咲「野球って楽しいよね。安価でいっしょに楽しもうよ!!」 六十三本場

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88 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/20(日) 23:24:58.77 ID:SMpVtmA2o

京太郎「何でこんなところにバスケットゴールが……」

猿野「誰かこれで遊んでるんじゃねーの」

京太郎「山にいそうなバスケットマン……」

京太郎「ゴリことアカギとか……」

猿野「いや長野からここまで通わねーだろ」

京太郎「それもそうか」

京太郎「……」

京太郎「どうしよう、このゴール」

どうする? >>90
A:バスケでもするか
B:竹の代わりにゴールネットが毟り取られるまでぶん回す
C:バスケットゴールを破壊する
D:その他(併記)
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 23:35:16.11 ID:syMStuyuO
D,3Pシュートの練習
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 23:35:49.74 ID:ULPJnndo0
黒子のバスケの真似をする
91 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/20(日) 23:41:21.97 ID:SMpVtmA2o

京太郎「黒子のバスケの真似をしよう」

猿野「は?」

京太郎「ほら、黒子みたいなプレイスタイルの鶴賀に苦しめられただろ」

京太郎「つまり漫画をヒントにするってのは進化として間違ってないはず」

京太郎「それで打撃開眼したら結果オーライだ!」

猿野「つってもよお……」

猿野「俺のスター性じゃ黒子はできねーぜ」

京太郎「まあスター性云々はともかく、黒子は難しそうだよな」

京太郎「緑のスリーポイントも野球じゃ使えないし……」

京太郎「やっぱり此処は赤の転ばせる技を……」

猿野「えいっ」 ブンッ

京太郎「あっっっぶねえ!!」

猿野「ちっ……よけたか」

京太郎「ちっ、じゃねーよ! 刺さったらどうするんだ!」

猿野「どうするって……」

猿野「俺が代わりにレギュラーになる」 キュピーン

京太郎「や、野郎、親でも殺すつもりの気迫でいやがるっ……!」
92 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/21(月) 01:07:55.41 ID:tP0tFt+go



久「あら、おかえり」

久「今日の夕飯は刺し身らしいわよ」

京太郎「……」

猿野「……」

久「随分ぼろぼろだけど……打撃開眼は出来たのかしら?」

京太郎「後出しに目覚めときゃよかった……」

猿野「バスケットゴールを壊せる破壊力は手に入れたけどな……」

久「は?」
93 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/21(月) 01:57:49.02 ID:tP0tFt+go

数絵「ん、どうした二人共」

数絵「無駄に死にそうな顔しているぞ」

京太郎「無駄じゃない死にそうな顔ってなんだよ……」

猿野「無駄に疲れた……」

京太郎「バスケはうまくなったよな……」

優希「?」

洋榎「よう分からんけど、二人で楽しそうにしとったんやなあ」

猿野「けっ、野郎と楽しそうにしてもしょうがないっつーの」

京太郎「同感だ」

洋榎「ほーん」

洋榎「まあ、チームメイトと楽しく過ごすのも大事なことやと思うで」

京太郎「洋榎さんが言うならそうなのかもしれませんね」

京太郎「……」

京太郎(飯食ったらどうしようかな……誰かと何かするか……?)


どうする? >>94
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 05:23:38.44 ID:0TNt9gFso
愛宕姉に素振りを見てもらってコツを聞く
95 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 00:41:58.28 ID:lVoK0ZLoo
熱闘甲子園は最高だぜ。埼玉初優勝おめでとうございます。投下します。
96 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 00:46:27.45 ID:lVoK0ZLoo

京太郎「洋榎さん」

洋榎「ん?」

京太郎「あとで駐車場に来てもらえませんか?」

洋榎「?」

洋榎「もう暗くなるし、あんま出歩かん方がええんちゃう?」

京太郎「でもほら、ホテルの中だと人の目とかありますし……」

洋榎「あ、あー、せやな」

洋榎「と、とりあえずひとっ風呂浴びてからでええか?」

京太郎「え?」

京太郎「いやお風呂はよくないですか?」

京太郎「どうせ汗だくになる予定ですし……」

洋榎「っ///!」 ボンッ

京太郎「それじゃあ、先行ってますね!」

洋榎「お、おう……」 ドッキンバグバグ

恭子「……」

絹恵「な、なんや今の!」 ガルルルル

洋榎「ど、どどどどないしたらええ!?」

恭子「いや知らんがな……」
97 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 00:54:53.55 ID:lVoK0ZLoo

<駐車場>

洋榎「……」

京太郎「どうかしたんですか、そんなギャグシーンみたいな顔して」

洋榎「いや、別に……」

洋榎「ええねんけどね、薄々そんなことやろうと思っとったし……」

京太郎「?」

京太郎「あ、でも、そのスカート可愛いですね」

洋榎「!」

京太郎「でもそれだとあんまり動けないだろうし、折角可愛いのに汚すわけにもいかないか……」

洋榎「んー?」

洋榎「ええてええて、今は野球最優先やしな♪」

京太郎(何で急に上機嫌に……)
98 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 01:07:34.02 ID:lVoK0ZLoo

洋榎「んで、バット持っとるけど、何やんねん」

京太郎「えーっと、素振りするんで、見てもらっていいですか?」

洋榎「ほー、了解了解」

京太郎「ふっ! ふっ!」

ブンッ ブンッ

洋榎「……」

ブンッ ブンッ

京太郎「ふう……」

京太郎「どうです?」

洋榎「いやー、驚いたわ」

洋榎「めっっっっっっっっっっっっっちゃ、良うなっとるやん」

京太郎「ほんとですか!」

洋榎「合宿前後じゃ見るも無惨やったんに、どうやったねんってくらい成長しとるわ」 ハハ
99 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 01:25:56.08 ID:lVoK0ZLoo

京太郎「何かアドバイスはありますか?」

洋榎「うーん」

洋榎「ド下手時代は結構的確に指導できる自信あるねんけどなあ」

洋榎「ここまでベースができてると難しいっちゅーか」

洋榎「どっちかっちゅーと、バーンでズドーンみたいな説明の方が得意っちゅーか」

京太郎「ええ……」

洋榎「最低限は説明も出来るけど、ほら、ウチの世代、理論派は恭子がおるから……」

京太郎「なるほど……」

洋榎「うーん、どないするのが分かりやすいかなあ」

京太郎「そうですね……>>100


どうする? >>100

A:出来るだけ理論的に教えて下さい
B:感覚的でいいんで教えて下さい
C:理論的に説明してくれそうな人呼びますか
D:手取り足取り密着指導をお願いします
E:ちょっと素振りしてみてください
F:その他(併記)
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 01:27:10.17 ID:+pY1e0CKO
バスケしようぜ
101 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 01:38:26.27 ID:lVoK0ZLoo

京太郎「バスケしようぜ!」

洋榎「なんて!?」

京太郎「いや、昼間猿野とバスケしたんですよ」

洋榎「へー、楽しそうやんけ」

京太郎「楽しかったですよ」

京太郎「最後は無事にバスケットゴールを破壊できましたし」

洋榎「……バスケやんな?」

京太郎「バスケですよ」

京太郎「部長に打撃開眼するよう言われて、必死にバスケしたんですよ」

洋榎「???????????」
102 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 01:46:46.93 ID:lVoK0ZLoo

京太郎「バスケットもバッティングも下半身が大事!」

洋榎「うーん……」

京太郎「そして両方『バ』から始まり、小さい『ッ』が入っている!」

洋榎「いやいやいや」

京太郎「両方球技!」

洋榎「そらそうやけども」

京太郎「そして両方楽しい!」

洋榎「それはそうやな」

京太郎「そしてバットと同様に、バスケボールもここにある!」

洋榎「ほう!」

京太郎「はっはっはっはっは」 ダムダムダムダム

洋榎「ふっふっふ」

洋榎「行かせへんでー!」 ディーフェンスディーフェンス
103 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 01:59:55.05 ID:lVoK0ZLoo

絹恵「うう……お姉ちゃんお姉ちゃん……」

漫「夜の密会……ええなあ〜」

由子「もう……あんまり邪魔しちゃダメなのよー」

恭子「まあ、この大事な時期に出歯亀バレて揉めるわけにはいかんからな」

恭子「せやから覗き込むのはなしや、こっちが見られるリスクがある」

由子「深淵を覗いた時、深淵もまたこっちを覗いているのよー」

漫「ソレなんか違うんちゃいます?」

絹恵「お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん……」

恭子「とにかくこの一角で隠れることしか出来へん」

由子「ここならギリギリ邪魔にはならないしねー」

漫「うう、もっとガッツリ覗いてみたい……」

由子「それはだめよー」

恭子「まあ、目的はあまりに変なことを野外でして出場停止せんようにすることやからな」

恭子「変な声がここまで聴こえるボリュームで聴こえるようなら通りがかったふりをしてやめさせるんや」

漫「変な声かあ……」 ドキドキ

恭子「何や漫ちゃん、いやらしい想像でもしとるんか? ん?」 ススス

絹恵「お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん……」

由子「……」

由子(部屋に戻って寝たいのよー)
104 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 02:35:33.52 ID:lVoK0ZLoo

恭子「っと、車も通らんくなって静かになったし、黙っとくか」 ヒソヒソ

由子「なのよー」  ヒソヒソ

漫「あ、何か声が――」 ヒソヒソ

「おっ、なかなか、やるやんか!」

「ふっ! ほっ! なにせ! 中学の頃! 色々鍛えてましたからねっ!」

「力任せを予想しとったから、意外にテクニシャンで驚きやわ」

「はっはっは、洋榎さんも、もっとグッと腰を落とした方がイイですよ! 腰を使うもんですからねっ!」

「んっ、これ結構きっつない?」

「まあ最初はそんなもんですって!」

「ああ〜腰っちゅーか足がしんどいわこれ」

「下半身の鍛え方が足りないんですよ」

「むっ、言うてくれるやんけ!」

「下半身には自信がありますからね! そーら、どうですか俺の下半身は!」

恭子「」

由子「」

漫「」

絹恵「」 ブクブクブクブクブク
105 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 03:20:32.65 ID:lVoK0ZLoo

京太郎「ふっふっふ、どうやらバスケなら俺の方が一枚上手のようですね!」

洋榎「そういうのは、うちを抜いてから言うんやな!」

京太郎「抜く――」

京太郎「と見せかけてシュート!」

洋榎「させるかーーーーっ!」 ピョイーン

京太郎「未だ!」 キュピーン

洋榎「なっ、フェイント――!?」

京太郎「待ってたぜェ……この瞬間(トキ)を……」

京太郎「スカートでバスケをしているのを忘れて飛び上がる、この瞬間(トキ)を!!」

洋榎「……っ///!」 バッ

京太郎「隠しても遅い!」

京太郎「男子は、パンチラが絡んだ時だけは、人知を超えた動きを出来るんですよ」

洋榎「ん、んなアホな!」

京太郎「そして照れてるところを悠々抜く!」

洋榎「あっ!」

京太郎「そしてゴールもないけど……シューーーート!!」
106 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 03:35:36.84 ID:lVoK0ZLoo

絹恵「むぐー! むぐー!」 ドッタンバッタン

漫「ちょ、あんま暴れたらアカンて!」

恭子「くそっ、絹ちゃん抑えるのが大変で向こうの会話聞いてられへん!」

漫「末原先輩それ私の胸です!!!」

ヒュルルルルルルル

ドガッ

恭子「ぐぎゃっ」 バタッ

漫「わっ、どこからともなくバスケットボールが……」

由子「脳天直撃なのよー」

恭子「きゅう……」 バタンキュー

由子「なんか校則緩んだ隙に姉を汚した男を殺すみたいな目してるし、私はこのまま抑えておくのよー」

由子「恭子から開放されて身軽になった漫ちゃん、悪いけど……」

漫「あ、はい、止めてきます!」 ダダダ
107 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 03:48:13.95 ID:lVoK0ZLoo

漫(まあ、言うてさすがにいきなり野外ってことはないやろ……)

漫(どうせ目薬とか、そういう勘違いオチにきまってるわ)

漫(とりあえず、何か理由をつけて通りすがらな)

漫「あ、あ〜しまったあ〜今日は路上プロレス山口VS警備員の回やったやんかあ〜」 ボウヨミー

漫「しゃーない、駐車場をショートカットや〜」 トテトテ

洋榎「うう……いきなりスカートん中とか、そういうのようないで!!」

京太郎「あはは……すみません……」

京太郎「でも、ほら、男の子ですし多少はね?」

洋榎「まったく……」

京太郎「おかげで下半身が色んな意味で凄いことになってますよ」 HAHAHAHAHA

洋榎「あ、アホかっ///」

洋榎「……まあでも、実際下半身っちゅーか腰の使い方はさすがやったな」

京太郎「結構技術には自信がありますからねっ」

京太郎「昼間に猿野とヤッた経験も生きてますし」

京太郎「おかげで無事に抜けましたし、気分いいですよ!」

洋榎「そらあんだけ豪快に抜いたら気持ちええやろ」

京太郎「すっきりした気分ですね」

洋榎「くっそー、うちは全然モヤモヤしたままやで!」

京太郎「おっ、じゃあもう一回戦やりますか?」

京太郎「こんな場所で何ですけども」

洋榎「上等や、足腰立たなくしたる!」

漫「」

108 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/24(木) 03:48:49.15 ID:lVoK0ZLoo
安価までいきたかったですがめっちゃ眠たいのでセーブします
109 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/25(金) 03:17:42.40 ID:nWpxGGkBo
夜も遅いので、とりあえず安価までちょろっとだけ進めます
110 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/25(金) 03:25:50.08 ID:nWpxGGkBo

漫「うわっ……うわ、うわあああああああああああああああ!」

洋榎「うおっ、びっくりした」 ビク

洋榎「どうした漫、そないドラえもんのアスキーアートみたいなツラして」

漫「いや、いや、先輩達こそ何しとるんすかこんなとこで!!!」

洋榎「え、いや、何って……」

洋榎「バスケで対決やけど」

漫(ドスケベ対決!?!?)

洋榎「まあ、言うてゴールなかったから簡単なやつやけどな」

漫(ゴムなかったからパンパンはケツやけどな!?!?!?!?!)

漫「わーん助けて末原先輩この人達私じゃ手におえません!」

洋榎「なんで!?」
111 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/25(金) 03:36:24.20 ID:nWpxGGkBo

絹恵「お姉ちゃん!!!!!!」

洋榎「うおっ、絹までおるんか」

絹恵「けっ、健全なおつきあいなら百歩譲って破局するまで見守れたけど!」

絹恵「そんな付き合って速攻不埒なことするようなら話は別やで!!」

洋榎「いやいやいや誤解やって」

洋榎「そんな不埒なことなんて……」

京太郎「そうですよ!」

京太郎「俺はただスカートの中を覗いたくらいですよ!」

絹恵「ボールを蹴られて死にたいか、ボールのように蹴られて死にたいかくらいは、選ばせたる」

洋榎「何で余計なこと言うねん!」

京太郎「いや、未来の妹に嘘をつくわけには……」

洋榎「えっ……み、未来の妹って……///」 トゥンク

絹恵「殺す! 今ここで!!!」

由子「……」

由子「カオスなのよー……」
112 :寝ます。セーブ  ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/25(金) 04:02:04.54 ID:nWpxGGkBo

洋榎「ふう……何とか振り切れたか?」

京太郎「まさかバスケから鬼ごっこになるとは……」

洋榎「絹はちょっとあまえんぼなとこあるからなあ」

京太郎「あれで『ちょっとあまえんぼ』とか洋榎さんの中で『あまえんぼ』にカテゴライズされるのどんなバケモンですか?」

洋榎「失礼な!」

洋榎「……しかしまあ、弁明が面倒なうえにちょいと時間かかってまいそうやなあ」

京太郎「ですねえ……」

京太郎(どーすっかなあ)


どうする? >>113
A:弁明は洋榎にまかせて別行動
B:一緒に弁明に乗り込む
C:むしろ俺一人で弁明にいく
D:このまま二人っきりで逃げ切るのを楽しむ
E:そんなことよりバスケットだ!!
F:その他(併記)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/25(金) 04:39:20.89 ID:qTzD/fIbo
B
114 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/30(水) 00:48:29.27 ID:rC/hfUm5o
夏が終わる・・・投下します
115 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/30(水) 00:50:48.05 ID:rC/hfUm5o

京太郎「一緒に弁明に乗り込みましょう!」

洋榎「!」

京太郎「逃げ回るからダメなんだ」

京太郎「ここはこちらから攻める!」

京太郎「主導権を握るのが大事なのは、野球も弁明も同じはず!」

京太郎「すぴーでぃー、いず、ぱわー!」

洋榎「こ、言葉の意味は分からんがとにかく凄い自信だ!」

京太郎「と、いうわけで、部屋凸りましょう!」

洋榎「え、あー、でも、散らかっとるかも……」

京太郎「俺は気にしませんから、いきましょう!!!!」 ダッ

洋榎「ちょっ、ちょっとくらい掃除させてーや!」 ダッ
116 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/30(水) 01:12:55.46 ID:rC/hfUm5o

ドンッ

京太郎「あたっ」

恭子「いったた……」

恭子「すんませ――」

恭子「あっ!!」

京太郎「うわっ!」

洋榎「攻め込む前にばったり遭遇してもーたな」

京太郎「ぐっ……」

京太郎「えーっと、末原先輩はお一人で……?」

恭子「せやな」

恭子「さっきボールぶち当てられたとこ軽く治療してから、二人を探しとる漫ちゃん達に合流しよか思ってな」

京太郎「あ、あはは……」

京太郎「すんませんでした」
117 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/08/30(水) 01:28:56.33 ID:rC/hfUm5o

恭子「ったく……」

恭子「っていうか、ボールはまだええ」

恭子「球技してりゃ流れ弾くらい自分がやってまうこともあるからな」

恭子「それより、ナニを外でしとったのかや!」

京太郎「ナニって……」

恭子「あんな大声で変なことしとったらあかんで!」

洋榎「な、なんか誤解があるようやけど……」

洋榎(下手に口挟むより、任せた方がええかな)

京太郎(今この場で弁明するか、皆集めてもらうか、うーん)

京太郎(弁明するにしても、どう言うかだよな)

京太郎「えーっと、>>118
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 01:46:06.01 ID:UW7LJvMDO
とりあえず集まって皆で(バスケを)やりませんか
119 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 01:35:17.60 ID:iSMP56LLo
おじいちゃんだから安価出してしばらく反応がないと寝落ちしてしまうんだ、すまんな。投下します。
120 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 01:36:14.10 ID:iSMP56LLo

京太郎「とりあえず集まって皆で(バスケを)やりませんか」

恭子「は?」

恭子「なんで?」

京太郎「な、なんでって……」

京太郎(まさかそんなこと言われるとは……)

京太郎「何でって、そりゃあ>>121
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 01:55:49.64 ID:+KFPqGWaO
俺たちはキセキの世代ですよ?
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 02:06:25.63 ID:+KFPqGWaO
このスレが完結する時には藤浪引退してそう…
123 :堂上だって若手を何年もやってるんだから、藤浪だってまだここから何年も若手  ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 02:24:30.89 ID:iSMP56LLo

京太郎「俺達はキセキの世代ですよ?」

恭子「ほんで何言うてんねん」

京太郎「咲といい俺といい、白糸台といい他校といい!」

京太郎「あれだけの逸材が集まるなんてそうそうないですよ」

洋榎「まあ、実際めちゃ褒められとる世代やな、今年は」

洋榎「ま、三年生様はその中でも飛び抜けとるんやけどな」

京太郎「だからバスケしましょう」

恭子「ほんま何を……」

京太郎「逃げるんですか?」

恭子「はあ?」

京太郎「俺達のようなキセキの世代は、その野球能力を他のことにも転用出来る」

京太郎「勿論バスケにだって」

京太郎「まさか末原先輩はそれが出来ないんですか?」

恭子「あのなあ、誰がそんな安い挑発に――」

京太郎「まあ、出来ないとしても、逃げるのはどうかと思いますよ」

京太郎「情報を得るために新たな道に飛び込めない末原先輩なんて、ただのスパッツですからね」

恭子「……」

恭子「やったろうやないか!」

洋榎(うちが言うのも何やけど、姫松出身チョロいヤツ多ない……?)
124 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 03:45:28.85 ID:iSMP56LLo

恭子「まあ、アンタらがどんなおつきあいをしようと、関係ないっちゃ関係ない」

恭子「ただそれで野球部に影響があると困るねん、こっちとしては」

洋榎「影響……?」

恭子「ハメ外しすぎたら活動停止もあるってこと」

恭子「そんなわけでこうしようやないか」

恭子「そっちが勝ったら、こっちも全面的に2人の関係性を認めて、隠蔽工作もちょっと手伝ったる」

洋榎「隠蔽て」

恭子「ただしこっちが勝ったら、問題を起こす可能性が0になるよう、この場で別れてもらうで!」

洋榎「なあ!?」

京太郎「いいだろう、受けて立つ!」

洋榎「ちょ、おま!?」

京太郎「大丈夫、勝てばいいんです」

京太郎「それに彼女を賭けての決闘は、リア充にとっては避けられないイベントの一つですからね!」

洋榎「せやろか……」
125 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 04:24:52.64 ID:iSMP56LLo

京太郎「それに――」

ザッ

絹恵「お姉ちゃん!」

絹恵「聞いたで……!」

絹恵「バスケで勝ったらそのどうしようもないモブみたいな顔の男と別れるんやて!?」

洋榎「えー……うーん」

京太郎「ああ、間違いない」

京太郎「ただし、俺達が勝ったら、今後はもう口出ししないでもらおうか!」

絹恵「……面白いやんか」

絹恵「このキャッチングでリバウンドを制することでバスケットを制し、そんでもってお姉ちゃんも制したるっ!」

京太郎「くっくっく……」

京太郎「これで飛び跳ねてバインバイン揺れるおもちが見られますね!」

洋榎「いや『見られますね!』言われても」
126 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 04:28:16.32 ID:iSMP56LLo

漫「すんません〜、おまたせです」

恭子「ああ、ええでええで」

恭子「こっちも今スマホでバスケ出来るようなコート探しとったとこやし」

京太郎「……これで高身長のおっぱいと低身長のおっぱいも揃いましたね!」

洋榎「いや知らんがな」

洋榎「彼女に無いものを外に求めるにも限度ってもんがあるからな?」

恭子「そうやそうや」

恭子「それに、漫ちゃんを試合に出すんは、アンタのような奴に見せるためちゃうで」

絹恵「……」

絹恵(自分が見るためやろなあ……)


127 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 04:59:23.54 ID:iSMP56LLo

恭子「それで」

恭子「ちゃんと誘ってきたんやろな」

漫「ええ、勿論です」

豊音「やっほー」

京太郎「ッ!?」

豊音「なんかバスケやるっていうから、きたよー」

洋榎「う、うおお……いきなりマジの所連れてきおったな……」

京太郎「向こうめちゃくちゃマジで勝ちを拾いにきてますね……」

胡桃「まあ、バスケやるなら豊音は欲しいよね」

白望「だる……」

京太郎「あ、ダンボーラーズもついてきたんだ……」

胡桃「暇だしねっ」

豊音「うん、それに――」

純「よぉ」

純「バスケするんだって?」

純「楽しそうだな、入れてくれよ」

恭子「もっちろん、大歓迎やでぇ」 ニタリ

京太郎「ぐっ……のっぽツートップを……」

洋榎「これホンマに大丈夫なんやろな……」
128 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 05:08:50.88 ID:iSMP56LLo

胡桃「暇だし、私もやろうかなあ」

恭子「それなら、そっちのチームに入れてもらい」

恭子「私はこっちの監督やる予定やけど、もう一人、まだ来とらんけどチームに内定しとる子おるから……」

胡桃「そっか。その子と純と豊音と眼鏡ちゃんと油性ちゃんで5人か」

漫「ゆ、油性ちゃん……」

胡桃「じゃあ、混ぜて」

洋榎「え、あー」

洋榎「……ええか、良い子は寝る時間や、ババンババンバンバン歯ぁ磨けよ。そんで寝ろ」

胡桃「うるさいそこ」

胡桃「どうせ決定権を持ってるのはそっちの彼でしょ」

京太郎「ほほう、なかなかお目が高い」

胡桃「私もバスケしていい?」

京太郎「うーん」

京太郎(この身長、明らかに不利になるけど……)

京太郎(逆にチームメイトに穴がいるのに勝利するとめちゃ格好いいし、好感度ウナギ登りだよな)

京太郎(そにこれだけ小さければ競り合いにはいかせられないし、逆にリバウンドとかで競り合うのは自然と俺になる)

京太郎(つまりたくさん密着できるし、揺れるおもちも観察し放題ッ)

京太郎「採用」

胡桃「わーい」

洋榎「なんで!?」
129 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 05:16:08.32 ID:iSMP56LLo

京太郎「当チームはやる気を重視、身体能力は問いません」

京太郎「やる気さえあれば君も即戦力!」

胡桃「若いパワーですぐさま管理職になれるやつだ」

洋榎「単なる地雷求人やないか!」

とぉるるるるん

とぉるるるるん

ピッ

恭子「あ、由子か?」

恭子「今どこおんねん」

京太郎「あ、やっぱり五人目は真瀬先輩――」

恭子「はあ? バスケに興味を示さへん?」

恭子「想定内と言えば想定内や。しゃーない、こっちが勝ったときにどうなるのか、伝えたってや」

京太郎「お……?」

洋榎「あの口ぶり、ゆーこやないっぽいな……」

恭子「……大丈夫、伝えた方が皆のためや」

恭子「そう。そう。だって、絶対必要になるやつやで」

恭子「宮永咲っちゅーバケモンの持つ力は」

京太郎「――!?」

洋榎「きょ、恭子のやつ、あの女を使う気なんか!?」

京太郎「し、死人が出るぞっ!」

洋榎「ぐっ……本気や……本気でウチラを叩き潰しにきとるっ!」
130 :寝ます  ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/03(日) 05:30:10.53 ID:iSMP56LLo

洋榎(こ、これまずいんとちゃうか?)

洋榎(贔屓採用のスズはともかくとして、あののっぽコンビの高さは侮れへん)

洋榎(絹もキャッチングの腕ではサッカー界隈じゃそれなりに名が通っとった)

洋榎(そこに加えてあの回転キチガイが混ざるやと? 冗談やないで)

胡桃「塞もやろーよー」

塞「いや私は……だるがるシロのおもりとかあるし……」

胡桃「えー」

洋榎(あのチビは一度受け入れてしまった以上しゃーない)

洋榎(残り2枠や、そこを慎重にならなあかん)

胡桃「でも防塞やくに立つじゃん」

洋榎「……お話中悪いけど、誰誘うかの決定権持ってるのはさっき自分で言うたようにこいつや」

京太郎「どーも、“こいつ”です」

洋榎「残りの2人、どうするのか、もう決まったか?」

京太郎「ええ」

京太郎「チームメンバーは、俺、洋榎さん、胡桃さん、>>131>>132で考えてます」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 07:40:00.59 ID:q4hqjUBQO
緑間
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 07:40:24.48 ID:dyhDZl1qO
アンチョビ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 10:53:56.39 ID:T1sBUAae0
おおまだ続いてる。感動
昔の話だいぶ忘れちゃってるし復習用に過去ログまとめみたいなのってどっかにあるかな
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 15:02:40.85 ID:+/G0P3fiO
>>1にあるwikiで見られるはず
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 18:38:28.09 ID:5cfADvpso
復活してたのか
藤浪を見る度にこのスレを思い出していたわ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 18:59:17.97 ID:QHP3m65LO
藤浪見るたびに思い出すスレ、早々ないけどわからんでもない
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 02:32:38.33 ID:puMj/FhKO
藤浪がNPBから居なくなるのが先か、このスレが終わるのが先か
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 13:03:55.16 ID:9cTFprZG0
続いてるんじゃなくて再開か
どうりで本場数伸びてないわけだ
139 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 01:06:37.79 ID:JrPLMlWxo
投下します(人おるかな)
140 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 01:11:44.12 ID:JrPLMlWxo

京太郎「残りはそこらへんにいる人を勧誘します」

洋榎「なんやと!?」

京太郎「正直最長2人を抑えられた時点で、もう清澄から誰呼んできても勝てません」

洋榎「猿野は?」

京太郎「あんなの相手の頭にダンク決めて退場するのが目に見えてるでしょ」

京太郎「姉帯さんをダンクで退場させれば有利になるでしょうけど、心痛みますし……」

洋榎「……確かに」

京太郎「てなわけで、待っててください!」 ダッ

洋榎「あ……行ってもーた」

恭子「逃げたんじゃないですよね……」

洋榎「そ、そんなわけないやろ!」

洋榎「ガースーはどんなときでも男らしく、絶対に逃げない男や!」

恭子「……」

恭子(そうかあ?)

141 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 01:27:27.74 ID:JrPLMlWxo

京太郎「すごい助っ人を連れてきたよ」

洋榎「凄い助っ人?」

京太郎「鉄板ナポリタンの専門家、ペパロニ」

ペパロニ「よっす、どうも」

京太郎「ピッツァの専門家、安斎」

アンチョビ「アンチョビだ!」

京太郎「クソレズの専門家、カルパッチョ」

カルパッチョ「たかちゃん」

洋榎「人数超えとるーーーーー!!」 ガビーン

ペパロニ「大丈夫、今日はドゥーチェの応援っすから」

恭子「ドゥーチェ……総統って意味やったな」

アンチョビ「ああ!」

アンチョビ「私達は戦車道をやっているんだが……どうやら皆野球以外はてんで興味がないらしくてなあ」

アンチョビ「有望そうな野球選手に、掛け持ちでやってみないか進めるためにやってきたんだ!」

ペパロニ「甲子園周辺だと、屋台も飛ぶように売れるっすもんねえ〜」

アンチョビ「そんなわけで、なんかバスケで勝ったら龍門渕グループがスポンサーになって色々宣伝してくれると聞いてな」

純「おいおい」

塞「何勝手に……」

京太郎「え? 勝てばいいだけなのに、苦言呈するんですか???」

京太郎「勝てばいいだけなのに????」

京太郎「万が一負けても、軽く宣伝に協力するだけで、大金出せとも言ってないのに???」

アンチョビ「こう、軽く宣伝して、屋台のフード買ってくれるだけでいいからさ! なっ!」

純「しょうがねえなあ!」

純「そこまで喧嘩売られてスルーするわけにもいかねえもんな!」

胡桃「わあ、男らしい」

純「オレは女だっつーの!」
142 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 01:38:47.95 ID:JrPLMlWxo

洋榎「ほんで、他のメンバーは……」

京太郎「洋榎さん」

京太郎「黒子のバスケって知ってますか?」

洋榎「ああ、バスケットの漫画やろ?」

洋榎「結構周りに読んどるヤツおったわ」

京太郎「そう、漫画です。猿野と話が通じる程度に有名な漫画です」

京太郎「いわば非実在の存在です」

京太郎「しかしもし実現していたら、誰が最強だと思いますか?」

洋榎「そら、優勝した黒か、ラスボスの赤なんちゃうか?」

京太郎「否!」

京太郎「自軍ゴールからでも3Pを決められる緑間こそ最強!」

京太郎「仮に黒や赤、青の力でゴールされても、再開速3Pで負けることはないんですよ!」

恭子「せやから何やねん」

京太郎「そんなわけで、緑間くんを用意しました」

恭子「は???」

京太郎「最強バスケットプレイヤー緑間真太郎をモデルに作られた最強バスケットロボット!」

京太郎「名付けて、緑マシーン太郎くんです!!」

マシン太郎「今日ノ らっきーあいてむハ 脅迫状」 ピピピピピ

洋榎「なんかおかしなロボット出たーーーーーっ」 ズガビーン
143 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:02:55.39 ID:JrPLMlWxo

京太郎「運勢も占ってくれるし、完全に緑間真太郎くんと同じですよ」

マシン太郎「俺ノ 占イハ 三割 アタル」

恭子「別に占い師じゃなかったやろ緑間真太郎」

京太郎「それに、なんとブルートゥースで車載スピーカーにも繋げるらしいですよ」

恭子「その機能いる?」

洋榎「……」

洋榎(ちょっと使ってみたい……)

京太郎「さらにブルートゥース通信で無断で飛ばした通信衛星にアクセスし、レーザービームを撃つことが……」

恭子「危ないわ!! 捨ててこい緑間真太郎!!!」
144 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:06:43.97 ID:JrPLMlWxo

ペパロニ「まだ始めないんっすか?」

アンチョビ「あんまり時間がかかると、屋台営業に差し支えるんだが……」

カルパッチョ「どうせなら、そこのコートで大々的にやりましょう」

ペパロニ「いいっすねー、屋台の宣伝にもなるし!」

洋榎「な、なあ、どんどん規模デカなってない?」

恭子「……」

恭子「まあいいでしょう」

恭子「問題さえ起こさなければいいですし、なにより目撃者が多ければ逃げられることもない」

恭子「……あんなダメな男とは別れさせてあげますよ」

洋榎「うーん、あいつ、ええとこいっぱいあるねんけどなあ……」

洋榎「なあ、スズ」

漫「死ぬほど返答しづらい振り勘弁してもらってええですか」
145 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:26:02.24 ID:JrPLMlWxo

京太郎「ゲストもこう言ってますし、始めていいですか?」

京太郎「来るかも分からない咲を待ってて試合が遅くなり明日に差し支えると困るでしょう?」

恭子「……ええやろう」

恭子「その代わり、選手交代はありにしてもらうで」

京太郎「わかりました」

京太郎「それじゃあ、プレイボールです!!」



        洋榎との交際権利争奪!バスケットボール対決!

 チーム洋榎とチュッチュし隊   VS   おどれら絶対別れさせたる義勇軍

     PG:安斎千代美                 PG:末原恭子
    SG:緑マシーン太郎                SG:上重漫
     SF:愛宕洋榎                   SF:井上純
     PF:須賀京太郎                 PF:姉帯豊音
      C:鹿倉胡桃                    C:愛宕絹恵



洋榎「チーム名もっとどうにかならんかった?」
146 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:33:02.00 ID:JrPLMlWxo

京太郎「さてと……」

京太郎(ほんとはポイントガードで格好いいとこ見せたいところだったけど……)

京太郎(安斎さんが指示出したり得意だって言うからな)

京太郎(予想通り身長の高い姉帯さんとキャッチング最強の妹さんはインサイド)

京太郎(狙うならインサイドで肘を張っての自己バストタッチ!!) クワッ

恭子(……)

恭子(センターに一番小さい鹿倉やと?)

恭子(ナメたことしとるの、後悔させたるわ) ヒュッ

漫(あ、井上さんにパス出した……)

漫(まあ、ここでこっちに贔屓パスされても困るし……)

恭子(漫ちゃんは不発の可能性も高い)

恭子(悪いがマジで勝ちに行くで!)

147 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:48:54.24 ID:JrPLMlWxo

純「っしゃ、ガンガン攻め――」

京太郎「マシン太郎さん!!」

マシン太郎「……」 ボシュウウウウン

純「あいたーーーーーっ!!」 ドガン

京太郎「はーーーーっはっはっは!」

京太郎「緑マシーン太郎は、そのニトロエンジンにより高速タックルが出来るのだッ」

恭子「ふぁ、ファールやないか!!」

京太郎「はあ〜?」

京太郎「笛は鳴りましたかあ〜?」

恭子「んなっ……!」

京太郎「くっくっく……鳴ってませんよねえ?」

京太郎「何せこの試合に審判はいないんだからなあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

アンチョビ「あ、悪魔かアイツは……」 ドンビキ
148 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:52:21.80 ID:JrPLMlWxo

京太郎(悪いが俺も勝ちにいくッ)

京太郎(咲が来て末原先輩が審判に回ると厄介ッ)

京太郎(更にギャラリーが増えてもこちらに批判的になられたら困る)

京太郎(ギャラリーの少ないうちに、無法で点差をつけさせてもらうぜ!)

京太郎「マシン太郎さん!」

マシン太郎「すりーぽいんと」 シュボッ

バシュッ

京太郎「はーーーーっはっはっは!」

京太郎「オールレンジスリーポイントってすげえーーーーーーーーーーー!!」

京太郎(リバウンドでのπタッチを狙うなら終盤でいいッ)

京太郎(今はセーフティリードを作り上げるんだッ!)

149 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 02:55:24.97 ID:JrPLMlWxo

塞「……さっきまでは審判じゃなかったから口出ししても有耶無耶にされると思って黙ってたけど……」

塞「さすがにアレだし、審判やるわ」

アンチョビ「あ、ああ」

アンチョビ「怪我とか大丈夫か?」

純「ってー……いや大丈夫だけどよお……」

恭子「ほんま助かるわ」

京太郎「大歓迎ですよ、末原先輩と違って中立な審判の登場はねえ」

恭子「あ?」 カチン

京太郎(くっくっく……要は先手さえ取れればそれでいい)

京太郎(あとは相手の攻撃を防いでマシン太郎で攻撃)

京太郎(失点しても、超至近距離でマシン太郎にパスを出すだけだ!)

京太郎(未来永劫、追いつかれることはないッ!)
150 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 03:08:31.66 ID:JrPLMlWxo

恭子(くそっ、なんやねんあのロボットは!)

恭子(こっちが高さを活かして点を入れても離されていくッ)

恭子(豊音の先負も“点差”じゃ使えへんし……)

恭子(跳躍や高さはあっても、スリーポイントはなかなか決まらへん)

恭子(そのうえ向こうのスリーポイントは――)

純「クソッ、させるかよお!」

豊音「先に動いたら負けるんだよー!」

アンチョビ「ダブルチーム!?」

京太郎「いや――それをするのは、もう遅いッ」

ドジュウウウウ

純「あっちい!」

塞「!?」

マシン太郎「すりーぽいんと」 バシュッ

ボスッ

恭子「なっ、審判、あれは何かファールなんとちゃうんかい!?」

塞「お、おかしいな……接触は何も……」

京太郎「くっくっく……マシン太郎は機械」

京太郎「これだけフルパワーで稼働してたら熱を発するんですよ!」

京太郎「これで触れることは勿論近づくことすら出来ない!」

京太郎「俺達の勝ちだァ!!」
151 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 03:14:35.87 ID:JrPLMlWxo

 チーム洋榎とチュッチュし隊 51 ― 39   おどれら絶対別れさせたる義勇軍



恭子「あかん、どんどん離される……!」

純「くそっ、止めらんねえ!」

京太郎「いえーーーーい!」  ハイターッチ

洋榎「はっはっは、なんやかんやで楽しくなってきたわ」 ハイターッチ

胡桃「ゴール下も結構やることあって楽しいしね!」 ハイターッチ

京太郎「そうそう、向こうのシュートのリバウンドでだけだけどな!」 ハイターッチ

恭子「くっ……」

アンチョビ「怪我には気をつけてくれよー?」 ハイターッチ

京太郎「モッチロンですよ!」 ハイターッチ

マシン太郎「圧勝ナノダヨ」 ハイターッチ

京太郎「あっづああああああああああああああああああああああ」 ドジュウウウウ
152 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 03:20:19.57 ID:JrPLMlWxo

アンチョビ「お、おい大丈夫か!?」

京太郎「う、うう……」

京太郎(後遺症になるほどじゃないけど……)

京太郎(無理して出ておく必要もないし、すでに姉帯さんと妹さんのおもちはさんざん肘で突付いた……)

京太郎(おかげで妹さんや末原さんがゴミを見るような目をしてるが、それはそれとして……)

京太郎(大事を取って、一旦下がっておこうか……)

京太郎(どうせマシン太郎がいれば負けることはないしな)

京太郎(相手も粘り始めてるけど、結果としてこっちのスリーポイント機会が減ってるが向こうも点は入ってない)

京太郎(おかげで思ったより差が広がってないように見えるが、実際は詰み状態だ)

京太郎(このまま第三クオーターも第四クオーターも乗り切ってやる)

京太郎(第三クオーターで姉帯さんと妹さんのおもちを思い出してトイレにいって、第四クオーターから戻ってもいいしな!)

京太郎「ちょっと手を冷やして来たいし、選手交代!」

恭子「なんやと?」

京太郎「選手交代を認めさせたのはそっちですよ???」

京太郎「まさか選手交代はそちらだけ、なんてアンフェアなこと言いませんよね???」

恭子「くっ……」

洋榎「つっても、誰と変わるねん」

京太郎「それは、>>154
153 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/14(木) 03:20:55.62 ID:JrPLMlWxo
時間が時間だし、人いなさそうだし寝ます
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 07:54:07.33 ID:1uTcEyygO
赤司
155 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/20(水) 03:26:26.78 ID:EkS1B79Ao
眠れないので少しだけやります(明日早いから寝落ちたら申し訳ない)
156 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/20(水) 03:36:34.89 ID:EkS1B79Ao

京太郎「赤司さんです」

漫「また漫画のキャラですね」

恭子「また狂ったロボット持ってくるんやないやろな……」

京太郎「失礼な!」

京太郎「こちら、わざわざ北方の片田舎から来てくださった赤司(アカ・ツカサ)さんです」

司「熊肉最高」

漫「名前が同じだけで全然別の人来ちゃったーーーー!?」 ガビーン

京太郎「失礼な、確かに赤さんはバスケに関しちゃ黒バスの赤司の足元にも及ばないかもしれない」

京太郎「だが、黒バスの赤司よりも凄いところだってあるんだぞ!」

司「逆らったから親を殺した」

京太郎「仮釈放中だそうです」

恭子「元いた場所に返してこい」
157 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/20(水) 04:00:28.68 ID:EkS1B79Ao

恭子「くそっ、何もかもが異質なヤツ連れてきおってからに!」

純「いや、さすがに遊びのバスケでアレとマッチアップするのは無理だって」

豊音「ちょーこわいよー」

漫「目がイッちゃってますよ」

恭子「まあ、そんなリスクは犯せんか……」

恭子「まあええ」

恭子「どうせ相手は攻撃を機械にやらせるつもりや」

恭子「アイツに攻め込まれる心配はない」

恭子「となれば、あいつの守備エリアに攻め込まなければ関わらんで済む」

漫「て、敵チーム、こちらの策を読んでいるのか、赤司のパチもん除く全員が片面に集中してます!」

恭子「くっ……」

恭子(しかし弱点だからといって不用意に攻め込み一生後悔する結果を万が一にも生むわけには……)

恭子「くそっ、意外と策士やないか!」
158 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/20(水) 04:30:14.05 ID:EkS1B79Ao

マシーン太郎「ピピ・・・ガガ・・・」

恭子「ん?」

洋榎「お、おい……?」

マシーン太郎「ERROR……ERROR……」 ビーッビーッ

京太郎「げえーっ、しまった!」

京太郎「高度な電子頭脳を使っている緑マシーン太郎は、30分以上戦うと、回路がショートしてしまうんだーっ!」

洋榎「なんやて!?」

京太郎「くそっ、OSをMeから変えておいたのに、やはりこの弱点ばかりはどうにもならなかったか!!」

洋榎「ど、どないするねん!」

京太郎「と、とりあえず選手交代をしましょう!」

京太郎「赤司さんがいる限り、向こうはこのラインを攻められませんし、守りきれたら勝ちですから!」

京太郎「攻撃キチガイモンスターを失うのは惜しいが、仕方ないですからね」

マシーン太郎「コーホー」
159 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/20(水) 04:33:36.38 ID:EkS1B79Ao

京太郎「まあ、誰と変わっても試合展開に変わりはないだろうし、適当に……」

ブワッ

京太郎「ッ!」 ブワッ

洋榎「〜〜〜〜!!」 ゾゾゾゾゾ

マシーン太郎「ピピピピピピ」

ボゴーーーーン

京太郎「うわあああああああああああ」

京太郎「……って、夢から覚めない……?」

洋榎「何アホなこと言うとるねん!」

洋榎「フリーザ軍のスカウターばりに景気良く吹き飛んだで!?」

京太郎「で、でも、一体何故――――」

咲「…………」
160 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/09/20(水) 04:36:42.88 ID:EkS1B79Ao

恭子「おお!来てくれたんか!」

咲「ええ……」 チラ

咲「何だか凄いことになってるそうですから」 ゴッ

京太郎「――――――っ!」

京太郎(くっ……なんだこの圧倒的なまでの“圧”は……)

京太郎(弱い交代要員を出したら狩られそうだ……)

京太郎(ここは……)

京太郎「せ、選手交代!」

京太郎「>>161!!」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 06:36:00.80 ID:sMLj56xJo
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 15:29:07.18 ID:Tks8wUSU0
俺?
163 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 00:40:46.92 ID:xXXHngPao
名選手次々引退してとてもつらい
投下します
164 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 00:45:41.43 ID:xXXHngPao

京太郎「代打俺!」

咲「京ちゃん……」

京太郎「咲……」

京太郎「お前は運動が苦手だったよな……」

洋榎(ウソやろ……)

恭子(気のせいやろそれ……)

京太郎「悪いが、俺の幸せのために――」

京太郎「相手が誰であろうと、手は抜かねえぜ!」

咲「……うん」

咲「私も、それは同じだから」

洋榎「……!」 ブワッ

洋榎(何やこのプレッシャー……!)

咲「一緒に楽しもうよ」
165 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 00:49:23.49 ID:xXXHngPao

恭子「……バスケの経験は?」

咲「絶無です」

咲「でも、バスケ漫画なら結構読んでました」

咲「ふぁいとの暁とか」

恭子「……」

恭子(全然知らんやつや……)

咲「あ、知らないですか?」

咲「じゃあ、ジャンプでやってた――」

恭子「ああ、黒子ならさすがに分か……」

咲「フープメンとか」

恭子「らんわ。それは知らんわ」

咲「そうですか……」 シュン

京太郎「はっはっは、遊んでる間に決めてやる!」 ダムダム

純「うわっ、きったねえ!」

京太郎「試合中にコントを始める方がわるーい!」 シュッ
166 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 01:37:53.04 ID:xXXHngPao

バインッ

京太郎「ゲエーッ!」

咲「京ちゃんここで外す?」

豊音「ていっ!」

洋榎「くそっ、やっぱりリバウンドじゃこっちが圧倒的に不利や!」 ダダッ

京太郎「戻れ!」 ダダッ

咲「……姉帯先輩」

咲「パスもらえますか?」

豊音「?」

豊音「いいよー」 パスッ

咲「……バスケ漫画なら、黒子のバスケも当然読んでますよ」 キュフフ

咲「えーっと、こうすると、強いんですよね」 シュッ

京太郎「なっ!?」

洋榎「まさかアイツ、自軍のゴール下から――!?」

咲「見よう見まねだったけど……意外と上手く行ったかな」

バスッ

京太郎「ゲエーッ! マシン太郎と同じ超ロングスリーポイントッ!」

洋榎「くそっ、卑怯やぞ!」

恭子「どの口が」
167 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 02:25:22.86 ID:xXXHngPao

京太郎「先生お願いします!」 シュッ

司「逆らうなら親でも殺す」

恭子「うげっ、あいつとうとう攻撃でも使いやがった」

司「……」 ズンズン

恭子「ぐおお、ドリブルすらせず堂々と歩いとる……!」

純「あまりのヤバさに観客含め誰もトラベリングを指摘出来ないからってやりたい放題を――」

咲「それ、ルール上反則ですよ」

恭子「!」

豊音「わわっ、突っ込んだよー!?」

司「あ? 逆らうなら親でも殺すぞ?」

漫「ちょ、こんなとこで怪我するわけにはいきませんし、大人しくここは見て見ぬふりを――」 コソッ

咲「本当に“ヤバイ”人物は……『ぶっ殺す』と心の中で思ったら、その時スデに行動を終えているもの……」

咲「殺す殺す言って威圧するだけのファッション狂人に負けるつもりはありません」

京太郎「咲……」

京太郎(昔はあんなに気弱だったのに、いつの間にかしっかりと意見を言えるようになって……)

京太郎「って、感慨深くなってる場合じゃねえ!」

京太郎「よせ咲、下手に突っかかるとそいつは――」

司「殺す!」

純「やべえ、ナイフだ!」

漫「もうバスケットのルールでもなんでもない!」

咲「……」

司「死ねよやあああああ!」

ドスッ
168 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 02:27:39.41 ID:xXXHngPao

司「ぐ、ぐえ……」

豊音「ふえ……?」

胡桃「何で自分を刺して……」

咲「……」

京太郎「回転のエネルギー……か……?」

咲「命に別状はないはずです」

咲「警察と救急車を呼びましょう」

京太郎「あ、ああ……そうだな……」

咲「……」

咲「どうする、京ちゃん?」

京太郎「え?」

咲「私としては、まだ京ちゃんと、バスケを一緒に楽しみたいなあって、思うけど……」
169 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/10/06(金) 02:30:13.71 ID:xXXHngPao

京太郎「……」

京太郎(どうする……)

京太郎(点差はデカイ)

京太郎(咲を止められないとしても、上手く時間を稼げば勝機はまだまだある)

京太郎(だが……咲の回転の力を見くびって大丈夫か……?)

京太郎(今なら勝負を有耶無耶にもできそうだけど……)


どうする? >>170
A:勝負を続行する
B:救急車や警察を呼ぶ必要があるし、勝負はおあずけだ
C:返事をする前に野次馬やらでごたつき始め、結果として有耶無耶になってしまう
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 03:06:31.18 ID:cdpCCgjYo
バスケとか全部ほっといて透華さんにプロポーズしに行こう
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/06(金) 17:43:40.59 ID:+bR3WJV5O
ツマンネ
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 18:54:12.01 ID:1cGH47hd0
B
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 18:53:29.57 ID:hnyuz3z7O
はよ終われ
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 17:39:50.83 ID:XBygamr00
保守
175 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/09(木) 01:52:45.10 ID:HkvyKonlo
ソフトバンクおめでとうございます
正直あそこからワンチャンスあると思わせたベイスも凄かった
ちょろっと投下します
176 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/09(木) 01:56:02.47 ID:HkvyKonlo

京太郎「救急車や警察を呼ぶ必要があるし、勝負はおあずけだ」

恭子「……ちっ」

恭子「まあ、こうなってもーたら、しゃーないやろな」

純「あんまり警察に拘束されてもアレだろうし、しょうがねえな」

胡桃「清澄の皆は帰ってていいよ」

咲「え?」

胡桃「こんなことで時間をとられて負けました、なんてことされても困るしね」

京太郎「すまない皆……」

京太郎「やっぱり龍門渕高校は最高だぜ……」

京太郎「皆のためにも、透華さんにプロポーズしに行ってくる!」

咲「…………」

咲「なんで!?」
177 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/09(木) 03:33:04.07 ID:HkvyKonlo

京太郎「何せお前、逆玉だからな!」 キリッ

漫「なんという清々しいまでのクズ……」

洋榎「……」

洋榎「う、うちかて、それなりーに裕福な方の家庭やで?」

恭子「いや対抗せんでええですって」

咲「……馬鹿なこと言ってないで、ホテルに戻るよ」

京太郎「な、なんだ咲、顔が怖いぞ」

咲「油断するとすぐ変なことするんだから……」

咲「今日はもうホテルから出してあげないんだから」 ゴゴゴゴゴ

恭子「ああ、それは賛成やな……」

恭子「このアホには監視が必要やわ」

京太郎「え、ええ〜……」
178 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/09(木) 03:37:50.12 ID:HkvyKonlo

<その頃の晩成宿舎>

良子「そういえば、次当たる清澄の連中がなんかバスケで遊んでたけど」

初瀬「……?????」

やえ「ふむ……なるほどな」

初瀬「小走先輩……?」

やえ「この土壇場、下手に焦ってオーバーワークをしてしまい調子を崩すのは最悪」

やえ「さりとて休むだけで落ち着ける球児なんているはずがない……」

やえ「そこで普段の練習と異なるバスケを取り入れることで、メリハリをつけると共に肉体の一部にピンポイントのオーバーワークが発生することを避ける……」

やえ「過度な負担をかけず体を動かせるバスケを、練習の締めに取り入れたというところか」

初瀬「なるほど……」

初瀬「正直あんまりよくわかってませんが、なんだか凄い気がしてきました」

やえ「ふっ……初瀬よ」

やえ「清澄高校は強敵だ、私達も負けていられないな!」

初瀬「はいっ!」

初瀬「相手がどれだけ真剣に、かつ独創的な特訓を重ねているとしても、勝つのは私達晩成高校です!!」

やえ「うむ、よく言った!」
179 :寝ます  ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/09(木) 03:40:15.19 ID:HkvyKonlo

<清澄宿舎>

京太郎「くっそー、バスケで遊ぶのも中断させられるし、プロポーズもできないし……」

京太郎「何より、咲達が近くをウロウロしているせいで、覗きにもいけない……」

京太郎「幸い猿野は優希達と遊びに出てるから、部屋は静かでいい感じだけど……」

京太郎「はあ……」

京太郎「仕方ない、今日はゆっくり寝て体を休めるか」

京太郎「明日は二回戦前最後のまるっと一日空いてる日」

京太郎「有効活用するためにも、今から計画を立てておくか」

京太郎「明日は何をしようかなあ」

どうする? >>180
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 05:19:47.15 ID:DPquQCYHo
投手組と配球について話し合おうか
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 06:34:10.47 ID:3t5IG1yqo
更新来てたのか!嬉しい!
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 13:33:17.38 ID:tZC/TFyP0
復活してたんか!って8月からじゃん知らなかったわ
ここまで追い付くのにちょい時間かかる…
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 19:21:16.10 ID:RgnsYg3y0
イッチさんの洋榎と胡桃の組み合わせがまた見れるの嬉しい
洋榎との交際権利争奪戦には、是非 ちゃちゃのんも参加して欲しかった
184 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/21(火) 03:34:39.10 ID:P+SncYpio
時間が時間なので安価出したら終わりになりそうですがちょろっとでも
185 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/21(火) 03:43:21.84 ID:P+SncYpio

【8月15日(火)】

京太郎「と、いうわけで」

京太郎「今日はちょっと皆さんに配球について論じ合ってもらいたいと思います」

恭子「……」

京太郎「はいそこ無言で『ハァ?』みたいな意思表明しない」

数絵「貴重な最後の休日を潰されると、ゲームが出来ずに困るんだが……」

京太郎「はいそこ声に出さないっていうか何遊ぼうとしてるんだ」

数絵「何を言う」

数絵「メリハリや緩急は投手にも戦う者にも必要なテクニックだぞ!」 クワッ

京太郎「ちょっと正論っぽいのがムカつくな……」

恭子「そればかりは同意やな……」

豊音「ま、まーまー」

豊音「私はずーっとぼっちで色々研究したりだったし、皆でこうしてワイワイやるのは楽しいよー」

恭子「……」

ちゃちゃのん「……それはちょっと分かるなあ」

ちゃちゃのん「ちゃちゃのんもアイドル活動の傍らで一人理論書読んだりビデオ研究すること多かったし……」

ちゃちゃのん「皆でやるって、楽しいけぇ」

恭子「……はー、分かった、分かりましたわ」

恭子「ここは友達おらん二人に免じて付き合ったる」

京太郎「わぁおスーパーストレート」

洋榎「すまんな、大阪人ってこういうとこあんねん」

京太郎「大阪の人に怒られますよ」
186 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/21(火) 03:51:40.19 ID:P+SncYpio

京太郎「ほらほら、朝から美味しいパスタを食べられますし」

京太郎「ちなみに提供はアンツィオ高校の方々です」

洋榎「色々巻き込んだお詫びっちゅーやつやな」 チュルチュル

恭子「ようこんなに買うお金あったな……」

京太郎「それが信じられない程安かったんですよ」

恭子「……いくら?」

京太郎「大体こんなもんっす」 レシートピラー

恭子「……!」

恭子「……」 パシャコーン

恭子「値段は写メったし忘れんうちに名前もメモっとこ、アンツィオ高校やったな」

恭子「……ホームページは……」 カタカタ

京太郎「始める前から脱線しそうなんですけど」

洋榎「すまんな、大阪人ってこういうとこあんねん」

京太郎「大阪の人に怒られた方がいいですよ」
187 : ◆OSaKadAteQ [saga]:2017/11/21(火) 04:14:45.31 ID:P+SncYpio

豊音「わー、ピザもあるよー」

ちゃちゃのん「あつあつでトロトロじゃあ〜」

京太郎「……」 ピローン

洋榎「なんで今写メったん?」

京太郎「いやあ、チーズを口から垂らす可愛らしい姿を思い出の一枚にって……」

洋榎「何でそんな興奮しとんねん」

京太郎「すみません、大阪人ってこういうとこあるんですよ」

洋榎「なんでや! 大阪関係ないやろ!」

数絵「遊んでないで本題入った方がよくないか?」

優希「うわ、まさかのまともな発言……」

数絵「早く終わらせて、昨日のリベンジをしたいからな」

ちゃちゃのん「そういえば、二人は猿野君と三人でようゲームしとるんやっけ」

数絵「たまに穏乃や憧も混ざるぞ」

優希「昨日はみんなでたまごっちワールドを3回やったじぇ」

恭子(なんでそんなクソゲーを……)

ちゃちゃのん「へー。なんか知らんけど面白そうじゃなー」

豊音「だねー」

恭子(やめとけって言いたいけど、あの二人友達おらんからボードゲームやったことないんやろうなあと思うと……)

優希「あ、じゃあ今夜ちょっとやるか?」

豊音「!」

ちゃちゃのん「!」

数絵「明日に響かない程度だがな」

ちゃちゃのん「も、も、もちろんじゃ!」 パァァァァ

豊音「うん、ちょー楽しみだよー」 ニコニコ

恭子(やさしいせかい)
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