提督「今も昔も変わらないよ」瑞鶴「そうだね」

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1 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/10(木) 23:54:54.31 ID:BfU0eA610
ゆっくり気ままにしたいです

瑞鶴が一応メインっぽい??

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502376894
2 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:05:18.80 ID:E0A251t30

新米提督「これからよろしくお願いします!!」

元帥「あぁ…期待しているよ。ところで君は艦娘をどう思う?」

新米提督「え…艦娘ですか……深海棲艦への唯一の対抗手段でしょうか…?」

元帥「彼女達は人間だと思うかい?」

新米提督「いえ…人間というよりは兵器かと…」

元帥「そうか…分かった。下がっていいよ」

新米提督「は、はい。失礼しました!」
3 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:05:55.16 ID:E0A251t30

ややこしいですがメイン提督はこの元帥です
4 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:10:13.70 ID:E0A251t30
元帥「ふぅ…また違ったか…」

瑞鶴「どうしたの提督さん?」

元帥「瑞鶴…元帥だ」

瑞鶴「え〜…提督さんは提督さんじゃん。今更呼び方変えられないってば」

元帥「それもそうだが…少しは威厳ってものを…」

瑞鶴「提督さんに威厳なんてあるの??」

元帥「…おい。それは少し言い過ぎじゃない?」

瑞鶴「本当の事でしょ?元帥になっても提督さんは変わらないよ」
5 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:19:24.34 ID:E0A251t30
そこでふと瑞鶴はカレンダーを見つめた。

瑞鶴「もう少しだね。記念日」

元帥「…ん?あぁ、もうすぐか。早いもんだな」

瑞鶴「今年はどうするの?また2人でどこかに行く?」

元帥「それは難しそうだな…もうすぐ大型作戦を行う予定だからな」

瑞鶴「そっか…また戦いか〜…」

元帥「…すまんな瑞鶴」

瑞鶴「大丈夫だよ。元帥なんだから記念日よりも今は大型作戦に集中しなくちゃね」

元帥「あぁ。ありがとう」

瑞鶴「今回は提督さんが総指揮をとるの?」

元帥「いや…今回は中将提督に任せてある。私は彼の案を可決するかどうかを決めるだけだ」

瑞鶴「げ…中将提督か…私あの人苦手なんだよね。いかにも俺が絶対って感じがするし」

元帥「だが実績はあるからね…」


6 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:36:47.37 ID:E0A251t30
コンコン…

「失礼します。吹雪です」

元帥「…入っていいぞ」

吹雪「失礼します…あ、瑞鶴さん。こんにちは」

瑞鶴「あれ…最近大本営に来た艦娘がいるって聞いたけど吹雪型だったんだ」

吹雪「はい!よろしくお願いします」

瑞鶴「よろしくね」

元帥「で、どうした吹雪?」

吹雪「あ!中将提督から通信が入って来まして、決行は1週間後にするとのことです」

元帥「そうか…了承したと伝えておいてくれ」

瑞鶴「提督さん…もうお昼だけど一緒に食べよ?」

元帥「おぉ…もう昼か。そうだな後で行くから吹雪と一緒に行ってきなさい」

吹雪「え、私も良いんですか?」

元帥「構わないよ。瑞鶴だけは飽きてきてたしね」

瑞鶴「…ちょっと提督さん?どういうことそれ…怒るよ?」

元帥「ふふ…無傷の英雄・瑞鶴に怒られては俺も頭が上がらんな」

瑞鶴「ふん、思ってもないクセに…ね?伝説の軍神さん?」

元帥「はいはい。先に2人で行ってきなさい」

瑞鶴「分かったわよ…じゃあまた後でね」

吹雪「し、失礼しました!」
7 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:50:28.53 ID:E0A251t30
吹雪「ふぅ…」

瑞鶴「どうしたの?」

吹雪「いえ…元帥と対面するのは2回目なんですけどまだ緊張してしまって…」

瑞鶴「え…あの人に緊張してたらやっていけないわよ」

吹雪「それは瑞鶴さんと元帥の古参の艦娘の方だけですよ…何せあの「伝説の軍神」と呼ばれる人ですからね」

瑞鶴「まぁ確かにその異名は昔から言われてたわ」

吹雪「若い時から凄い方だったんですね」

瑞鶴「まさか…昔は変わり者って理由で馬鹿にされてたわよ?あの人も私たちも」

吹雪「えぇ…!?そうなんですか?」

瑞鶴「あの提督と関わると変な考えが感染るなんて言われてたわね…懐かしいな〜」

吹雪「でも元帥って今も少し変わってますよね?新米提督さんには必ず艦娘をどう思うかを聞くだけ聞いてますし…」

瑞鶴「あ〜…あれはね。とあるキッカケでね?」

吹雪「瑞鶴さんって元帥といつから一緒にいたんですか?」

瑞鶴「ん?いつからって…最初の方からだから…30年くらい?」

吹雪「長いですね…」

瑞鶴「まぁね…最初はあんなに柔らかくなかったし…」

吹雪「それは瑞鶴さん以外の人も言ってました!」

瑞鶴「そうなんだ。みんな覚えてるんだ」

吹雪「その時の元帥の話聞かしてもらえますか?」

瑞鶴「え…良いけどちょっと暗いよ?」

吹雪「大丈夫です!気になります!!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 01:01:43.73 ID:l8yifc+wo
俺も気になる
9 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 01:15:44.27 ID:E0A251t30
〜30年前〜

瑞鶴「今日この〇〇鎮守府に配属されました翔鶴型2番艦の瑞鶴です!よろしくお願いします」

提督「おぉ…遂に瑞鶴もこの鎮守府に来たか!」

瑞鶴「頼りにしててよね!提督さん」

提督「あぁ…勿論だ」


私が初めて配属された鎮守府は大きく成長している途中だった。勢いに乗っていて提督の位昇格も近いくらい。初めて見た時は優しそうな人だなって思ってたし、実際優しかった。

ーーーーー最初は。

提督は目の前の地位に目が眩み、艦娘を酷使し始めた。それこそ休みなく、ずっとずっと…出撃、遠征を繰り返していた。
私も幸運の空母なんて呼ばれてたから期待が大きかったんだと思う。でもその割りに失敗が多かったし、燃料もかなり費やす事になってた。
そんなある日、私の他にもどっちかと言うと出来は良くない駆逐艦で編成された隊での出撃が命じられた。そんな厳しいところじゃないからこの隊を組ましたと思ってたけど違ってた…

出撃してからしばらくしたら敵が待ってたの…しかもその敵は深海棲艦じゃない。同じ鎮守府の仲間だった。
その鎮守府ではエリートだった戦艦や空母たちがズラッと並んでた…

提督は無能な私たちを消すために出撃させたんだってそこで気づいた。必死に逃げようとするけど戦艦の威力の前に駆逐艦の娘達は跡形もなく消されていった。空母の私には同じ空母が攻撃して来た。

はっきり言って、惨敗。傷の1つ付ける事すら出来なかった。練度の差もあるけど私自身諦めてたんだと思う。いくら幸運の空母とは言っても私はそれ以上の不運の持ち主なんだ…って。

弓も持てなくなって倒れこんだ私に1人の空母が近づいて来た。赤城さん。〇〇鎮守府ではエース空母だったし、私に親しくしてくれた人だった。

遠のいてく意識の中だったからなんて言ってたのか上手く聞き取れなかったけど1つ確かなのは、彼女が泣いていた事は確かだった。



10 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 01:32:03.29 ID:E0A251t30

××鎮守府

金剛「ヘーイ提督!一緒にティータイムするネ!」

提督「えー…さっき昼食べた所だからしんどいよ」

榛名「榛名達と一緒にお茶するの嫌でしたか…?」

提督「嫌って訳じゃないけど…っておいおい!泣くなよ榛名!?」

榛名「榛名は大丈夫れすぅ…」

提督「わ、分かった分かった!後で行くから先に準備しておいてくれよ!な?」

榛名「分かりました!」

提督「ふぅ…じゃあこれだけ終わらせたら行くか…」

大淀「提督…港付近に艦娘らしき気配を感知しました。どうしますか?」

提督「艦娘らしき気配…?分かった向かおうか」

〜港〜
大淀「確かこの辺りのはずですが……」

提督「艦娘なんているか…?」

大淀「探知機の故障ですかね?」

提督「かもな…って、んん?あれなんだ?」

大淀「え…?どれですか?」

提督が指差す方に大淀が視線を向けるとそこには倒れてる艦娘が居た。

提督「ッ…!?」

そこへと走って向かう提督。その後を大淀が追う。

提督「お、おい大丈夫か!?」

瑞鶴「…」

大淀「ヒドイ怪我です…ひとまず治療を!」

提督「あぁ…!」
11 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 01:54:04.57 ID:E0A251t30

瑞鶴「……ん…」

私が目を覚ますと最初に映ったのは建物の天井だった。

大淀「目が覚めましたか?」

瑞鶴「大淀さん…ってあれ?ここ鎮守府じゃ…ない?」

大淀「えぇ…ここは××鎮守府。あなたの配属されてる場所とは異なります」

瑞鶴「なんで私ここに………あ…!」

(思い出した…私は…赤城さん達に…!)

大淀「とりあえず今、提督を呼んできますね」

瑞鶴「…えぇ…」
ーーーー
ーーー
ーー

提督「具合は大丈夫か?」

瑞鶴「…はい。大丈夫です」

提督「それなら良かった…ところでなんであんなにボロボロだったんだい?」

瑞鶴「………!?そ、それは……」

提督「……?」

瑞鶴「と、途中で深海棲艦と交戦して…囮になったんだ…」

提督「そうだったのか…なら助かって良かったな!今、君の鎮守府に連絡するからどこかおし「いや!!」…ッ!?」

瑞鶴「ハァ……ハァ…!」

提督「お、おいどうしたんだ!?」

瑞鶴「…ごめんなさい。もうちょっと私の鎮守府には連絡するの待ってもらえないかな?」

提督「あ、あぁ…大丈夫だけど」

瑞鶴「ありがとう…」
ーーー
ーー

大淀「どうでした彼女?」

提督「身体は大丈夫なんだけど…何だか訳ありそうだね」

大淀「訳あり…ですか?」

提督「うん…元の鎮守府を聞こうとしたら息が荒くなったんだ…」

大淀「そうですか…」

提督「うーん…どうしたんだろうねあの娘…急にあそこでーー」

大淀「…?どうしました?」

提督「大淀…他の鎮守府の轟沈及ビ行方不明報告者の瑞鶴を調べて貰えるかな?」

大淀「…大丈夫ですけどどうしたんですか?」

提督「…いや、少し…ね」

ーー
A提督『最近、艦娘を自分達で沈ませる提督がいるらしいぜ?』

提督『え、なんで?解体すれば良いんじゃ?』

A提督『さぁ…解体するのには大本営への許可とか色々いるからな…それが面倒なんじゃないか?』

提督『へぇ…無茶苦茶するヤツが居るんだな』

A提督『お前の一番嫌いなタイプだな!』

提督『あぁ、そんなヤツ取っ捕まえてやるってんだ!』

ーー

提督「…あの瑞鶴がもしかすると…な」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 12:15:00.52 ID:gbefZepLO
現在の提督、瑞鶴は50〜40歳か熟女艦娘やな色気むんむやな
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