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【安価・ダンロンV3】モノクマ「安価で紅鮭団を盛り上げるよ〜」
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392 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/10/21(月) 21:19:22.09 ID:ibTxd5wq0
入間「……」ダラダラ
白銀「あれれー?なんだか見た事ある発明品が出てきたねー?」
入間「オ、オレ様はあんなの見た事ねーし…知らねーぞ」
天海「確かにアレは、俺に使われたライトとよく似てるっす。話を聞く限り性能も近いようだし試作品か何かっすかね」
白銀「ま、そんなところ」
夢野「あのライトは入間が作ったものじゃったのか?!」
入間「ち、違…オオオレ様はナニも知らねーんだって!」
アンジー「うーん、これはどっちかなー?」
王馬「一応嘘は吐いてないっぽいよ。オレたちと同じように記憶は失ってるみたいだね」
東条「…どちらにせよ入間さんには才能があるの?」
白銀「それがね、作ったのは入間さんなんだけど発明したのは彼女じゃないんだよねー」
百田「どういう事だ?」
白銀「入間さんのお母さんはね、入間さんと違って本物の天才美人発明家だったんだ。でも、佳人薄命・才子多病の言葉通りに若くして亡くなってしまったの。そんな彼女の莫大な遺産の中には、生きている内に創り切れなかった発明品の設計図もあった。入間さんはそれを元にあのライトを作ったってだけ。プラモデルを組み立てるのと変わらないよ」
白銀「でも入間さんがそれを作ってうちの会社に持ち込みさえしなければ、赤松さんも王馬君もアンジーさんも天海君も最原君もキーボ君も入間さん自身も苦しむ事は無かったんだよ?」
白銀「ねぇ謝りなよ。迷惑掛けて苦しめたみんなと、自分を棚上げして一方的に剣突食わせた視聴者の皆さんやわたしたちスタッフ一同に謝ってよ!」
入間「うぅ…オ、オレ様は…アタシはっ…」
キーボ「ふざけるなっ!!」
入間「!…キーボ」
キーボ「身に憶えが無いせいでロクに反論出来ない相手を非難するのが本気で正しいと思ってるのか?そもそもテコ入れだって、コロシアイだって、それを望む人間さえいなければ…!」
最原「…入間さん。キミには多少迷惑を掛けられた事もあったけど…キミのせいで苦しめられたなんて、少なくとも僕はこれっぽっちも思ってないよ。それはキーボくんも同じなんじゃないかな?」
入間「ほ、本当に…?」
キーボ「そうですよ。だから、あんな人の話なんて聞かなくていいんです」
白銀「そこまで言われたら流石に傷付くなぁ…いいもん、ここからは視聴者さんだけに向けて話すから」
白銀「本来の学級裁判に於けるオシオキは処刑で、肉体的な死が齎される…ってところまではどなたもご存知かと思いますが、これコロシアイ学園生活じゃなくてだんがん紅鮭団なんですよね。そのままだと捻りが無いので今回のオシオキはテコ入れの内容と絡めて精神的な死にしまーす!」
白銀「視聴者の方々には、ここにいる高校生たちの運命を決める権利がある訳です。留年か卒業か─即ちオシオキか否か」
白銀「オシオキでやる事は至ってシンプル。この学園に来る前の記憶を失ったキャストの人格をまた元通りに上書きし直します」
春川「元通りって…私たち全員、さっき映像で見たようなクソヤローにされるの?」
白銀「ここ16日間の思い出は奇麗さっぱり消してリセットするからある意味問題解決だね!ついでに、来るだけ来て体感的には何もしてないのに直ぐ帰らされるとなったら元のみんなが可哀相だから、その状態で紅鮭団を5日間延長します。大人の事情で放送はダイジェストになりますがご了承ください」
白銀「視聴者がオシオキを選ばなければ記憶と人格の再度書き換えは無し。好感度操作ライトの効果だけ消して、後は今の状態のまま外へ出てってもらいまーす」
白銀「それじゃあ投票タイム、スタート!」
エンディング分岐
安価↓3で多数決
1卒業(最原とライト使用者の個別卒業イベント)
2留年(だんがんモブ鮭団ダイジェスト)
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/21(月) 22:38:37.54 ID:uEn2NckR0
1
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/22(火) 16:51:21.89 ID:ehb8Fk3F0
1
395 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga sage]:2019/10/22(火) 18:17:38.19 ID:HNXX+lyJ0
多数決でもう結果確定したので〆ます、安価ありがとうございました。
今更ですが↓3で〜というより↓3までで〜と書いた方が語弊無かったですかね。
396 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/11/09(土) 05:59:18.03 ID:ZBBj5DHO0
モノクマ「えー投票の結果、みなさんはめでたく当番組を卒業する運びとなりました!」
真宮寺「これは、視聴者の説得に成功したと見てよさそうだネ」
百田「やっと帰れるのか…随分長居しちまったな」
東条「そう言えば、番組の延長が私達に告げられた時点で明確な期日は決まっていなかったのよね。それには何か理由があったのかしら」
モノクマ「実はあのライトの効果は時間が経過する程強くなっていって、二百四十時間前後で完全に定着するんだ。そうなるとどう足掻いても元通りには出来ないね。十日を上限に設定したのはそういう事。もし誰もアクションを起こさなければ累計二十日目にそのまま放り出す予定だったよ」
春川「ああ、そうだったんだ。それなら最原のした事は間違ってなかったんじゃないの」
最原「あ…うん」
アンジー「約束通りちゃんとアンジーを戻してくれるんだよねー?」
モノクマ「面白くないっちゃ面白くないけどクマに二言は無いからね」
モノクマ「じゃあライトを浴びた人は一旦ここに残って、用が無い人は先にエレベーターからまた上に行ってねー。全員揃ったら晴れてみんなで卒業って事で」
最原(この学級裁判で新たな問題が出てきた事もあって円満な解決とは言い難いかも知れない。でも、取り敢えず最悪の事態は避けられたようで心の底からほっとしている)
モノクマ「あ、ちなみにライトの効果除去は強制じゃないからね。そこは生徒の自主性を重んじます。但し、戻る手立ては他に無いものと思った方がいいよ」
白銀「それを踏まえたうえで、アナタたちはどうする?」
入間「う、うるせーな。コスプレ陰険ババアは黙ってろ」
白銀「あーあ、すっかり嫌われちゃったなあ」
最原「……」
入間「けっ」
アンジー「かえでーかえでー」ペチペチ
赤松「うー…んぅ」
アンジー「起ーきーろー」ペチペチペチペチ
赤松「うぐ……アンジーさん?」
アンジー「お寝坊さんだなー、楓が眠ってる間にもう全部終わっちゃったよー」
赤松「そっか、私裁判の途中で倒れちゃったんだっけ…一体あれからどうなったの?」
アンジー「」ムギュ
赤松「?!どうしたの、急に抱き着いて…」
アンジー「楓が今までずっと頑張ってた事、神様はちゃんと知ってるよー」ギュー
赤松「へ?」
アンジー「辛かったよね。大変だったよね。でも、もう我慢しなくていいんだよ」
赤松「うん…本当にもう、終わりなんだね」
最原(珍しいな、神様を信じていない人に対してアンジーさんがああいう事を言うなんて)
最原(…ひょっとするとあれは本当はアンジーさんが言われたい科白なのかな)
王馬「天海ちゃんも元に戻してもらうの?」
天海「はい」
王馬「へぇ、意外だなー」
天海「本当にそう思ってるんすか」
王馬「えっそこ疑うんだ」
天海「寧ろ殆ど確信してるっすよ。今ばっかりは手に取るようにキミの心が読める気すらするっす」
王馬「オレには天海ちゃんが何を思ってるかなんて全く判らないけど」
天海「へぇ─」
王馬「でも、もしそれが本当ならオレの気持ちを慮ってもう何も言わないでくれるよね?」
最原(王馬くんと天海くんも少し気になるけど…僕にはそれ以上に確かめておきたい事があった)
最原「白銀さん」
397 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/11/09(土) 06:08:17.05 ID:ZBBj5DHO0
白銀「ん?どうしたの」
最原「オシオキの内容ってキミが考えたの?」
白銀「うん、絶望的なものでさえあればわたしの好きにしていいって言われてたから。結局キミたちがオシオキ回避したせいで無意味になっちゃったけどね」
最原「それは違う。余りいい気はしないけど、多くの視聴者は放送を通して僕たちというキャラクターに対して多少なりとも愛着を懐きつつあったはずだ。コロシアイを好き好んで観るような層であれば、例えばただ僕たちが酷い目に遭うようなオシオキとかなら需要はあったと思う。…今までのようにね。でも視聴者は、顔が同じだけの別人に興味は持てないんじゃないかな」
最原「白銀さんは本当にそんな事にも気付けなかったの?もしかすると、キミはこの結果を見越して敢えてあんなオシオキを設定したんじゃ…」
白銀「いやいや、その発想は無かったなー。いかにしてキミたちに嫌がらせをするかって事ばかり考えてたからすっぽり頭から抜け落ちてたっていうか?」
王馬「……ふーん」
赤松「あの、白銀さんたちはなんの話をしてるの?」
アンジー「つむぎが実はモノクマの仲間でびっくりーって話だよー」
赤松「しっ白銀さんが…?!」
王馬「うん、もういいって赤松ちゃん。その段階の話はとっくに終わってるんだよ」
天海「結構大事な所で気絶してたから仕方無いっすね」
赤松「白銀さんは…私が落ち込んでた時に楽しませて、慰めてくれたのに」
白銀「赤松さんがその時に何を思ったか知らないけど、わたしはあなたを着せ替え人形にして遊んでただけだよ?他のみんなが本気で心配している裏で、ドッキドキとワックワクを抑えるのが大変だったんだから」
天海「赤松さん、なんの因果か今回はたまたまそうならなかっただけで…一歩間違えていれば白銀さんは俺たちにコロシアイをさせていたんすよ」
赤松「…そっか、そうだったんだ」
白銀「幻滅した?」
赤松「したよ。…私は、キミとも友達になりたかった」
白銀「もー折角また彼と話せるようになったっていうのに、そんなしょぼくれた顔しないでよ」
赤松「嬉しいのに、色んな事があり過ぎて喜ぶどころじゃないよ…」
398 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/11/09(土) 06:12:02.57 ID:ZBBj5DHO0
入間「…………」
キーボ「入間さん、効果の除去は一部だけでも可能なのか訊かなくていいんですか」
入間「え、あの、それは」
キーボ「迷っているんですね」
入間「キーボは、どうしてほしい?」
キーボ「ボクとしては入間さんとまた元通りの関係になりたいです。でもそれ以上にアナタに後悔してほしくない。そうならないためによく考えてください」
入間「ダーリン…」
白銀「入間さーん、みんな待ってるよー」
赤松「あっ、私たちなら気にしなくていいから!」
王馬「オレは待たされるの嫌だけど」
入間「はぁ?ザコ共の事なんて知るか!」
アンジー「まぁ美兎だったらそう言うよねー」
入間「ただ…オレ様の時間は一刻万金だからな。モノクマ、とっととヤッてくれ」
モノクマ「ちなみに片方の効果を残してもう片方だけ消す事も出来るよ」
入間「いや、全部消せ」
モノクマ「本当にいいの?」
入間「気が変わらない内に早くしやがれ」
キーボ「…無理してませんか」
入間「辛いけど、このままキーボを好きでいた方が辛くなりそうだろ」
キーボ「そうですか」
キーボ(いずれにせよ彼女なりに納得していただけたようでよかったです)
モノクマ「キーボクンと最原クンはいつまでここにいるの?もう他のみんなは行っちゃったよ」
最原「そろそろ僕たちも行こうか」
キーボ「…はい」
キーボ(エレベータへ乗り込む直前になんとなく後ろ髪を惹かれる思いで振り向くと、同じようにこちらを見返す入間さんと視線が合いました。彼女は一瞬だけ僅かに目を見張った後、微笑んで言いました)
入間「またな」
キーボ(…『今の』入間さんと会う事なんて、もう無いのに)
399 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/11/09(土) 06:19:43.26 ID:ZBBj5DHO0
今回の投下終わり。残りは卒業イベントだけです。今から寝ます。
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/09(土) 07:16:29.63 ID:LTW6KE8S0
投下乙
401 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/12/05(木) 06:55:51.47 ID:ghyFjCRp0
【卒業イベント@・くるくるイルマティック】
最原(本当にライトを使われたみんなが元に戻ったか確認するためにも、才囚学園から出る前にひとりひとりと少しだけ話す事になった)
入間「…はー」
最原(よりによってトップバッターが入間さんというのがちょっと怖いところではあるんだけど)
最原「入間さん…えっと、調子はどう?」
入間「なんだその訊き方。もうちょっとなんかあるだろ」
最原「じゃあはっきり言うけど、本当にもう僕に対して我慢しきれない程の欲望を掻き立てられたりしない?」
入間「妙にエロ小説臭くて童貞って感じの語彙力だな…まぁそこに関しては大丈夫だろ、今こうしてオメーと普通に喋ってられる時点で」
最原「うーん…言われて見れば確かにそうかも」
入間「数日の間は違和感を覚えるだろうけど直にそれも無くなっていく…ってあのババアは言ってたぞ」
最原「白銀さんの事?」
入間「いちいち確認すんじゃねーよ、判んだろ」
最原「…あの…」
入間「なんだよ。はっきり言え」
最原「…入間さん、元気ないよね」
入間「……そう見えんのか」
最原「やっぱり例の映像が気になる?」
入間「あんなの見て平気でいられる方がどうかしてんだろーが」
最原(そうだよな…殆ど偶然でギフテッド制度に選ばれただけの僕と違って、入間さんは発明家としての才能に高いプライドを持っていた。きっと、今までのアイデアが全て他人のものかも知れないという可能性が心懸かりになっているんだろう)
入間「最原…お、怒ってない?」
最原「え?なんで?」
入間「オレ様の発明品がきっかけで大変な事になっちまっただろーが」
402 :
◆DGwFOSdNIfdy
[saga]:2019/12/05(木) 07:01:47.48 ID:ghyFjCRp0
最原「でも白銀さんの言い分を信じるならアレはキミのお母さんが─」
入間「は?あんな口から出任せを鵜呑みにしてんのか?言っとくけどオレ様は録画で見せられたもの以外はこれっぽっちも信用してねーからな」
最原「…そうなんだ。ならよかった」
最原(入間さんは僕が思っていたよりずっと逞しかったようだ)
最原「でも、それって裏を返せばあの映像自体は本物だと考えてるって事だよね」
入間「多分な。映像には合成は疎か、前後のカットを除けば編集の痕跡すら見付からなかった。オメーのあのキモオタ全開の口上は捏造じゃねーぞ。残念だったな!」
最原「真面目な話をしたいんだけど」ムス
入間「好きにしやがれ」
最原「白銀さんの発言は矛盾を含んでいて信憑性に欠ける。だけどVTRの方はちょっと無視出来ない。となると、僕たちがここに来る前の記憶を擦り替えられたっていうのは大いにあり得る」
最原「キミはどうする?もし、今も自分の帰りを待っているはずの親が、実際はとっくに死んでいたとしたら」
入間「……」
最原(明らかに入間さんの表情が曇った。やっぱり悪い事訊いちゃったかな)
最原(つい忘れがちだけど…彼女は変人である以前に、発明家である以前に、高校生の女の子なのだ)
入間「…そんなの訊いてどうすんだよ」
最原「僕も他人事じゃないし、お互い心の準備をしておいたほうがいいと思って」
入間「そうかよ」
最原「外の世界はどうなってるんだろうね」
入間「ただひとつ確かなのはオレ様の美貌と才能が向こうで渇望されている事だけだな」
最原「ポジティブだね」
入間「事実でしかないだろ」
最原「じゃあ確かめに行こうか。僕たちにはそれが出来るんだから」
最原(学園から出さえすればフィクションのような日々はそれきりで終わるものだとばかり思っていた。でも、僕が日常に帰るのはもう少し後になるかも知れない…)
403 :
◆DGwFOSdNIfdy
[sage saga]:2019/12/05(木) 07:08:56.67 ID:ghyFjCRp0
こんな感じで書けたら投下していきたいと思います。
乙ありがとうございます。
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2023/01/07(土) 07:24:22.06 ID:ldG3e85I0
あげ
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