくなってきた
光「......こいつの力はまだ弱い」
光「おかしい、まだ何か残っているのかな」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/24(火) 23:46:54.34 ID:keCMlR+N0
(一方)
しほ「ここまで来れば、流石に追いで来ないだろう」
裕乃「......匂いが、近くに......きゃあああああ!?」
しほ「どうした!? ......なッ!?」
裕乃を掴んでいた、学校に体育を担当していた渡瀬先生だった
「捕まえたぞ〜」
しほ「なんで先生が......」
「なんでって? なんでだってよ!」
「先生ごっこはもう終わりだぜ、お前と光もな!!!」
しほ「なんで裕乃を狙う、先生は何を企んでいる!!!」
「はははははッ!!! 生きるためさ!!!」
「クソ生徒のために死んでいまった俺はもう一度の人生を与えた神様を感謝しているよ、生きる代わりに俺は魔力持っている子供を殺さなければいけないけどな!!!」
しほ「......ッく!!」
「終わりだ!!!......ッ!?」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/25(水) 12:49:01.72 ID:xxBX3cC90
(カラン)
鈴の音が伝えてきた
黒いのマントと仮面を着いていた少女が歩いてきた
「渡瀬鉄夫、死を逆らう物を引導しに来た」
「私は冥土の渡し人、貴方に死を与えるための存在」
「なんだてめぇ!? 渡し人が人を殺すと言うのか」
「はい」
「......しょう......正気か!?」
「大丈夫だ、痛いのは一瞬だけだ」
少女の影から刀らしき物が浮いてきて、少女は冷たい瞳で目の前の渡瀬先生の存在を見抜けたように
「......安らかに、お眠りね」
(トォン!!!!!)
しほ「!? 光!!!!」
光「変形しや......がった」
「......紀余子様?」
「何処見ている!!!!!」
「......はッ!」
渡瀬先生を掌撃で、光と共に出て来た悪霊の体にぶつけていく
「うわああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
光「!?」
「渡し人!」
光「......なんで知っているの」
「あいつ悪霊だけではない、誰かに変異させて妖魔になった存在だ」
「使い魔として使役させるための人を事故起し、彼ら操って次の糧食を見つけるために動かせる」
「その妖魔は今までのないタイプですか、同じようにあいつにとってこれは初めてだ」
「使い魔に力与える過ぎて自身を弱っていた、先使い魔が自身にぶつかった瞬間自分の力の流れを混乱していた」
光「自身の器はそんな力を操る事は出来ないと言うことか!」
「そうだ」
光「なら勝算がある」
「......あァ」
「あの使い魔は私に任せろ」
光「了解」
−織夜ちゃんなのか
光「知り合い?」
ー冥土の渡し人だ
光「そうか」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/25(水) 23:48:51.06 ID:OWvO6weW0
(光視点)
私は走り出した瞬間
織夜さんも走り出した
「ば......ばかにするな!!!!!」
光「織夜さん!」
「わかったわ」
襲ってきた渡瀬先生の動きを読めて、交わした瞬間
織夜さんは渡瀬先生の前にバリアを張れた
織夜「ぶっとばせ!!!!」
札を拳に貼って、渡瀬先生を再びぶっ飛ばした
力失ってから、上手く動けなかった妖魔の体に再びぶつけてしまった
光「よいしょっと!」
織夜さんは札を壊して
新しい札を取り出した
○を描いて、私を見ていた
光「同時式を展開するのか、わかった」
私も栞を取り出して
地上に○の形を描いているように札を貼れた
完成した瞬間、私は渡瀬先生を掴んで織夜さんに向かって投げ出す
織夜「さァ、箱の中に入れ!」
○の式の後ろに鉄の箱が浮いていた
織夜さんは式の前に刀を構っていた
「や......やめろ!!!」
同じに、私は最後の栞を取り出す妖魔の体に張れた
光「......神紀余子の渡し人として、そなたの穢れを浄化する!」
私の体から聖なるオーラを出てきて
浄化の光りと共に、私の髪も少し代わっていた
光「浄化!!!!!
刀を妖魔の体中に刺す込む
織夜さんも同じく、でも刺すではなく
斬るだった
渡瀬先生の魂は斬り穴の中から出て来て、箱の中に入った
織夜「箱の中にそなたの罪を償いなさい」
織夜「冥土渡す前ね」
光「ふぅ〜修復術式結構力消耗するね」
校内の穢れ、悪霊に与えた被害を全部修復した
私の能力あってもさすがに疲れるよ
織夜「......今度の渡し人、若いね」
少女は仮面、マントを取り外す
美人の顔を出していた
織夜「冥土の渡し人、織夜だ」
光「紀余子様の渡し人をやっている、田井中光です、同業と会えるの初めてだよ」
織夜「うふふ、そんなに若い渡し人も初めてわ」
しほ「光」
光「しほ、裕乃、無事だったね」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/25(水) 23:56:22.43 ID:d1bI6aLL0
しほたちを連れて私の家に戻ってきた
光「ただいま〜」
律「おう〜戻ってきたか......げッ!?」
織夜「律!?」
律「あっちゃしまった」
光「? ???」
律「えっと、光」
光「あの、とりあえず上がってもらえます?」
律「ああ、あァ」
律「ほら、上がって」
織夜「......律の息子か、さすがだ」
律「......にひひ」
光「しほ、裕乃も!」
しほ「おじゃま......します」
裕乃「綺麗な家ね」
律「うおお!? そこのあなた分かるね〜」
律「そう! ここは私のリトルスイット〜ハウス〜!」
律「......これやばいね、魔力どんどん湧きこんできて」
裕乃「!?」
律「魔力の流れ得意なんだよ、私ね」
裕乃「は......はい」
律「さってさって、お菓子用意しよう〜」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 00:05:40.67 ID:uegP+mYV0
律「相変わらず真面目な顔していて、オリちゃん」
織夜「何かあったんですか? なんで部隊から外したんですか?」
律「いいや〜魔力使い過ぎて、上の連中に狙われてしまったよ」
織夜「そ......そうなんですか」
律「支度もやれなく、忙しく家から出てきたよ」
織夜「そうなんだ......私に連絡すればいいのに」
律「軍から出て来たのはあれから三ヶ月後じゃないかい?」
織夜「知っているの?」
律「心配性多いわよ、私わ」
織夜「そうか」
律「それでね、騙されて変な連中とあれこれのことされて」
織夜「律」
律「あ、あぶねえ〜」
光「ううん、最初から知っているから大丈夫」
律「」
織夜「」
しほ「!?」
光「? どうしたの?」
裕乃「? うん?」
律「そ......そうか、もう知っていたんだ」
光「父さんはなくでも、私は母さんがいるから」
光「だいじょう〜ぶ」
裕乃「? ひょっとしてまずいことを」
しほ「そうだ、聞いてしまったわ」
律「さってと、どちらは光の彼女?」
しほ「ひィ!?(//////)」
裕乃「いいや〜 それほどでも......ってええ?」
律「おやおや〜 しほちゃんかい〜」
織夜「律」
律「わかったわよ〜っと」
光「?」
織夜「本人は知らない様だ」
律「......」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/26(木) 00:11:16.57 ID:uegP+mYV0
織夜「先、律は裕乃の魔力が抑える事は出来ないことを言ったか?」
律「言ったよ、使い魔を見せてくれる?」
裕乃「あ、はい!」
犬の耳と尻尾を出して
律「なッ!?」
律「......芳佳さんの使い魔」
裕乃「えッ? やはりそうなんですか」
律「......九字兼定まで抑えない魔力を持っていると言うのなら」
律「......一つ、方法がある」
裕乃「えッ?」
律「光」
光「うん?」
律「裕乃を使徒として契約を交わしていけるか?」
光「いいけど、本人の意願は重要なんですか」
裕乃「か......構いませんですか」
光「そうか、なら......」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/28(土) 09:19:55.81 ID:9gVfeUyj0
光「ううん、やはりもっと考えてほしいです」
裕乃「えッ?」
織夜「理由は? 使徒があれば今の負担を軽くなるでは?」
光「でも呪いは同じでしょう」
私は母さんの腕を掴んで、傷痕の所見ていた
律「なん!?」
光「今も、痛いだろう」
律「......」
光「......これは、一夜で考えられることじゃありません......」
織夜「」
光「......もう夜になったし、皆の家に戻ろう」
光「じゃあね」
織夜「......」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/28(土) 09:57:40.39 ID:9gVfeUyj0
(別視点)
光は夜のパトロールを行うために外に出て行った
織夜と律だけ家に居ることになった
律「それで? どうして日本に戻ってきた?」
織夜「追放されていた私は流石にホームシップになったよ」
律「......命はもう少しないから?」
ある渡し人の使徒は律の友人で、律が使徒になる前
あの友人から自分の体はもうこれ以上の穢れを受け止めることはできない
いずれ死んでしまうだろう
それを知った律は自分の思っていた世界はもういないと分かっていた
織夜「ああ、私も......」
律「何で私の知り合い、誰も笑って自分の死を受け入れるんだよ、クソ!」
織夜「......律」
律「......結局、勝負出すことなく......みんな私の前から消えた」
織夜「......」
律「......しばらくうちに泊めてもいい、看護安くなるから」
織夜「ありがとう」
織夜「......律、光を......捨てよっと思う時があるか?」
律「......あの時の私は、周りに見えなくて、大切の家族まで捨てよっとしたんだから」
織夜「......あの子の力は紀余子神様の渡し人になれるはずがない力を持っているよ」
織夜「あの子は、冥土の渡し人のほうが相応しい」
律「......あの子の体は、穢れだらけよね」
律「どれも私の穢れなんだよ、なんであの子はこんな目に会わなければいけないの」
織夜「......律」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/28(土) 10:24:59.23 ID:9gVfeUyj0
何時ものパトロールをやっていた私は退屈になってしまった
光「......悪霊出てこないね〜」
−確かに、今は朝の方が多いな
光「いいや、それは大変だよ」
光「なんか面白いことはないか? ネウロイ再来とか」
−やめろ、そんな冗談面白くない
光「だろうね〜 うん?」
旅人の服装を着いていた女の子はバイクをいじっていた
エンジンはやられて動けないらしい
光「そこの、どうしたの?」
「......警察、じゃなさそうだ」
光「起動できない?」
「ああ、古いものだからな」
光「......滅らしいね、こんなバイクが日本にあるなんで」
「......カールスラントから運んできた物だ」
光「へぇ〜」
光「......ガソリンなくなってない?」
「はッ? 本当だ」
光「うん、ガソリンを持ってくるよ」
「......おい」
光「うん?」
「......名前は?」
光「田井中光、光でいいよ」
「......光か、502のあいつも光だったな」
「......」
光「では、持ってきます〜」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/28(土) 10:35:39.94 ID:9gVfeUyj0
光「持って来たぞ〜」
「ああ、助かる」
光「......元は軍人......なんですか?」
「ああ、元はな」
光「へぇ〜」
「......なぁ、家出し中か?」
光「ううん、仕事」
「......そうか」
光「夜遅いし、ホテルとか暮しほうが」
「いいや、公園でいい」
光「公園、だめでしょう!」
「......なら裏路地」
光「自殺するつもりですか!?」
「ならどうしろうと?」
光「私の家に行くのよ!」
「はッ?」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/28(土) 23:55:01.49 ID:ixqPZ2eM0
律「......」
織夜「律、この子いつもそんな風に女の人を家に連れてくるの?」
律「訳あるかい〜!」
「......そうか、お邪魔してちまったような」
律「いいや! 一日くらいなら残ってもいい、さすがに追い出すのも遅れているし」
「そうか」
織夜「貴女の名前は」
「......ハンナだ」
織夜「そうか......ってくさッ!?」
「暮すどころないからな」
織夜「服貸すから早くお風呂しなさい!!!」
律「ほう〜 ウィッチ時代の時一日位しなくでもいいのは誰かさんですかい?」
織夜「うるさい!」
律「......ということで、説明は風呂の後から......ね」
「わかった」
光「うん、確かにちょっと臭い」
「......」
光「うん?」
「......いいや」
光「......」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/29(日) 00:08:21.96 ID:WVKMS2oY0
「すまんなかったな、お前うちに邪魔して」
光「でかッ」
光「あれ? まさか私簡単に他人と風呂してちまうタイプ?」
「気にするな、子供に興味は......おい」
光「?」
「背中の傷跡は?」
光「えっとね、良く覚えていませんので」
光「母さんも教えてくれないので」
光「きっといいことではないからと思うよ」
「......」
光「ハンナさんこぞ、体傷だらけね」
「ああ、若い頃の仕事に傷付くことあるからな」
光「ハンナさん凄いね〜」
「......若い頃気にせず傷を増やせてしまった、その御蔭て婚期逃がしてちまった......っと副官曰く」
光「......ハンナさんはどうして日本に?」
「ああ、娘を探している」
光「......そうなんだ」
「......」
光「結婚したんだ、ハンナさん」
「ああ、私の心を救ってくれる人がいるからな」
光「......もう亡くなった?」
「ああ」
寂しいそうに笑っていたハンナさんを見て
私の心はちょっと寒くなってしまったようになった
光「そう......なんだね」
光「大丈夫よ、きっと見つけるよ」
「......そうだな」
「......私達の戦いは間違ってないぞ、芳佳よ」
「......上がろう」
光「うん」
「......光」
光「うん?」
「娘を探すのことを、力を貸してくれるか?」
光「うん!」
「......心強いな、あんた」
光「......」
光「いいえ、そんなことありませんよ」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/29(日) 08:56:09.59 ID:/hKdNNKO0
(明日)
光「娘の写真とかありますか?」
「これだ」
光「......いつの写真?」
「......三十年前の物だ」
光「......これはキツイね〜」
「大丈夫だ、彼女は今のままだ」
光「なるほど、三十歳越えた貴女は十九歳しか見えないなら彼女もおなじ......いたッ!?」
「......」
光「わかったよ、口に気をつけるよ」
光「......うん」
光「うん〜」
光「こっちね」
「分かるのか?」
光「ハンナさんと同じ匂いの子ならここに居ると思います」
光「えっと、こっち」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/29(日) 10:55:41.29 ID:/hKdNNKO0
光「孤児院?」
「......」
―ちーちゃい先生〜
光「......どうした?」
「......いいや、ここでいい」
「今更母の面目で彼女に近付くのは無理だ」
光「ハンナさん、後悔しますよ」
「......なに?」
光「例え会ってから悪口に言われでも、何もせず彼女を避けるよりマジと思います」
光「さァ!」
「お......おい!?」
私はハンナを連れて、孤児院の中に入った
光「この写真の人がありますか?」
「おい、よせ!」
「そこの教室にいますよ」
光「ありがとう」
「やめろって」
私は彼女を連れて、教室の中に入った
光「ごめんくたざい〜!」
「何!? ......えッ」
「......」
ハンナさんは黙っていた
三十年ぶりの娘は目の前に居るからだ
「......母さん」
「......母さんに......呼んでくれるか」
「うん、私のただ一人の母さんだから」
「ごめん......ごめん、私貴女をまもれなか......うッ」
「もういいよ、許します」
「......うあああ......生きている、いきている......うくッ」
光「......」
先までの気分はなくなり、ハンナさんは娘さんを抱き絞めた
もう二度と、離さないように
光「よかったね」
「ちーちゃい先生が綺麗の女の子を泣かした〜」
光「しッ〜」
光「ここは黙って見守るのですよ」
光「......うん? 伏せろ!!!!!」
外から異様の殺気が伝えてきた
私はハンナと娘さんを庇って、肩は弾に当たれてしまった
光「ッ!?」
「光!!!」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/29(日) 23:57:37.52 ID:oBIyzy3u0
光「うっ......大丈夫か!」
「何をしているんだ!!!」
光「無事のようだ、ハンナさん狙っているようだ」
光「くッ」
光「ここにいて、すぐ終らせるから」
私は刀を取り出し、神様を呼び出した
−敵は近くにいる、三名よ
光「居場所特定できるか?」
−できません
光「どうやら裏があるかたね」
光「......勝手に動いたら、まずいことになるね」
「......方法はある」
光「ハンナさん?」
ハンナさんは無線を取り出し
古い型の機械を繋げた
「ミーナ」
−ハンナ!? どうしてこの回線を!?
「私の目の前に子供が打たれた、敵の居場所を頼む」
−......わかったわ、ウルスラ
−いつでも
「座標は......」
−特定したよ
「ここにいてやれ」
「母さん!!」
「大丈夫だ、死なないさ」
「......」
「もう貴女一人にさせない、これからもだ」
光「......ま......ほう?」
「傷を見せろ」
光「大丈夫だ、これくらいは......」
予備ナイフを取り出し
肩の中に刺し込む
光「がぁ......うッ!」
肉と弾を一緒に取り出し
札を張り付くと、血は止っていた
光「行こう!」
「......迷いもなく、面白い」
−......この子......迷いもなくそんな痛い目を選んだなんで
「覚悟はある、のことだ」
−......そうね
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/06(日) 00:37:29.17 ID:qSGaGL5F0
「目標確認、宮藤芳佳の元副官を掴まりに着ます」
弾を教室の中に打ち込んでいる男は仲間達に情報を教えていた
だが......無線の向こうは何もない
もう誰も否かった
「......おい! 応答せよ!!!」
その時、地上から出て来た女の子に襲われてしまった、男は銃を構って彼女を狙っていた
少女は方の傷に負っていながら
彼を襲ってきた
「くっ!? ウィッチか」
−不正解だ
少女は見えない程の速さを使って
男の銃を奪って彼をワープみたいの物で拘束した
その時、男は遠くないどころからゆっくり歩いてきた女をみて、戦慄した
「よう、扶桑復興派の捨て駒さん」
「......捨て駒、そうか」
少女は可哀相な顔をして、男を見つめていた
「......まだ宮藤をころすつもり?」
「当然だ、宮藤芳佳を掴まれば無限の魔力を持つ人造兵器を作れる!」
「......兵器」
「......その教室に、子供がいるぞ」
「知ったことか! お前たちを殺せばなんとしてもいい!」
「ああ、そう」
ハンドガンを取り出し
男の頭に打ち込んだ
「あああああああああああああああああ!!!!」
少女......光は頭抑えて、地上に倒れた
「!? 光!!」
「おと......脳が音......」
−まずい! 刀を放して!!!
「痛い......痛い。。あS。。。。だSD。。」
「なんでこんなことを......ヨシか......芳佳!!!」
−......今行く
ハンナ持っている無線から
少女らしい声が伝えてきた
「退いて」
ハンナを押して、光の頭を掴んでいた
「......脳は大丈夫だ」
少し魔法を掛けて、突然痛覚共有して脳に与えたダメージを直した
「......じゃあな」
芳佳はハンナの肩叩いて
親友を見ているようにハンナの目を見つめた
「......」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/16(水) 00:11:53.13 ID:v4/rGi2f0
光「......うッ」
織夜「起きたか」
光「織夜さん、ここは?」
織夜「あなたの家よ」
光「確かに、誰か撃たれたの見てて......頭が痛くなった」
織夜「......あなたの頭は撃たれた人とシンクロしてちまったようですね」
光「シンクロ、どうしてですか?」
織夜「私達渡し人は、人を殺せないの理由の一つ、私達はあの人の苦しみと同化してちまうのです」
織夜「もう一つは、手段はどうあれ、誰を殺すことはあの人の罪を背負うことになるです」
織夜「あの人たちの穢れを受け止めることになるでしょうか」
光「......そう、なんだ」
織夜「私は出ますよ」
光「ハンナさんは?」
織夜「パトロール中」
光「もう夜になったのか、あれ? 眠い......(バタッ)」
織夜「......」
織夜「おやすみなさい」
織夜「律、もう入っていいぞ」
律「......」
織夜「もう隠し切れないかもしれない、どうする?」
律「......私はもううんさりなんだ、もう誰を殺したくないよ」
織夜「......」
律「私は......母さんの元に行く」
織夜「......いいのか?」
律「陰陽師たちを止めるのは母さんしかいない」
律「......光は暫くあなたに託すよ、織夜」
織夜の名前を呼び出し
律は真面目に彼女と話していたことだった
織夜「わかった」
律「......この子、まともの訓練したことないから、あなたに訓練させてほしい」
織夜「......死ぬ前に、弟子でも作れるかな」
律「できるさ、おりちゃんなら」
織夜「......わかった」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/16(水) 00:29:33.49 ID:v4/rGi2f0
ハンナ「......この2日、世話になりました」
ハンナさんはそろそろいかなくちゃいけないようです
光「ハンナさん......」
ハンナ「光、あなたのおかげて娘と会えた」
ハンナ「礼を言う、光」
光「......うん」
ハンナ「......光」
光「うん?」
ハンナ「私は、ハンナ・ウルリーケ・ルーデル、かつて501等連合部隊の一員としてネウロイ戦争を参加した一員だ「
ハンナ「そして、今の私は......」
ハンナの体は黒い硬い物になっていく
律「......な」
異質の体になって、赤く輝いた黒の異形
その名は、ネウロイ
かつての敵と一体化した、歴史の中に戦死扱いされた英雄達はほとんどんネウロイと一体化して、カールスラントの近くに暮していた
ルーデルは......その一人ではなかった
彼女は娘を探すために、見つかるまでのこの時間は旅を続けていた
光「......綺麗〜」
ハンナ「怖くないのか」
光「うん、だって暖かいよ」
ハンナ「......」
光「ハンナさんとっても優しいから、私は見える、感じ得る」
光「キラキラ輝いている真っ白なんだよ、ハンナさんは」
ハンナ「ぷッ......やはりおまえおもしろい」
光「まだ会えるといいね」
ハンナ「......会えるさ」
光「......えッ?」
ハンナ「お前は、今のままにするつもりはない」
ハンナ「......お礼に、今度私があなたを守るよ」
光「うん!」
ハンナ「......じゃあな」
ハンナさんは、バイクを乗って離れた
律「ねう......ろいが」
織夜「おちつけ、入るぞ」
律「......母さんは何か知っているかな」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/16(水) 11:55:42.47 ID:Iozu/fOZ0
(ビービー〜)
−ルーデルさん、生きているなら教えなさいよ
ハンナ「ベリーヌか」
−まったく、たまに帰りなさい......あなたの教え子ずっとあなたを待っているわよ
ハンナ「そうか......」
−嬉しいそうね、何かあったのか?
ハンナ「面白い子供に遭ったよ」
−どれくらい面白い?
ハンナ「芳佳と同じほどだ」
−へぇ〜
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/16(水) 11:59:21.58 ID:Iozu/fOZ0
(ビービー〜)
−ルーデルさん、生きているなら教えなさいよ
ハンナ「ベリーヌか」
−まったく、たまに帰りなさい......あなたの教え子ずっとあなたを待っているわよ
ハンナ「そうか......」
−嬉しいそうね、何かあったのか?
ハンナ「面白い子供に遭ったよ」
−どれくらい面白い?
ハンナ「芳佳と同じほどだ」
−へぇ〜
ハンナ「きっと、まだ会えるそうね」
ハンナ「悪堕ちか、それとも今のままにいられるか?」
−なんだそれ
ハンナ「そろそろ墓参りに行こうかな、まだガリア?」
−家は孫に託したわ、今はミーナのどころに暮している
ハンナ「そうか、久しいぶりにミーナ達と会おうか」
−ミーナに話すよ
ハンナ「頼むぞ」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/16(水) 12:06:22.17 ID:Iozu/fOZ0
あァ、連発ごめん
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
光「暇だ〜」
しほ「夏休みなったからね」
光「それにしても、大きね〜 しほの家」
しほ「なんで来たんだ? 光」
光「一度も来たこと無いから入ろうかな〜っと思ったら入ったよ」
しほ「警察呼ぶそ」
光「......しほ、陰陽師なの?」
しほ「......違うわ、家の皆は陰陽師ですか」
しほ「私は......違う」
光「そうか」
光「お菓子はあるか? ないならこれ食べる?」
しほ「私の部屋にあるわけないでしょう? ってなにそれ」
光「うまいぼう〜」
しほ「あ、そう」
(デイン、ドン)
しほ「ドアな......って音は違うぞ」
光「えっとね、ああ、裕乃ちゃんだ!」
しほ「裕乃ちゃん......」
光「何々? やきもち?」
しほ「フン!!!」
光「いたッ〜!!!!!!」
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