提督「駆逐艦のエロ担当たちをなんとかしたい」

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39 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 00:21:19.13 ID:COtKBJXZo

一番の被害者は荒潮ナニー

40 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 01:08:53.96 ID:xZv/fGCa0

唐突な元社長で草

続き期待

41 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 01:23:17.60 ID:imjbxJF0o

可愛らしいのから濃ゆいのまで…

42 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 13:36:31.87 ID:Iw2IIQMD0

唐突の次回予告に草
>>38
世間では中学生相手でも…

43 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 14:33:53.94 ID:iXvm/prfO

白露型は中学生の水準も越えてる
Jkでもアウトなのは変わらんけど

44 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 17:12:46.91 ID:qzmDzvoRO

如月や村雨みたいな外見で20歳とか最近のゲームでは普通にいるしヒトでもないのに艦これだけなんで厳しいんだろう
現代準拠のゲームだからかな？
それとも発育が近年上昇して小学生でも170cmとかDカップとか当たり前になったからだろうか

45 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/18(金) 23:11:25.10 ID:+TiwrQGi0

ちんまい如月はどこであんな色気(仮)を身に付けたのか

46 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/22(火) 22:04:48.23 ID:1fLxVldto

夕雲「如月さん、提督の様子は？」

如月「全然ダメ。報告書出しても目も合わせてくれないわ」ﾌﾙﾌﾙ

村雨「もう三日かぁ……ちょっと本格的に重症ね」

荒潮「相当曙ちゃんの言葉が堪えたのねぇ。正直男色疑惑かけられるよりはよっぽどマシだと思うけど」

村雨「曙ちゃんも流石に謝ったみたいだし、気にすることないのに」

夕雲「あの時はすごかったわね……まさか綾波さんがあんなことになるなんて」

如月「流石黒豹……ともかく、多分司令官の問題はそこじゃないと思うの」


金剛「如月の言う通りネー」

夕雲「金剛さん？　今日は秘書艦任務中じゃ……」

金剛「ティータイムの時間ネ。というわけで、駆逐艦四名様ご案ナーイ！」

村雨「え、あ、ちょ、えぇ？？」

荒潮「あらあら〜？」

47 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/22(火) 22:06:11.01 ID:1fLxVldto

提督「ボキはもう駄目だ……駆逐艦でも意識しちゃうロリコンクソ提督だったんだ……」ｼｵｼｵ

金剛「そ、そんなに落ち込むことナッシング！　偉い人も言ってるネ、『人を愛することが罪だとユートピア』って」

提督「……ユートピア？」

金剛「YES!」

提督「びっくりするほど！」

金剛「ユートピア！」

提督「私は意志薄弱で生きる望みがないので死にます……」

金剛「NO!　漱石ノォーッ！！」



金剛「と、いうわけでテイトクは絶賛スランプ中デス」

如月「スランプっていうか躁鬱気味かしら……」

村雨「壊れっぷりが尋常じゃないんですけどぉ」

夕雲「いつもツッコミ担当で真面目な提督が……」

荒潮「ツッコミさせてる自覚はあったのねぇ」

金剛「ツッコミはともかく、このままじゃ仕事どころじゃありまセーン」

如月「とは言っても……」

夕雲「駆逐艦の私たちが口出ししても拗れるだけじゃないですか？」

金剛「ノンノン、むしろこの四人だからこそ頼みたいことがありマース」

村雨「この四人？　何か共通点ある？」

荒潮「最近ちょっと他より提督と話す機会があったくらいじゃないかしらぁ」

金剛「いいデスか、テイトクが落ち込んでるのは恐らく、『部下を異性として意識してしまった』デス」

如月「なんかそんな感じはしてましたね。『命がけで戦ってる部下に俺は何をー』って感じかしら」

村雨「うわ、言いそー。よりによってそこを当の駆逐艦に突かれたんだもんねぇ」

夕雲「でも、裏を返せば意識はしてもらえてたのよね……よしっ」ﾎﾞｿｯ

荒潮「それで〜？　私たちは何をすればいいんですかぁ〜？」

48 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/22(火) 22:07:33.95 ID:1fLxVldto

金剛「ぶっちゃけ、テイトクに告ってくだサイ」


「「「「ッッッ！！？？！？！？」」」」


金剛「部下本人がむしろカモンですって言っちゃえば、テイトクも悩む必要なくなるネー」

如月「えっ、あっ、ぅっ、えぇぇえ？？！？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

夕雲「え、っと、それは……流石に……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

金剛「？　ここの皆はテイトクのことLOVEだと思ってたのに、違うノ？」

村雨「や、違わなくもなくもないですけどぉ」

荒潮「あらぁ、私いつも言ってますよぉ。『好きよ』ってぇ」

金剛「荒潮の場合何言ってても本気かどうかわかりづらいからネー」

荒潮「あらあら……ダメ？」

金剛「せめて主語と述語をはっきりさせないとダメデス」

村雨「金剛さんが文法教えてる……」

夕雲「ルー語で騙されがちだけど、金剛さん自身は普通に日本語使えるから」

金剛「そんなことより、どうしマスか？　嫌なら無理にとは言いませんガ……」

49 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/22(火) 22:09:36.99 ID:1fLxVldto

如月「……や、やるわ！」

村雨「えっ、如月ちゃん！？」

如月「切っ掛けはどうあれ、いつかはしないといけないことだもの。それに、司令官のためなら恥ずかしいとか言っていられないわ！」

夕雲「耳年増ムッツリ駆逐艦三年連続第一位の如月さんがそこまで言うなら、主力オブ主力の夕雲が乗らないわけにはいかないわね」

如月「何それ私聞いてない！？」

村雨「うん、そうね。ラブレター出せずに溜めちゃう艦娘二年連続第一位の如月ちゃんが言うんだものね」

如月「なんで知って、え、それも一位なの！？」

荒潮「いざと言う時ヘタれる艦娘殿堂入りの如月ちゃんばかりに良い恰好はさせられないわねぇ〜」

如月「とうとう殿堂入り！？」

荒潮「あ、ちなみに夕雲ちゃんは提督と共依存に陥りそうな艦娘選手権三年連続ファイナリストでぇ」

夕雲「ライバルに心当たりが多すぎるわね……っていうか何その、何？？」

荒潮「村雨ちゃんは姉妹に提督を寝取られそうな駆逐艦四年連続ベスト３入りよぉ」

村雨「それって村雨の落ち度なの！？」

如月「……私たち、ちょっとおもちゃにされすぎじゃないかしら」

夕雲「ちょっと待って、荒潮さんは？　何かないの？」

荒潮「あら〜、荒潮はぁ、至って普通の女の子で〜す」

金剛「……一人えっちの声が大きい駆逐艦暫定一位」ﾎﾞｿｯ

荒潮「」

如月「……」

夕雲「…………」

村雨「………………」

夕雲「じ、じゃあ誰から行きましょうか！」

如月「そ、そうね！　じゃんけんとかでいいんじゃない！？」

村雨「よ、よーし！　負けないんだからー！」

荒潮「金剛さぁん……（涙目」

金剛「一人だけ安全圏で高みの見物なんて白けることしちゃダメネ」ﾃﾍﾍﾟﾛ

50 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/22(火) 23:15:34.60 ID:1fLxVldto

提督の心臓の鼓動が弱まりつつある…
この出撃で勝負が決まる！

次回「サティスファクション」

「「「「私たちの満足は、これからよ！！」」」」

51 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/23(水) 01:33:55.35 ID:IyTP8q0YO

さすが荒潮は伝説の駆逐艦エロ担当のリーダーだ！

52 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/23(水) 13:01:43.32 ID:k4lwJ9Y6o

あらあら…

53 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/08/26(土) 22:59:25.83 ID:VCNC2jYb0

真のサティスファクションの栄冠は誰の手に渡るのか

54 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/08/27(日) 03:59:49.43 ID:3kyeZDvN0

えらいハリキリ☆ガールたちがやってきたな

55 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/09/26(火) 23:59:49.35 ID:jYAojIlRo

入院、手術、何よりルイージが掘れなかったので初投稿です

56 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/09/27(水) 00:01:16.34 ID:CgejfFmCo

荒潮「うぅ〜……なんであの流れで私先頭なのよぉ……如月ちゃんあたりの流れじゃなぁい……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

朝潮「荒潮？　一人で何をブツブツ言ってるの？」

荒潮「あら姉さん、ちょっとねぇ自分のジャンケンの弱さを呪ってたとこよぉ」

朝潮「ジャンケン……？　最近様子がおかしいのもジャンケンのせい？」

荒潮「最近？　何かおかしかったかしらぁ」ｷｮﾄﾝ

朝潮「気づいてなかったの？　司令官をブザーで脅してた頃の荒潮は、もっと輝いていたわよ！」

荒潮「やめて。今一番思い出したくない記憶だから」

朝潮「やっぱり司令官関係なのね。詳しくは聞かないけれど、どうするの？」

荒潮「えっ、え？　どうって……？」

朝潮「司令官が『ああ』なってから、戦艦や空母の方々はむしろ距離を縮めているそうよ。

　　　このままだと、大好きな司令官、取られちゃうんじゃない？」
　　　
荒潮「姉さん、知ってたの！？」

朝潮「私にはまだ分からない感覚だけど、荒潮はいつも早熟だったものね」

荒潮「ぁ、うぅ……///」

朝潮「とにかく、言いたい事があるなら言うべきだと思うわ。
　　　いつまでもここに居られるとは限らないんだから。私たちも、司令官も」
　　　
荒潮「そう……よね。うん、頑張ってみるわぁ。それじゃあ姉さん、また後でねぇ」


如月「」ﾁﾗｯ

夕雲「」ﾋｮｺｯ

村雨「」ﾆｮｷｯ

「「「…………」」」




朝潮「ふぅ……こんな感じで良かったのでしょうか」

金剛「……フム、Goodネ朝潮、流石私が見込んだ女の子デース」ﾋｮｺｯ

朝潮「有難う御座います。でも、良かったのですか？　金剛さんにとっては……」

金剛「問題ナッシング！　テイトクの為なら、ライバルの五人や十人なんてことないネー。朝潮もそのうち分かるようになりマス」

57 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/09/27(水) 00:03:06.26 ID:CgejfFmCo

ｺﾝｺﾝ

荒潮「荒潮です。提督、少しお話いいかしらぁ」

提督「荒潮？　ぅあー、ちょっと今は手が離せなくてー……」

荒潮「真面目なお話なの。ダメ、かしら？」

提督「……分かった。入っていいぞ」

ｶﾞﾁｬ

荒潮「し、失礼しまーす……」

提督「で、何の話なんだ？」

荒潮「ｽｰﾊｰ……コホン、提督？」

提督「ん？」


荒潮「好きよ」


提督「っ、……はいはい、分かってる分かってる」

荒潮「言ったでしょう、『真面目なお話』って。なのにそういう態度取るの？」

提督「いつも言ってることじゃないか」

荒潮「いつもはふざけてたなんて言ってないわよぉ？」

提督「……マジなのか？」

荒潮「大マジよぉ」

提督「なんでまた……こんな変態ロリコンクソ提督なんか」

荒潮「やさぐれてるわねぇ……曙ちゃんもそこまで言ってなかったのに」

提督「気づいちゃったんだよ。お前に迫られて困るとかなんとか言っておきながら、内心喜んでた自分に」

荒潮「それの何がいけないのぉ？」

提督「……え？」

荒潮「好きな人に振り向いて欲しくて、色々頑張って、喜んでもらえた。ステキなことよねぇ」

提督「え、いや、だって俺は」

荒潮「小さいのはダメ？　なら、こんな身体で提督を好きになっちゃった荒潮が悪いの？」

提督「待った待った、勘弁してくれ……」

荒潮「……やっぱり、荒潮みたいな子に好かれるのは、嫌？」

提督「そうじゃなくて……その、何度も好きって言われると……その、なんだ、照れくさいから……」

荒潮「〜〜〜〜〜ッッ、逃がさないわよぉ」ｶﾞｼｯ

提督「えっ、ちょっ、あの、荒潮さん？？？」

荒潮「女の子にここまで言わせたんだから、逃げられるなんて思わないでねぇ」


＞観念する
＞なんとか誤魔化す

58 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/09/27(水) 00:04:54.67 ID:CgejfFmCo

荒潮ルート


＞観念する


提督「……分かった。降参だ。こうなったら島風さえも逃がさないもんな、お前は」

荒潮「うふふ、理解してくれてるみたいで嬉しいわぁ」

提督「そりゃ分かるさ……荒潮のことなら。いつも見てたからな」

荒潮「あらぁ……？　それって、どういう意味ですかぁ？」

提督「俺もお前が好きだってことだよ、荒潮」

荒潮「ッ！　い、いきなり吹っ切れたわね、ぇ？」ﾄﾞｷｯ

提督「お前を見てたら、憲兵とか世間とか気にしてビクビクしてんのが馬鹿らしく思えてな」

荒潮「いいのぉ？　私、駆逐艦よ？　ちんちくりんよ？？」

提督「この土壇場でヘタれるとこが好きだ」

荒潮「はぅっ///」

提督「いつも飄々としてるのに、たまに攻められると真っ赤になっちゃうとこも好きだ」

荒潮「ぅぅぅ///」

提督「……な？　照れくさいだろ？」

荒潮「ぅぅ……ステキな仕返しするのねぇ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

提督「まだまだこんなもんじゃないぞ。今まで散々鬱屈させられた分……振り切るぜ！」

荒潮「鬱屈ってそれは提督が勝手に……ちょっ、やっ、ここでぇっ！？」


―艦娘と強い絆を結びました！―

59 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/09/27(水) 17:56:36.09 ID:OHdgLRQno

はあ、最高や

60 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/10/27(金) 03:44:32.60 ID:1riMBPido

＞なんとか誤魔化す


…………

如月「ど、どうだった？」

荒潮「重症ねぇ。いちおう話は聞いてくれるけど、やさぐれちゃってまともに聞いてもらえないわぁ」

夕雲「曙さんの罪は重いわね……」

村雨「罰はもっと重かったし、まぁ多少はね？」

荒潮「次は如月ちゃんの番だけどぉ……行く？」

如月「……い、行くわ。女は度胸！」

村雨「おぉー、なんか気合い入ってる？」

夕雲「逆境でこそ燃える、駆逐艦魂ね」

荒潮「別に駆逐艦って逆境ばっかりな艦種じゃないんだけどねぇ」

61 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/10/27(金) 03:45:23.53 ID:1riMBPido

如月「失礼しまーす……」

提督「う……今度は如月か。何だ？」

如月「司令官、荒潮ちゃんをフったって本当？」

提督「ﾌﾞﾌｫｯ!?　お、おま、どこでそんなこと聞いてきた！？」

如月「もう、どこだっていいじゃない……それで、本当なの？」

提督「いや別にフったってほどのことじゃ……」

如月「でも荒潮ちゃんに告白されて、受けなかったのよね？」

提督「そう言われるとその通りなんだが……」

如月「ねぇ、どうして？　何か荒潮ちゃんの告白を受けられない理由でもあったの？」

提督「理由ってお前、駆逐艦だぞ？　艦齢はともかく、身体的には十歳そこそこの相手に告白されて、はいもいいえもあるかよ」

如月「そんなこと言って……駆逐艦だってお酒も呑めるし子供も産めるのよ？　司令官なら知ってるでしょう」

提督「飲めるからって飲まなきゃいけない理由はないだろ」

如月「産めるなら産みたい理由があるんですよ？」

提督「…………は？」

如月「ねぇ、司令官？　如月は、貴方の子供が産みたいわ」ｼｭﾙ…

提督「……（゜Д゜）」

如月「司令官は……如月じゃ、嫌？」ｼﾞﾘ…ｼﾞﾘ…



＞腹を括る
＞引き剥がす

62 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/10/27(金) 03:46:21.82 ID:1riMBPido

如月ルート


＞腹を括る


提督「はぁ……分かった、降参だ。だから服をちゃんと着なおしてくれ」

如月「……ほ、ほんとう？」

提督「あぁ、負けたよ。そこまで必死に迫られたら流石に笑って流せない」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

如月「はぅ……///　で、でもどうして？」

提督「どうして……か。怖かったんだろうな、如月に嫌われるのが。だから何か言われる前に自分で騒いで遠ざけて……はっずかしいな、俺」

如月「そんなことないわ。如月だって、ただのメンクイだとか言われたら冷静でいられる自信ないもの」

提督「ありがとう、如月。こんな俺だけど……よろしくな」

如月「司令官……如月こそ、不束者ですが、よろしくお願いします、ね♪」

提督「ははは……」

如月「ふふふ……」ｼｭﾙｼｭﾙ

提督「……如月さん？　なんで折角着なおした服をまた脱いでらっしゃるので？」

如月「あら、言いましたよね？　司令官の子供を産みたいって///」

提督「今？　ここで！？　ウッソだろお前！？」

如月「如月が、司令官にウソついたことなんてあったかしら？」ﾊﾟｻｯ

提督「その誠実さは今なくていいから！」

如月「大丈夫よ、これでもちゃ〜んと予習済だから……えいっ」ｸﾞｲｯ

提督「」ﾎﾞﾛﾝｯ

如月「わ、わわっ……すごい……如月壊れちゃうかも……///」

提督「ま、待て、落ち着け、こういうことは順序を踏んでだな……そう！　まずお友達から……」

如月「ふふふ……如月が、楽にしてあげる///」


―艦娘と強い絆を結びました！―

63 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/10/28(土) 06:23:23.07 ID:FS/5JraGo

ﾔｯﾀﾈ

64 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/11/28(火) 23:55:27.49 ID:WmKIr3qg0

＞引き剥がす

…………


如月「流石にやりすぎたかしら……」

村雨「うん、如月ちゃんの押してダメなら押し倒せ精神、嫌いじゃないよ」

夕雲「倒すどころか引き剥がされてるけどね」

荒潮「こんなに可愛い子が迫ってるのに、何が不満なのかしら〜」

如月「ね〜？」

夕雲「……ほんとにこんなので大丈夫なのかしら」

村雨「うーん……でも、金剛さんが言うからには何か考えがあるんじゃない？　とりあえず行ってみるね」

夕雲「今更だけど、金剛さんに何も考えなかったら……私たちただ提督いじってるだけなんじゃ？」

65 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/10(日) 17:54:52.98 ID:uJGfHq7A0

まだか？

66 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/24(日) 23:55:50.47 ID:QYEtYb7f0

村雨「……て、なにこれ」

提督「何って……軍事境界線？」

村雨「百歩ゆずって室内に境界線作るのはいいとして、なに並べてるの、それ？」

提督「水入りペットボトル」

村雨「ネコ対策なの！？」

提督「お前ら対策だよ」

村雨「えっ、それって『俺の可愛い子猫ちゃん』みたいな？？」

提督「……川内にまきびし貰ってこなきゃな」

村雨「うわーん！　冗談だからぁ！　……まぁ普通に超えられるんだけど」ﾋｮｲｯ

提督「バッ……！　足の上げ方考えろよ！」

村雨「うん？　……こーぉ？」ﾁﾗｯ

提督「…………」ｼﾞﾄｰｯ

村雨「…………////」

提督「……そ、そういえば何の用だったんだ？　なんとなく察しはつくけど」

村雨「あ、そうそう、なんか提督が散々だって聞いたから……じゃーん！　差し入れでーっす」

提督「散々って……ん、間宮の羊羹じゃん」

村雨「うまくいかない時は、甘いもの食べて元気を出すに限るのです♪」

提督「いつも白露たちと豪遊してるんじゃなかったのか、よく券があったな」

村雨「……一枚だけ、大事に取ってた間宮券があったんです」

提督「一枚……？」

村雨「初めて提督に貰った……記念の一枚」

提督「記念っていつもあげてるだろ」

村雨「もぅ、女の子の『初めて』は何だって特別なの！」

提督「あ、はい。っていうか良かったのか？　そんな大事な券使っちゃって」

村雨「もっと大事な人のため……だもの///」

提督「村雨……」




＞村雨に応える
＞ありがとな

67 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/24(日) 23:56:47.84 ID:QYEtYb7f0

＞村雨に応える



提督「村雨ってさ」

村雨「な、なぁに？」

提督「『好き』って言わないよな」

村雨「ふぁっ！？　な、なにいきなり？？」

提督「正直さ、今まで不安だったんだよな。
　　　村雨って思わせぶりなことは言うけど核心は言わないから、俺も確信が持てなかったっていうか……」
　　　
村雨「て、提督？」

提督「でも、ここまでされたらもうそんなことも言ってられないよな。村雨」ｶﾞｼｯ

村雨「ぁっ……///」

提督「お前が言わないなら、俺が言ってやる。好きだ」

村雨「提督……ほんとに？」ｳﾙｳﾙ

提督「あぁ、今分かったんだ。俺が好きだったのは『駆逐艦』じゃない、『村雨』だったんだ」

村雨「提督……///　わ、私も……その、す、す……ぁぅ///」

提督「素直に話すのは意外と苦手なんだよな、村雨は」

村雨「ご、ごめんなさい……」

提督「いいよ、ゆっくり慣れればいい。……今日はこれで我慢しておくよ」ｷﾞｭｯ

村雨「ぇっ、ていと……んっ」


―艦娘と強い絆を結びました！―

68 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/24(日) 23:57:30.38 ID:QYEtYb7f0

＞ありがとな


…………

如月「で、そのまま帰ってきちゃったの？」

村雨「ちょっとは元気出してくれてたし、いいかな〜って……」

夕雲「上司に差し入れしに行っただけじゃないの……」

荒潮「ありがとうで済ませる図太さも大概よねぇ〜」

村雨「うぅ〜ん、でも提督が鈍感なのはいつものことだし」

如月「私たちの時の感じから考えて、今日は流石に分かってると思うけど……」

夕雲「でも、贈り物はいいアイデアかも知れないわね……盲点だったわ」

荒潮「普段は提督からもらってばかりだものねぇ〜」

69 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/25(月) 12:58:57.72 ID:6Dr+asZDo

おつ

70 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/31(日) 22:45:36.75 ID:MVz56Ygt0

夕雲「とは言ったものの……何を贈ったものかしら？　食べ物はさっき村雨さんが贈ったし、何か要り様の物なんてあったかしら」

＜ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ

夕雲「文房具……アクセサリー……お酒？　う〜ん……」

提督「ネジあるか〜？」

夕雲「ネジ……そうね、素直に役立つ資材にしましょう。余って困るものでもないし」

提督「なんだ、夕雲も買い物か？」

夕雲「えぇ、提督も……て、ていとく！？」

提督「資材の棚なんて俺か大淀くらいしか見ないと思ってたのに、なんか改修したいのか？」

夕雲「え、あ、そ、そうね。……明石さん、これください」

＜ﾏｲﾄﾞｱﾘｰ

提督「それで、夕雲は何するんだ？」

夕雲「んーふふっ、はい♪　どうぞ」

提督「え、あ、お？」

夕雲「提督がお部屋から出てきたお祝いです♪」

提督「あー心配かけたな。ちょっと腹が膨れたら割とどうでも良くなってな。無事出所して参りました」

夕雲「もう、本当に心配したんですよ？　お腹が膨れたってそんな……」

提督「ま、ともあれありがとう。なんかお礼しなきゃな」

夕雲「そ、それじゃあ……この後、夕雲の部屋に来て、もらえますか？///」

提督「あれ、今日って巻雲は……」

夕雲「はい。遠征で帰ってこないんです……」



＞今日だけだからな
＞まだ仕事があるから……

71 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/31(日) 22:46:17.52 ID:MVz56Ygt0

＞今日だけだからな


夕雲「あ、あのー……提督？」

提督「んー？」ｷﾞｭｰ

夕雲「女の子の部屋で、二人きりなんですよ？」

提督「そうだなー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

夕雲「んぅ……その、撫でるのは、頭だけでいいのかしら？」

提督「部屋に行くとは言ったが、何をするとは言ってないからなー」ｳﾘｳﾘ

夕雲「やぁん……じゃあこれは何をしてるんですか？」

提督「夕雲型長女を甘やかしてみる」

夕雲「んもぅ……夕雲は長女なんですから甘やかす側なんですよ？」

提督「だから普段甘えたりしないだろー？　たまにはいいんじゃないかと思ってなー」

夕雲「はふ……仕方ないですねぇ……ところで、提督もなんか脱力してません？」

提督「正直ちょっとアニマルセラピー感ある」

夕雲「動物扱いなんですか？」ﾌﾟｸｰ

提督「勿論、女の子だと思ってるよ」ｽｯ

夕雲「ぁっ……するとは言ってないんじゃないんですか？」ﾋﾟｸｯ

提督「しないとも言ってないからなー」

夕雲「ふふっ良かった、お部屋まで誘って何もないんじゃないかと心配したんですよ？」



―艦娘と強い絆を結びました！―

72 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/31(日) 22:47:38.45 ID:MVz56Ygt0

＞まだ仕事があるから……


金剛「提督ゥ、こんな時間までお仕事デス？　根を詰めすぎるのも良くないネー」

提督「ちょっとサボってたからな、取り返せる内に取り返しておかないと」

金剛「何のお仕事デス？」

提督「そうだなー強いて言うなら……」


ﾄﾞﾝｯ


金剛「ふわぁっ！？」

提督「悪い艦娘のお仕置きかな」ｸｲｯ

金剛「て、テートク……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

提督「朝潮から聞いたぞ？　あの四人をけしかけたのはお前なんだってな」

金剛「な、なんのことでショウ〜？」

提督「俺は前々から艦娘との恋愛に消極的だったもんな〜、お前が業を煮やしてたのはなんとなく分かってたんだが」

金剛「そ、それがどう四人を唆すことに繋がるんデス？」

提督「誰かが成功すれば『じゃあ自分も』って言えるし、全員ダメならライバルが減る。ひどいお姉さんだな？」

金剛「ムゥー……元はと言えばテートクが悪いネー、誰にも決めずにライバルばっかり増やすんデスから」

提督「あぁ、今回は流石に考えさせられたよ。だから、今更だけど指輪を渡すことにした」

金剛「っ！？　て、テートク！？　リアリィ！！？」

提督「あぁ……ほら」ｽｯ

金剛「テートク……やっと私を選んでくれるんデスね……///」ﾊﾟｶｯ


空箱＜ﾖｩ!


金剛「」

提督「さっき話を聞いた時に、朝潮にな。あいつならお前らみたいに変な拗らせ方しないだろう」

金剛「の……」

提督「ん？」



金剛「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」

73 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/31(日) 22:56:44.08 ID:MVz56Ygt0

金剛「ウゥ〜……朝潮がテートクのスパイだったとは……」

提督「朝潮を工作員にして荒潮たちにけしかける、まではよく考えたよ」

金剛「まさかあの真面目ガールが二重スパイになるなんて思わないネー」

提督「そうさせたのはお前だけどな。朝潮は元から俺に隠し事しないだけだし」


…………




ｶﾞﾁｬ


「はい、私です」


「ザ・ボノは見事に任務を全うしました」


「『司令の指輪』は無事我々」



「…駆逐艦の手に…」



「この『指輪』があれば…」


「…ええ、『駆逐隊』を再開できます」


「荒潮…いえ、あの四人のおかげです」


「金剛さんも私の正体には気づいていません」


「私が三重スパイ…トリプル・クロスであるとは…」


「ええ、それでは…」



朝潮「吹雪書記官…」

74 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/12/31(日) 22:59:16.32 ID:MVz56Ygt0

くぅ疲

お察しの通り、最後のオセロットがしたかっただけです。
何か事故ったり感染したり色々あったけど、私は元気です。
生きてるって素晴らしい！（やけくそ

75 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/01/01(月) 14:43:03.23 ID:al1Jr7A1o

おつー
オセロットなつかしー