男「夏休みだが家が飛んでったので>>2で何とかする」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:22:51.11 ID:iwZH/HPvo

男「俺は現在夏休み中の男子高校生」

男「今日も明日も変わり映えがしないので、出会いを求めて近所の図書館に勉強しにいくぜ」

男「……じゃ、いってきまーす」ガチャ

バタン


ズゴゴゴゴゴ…

男「え?」


自宅「ぶひょおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」シュボーウ


男「い、家が空に飛んでったあぁぁぁぁぁぁ!!!?」

男「まずいな……、帰る所が無いのはいかにもまずい」


男「そうだな。何とかするために、まずは>>2するか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502022170
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:23:32.16 ID:WC0RYGcqo
家を買う
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:23:58.05 ID:0nBTffUc0
トトロがいる森で住み着く
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:27:22.04 ID:iwZH/HPvo

男「まずは家を買おうか」

男「たしかに建物こそ無いが、土地だけは変わらずあるからな」

男「……しかし、殺風景だなー」

男「家が無ければウチの土地なんてこんなもんか」

男「何か建ってないと締まりが悪いな」


男「さて、>>5に家を買いに行くとしようか」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:28:15.03 ID:0nBTffUc0
火山の火口にある不動産
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:28:35.14 ID:KTjKQWF00
三井ホーム
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:32:31.47 ID:iwZH/HPvo

男「このあたりで家を売っている場所といえば……」

男「火山の火口にある不動産だな」

男「なんで火山の火口に店を構えてるのかは謎だが……」

男「きっとあれだ、赤いヒゲの横スクロールでも火山ステージは終盤だからな」

男「よほど自分の物件に自信があるのだろう」


男「だがしかし、火山の火口ともなれば行くだけで一苦労だ」

男「何か乗り物が必要だな」


男「そうだ……、>>8を呼ぼう!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:33:04.30 ID:yGqXTHCc0
ワイバーン
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:35:20.91 ID:iwZH/HPvo

男「カムヒァァァァ!!! ワイバーァァァン!!!!」

ワイバーン「お呼びですか、お客様」

男「これこれで火山の火口まで乗せてほしい」

ワイバーン「わかりました」


ワイバーン「……しかし、一つ問題があるのです」

男「問題だって?」

ワイバーン「この時期、火山までのエリアには“アレ”が発生するのです」


ワイバーン「私たちの健康な飛行かつ運行を妨げる“アレ”……」

ワイバーン「そう、>>10がね」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:38:22.39 ID:i26h3cAU0
妖怪ふすま
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:45:15.82 ID:iwZH/HPvo

ワイバーン「妖怪ふすま……」

ワイバーン「夏の時期は、ヤツらが真昼の空に大量に現れる」

男「妖怪ふすま? いったい何者だ?」

ワイバーン「一反木綿のようなものですね」

ワイバーン「ヤツらは白くて細長い布ような姿をしていて……」

ワイバーン「鼻歌を歌いながら飛ぶ我々を絡めとってしまうのです」


ワイバーン「ほら、向こうの空に入道雲が見えるでしょう」

男「うん」

ワイバーン「あれは全部妖怪ふすまです」

男「な、なんだって……!?」

ワイバーン「もはや災害ですね。あの大空の支配者を退けなければ、火山に飛ぶこともままならない」


ワイバーン「ですが、>>12を用意してくだされば妖怪ふすまを追い払うことができます!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:46:06.16 ID:0nBTffUc0
高圧洗浄機
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:46:11.57 ID:/Hvp2rmVO
アルミサッシ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:49:54.87 ID:iwZH/HPvo

ワイバーン「そう、高圧洗浄機さえあれば……!」

男「待て、高圧洗浄機……」

男「それなら俺の家にあるぞ!!」

ワイバーン「え? しかしあなたの家は飛んでいってしまったのでは……」

男「まあ見てロッテブルガリアヨーグルト」


男「じいちゃんがたしか庭に埋めていた……」ザクザク

キラン☆

ワイバーン「おお、この夏の日差しに照らされ霞む銀の輝きは……!」

男「微妙な対比表現ありがとう」

男「そう、じいちゃんの残した高圧洗浄機だ……!」


男「だがこの高圧洗浄機、一つ問題がある」

ワイバーン「問題……? それは?」

男「>>15だということだ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 21:54:29.73 ID:/Hvp2rmVO
水のタンクに酢が入ってる
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 21:58:07.18 ID:iwZH/HPvo

男「水のタンクに酢が入ってる」

男「ちなみに、高圧洗浄機で妖怪ふすまをどうやって退ける……?」

ワイバーン「え、液体を噴射するだけですけど」

男「空で酸味をスプリンクラーをするとどうなる……?」

ワイバーン「下の街並みがお酢臭くなります」

男「まずいだろう」

ワイバーン「……別に、私たちには関係ないのでは?」

男「きみ良い性格してるね」


???「待て。その高圧洗浄機、渡してもらおうか」ザッ

男「何? お前、何者だ……!」

???「>>17だ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:00:14.83 ID:yGqXTHCc0
美少女吸血鬼
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 22:02:57.29 ID:iwZH/HPvo

???「美少女吸血鬼だ」

男「……自分で言いますか」

美少女吸血鬼「ふん、言うとも」

美少女吸血鬼「まちがえるなよ。吸血鬼じゃないぞ、美少女吸血鬼だからな」

ワイバーン「追求するのはよしましょう。事態がややこしくなりそうです」


男「それで、何の用?」

美少女吸血鬼「二度も言わせるな。その高圧洗浄機をよこせと言っている」

男「なんだと……? いったい何のために」

美少女吸血鬼「ふふ、それはだな……」

美少女吸血鬼「>>19するためだ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:04:27.93 ID:/Hvp2rmVO
酢を健康と美容に活用
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:04:53.17 ID:0nBTffUc0
吸血鬼が苦手な酢が街に降り注ぐと
一方的に血が不味くなる吸血鬼一存のため
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 22:12:53.08 ID:iwZH/HPvo

美少女吸血鬼「酢を健康と美容に活用するためだ」

男「……は?」

美少女吸血鬼「貴様は知らぬかもしれぬがな、男よ」

美少女吸血鬼「貴様の祖父はかつては名の知れた健康アドバイザーだったのだ」

美少女吸血鬼「そして、貴様の祖父が唯一残した美容グッズ……」

美少女吸血鬼「それこそが『高圧洗浄ビネガー美顔機』なのだ!!」

ワイバーン「酢で顔を洗う……。狂気の沙汰です」

美少女吸血鬼「その美顔機で、我はさらなる美貌を手に入れるのだ……。くっくっく」


???「待て待て待てェ――――――い!!!!!!」

男「こ、今度はなんだ!?」

美少女吸血鬼「何奴……!」

???「話は聞かせてもらった。高圧洗浄ビネガー美顔機はいただく」


???「そう、この>>22がな……!」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:14:32.65 ID:yGqXTHCc0
くノ一
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 22:18:21.38 ID:iwZH/HPvo

???「そう、このくノ一がな……!」

男「くノ一!!!!?!!?!?!?!!」

くノ一「ふふふ、驚愕と疑問があふれすぎでござるよ」


美少女吸血鬼「くノ一!! 貴様もこの美顔機で、さらなる美貌を手にしようというのか!?」

くノ一「美貌……?」

くノ一「拙者はそんなモノに興味はござらぬ」

ワイバーン「まさかそのまま飲むとか……?」

くの一「えぇ……その発想は怖いでござるよ」


くの一「拙者が高圧洗浄ビネガー美顔機を求める理由は、ただ一つ」

くの一「>>24だからでござる」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:21:51.85 ID:WC0RYGcqo
竜宮城の姫の後継者の座を勝ち取るため
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 22:25:59.35 ID:iwZH/HPvo

くノ一「竜宮城の姫の後継者の座を勝ち取るためでござる」

ワイバーン「竜宮城……っ!?」

男「浦島太郎伝説の? 実在したのか!?」

くノ一「さよう。伝承通り、海の底にある豪華絢爛の摩天楼なのでござるが……」

男「摩天楼? なぜビルディングが!?」

くノ一「先日、竜宮城の主である乙姫が死去した」

男「死去した!?!??!?!?!?!?!?!」

くノ一「……死んだのでござるよ」

ワイバーン「や、それは理解してると思います」


美少女吸血鬼「しかし、高圧洗浄ビネガー美顔機が、何故竜宮城の後継者争いに関わる?」

くノ一「知らないのでござるか? 美顔機には実は、>>26という秘密があるのでござる」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:26:54.40 ID:fdkQudDnO
恐ろしく高額で売れる
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/06(日) 22:32:03.72 ID:iwZH/HPvo

くノ一「美顔機には実は、恐ろしく高額で売れるという秘密があるのでござる」

ワイバーン「換金しちゃってんじゃないですか!!」

くノ一「侮らないほうがいいでござる」

くノ一「もし高額で売却し大金が手に入れば、あらゆる手段を用いることが可能」

くノ一「後継者有力候補の織姫だってを買収できる……」

男「いやだこの娘……。世俗にまみれてる」

美少女吸血鬼「はっ。金、金、金。くノ一として恥ずかしくないのか?」

くノ一「世の中金でござるよ」


男「だがまずい、このままでは火山に行くために妖怪ふすまを退けるための高圧洗浄機を奪われる……」

ワイバーン「あ、ソレ覚えてたんですね」

男「悪いが美少女たち! >>28できみたちを足止めさせてもらう!!」
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