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絵里「だーれだ?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:08:25.93 ID:KGDGykCqO
〜穂むら〜
絵里「こんにちは」
雪穂「あっ、絵里さん。いらっしゃい」
絵里「穂乃果いる?約束してるんだけど」
雪穂「多分部屋にいると思いますよ。どうぞ」
絵里「ええ、じゃあ、おじゃまします」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1502201305
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:11:54.86 ID:KGDGykCqO
絵里「えっと、穂乃果の部屋は…ここよね?ふふっ、少し脅かしちゃおうかしら」
ガチャ
絵里「…」
そろ〜り
絵里「だーれだ?」
穂乃果母「え?」
絵里「え?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:16:36.82 ID:KGDGykCqO
穂乃果「で、ちょうど絵里ちゃんと約束してたんだよ。もう、先に部屋に行ってるみたいだからさ」
亜里沙「そうだったんですね」
穂乃果「うん。だから雪穂が上がって来るまで私の部屋で待ってなよ」
ガチャ
絵里「あっ…穂乃果…亜里沙…」
穂乃果母「え?」
穂乃果「な、何してるの?」
亜里沙「お姉ちゃん?どうして雪穂のお母さんの目を隠してるの?」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:21:54.26 ID:KGDGykCqO
絵里「いや…あの…」
穂乃果「と、とりあえず手をおろしたら?」
絵里「そ、そうね」
穂乃果母「あっ…穂乃果?洗濯物畳んで置いたから片付けるのよ?…それじゃごゆっくり…」
絵里「あっ…はい…」
穂乃果「あの…絵里ちゃんうちのお母さんと何してたの?」
絵里「いや…てっきり穂乃果だと思ってだーれだって…だって穂乃果の部屋だし」
穂乃果「え?穂乃果とお母さん間違えたの?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:30:13.23 ID:KGDGykCqO
絵里「そう言う事になるわね」
亜里沙「お姉ちゃん…穂乃果さんと雪穂のお母さんをどうやったら間違えるの?そんなに似てないよ?」
穂乃果「いや、亜里沙ちゃん。その言い方だと私とお母さん他人みたいだよ。まあ、確かにそんなに似てないけど…」
絵里「いや、後ろ姿とか似てたわよ?なにより穂乃果の部屋に穂乃果のお母さんが居ると思わないし」
穂乃果「だとしても…だとしてもさ、普通友達の部屋でだーれだってやる?普通待ち合わせとかしてる時にやるもんじゃないの?」
絵里「いや、まあ…そうなんだけど」
穂乃果「せめて後ろから軽く脅かすとかじゃない?やるなら」
絵里「でも、それはしなくて良かったわ」
穂乃果「いや、まあそうだけど」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:36:42.21 ID:KGDGykCqO
絵里「…」
穂乃果「もうさ、正直さ…凄く恥ずかしいよ。なんか知らないけど穂乃果が凄く恥ずかしいだけど。誰に対して恥ずかしいのかも分からないけど穂乃果凄く恥ずかしいよ?」
絵里「いや、それは私の方が恥ずかしいわよ」
穂乃果「いや、結構穂乃果の立場も恥ずかしいよ?友達が自分のお母さんに間違えてだーれだってやってるの想像してみてよ?」
亜里沙「確かに…恥ずかしいかも…」
穂乃果「そうでしょ?なんなら亜里沙ちゃんも恥ずかしいよね?」
絵里「いや、亜里沙は恥ずかしくないわよね?」
亜里沙「お姉ちゃん。何だか私も恥ずかしくなって来たよ」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/08(火) 23:47:45.11 ID:KGDGykCqO
穂乃果「でしょ?よく分からない恥ずかしさがあるでしょ?」
絵里「ごめんなさい」
穂乃果「いや、別に責めてるわけじゃないんだけどさ。絵里ちゃんなんて妹にも目撃されてる訳だし」
絵里「確かに…そう言えばそうだわ」
亜里沙「この場に居る皆んな恥ずかしいですね」
穂乃果「せめてもの救いはお母さんが普通に対応してくれた事だよ。流石大人だね」
絵里「そうね」
ガチャ
雪穂「お姉ちゃん?お母さんに何かしたの?」
穂乃果「ああ…やっぱり恥ずかしい」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/09(水) 00:02:14.62 ID:OsxYFmkIO
このぽんこつめ!
かわいいぞ
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/09(水) 00:36:13.13 ID:U7FDaat1O
オレも恥ずかしくなってきたぞ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 07:35:28.50 ID:/tpnjvbiO
「山」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 07:39:58.49 ID:/tpnjvbiO
凛「ふう。やっと頂上に着いたにゃ」
希「ふふっ、お疲れさん」
凛「わ〜凄い景色だにゃ…綺麗…」
海未「そうでしょう?」
凛「うん。頑張って登ったかいがあったにゃ」
海未「こないだの合宿の時は少々無茶をしてしまいましたが…登山もいいものでしょう?」
凛「うん。そうだね。凛、少し誤解してたよ」
海未「凛が山を嫌いにならなくて良かったです」
希「やっほーーーー」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 07:44:37.09 ID:/tpnjvbiO
凛「わっ、急に大きな声出してどうしたの?」
希「山頂って少し開放的な気分にならない?」
海未「わかります。それに、この壮大な景色を見ていると私の気にしている事などどんなにちっぽけなんだろうって…そんな風に思ってしまいます」
凛「確かにそうかもしれないにゃ」
希「実はウチーーーー、両親の前だとーーーーーー、物凄くーーーーーー、甘えますーーーーー」
凛「わっ、急にカミングアウトしたにゃ。よーし、凛も。凛はーーーー、実はーーーーーーー、小3までーーーーー、お漏らししていましたーーーーーーー」
希「え〜本当に?」
凛「たまにだけどね」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 13:17:29.08 ID:/tpnjvbiO
海未「それでは、私も…実はわたしぃーーー、この間一人でアイドルになりきっている所をーーーーー、また花陽に目撃されてしまいましたーーーーーーー」
凛「…」
希「…」
海未「ふぅ、大声を出すと言うのはなかなか気持ち良いですね。あれ?どうしたのですか?」
凛「いや…そうなんだと思って」
希「しかも、またって…」
海未「あれ?二人とも私の時だけ反応が違くないですか?」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/09(水) 20:53:36.80 ID:tgHnik/Go
今さらなんだよなぁ・・・
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 22:33:19.49 ID:/tpnjvbiO
希「いや、うん。まさかそんな事暴露するとは思わんもん」
海未「え?そんな事?」
凛「正直どんな顔すればいいか困るにゃ」
海未「私そんなに恥ずかしい事言いましたか?」
希「恥ずかしくないの?」
海未「恥ずかしいですけど。山の壮大さでカバー出来ませんか?」
凛「まあ…どうなんだろう?」
海未「と言うか二人の暴露と比べてもダメでしたか?」
希「う〜ん」
海未「え?どうなんですか?凛?」
凛「正直…ちょっと、寒くないかにゃ〜と…」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 23:03:47.15 ID:/tpnjvbiO
海未「え?何が違うんですか?二人と私とで何が違うのですか?」
希「海未ちゃんの場合はingやし…」
海未「それはあなたも同じでしょ?なぜ私の時だけ引くのですか?」
凛「う〜ん。もっと、他の事にすれば良かったのに」
海未「他の?他の事なら引かなかったですか?」
希「別に今も引いてはいないけど…」
凛「試しにやってみれば?」
海未「私だけですか?」
凛「凛達も付き合おうか?凛はーーーーーー、こないだーーーーー、真姫ちゃんにお魚を食べさせられてーーーーーー、泣きそうになりましたーーーーーーー」
希「ウチはーーーーーー、実はーーーーーー、標準語で喋れまーーーーーーす」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 23:07:36.96 ID:/tpnjvbiO
海未「なるほど。わかりました。私はーーーーー、本当はーーーーーー、未だにポエムをーーーーーー、書いていますーーーーーー」
希「え?そうなん?」
凛「って言うか昔書いていたのも初めて知ったにゃ」
海未「ど、どうでしたか?」
希「いや…」
凛「…」
海未「やっぱり私の時だけ引いてるじゃないですか?どうしてですか?なぜ私の時だけ引くのですか?」
凛「引いてないよ。リアクションに困ってるだけにゃ」
海未「それを引いてると言うのでしょう?」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 23:58:49.88 ID:/tpnjvbiO
希「いや…うん…まあ、もういいやん」
海未「何がいいのですか?私はただただ恥ずかしい秘密を二つ暴露しただけじゃないですか」
凛「聞かなかったことにするよ」
海未「本当ですか?誰にも言いませんか?」
希「大丈夫やって。それに案外他のみんなにもバレてるかもよ?」
凛「実際、かよちんにはバレてるもんね」
海未「や、やめてください」
希「まあ、せっかく登山に来たんやし今の事は忘れよう?」
海未「そ、そうですね。そうですよね」
凛「うん。そうにゃ、そうにゃ。せっかくの登山を黒歴史で台無しにするなんてもったいないにゃ」
海未「はい。その通りです」
凛「じゃあ、海未ちゃん!気分転換に頂上まで登りきった気持ちで一句」
海未「あぁぁぁ、やっぱり忘れてくれないじゃないですかぁぁぁぁ」
希「一句だと5,7,5になってしまうけどな…」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/10(木) 02:10:22.97 ID:z6il+g7Ao
不憫な海未ちゃん好き
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 22:51:40.68 ID:cL8E0oKK0
「牛丼屋」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 22:56:24.68 ID:cL8E0oKK0
凛「にゃ〜今日も疲れたにゃ〜」
真姫「そうね」
凛「お腹空いたにゃ〜」
にこ「いっぱい動いたものね」
凛「うん。ねえ、にこちゃん?帰りに牛丼食べて帰ろうよ」
にこ「牛丼?なんで牛丼なのよ?ラーメンじゃないの?」
凛「気分だよ。かよちんいないしさぁ、ねえ〜食べに行こうよ」
にこ「にこアイドルだから牛丼なんか食べ…」
凛「あっ、そう言うのいいです。ねえ、食べに行こうよ」
にこ「仕方ないわね」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 23:01:29.07 ID:cL8E0oKK0
凛「本当?」
にこ「今日だけよ?」
凛「やったにゃ〜。ねえ?真姫ちゃんももちろん来るよね?」
真姫「え?」
凛「話聞いてなかった?牛丼屋さんだよ」
真姫「え?仕方な…」
にこ「何言ってるのよ?真姫が牛丼屋になんか一緒に来るわけないじゃない」
凛「え?来てくれないの?」
真姫「え?い、いや…」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 23:09:32.25 ID:cL8E0oKK0
にこ「だって、あんた?真姫が牛丼屋で牛丼食べてるところ想像出来る?希や穂乃果じゃないのよ?」
凛「確かに…毎日イタリアンとか食べてそうだもんね」
にこ「いや、それはどうか知らないけど」
真姫「いや、だ、だいじ…」
凛「やっぱり…凛は3人で食べに行きたいから牛丼は諦めて…サイゼリアにしようか?」
にこ「そうね。それがいいわ」
凛「そうだよね。真姫ちゃんは牛丼屋さんには行きたくないんだからそっちの方がいいね」
真姫「行きたい!行きたいわよ!」
凛「え?牛丼屋さん?」
にこ「あんた…牛丼好きだったの?」
真姫「いや…牛丼が好きなわけじゃないけど…」
にこ「じゃあ、なんなのよ…」
凛「真姫ちゃんって難しいにゃ」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 23:18:11.46 ID:cL8E0oKK0
「画伯」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 23:34:37.70 ID:cL8E0oKK0
梨子「千歌ちゃん?詞出来た?」
千歌「えへへ、ごめん。まだなんだ」
梨子「またぁ?」
千歌「いやぁ、なかなか上手くいかないね?ちょっと行き詰まっちゃって。梨子ちゃんはそう言う時どうしてるの?」
梨子「私?そうねぇ…やっぱり気分転換をするのかな?」
千歌「気分転換…ってどんな事すればいいの?」
梨子「人それぞれだと思うけど…運動をするって人もいるだろうし、山に登ったりアイドルになりきってストレス発散したり…私の場合は絵を描いたりするかな?」
千歌「絵?梨子ちゃん絵を描くの?え?見てみたい!」
梨子「気分転換にだから本格的じゃないけど」
千歌「それでもいいよ。気分転換の参考にもなるかもだし」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 23:41:27.59 ID:cL8E0oKK0
梨子「じゃあ、少しだけなら」
千歌「描いてくれるの?」
梨子「何描けばいい?」
千歌「じゃあ…象!」
梨子「象…ちょっと待っててね?」
ガチャ
果南「お疲れ〜」
千歌「あっ、果南ちゃん」
梨子「…」カキカキ
果南「あれ?千歌と梨子ちゃんの二人だけ?って言うか何してるの?」
千歌「今梨子ちゃんに絵を描いて貰ってるの。得意なんだって」
果南「へ〜確かに上手そうだよね」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/10(木) 23:47:25.34 ID:cL8E0oKK0
千歌「ね?梨子ちゃんって芸術家タイプだよね」
梨子「出来た!あれ?果南さん?」
千歌「今気がついたんだ…」
果南「凄い集中力だね」
千歌「まあ、それは置いといて…どれどれ?」
梨子「そんなに上手くはないわよ?」
千歌「いやぁ、そんな事言ってきっと上手…わあ…」
果南「どれ〜?…うん、そう来たかぁ」
梨子「どうかな?」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/11(金) 00:00:26.41 ID:OnkG3rPl0
千歌「なんて言うか…個性的な画風だね?ね?」
果南「え?あっ、味のある絵だよね」
梨子「本当?」
千歌「うん。ちょっと上級者向けだよね?」
果南「下手と達筆は紙一重って言うしね」
梨子「え?それは自信持って良いのかな?」
千歌「いいと思うけど…他の人には見せない方がいいかも」
梨子「え?どう言うこと?」
千歌「まだ、世に出すのは早いと思うんだ。ね?」
果南「え?うん…そうだね。まだそのタイミングじゃないね」
梨子「そうかな?」
千歌「うん。そうだよ」
梨子「じゃあ、そうしようかな?」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/11(金) 00:10:51.73 ID:OnkG3rPl0
ガチャ
善子「お疲れ〜」
千歌「あっ、善子ちゃん」
善子「だからヨハネよ!って、わっ、何?この下手な絵は…千歌さんが描いたの?」
梨子「え?下手な絵?」
千歌「あっ、あれだよ?ほら?善子ちゃんはほら…ね?」
果南「ああ…うん。善子は趣味が違うんだよ。センスが独特だから」
梨子「そっか。なるほど」
千歌「うん。だから…ね?善子ちゃんもいるし。ね?」
梨子「そうね」
果南「ごめんね、善子?後でジュース奢ってあげるからね?」
善子「え?何で?」
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