夕張「みんなで語ろう、由良の魅力」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 22:48:09.01 ID:asDAHwe1o
由良改二の生足も良いのだがコンプティークの表紙が神過ぎたわ
もうこっちでええやんって思った
37 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 22:50:32.51 ID:mwUwU0AH0

由良「…そう。そうなの。それはすごい楽しみね!長門さんに贈るお祝いの品を考えなきゃね」ニコッ

鬼怒「(…んん?)」

由良「あ、そろそろお茶ができた頃かな。ちょっと取ってくるから待っててね」スクッ

鬼怒「(あれ?)」

鬼怒「なんていうか、こう、もっとムーッてかわいく怒る由良ちゃんの顔が見たかったんだけど、ダメだったね」コソコソ

阿武隈「 」

鬼怒「あれ?どったの?」

阿武隈「んんっ!もうどんだけバカなの!?今、由良ちゃんすんごい怒ってたよ!?」コソコソ

鬼怒「…へ?そうなの?笑顔だったけど…」

阿武隈「だから怖いんじゃん!すごいオーラだったよ今のは!」コソコソ

鬼怒「い、言われてみれば、そうだった気も…」

38 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 22:51:32.55 ID:mwUwU0AH0

鬼怒「あ、あのー、由良ちゃん、もしかして、その」オソルオソル

鬼怒「おこっt」
由良「怒ってないわよ?」

鬼怒「ひぃっ」

阿武隈「ほ、ほらぁ!」

由良「はい、お茶、できましたよ」スタスタ

由良「どうぞ」コトッ

鬼怒「(ゆ、湯呑にお茶がなみなみと注がれてる…!表面張力…!?)」

阿武隈「(しかもその状態で、普通に歩いて一滴もこぼさずに持ってきたよね!?)」

39 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 22:53:08.19 ID:mwUwU0AH0

鬼怒「い、いただきます」

鬼怒「………」ズズーッ

由良「 」ニコニコ

鬼怒「えっと、由良ちゃん、その」

由良「怒ってないわよ?」ゴォッ

鬼怒「ひぃぃっ」

由良「…確かに、自分のことかな?って勘違いしちゃったけど」

由良「長門さんにとってはとてもおめでたい話だし、艦隊としても、それはとても良い話なわけだし」ニコッ

由良「ただちょっと、ちょっとね、話の出し方的に、自分の話かな?って思っちゃっただけに、ね」

由良「ちょっと、恥ずかしかったというか、ね」

鬼怒「(うう…罪悪感パナイ…)」

阿武隈「(ほらぁ、だから言ったのに…)」

40 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 22:54:49.34 ID:mwUwU0AH0

鬼怒「その、ごめんなさい…」

由良「…私こそ、ちょっと大人げなく反応しちゃったね。今はもう本当に怒ってないから」ニコッ

鬼怒「ゆ、許して、くれる…?」

由良「もちろんよ。これで怒るのも、なんか長門さんにも失礼な気がするし」

鬼怒「(天使か…!)」

由良「そのかわり、ちょっと今日のは流石にタチが悪かったから、ちゃんと反省はすること!」

鬼怒「は、はい!」

由良「さ、とにかくお茶を飲んで。おかわりも用意してあるからね、ね?」

由良「お話しながら、一緒に長門さんへの贈り物を考えましょ?」

41 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 22:56:29.69 ID:mwUwU0AH0

〜〜〜(回想 終了)〜〜〜


鬼怒「いやー、一時的なものだったとはいえ、あの雰囲気はもう味わいたくない…」ゲッソリ

阿武隈「ホントいい迷惑だったんですケド!」

鬼怒「ちなみに、卯月にそそのかされました」

五十鈴「人のせいにしないの」

夕張「由良が本気で怒ると、ずーっと笑顔なんだよね…」

鬼怒「そうそう。持ち前の優しさですぐに許してくれるとはいえ、なんかすごく怖いの」


長良「拗ねちゃうことは今までもあったけど、それは知らなかったなぁ」

五十鈴「たまにジト目になることがあるけど、あれはまだ序の口ってわけね…」

五月雨「怒らせないように気をつけよう…」

阿武隈「五月雨ちゃんたちなら大丈夫だよ。鬼怒や夕張みたいに、よっぽどなことしない限りは…」

鬼怒・夕張「それな」

五十鈴「あんたらはちっとは反省しなさい」

42 : ◆OM0jRxHuj6 [sage saga]:2017/08/06(日) 22:59:45.00 ID:mwUwU0AH0
あと少しで終わりなのですが、度々ごめんなさい、また30分ほど離席します
30分後に再開し、最後まで投下する予定ですので、もうしばらくお付き合いいただけますと幸いです

>>36
あの表紙のワクワク感は凄かったですよね(眼鏡夕張さん含め)、気づいたら2冊買っちゃうほどに
43 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:33:03.86 ID:mwUwU0AH0

≪親友が語る由良の魅力≫


大井「あ、こんなところにいた。ちょっと夕張?」

夕張「んあ、大井じゃん。どしたの?」

大井「どしたの?じゃないわよ。大淀さんが探してたわよ、まだ昨日の報告書出してもらってないって」

夕張「あっ、そうだった!もう書き終わってるんだけど、出すの忘れてた…」

大井「まったく…ちゃんとしなさいよね」


大井「それにしても、雁首揃えて何の話をしてたの?」

夕張「実はかくかくしかじかで」

大井「ふーん、由良の魅力ね」

44 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:35:56.07 ID:mwUwU0AH0

長良「そういえば、夕張も大井も、由良とよく一緒にいるよね」

夕張「ええ、まあ、『親友』と言っても過言ではないかな!」フンス

大井「…ただの腐れ縁よ」フイッ

名取「(照れてる)」クスッ

長良「折角だから、友達と一緒にいるときの由良の話も聞きたいな!」

鬼怒「おっ、いいねいいね!」

大井「はあ…しょうがないわね。じゃあこの話が終わったら、夕張は報告書を提出する、それでどう?」

夕張「おぉ、大井っち、太っ腹!」

大井「その呼び方はやめなさい(北上さん以外は)」


大井「由良が優しいっていうのは、まあ、そのとおりだと思うけど」

大井「実はあの子もああ見えて、結構したたかというか、お茶目なところもあるのよ」

大井「あれは数か月前の話だったかな…」

45 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:39:00.71 ID:mwUwU0AH0

〜〜〜(回想)〜〜〜


【鎮守府 明石の改修工廠】


大井「ちょっと夕張ー、まだなのー?」

由良「もうすぐ予定の電車の時間になっちゃうんだけど…」

夕張「ごめんあと1回だけ!あと1回だけ試させて!」

夕張「これが上手くいけば、幻の『改修+11』ができる…!」フフフ

大井「いやいや。明石さんでもできないんだから、無理に決まってるじゃない…」


大井「まったく、困ったわね…そもそもアイツが言い出しっぺなのに」

大井「『久しぶりに3人の非番の日が重なったから、外出許可もらって街に遊びにいこう』って」ハァ

由良「ああなった夕張さんは、なかなか動かないからね…」

46 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:41:49.30 ID:mwUwU0AH0

由良「あっ、そうだ!」

大井「?」



夕張「うーん…これで大丈夫、かなぁ…」

由良「夕張さん、ちょっと今調べてみて知ったんだけど…」

夕張「ん?」

由良「私たちが乗ろうと思ってる電車は、ヒトマルマルマル発の電車なんだけど」

夕張「あー。今から走ってもギリギリ間に合わないってところかな…ごめんね、その後のにしよう!」

由良「実は、その電車を逃すと、夕方まで電車が来ないみたいなの」

夕張「えっ!?なんで!?」

47 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:44:38.59 ID:mwUwU0AH0

由良「今日が定期点検の日らしくて…」

夕張「真昼間に?そういうものなの!?」

大井「ええ。あの電車、確か以前にもあったわ」

夕張「そ、そんなことがあるのか…」

由良「だから、今から出ないと、今日の予定が…」

大井「折角、外出許可とったのに…」ハァ

夕張「ごごごごめん!い、今から走れば間に合うはず!行こう!」ダッ

大井「ちょっ、着替えなくていいの!?」

夕張「3人で遊びに行く貴重な時間がなくなっちゃうかもしれないんだもん!気にしてられないよ!」

由良「もう、夕張さんったら」クスッ

48 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:47:18.75 ID:mwUwU0AH0

【鎮守府から最寄の駅】


大井「はあっ…はあっ…」

夕張「ぜぇ…ぜぇ…そ、そんな…」

由良「ギリギリ間に合わなかったみたいね…」

夕張「うぅぅ…」ガクッ

夕張「ごめん…二人とも…私のワガママのせいで…」

大井「ほんと、困ったものね…」

夕張「はい。これからは、研究に没頭しすぎないようにします…」

49 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:49:36.37 ID:mwUwU0AH0

夕張「あと、今日の分の穴埋めは、必ずしますから…」

大井「どうやって?」

夕張「こ、今度、御飯をおごります…」

由良「大井さん、今の聞いた?」クスッ

大井「ええ、ばっちり」

夕張「え?」

由良「それじゃあ、今日街で食べるランチは、夕張のおごりね?」

夕張「へ?今日?街で?」

50 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:50:59.93 ID:mwUwU0AH0

アナウンス『次の電車は、10時30分発の…』


夕張「あ、あれ?あれ…?次の電車、って」

由良「ふふ、引っかかったわね?」

夕張「だ、だましたなぁーっ!」

由良「騙したのは悪かったけど、これは私たちを待たせた罰。予定も後ずれしちゃったし」

大井「そういうわけで、今日のランチ、きっちりおごってもらうからね?」

夕張「うぅ…ぐうの音も出ない…」

51 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:52:04.11 ID:mwUwU0AH0

〜〜〜(回想 終了)〜〜〜


夕張「その後、夕張さんは汚れたツナギのまま電車に乗り、街を闊歩することになりましたとさ…」

五十鈴「そういう需要もあるんじゃないの?」クスッ

夕張「適当言ってない!?」


大井「こんな感じで、由良は意外とイタズラっ子な面を時々見せたりするのよ」

鬼怒「なるほどねー。普段優しくて真面目だから、たまーにそういうことされると、あっさり信じちゃうかも」

夕張「水雷戦隊の旗艦は、やはり優しいだけではできないのね…したたかさも大事」トホホ

52 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:54:20.84 ID:mwUwU0AH0

≪生で見る由良の魅力≫


夕張「そういえば、3人で街へ行った日に、カラオケにも行ったんだけど」

夕張「由良の歌、すごく良かったな〜」

大井「確かに。あの子の歌は不思議な魅力があるわね」

夕張「なんていうか、ヒーリングボイスというか…」

阿武隈「へー」

夕立「聞きたいっぽい!」

夕張「実はここに、録音データがあります」スッ

大井「何で持ち歩いてるの!?っていうか録音してたの!?」

53 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:57:51.95 ID:mwUwU0AH0

夕張「それでは再生!ポチッとな!」

 ♪ な〜〜〜み〜〜をか〜きわ〜け ♪

長良「おぉ、これは…!」

名取「由良ちゃんの優しさがつまった歌声だね…!」

鬼怒「マジパナイ…!」



 ♪ ま〜〜〜ぁっし〜〜〜ぐ〜〜ら〜〜 ♪

五十鈴「最後まで聞きいっちゃった…」

阿武隈「すごい癒されたんですケド…!」

大井「声もさることながら、普通に上手いのよね…」

五月雨「zzz…」

夕立「あはは、五月雨、寝ちゃってるっぽい」ポイツンツン

五月雨「ふえっ」

大井「子守唄か」

夕張「いいよね〜。疲れた時に聞くと癒されるんだ〜」

大井「それで持ち歩いてるの?」

夕張「由良には内緒ね?」

54 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/06(日) 23:59:48.99 ID:mwUwU0AH0

由良「あっ、夕張さん。ここにいたのね」

夕張「えっ?あっ、由良!」(録音テープ隠し)

夕立「由良ー!」テテテ

由良「夕立ちゃん、それに皆さんも」

夕立「ぽいっ」ギュッ

由良「相変わらず甘えん坊ね」ヨシヨシ

由良「あ、それで夕張さん、さっき大淀さんが探してて…」

大井「ああ、それならさっき私も伝えたわよ、報告書出せって」

55 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/07(月) 00:04:15.86 ID:8suOUahN0

由良「うん。それで、今日はもういいから明朝必ず提出することって」

由良「大淀さん、これから別のお仕事があるらしいから」

夕張「えっ?ああ、気づいたらもうこんな時間になってたのか」

長良「あはは、だいぶ話しこんじゃったねー」

由良「みんな揃って何のお話してたの?」

夕張「や、そのー、えっと…」

夕立「由良のお話だよ!」

夕張「ちょ」

56 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/07(月) 00:05:46.00 ID:8suOUahN0

由良「由良のお話?」

夕立「うん!由良は『優しくてお茶目なかわいい歌の上手なお姉さん』っぽい!」

夕張「そんなダイレクトに…」アセアセ

夕立「みんなそう思ってるっぽい!」

鬼怒「(よ、よかった、怒ったら怖いって話だけ抜けてた)」

由良「え、ちょ、何の」キョロキョロ

57 : ◆OM0jRxHuj6 [saga]:2017/08/07(月) 00:08:28.18 ID:8suOUahN0

由良「う、え、えぇ〜?///」オロオロモジモジ


夕張「ぐはっ!」(吐血)

鬼怒「(ちょ、恥ずかしそうにうろたえる姿、かわいすぎやしませんか!?)」

大井「(く、悔しいけど、これはかわいいわね…)」

五十鈴「(やはりこの子…)」

一同「(天使だ…!!)」キラキラバターン

由良「え、ちょ、皆さん、どうしたの!?」

夕立「ねっ?」



  完

58 : ◆OM0jRxHuj6 [sage saga]:2017/08/07(月) 00:11:47.97 ID:8suOUahN0
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました

なお、うろたえる由良さんのかわいさは、3時の時報ボイスでご確認ください(照れてはいないですが)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 00:14:49.13 ID:/WEtV7Pxo

洗濯物(意味深)出さなきゃ
60 : ◆OM0jRxHuj6 [sage saga]:2017/08/07(月) 00:30:48.25 ID:8suOUahN0
>>59
由良さんをうろたえさせる洗濯物チョイス選手権…?


ちょっとしたらHTML化依頼出してきますね、ね

ちなみに、これまで艦これで以下のSSを書いてます、もし御興味があれば…(ダイマ)
マイナー百合カプ    (第4回) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468142789/
霞ちゃんかわいい自慢対決(第2回) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462093025/
 などなど
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 05:02:39.37 ID:k1kaA+zU0

まだ死んでないのに天使が見える
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 10:59:05.10 ID:Sjo9iJPto

素晴らしい

>>61
もう死んでるぞ
31.26 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)