ジャン「卒業旅行?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/09(水) 12:41:11.17 ID:xrZ5/P/4O


コニー「そうだ!馬車借りて104期全員で遠征するらしいぜ」


ユミル「遠征だと?…おいコニー、そりゃ本当に卒業旅行って名目なのか?」


ジャン「まさか、卒業試験の一環とか言うなよな。」


コニー「ちげーって!お前ら狩猟民族の耳を甘く見るなよ。しかも聞いて驚け、行き先は内地らしい」


ユミル「はぁ?」


ジャン「やっぱ、聞き間違いじゃねぇのか?このテスト前の忙しい時に、なんでわざわざそんな遠い所行かなきゃなんねーんだよ」


ユミル「同感だな。その卒業旅行とやらのせいで私らの成績が下がったら、そりゃ教官方の責任になるじゃねえか。ここのお偉いさん達は一体何を考えてんだ」


ジャン「そもそも、お前はその話誰から聞いたんだよ」


コニー「いや、普通に教官から直で聞いたぞ。俺日直だから、日誌提出した時にな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502250071
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 12:42:59.09 ID:zxRbm8jQ0
聞いたのがコニーだから聞きにいかないとやばいぞ、ジャン
ただ、相手がキース教官だから聞きに行ったらやばいそうだけどwww
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 12:47:14.75 ID:kQYRcePBO
安価スレなのに安価も付けないクズ

ジャン「卒業旅行?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1502214654/
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 12:54:22.56 ID:xrZ5/P/4O

ユミル「マジかよ…ほんと何考えてんだあのハゲ」


コニー「内地なら、俺行ってみてーけどなぁ。気分転換になるかもだし、別にいいんじゃね?逆にお前ら行きたくないのかよ?」


ジャン「だからって、この時期にやるか?普通…試験一ヶ月前だぞ。しかも内地に旅行ってことは、最低2日以上そこに留まるってことだろ…」


ユミル「まぁ心配しなくても、それが本当なら例の訓練バカが黙ってないだろ」


ジャン「あぁ…確かに」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 13:43:15.98 ID:xrZ5/P/4O


バタン


キース「お前達。話を聞いた者もいると思うが今週の金曜から3日間、シーナへ向かうことになった」



エレン「!?」ガタッ





ザワザワ



キース「…試験への影響を気にする者もいるだろうが、その点は心配しなくていい。我々の滞在中は、内地の方々が訓練施設や学習室を提供してくださる」



キース「なんでも、今期の訓練兵、お前らのことだが…まぁ、なんだ。少しばかり出来が良いらしくてな。内地の憲兵が、"ディ○ニー・シーナ"にお前らを招待したそうだ。」




「「「ディ○ニー・シーナ!?」」」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 03:45:39.94 ID:63ze7mtHO


ジャン・ユミル「って、何だ?」



キース「これには恐らく、確実に上位集団を引き抜こうという憲兵団の思惑もあるだろうから憲兵入りを目指す者はこの機会に…」



サシャ「っっ?知らないんですか?壁内最大級の大きさを誇る伝説のテーマパークですよ!っていうか壁の中にディ○ニー・シーナ知らない人居ませんって、あなた達巨人ですか!」


ジャン「うおっ、いきなり出てくんなよ!」


コニー「やーい、3m級のブス巨人〜」


ユミル「は、はぁ?? てめぇ何言って… トーマス「おいおいマジかよ!俺絶対タワー・オ○・テラー10回は乗るわ!」


サムエル「甘いな。30回行かなかったら教官と二人でマーメ○ド・ラグーン乗ってきてやるよ」


トーマス「お前言ったな?」


ミーナ「私あの顔怖い偶像みたいなやつの人形持ってる!」


ミリウス「本当かよ!いいなぁ、今度見せてくれよ!」


ミーナ「でしょ〜!親戚に貰ったんだ。いいよ、見せたげる!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 03:54:36.28 ID:DNA1D8xg0


エレン「ま、まじ行きたくねーわマジで。俺一人だけ残って自主トレしてるわ」


ミカサ「エレン、耳が燃えてる」


アルミン「シガンシナにいた時も、外の世界の本よりディ○ニーキャラ図鑑に興味を示してたからね…」



アニ「ライナー」


ライナー「あぁわかってる…こんなにも早く俺らの悲願が叶う日が来るとはな…」


ベルトルト「ライナー?僕らの悲願って…そ、そうか!確かに絶好のチャンスだ!やるんだな?土曜、シーナで??」


ライナー「あぁ、絶対にセンターオ◯ジアース100回チャレンジしてやる」


ベルトルト「」


アニ「何持ってこ」ルンルン
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 03:57:28.15 ID:DNA1D8xg0
!!を半角で書くと??になっちゃうんだけど…
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 04:31:04.66 ID:4IddGYFdo
!!
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 09:27:52.09 ID:Zl8kKwlto
前スレからこっち来た
期待!
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 10:48:51.22 ID:DNA1D8xg0
>>9
もしかして英字キーで打てば…
!!
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 11:06:54.54 ID:DNA1D8xg0


ジャン「オイオイ、なんだ皆知ってんのか?エレンの奴もわかってる感じだったぞ……おいマルコ、お前はまさか知らねーよな?」


マルコ「何言ってんだジャン。ディ○ニー・シーナと言えば夢の国じゃないか!ティーンはいつの日かそこに行くことを夢見ているものじゃないのかい?」


ジャン「てっめぇマルコ!!何だよなんか俺が可哀想な奴みたいになってんじゃねぇか?!」


ユミル「くっクリスタ!お前はさすがに知ってる訳無いよなぁ?」


クリスタ「う、うん(年間パス持ってるなんて言えない)」


ユミル「だ、だよな!ほら見ろコニー、お前クリスタにさっきと同じ事言えんなら言ってみろやコラァ!!」


コニー「いや、どんだけ根に持ってんだよ…」






キース「よって、準備の為に明日木曜は終日休業とする。いいな。浮かれすぎるんじゃないぞ!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 13:37:43.56 ID:XZEXOt2SO

その日の夜、訓練兵たちは日頃の疲れも忘れて夜が更けるまでマルコの園内地図を見ながらルートを決め、一緒に回る仲間を探し、胸を踊らせながら眠りについた。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 12:44:32.82 ID:4LkUC7h1o
はやく書け
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/16(水) 13:19:06.93 ID:QrGyuVfS0

金曜日 朝



ザァァ... ピカッ!ゴロゴロ...






ジャン(雨か。周りにはあからさまに嘆いてる奴もいるが…まぁ、どうって事ねぇ。俺としては、内地の快適な暮らしぶりを見てモチベを上げんのが狙いだからな。)


「ジャン、ごめん!席、私と変わってくれないかな?」


ジャン「あ?」


ミーナ「私、後ろの方だと酔いやすくてさ…ユミルが、吐かれちゃたまんないから前座ってろって」


ジャン「ユミルが…?まぁ、別にいいけどよ。悪りぃなマルコ」ガタ


マルコ「大丈夫さ。ミーナ、着くまで好きなディ○ニーキャラの話でもして盛り上がろうよ」


ミーナ「それいい!あ、ジャンもありがとね」


ジャン(ふーん…)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 14:49:30.58 ID:QrGyuVfS0

ギシ..ギシ..ギシ...





ジャン「よう。隣座るぞ」


ユミル「あぁ、ジャンか。悪いな、席変わってもらって」


ジャン「気にしてねぇよ。っていうか、席変わりたいって言い出したのはミーナだろ?」


ユミル「結構前からマルコに気があったみたいだしな。見てて腹立つから、私が膳を立ててやったんだよ」


ジャン「マジかよマルコの野郎…アイツばっかモテやがって、畜生!」


ユミル「それに、ディ○ニーの話ばっか聞いてても疲れるだけだしな。ほら、早く座れよ」


ジャン「あぁ…」ギシッ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 22:00:11.57 ID:NzB41pQgO

ジャン「あぁ…」ギシッ


ジャン(……さっきから気になってたんだがこの馬車、やけにボロいな。ガキん時はよくババァの遣いで馬車には乗ったが…)


ジャン(もっと頑丈な造りだった。いや、商売に使う道具なんだから当然か……ん?)


ジャン「何だこりゃ。席の脇にレバーみたいなんが付いてる」


ユミル「はっ、街の出のくせして知らないのか?そいつはな、こーやって使うんだよ」ギィ


ジャン「うるせぇよ……へぇ、こいつを引くと席が倒せんのか。寝る時とかに便利だな」ギ...



バキッ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/19(土) 04:09:35.67 ID:1D809GYd0

ジャン「げっ」


ユミル「うおっ?! ダハハ、こいつレバー壊しやがった!ちょっとすいません御者さーん!」


ジャン「オイ馬鹿やめろ勝手に取れたんだって!お前も見てたろ!」


ユミル「チクられたくなかったら教官に告白して来い!」


ジャン「ふざっけんなよてめぇ!!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 04:21:44.62 ID:1D809GYd0

ガラッ...ガラガラガラ...



コニー「おお見ろ、動き始めたぞ。待ってろよ、ディ○ニィ!」


サシャ「ちょっとコニー。私たち最前列なんですから、あんまり身を乗り出すと落っこちますよ!」



ゴロゴロ... ピシャァァン




クリスタ「きゃあ?!」


ライナー「おい、今のは近いぞ…」


エレン「ライナーお前、まさかその図体でビビってんのか?」


ライナー「な、何言い出すんだお前は…俺はただ皆を心配してだな」


アルミン「大丈夫。ここら辺は平地だけど高い木があるからね。万一雷が落ちたとしてもこの馬車は安全さ」


ミカサ「ふふ。やっぱりアルミンは頼りになる」


ベルトルト「にしても、流石にこの大雨なら延期しても良かったんじゃないかな…雷じゃなくても、もし何か事故でも起こったら大変じゃないか」


アニ「アンタは本気でビビってるみたいだね」


ベルトルト「え?! …いやいや、違うよ僕も皆のことを心配して…」


エレン「ベルトルト…言い訳くらいライナーから離れてやれよ」


ハハハ...
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/19(土) 14:25:38.03 ID:fN4djIg2o
良作の予感
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/20(日) 17:24:16.48 ID:J+RgjzAjO


ザァァァァ…



トーマス「おいおい、何か楽しそうだな。俺達も混ぜてくれよ」


クリスタ「私、トランプ持ってきたの。良かったら皆でやらない?」


ライナー「流石は俺のクリスタだ。そうだな、ババ抜きで負けた奴は内地の宿舎で一発芸ってのはどうだ?」


ミーナ「それいい!絶対に負けないんだから!」


ベルトルト「ぼ、僕は遠慮しとこうかな…」


アニ「なら、アンタ私と組みな。使う頭が半分で済むからね」


エレン「はぁ?ずりぃぞアニ!なら俺はアルミンを仲間に引き入れてやる!」


アルミン「ええ?僕、普通に一人でやりたいんだけど…」


ミカサ「なら、私もエレンにつく。裏切ったアルミンには容赦しない」


アルミン「ちょ、ちょっとミカサ?わかったよ、僕もエレンにつくから!」


ミカサ「ふふ、冗談なのに。やっぱりアルミンは頼りになるし、ちょろい…」


アルミン「もう…」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/20(日) 22:28:44.01 ID:J+RgjzAjO



ユミル「あのゴリラ調子乗りやがって……内地に着いたら絶対ブッ潰してやる」


ジャン「クソッタレ、俺も席変わってなければ今頃はミカサと……」




ゴロゴロ... ピカッッ




サムエル「うっ…くっそ、目がチカチカしやがる」


ミリウス「雰囲気出てきやがったな」


マルコ「よし、じゃあカードを配るよ」






ピシャァァン ゴゴゴ..ピカッ

ガガンッ...ゴロゴロゴロ...






ジャン「……」


ユミル「…なぁ、ベルトルさんじゃないがこれは流石に……」






ライナー「全員、ダブったカード捨てたか?それじゃ、始めるぞ───




ピカッッ ゴゴゴゴ....
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 23:34:35.85 ID:J+RgjzAjO


その時、俺は見た



御者が振り上げたその鞭の先に






ドガンッッ!!!






雷が、落ちる
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/23(水) 01:22:05.02 ID:np+LuRGY0


ジャン(……)



ジャン(……う…息が…ハッ……できねぇ)



ジャン(俺は…気を失ってたのか……?)



ジャン(遠くで誰かの声が聞こえる)



ジャン(……)




ザァァァ...








ジャン(顔が……熱ぃ…)



ジャン(うっ……そ、そうだユミルは……)クルッ




ユミル「」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 01:39:22.92 ID:np+LuRGY0


ジャン「うぅあ!!?!?」ガバッ








マルコ「えっ…?」


ジャン「………マ、マルコ……?」


マルコ「どうしたのさ、ジャン…怖い夢でも見たのかい?」


ジャン「……ハッ……ハァッ…」



ジャン(夢だと…?いや、そんなはずはねぇ。さっき見たのは、ありゃ確かに…)



マルコ「お…おいジャン、本当にどうしたんだよ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 02:28:10.03 ID:np+LuRGY0


「ジャン、ごめん!席、私と変わってくれないかな?」



ジャン「!!」ガタッ


ミーナ「えっ!ちょっと…そんな急に立ち上がらなくても」


ジャン(あぁ、間違いねぇ…)


マルコ「あぁミーナ、何かさっきからジャンが変なんだよ。汗の量も尋常じゃないし…」



ジャン(待てよ。ってことはおそらく…)ダッ


ミーナ「ちょっと、ジャン?」
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